このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介しています。イメージのリンクは概ね原版を指していますが、デスクトップ用壁紙(1600 × 900)に編集しているものもあります。掲載期間はおおむね一か月。土曜日・日曜日・祝日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

掲載日とイメージ解            説出 典
9月30日(金)
中央イタリアの花

2022年9月15日、数時間の豪雨による壊滅的な洪水がイタリア中部のマルケ地方を襲った。これらのコペルニクス・センチネル3号のイメージは、集中豪雨の前後の地域を示している。9月18日に撮られた左のイメージでは、アドリア海沿岸の至る所で堆積した花が非常に明白である。

右のイメージは豪雨前(9月13日)に撮られたもの。

Week in images (ESA)
9月29日(木)
ヨーロッパ宇宙機関ヘラ・チーム、NASA小惑星衝突を祝う

ヨーロッパ宇宙機関のヘラ(Hera)チームは、NASAのDARTチームのディモルフォス小惑星との歴史的な衝突を祝っている。 秒速 6.1 キロメートルで動く、自動販売機サイズのDART(二重小惑星再方向付けテスト)宇宙船は、火曜日の朝中央ヨーロッパ夏時間 01:15 に、直径160メートルの小惑星を叩いた。次は、このテストの衝撃が実際に成功したか、また、その直径780メートルの親ディデュモス小惑星の周辺のディモルフォスの軌道を移動させたかどうかを確認する、地上と宇宙望遠鏡での継続的な観測期間が来る。2024年後半に打上げるであろうヘラは、クレータの大きさ、ディモルフォスの質量や内部構造などの鍵となる情報を集め、 DART によるインパクトクレータを調べるだろう。これらのデータは、 DART の偏向実験を、また、何時か実際に使われるかもしれない技術をよく理解するのに役立つだろう。NASAの DART とヨーロッパ宇宙機関の Hera ミッションは、 AIDA (Asteroid Impact and Deflection Assessment)と呼ばれる同じ国際的な科学者達と天文学者達のチームによって支援されている。地球防衛に国境はなく、国際協力が成し遂げることができる大きな例である。

--- 文章は要点のみ抽出しています。イメージのリンク先はオリジナル画像です。

Hera - (ESA)
9月28日(水)
NASAのジュノ、木星の氷の月エウロパへの接近フライバイを行う

宇宙船が月に接近するにつれて、NASAの今後のエウロパクリッパーミッションへの貴重な科学と驚くべきイメージとを提供することが期待されている。9月29日木曜日午前2時36分(日本時間9月29日木曜日午後3時36分)、NASAのジュノ宇宙船は、木星の氷に覆われた月、エウロパの表面から358キロメートル内に入る。この太陽光発電の宇宙船は、エウロパの表面の一部の最高解像度のイメージを得るとともに、月の内部、表面組成、電離層、木星の磁気圏との相互作用などに関する貴重なデータを収集することが期待されている。これらの情報は、この氷の月を調査するために2024年に打上げられる予定の、NASAのエウロパ・クリッパー(Europa Clipper)を含む将来のミッションに役立つだろう。

--- イメージのリンク先はオリジナル画像です。

Jupiter
9月27日(火)
海洋の熱波に見舞われた地中海

ヨーロッパの多くの地域では、この夏に記録的な気温を記録した。しかし、影響を受けたのは大陸本土だけでなく、地中海も大きな海洋の熱波に見舞われた。ヨーロッパ宇宙機関が資金提供するプロジェクト、 CAREHeat は、衛星時代に観測された最も強い地中海の海洋の熱波を検出した。海面水温は平均より摂氏プラス5度に達した。海洋の熱波は、長期にわたる海洋温度の極端な上昇による。その規模と頻度は海洋の生態系に有害な影響を与え、海洋生物の多様性を脅かし、漁業、養殖業、観光産業に悪影響を及ぼす。海洋熱波に関連する水温の上昇は、熱帯暴風雨やハリケーンなどの極端な気象現象を引き起こし、水の循環を混乱させ、陸上での洪水、干ばつ、山火事の可能性を高める可能性がある。地球規模の継続的な海水温の上昇によって、海洋の熱波は更に広範囲に広がり、人間が引き起こした気候変動のために、将来的には強度、持続時間、頻度が増加すると予想されている。このイメージは、1985年から2005年の間に記録された平均気温と比較した、2022年7月21日の海面水温の異常を示している。

イメージのリンク先は原版です。2022年の月別比較は こちら(.mp4) から。

今週のイメージ(ESA)
9月26日(月)
DARTの衝突を見よう

明日朝、NASAのDART(二重小惑星リダイレクション・テスト)が遠い小惑星に衝突するのを見ることができる。この「再方向付けテスト」は、宇宙船を小惑星に衝突させることによって“宇宙で小惑星の動きを変えさせる”人類初の試みである。テストの目標小惑星は地球に対して脅威ではないが、将来、地球との衝突ルートにある小惑星が発見されたとき、小惑星変向のこの手法が我々の惑星を保護するために現実的かを見る完全なテストである。 DART は、大きな小惑星ディデュモス(Didymos)を周っている小さな月、目標小惑星ディモルフォス(Dimorphos)には、東部夏時間9月26日月曜日午後7時14分(日本時間9月27日火曜日午前8時14分)に衝撃するだろう。ディモルフォスとの衝突の中継は、東部夏時間9月26日月曜日午後6時(日本時間9月27日火曜日午前7時)から、 NASA-TV 、 ウェッブ NASALIVE Facebook Twitter Youtube で見ることができる。 また、二重小惑星再方向付けテストのカメラからの、インパクトに先立つ瞬間のライブをも見ることができる。
--- イメージは大判から。9月12日、17日の記事も参考に・・・。参考までに、目標小惑星はローマのコロシアムと同程度の直径160mほど(ESA)。また9月24日現在、地球にとって危険な小惑星が2294ある。

DART
(メールの案内から独自編集)
9月25日(日)
エンデバー、ピギーバックで乗る

2012年9月20日、シャトル運搬航空機が、ヒューストンのジョンソン宇宙センタ上空で、スペースシャトルエンデバーを運んでいる。エンデバーの最終目的地はカリフォルニア科学センタであり、そこに展示されている。シャトル「エンデバー」は国際宇宙ステーションの最初の部分を宇宙に運び、25回のミッションを完成させた。10年前のカリフォルニア科学センタへの最後の飛行で、エンデバーは、カリフォルニア州エドワーズにあるNASAのアームストロング飛行研究センタから F/A-18 と F-15 によって護衛された。これらの航空機はNASAのアームストロングのパイロットによって飛行され、センターの写真家やビデオグラファーはオービターの最後の旅を記録した。

--- スペースシャトルは、2011年7月の、国際宇宙ステーションへのNASA独自計画の物資補給を最後に廃止されました。これは展示のために運ばれている写真です。この改造されたボーイングの運搬用航空機にピギーバック(おんぶ)された姿は懐かしく見る方も多いと思います。シャトルのあまりの重量のために、米国本土横断でも途中で給油が必要であり、母船を軽くするために座席などは全て外してありました。

Shuttle Endeavour
9月24日(土)
ソユーズ MS-22 クルー船、宇宙に上る

国際宇宙ステーションがアジア上空263マイルの日没に向かって周回していたとき、宇宙に上昇するソユーズ MS-22 クルー船のこの写真が、NASAの宇宙飛行士ボブ・ハイネスによって撮られた。

--- 国際宇宙ステーションに向かう新メンバーを乗せたソユーズ MS-22 は、東部夏時間9月21日午前9時54分(日本時間午後10時54分)にカザフスタンから打上げられた。国際宇宙ステーションは、今、唯一の米国とロシアの協調の場であり、このクルー船には、ロシアの2名と米国の1名の飛行士が搭乗している。このときステーションには、指揮官を含むロシアの3名、NASAの3名、ヨーロッパ宇宙機関の1名の計7名が搭乗しており、一時的に在住クルーは10名になった。このうち先任のロシアの3名は9月29日に地球に戻る予定である。なお、指揮官の後任は、ヨーロッパ宇宙機関の女性飛行士が務める予定であり、ヨーロッパとしては女性の指揮官は初めて、全体でも非常に長期間の空白の後のほぼ初めての女性とも言える。なお、国際宇宙ステーションは2024年までしか計画が確定しておらず、ロシアの国家宇宙機関ロスコスモスのトップは2024年までで終了させることをプーチンに伝え了承された。なお、ロシアは当初は参加を検討していた月ゲートウェイ計画にも参加していない。

Space station
9月23日(金)
新しいウェッブのイメージ、数十年間で海王星のリングの最も鮮明な視界を捕らえる

ウェッブのこの新しいイメージで最も印象的なものは、惑星のダイナミックなリングの鮮明な眺めである(注:左図に強調した画面)。そのうちのいくつかは、1989年のボイジャー2号のフライバイ以来、この明瞭さはもちろんのこと、まったく見られて来なかった。いくつかの明るく狭いリングに加えて、このウェッブのイメージは、海王星のかすかなダストの帯をはっきりと示している。ウェッブの非常に安定した正確な画質は、これらの非常にかすかなリングを海王星の近くで検出することを可能にした。海王星は、1846年の発見以来、研究者達を魅了し、また当惑させてきた。太陽から地球よりも30倍も遠い海王星は、太陽系で最も暗い領域の一つを周回している。その極端な距離では、太陽は非常に小さくてかすかなので、海王星の正午は地球の薄暗い夕暮れに似ている。

--- リンク先は、処理を加えた注釈付きイメージです。

James webb
ヨーロッパ宇宙機関
9月22日(木)
ハッブル宇宙望遠鏡からの赤外線の馬頭星雲

宇宙を通って漂っている間に、ある壮大な星間のダストの雲が、星の風と放射線によって、認識できるような形に彫られた。適切な馬頭星雲と名付けられ、それは、広大かつ複雑なオリオン星雲(M42)に埋め込まれている。小さな望遠鏡で個人的に見る潜在的な価値があるが見るのが難しいオブジェクト、この示された素晴らしく詳細なイメージは、軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡によって赤外線光でとられた。およそ 1,500 光年にあるこの暗い分子雲は、バーナード33としてカタログ化され、近くの巨大な星シグマ・オリオンによって照らされて一次的にここに見られる。この馬頭星雲は、ここ数100万年の間に、その見た目の形をゆっくり変え、最終的には高いエネルギーの星明りによって破壊されるだろう。

イメージのリンク先は原版です。

Astronomy Picture of the Day
9月21日(水)
火星ミッションの活動

赤い惑星を現在探査している全てのミッションは、火星中継ネットワークと呼ばれるシステムを使って毎日、地球と通信している。

NASAとヨーロッパ宇宙機関の探査機全ての現在の動きを、シミュレーションで見ることができます。如何に多くの軌道船が火星の周囲にあるかをご覧になってください。イメージをクリック。但し、このイメージはNASAとヨーロッパ宇宙機関のものだけであり、アラブ首長国連邦の「HOPE」などは含まれていません。

Mars

9月20日の更新は体調不良のため休みました。

9月19日(月)
ジェゼロ・クレータ・デルタでのパーサビアランス

パーサビアランスローバーのマストカメラZ(mastcam-z)は、2022年8月4日に、この合成のためのイメージを捕らえた。この車サイズのロボットは、何十億年も前に火星のジェゼロクレータに流れ込んだ川の扇形のデルタの探査を続けている。ジェゼロのデルタに保存されている堆積岩は、古代の微生物の生命の潜在的な兆候を探すのに火星で最高の場所の一つと考えられており、最近ローバーによってサンプリングされたサイトは、ワイルドキャットリッジ(山猫の隆起)とスキナーリッジと呼ばれ、このフレームの左下と右上にある。これらの地域から採取されたサンプルは、最終的に将来のミッションで地球に戻ることを意図した超清潔なサンプルチューブの中に密封された。1997年のマーズ・パスファインダとマーズ・グローバル・サーベイヤに始まり、火星のロボット探査の過去25年間には、地球からの軌道船、着陸船、ローバー、ヘリコプターなどがあった。

--- イメージは一部、リンク先はオリジナル画像です。この記事の詳細は今日の 「火星探査は今!」 から。

Astronomy Picture of the Day
9月18日(日)
ケネディ宇宙センターの発射台39Aと39B

ケネディ宇宙センターの打上台39Aと39Bが、大西洋のバハマの上空259マイルを周回する国際宇宙ステーションから描かれている。打上台39A(下)はスペースXによって使われ、打上台39BにはアルテミスⅠの月への無人テストミッションを打ち上げるスペースローンチシステムが見える。

--- 大判はイメージをクリック。イメージは見易くなるように処理を加えています。

Space station
9月17日(土)
DART の小さな衛星コンパニオンが、衝突に先だって飛行に入る

世界初の地球防衛テスト・ミッション、NASAのダブル小惑星再方向付けテスト(DART)のチームメンバーは、9月11日に、そのスプリング式ボックスからはじき出された宇宙船自身の“ミニ・フォトグラファー” LICIACube (Light Italian CubeSat for Imaging Asteroids:イタリア)を確認した。 LICIACube の解放の信号は、小さな月ディモルフォスに衝撃を与える、予定されたテストの15日前の日曜日(日本時間月曜日午前8時14分)に正確に送られた。 DART チーム・メンバーは、キューブ衛星が安全に展開した信号を確認するために息を止めて待った。信号がほぼ1時間後にようやく来たとき歓呼が響きわたった。我々は DART のインパクトの後初めてのフルフレームイメージを受け、数日で処理することを期待している。

--- イメージのリンク先はオリジナル画像です。 DART のご紹介は9月12日(月)の記事から。中継放送がありますが、確認には衝突から1時間くらいかかることをご承知置きください。時刻等は近くになりましたら確認してお知らせします。

Asteroids
9月16日(金)
トカゲ座の星、銀河を凌駕する

この2017年12月からのハッブル望遠鏡イメージで、僅かに調査された星(TYC 3203-450-1)が銀河を出し抜いている。この星と銀河は共にトカゲ座(Lacerta)の中にある。しかしながら、この星は、遠い銀河より非常に近くにある。

遠くの天体を研究している天文学者達は、これらの星を「前景の星」と呼び、その明るい光が実際に研究したい遠い興味深い天体からのかすかな光を汚染しているために、しばしば非常に不満である。

大判はイメージをクリック。

Stars
9月15日(木)
太陽系の惑星:傾きと回転

これらは、ほぼ垂直軸または水平軸を中心に、あるいは後方に回転しているのだろうか? ここに示されたビデオでは、我々の太陽系の全て八つの惑星のNASAのイメージが、比較しやすいように並べてアニメ化されている。このコマ落しのビデオの中では、地球の一回の回転、即ち地球上の一日が数秒で表されている。木星が最も速く回転し、金星は最も遅いだけでなく後方に回転している。トップ全体の内側の岩の惑星は、太陽系の初期の間に劇的な回転を変える衝突を経験した。それらはなぜ回転し傾いているのだろう? 他の星達を周る何百もの系外惑星の現代のコンピュータ・モデルと最近の発見と分析によって得た多くの洞察とともに、調査の話題が残っている。

イメージのリンク先は動画(Youtube)です。

Astronomy Picture of the Day
9月14日(水)
クレータのファーム

スペースシャトルによって打ち上げられた最初の深宇宙探査機、NASAのマゼランによって撮影されたこの金星の表面の3次元の透視図には、三つのインパクト・クレータが現れている。イメージの中心は、金星のラヴィニア・プラニティア(Lavinia Planitia)地方の北西にある南緯約27度、東経339度に位置している。

大判はイメージをクリック。

Venus
9月13日(火)
火星のシッカー・ポイント

周囲のエリアを調査する良好な展望として、シッカー・ポイントは、ゲイルクレータの周辺では際立っている。この変わったマウンド、シッカー・ポイントが、昨年後半に、火星を探査しているロボット・キュリオシティ・ローバーによって訪問された。シッカー・ポイントは、特徴的な形を持っているだけでなく、明るい岩の上に暗い岩を持っている。この暗い岩の見た目の非常に若い年齢は、これまでに知られたことのないプロセスによる、異常に整然とした岩の層の時による分割を見せている。この火星の丘は、二つの異なる岩の層の間の交差として顕著な特徴的なスコットランドの場所、地球のシッカー・ポイント(Siccar Point) に因んで名付けられた。キュリオシティは、火星においてゲイルクレータを探査し続けており、古代の生命の手掛かりを探している。また、 2300 キロメートル離れたジェゼロ・クレータでは、その姉妹ローバー・パーサビアランスが、飛ぶことのできる斥候、インジェニュイティによる支援を受けている。

大判はイメージをクリック。イメージのリンク先は原版です。

Astronomy Picture of the Day
9月12日(月)
DART、目標小惑星に照準を合わせる

NASAの二重小惑星リダイレクトテスト、DARTは、最近、目標であるディモルフォス(Dimorphos)を含む二重小惑星システム、ディディモス(Didymos)を見た。DARTは、9月26日に、ディディモスの小惑星の小さな月であるディモルフォスに意図的に衝突する。これは地球防衛のために小惑星を偏向させる、宇宙船を使った衝突技術の、世界初のテストである。

以下、 DART(Double Asteroid Redirection Test) の主旨を簡単に説明します。1994年、シューメーカー・レヴィ第9彗星が木星に接近し過ぎて崩れ、破片が次々に木星に衝突しました。このとき、ガリレオ宇宙船が木星に到着したばかりで、NASAは、急遽、木星の裏側の、この観測に向けました。破片の一部は、木星の雲の表面に、地球大の噴煙を見せました。以来、人類の形成に木星が如何に重要であったかと共に、万一、地球に衝突するルートにある天体が発見されたとき、どのように防衛するかが大きな研究テーマになりました。DARTはその対策の一つ、目標天体にインパクターを衝突させ、その軌道を変更させる実験です。DARTは2021年11月に打上げられました。衝突の中継放送は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。--- イメージのリンク先は原版です。

Solar System and Beyond
9月11日(日)
ロンドン大写し

ヨーロッパ宇宙機関のサマンサ・クリストフォレッティは、2022年4月27日から2回目のミッションで国際宇宙ステーションに戻っている。多くの宇宙飛行士と同様に、キューポラの窓から外を眺めて楽しんでいる。この写真の合成はロンドンを示しており複数の写真からつくられた。

--- エリザベス女王の死去に哀悼の意を表して取り上げました。リンク先は大きなイメージです。 こちら(9345×8358 pix. 23 MB .jpg) から。ロンドンに住んだことのある方には興味深いかも知れません。

Week in images (ESA)
9月10日(土)
マンサ・クリストフォレッティが撮ったナイアガラの滝

ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティが、国際宇宙ステーションから、カナダのオンタリオ州と米国のニューヨーク州の間のナイアガラ渓谷の南端の、ナイアガラの滝を撮った。

--- イメージのリンク先はオリジナル画像です。

Week in images (ESA)
9月9日(金)
ウェッブからの車輪銀河

それは、ある人達にとっては車輪のように見える。実際に、その外見、中心の銀河の存在、また車輪のスポークのように見えることから、右側の銀河はカートホイール銀河として知られている。しかし、他の人にとっては、説明を待つ、銀河間の複雑な相互作用のようにも見える。この車輪は、左側の二つの銀河とともに、ちょうこくしつ座の方向約5億光年の銀河群の一部である。この大きな銀河の縁は10万光年以上にも及び、非常に明るく大質量の星で満たされた星形成領域で構成されている。車輪のリング状の形は、小さな銀河が大きな銀河を通過し、星間ガスとダストを圧縮し、星形成の波が、池の表面をさざ波のように移動することによって引き起こされた重力破壊の結果である。最近のウェッブ宇宙望遠鏡による車輪銀河の特集イメージは、星が形成されている場所だけでなく、銀河の中心のブラックホールの近くの活動についても新しい詳細を明らかにしている。

大判はイメージをクリック。イメージのリンク先は原版です。ウェッブからの掲載が続いていますが、現状では単発的であり、何処で、どのように発表されるのか明確ではありません。中には著作権保護の下で掲載されるものもあります。本サイトでは、もう少し動向を見定めて体系的に掲載します。

Astronomy Picture of the Day
9月8日(木)
NASAのウェッブ初のフルカラーイメージ、データが音にセットされる

NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡からの最初のフルカラー赤外線イメージとデータのいくつかを音を通して調査する新しい方法がある。リスナーは、カリーナ星雲の宇宙の崖の複雑な音の景色に入り、南環状星雲を描いた二つのイメージの対照的なトーンを探索し、熱いガスの巨大系外惑星 WASP-96 b の透過スペクトルの個々のデータポイントを特定することができる。「我々の目標は、ウェッブのイメージとデータを音を通して理解しやすくし、リスナーが自分の心のイメージをつくることができるようにすることです。科学者、ミュージシャン、視覚障害者コミュニティのチームは、ウェッブミッションと、NASAの宇宙学習(Universe of Learning)の支援を受けて、ウェッブのデータを適応させるために働いた。

音はイメージをクリックして Youtube から。

Webb Telescope
9月7日(水)
近点11:木星を通過する

木星がここにある! NASAのロボット宇宙船ジュノは、我々の太陽系最大の惑星を周る、非常に細長い軌道を続けている。この示されたビデオは、2018年早くの近点11からであり、ジュノが2016年中頃に到達した時から、第11回目の木星を通過した。このコマ落しの、色を強調したムービーは、約4時間の、また36の JunoCam イメージをカバーしている。このビデオは、ジュノが北から接近し、昇る木星で始まっている。ビデオは、ジュノが北から近づくにつれて木星が上昇するところから始まる。ジュノが木星の雲の頂上から約 3,500 キロメートル上空の最も近い視界に達するとき、この宇宙船は、偉大な惑星を非常に詳細に捉える。ジュノは、惑星を周る明るいゾーンと暗い雲の帯、また、地球のハリケーンよりも大きな多数の渦巻く円形の嵐を通過する。最接近の後、木星は遠くに後退し、木星の南に現れる珍しい雲を見せる。期待される科学データを得るために、ジュノは木星に非常に接近するので、その機器は非常に高いレベルの放射線にさらされている。

ビデオはイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
9月6日(火)
V838 Mon からの光のエコー

V838 Mon の爆発の原因は何だろう? 理由は明らかでないが、その外面が突然大きく膨張し、2002年初頭にはミルキーウェイ銀河でより明るい恒星の一つとなった。その後、突然、縮み霞んでいった。超新星や新星が宇宙へ物質を放出する、このような星のフラッシュはそれまでは見られなかった。 V838 Mon の閃光は物質を宇宙に追い出しているように見えるが、ハッブル宇宙望遠鏡の示すイメージに見られるのは、実際には、元の閃光の外側に拡がった光のエコーである。光のエコーでは、閃光からの光は、既に星を囲んでいた周囲の星間のダストの複雑な配列の中の連続する遠い表面によって反射される。 V838 Mon は、ユニコーン(モノセロス)座の方角に向かった約 20,000 光年にあり、この光のエコーは直径約6光年に及んでいる。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
9月5日(月)
MAVEN と EMM、火星で斑点の陽子のオーロラを初めて観測

NASAの MAVENミッションとアラブ首長国連邦の EMM ミッション(Emirates Mars Mission)は、火星での動的な陽子のオーロラの共同観測を発表した。 EMM による遠隔オーロラ観測と MAVEN によるプラズマ観測は、火星の大気を理解する新しい道を開く。この協同は、両ミッション間の最近のデータ共有によって可能になり、宇宙での多点観測の価値を強調している。ここでは EMM は、火星の全日側に広がる陽子オーロラの微細なスケールの構造を発見している。2018年に MAVEN によって発見されたプロトン・オーロラは、超高層大気と相互作用する太陽からの帯電した粒子でつくられる、太陽風でつくられる一種の火星のオーロラである。 MAVEN と欧州宇宙機関のマーズエクスプレスによって行われた典型的な陽子オーロラの観測は、これらのオーロラが半球全体に滑らかに均等に分布しているように見えることを示している。対照的に EMM は、非常にダイナミックに変化するように見える陽子のオーロラを観測した。これらの「斑点状の陽子のオーロラ」は、火星の周りの荒れ狂う条件が、大気圏に帯電した粒子を直接溢れさせ、速度を失い輝くときに形成される。--- この解説は科学的には分かり難くまた不適切かも知れません。この記事はアラブ首長国連邦の宇宙船との協働に着目して取り上げました。このミッションは日本の H2 で打上げられ、2021年に火星軌道に入った探査機です。

Mars
9月4日(日)
月の輝き、米国とカナダの国境の湖を照らす

国際宇宙ステーションが北米上空260マイルを周回するこの夜間の写真で、ミネソタ州とオンタリオ州の間の米国とカナダの国境にある湖からの月の輝きの光を放っている。

--- 大判はイメージをクリック。

Space station
9月3日(土)
パキスタン、浸水

ヨーロッパの大部分が干ばつの警戒態勢にある一方で、パキスタンは溢れかえっている。8月30日にコペルニクス・センチネル1号によってとられたデータが、現在のパキスタンの洪水をマッピングするために使われた。6月中旬以降、例年より10倍も多いモンスーンの豪雨によって、現在、国の3分の一以上が水中に沈んでいる。この壊滅的な洪水は1100人以上の命を奪い、パキスタン人の7人に1人、 3300 万人以上が洪水の影響を受けた。家屋、耕作地、インフラが流され、パキスタンのシェバズ・シャリフ首相は、洪水を同国の歴史上最悪のものと表現し、損傷したインフラの修復に少なくとも100億ドルかかると述べている。このイメージの左側は、影響を受けた領域を示し、右側はデラ・ムラド・ジャマリとラルカナの間の領域にズームインしている。インダス川が氾濫し、幅数十キロメートルの長い湖が効果的に作られた。青から黒は水没した土地を示している。コペルニクス緊急管理サービスは、危機の対策に役立てるために、宇宙からの洪水マップを提供している。

--- イメージのリンク先はオリジナル画像です。

Sentinel 1
9月2日(金)
地球を出発する

地球を離れるこの出来事は、2005年に、水星に向かうメッセンジャー(MESSENGER)宇宙船が、地球を通り過ぎる途中で、視覚的に非常に詳細に記録された。このタイムラプス(コマ送り)ビデオでは、地球が遠くに後退するにつれて回転しているのを見ることができる。太陽に照らされた地球の半分は非常に明るく背景の星は見えない。2011年から2015年にかけて水星を周回したこのロボット宇宙船は、初めての水星の表面の完全な地図をつくった。メッセンジャーは時折地球を振り返った。メッセンジャーは、ミッションの終わりに水星の表面に突っ込んだ、地球でつくられた二度と戻らない数少ないものの一つである。

動画はイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
9月1日(木)
ウェッブ宇宙望遠鏡の木星

この新しい木星の視界は照らされている。新しいジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡からのこの木星の高解像度赤外線イメージは、例えば、大赤斑を含む高く浮く明るい雲と低く横たわる暗い雲の、以前には分からなかった違いを明らかにしている。また、木星のダストのリング、極の明るいオーロラ、木星の月アマルテイアとアドラスティアが、示されたウェッブ・イメージに明確に見える。大きな火山の月イオの帯電した粒子の木星の上の漏斗型がまた南極のオーロラに見える。いくつかのオブジェクトは非常に明るく、ウェッブの筋をつくる光の周りに顕著に回析している。地球近くの太陽軌道にあるウェッブは、これまでに打上げられた天体望遠鏡の最大である径6メートル超のミラーを持ち、ハッブルより6倍以上の集光面積を持っている。

--- 大判はイメージをクリック。オリジナル画像は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
8月31日(水)
火星の新しい水のマップ、将来の探査のために非常に貴重であることを証明するだろう

火星の新しい地図が、地球の水の過去に関する我々の考え方を変え、将来どこに着陸すべきかを示している。このマップは、火星の鉱物の鉱床を示しており、これまでの10年間の、ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスとNASAの火星偵察軌道船(MRO)のデータを使ってつくらた。このマップには水性の鉱物の位置と豊富さが示されている。これらは、過去の水の作用によって化学的に変化した岩石からであり、典型的には粘土および塩に変えられた。

--- 大判はイメージをクリック。原版は こちら から。

ヨーロッパ宇宙機関は、過去10年間のヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスとNASAの火星偵察軌道船のデータを使って、この惑星全体の水の存在の可能性を示すマップを作りました。発表された記事にはジェゼロクレータなどローカルなもの、この記事のように広域なものがあります。「火星探査は今!」 から。

Mars Express
8月30日(火)
カニ星雲の回転するパルサー

カニ星雲の核には、毎秒30回回転する都市サイズの磁化された中性子星がある。カニパルサーとして知られるこの惑星は、星雲の核にあるガス状の渦巻きの中心にある明るい点である。約12光年に及ぶこの壮大な写真は、カニ星雲の中心近くで輝くガス、空洞、渦巻くフィラメントを撮っている。この写真は、ハッブル宇宙望遠鏡からの可視光線を紫色で、チャンドラX線天文台からのX線光を青色で、スピッツァー宇宙望遠鏡からの赤外線光を赤で、合成したものである。宇宙の発電機のように、カニ・パルサーは、星雲からの放出に動力を与え、周囲の物質を通して衝撃波を駆動し、渦巻く電子を加速している。太陽よりも質量が大きく、原子核の密度が高いこの回転するパルサーは、爆発した大質量の星の崩壊したコアである。カニ星雲の外側の部分は、星を構成するガスの膨張した残骸である。超新星爆発は1054年に地球上でも目撃された。--- 右は、ハッブルからの可視光線のかに星雲。大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
8月29日(月)
アルテミスⅠ打上の日(ヨーロッパ宇宙機関)

8月29日は、宇宙打上システム(SLS)ロケットが、ケネディ宇宙センタの打上台39Bから離陸する最初の機会である。この最初のアルテミス・ミッションは、NASAのオリオン宇宙船とヨーロッパのサービス・モジュールを、月を越え、また戻すだろう。この宇宙船は、速度を増し推進するために月の重力を使い、これまでに有人宇宙船が旅したより遠い、地球から約50万キロメートルの月の軌道に入るだろう。この旅は、人間を乗せたフライトの前の、オリオン宇宙船と SLS ロケットのテストになるだろう。二回目のアルテミス・ミッションでは、4名の宇宙飛行士達が月の周りをフライバイするだろう。

1、アポロ以来の月探査再開のため、新しく 「アルテミス(常設)」 を設けました。
2、アルテミスⅠ打上の中継放送は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 または 「Artemis 1」 から。
3、アルテミスⅠの分かり易い飛行の行程は こちら(Youtube 3.59 分) から。
4、帰還(オリオンの着水)は10月中旬に予定されています。

Human and Robotic Exploration
8月28日(日)
オーロラ

国際宇宙ステーションに搭乗しているヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティが観測したオーロラ。彼女は2022年8月21日にソーシャルメディアに投稿し、「最近太陽が活発です。先週、私達は、これまで宇宙に300日以上経験した中で、最も素晴らしいオーロラを見た!」

--- 大判はイメージをクリック。原版は こちら(5568×3712. 1.17 MB .jpg) から。これは国際宇宙ステーションの飛行士達が撮ったオーロラのイメージの中でも突出していると思います。
なお、「宇宙で300日以上(over 300 days in space!)」の意味は不明です。彼女はイタリアの飛行士であり、この飛行は「ミネルバミッション」と呼ばれています。300日はこの期間を指すのかもしれません。イタリアの全飛行士達の飛行記録は300日を大幅に上回ります。

Week in images (ESA)
8月27日(土)
NASAの T-38s がアルテミス上空を舞う

NASAの T-38 航空機は宇宙飛行士達の訓練のために常備され、パイロットやミッションスペシャリスト達が、変化する状況の中で迅速に行動するのを助ける。この写真では、 T-38 が、打上台39Bの、宇宙打上システム(SLS)ロケットの上を編隊を組んで飛行している。アルテミス1ミッションの宇宙打上システムとオリオン宇宙船は、2022年8月29日以降に打ち上げられる。

--- 大判はイメージをクリック。

Aeronautics
8月26日(金)
ミマスのハーシェルクレータ

土星の直径400キロメートルの小さな月ミマスには、太陽系全体を通して大きなインパクトクレータの一つである直径130キロメートルのハーシェルクレータ(Herschel Crater)がある。土星を周回するロボット宇宙船カッシーニは、2010年に、小さな月と大きなクレータのこの驚くべき光景を記録し、この小さな氷の世界を 10,000 キロメートルの近距離で記録した。コントラストが強調された疑似カラーで示されたこのイメージでは、ハーシェルが、近くの激しくクレータされた地形とは僅かに異なる色をしていることを明確に示している。この色の違いは、ミマスの暴力的な歴史に関する表面の組成の手がかりをもたらす可能性がある。もちろん、ミマスの130キロメートルのハーシェルをつくったものより更に大きなインパクトが、土星の小さな月を破壊したかもしれない。

大判は右に90度回転させています。原版は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
8月25日(木)
地球の最近の気象スパイラル

我々の地球は温暖化しているのだろうか? 過去2億5千万年と比較して、地球は今、恐らく平均より摂氏約4度低い比較的冷たいひとときにある。しかし、過去120年間で、地球の平均気温が摂氏1度近く上昇したというデータがある。示された視覚化ビデオは、地球の最近の温暖化をグラフで表している。この温度はゴダード宇宙科学研究所の地表温度分析からとられた。多くによって既に注目され、地球の最近の温暖化傾向は、海面の上昇、降水パターンの変化、極の氷の融解を引き起こしている。少数派は、今、最近の地球温暖化が起きていることに同意せず、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、恐らく継続するであろう温暖化の波を我々人間が引き起こしたと結論付けた。継続は、多くの地方の農業と、広域な経済にさえも影響を与えるだろう。単純な解決はないように見えるが、地表を熱する日光の量を減らすための人工の雲の創造を含む、地球工学プロジェクトが役に立つかもしれない。

--- イメージのリンク先は動画(Youtube)です。

Astronomy Picture of the Day
8月24日(水)
アルテミスアートスライドショー

このスライドショーを通して、「アルテミスのためのアート(Art for Artemis)プロジェクト」に提出されたアートワークを見よう。このプロジェクトでは、ヨーロッパ全土から、3回目のアルテミス・ミッションで月面着陸のために宇宙飛行士達に電力を供給する、ヨーロッパのサービスモジュール3の航海をも含むアートワークを提出した。

--- イメージのリンク先はスライドショーのページです。多数掲載されています。

Artemis slideshow
8月23日(火)
ステレオのフォボス

赤/青のメガネをかけて、火星の溝の月、フォボスの隣に浮かんでみよう! 2004年にヨーロッパ宇宙機関の火星探査機マーズエクスプレスに搭載された高解像度ステレオカメラによって撮影されたこのイメージデータは、火星の月から約200キロメートルの距離で記録された。この魅惑的なステレオ合成の視界は、フォボスの火星に面した側を示している。それは小惑星のような月のクレータと溝の表面を強調している。幅数百メートル以下の神秘的な溝は、上の大きなクレータ、スティックニー・クレータ(Stickney crater)を作り出した衝突に関連している可能性がある。スティックニー・クレータは幅約10キロメートル、フォボス自体は最も広い地点で約27キロメートルでしかない。

大判はイメージをクリック。なお原版を90度右に回転させています。

Astronomy Picture of the Day
8月22日(月)
キューブサットのトリオが国際宇宙ステーションの外に配備される

教育・研究プログラム用に設計されたキューブサット(TUMnanoSAT、FUTABA、HSU-SAT1)のトリオが、「きぼう」研究室モジュールの外側の小型衛星配備機構(右上)から放出される。この時点で、国際宇宙ステーションは、大西洋上空259マイルを周回していた。

--- 大判はイメージをクリック。
JAXA の記事から: 2022年8月12日、JAXAと国連宇宙部の連携協力プログラム「KiboCUBE」の第4回で選定された、モルドバ工科大学(Technical University of Moldova の 超小型衛星(衛星名:TUMnanoSAT(トゥムナノサット))が「きぼう」日本実験棟から放出されました。 TUMnanoSAT は同国初の人工衛星で、「きぼう」からの放出後、TUM が運用を行います。今回の衛星開発・運用を通じた人材育成及び技術実証の成果が、同国の今後の更なる宇宙活動の発展へとつながることが期待されます。

Space station
8月21日(日)
星空の下でオーロラが地球を覆う

国際宇宙ステーションがアフリカ大陸南東のインド洋上270マイルを周回するこの夜の写真で、星空の下でオーロラが地球を覆っている。

--- 大判はイメージをクリック。

Space station
8月20日(土)
ライン川乾く

ヨーロッパで2番目に大きなライン川の水位が、気温の上昇と降雨量の減少のために低下し続けており、多くの船舶の航行を妨げている。コペルニクス・センチネル2号ミッションは、ケルン近郊のライン川の一部の、昨年8月と今年8月の大きな違い(注1)を示した。スイスアルプスから北海に流れるライン川は、穀物から化学品・石炭まで、多くの製品にとっての重要な輸送ルートである。水位が下がると、貨物船は荷を減らして航行するために座礁することはない。フランクフルト近郊のカウブの水位は、先週の42から月曜日の32センチメートルに低下した。船は満載で航行できるには約 1.5 メートル必要であり、大型の船が航行することは困難である。貨物船は航行を続けているが、運行能力の約25%~35%しかない。最低水位は通常9月または10月に記録されるが、水位の低下は通常よりも早く現れており、今週の気温の低下と予測される降雨量はライン川に安定をもたらす可能性もある。異常に暑く乾燥した夏の後のライン川が直面する現象はヨーロッパの大部分で一般的であり、山火事や水の不足を引き起こしている。

--- イメージのリンク先はオリジナル画像(現状)です。(注1)前後の比較イメージは右のリンクから。

Sentinel-2 (ESA)
8月19日(金)
88の星座と国際天文学連合

古来、夜空に輝く星を見て、穀物の収穫時期や雨期を知ったり、また星を頼りに大海原に船をこぎ出したりと、人間の営みは星と深く結びついていました。さらには、夜空の星のならびに想像を巡らせ、思い思いに星々を結んでは、さまざまな動物や器物に見立て名前をつけていました。これが後に「星座」と呼ばれるものになりました。現在の「星座」は、名称、略号、星座の境界が、国際天文学連合(IAU:)によって決められていて(constellation)、その数は88あります。星どうしを結んでできる形、北斗七星や夏の大三角等のアステリズム(asterism)とは区別されます。「星座」の決め方には、20世紀初めまで世界共通のルールがなく、その数も名前も空での範囲も、時代や人によりまちまちだったのです。

図は、2022年8月10日午後8時の、東京の空の星座、見易いように修正を加えてある。リンク先は原版。

国立天文台
8月18日(木)
4000の系外惑星

今、太陽系の外に、4000を超える惑星が存在することが分かっている。系外惑星のこの目標値は、先月、NASAの系外惑星目録の記録で通過した。ここに示されたビデオは、1992年に最初の確認された検出から始まり、年代順に2019年まで続く、これらの系外惑星を、音と光で照らし出している。最初に、我々のミルキーウェイ銀河の中央の帯とともに圧縮された全ての夜空が示され、それらの親星の色の僅かな揺れによって検出された巨大な系外惑星達がピンクで現れ、一方、それらの親星達の(通過、トランジット)の僅かな明るさの低下によって検出されたものが紫で示され、さらに、直接イメージが撮られたものがオレンジで、重力による拡大(マイクロレンズ現象)によって検出されたものが緑で示されている。惑星がその親星達を周る速さは、それに伴うトーンで示されている。引退したケプラー衛星は、空の一つの領域で、最初に、これらの4000の系外惑星の約半分を発見した。一方、 TESS ミッションが、更なる発見の途上にある。系外惑星の検出は、宇宙における他の場所での生命の可能性を理解するために役立つだけでなく、我々の地球と太陽系がどのように構成されたかについての理解にも役立つ。

動画はイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
8月17日(水)
ハッブルからの星爆発銀河 M94

美しい島宇宙メシエ94(M94)は北の星座りょうけん座の1500万光年にある。地球を拠点とする天文学者にとって人気のあるターゲットであるこのフェースオン(正面向き)渦巻銀河は直径約 30,000 光年、このハッブル宇宙望遠鏡の視界では、その広い円盤の外側を渦巻きの腕が掃き、その中央領域は約 7,000 光年に及んでいる。この注目のクローズアップでは、この銀河の、コンパクトで明るい核、際立つ内側のダストレーン、若い大質量の星達の驚くべき青みがかったリングが強調されている。このリングの星達の年齢は 1000 万年未満と推測され、 M94 が星爆発(starburst:スターバースト)銀河であり、触発するガスからの急速な星形成の時代を迎えていることを示している。この青い星の円形の波は、恐らく、楕円形の物質分布の重力と回転によって引き起こされている。 M94 は比較的近くにあり、天文学者達は星爆発のリングの詳細をよりよく探索することができる。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
8月16日(火)
ガイアからの3Dのミルキウェイの動き

我々の空は星の流れと共に生きている。 2600 万個のミルキウェイ銀河の星達の動きは、ヨーロッパ宇宙機関のガイア衛星によって撮られた最近のデータから構築された注目のマップで明らかである。青色の星達は我々の方向に動いており、赤色は遠ざかっていることを示している。これらの線は空全体を横断する星達の動きを表している。このマップの左側にある大きな青いエリアと、右側にある赤いエリアは、ミルキウェイの星達が、中心の周りを回転しているという全体的な印象を与える。星の動きの詳細を理解は、人類がミルキウェイ銀河の複雑な歴史と太陽の起源を理解するのに役立っている。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
8月15日(月)
アルテミス1マップ

NASAのケネディ宇宙センターの宇宙船組立ビルでは、アルテミス1ミッションのための強力な宇宙打上システム(SLS:Space Launch System)ロケットと次世代のオリオン宇宙船の準備が続いている。アルテミス1は、月と火星の人類の探査を可能にする複合的なミッションの最初である。この無人のミッションは、ケネディ宇宙センタの、近代化された宇宙打上複合台39Bから打ち上げられる。オリオンは、約4~6週間に、地球から 448,000 キロメートル、月から数千キロメートルのところを飛ぶだろう。オリオンは長く宇宙にとどまり、これまで以上に高速で帰還する。打上げは2022年8月29日が予定されている。複雑化するミッションの最初であるアルテミス1は、人間の深宇宙探査の基盤を提供し、人間の存在を月やその先まで広げる我々の約束と能力を示す無人飛行になる。この飛行中、無人のオリオン宇宙船は世界で最も強力なロケットで打ち上げられ、約3週間のミッションの間に、これまでに人間のためにつくられた宇宙船が飛行したよりも更に遠く、月を越えて何千キロメートルも移動するだろう。

--- アルテミス1を含むアルテミス月探査については特集を編成しました。特集 「アルテミス1」 から。

Artemis I
8月14日(日)
宇宙飛行士達、帰還に向けて準備

金曜日、国際宇宙ステーションでは、皮膚治療のプロセスと船外活動の準備が作業スケジュールを満たした。遠征67クルーは、来週の地球への帰還に向けて、米国の宇宙船の準備を進めている。

イメージではスペースXドラゴン補給船が、国際宇宙ステーションのハーモニーモジュールの前方の米国のポートにドッキングしている。左上のモジュールは日本の「きぼう」、遠征67クルーが帰還すると、若田飛行士達の飛行準備に入る。

--- 大判はイメージをクリック。

Space station
8月13日(土)
ライン川、ドイツ

ドイツで最も長いライン川が、コペルニクス・センチネル2ミッションで撮影されたこのカラフルな画像に描かれている。この川沿いにはボン市があり、2022年5月23日から27日にかけて開催される世界最大の地球観測会議の一つである今年のプラネットシンポジウムのホストである。ズームインしてこの画像を 10 m の解像度で表示しよう。ここに黒く見えるライン川は、スイスアルプスからスイス、リヒテンシュタイン、オーストリア、フランス、ドイツ、オランダを通って北海に流れている。このイメージでは、ライン川は右下から左上に流れている。この川は、世界中からの輸出入で、豊富な輸送のトラフィックを持つ重要な水路である。この絵のようなライン川の谷は、川のルートに沿った趣のある町と村、多くの城とブドウ園を持つ樹木で覆われた丘を持っている。

高解像度を見ていただくために、リンク先イメージは原版を示しています。

Week in images (ESA)
8月12日(金)
ゼータ・オフィウチ:複雑な過去を持つ星

ゼータ・オフィウチ(Zeta Ophiuchi)は複雑な過去を持つ恒星であり、強力な星(恒星)の爆発によって発祥の地から追い出された可能性が高い。NASAのチャンドラX線天文台による新しい外観は、この暴走する星の物語の多くを伝えるのに役立っている。地球から約440光年にあるゼータ・オフィウチは、太陽の20倍の質量を持つ熱い恒星である。これまでの観測では、ゼータ・オフィウチは、かつて別の恒星と接近する軌道をたどっていたが、100万年以上前にこの伴星が超新星爆発で破壊された際に、時速約16万キロメートルで放出されたという証拠が得られている。現在は引退しているNASAのスピッツァー宇宙望遠鏡からの以前に発表された赤外線データでは、この新しい合成画像に見られるように、星の表面から物質が吹き飛ばされ、その経路でガスに激突することによって形成された壮大な衝撃波(赤と緑)を明らかにしている。チャンドラからのデータは、衝撃波の影響によって数千万度に熱せられたガスによって生成された、星の周囲に位置するX線放出(青)の泡を示している。

イメージのリンク先は原版です。

Chandra X-ray
8月11日(木)
カッシーニからの赤外線の土星

土星多くの細部が赤外線の光ではっきりと示されている。長く伸びる嵐を含む雲の帯が素晴らしい構造を示している。赤外線で非常に印象的なことは、土星の北極を囲む珍しい六角形の雲のパターンである。暗い六角形の両側はほぼ地球の幅に相当する。六角形の存在は予測外であり、その起源と安定性は依然として研究のテーマである。土星の有名なリングが惑星を周回し、赤道の下に影を落としている。このイメージは、2014年に、ロボットのカッシーニ宇宙船によっていくつかの赤外線カラーで撮られた。2017年9月、カッシーニミッションは、その宇宙船がリングの巨人に飛び込むように指示されたとき、劇的な結末に達した。

大判はイメージをクリック。イメージのリンク先は原版です。

Astronomy Picture of the Day
8月12日(金)
ゼータ・オフィウチ:複雑な過去を持つ星

ゼータ・オフィウチ(Zeta Ophiuchi)は複雑な過去を持つ恒星であり、強力な星(恒星)の爆発によって発祥の地から追い出された可能性が高い。NASAのチャンドラX線天文台による新しい外観は、この暴走する星の物語の多くを伝えるのに役立っている。地球から約440光年にあるゼータ・オフィウチは、太陽の20倍の質量を持つ熱い恒星である。これまでの観測では、ゼータ・オフィウチは、かつて別の恒星と接近する軌道をたどっていたが、100万年以上前にこの伴星が超新星爆発で破壊された際に、時速約16万キロメートルで放出されたという証拠が得られている。現在は引退しているNASAのスピッツァー宇宙望遠鏡からの以前に発表された赤外線データでは、この新しい合成画像に見られるように、星の表面から物質が吹き飛ばされ、その経路でガスに激突することによって形成された壮大な衝撃波(赤と緑)を明らかにしている。チャンドラからのデータは、衝撃波の影響によって数千万度に熱せられたガスによって生成された、星の周囲に位置するX線放出(青)の泡を示している。

イメージのリンク先は原版です。

Chandra X-ray
8月10日(水)
月の合成写真

この月の合成は、月偵察軌道船(LRO)の狭角カメラ(NAC)によって、2018年夏にとられた 1,231 のイメージから成っている。 チームは、最も高品質な LROC 狭角カメラ(NAC)フレームから 10,000 超のタイルを選んだ。2009年の LRO の打上げ以降、カメラ・チームは、一般で利用可能な100万ギガバイト以上の画像データを発表してきた。月への来るべきアルテミスⅠミッションを予想して、NASAは、ハッシュタグ #NASAMoonSnap による、月の写真、月の音楽、月のネイルアートなどを求めている。我々は、我々のソーシャルメディア・アカウント上で、我々のウェブサイトで、また、アルテミスⅠ打上放送の間に、様々な月のスナップを共有するだろう。

--- イメージのリンク先はオリジナル画像(3200×3200. 7.73 MB .jpg)です。

長期にわたる月探査の始まり、無人の月周回宇宙船アルテミスⅠミッションの打上が8月29日に予定されています。様々な形で発表される記事をこのページで全てご紹介するには無理がありますので、近々、特集「アルテミスⅠ」を開設します。

LRO
8月9日(火)
超新星の衝撃波

超新星は宇宙で最も重い星の爆発的な死である。その死において、これらの天体は宇宙に強力な波を吐き出し、それらを取り巻くダストの多くを破壊する。NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡とチャンドラX線天文台からのこの2007年の合成では、 N132D として知られるそのような爆発の残骸と、その拡がる周辺を示している。このイメージでは、 4.5 ミクロンの赤外線光が青に、 8.0 ミクロンが緑に、 24 ミクロンが赤にマッピングされている。一方、広帯域X線光は紫色にマッピングされている。残骸自体は、この画像の中心にあるガスの薄いピンクのシェルとして見られる。ピンクは、爆発の高エネルギー衝撃波(もともとは紫色)と周囲のダストの粒との間の相互作用を明らかにしている。中心の残骸の外側には、 多環芳香族炭化水素(PAHs:polycyclic aromatic hydrocarbons) と呼ばれる小さな有機分子が緑色で示されている。一方、青い点は、天文台と N132D の間の視線に沿った、その中の星達を表している。

大判はイメージをクリック。

Supernova
8月8日(月)
キュリオシティ、火星で10年

10年前の8月5日、ジェットパックが赤い惑星上にNASAのキュリオシティ・ローバーを降ろし、そのSUVサイズのローバーは、何10億年も前に、火星が、微細な生命を維持するのに必要な環境を持っていたという証拠を探し始めた。以来、キュリオシティは、約29キロメートルをドライブし、625メートルを登り、ゲールクレータとその中のシャープ山の麓を探索してきた。ローバーは41の岩石と土壌のサンプルを分析した。キュリオシティのミッションは、最近、更に3年間延長され、NASAの重要な天体生物学ミッション艦隊を継続することになった。

--- イメージは原版(29163 x 8000 317 MB)の一部。これまで、軌道を周る宇宙船は比較的長命だが、地上の探査機は短命であった。これは、火星では常に弱い風が吹いており、細かな土埃が太陽電池板に降り積もり、太陽光発電能力を阻害することに起因していた。地上で最も長命だったのは、前回のローバーオポチュニティの約14年。このため、キュリオシティは原子力に依存した自己発電能力を有している。着陸機全般については こちら を参考に。火星全般の探査については本サイトの 「火星探査は今!」 から。

Mars Exploration Plogram
8月7日(日)
ケネディ宇宙センターで咲く野生の花

野生の花が視界を囲む中で、2022年6月6日に、NASAの宇宙打上システム(SLS)月ロケットが、フロリダ州のケネディ宇宙センターの打上台39Bに到着した。複雑化するミッションの最初であるアルテミス1は、月への有人飛行の前に、ロケットとオリオン宇宙船を、統合されたシステムとしてテストしている。NASAは、火星に冒険する前に、アルテミスを通して、最初に女性と有色人種を月面に着陸させ、長期的な月の滞在への道を開く。

大判はイメージをクリック。

Image of the Day
8月6日(土)
氷の星

カナダの北極のバフィン島近くのフォックス湾の非常に冷たい海面で、星間ダストの雲の中の遠い銀河達のように、多くの海の氷が油面の氷の穏やかな渦を通して漂っている。海の氷は、往々にして、海面の小さな氷の結晶のスープのような水面の油膜として始まる。温度が下がると油氷が厚くなり、固体の氷の厚い板に合体する。このイメージは、20年前の8月5日に、ランドサット7衛星によってとられた。

--- 大判はイメージをクリック。ランドサットの50年は7月25日の記事参照。

Ice
8月5日(金)
ボイジャー1号からのエウロパと木星

中央にある最大かつ最も遠いのは、恐らく、357年前に、ジョヴァンニ・カッシーニが木星に注目して以来、この惑星で猛威を振るってきた巨大な嵐のシステム、大赤斑である。この大きな斑が何故赤いのかはまだ分かっていない。左下には木星最大の衛星の一つ、エウロパがある。1979年のボイジャーのイメージは、エウロパには地下の海があり、したがって地球外生命体を探すのに適した場所であるという現代の仮説を裏付けている。右上の暗い斑点は木星のもう一つの大きな衛星、イオの影である。ボイジャー1号は、イオが火山性の故に、インパクトクレータが見つからないことを発見した。1979年のボイジャー1号の木星のフライバイからの16フレームが最近再処理されて合成され、この目を引くイメージがつくられた。ボイジャー1号は45年前の8月に地球から打ち上げられ、史上最大の太陽系探査の一つを開始した。

イメージのリンク先は原版です。

Astronomy Picture of the Day
8月4日(木)
熱波と火災が、ヨーロッパ、アフリカ、アジアを焦がす

2022年6月と7月には、ヨーロッパ、北アフリカ、中東、アジアを熱波が襲い、気温は摂氏40度を超え、多くの長年の記録を破った。この図は、2022年7月13日の、東半球の大部分の表面気温を示している。この図は、2022年7月13日の、東半球の大部分の、地表の空気温度を示している。図は、大気圏における物理的なプロセスを意味する数学的な方程式を使った、ゴダード地球観測システム(GEOS)のグローバルモデルバージョンによる観測を結合してつくられた。

--- 大判はイメージをクリック。

Earth observatory
8月3日(水)
宇宙のマナティーが、頭から粒子を加速する

ヨーロッパ宇宙機関のXMMニュートンは、その‘頭’に変わった粒子の加速の位置を示す、マナティー星雲として知られるこの美しい宇宙の生きもののX線写真を撮った。このマナティー星雲(W50)は、空全体にガスのシェルを投げつけ、巨大な星がおよそ3万年前に爆発したときの、大きな超新星の残骸であると考えられる。それは、四つの満月の大きさに広がる、知られているそのような形の最大の一つである。超新星の残骸には珍しくブラックホールがそのコアに残っている。この中央の SS 433 として知られるマイクロクエーサは、二重の塊の形をつくりながらガスの殻を通して叩く、光速の4分の一に近い速度で旅する粒子の強力なジェットを発している。

大判はイメージをクリック。マナティー(manatee)は草食獣、西インド諸島·メキシコ湾·アマゾン川·アフリカ西岸などにいる。

Week in images (ESA)
8月2日(火)
木星の北極付近の渦

NASAのジュノミッションが2022年7月5日に木星への43回目のフライバイを終えたとき、その JunoCam 装置は、この惑星の北極付近の、ハリケーンのような渦巻き状の風のパターン、ここに示された渦の印象的な光景を捉えた。これらの強力な嵐は高さ50キロメートル以上、数百キロメートルにわたっている可能性がある。それらがどのように形成されるかを理解することは、木星の大気のみならず、他の惑星の大気の特性をつくる流体力学と雲の化学を理解するための鍵となる。NASAの市民科学プロジェクト、木星の渦ハンターは、木星の JunoCam の写真に見える渦やその他の大気現象を見つけ分類するために一般のボランティアメンバーからの助力を求めている。2022年7月現在、 2,404 人のボランティアが、 木星渦ハンタープロジェクト のウェブサイトを使って 376,725 の分類を行った。

イメージのリンク先は原版です。

Image of the Day
8月1日(月)
木星の渦のハンターになろう!

新しいNASA市民科学プロジェクト「木星の渦ハンター(Jovian Vortex Hunter)」は、木星の写真の中の渦のパターンや他の現象を見るのに助力を求めている。 Junocam と呼ばれるNASAの市民科学プロジェクトは、市民メンバーに、NASAのジュノ・ミッションからのイメージを処理し宇宙船の目標を選ぶための支援を求めている。しかしながら、この新しい「木星の渦ハンター・プロジェクト」は、既に科学チームによって処理されたイメージで、誰でも、素早くまた容易に手を貸すことができる。これらのイメージの分類は、科学者達が、これらの流体をまた木星の雲の化学を理解するのを助けるだろう。この2019年からのイメージに、市民科学者 Kevin M. Gill は、宇宙船の JunoCam 画像装置からのデータを使ってこのイメージをつくった。この驚くほど詳細な木星の大気圏のサイクロンに似た嵐の観察は、“近点23”と呼ばれる、この惑星への23回目のフライバイの間にとられた。ジュノは、このガスの巨人惑星の多くの持続的な雲の帯の一つ、“北北北北の温和なベルト(NNNNTB:north north north north temperate belt)”と呼ばれる木星の領域でこの渦を観測した。これらの帯は、異なる緯度での支配的な風によって構成されている。ここに見られる渦はおおよそ幅 2,000 キロメートルである。 --- 大判はイメージをクリック。

Jupiter