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このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介しています。掲載期間はおおむね一か月。土曜日・日曜日・祝日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。なお、ヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ(Week in images (ESA))」は、同時に複数の記事が掲載されますのでリンク先から該当する記事を探してください。 |
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![]() 今年も冬の季節がやってきた! ここ北半球では澄み切った空から様々な天体の壮大な景色を眺めることができるが、最も有名なのは狩人のオリオン座であろう。 |
![]() ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティが国際宇宙ステーションから観測したオーロラ。彼女は2022年8月21日にこのイメージをソーシャルメディアで共有し、「太陽は最近本当に活発です。先週、私たちは、私が宇宙で300日以上経験した中で最も素晴らしいオーロラを見ました!」と投稿した。 |
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![]() 彗星の核には尾を作るジェットが発せられる明らかな場所はない。 しかし、2016年、ヨーロッパ宇宙機関の探査機ロゼッタは、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星 67P から現れたジェットを撮り、また、その中を飛行した。 特徴的なことは、片側が高さ10メートルの壁で囲まれた小さな円形の窪みから出てくる明るい噴煙を示す写真である。 ロゼッタのデータを分析したところ、ジェットはダストと水の氷で構成されていたことがわかった。 起伏に富んでいるが、それ以外は目立たない地形は、多孔質の表面のはるか下で何かが起こり、プルーム(噴煙)が発生した可能性が高いことを示している。このイメージは、ロゼッタが、 67P 彗星の表面に、制御された衝突で終了する約2か月前に撮影された。 |
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![]() 1993年12月2日の夜明け前、スペースシャトル「エンデバー」は、NASAのハッブル宇宙望遠鏡を修理するという重要なミッションのために、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。 |
![]() ドバイで開催される COP28 気候変動枠組条約締約国会議に注目が集まる中、新たな科学的知見が、気象の危機が南極大陸に打撃を与えていることを再び示している。 |
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![]() 太陽と太陽系の惑星の平均温度を見てみよう。平均気温は、水星、金星、地球、火星などの岩石惑星の表面の平均温度である。矮惑星の冥王星も固体の表面を持っています。しかし、巨大ガス惑星には地表がないので、平均は地球の海面と同等の平均気温になる。 |
![]() 中国のタクラマカン砂漠タリム川水系は、地球上で最も乾燥した、最も不毛な広がりの一つである。3面を山脈で囲まれ、また、その多くの部分は年間10~40ミリメートルの雨を受け、結果として雨影(rain shadow)によって干からびる。 |
![]() この素晴らしい写真の宇宙の黒い背景に対して、我々の惑星が太陽に照らされた湾曲した三日月を見せている。 この馴染みのない視点から見ると、地球は小さく、遠い惑星の望遠鏡のイメージのように、地平線全体が完全に視野の中にある。低地球軌道からの国際宇宙ステーションのクルーによって楽しまれている、この惑星の非常に近い視界のみが可能である。90分ごとに一回この惑星を周る彼らの下には、雲、海、大陸の光景が、遠いこの惑星の端の部分的な弧とともに渦巻いている。しかし、このデジタル的に回復されたこのイメージでは、これまでに1968年~1972年に月に旅して戻った、アポロ宇宙飛行士達24人の人間によってのみ達成された視界を示している。その元の写真(AS17-152-23420)は、1972年12月17日の帰路の途中でアポロ17号のクルーによってとられた。これは、今では、人間の手によってとられたこの惑星の眺望からの、地球の最後の写真である。 |
![]() ヨーロッパ宇宙機関の星探査ガイア・ミッションが、その焦点を当てられていた製品発表の一部として、新しいデータの宝庫を公開した。このデータ公開の一部として、ガイアは、地球から見ることができ、また典型的な集団の大きな例である、オメガ・ケンタウリを調査した。 |
![]() このダンスは死に向かっている。これらの二つの大きな銀河達は闘っているので、星達、ガス、ダストの宇宙のブリッジが、今、 75,000 光年以上伸びそれらに加わっている。その橋自体が、これら二つの巨大な星のシステムが互いに接近していること、また相互の重力によって引き起こされる激しい潮汐を経験していることの強力な証拠である。 さらなる証拠として、 NGC 87Aとしても知られる右側のフェースオン渦巻銀河は、星形成の爆発で生成された多くの若く青い星団を見せている。左(NGC 3808B)のねじれたエッジ・オン渦巻は、銀河達を渡している、また、奇妙な極のリングで囲まれた素材で包まれているようである。共に、このシステムは Arp 87 として知られている。このような相互作用は何十億年にもわたって引き出されるが、これらの接近の繰り返しは、最終的には一つの合体した銀河に生まれ変わるだろう。 このシナリオは珍しいようにも見えるが、銀河の併合は一般的であり、 Arp 87 はこのような避けられないプロセスにある。この Arp 87 ダンスのペアは、しし座に向かった約3億光年にある。 左端の、遠い背景銀河のように見える目立ったエッジオン渦巻銀河は、進行中の合併には関与していない。 |
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![]() 空には新しい宇宙望遠鏡、ユークリッド(Euclid)がある。 2台の大型パノラマカメラを搭載し、可視光から近赤外光までを捉える。 ユークリッドの直径 1.2 メートルの主鏡の5時間の観測で、その鋭い光学系を通して、2億5千万光年離れたペルセウス座銀河団の 1000 を超える銀河をとった。 背景には10万以上の銀河が見え、中には100億光年も離れたところにあるものもある。 ユークリッドの革命的な性質は、その幅広い組み合わせにある。満月の2倍の面積の視野、620メガピクセルのカメラの高い角度分解能、赤外線のビジョンが、イメージとスペクトルの両方を捉える。空の3分の一をカバーし20億個の銀河を記録したユークリッドの最初の調査は、暗黒物質と暗黒エネルギーが我々の宇宙をどのように形作ってきたかを研究することを可能にする。 |
![]() 1年前の米国東部標準時2022年11月16日午前1時47分に、NASAの深宇宙の最初の統合テスト探査システム、アルテミスⅠミッションの宇宙打上システム(SLS:Space Launch System)ロケットがオリオン宇宙船を乗せて地球を出発した。ケネディ宇宙センターの歴史的な第39B打上施設から打上げられて1時間以上の後、オリオンの外部ビデオカメラの1台が、宇宙からのこの新しい視点を捉えた。手前にはオリオンの軌道操作システム(Orbital Maneuvering System)エンジンと補助エンジン、下部にはヨーロッパのサービスモジュールがある。 モジュールの長さ7メートルの引き伸ばされた太陽電池アレイの翼の一つを超えて、この宇宙船の美しい故郷の世界が横たわっている。月面の近い接近通過を行い、月を越えて 70,000 キロメートル逆行軌道に着き、この無人のアルテミスⅠミッションは、月と火星の人間の探検を可能にする能力を試して25日間続いた。アルテミスⅠの成功に基づいて、2024年11月以降に、4名のクルーによるアルテミスⅡミッションが、月のまわりに挑戦して戻るだろう。 |
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![]() 水中で輝く宝石のように、中央アメリカを横断するパナマ運河を通過する船が、このヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル1号のイメージに捕らえられている。 |
![]() 最も注目を集めているのは大きなリングではない。 星 PDS 70 の周りの大きな惑星形成リングがはっきりとイメージ化され、それ自体は非常に興味深いものである。また、右側の惑星ではなく、大きな円盤の内部が最も話題になっている。惑星 PDS 70c が新しく形成され、興味深いことに、サイズと質量は木星に似ている。 騒ぎを引き起こしているのは、惑星 PDS 70c の周りの不明瞭な片である。そのぼやけた片は、現在その月に形成されているダストの円盤であると考えられており、これまでに見られたことがなかった。 この注目のイメージは、2021年に、チリ北部の高地アタカマ砂漠にある66台の電波望遠鏡アタカマ大型ミリ波アレイ(ALMA)によって撮られた。 アルマ望遠鏡のデータから、天文学者達は、月(衛星)の形成を推測している。この系外惑星系円盤は地球の軌道に似た半径を持っており、何時の日か、我々の木星の四つと左程かわらない(ガリレオ衛星を指す?)、三つほどの月の大きさの衛星を形成するかも知れない。 |
![]() 半導体および宇宙製造の SME(Subject Matter Experts)が共同で、微小重力が半導体および関連材料の製造にどのようなメリットをもたらすかを概説するホワイトペーパー(白書)を作成した。地球の重力は、迅速かつ高収率の半導体製造には大きな障壁となっている。微小重力は、これらの障壁を乗り越える道筋を提供している。また、地球低軌道ベースの製造をサプライチェーンに組み込むことには、実質的なメリットがある。この白書は、この産業を宇宙に移行することが、NASAの宇宙産業アプリケーション(InSPA:In Space Production Applications)の目標を達成するための道筋であると主張している。これらの目標には、米国の技術的リーダーシップの強化、国家安全保障の向上、質の高い雇用の創出、人類への利益の提供、地球低軌道の堅固な経済の発展の実現が含まれている。 |
![]() エルニーニョ現象が、地球全体の降雨パターンを混乱させ、食料生産にさまざまな影響を及ぼしている。ある場所では雨が多過ぎ、他の場所では少な過ぎ、作物の収穫量に影響が及び、飢饉早期警戒システムネットワーク(FEWS NET)に参加している科学者達によれば、1億1千万人が食糧支援を必要とすると予測されている。 |
![]() 日本の南の火山群島の一部である硫黄島の沖合に最近新しい島が出現した。2023年10月末に海底火山が噴火し始め、その後、火山灰や岩石が積み重なって新しい島が形成され、宇宙からも見えるようになった。 |
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![]() 2023年11月8日、アラスカ州フェアバンクスのポーカー・フラット研究場から打上げられた観測ロケット。ロケットはオーロラに突入し、オーロラが大気を熱し、高高度の風を引き起こす仕組みを理解するためのデータを得ることに成功した。 |
![]() 先週の水曜日(11月1日)、航海中のルーシー(Lucy)探査機は、最初の小惑星である 152830 ディンキネシュ(Dinkinesh)に遭遇し、内部メインベルト小惑星に衛星があることを発見した。 ルーシーの長距離観察画像装置(Long-Range Reconnaissance Imager)は、秒速 4.5 キロメートルのフライバイの間に、400キロメートル以上の距離から、このバイナリシステムのクローズアップを捉えた。その素晴らしい世界、ディンキネシュ自体は小さく、幅は最大で800メートルに満たない。 宇宙船の視点から見たその衛星が、小惑星の背後から現れている。この小惑星の衛星の幅は約220メートルと推定されている。 |
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![]() NASAとNOAA(米国大気圏局)が毎年行っている衛星と気球による測定によれば、2023年の南極オゾンホールは、9月21日に最大サイズに達した。2千6百万平方キロメートルのこの穴は、1979年以来、一日あたり12番目に大きなオゾンホールとしてランク付けされた。 |
![]() NASAのジュノ・ミッションによって収集されたデータは、木星最大の衛星の表面に塩の過去が泡立っている可能性があることを示している。 |
![]() NASAのジュノミッションは、2023年7月31日の木星への53回目の近接フライバイを完了する数時間前に、木星の火山の衛星イオを通り過ぎ、同じフレーム内に二つの天体のこの劇的な視界をとらえた。 |
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![]() このアニメーションは、7月26日から8月16日までに、地表の水および海洋地形(SWOT:Surface Water and Ocean Topography)衛星が収集した全地球海面データを示している。赤とオレンジは平均より高い海高を示し、青は平均よりも低い海高を表している。(ジェット推進研究所・カリフォルニア工科大学) |
![]() 毎年行われているJAXA 相模原の特別公開2023があります。 |