このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
10月31日(土)
ハッブル、大きなカボチャ銀河のペアを発見

我々の無限の世界において、もし何かを想像するならば、最終的に其処にこれを発見するかもしれない。また、それは、ハロウィーンの話から、一層、直接に、ある気味悪い化身のように見える天のオブジェクトに行き着く。ハッブルの休日の提供は、 ライナス(Linus) の捉えどころのない大きなカボチャのイメージ、漫画ピーナッツのキャラクターに似た、一対の衝突する銀河達である。この銀河のペアは 100,000 光年にまで及ぶので、このケースでは「大きな」は控え目な表現である。この「カボチャの」輝く「目」は、超巨大ブラックホールを含んだ、それぞれの銀河の明るい星で満たされた核である。二つの捉えどころのない新しく星達を形づくる腕は、想像上のカボチャの意地の悪い薄笑いを与える。

大判はイメージをクリック。これはハロウィーンの休日に当たって、ハッブルのコーナーに提供された記事です。一部文章は省略しています。

Hubble Space Telescope
10月30日(金)
NASAのサウンドクラウドプレイリスト、宇宙の不吉な音を示す

以前に、我々の世界のきしみ、亀裂や高笑いの音を聞いたかもしれない。ハロウィンに際して、我々は、我々の宇宙船からのデータを使って、宇宙の深部からの、不吉な音の新しいコレクションを集めた。我々の宇宙からの、最も猟奇的な、新しい唸りと笛で満たされた、我々のサウンドクラウドハロウィンプレイリスト(SoundCloud Halloween playlist )を聞こう。

大判はイメージをクリック。「百聞は一見に如かず」左のイメージをクリックして次々に現れる様々な宇宙の音をお聞きください。なお、これだけではありません。紹介しきれませんので右のリンクから原文をチェックしてください。火星の振動、ミルキーウェイ銀河の中央などの音響化を聞くこともできます。

Solar System & Beyond
10月29日(木)
NGC 2525 における超新星

大きな美しい棒渦巻銀河 NGC 2525 は、ミルキーウェイから 7000 万光年の、南の星座とも座の境界の中に横たわっている。差渡し約 60,000 光年の、暗いダストの雲に沿って並んだ渦巻の腕、大規模な青い星達、ピンクの星形成領域などが、この素晴らしいハッブル宇宙望遠鏡スナップショットを通して巻いている。2018年1月に NGC 2525 のはずれに見つかった超新星 Sn 2018gv が、最も明るい星として左下に見える。コマ落し では、視界からゆっくり消えて行くコンパニオンの星から付着する素材によって引き起こされる白色矮星の核爆発、1年長のハッブル観測のシリーズがこの星の爆発に続いた。タイプ Ia 超新星と確認され、その明るさは宇宙の標準光源(standard candle)と考えられた。タイプ Ia 超新星は、銀河達までの距離測定や、宇宙の膨張割合の決定に使われる。

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Astronomy Picture of the Day
10月28日(水)
中性子星はそれらの目覚めで金とプラチナをつくる

このイラストレーションは、それらの衝突の直前に、中性子星からはぎ取られる破片の熱く密度の濃い、拡大する雲を示している。この雲は、二つまたは一つの中性子星とブラックホールが、互いに併合するときに起きる天文学的な出来事、キロ新星(kilonova)をつくり出している。この雲は可視光と赤外線光を示している。この中性子の豊富な破片の内部では、何百もの地球の金とプラチナの量を含む、宇宙で最も重いいくつかの元素の多くの量がつくり出された。

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Supernova
10月27日(火)
ヨーロッパ宇宙機関のマーズウェブカメラのデータを調べる

マーズ・エクスプレスのウェブカメラでとられた、火山、氷冠、ダストの嵐、奇妙な雲、二重の渦などが、イメージのデータとともに、惑星科学目録(Planetary Science Archive)に見ることができる。マーズ・エクスプレスの視覚監視カメラ(Visual Monitoring Camera)は2007年以降火星観測に使われ、2016年に科学装置に認められた。今、これらイメージのデータが、宇宙船の他の七つの科学機器とともに、惑星科学目録に見ることができる。列ごとに左から右に、 2019年10月4日の北極のダストと水の氷、 2008年11月12日のアルシア・モンズの雲、 2019年10月19日のオリンパス山のカルデラ、 2012年6月16日の北極の端の二重のサイクロン、 2016年11月17日の南極に見た火星のフル・ディスク、 2018年11月12日のマリネリス峡谷の一部の霞、 2010年6月9日のタルシス火山とオリンパス山、 2019年1月9日のオリンパス山の雲、 2020年1月1日の北極冠のパターン、 2010年12月28日の北極冠の水の氷の雲、 2008年7月1日のマリネリス峡谷システム、 2017年10月22日のタルシス火山と火星の全球、 2016年9月6日の北極冠のダストの嵐、 2020年3月9日のシルティス・マホール、 2019年11月25日の火星の薄暮の雲、 2010年8月8日の火星の南極の拡大。 ---個別の大判は flickr から。

Mars Express
10月26日(月)
ベンヌにタグを付ける

10月20日、オシリス・レックス宇宙船のアームは、巨礫が散乱した表面への慎重な接近の後、小惑星ベンヌに手を伸ばして触った。タッチ・アンド・ゴー(TAG)サンプル収集イベントと呼ばれる、幅30センチメートルのサンプリングヘッド(TAGSAM)が、このスナップショットの中に、岩のいくつかを砕くように見える。このクローズアップの場面は、惑星地球から約3億 2100 万キロメートルで、宇宙船の SamCam によって表面接触の直後に記録された。1秒後、宇宙船は、緩やかな表面の素材を集め、サンプルリングヘッドにベンヌの表土の相当な量を吹きつけるために、ボトルから窒素ガスを点火した。データは、ベンヌのナイチンゲール・サンプルサイトに約5秒以上接触して過ごした宇宙船を示しており、その後戻るための点火を行なった。 SamCam からの低速度撮影のフレーム(注:ここに示しているフレーム)は、その余波を明らかにしている。
--- 大判はイメージをクリック。ナイチンゲールサイトは複数の候補から選ばれた唯一のサンプリングサイト。その後の情報として、このアクションでは少なくても60グラムのサンプルが得られたと報告されている。

Astronomy Picture of the Day
10月25日(日)
ソユーズ MS-16 宇宙船着陸

ソユーズ MS-16 宇宙船が、2020年10月22日木曜日に、遠征63クルーメンバーとともに、カザフスタンのジェズカズガンの町の遠いエリアに着陸するのが見られる。遠征63クルーメンバーは、遠征62/63クルーとして国際宇宙ステーションで働いた196日後に地球に戻った。

--- 大判はイメージをクリック。右のイメージは宇宙船(左端)着陸後にクルーの回収に向かう人達。ヘリコプターは着地まで宇宙船を追跡する。左の写真もヘリコプターから撮られたもの。

Space station
10月24日(土)
NASAの宇宙飛行士クリス・キャッシディとクルー仲間、安全に地球に戻る

NASAの宇宙飛行士クリス・キャッシディと、ロシアの宇宙飛行士達アニトリ・イヴァニシンとイヴァン・ワグネルは、東部夏時間午後10時54分(日本時間10月23日午前11時54分)にカザフスタンで着地した。このトリオは、彼らのソユーズ MS-16 宇宙船で国際宇宙ステーションを午後7時32分(日本時間午前8時32分)に出発した。キャシディーは、今、米国の宇宙飛行士達の間で5番目に長い、宇宙で合計 378 日を過ごした。着陸後の診察の後、クルーは帰国のために分かれるだろう。キャシディーはNASAの航空機でヒューストンへ戻り、ワグネルとイヴァニシンはロシアのスター市へ向かうだろう。
ステーションに残るのは、NASAの宇宙飛行士ケイト・ルービンスと、ロシアのステーション指揮官セルゲイ・リジコフ、セルゲイ・スバーチコフの遠征64の3名である。ステーションクルーは、11月打上が目標にされている「スペースX」クルー1ミッションの到着によって、NASAの宇宙飛行士マイケル・ホプキンス、ビクター・グラヴァー、シャノン・ウォーカー、および日本宇宙航空研究開発機構の野口聡一の追加で、初めて7名に拡大されるだろう。 --- 大判はイメージをクリック。

Space station BLOG
10月23日(金)
火星の古代の氷の崖

科学者達が火星の地下の約3分の一が氷で覆われているところを具現化した。我々は、火星の古代の気象、および、将来の宇宙飛行士達の水の補給について学ぶためにこれらの氷を調査している。我々は、時々、このイメージのように崖が氷で埋められているのを見ることがある。褐色の、ダストの崖の壁、かすかな光った青い色の氷を示している。これらの崖のあるものは我々の目の前で変化し、氷の大きな塊が下り坂を落ちることがある。我々は、このような変化について調べるために、これらの光景を繰り返しイメージに撮っている。

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Mars
10月22日(木)
2020オゾンホール

コペルニクス・センチネル5P衛星からの測定は、今年の南極のオゾンホールが、近年の最大かつ最深の一つであることを示している。ドイツ航空宇宙センターの詳細分析では、今、そのオゾンホールが最大に達したことを示した。オゾンホールの大きさは周期的に変化する。8月から10月までオゾンホールは大きくなり、9月中旬と10月中旬の間に最大に達する。南半球で成層圏の温度が高まり始めると、オゾン層の破壊は減速し、極地の渦は弱まり最終的には崩壊し、12月末までにはオゾンの濃度は標準に戻る。今年のコペルニクス・センチネル5P衛星からの測定では、今年のオゾンホールは、10月2日に、2018年と2015年の大きさに匹敵する、約 2,500 万平方キロの最大に達したことを示している。昨年は、オゾンホールは例年より早く崩れただけでなく、この30年で最少を記録した。オゾンホールの大きさの変化は、主に南極エリア周辺を流れる強い風の帯の強さによって決まる。この強風帯は、地球の回転と、極と中緯度の間の強い温度差の直接的な結果である。(以下略)
--- 大判はイメージをクリック。シミュレーションビデオは こちら(.mp4) から。2020年のオゾンホールの深さの変化の動画は こちら(.gif) から。

Sentinel 5P
10月21日(水)
NASAのウェッブ、併合する銀河達のコアを探査するだろう

可視光線で見たとき、 NGC 3256 の二つの銀河は併合されて見えるが、次に、中央領域のダストレーンのもつれの間に隠された明るい核が見える。地上と宇宙の望遠鏡の視界を使うことによって、その GOALS (Great Observatories All-sky LIRG Survey)調査チームは、X線から電波まで、 NGC 3256 のような銀河達を分析してきた。 NGC 3256 は、埋められた活動的な核、二つの強力な流出からの大規模な衝撃波、膨大な数のコンパクトな明るい星の集団達を持っている。(中略)ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による来るべき調査は、研究者達が更に流出について学ぶのに役立つだろう。2021年に打上げられたとき、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、世界の主要な宇宙の科学天文台になるだろう。ウェッブは我々の太陽系のミステリーを解き、他の星達の周りの遠い世界を見るだろうNASAとそのパートナー、ヨーロッパ宇宙機関、カナダ宇宙局による国際計画である。
--- 大判はイメージをクリック。解説は大幅に省略しています。これらの記事はハッブル宇宙望遠鏡の後継として2021年の打上が予定されているジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)の調査対象を紹介する中で掲載されたものです。

Galaxies
10月20日(火)
ゴースト星雲

我々の銀河を通して星雲に埋め込まれた最も明るい星達が、新しい星達を造るための原材料、水素ガスの広大な雲の中を食する放射線の奔流を注いでいる。このエッチング・プロセスは、人間の想像力があらゆる形や図を見ることができる想像の光景を彫っている。カシオペア座のこの星雲は、「ゴースト星雲」と名付けられたガスとダストの流れるベールを持っている。公式には IC 63 として知られているこの星雲はカシオペア座の方向550光年にある。

大判はイメージをクリック。

Nebula
10月19日(月)
小惑星ベンヌに降下する

NASAのロボット宇宙船、オシリス・レックスは、近く、小惑星 101955 ベンヌの表面に接触しようとしている。そのゴールは、詳細分析のために、2023年に地球に持帰るサンプルを集めることである。このビデオは、オシリス・レックスによって、過去1年半の間にとられたベンヌの岩の表面のデジタル・マップに基づいて、その 500 メートルのダイヤモンド形の小惑星に向かって降下するとき、どのように見えるかを示している。ビデオはベンヌの実際の回転時間 4.3 時間より速く回転するベンヌを示している。回転が止まった後、仮想カメラは、ゴツゴツした表面に観察者を落とし、背後に見える平らな露岩 Roc とともに、 Simurgh と名づけられた家の大きさの露岩を回転する。もし持帰るサンプルが成功裏に地球に着くならば、若い地球に種をまいたかもしれない稀なまたは異常な元素や鉱物や有機化合物について、また我々の太陽系の初期の歴史の手掛かりについて精細に調べられるだろう。
---明日20日(日本時間21日朝)、オシリス・レックス宇宙船は、小惑星ベンヌのサンプル収集を試みます。中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。アニメーション動画はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
10月18日(日)
ソユーズ MS-17 宇宙船が宇宙ステーションに接近する

遠征64クルーメンバーを乗せたソユーズ MS-17 宇宙船が、ラスベットモジュールにドッキングするために国際宇宙ステーションに接近する。この写真は、二つの宇宙船がモロッコ上空を周っているときに撮られた。

大判はイメージをクリック。このイメージは10月14日に打上げられ、同日国際宇宙ステーションに到着した、遠征64クルーの記事からです。現在国際宇宙ステーションに滞在している3名の宇宙飛行士達は、10月22日に地球に戻る予定です(「ウェブNASAテレビ放送予定」 参照)。引き続き11月に、「スペースX」社のクルー1(Crew-1)による、初めての商用宇宙船(日本の野口飛行士を含む4名が搭乗)の打上が予定されています。

Space station
10月17日(土)
ベピ・コロンボ、金星接近の間にイメージをとる

ヨーロッパと日本共同のベピ・コロンボ・ミッションは、10月15日、宇宙船が重力支援作戦のために金星を通過したときにこの視界を捕えた。このイメージは、国際時間 03:58 の最接近の直前 03:37 に、水星搬送モジュール(Mercury Transfer Module)の監視カメラ2でとられた。フレームの右上から延びる磁力計ブームとともに、水星惑星軌道船の中間利得アンテナがイメージのトップに見える。このイメージがとられた時、宇宙船は金星から 14,000 キロメートルにあった。

大判はイメージをクリック。ベピコロンボ(BepiColombo)ミッションは、水星探査のためのヨーロッパ宇宙機関と日本(JAXA)の共同ミッション。母船はヨーロッパ宇宙機関が運用しているが、内部にはそれぞれ調査目的の異なる探査衛星を積んでいる。強力な太陽の引力に抗して水星の周回軌道に入るには難しさがあり、金星や水星そのものの何回もの重力支援を得て、慎重に水星に接近する計画である。

BepiColombo
10月16日(金)
小惑星ベンヌから放出される小石

NASAのオシリス・レックス宇宙船によるある物語の間に起きたこの発見は予想外であった。その放出の仮説には、太陽軌道を周る流星体の衝突、内部構造の突然の熱破砕、水蒸気ジェットの突然の解放などがある。ここに示された二つのイメージの合成は、2019年前半に起きた、右側に見られる太陽に反射する排出物の放出を示している。データとシミュレーションは、一般的には大きな石は回転する500メートルの小惑星に戻って落ちることを示し、一方、小さな岩は表面をスキップして廻り、最も小さな岩はその地上の低い重力を完全に逃れた。宇宙船は2018年年後半に 101955 ベンヌに到着し、表面のサンプルを集めるための2020年10月20日(日本時間10月21日)のタッチダウンが予定されている。サンプルは、詳細分析のために、2023年に地球に持帰られるだろう。ベンヌは、その表面が我々の太陽系の初期からの有機化合物を、また、地球上の生命のための構成要素であるかもしれない混合物を顕す可能性を示していることから目的地に選ばれた。 --- 大判はイメージをクリック。オシリスレックスは10月20日(日本時間10月21日)にサンプル収集のための降下を行う予定。管制室との中継は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

Astronomy Picture of the Day
10月15日(木)
チリのサンラファエロ国立公園の干潟

チリ南の太平洋岸のサン・ラファエロ国立公園(San Rafael National Park)の一部が、コペルニクス・センチネル2号ミッションによってとられたこのイメージに描かれている。そのフル10メートルの解像度のイメージを見るためにズームインしよう。およそ 17,000 平方キロのエリアを覆うこの公園には、かってこの領域をカバーしたパタゴニア氷床の残骸、北パタゴニア氷原を含んでいる。今日、この氷原は、以前の大きさのごく小さな部分であるにも関わらず、それは、依然として、極領域外の二番目に大きな氷の連続である。このイメージは、ここに見えるサン・ラファエロ(原版の右上)とサン・クィンティンの二つの大きな氷河とともに、28の氷河の出口を持つ北パタゴニア氷原の西の地域を描いている。サン・ラファエロ氷河は、世界で最も活発な氷河の一つであり、年間約 7.6 キロメートルの速度で流れるパタゴニアで最も動きの速い氷河である。(以下略)

この記事は宇宙から撮られた高精細イメージの精度を見ていただくために取上げたものであり、大判はその一部を切り出し鮮明化し、原版サイズでご覧いただいています。原版は こちら(18.44 MB:jpg) から。

Sentinel-2
10月14日(水)
    機械学習が火星のクレータの集団を見つける

    左のイメージの左下隅の赤い円の中の小さな黒い点は、新しい機械学習アルゴリズムを使って火星に発見された最近形成されたクレータの集団である。このイメージは、NASAの火星偵察軌道船(MRO)の概況(context)カメラによって、緯度 3.213、経度 259.415 にあるノクティス(Noctis)フォッセと呼ばれる領域でとられた。この中間角度のコンテキスト(概況)カメラは、低解像度で、何百マイルもの地勢を見ることができる。科学者達は、イメージに興味深い地形を求めてスキャンし、また、他の MRO のカメラ、高解像度画像科学装置(HiRISE)に、更に詳細な視界のためにズームインすることを求めることができる。

    この記事を説明すると、宇宙船搭載の概要カメラ(context)によって撮られた黒い点を人工知能(AI)によって分析したところクレータと分かり、高精細カメラ(HiRISE)で右上のようにクレータと確認された。

火星偵察宇宙船
10月13日(火)
NGC 5643:ハッブルからの近くの渦巻銀河

渦巻銀河 NGC 5643 の中心では何が起こっているのだろう? 星達とガスの渦巻くディスク、 NGC 5643 の外見は、ハッブル宇宙望遠鏡でとられたこのイメージに示すように、青く渦巻く腕と褐色のダストによって支配されている。この活動銀河のコアは電波とX線で明るく輝き、そこには対のジェットが発見された。風変わりな中央の輝きは NGC 5643 を銀河達のセイファートクラスで最も近い例の一つにし、そこでは、膨大な量の輝くガスが、中央の大規模なブラックホールに落ち込んでいるいると考えられている。 NGC 5643 は、比較的近い 5500 万光年にあり、差渡し約10万光年、オオカミ座の方向に小さな望遠鏡でも見ることができる。

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Astronomy Picture of the Day
11月12日(月)
GW オリオン:傾いたリングを持つ星のシステム

三つの星のシステム GW オリオンが、惑星達が複数の平面を形成し周っていることを実証するように現れている。これに対して、我々の太陽系の惑星達と月達は、ほとんど同じ平面上を周っている。この絵のようなシステムは、三つの際立つ星達、歪曲したディスク、内部の傾いたガスのリングとを持っている。ここに示されたアニメーションは、欧州南天文台の VLT と、チリの ALMA 望遠鏡の観測からの GW オリオンシステムを特徴づけている。イラストビデオの最初の部分は遠い軌道からの全システムの壮大な眺望を示し、二回目のシーケンスは、三つの中央を共に周っている星達を解読するために傾いたリング内部に連れて行く。 GW Ori のようなシステムにおける多重星を示すコンピュータシミュレーションは、ディスクを歪め破壊するかもしれない。

シミュレーションはイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
10月11日(日)
アマゾン川

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル1号ミッションによって捕えられたこのイメージは、世界中で最も重要な生態系の一つ、南アメリカのアマゾン熱帯多雨林、蛇行するアマゾン川を示している。このイメージは水を青で示す方法で処理された。アマゾン川はアンデス山脈でその旅を始め、南米の六つの国を通して東にその道をとり、ブラジル北東海岸の大西洋に注いでいる。この川は、ニューヨーク市からローマまでの距離に等しい、約 6400 キロメートルの長さを持っている。アマゾンは 1.6 ~ 10 キロメートルの幅をもつ世界で最も広い川と考えられるが、雨期には約50キロメートルまで拡がる。アマゾン川は 1000 を超える支流を持ち、その流れとその盆地のエリアに関しては世界最大の排水システムである。その絶えず変化する流れの結果として、イメージ上部の主流の周辺の薄いラインに古い川床を見ることができる。

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Sentinel-1
10月10日(土)
南極大陸のパイン・アイランド氷河の亀裂

2018年9月と10月に、コペルニクス・センチネル1号ミッションによって見られた、南極大陸の海に面して広がった長く狭い氷床、パイン・アイランド氷河の氷舌を横断して進む亀裂。このビデオは、以前には安定していた領域の、氷床の亀裂の出現を示している。

イメージは動画です。大判はイメージをクリック。

Sentinel-1
10月9日(金)
シグナスループのフィラメント

拡大する超新星の端には何が横たわっているのだろう? 見たところ微妙であり繊細な、衝撃をうけた星間ガスのこれらのリボンは、約 20,000 年前の石器時代後期には人間に容易に見えたであろう、激しい星の爆発の広がる端の爆風の一部である。この示されたイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡によって記録され、シグナス・ループまたはベール星雲として知られる超新星の残骸の外の端のクローズアップである。このフィラメントの衝撃波の前面は秒速約170キロメートルでフレームの上に向かって進んでおり、その一方で、活発な水素ガスの原子によって放射される光で輝いている。シグナス・ループと相互作用していると考えられる星達までの距離が、最近、ガイア・ミッションによって、約 2400 年であると発見された。このシグナス・ループ全体は、空を横断する満月六つ分、約130光年と一致し、その一部は小さな望遠鏡で白鳥座の方向に見ることができる。

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Astronomy Picture of the Day
10月8日(木)
    2020年の火星の接近

    今夜(注:10月6日)日没の後東に目を向けよう。最も印象的な火星を見るだろう。この約2年超の中で、地球が赤い惑星の最も近くを通過するので、火星は、年間で最も大きくまた明るく見えるだろう。一週間のうちは、火星は、太陽の反対側になることを意味する衝でほぼ明るいだろう。火星と地球の軌道が僅かに卵形のために、最接近と衝は僅かに異なる日に起きる。示されたイメージは、ここ数カ月の接近の間に、火星の角がどのように大きくなったかを示している。火星は、今ほぼ一晩中見え、土星や木星よりも地球に向かって多くの日光を反射している。最接近であり最大ではあるが、火星は、依然として満月より直径が約100倍小さく見えるだろう。

    大判はイメージをクリック。火星の接近については国立天文台にも記事があります。右図の 「2020年秋は、赤く輝く火星に注目!」 から。

Astronomy Picture of the Day
10月7日(水)
遠い光を分割する

遠い宇宙では時間がゆっくり経過するように見える。時間遅れの光はスペクトラムの赤の端に向かってシフトして現れる(赤方偏移)ので、天文学者達は、宇宙における広大な距離を計るのに、宇宙論的な時間の遅れを使うことができる。ここに示された遠い銀河達からの光はその構成する色(スペクトラム)に分けられ、天文学者達が、既知のスペクトルラインの宇宙論的赤方偏移を測ることができる。ここに示されたイメージの新規性は、何百もの銀河達までの距離が一つのフレームで測定することができることであり、この例は、チリの大型望遠鏡(VLT)アレイの、可視光線マルチオブジェクト分光計(VIMOS)でとられたものである。遠いオブジェクトの宇宙の分布の分析は、初期の宇宙で、星達や銀河達が、何時どのように形成され、群れをつくり、発展してきたかを洞察する場を提供するだろう。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
10月6日(火)
火星で作業中のパーサーバランス(イラストレーション)

このイラストレーションでは、NASAのパーサーバランス(忍耐の意:発音注意パーサーバ/ランス)マーズローバーが、惑星X線岩石化学装置(PIXL:Planetary Instrument for X-ray Lithochemistry)を使っている。ローバーのロボットアームの終端のタレットの上にあるX線分光計は、岩における古代の微生物のサインの調査に役立つだろう。この PIXL とパーサーバランスは、カリフォルニアの南のNASAのジェット推進研究所によって製造され運用される。

今、火星と地球は最も接近した状態にある。火星の公転周期は地球のほぼ2倍。したがって両者は2年ごとに接近する。この時期は宇宙船が到達するのに最も燃料が少なくて済むので、火星探査機の打上はこの時期に集中する。今、上記NASAのパーサーバランスの外、日本のロケットで打ち上げられたアラブ首長国連邦の軌道船、他1機の合計3機が火星に向かっている。大判はイメージをクリック。原版は こちら から。

Perseverance Mars rover
10月5日(月)
衛星、アメリカ西部の活発な火災を捕える

我々のアクア衛星は、2020年9月29日に、米国西部を支配し続ける、火災と煙のこの可視光線と赤外線のイメージを捕えた。可視光線イメージは煙を示し、赤外線イメージは火災の熱(オレンジの点)を示している。カリフォルニアの林業と火災保護当局は、9月30日にも、州内と太平洋北西部の、依然として活動的な多くの大火を見つけた。今年8月の火災は、2018年の火災を超えて、カリフォルニアの歴史で最大の野火であった。このイメージでは、以前には米国を横断して東に向かっていた煙(9月21日の記事参照)が、今では、太平洋上を西に向かっていることを示している。更に困難な火災との戦いが気象パターンに予想されている。

記事は要点のみ。大判はイメージをクリック。米国西部、特にカリフォルニアでは、毎年、自然の森林火災は発生しており、本サイトでも取り上げていますが、その激しさは年々極端に増しているようです。

Earth
10月4日(日)
ニューヨーク・シティ

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2号ミッションは、米国で最も人口の多い都市、ニューヨーク市に我々を連れて行った。ここには約780平方キロのエリアに800万人以上の人々の住んでいる。2019年8月26日にとられたこのイメージには、マンハッタン島が中央に、ハドソン、イーストおよびハーレム川に囲まれて見える。マンハッタンの中央に、大きな長い緑の長方形としてセントラル・パークを見ることができる。ブルックリンとクイーンズが右に見える。ジョン・F・ケネディ国際空港がイメージの右下に見える。---1993年以降のデータは、広域な平均海面高度が、毎年平均して3ミリ上がったことを示している。11月の打上が予定される来るべきコペルニクス・センチネル6号衛星は、海面変化の観測を提供する二つの同一の衛星になるだろう。

以上解説は要点のみ。大判イメージは精度を見ていただくために原版から一部分を切り出した原寸大、鮮明化したものです。原版は こちら から。また、ニューヨークの地図は こちら を参考に。

Sentinel-2
10月3日(土)
ヴァトナヨークトル、アイスランド

コペルニクス・センチネル2号ミッションは、2019年7月6日に、アイスランド南東の、ヴァトナヨークトル氷河(Vatnajokull)の氷冠の夏のイメージをとった。その解像度10メートルのイメージを見よう。ルクセンブルクの大きさの約3倍の 8400 平方キロのこの氷河はアイスランド最大の氷河であり、ヨーロッパ最大である。氷の厚さは平均約 900 メートル、この氷冠は、温暖化のために縮退を続ける約30のアウトレット氷河を持っている。(中間略)
コペルニクス・センチネル2号は二つの衛星のミッションである。それぞれの衛星は、地球の表面を13のスペクトル帯で撮る高解像度カメラを運んでいる。それらは、全ての地球の陸地の表面、大きな島、内陸、近海を5日おきにとっている。

大判はイメージをクリック。

Sentinel-2
10月2日(金)
鷲星雲の柱を音にする

この有名な星雲 M16 は、暗くそびえる構造の内部奥深くに形づくられた明るく若い星達に焦点を当てた、目に与える饗宴で最も知られている。これらの冷たいガスとダストの何光年もの長い柱はヘビ座の方向約 6,500 光年にある。大規模な星達の M16 の集団からのエネルギーに満ちた紫外線光と強力な風によって彫られ浸食され、この宇宙の柱自体は破壊が予定されている。このハッブル(可視光線)とチャンドラ(X線)イメージに捕えられた壮観な詳細、 M16 の中の星形成の荒れ狂う環境は、恐らく、我々の太陽を形成した環境と類似しているだろう。この特集されたビデオの中に、決められた間隔で垂直の位置を左から右に動く星達とダストの音を聞こう。

音響ビデオはイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
10月1日(木)
国際宇宙ステーションで漏洩摘出作業が続く

月曜日の夜遅く、遠征63クルーは、更に大きくなるように思える国際宇宙ステーションの小さな漏洩箇所の特定を続けるために、フライトコントローラー達によって呼び起こされた。夜を通してテストされたモジュールの地上での分析は、ズベズダサービスモジュールの主作業エリアに漏洩個所を孤立させた。漏洩の源を正確に特定するための新しい作業が進められている。

国際宇宙ステーションでは以前に空気の漏洩が検出され、漏洩個所の特定作業が進められてきましたがはっきりしませんでした。最近、船内の温度にも影響が認められ、精力的な調査が進められています。詳細は 「国際宇宙ステーションは今」 を参照。イメージは国際宇宙ステーションの構成と各国の分担。大判はイメージをクリック。

Space station BLOG
9月30日(水)
木星の北極のカラーのサイクロン

NASAのジュノミッションからのこの極端な疑似カラーイメージに、木星の北極のサイクロンが驚くような色の渦として現れている。イメージの中心の木星の北極に見られる巨大かつ持続的なサイクロンは、 4,000 ~ 4,600 キロメートルの、より小さなサイクロンによって囲まれている。この嵐のパターンは、地球を矮小化したようなエリアを覆っている。このイメージに選ばれた色は、木星のダイナミックな雲の構造が現す木星の美しさと、また微妙な詳細を明らかにしている。ジュノが木星の大気について提供するそれぞれの新しい観測は、コンピュータシミュレーションを補い、これらの嵐が、時とともにどのように発展してきたかに関する我々の理解を更に洗練するのに役立っている。ジュノの木星赤外線オーロラ・マッパー(JIRAM)装置は、この惑星の南極の嵐の類似したパターンとともにこのエリアをマップした。2020年2月17日と7月25日の間の、ジュノ宇宙船の木星への4回の接近通過の間に、 JunoCam 装置によって得られたデータを使って、市民科学者 Gerald Eichstadt が、この合成イメージを作った。この大きく誇張された色は、この視界をつくるための多くの個々のイメージを部分的に結合した結果である。

Juno
9月29日(火)
エンケラドゥスの新しい視界

NASAのカッシーニ宇宙船のデータからつくられたこの新しい合成イメージは、土星の月エンケラドゥスの、これまでで最も詳細な広域赤外線の視界である。カッシーニの13年間の調査の間に、宇宙船の可視光・赤外線マッピング分光計(VIMS)は、惑星、そのリング、その10の主要な氷の月から反射される光を集めた。また VIMS は、素材の反射する構造について多く語る情報、様々な波長に光を分類した。この VIMS データが、カッシーニの他の詳細なイメージと結合されて、エンケラドゥスの新しい広域なスペクトルのマップに使われた。噴煙の起源である所謂「タイガー・ストライプ」の長く深い傷がここに見られる。しかし、同じ赤外線の地形のいくつかは北半球にも見られる。このことは、北の地域は新しい氷で覆われているが同種の地質学的活動があり、二つの半球に再舗装が起きたことを物語っている。この北の再舗装は、氷のジェットによるものかもしれないし、あるいは、地下の海から表面への地殻の破砕を通した氷のより段階的な動きに起因するのかもしれない。---大判はイメージをクリック。カッシーニは2017年にミッションを終えています。詳細は 「土星探査写真集」 から。

Cassini
9月28日(月)
バイオマーカー・ホスフィン、金星の大気に発見される

地球の隣人金星は既知の生命を形成するには厳しすぎる表面を持っているが、その超高層大気は、空中の微生物にとって十分に穏やかかもしれない。この通常は不都合な推測は、最近、金星のホスフィン(phosphine:PH3:気体状のリン化水素)の発見の発表で、予期せずにもたらされた。この化学物質ホスフィンは、地球の微生物がつくることは知られているが、金星のような岩の世界あるいはその周辺では非常に難しいと思われる一つのバイオマーカーである。この示された金星とその濃い雲のイメージは、2015年からこの雲に覆われた世界を周ってきた日本のロボット衛星、金星を周回する「あかつき」によって、紫外線光の二つのバンドでとられた。もし確認されれば、このホスフィンの発見は、我々の太陽系の太陽から二番目の惑星の大気に高く浮く、他の生命の徴候を捜す関心を再び引き出すかもしれない。

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Astronomy Picture of the Day
9月27日(日)
ワシントン D.C.とボルチモア

国際宇宙ステーションからのこの夜間のショットに、よく照らされたワシントン D.C. (左)とメリーランドのボルチモア(右)が、互いに近づいている銀河達のように見える。

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Space station
9月26日(土)
    衛星データ、エベレスト登山者に役立つ

    オスロ大学からの研究者達は、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2号データからのネパールのクンブ(Khumbu)氷瀑の仔細な流域に、エベレストの登山者達を支援する技術を適用した。登山家達がネパール側からエベレスト山を登るとき、クンブ氷河を、また、それに沿ったルートをたどる。この氷河の一部には、極めて危険な急斜面、氷瀑がある。衛星によって生じる速度のパターンは、氷河の危険なエリアをマップするために使うことができる。しかし、クンブ氷河の高速な氷瀑の故に砕かれた氷が流れる原因にもなる、また追跡を難しくする岩の狭い通路を通ることから、氷河の流れを観測することができなかった。コペルニクス・センチネル2号ミッションからの多量のデータセットのおかげで、研究者達は、挑戦的なイメージにもかかわらず、氷河の速度の詳細な高解像度速度マップをつくるために、アンサンブル・マッチングと呼ばれる革新的なイメージマッチング技術を使った。

    大判はイメージをクリック。詳細な記事は右のイメージをクリック(英語)。クンブ付近の写真は こちら から。

Sentinel-2
9月25日(金)
M1: ハッブルからの蟹星雲

これは、星が爆発するときに残された混乱である。西暦1054年に見られた超新星の結果である蟹星雲は、神秘的なフィラメントで満たされている。このフィラメントは、途方もなく複雑であるばかりでなく、最初の超新星で放出されたより少ない質量を持ち、また、自由な爆発から予期されるより高速であるように見える。ハッブル宇宙望遠鏡でとられ、ここに示されたイメージは、科学的な興味のために選ばれた三つの色の表現である。蟹星雲は幅約10光年に及んでいる。星雲のまさしくその中心には、太陽と同程度に大規模だが小さな町の大きさほどの中性子星、パルサーを横たえている。この蟹パルサーは毎秒約30回で回転している。

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Astronomy Picture of the Day
9月24日(木)
M2-9:バタフライ星雲の翼

ここに描かれた我々の太陽や M2-9 のような低質量の星達の場合、星達は、彼らの外殻のガスの包みを投げ棄てることによって、通常の星達から白色矮星へ彼ら自身を変化させる。この使い捨てられたガスは、往々にして、数千年間で徐々に弱まる惑星状星雲と呼ばれる印象的な表現を見せる。ここに代表的な色で示された2100光年にあるバタフライ惑星状星雲は、奇妙であるが不完全な物語を語る翼を持っている。中央では、冥王星の軌道の10倍のガスのディスクの中を二つの星が周っている。この死にかけた星の放出された包みは、二つの極の外見をつくりながらディスクから壊れている。惑星状星雲を引き起こし形成する物理的なプロセスについては多くの未知が残っている。

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Astronomy Picture of the Day
9月23日(水)
ケレスの塩水の残骸

小惑星帯で最も大きな小惑星ケレスは岩と氷から成ると考えられ、同時に、ケレスがその表面に変わった明るい場所を持つことが知られていた。これらの明るい場所は、2015年のドーン(Dawn)宇宙船の刺激的な接近の間にイメージに撮られた。ドーンのイメージとスペクトラムの分析は、その明るい場所が強く反射する塩水の残渣から生じていることを示した。最近の分析は、この水が、いくつかの太陽系の月と同種であるケレスを示し、また深い水のポケットを隠しており、この矮惑星の内部奥深くから始まったのかもしれないことを示している。示されたビデオは、オッカトル・クレータ(Occator Crater)のケレアリア・ファクラ(Cerealia Facula)と名付けられた明るい蒸発する塩水を疑似カラーのピンクで示している。ミッションに成功したドーン宇宙船は、燃料が減少した2018年に、そこにいるかもしれない生命への干渉を避けるために、少なくとも20年はケレスの表面から離れた遠い待機軌道に置かれた。

ビデオはイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
9月22日(火)
NGC 6357:大規模な星達の大聖堂

一般的な星はどのくらい大きいのだろう?  距離から予想される明るさと標準的な太陽モデルとして、知られた最も大規模な星達の一つ、我々の太陽質量の200倍の、散開星団 Pismis 24 の一つの星を与えてきた。この星は、このイメージのガスの前面に位置する最も明るいオブジェクトである。しかしながら、ハッブル宇宙望遠鏡でとられたイメージの詳細な調査では、 Pismis 24-1 は一つの星でなく、少なくとも三つからその明るい光を得ている。これらの構成要素の星達は、現在の記録では、より大規模な星達として依然として太陽質量の100倍近くを残しているのだろう。イメージの下方に向かっては、依然として星達が関連する輝線星雲 NGC 6357 を形づくっている。恐らくゴシック大聖堂のように見える中央近くのエネルギーに満ちた星達が、壮観な繭を照らしているように見える。

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Astronomy Picture of the Day
9月21日(月)
    米国西海岸の野火

    これまでに何十もの野火が、カリフォルニア、オレゴン、ワシントン州の広大な地帯を焼き、30人以上が犠牲となり、米国西部の大部分を煙で覆ってきた。火災からの煙は米国全域に広がり、東海岸のニューヨークにまで届いた。コペルニクス大気監視サービスによれば、この煙は、今週末、ヨーロッパにも届くと予想される。この壮観なイメージでは、9月16日に、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル3号ミッションによって捕えられた。米国西海岸で燃えている煙が東に動くのを見ることができる。一方、東海岸では、陸地に接近するハリケーン・サリーが見える。

    上は記事の一部です。この記事で提供されている他の野火に関連するイメージを紹介します。 西海岸からの一酸化炭素オレゴンの野火(9月9日)

Observing the Earth
9月20日(日)
メディケーン・イアノス

コペルニクス・センチネル3号ミッションは、中央ヨーロッパ夏時間9月17日10時48分に、イオニア海を横断してギリシャに接近する、地中海のハリケーン(メディケーン:Medicane)のこのイメージを捕えた。メディケーン・イアノス(Ianos)は、今日(18日)ギリシャに上陸し、ハリケーンの風力と豪雨をもたらすと予想される。メディケーンは形態の点でハリケーンや台風と似ているが、より冷たい海で発生することができる。ハリケーンは東から西に動くが、メディケーンは西から東へ動く。センチネル3号は、ヨーロッパのコペルニクス環境監視計画のために中継とデータを提供する二つの衛星ミッションである。

大判はイメージをクリック。ヨーロッパのハリケーンはあまり報じられることがありません。

Sentinel-3
9月19日(土)
カリフォルニアのサンディエゴ湾

米国とメキシコの国境の僅か数マイル北の、カリフォルニアのサンディエゴ市とサンディエゴ湾。この写真がとられたとき、国際宇宙ステーションは太平洋上の沖合にいた。

大判はイメージをクリック。サンディエゴ湾は米国の重要な軍港でもある。

Space Station
9月18日(金)
NASAのイメージ、米国を横断する火災とハリケーンを示す

NASAのアクア衛星は、2020年9月15日に、西の火災、国中に漂う火災からの煙、異なる方向から集まるいくつかのハリケーン、陸地に接近するハリケーン・サリーの、この真の色の米国のイメージを捕えた。西の赤い点は周辺のエリアより温度が高く、火災を示すのであろうエリアである。加えて、東と西に、四つのハリケーンと熱帯性低気圧が捕えられている。左手には、バハ・カリフォルニアから離れて動くカリーナがある。イメージの中央に見られるハリケーン・サリーは、夜を通してメキシコ湾岸で陸地接近し、後に破滅的な氾濫をもたらした。ハリケーン・ポーレットは、時速74マイルの風とともにバミューダ近くの東海岸にあるが上陸の恐れはない。右下角のハリケーン・テディはリーワード諸島の東にあり、時速74マイルの風が続き西北西に進んでいる。衛星イメージは毎日複数の衛星から複数回送られてくるが、一つのイメージにこれほど多くの危険のイメージを捕えるのは非常に珍しい。

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Image of the Day
9月17日(木)
ソーラーサイクル25が始まる

NASA と NOAA(米国海洋大気圏局)の共同スポンサーによる、ソーラーサイクル25予測パネルの専門家達の国際的なグループは、新しい太陽活動周期の始まりが2019年12月に始まったと発表した。我々の太陽は大きく変化するので、この出来事の宣言は事実上数ヵ月後になる。科学者達は、太陽活動周期の進捗を追うために太陽黒点を使っている。

大判はイメージをクリック。太陽黒点に代表される太陽活動は、11年ごとにその活動の盛衰を現します。この何年かは穏やかな時期に入っていました。日本を含む国際的な専門家達のグループの検討の結果、昨年12月に活動期に転じたことを発表しました。この記事は、国立天文台の 「太陽活動第25周期の開始を告げる極小は2019年12月」 から、日本語で読むこともできます。

Space Weather

ブラウザーの種類によって接続不能のことがあります

9月16日(水)
火星の明暗

この火星の地表の高解像度クローズアップの中で深い影が光と闇の間の劇的なコントラストをつくっている。2014年1月24日に火星偵察軌道船(MRO:Mars Reconnaissance Orbiter)の HiRISE カメラで記録されたこの場面は、約 1.5 キロメートルに及んでいる。このカメラは、赤い惑星の250キロメートル上から、南の高地のクレータの砂丘フィールドを見下ろしている。太陽がこの地域の地平線上約5度にあったときにとられ、砂丘の頂上のみが強い日光で捕らえられている。長い寒い冬が南半球に訪れ、季節の霜の明るい隆起が火星の砂丘に沿って並んでいる。赤い惑星で最も古い運用中の宇宙船の一つ火星偵察軌道船は、8月12日に、惑星地球からの打上の15回目の記念日を祝った。

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Astronomy Picture of the Day
9月15日(火)
    ハッブルの観測、暗黒物質理論で見失われていた要素を暗示する

    研究者達は、重力レンズ効果を生じさせている集団の中に、予想されるより10倍より強い暗黒物質の小規模な集中を発見した。この証拠は、NASAのハッブル宇宙望遠鏡と、チリの欧州南天文台の大型望遠鏡(VLT)の大規模な銀河集団の詳細な観測に基づいている。

    この記事は現代で最も重要な研究課題の一つ、「暗黒物質の解明」に資するかもしれない重要な発見を報じています。しかしながら非常に内容が濃く長文です。以下編者の知識の範囲内で要約します。
    研究者達は、重力レンズ効果を示す集団の中に、予想されるより10倍強い暗黒物質のより小規模な集中を発見した。重力レンズは遠い銀河などから発する光を手前の強力な重力を持つ集団によって曲げる現象であり、手前の銀河の重力によってその効果が左右される。これまでの理論では、新しく発見されたような効果は考えられない。現在の理論に見過ごされている何らかの要因があるかもしれず、その解明は強く期待されている暗黒物質の解明につながるかも知れない。(原文は右のリンクから:英語)

Hubble Space Telescope
9月14日(月)
アメリカ西海岸の野火

アメリカ西部の州が、西海岸の大部分を煙で覆う100近くの野火と戦っている。9月11日にとられたこのコペルニクスセンチネル3号イメージは、空がオレンジになったいくつかのエリアの、煙の広がりを示している。このイメージには、厚い煙を放つ複数の火災が、カリフォルニア、ワシントン、オレゴン州に見ることができる。9月12日のセンチネル3号からの新しいデータでは、この煙は火災から 2000 キロメートル西まで見ることができた。ポートランド、ユレーカ、ユージン、サンフランシスコ、サクラメント市の全てが煙で覆われている。イメージの上部にはバンクーバーとシアトル市が見える。センチネル3号は、ヨーロッパのコペルニクス環境監視計画に伴う二機の衛星ミッションであり、海洋の生物や水質などの監視に使われる。

大判はイメージをクリック。イメージは右に90度回転しています(北は右)。オリジナルイメージは こちら から。多数の火災発生場所を見ることができます。

Sentinel-3
9月13日(日)
国際宇宙ステーションからの「南極光」の輝き

インド洋上の軌道の旅の最南端に近づくとき、国際宇宙ステーションの下に「南極光」が輝いている。

大判はイメージをクリック。

Space station
9月12日(土)
雪で覆われたアンデス山脈の一部

チリ南のラグーン・サン・ラファエル国立公園の上を周ったとき、雪で覆われたアンデス山脈の一部が国際宇宙ステーションから描かれる。
Space Station
9月11日(金)
オリオンの谷

オリオン星雲のこの刺激的で親しみのない視界は、天文データとムービー描写技術に基づく視覚化である。 1,500 光年から見られる有名な星の託児所のクローズアップは、左のハッブルデータからの可視光線表現から、右のスピッツア宇宙望遠鏡からの赤外線データまでをベースにした、デジタル的にモデル化されたフレーム遷移である。この領域の巨大な分子雲の壁の谷に沿って、中央の眺望が幅1光年以上にわたって見られる。オリオンの谷は トラペジューム星団 の大規模な中央の星のエネルギーに満ちた風と放射線によって彫られた空洞で終わっている。複合波長の一部であるこの一つのフレームは、視聴者にオリオン大星雲を通した3分間のフライトを経験させる3次元ビデオである。

大判はイメージをクリック。ビデオは右のイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
9月10日(木)
GW190521:予想外のブラックホールの衝突

これらの二つのブラックホールは、重力波 GW190521 を生じさせた、 LIGO や Virgo などによって見られた最も大規模なブラックホールあった。それらの質量は前例がなくまた予想外であった。下の太陽質量の約65倍の低質量のそれは超新星爆発で生じたことが知られている。逆に、上の太陽質量の約135倍の高質量のそれは、それらの核融合でつくり出された元素を使い切った後に爆発した、非常に大規模な星達によってつくられたと考えられている。この中間質量のブラックホールがどのように存在するようになったかは未知であるが、ある仮説は、濃密な星の集団の星達とブラックホールの連続的な衝突からの結果としている。示されているのは、それらの回転軸を示す矢印を付した、衝突直前のブラックホールのイラストレーションである。このイラストレーションでは、渦巻の波が重力の放射の生成を示し、一方、周囲の星達は、星の集団で融合が起きたという可能性に注目している。昨年見られた、しかし、宇宙が現在の年齢の僅か約半分であったときの頃からの放射、このブラックホールの融合 GW190521 は、測定エラーの範囲内での最も遠くの検出である。
ブラックホールの融合による重力波は2017年に初めて検出され話題になりましたがその後も検出が続いています。上の GW190521 もその一つ。この記事は理解し難いかも知れませんが、その後の発生をお知らせする意味で敢えて取り上げています。更なる詳細は 重量ブラックホールの融合(GW190521)のシミュレーション(LIGO:英語) から。

Astronomy Picture of the Day
9月9日(水)
キュリオシティのドリリングサイト

このイメージは、火星のゲールクレータの調査を続けているNASAの火星探査車キュリオシティのカメラによって、火星日 2,865 日(地球歴の国際時間2020年8月28日1時59分)にとられた。このイメージは、このイメージの中の一つの岩を穿孔しサンプルを化学分析するために事前に撮られたものである。この調査とは視点が異なるが“地球人である私人から見た”このイメージを分析して見る。これはかって水が流れた跡に見えないだろうか? このような光景は火星には多く見られる。現在の火星は雨や雪が降ることはなく、極地以外は霜も生じない。風はある季節に大きな旋風(ダストデビル)が生じることがあるが、それ以外はそよ風程度である。つまり火星は何億年もの間大きな浸食を経ずにその跡をそのまま残している。図のような地形の中には、地球では水中の岩からの析出で生じる鉱物の小球も多くの場所で発見されブルーベリーと名付けられている。これまで、火星では、極地方に水の氷が検出されているが、それ以外は水は直接検出されていない。このような地形は、間接的ではあるが、火星にはかって水があったと考えられる強い証拠になっている。

Mars rover Curiosity
9月8日(火)
ブランコとハッブルからのヘリックス星雲

ヘリックス(Helix:螺旋)のような惑星状星雲の形は、それらが、恐らく、太陽のような星がどのようにその生命を終えるかの手掛かりを持っているので重要である。しかしながら、軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡とチリの4メートルブランコ望遠鏡の観測は、この Helix が実際には単純な螺旋ではないことを示した。むしろ、それは、弧、衝撃波、よく理解できない形さえも含む、ほぼ直角をなす二つのディスクを組み込んでいる。それでも多くの著しく幾何学的なシンメトリーが残っている。一つの太陽のような星が、どのようにこのような美しい幾何学的な複雑さをつくったかは研究上の話題である。ヘリックス星雲は、地球に最も近い惑星状星雲であり、みずがめ座の方向僅か約700光年横たわり、約3光年に広がっている。

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Astronomy Picture of the Day
9月7日(月)
    アンドロメダのハロー

    アンドロメダ銀河 M31 は我々のミルキーウェイに最も近い大きな渦巻銀河である。約250万光年、肉眼では地球の夜空に、小さな、かすかな、細長い雲として輝いて見える。実際には見えないが、我々の近隣の銀河のこのデジタルイラストレーションに、地球の岩の地形の上に熱いイオン化されたガスの巨大なハローとして紫色で表されている。遠いクエーサに対する紫外線光の吸収の、ハッブル宇宙望遠鏡の観測によってマップされたアンドロメダのガスのハローの広がりと構造が AMIGA プロジェクトによって最近判定された。将来の星形成のための素材の蓄積、広がったプラズマのアンドロメダのハローが、この銀河から約130万光年に広がっていると測定された。それは、ミルキーウェイへの道の約半分であり、恐らく、我々の銀河の広がったガスのハローと接触する位置にある。

    この記事はごく最近のハッブル宇宙望遠鏡からの発表を取り上げたものです。右図はハッブルの発表から。記事はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
9月6日(日)
地球の地平線にきらめくミルキーウェイ

国際宇宙ステーションからの軌道の夜のこの長時間露出の写真は、まばゆいミルキーウェイを背景にした、地球の地平線のカラフルな大気の輝きを見せている。

大判はイメージをクリック。

Space station
9月5日(土)
アマゾン雨林の野火

国際宇宙ステーションがボリビアとブラジルの境界を周っていたとき、アマゾン熱帯多雨林の野火が撮られる。

大判はイメージをクリック。撮影は8月29日、発表は9月2日。

Space station
9月4日(金)
火星のツインピークス

NASAのマーズパスファインダーミッションは1997年7月4日に赤い惑星に着陸した。奴隷制度廃止論者 Sojourner Truth に因んでソジャナー(Sojourner)と名づけられたその小さなローバーは、火星の地形を探査し、イメージをとり、化学・大気その他の測定を行い、予定された7日間のミッションを83日過ごした。その前のNASAのミッションは、20年以上の間火星に到達できなかった。このイメージは、着陸地点南西の、中程度の大きさの丘であるツインピークスを示している。それらは、7月4日に IMP カメラでとられた最初のパノラマで発見され、続いて20年以上前にとられたバイキング軌道船イメージで確認された。そのピークは高さ約30~35メートル、北のツインは着陸船から約860メートル、南のツインは約1キロメートルにある。この光景には、着陸船から南のツインピークス方向の数十メートルの範囲の、岩の隆起、くぼ地、または洪水の破片の「小山」を含んでいる。このイメージは、赤、緑、青のフィルタを使ってカラー化された。カラーバランスは、ほぼ火星の真の色に調整されている。宇宙船からの最終データは国際時間1997年9月27日10時23分に受信された。  --- 9月2日に続くマーズパスファインダー(母船)とソジャナー(探査車)の記事です。編集し直しています。手前の岩の高さは数十センチほどです。

Solar System and Beyond
9月3日(木)
ブラックホールの降着円盤の視覚化

ブラックホールの周りはどのように見えるだろう? もしブラックホールが、輝き付着するガスの渦巻くディスクで囲まれているならば、ブラックホールの大きな重力は、非常に珍しく見えるディスクによって放出される光をそらすだろう。この特集されたアニメのビデオは一つの視覚化を与えている。このビデオはオブザーバとともに始まり、その後、降着円盤の平面の上からブラックホールの方向を見る。中央のブラックホールの周りには、ブラックホールの事象の地平面に横たわる内部、光子の球の位置を印す、軌道を周っているディスクの薄い円形のイメージがある。左には、ディスクの大きな主なイメージの部分が、見る者に向かって動くように明るく現れる。続いてビデオは、ブラックホールの上を孤を描き、間もなく上から見下ろし、遠い側のディスク平面を通過して最初の点に戻る。この降着円盤は、ある興味深いイメージの逆転を見せているが決して平らには見えない。このような視覚化は、ブラックホールがイベントホリゾン望遠鏡によって先例のない詳細で撮られた今日、特に適切である。

大判(一部訳付)はイメージをクリック。俄かには理解が難しい記事です。できるだけ忠実に訳したつもりですが誤りがあるかも知れません。アニメーション動画は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
9月2日(水)
ヨギと友人達の3D

パスファインダー着陸船からのランプ(左下の降り口)、ソジャナー・ロボットローバー(その先)、エアバッグ(右下)、カウチ、バーナクルビルとヨギ岩(ローバーの右上)が、火星の地表のこの3Dステレオの視界に現れている。バーナクルビル(Barnacle Bill:バーナクルは藤壺)はソジャナーのソーラーパネルの左の岩である。ヨギ(Yogi)は右上の大きく親しみやすい様の巨礫である。「カウチ(couch:長椅子)」は、地平線の中央近くに見える角ばった岩である。劇的な3Dの眺望を得るために赤/青の眼鏡でこのイメージを見よう。このステレオの視界は、マーズパスファインダーのカメラ(IMP)によって記録された。この IMP は、ステレオイメージのために二つの光の道を持ち、スペクトル分析のためのカラーフィルタのアレイを備えていた。火星での初めての天文台として運用されたこの IMP は、太陽と、火星の二つの小さな月の小さなデイモスのイメージをも記録した。今年7月には、赤い惑星へのミッションとして、NASAの火星パーサーバランス・ローバーが打上られた。
大判はイメージをクリック。写真は到着後母船マ-ズパスファインダーから降りたソジャナーローバー。この探査車の大きさは電子レンジほど。この地帯アレス谷はかってマリネリス峡谷から大量な水が流れていたとされ、間接的ではあるが多くの証拠が発見されている。ヨギはアメリカのテレビアニメの熊の名から。

Astronomy Picture of the Day
9月1日(火)
タイタンを見る

厚い大気に覆われた土星最大の月タイタンは見るのが本当に難しい。超高層大気の小さな粒がほぼ浸透不能な霞をつくり、可視光線の波長の光を強く撒き散らし、覗き見る目からタイタンの表面の地形を隠している。しかしながら、赤外線の波長では、タイタンの表面は散乱が弱くなり、大気の吸収が減少するのでより良いイメージが撮れる。タイタンのこの可視光線のイメージ(中央)の周りに配列されているのは、この苛立つような月の最も鮮明な全球の赤外線の視界である。疑似カラーでのこの六つパネルは、カッシーニ宇宙船に搭載された、13年間の可視光・赤外線光マッピング分光計(VIMS)からの、赤外線画像データを示している。それらは、カッシーニの可視光との、驚くような比較を提供している。

大判はイメージをクリック。タイタンはカッシーニ探査機が何回も接近して詳しく調査した衛星。メタンの大気、雨、川、湖などが観測された。

Astronomy Picture of the Day