このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

コロナウィルスに伴って、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。しばらく、これまでに掲載できなかった記事、ウィルス感染に無関係な宇宙ステーションからの記事、アポロ等歴史的な記事を中心に掲載します。

掲載日とイメージ解            説出 典
3月29日(日)
明るいニューヨーク/ニュージャージーのメトロポリタン・エリア

国際宇宙ステーションが米国北東の263マイル(421キロメートル)を周った早朝に、良く照らされたニューヨーク/ニュージャージーのメトロポリタン・エリアが見られる。ランドマーク(目印)として、マンハッタンのセントラル・パークが、中央下の暗い長方形のエリアとして見ることができる。

大判はイメージをクリック。ニューヨークは今コロナウィルスとの主戦場になっています。世界的な拡大を抑えるためにも早期の解決を期待したいものです。このイメージは2020年2月28日の撮影です。

Space station
3月28日(土)
南極大陸東部のデンマン氷河

この写真は南極大陸東部デンマン氷河の表面の波型を示している。この氷河は、今、2003年から2008年までより急速に溶けている。NASAのジェット推進研究所とカリフォルニア大学の科学者達による新しい調査によれば、この氷河は、1996年から2018年までに、 5.4 キロメートル縮退した。

大判はイメージをクリック。

Earth
3月27日(金)
東京を含む日本の街の灯

国際宇宙ステーションが太平洋上260マイル(416キロメートル)を周ったとき、東京が下にある日本の街の光が、軌道の日の出の中で消えて行く。

大判はイメージをクリック。記載はありませんが、下の大きな光の塊が東京を中心とした関東方面、次に左上に沿って東海道とその上に名古屋、更にその上(画面のほぼ中央)に見えるのが大阪と思われます。

Space station
3月26日(木)
日本、大阪の明るい光

軌道の259マイル(414キロメートル)を通過している夜の間に、日本の大阪湾、大阪の夜の光が国際宇宙ステーションから描かれた。

大判はイメージをクリック。それぞれのイメージは見易いように処理を加えています。記載はありませんが北が下方向と思われます。原版は こちら から。

Space station
3月25日(水)
日本、東京の明るい光

日本の東京と東京湾周辺の川崎と横浜の明るい光が、軌道の260マイル(416キロメートル)から国際宇宙ステーションによって描かれた。

記載はありませんが原版は北が下方向と思われますので、図は北が右(川崎、横浜方面が上、房総半島方面が下)になるように変換しています。それぞれのイメージは見易いように処理を加えています。原版は こちら から。

Space station
3月24日(火)
チュリュモフ-ゲラシメンコの雪

2016年6月に彗星チュリュモフ・ゲラシメンコ(Churyumov-Gerasimenko:67P または CG)を周ったとき、ロゼッタ宇宙船の狭角カメラは、カメラの近くまた彗星の地表上に、降雪に似たダストと氷の粒の筋を記録した。しかしながら、この場面の明るい小さな点のいくつかは、恐らくカメラを打つ帯電粒子または宇宙線の雨であり、またおおいぬ座の方向の密度の濃い背景の星達である。このビデオの中で、これらの上から下へ筋を引く背景の星達を容易に見ることができる。この驚くようなムービーは、ロゼッタが彗星の核から約13キロメートルにあったときに、25分間でとられた33の連続的なイメージからつくられた。

動画はイメージをクリック。ロゼッタ宇宙船は2004年に打上げられ、2014年8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着したヨーロッパ宇宙機関の彗星探査宇宙船。11月に着陸機フィラエ (Philae) を投下した。フィラエは彗星の核に着陸し、史上初の「彗星に着陸した探査機」となった。しかし、無重力の世界で3回バウンドし、落ちたところが岩陰であったため太陽電力が得られず、間もなく活動を停止した。無重力の地に安全に着陸させることが如何に難しいかを示す代表的な例となった。

Astronomy Picture of the Day
3月23日(月)
アポロ9号、月着陸船を伴ってテストドライブ

アポロ9号は1969年3月に打上げられアポロ11号への秒読みであった。低地球軌道を飛び、月着陸船、コマンドとサービスモジュールの、フル装備のアポロ宇宙船の初飛行であった。このミッションは、初めての月着陸に備えて、月軌道での降下と上昇推進システムを実証することによって、着陸船の質を確定させるために行われた。これはまた、アポロ11号に求められた、これらが独立して飛行し、続いてランデブーし、再びコマンドモジュールとドッキングできることも実証した。3名のクルーは、ジェームズ・マクディビット司令官、コマンドモジュールパイロット、デイビッド・スコット、月着陸船パイロット、ラッセル・L・シュワイカートから構成されていた。このイメージでは、マクディビットとシュワイカートが地球軌道で月着陸船をテストし、一方、スコットはコマンドとサービス・モジュールに残った。また、このミッションの間に、シュワイカートは、月で装着する月宇宙服をテストするために船外活動を行なった。

アポロによる月探査は、最初に月に降りたアポロ11号から最後のアポロ17号までが知られていますが、これらの飛行の前段階として多くの準備が行われました。2024年までに月への復帰を目指す今、オリオン宇宙船を含む様々な準備が始まっています。

Apollo 9
3月22日(日)
コロナウィルスと二酸化窒素汚染

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル5P衛星からのデータを使ったこのイメージは、2020年3月7日から16日までの二酸化窒素の濃度を示している。

二酸化窒素(NO2) は環境汚染の大きな要因となっている化合物。この記事は中国のコロナウィルスによる活動停止に伴う大気汚染の急激な減少を報じたもの(昨日の記事)であるが、ここでは周辺の、韓国、日本の現況に焦点を当ててみた。人的活動が盛んであった昨年12月(右図)と比較して、3月21日の左の図では、中国、韓国、日本ともに汚染が減っている(人的活動が抑制されている)。なお、二酸化窒素の汚染が、東京、大阪、名古屋など、韓国ではソウルなどの大都市に集中していること、中国の汚染が如何に極端であるかを見てとることができる。

Copernicus Sentinel-5P (ESA)
3月21日(土)
コロナウイルスと中国を覆う二酸化窒素

最近のデータは、コロナウイルス(COVID-19)の広がりを防止するための全国的な閉鎖によって、イタリア北部の空気の汚染の低下を示した。この新しいマップは、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル5P衛星の Tropomi 装置による12月から3月までの、中国の二酸化窒素放射の変化を示している。2019年12月遅くにコロナウイルスのニュースが中国の湖北省で生じたとき、厳しい処置が実施された。その結果、中国当局が病気の蔓延を止めるために毎日の活動を中止し、1月後半までに工場は閉鎖され街路は消毒された。これは、全ての主要な中国の都市での、1月下旬から2月までの間の二酸化窒素放射の劇的な縮減に結びついた。この放射の低下は、また、毎年放射の類似した低下を見る、新年の祝賀と同時でもあった。コペルニクス大気監視サービス(CAMS)は、以前の3年と比較した、最も重要な空気の汚染物質の一つ、2020年2月の微細な粒子状物質の減少を観測した。これらの衛星観測を大気の詳細なコンピュータモデルと結合することによって、この調査は、中国の大部分の表面粒子状物質の約20~30%の縮小を示した。

アニメーションはイメージをクリックしてダウンロード(.mp4)または右のリンクから直接。なおイタリアについては 3月15日の記事 から。

Sentinel-5P (ESA)
3月20日(金)
オリオン・カプセルのテスト・バージョン、太平洋で回収される

太平洋での回収テスト8で、遠くの艦船と共にヘリコプターが、オリオンカプセルのテストバージョンの近くを飛んでいる。アルテミス1の回収手順の、この初めてのフルミッションのプロフィールテストの間に、NASAの着陸と回収チームは、彼らの目標物に出会った。アルテミス1は、オリオン宇宙船、宇宙打上システム・ロケット、ケープカナベラルのケネディ宇宙センタの新しく改良された探査地上システムと共に、NASAの深宇宙探査システムの、初めての統合飛行試験になるだろう。このミッションの基本的なゴールは、エントリー(大気入り)、降下、着水、回収のクルーモジュールの安全性を確認することである。アルテミス計画では、2024年までに最初に女性を、次に男性を月に着陸させるだろう。

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Moon to Mars
3月19日(木)
太陽内部の対流と磁場

私たちの最も近くにある恒星であり馴染み深い天体,太陽.その内部はどんな観測機を用いても見ることはできませんが,太陽表面の観測や理論的研究から,太陽の内部は複雑な流れで占められていることがわかっています.そしてこの複雑な流れが,黒点やフレアなどの太陽活動の源と考えられています.また,太陽の表面に現れる強磁場である黒点の数は11年の周期で増減することが知られていますが,その周期の仕組みは大きな謎となっています.この11年の黒点周期の謎も,太陽内部の複雑な流れを正確に理解することができれば,明らかにすることができると考えられています.太陽内部の流れや磁場を精密に計算したコンピュータ・シミュレーションを元にした映像で,太陽の中身をのぞいてみましょう.

日本語解説付きアニメーション動画(Youtube)はイメージをクリック。動画のそれぞれの過程の解説は国立天文台のサイト(右のリンク)から。

国立天文台
3月18日(水)
極地の層のケーキの一切れ

火星の氷冠は全ての層が物語を持つケーキのようである。この例ではその物語は火星の気象変化の一つである。北極の層になった堆積(NPLD:north polar layered deposit)の露出部分のこのイメージは、層になったティラミスの一切れのように見える。この NPLD は積み重なった水の氷とダストの粒から成っている。しかしながら、ここに見られるように、これらの層は、着氷の代わりに季節的な二酸化炭素の霜で頂上を覆われている。火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラの高解像度と色彩能力は、これらの層における変化に関する詳細を提供している。また科学者達はレーダー・データを使い地下の連続性をも示している。これらの堆積の複雑な層は、もしサンプルが得られれば、以前の気象の理解に結びつく、大気からの小さな大気のポケットを含むかもしれない。

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MRO
3月17日(火)
ブラックホールの巨大な爆発

天文学者達は、彼らが今、我々の世界でこれまでに見られたブラックホールの爆発で、最も強力な例を発見したと考えている。この合成の疑似カラーで示されたイメージは、へびつかい座における銀河達の集団である。この合成写真には、チャンドラX線天文台とXMMニュートンからのX線イメージを紫で、インドの巨大なメートル波長電波望遠鏡からの電波イメージを青で、このフィールドの銀河達と星達の赤外線イメージを白で示している。点線は、十字で印された銀河の中心に潜む超巨大ブラックホールによって吹き飛ばされた、空洞の境界を示している。電波放射がこの空洞を満たしている。この大きな破裂は、銀河間宇宙への強力な電波ジェットの放出に終わった、ブラックホールの過食および一時的に経験する「ブラックホールの吐き気」によると考えられている。この空洞に吹きつけるのに必要とされるエネルギー量は約100億の超新星爆発に等しい。

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Astronomy Picture of the Day
3月16日(月)
ゆっくりダンスする銀河達 NGC 5394 と 5395

このダンスの一つのターンは数億年かかる。二つの銀河達 NGC 5394 と NGC 5395 は、互いの重力の相互作用で新しい星達を形成し、ゆっくりと回っている。米国ハワイのマウナケアのジェミニ北8メートル望遠鏡で撮られたここに示されたイメージは、四つの異なる色を結合している。新しい星達が銀河達の進化をドライブする、星の託児所を印す水素ガスからの放射は赤で色付けされている。また、最終的に星の託児所になるだろうガスを印す暗いダストレーンも見える。注意深く見ると、背景にゆっくり宇宙ダンスを踊っている多くの銀河達を見るだろう。

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Astronomy Picture of the Day
3月15日(日)
コロナウイルス:二酸化窒素の放射がイタリアに降る

コペルニクス・センチネル5P衛星からの新しいデータが、イタリアの二酸化窒素放射の空気の汚染を明らかにしている。この図では、特に、コロナウイルスの広がりを防止するために全国的な監禁を起こした、イタリア北部が見えている。このアニメーションは、10日間の平均の動きを使った、2020年1月1日から2020年3月11日までの、ヨーロッパ全域の二酸化窒素の放射の変動を示している。これらのデータは、世界中の空気の汚染物質の多くをマップする、コペルニクス・センチネル5P衛星の Tropomi 装置からである。(以下略)

アニメーション(.mp4)はイメージをクリック。

Copernicus Sentinel-5P (ESA)
3月14日(土)
国際宇宙ステーションから満月が撮られる

遠征62クルーがカザフスタンの262マイル(419キロメートル)上空を周ったとき、国際宇宙ステーションの外部高解像度カメラが満月を描いた。

大判はイメージをクリック。写真は3月9日に撮られたもの。今回の満月はスーパームーンでした。スーパームーン(supermoon)は、楕円軌道の月の最接近が重なることによって満月が大きく見えること。詳細は こちら から。

Space station
3月13日(金)
南極大陸とグリーンランドの海面変化への影響

気象変化の最悪の例の気象温暖化シナリオについて現在政府間パネルで追跡されているグリーンランドと南極大陸は、新しいレポートによれば、1990年代より6倍速く氷を失っている。ネイチャーの二つの論文で公表されたこの調査結果は、1992年と2017年の間に、グリーンランドと南極大陸が、広域な海面を 17.8 ミリメートル押し上げる、6兆 4000 億トンの氷を失ったことを示している。海面上昇のおよそ60%( 10.6 ミリメートル)はグリーンランドの氷の消失により、40%は南極大陸( 7.2 ミリメートル)によるものであった。氷の消失のこの合計の割合は、1990年代の年間810億トンから、2010年代の年間 4750 億トンまで、30年間に6倍上がった。このことは、極地の氷床が、今、全ての海面上昇の3分の一に関係していることを示している。

大判はイメージをクリック。

Observing the Earth (ESA)
3月12日(木)
火星のモルー・クレータ(透視図)

このイメージは、モルー・クレータ(Moreux crater)と呼ばれる火星の地表の形を示している。これは、(ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレス軌道船の)2019年10月30日の軌道 20014 の間に集められたデータから成っている。この地表解像度は約16メートル/ピクセルであり、このイメージはほぼ東経44度北緯42度に中心がある。このイメージは、高解像度ステレオカメラ(HRSC)の、直下/カラー・チャンネルからのデータを使ってつくられた。この直下のチャンネルは、火星の表面と直角をなし、地表を真っ直ぐ下に見るように並んでいる。

大判はイメージをクリック。ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレス軌道船は立体画像撮影を特徴とする軌道船です。

Mars Express(ESA)
3月11日(水)
国際宇宙ステーション、ドラゴンを捕らえる

国際宇宙ステーションがバンクーバー近くの北東太平洋上262マイルを旅する間に、NASAの宇宙飛行士アンドリュー・モーガンのバックアップを得たNASAの遠征62ジェシカ・メイアは、宇宙ステーションのロボットアーム Canadarm2 を使って、東部夏時間午前6時25分(日本時間午後7時25分)にドラゴン貨物船をつかんだ。(右図は打上の写真:追加発表されたもの)

<参考>: コロナウイルスに関するNASA長官の発表:3月8日日曜日に、シリコン・バレーのNASAのエイムス研究センターの従業員が、コロナウイルス(COVID-19)の陽性反応を示したとの確報を受けた。我々はセンタでの露出が制限されると考えているが、エイムス研究センターは、更なる通知があるまでセンタへのアクセスが制限されるとともに一時的にテレワークの義務的状況にある。---現状では、その他の被害は確認されていないとのことです。

Space station BLOG
3月10日(火)
NASAのキュリオシティローバー、これまでで最高解像度のパノラマを撮る

2019年感謝祭の休日の間に撮られ、引き続く何か月かの間に慎重に編集された 1,000 を超えるイメージから成るこの合成写真は、火星の光景の18億ピクセルを含んでいる。ローバーのマスト・カメラ(Mastcam)は、このパノラマ(右上:20000x5171 Pic, 82 MB)をつくるためにその望遠レンズを使った。一方、ローバーのデッキとロボット・アームを含む、より低解像度の約6億5千万ピクセルのパノラマ(右下)をつくるためにその中間角度のレンズに依存した。これらの二つのパノラマは、キュリオシティが探査しているシャープ山の側面領域「グレン・トリドン(Glen Torridon)」を示している。それらはミッション・チームが感謝祭の休日で不在であった11月24日と12月1日の間にとられた。

それぞれのイメージをクリックして高解像度で確認してください。なお、英語解説付きビデオは こちら(Youtube) から。

Mars rover Curiosity
3月9日(月)
中学生、NASAの次のマーズローバーを名付ける

NASAの次のマーズローバーは、パーサーバランス(忍耐、Perseverance:発音に注意、パーサーバ/ランス)の新しい名前を持っている。全米の K-12 の学生からの 28,000 を超える投票を通して選択した結果、一つの名前が選ばれた。(ビデオでは)勝利を得た名前を提出したバージニアからの13才の学生、アレキサンダー・マザー(Alexander Mather)が、赤い惑星を訪問する次のロボット科学者の名前に、何故パーサーバランスを選んだかを説明している。
パーサーバランスは現在NASAのケネディ宇宙センタで最終的な組立とチェックを受けている。このローバーは、米国西海岸標準時2021年2月18日午後12時40分(日本時間2021年2月19日午前5時40分)に、火星のジェゼロ・クレータへの着陸が目標とされている。

ビデオ(英語解説)はイメージをクリック。

2020 Mars rover
3月8日(日)
カナダの北極の群島(イメージは右に90度変換、右が北)

この群島の大部分は、カナダ最大かつ最北の領域、 ヌナブト準州(Nunavut) の一部である。この多島域は約 1,500,000 平方キロメートル、94の主な島と 36,000 を超える小さな島から成っている。この群島は、西のボーフォート海、ハドソン湾、雲によって大きく覆われた南のカナダ本土によって囲まれている(周辺地図は こちら から)。カナダの北極群島の島は全体的に北西航路として知られ、一連の水路によって切り離されている。過去には、この北西航路は年間を通して厚い海氷のために通行できなかったが、北極の気象の顕著な変化によって夏の海氷は激減し、このルートを通って航行する船が増加した。2019年7月27日に撮られたこのイメージでは、ボーフォート海(Beaufort Sea)の砕かれた海氷とともに、カナダ群島(Canadian Archipelago)の水路に海氷を見ることができる。このイメージは、北極(特にシベリア)で野火が起きていたときに捕えられたので、このイメージでは、マッケンジー川に沿ってカナダ本土に野火が見られ、西に流れる噴煙を見ることができる。(以上大幅に要約)

大判はイメージをクリック。原寸大イメージは こちら(4701x8182 5.28 MB) から。

Week in images:2-6 March 2020
3月7日(土)
歪曲するナイル川

国際宇宙ステーションがスーダンの263マイル(421キロメートル)を周っていたときに撮られたこのイメージは、 紅海の隣で地中海に向かって歪曲するナイル川を示している。

大判はイメージをクリック。この付近の地図は こちら から。

Space station
3月6日(金)
火星の穴

この穴は、現在火星を周っているロボット火星偵察軌道船の HiRISE 装置によって撮られた火星のパボニス山脈の火山のダストの斜面のイメージに、2011年に、偶然発見された。象徴的な色で表現されたこのイメージは、開かれた、また、イメージの右側が部分的に照らされた地下の穴を表している。これの分析と引き続くイメージは、径約35メートルの開所を、また、内部の影の角度は、下に横たわる洞穴が約20メートルの深さであることを明らかにした。下に横たわる洞穴の全ての広さとともに、この穴を囲んでいる円形のクレータが何故あるのかは推測の話題として残っている。このような穴は、それらの内部の洞穴が火星の厳しい地表面から比較的保護され、火星の生命を含む良い候補であるので特別な関心事である。これらの穴は、したがって、可能性のある将来の宇宙船、ロボット、人間の惑星間探査のための重要なターゲットである。

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Astronomy Picture of the Day
3月5日(木)
火星の溝

火星の溝は、二酸化炭素の霜によって流体化され、冬の間に形づくられる。科学者達は、一年を通して、これらのサイトの動きを監視している。この真冬の光景において、火星の溝が、極に面した斜面の影の中で、ほぼ完全に凍結している。このマップは50センチメートル/ピクセルのスケールで投影されており、北が上である。2005年8月12日に打上げられたNASAの火星偵察軌道船(MRO:Mars Reconnaissance Orbiter)は、軌道から連続的に赤い惑星を監視し、長期間水が火星の表面で持続した証拠を探すミッションを続けている。

大判はイメージをクリック。火星では、二酸化炭素は、夏の間昇華して大気となり、冬に凍結して霜(ドライアイス)になる変化を繰り返す。特に極に面した斜面の影の中ではこの変化が明確に現れ、鮮明な溝をつくり、火星が現在も変化を続けていることを示している。

MRO
3月4日(水)
NGST-10b:運命づけられた惑星の発見

ホット・ジュピターは、水星より我々の太陽に近い軌道を周る木星のような巨大な惑星である。しかし、いくつかのホット・ジュピターは他より極端である。例示された NGTS-10b は、僅か18時間でその親星を周るこれまでに発見された最も近くをまた最も速く周る巨大な惑星である。 NGTS-10b は木星より少し大きいが、親星の表面からその直径の2倍未満を周っている。惑星がこの近さで周るとき、それは、最終的に星の重力によって切り裂かれるように潮力によって引かれ、内側に渦巻くと予想される。ワーウィック(Warwick)大学の研究者達によって発見された NGTS-10b は、ヨーロッパ南天文台の次世代トランジット調査の名に因んで名付けられた。最終的には NGTS-10b に激しい終焉が起こるだろうが、我々はまだ何時かは分らない。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
3月3日(火)
ジュノからの木星の磁場

木星の磁場がどれほど地球のものと似ているだろう? NASAのロボット・ジュノ宇宙船は、木星の磁場が驚くほど複雑であり、木星の世界が地球のように一つの磁極を持たないことを発見した。ジュノのデータからアニメ化されたように、ある瞬間の木星の磁場のスナップショットがビデオに示されている。赤と青の色は、強いプラス(南)とマイナス(北)の磁気フィールドの雲のトップ領域を表している。惑星を囲んでいるのは仮想された磁場のラインである。アニメビデオの最初は、比較的一般的な双極のフィールドで始まっているが、しかし、間もなく、今大きな青い場所として知られる磁気領域が視界の中を回転し、それらは木星の回転軸に直接並んではいない。更に二番目の続きでは、このイラストのアニメーションは木星の回転軸の一つに我々を連れて行く。そこでは、赤い磁気のホットスポットが、広げられある時は環状であることを明らかにしている。木星の磁場のより良い理解は、地球の謎の惑星磁気をよく理解する方向への手掛かりを与えるかもしれない。

大判はイメージをクリック。木星探査衛星ジュノ(Juno:またはユーノー)の名は ギリシャ神話のジュピター(天文用語では木星)の妻 の名からとられている。

Astronomy Picture of the Day
3月2日(月)
ジュリアス・シーザーとうるう日

紀元前46年、ジュリアス・シーザーはカレンダシステムを改革した。アレキサンドリアの天文学者ソシゲネスによるアドバイスに基づいて、このユリウス暦は、地球年の長さが365日を僅かに超えるという事実のために4年ごとに一日うるう日を含めた。現代では、地球が太陽を一度周るのに 365.24219 平均太陽日かかる。そのため、もし暦年が正確に365日ならば、4年ごとに約1日地球年からずれ、その結果、ジュリアス・シーザー自身にちなんで名付けられた7月(July)が北半球の冬の間に起こるだろう。4年ごとの閏年を採用することによってジュリアン暦年のずれは少なくなった。1582年に、法王グレゴリーXIIIは、400で割り切れる年を除いて、00で終わる年は閏年にはならないという更なる微調整を提供した。このグレゴリー暦システムは今日広く使われている一つである。もちろん、地球と月のシステムの潮力の摩擦が地球の自転を遅らせ、一日は1世紀に約 1.4 ミリ秒徐々に延びている。

これは2月29日の記事です。時差と発表時刻の関係で、まとまった記事の掲載は日付で2日程遅れます。

Astronomy Picture of the Day
月日()
カナダ、マニトバのウィニペグ

国際宇宙ステーションが北アメリカの261マイル(417キロメートル)を周ったとき、カナダ、マニトバの ウィニペグ(Winnipeg) の夜が描かれる。(Jan. 8, 2020)

大判はイメージをクリック。

Space station
2月29日(土)
北極の永久凍土層を描く

永久凍土層は広域な気象で重要な役割を演じ、また、地球温暖化に最も敏感な地球システムの構成要素の一つである。ヨーロッパ宇宙機関の気象変化計画によるマップは、北極の永久凍土層の解凍に関する新しい洞察を提供している。最新の気候変動に関する政府間パネルの特別レポートによれば、1980年代から現在までに永久凍土層の温度は記録的な高水準で増加してきた。結果として、この数十年間に、その融解によって、顕著な量の温室効果ガスが生じるかもしれない懸念が高まっている。---中略---衛星のセンサーは直接永久凍土層を測量することができないが、ヨーロッパ宇宙機関の気象変化計画の一部である専門のプロジェクトは、永久凍土層の広がりを推定するために地表温度その他を使った。

アニメーション動画はイメージをクリック(.mp4)または右のリンクから。

Observing_the_Earth (ESA)
2月28日(金)
宇宙の進化のイラストシミュレーション

宇宙の進化のコンピュータシミュレーションが、銀河達がどのように形成され、また、人類からどのように見られるかの洞察を提供している。このプロジェクトは、130億年を超える進化について、側面 3500 万光年に及ぶ解像度120億エレメントに、2014年にCPUを 2000 万時間使った。このシミュレーションは、銀河のタイプの広範囲かつ多様な構成の中での物質を追っている。仮想の宇宙が進化する中で、物質のあるものは宇宙に広がり、間もなく、フィラメント、銀河達、銀河達の集団を構成するために重力で凝縮する。このビデオは、この変化する宇宙の一部の回転する仮想カメラの視点をとっている。最初に暗黒物質の進化を、その後温度によってコード化された水素ガスを(0:45)、ヘリウムや炭素などの重い元素(1:30)を、そして更に暗黒物質(2:07)を示している。左下にはビッグバンからの時間がリストされ、また右下には物質のタイプがリストされている。複数の爆発が、熱いガスのバブルを放出する、銀河中央の超巨大ブラックホールを描いている(0:50)。このシミュレーションでは、何故過剰な古い星達を生み出しているかを含めて、イラストと真の宇宙の間の興味深い相違が研究された。

動画はイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
2月27日(木)
ケンタウルスAの中央

僅か 1100 万光年のケンタウルスAは惑星地球に最も近い活動銀河である。 NGC 5128 としても知られるこの独特な楕円銀河は差渡し 60,000 光年を超えている。銀河の中心(左上)を含む約 8,500 光年に及ぶ領域が、この鋭いハッブル宇宙望遠鏡のクローズアップに示されている。ケンタウルスAは、明らかに、星形成領域、大規模な星の集団、印象的な暗いダストレーンの激しい混乱に終わった二つの殊の外一般的な銀河達の衝突の結果である。銀河の中心近くの宇宙の片の残りは、太陽質量の10億倍の中央のブラックホールによって着実に消費されている。他の活動銀河と同様に、そのプロセスは、恐らく、ケンタウルスAによって放射される、電波、X線、ガンマ線エネルギーを生み出している。

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Astronomy Picture of the Day
2月26日(水)
スピッツアの三裂星雲

メシェ20とも呼ばれる三裂星雲は小さな望遠鏡でも観るのは容易である。 5,500 光年の距離にある差渡し約30光年のそれは、星雲の豊かな星座、いて座への宇宙の観光客に人気の停車場である。その名前が示すように、可視光線に見られる写真は、暗い、不明瞭なダストレーンによって三つの部分に分けられた星雲を示している。しかし、この鋭い赤外線のイメージでは、輝くダストの雲と新生の星達の三裂のフィラメントを明らかにしている。この壮観な疑似カラーの視界はスピッツア宇宙望遠鏡によっている。天文学者達は、この興味深い星の託児所の、出生のダストとガス雲の中に隠されて横たわっているだろう新生かつ初期の星達を数えるために赤外線画像データを使った。2003年に打上げられたスピッツアは、今年早くにその科学オペレーションが閉じるまで、地球を追う太陽軌道から赤外線で宇宙を探査した。

大判はイメージをクリック。右の写真は地上の望遠鏡で見た三裂星雲。

Astronomy Picture of the Day
2月25日(火)
宇宙で自由に飛ぶ

スペースシャトル・チャレンジャーの貨物室から約100メートルの、ブルース・マッキャンドレスⅡは、これまでに誰も経験したことがない遠くに浮き夢に生きていた。有人操作ユニット(MMU:Manned Maneuvering Unit)によって誘導され、宇宙飛行士マッキャンドレスは宇宙で自由に浮いていた。マッキャンドレスと仲間のNASAの宇宙飛行士ロバート・スチュワートは、1984年のスペースシャトル・ミッション41Bの間に、このような「つながれていない宇宙歩行」を初めて経験した。この MMU は窒素の噴射によって動き、衛星の展開と回収に使われた。この MMU は地球の重量で140キログラム超であるが軌道で漂うときには無重量である。この MMU は、後に SAFER(簡易船外活動救出)バックパック推進ユニットと入れ替えられた。

右のイメージは先の船外活動でロボットアームの先端に乗るイタリアのルカ・パルミターノ。これまで不注意で船外に離れた例はないが、この背負型の簡易船外活動救出装置と身体を船体に結ぶ命綱は船外活動に必須である。

Astronomy Picture of the Day
2月24日(月)
ハワイ!

ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士ルカ・パルミターノは、 Beyond として知られる(下記)彼の二回目の長期間ミッションの間に、国際宇宙ステーションからハワイのこのイメージを撮った。地球に戻った後に彼は言った。「軌道にいる間に投稿する機会を得なかった多くの写真をとった。」 彼は2020年2月5日に国際宇宙ステーションから戻って来た。彼は軌道の最前線で6ヵ月間生活しまた働いて過ごした。彼は、宇宙で、50件以上のヨーロッパの実験と、200件以上の国際的な実験を行った。

大判はイメージをクリック。国際宇宙ステーションに搭乗するヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士達は、その出身国のミッションとして固有の名前を付けている。 Beyond は、イタリアの宇宙飛行士であるルカ・パルミターノの、今回のミッション名である。

Week_in_images (ESA)
2月23日(日)
サウジアラビア、ダーマンの夜

中東の262マイル(419キロメートル)を周っていた国際宇宙ステーションから、サウジアラビアのダーマンの夜の視界が描かれる。右側のフォークのような構造はキング・アブドルアジズ港である。

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Space station
2月22日(土)
オーロラ空を満たす

国際宇宙ステーションからの2017年6月25日のスナップショットで、緑のオーロラが空を厚く塗っている。地球の上約400キロメートルの軌道を周っているステーションは、オーロラのディスプレイの上の領域にある。オーロラは、極端な高度に低い密度で発見される活発な分子や原子のサインの色を持っている。酸素原子からの放射がこの視界を支配している。この輝きは低い高度では緑であるが、稀な赤い帯が宇宙ステーションの地平線の上に伸びている。この軌道の光景はオーストラリアの南東を通過している間に捕らえられた。右の地平線上のおおいぬ座の星達と共に、地球の縁の近くの最も明るい星は、シリウス、おおいぬ座のアルファ星である。

大判はイメージをクリック。原版は こちら(4928×3280) から。

Astronomy Picture of the Day
2月21日(金)
タイタンの初めての広域な地質図

この土星最大の月タイタンの初めての広域地質図は、2004年から2017年まで土星を周ったNASAのカッシーニミッションからのレーダ、可視光、赤外線光のイメージに基づいている。黒い線は30度の緯度と経度を表している。この図は、緯度0度、経度180度に中心を置いている。マップスケールは 1:20,000,000 である。この図では、名前がつけられた表面の地形のいくつかにラベルが付されている。また、NASAのカッシーニ・ミッションの一部であるヨーロッパ宇宙機関のホイヘンス探査機の着陸地点(Huygens landing site)が見られる。このマップの伝説な色はタイタンに見られた地質学的なユニットの幅広いタイプを表している。例えば、平原(plains:広い比較的平らな領域)、迷路(labyrinth:しばしば流れのチャンネルを含む地殻構造上の崩壊した領域)、小高い地(hummocky:いくつかの山脈を含む丘)、砂丘(dunes:タイタンの大気の風でつくられる多くは線形の砂丘)、クレータ(craters;インパクトによってつくられる窪み)、湖(lakes:以前にまたは現在液体のメタンまたはエタンで満たされた領域)など。タイタンは、その表面に安定した液体メタンとエタンを持つ太陽系で地球以外に知られている唯一の惑星である。このマップは、カッシーニのレーダーデータと、画像科学サブシステムイメージを使って開発された。

大判はイメージをクリック。タイタンの地形には日本語を含む沢山の名前が付けられていますが、ここにはごく一部のみが記されています。

Cassini
2月20日(木)
モロッコのアンティアトラス山脈

おおよそ8千万年前、アフリカとユーラシアの地殻構造プレートの衝突の結果として形成されたモロッコのアンティアトラス山脈(Anti-Atlas Mountains)。この衝突はテチス海を破壊した。この海底を形づくった、石灰岩、砂岩、粘土岩、石膏の層は、アンティアトラス山脈をつくるために折られつぶされた。このイメージに見える南西モロッコの近赤外線と短い波長の赤外線帯は、異なる岩のタイプに焦点を当てるために結合され、この複合体の折りたたみの例を示している。このイメージは、2007年11月5日に、テラ衛星の ASTER 装置によって撮られた。テラは20年前の1999年12月に打上げられ、地球の調査の新しい時代を始めた。NASAの地球観測システムの旗艦であるテラは、6年間、 30,000 軌道を達成するためにつくられた。20年後のテラとその五つの搭載装置は、我々のホーム惑星についてデータを提供する、その発見のミッションを続けている。

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Terra Satellite
2月19日(水)
薄れゆくベテルギウスの変化する表面

オリオン座の有名な赤い超巨星ベテルギウスは、かろうじてではあるが、地上の望遠鏡がその表面を実際に読み解くことができるほど大きい。ヨーロッパ南天文台の大型望遠鏡(VLT)でとられたこの二つのイメージは、昨年の始めと終わりに、この星の表面がどのように現れたかを示している。前のイメージは極めて均一な明るさを持つベテルギウスを示し、一方、後のものはベテルギウスの下半分が上部より薄暗くなっている。今、2019年の最初の五か月間のアマチュア観測は、実際には僅かに明るくなったベテルギウスを示し、一方、最後の5ヵ月間に、この星は劇的に暗くなった。このような変わりやすさは、この有名な変光する超巨星のあり得る通常の振舞いではあるが、この最近の暗さは、ベテルギウスが超新星になるかも知れない期間に関する議論を再燃させた。その最後の超新星は、恐らく数千年の将来、驚くべき夜空の光景になるだろうが、ベテルギウスは約700光年離れているので、地球上の生命に危険をもたらすことはないだろう。

大判はイメージをクリック。ベテルギウスについては 2月6日 の記事も参考にしてください。

Astronomy Picture of the Day
2月18日(火)
キュリオシティ、ハットンの分析を進める

火星探査キュリオシティは「ハットン(Hutton)」ドリルサイトに留まっている。先週の穿孔に成功した後、ローバーは、穿孔サンプルの分析と、このサイトの更なる特徴描写に焦点を当てた。昨日の活動ではサンプルを分析器に投下し、今日の計画には、週末の穿孔サンプルの火星サンプル分析装置への配送に備えた充電、遠隔探査、火星サンプル分析装置の調整がある。明日アップリンクができないので、我々は、今日、3火星日の計画を行った。この計画では、火星日を通した充電開始と、夜通しの大気の観測がある。(以下略)

これは2月12日の火星探査ローバー(探査車)の記事です。キュリオシティには岩などの組成調査のための穿孔機や分析装置を積んでいます。写真は表面を払った跡(右下の三日月型の白い部分)と穿孔後の岩屑。火星は大気が薄く、太陽光の強い照射によって鉄分の酸化が進み、地表が赤味がかって見えるとされていますが、図に見るように、岩を少し削ると緑色を帯びた片が現れます。火星は強い風雨もなく変化に乏しいので、ごく薄い酸化物が地表を覆っているに過ぎないものと思われます。

Curiosity
2月17日(月)
NGC 602 とその彼方

約20万光年の距離の衛星銀河、小マゼラン雲の周辺近くに500万年の若い星の集団 NGC 602 が横たわっている。誕生のガスとダストによって囲まれた NGC 602 が、チャンドラによるX線とスピッツアによる赤外線を加えられて、この驚くようなハッブル・イメージに示されている。途方もない隆起と後退角の形が、 NGC 602 の大規模な若い星達からの、エネルギーに満ちた放射と衝撃波を強く示唆している。それは、ダストの素材を浸食し、集団の中央から離れて動く星形成の進行を起動させた。この写真は、小マゼラン雲の推定された距離で約200光年に及んでいるが、この鋭い多色の視界には、また、様々な背景の銀河達が見える。これらの背景の銀河達は、 NGC 602 の、更に数億光年またはそれ以上にある。

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Astronomy Picture of the Day
2月16日(日)
ジブラルタル海峡が大西洋と地中海をつないでいる

ジブラルタル海峡が大西洋を地中海とをつなぎ、ヨーロッパ大陸のスペインとアフリカ大陸のモロッコとを切り離している。国際宇宙ステーションがポルトガルのリスボン沖の大西洋上265マイル(424キロメートル)を周っていたときに、この写真がとられた。

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Expedition 62
2月15日(土)
夜光雲または夜輝く雲

地球大気の最も高い雲、夜光雲(noctilucent cloud)または夜輝く雲(night shining cloud)が、南太平洋上269マイル(430キロメートル)を周っている国際宇宙ステーションから描かれる。夜光雲は太陽が地平線の下にあって照らし出されるときのみ見える。

大判はイメージをクリック。夜光雲は国際宇宙ステーションからはしばしば見られていますが、これほど鮮やかに見えていることは少ないので取り上げてみました。

Expedition 62
2月14日(金)
    再訪される淡青色の点

    このボイジャー1号宇宙船の更新された肖像的な「淡青色の点」のイメージは、ボイジャーの視界を再訪するために最新の画像処理ソフトウェアと技術を使っている。ボイジャーの30回目の記念日の最も肖像的な視界の一つとして、NASAのジェット推進研究所は、「淡青色の点(Pale Blue Dot)」として知られるイメージの新しいバージョンを発表した。この更新されたイメージは最新の画像処理ソフトウェアと技術を使っている。この新しい視界は、原版のように、惑星地球を広大な宇宙の明るく青いピクセルとして示している。カメラの光の中にまき散らされた日光の放射がこの場面を横断して伸び、その一つが偶然劇的に地球と交わっている。この視界は、パワーを節約するためにボイジャー1号のカメラが意図的にパワーオフされる数分前の、1990年2月14日にとられた。この探査機は、その兄弟ボイジャー2号とともに、今後その生涯の間にどんな天体とも接近することはない。二つのボイジャー宇宙船の機器と他のシステムのシャットダウンは、それらの延命を可能にする段階的なプロセスであった。
    ボイジャー1・2号は既に太陽圏を脱出して星間宇宙に入っている最も長命な遠距離の宇宙船です。右上のイメージをクリックして表示されるページから緑のマークを操作して、ボイジャー1号が撮った太陽系の内側のイメージと航路をご覧ください。

Solar System and Beyond
2月13日(木)
金の領域と星達

この金(Goldilocks)の領域は、軌道を周る惑星の表面に存在する液体の水にとって熱過ぎずまた冷た過ぎない、星の周辺の生物生息可能域(ハビタブル・ゾーン)である。この興味深い情報画像には、太陽より冷たく微かなオレンジのK矮星と赤のM矮星と共に、太陽のような黄色のG星達の、それらのゾーンの相対的な大きさを含んでいる。トップのM星は小さな接近した金の領域を持っている。これらはまた1千億年ほどの長命と見られ、ミルキーウェイの星達の約73%を占め非常に豊富である。しかし、それらは非常に活動的な磁場を持ち、静かな太陽の400倍と推定されるX線を発していると見られ、生命に有害な非常に多くの放射線をつくり出しているかもしれない。下の太陽のようなG星は、大きな金の領域を持ち、有害な放射線が少なく比較的穏やかである。しかし、それらはミルキーウェイの星達の6%であり、非常に短命である。ハビタブル(生物居住可能)惑星を探すに当たって、K矮星達はちょうど適当なのかもしれない。それらは左程稀ではなく、太陽より長い400億年の寿命を持っている。比較的広い生物生息可能域を持つそれらは、適度な量の有害な放射線をつくり出している。これらの金の星達はミルキーウェイの星達の約13%を占めている。

見易い大きさに処理を加えたイメージは こちら から。なお、この記事の原記事(英語:::ハッブル)は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
2月12日(水)
金星の活火山の証拠

金星の火山はまだ活動しているだろうか? 金星には地球より多くの火山が知られているが、金星の火山が最後に何時噴火したかは直接はわかっていない。金星の非常に最近の火山活動を強める証拠が、最近まさに此処地球で発見された。研究室の結果は、密度の濃い金星の大気において、表面の溶岩のイメージが、僅か数ヵ月で、ヨーロッパ宇宙機関のヴィーナスエクスプレスイメージに見られなかった暗さ、赤外線で暗くなることを示した。ヴィーナスエクスプレスは2006年に金星の軌道に入り、2014年まで地球と接触していた。したがって、疑似カラーの赤で示されたこの赤外線の輝きは、 Idunn 山塊でヴィーナスエクスプレスによって記録され、この火山がごく最近噴火し、今日もなお活動的であることを示し、NASAのマゼランイメージでここに示されている。金星の火山の理解は、太陽系の他の場所とともに、地球の火山に関する洞察に結びつくかもしれない。

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Astronomy Picture of the Day
2月11日(火)
詐りまたは真?

この写真は、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によってとられた、 NGC 2770 と呼ばれる銀河のクローズアップの視界を示している。 NGC 2770 は、以前、ここには見えない、観測された四つの異なる超新星を有していたので興味深い。超新星は数少ない異なる方法で形づくられるが、常に死にかけた星を含んでいる。これらの星達は不安定になり、コントロールを失い、激しく爆発し、全銀河を明るくするほど短く輝き、ゆっくり消えて行く。この銀河 Sn 2015bh に観測された四つ超新星の一つは特に興味深い。その独特な超新星は、最初に疑問を呼ぶ独自性を持っていた。2015年に初めて発見されたとき、天文学者達は、 Sn 2015bh を、破裂(explode)する星でなく単に生命のその最終段階の大規模な星からの予測できない爆発(outburst)であると考え、偽りの超新星に分類した。有難いことに、天文学者達は最終的に真実を発見し、このオブジェクトは、太陽質量の8~50倍の星の死から生じた タイプII超新星 として、その正しい分類を与えられた。

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Week in images(ESA)
2月10日(月)
最高解像度記録の太陽の粒

太陽の表面は何故変わり続けるのか? 全米科学財団(NSF)は、米国ハワイにダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡を構築した。このイノウエ望遠鏡は、より高速な、以前より多色の、より高い解像度のイメージを捕えることを可能にする大きな鏡を持っている。ここに示されているのは、最近を公開された、10分超で撮られた最初のイメージを5秒のコマ落しビデオに結合したものである。このビデオは、太陽のほぼ地球の大きさのエリアを捕えたものであり、粒の大きさは約30キロメートルほどの形を解読している。粒の中央は噴出する熱い太陽プラズマのために明るく、粒の端は落ち込む冷やされたプラズマのために暗い。粒の端の一部の領域は深く熱い太陽の内部の奇妙な磁気の窓であり非常に明るい。多くの話題の中で太陽の磁場がどのように変化し、エネルギーを放出し、遠い地球に影響を及ぼし続けているかは、新しいイノウエ望遠鏡からのデータを使って、何年にもわたって調査されるだろう。

この記事の動画はイメージをクリックして Youtube から。なお、今日2月10日昼過ぎ、NASAが協力するヨーロッパ宇宙機関の太陽観測衛星が米国の打上施設から打上げられます。中継放送は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 、または ヨーロッパ宇宙機関ウェブテレビ(ESA Web TV:01:30 PM) から。

Astronomy Picture of the Day
2月9日(日)
ロングアイランド、ニューヨーク市、ニュージャージーの明るい都市の光

ロングアイランド、ニューヨーク市、ニュージャージー・エリアの明るい都市の光が、米国北東部の主要なメトロポリタン・エリアを囲む、サンド・フック・ベイ、ハドソン川、イーストリバー、ロングアイランド・サウンドなどとの対比を見せている。

大判はイメージをクリック。これは2020年1月1日にとられたものです。

Space station
2月8日(土)
クリスティーナ・コッホ、宇宙での328日のミッションを終える

ロシアのソユーズ指揮官アレクサンダー・スクボルソフ、ヨーロッパ宇宙機関のルカ・パルミターノ、および一回の宇宙飛行で女性による歴史上最長の記録をセットしたNASAの宇宙飛行士クリスティーナ・コッホは、東部標準時午前4時12分(日本時間木曜日午後6時12分)に、カザフスタンのジェズカズガンの南東の外れに着陸した。このトリオは、彼らのソユーズ MS-13 宇宙船で、国際宇宙ステーションを午前12時50分(日本時間午後2時50分)に出発した。パルミターノとスクボルソフにとって、この着陸は、宇宙での201日の滞在、 3,216 回の地球軌道周回、 8,520 万マイルの旅を終えた。宇宙へのコッホの初めての旅は、328日のミッション、地球を 5,248 周、大雑把に月への291回の往復に等しい1億 3900 万マイルの旅であった。彼女は、遠征59、60、61の間に、210を超える調査を行った。

ヨーロッパ宇宙機関のルカ・パルミターノを中心としたコマ落としビデオがヨーロッパ宇宙機関から提供されています。イメージをクリックしてご覧ください。

Space station BLOG
2月7日(金)
中性子星 J0030 の表面のホットスポットマップ

この都市サイズの星は以前には解読するには小さく遠すぎた。しかしながら、最近、急速な回転がどのようにこの星のX線の明るさを明暗させているかの注意深いモデリングによって、一つの中性子星の表面のホットスポットの位置と大きさの初めてのマップがつくられた。主導的なモデルに基づいて、残りの星の表面が疑似の青で満たされたパルサーJ0030+0451のホットスポットのマップが撮られた。 J0030 は一回ごと 0.0049 秒で回転しており、約千光年離れた位置にある。このマップは、国際宇宙ステーションに設置されたNASAの中性子星内部組成探査機(NICER)によってとられたデータから計算された。これらのホットスポットの計算された位置は驚異的であり十分理解されない。中性子星の重力レンズ効果は非常に強く、 J0300 は、その表面の半分以上を地球の方向に示している。 J0030 のようなパルサーの外見の調査は、中性子星の質量、半径の、また、ブラックホールの中に落ち込むことから、どのように星を保っているかの正確な推定の場を提供している。

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Astronomy Picture of the Day
2月6日(木)
ベテルギウス想定される

ベテルギウスは何故弱まっているのだろう? 夜空で最も明るく最も認められた星達の一つベテルギウスは、僅か5ヵ月前に使われた半分ほどの明るさである。そのような変わりやすさは、恐らくこの有名な変光する超巨星の通常の振舞いであるが、最近の暗さは、ベテルギウスが超新星になる前にどの位の長さがあるのだろうという議論を再燃させた。その赤い色で知られるベテルギウスは、かろうじてではあるが、近代の望遠鏡で解像することができる僅かな星達の一つである。示されたアーティストのイラストレーションは、ベテルギウスがクローズアップでどのように見えるかを想像している。ベテルギウスは、しばしば印象的なフレアを投げる複雑な表面を持つと考えられている。それを太陽の位置に置かれたなら(推奨はされないが)、その表面は木星の軌道の近くまで広がり、一方、そのガスの噴煙は海王星を過ぎた泡になるだろう。ベテルギウスは約700光年離れているので、その最終的な超新星は、その明るさが満月のそれと対抗するかもしれないが、地球の生命を危険にさらすことはないだろう。アマチュアとプロ双方の天文学者達は、この新しい10年も確実に、ベテルギウスの監視を続けるだろう。

ベテルギュウスは変光星の一つですが今急速に明るさが落ちており、超新星爆発の可能性も排除できないと議論を呼んでいます。この記事は1月1日の掲載です。図はベテルギュウスの大きさを太陽系に見立てて想定したもの、ベテルギウス(Betelgeuse)の詳細は こちら を参照。

Astronomy Picture of the Day
2月5日(水)
アポロ14号、ホームへ向かう

1971年2月に月軌道を離れたとき、アポロ14号クルーは、彼らのコマンドモジュール、キティホーク(Kittyhawk)からのこの地球の出を見た。地球の陽に照らされた三日月が月の地平線上に昇り、手前のクレーターで満たされた地域が月の遠い側まで続いている。もちろん、クルーは、月を周っている間は地球の出と没を見ることができるが、ここでは、地球は、月面の着陸地点フラマウロ(Fra Mauro)の基地の空に固定されて吊るされている。アポロ14号ミッションによって持帰られた岩のサンプルは、ビッグバーサ(Big Bertha)と名付けられた20ポンドの岩を含み、後に、惑星地球からの隕石の可能性がある破片を含んでいると判定された。

大判はイメージをクリック。原版は こちら から。アポロ14号は日本時間1971年2月1日に打上げられ、2月5日に火星に着陸しました。その概要は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
2月4日(火)
Zeta Oph:逃亡する

この驚くような赤外線のポートレートの中で、宇宙の海をかき分けて進む船のように、走り去る星へびつかい座ゼータ星(Zeta Oph:Zeta Ophiuchi)が、星間の船首の波または衝撃波の弧を生み出している。この疑似カラーの視界に、フレームの中心近くを秒速24キロメートルで左へ進む、太陽より約20倍大規模な星、青みがかった Zeta Oph が横たわっている。それに先行して強い星の風が圧縮し、星間のダストの素材を熱して歪曲した衝撃波の前面を形づくっている。 Zeta Oph は恐らく以前にバイナリ星システムのメンバーであったが、そのコンパニオンの星は更に大規模であり、それ故に寿命は短かった。このコンパニオンが破滅的に質量を失う超新星として爆発したとき、 Zeta Oph はシステムから放り出された。約460光年離れた Zeta Oph は、太陽より 65,000 倍明るく、もしそれが覆うダストによって囲まれれば、空の明るい星の一つになるだろう。このイメージは、へびつかい座ゼータ星の推定された距離で、約 1.5 度または12光年に及んでいる。
先週、NASAは、我々の世界を調査する16年間の成功した年を終えたスピッツア宇宙望遠鏡をセーフモードに切り替えた。

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Astronomy Picture of the Day
2月3日(月)
2019年の我々の太陽の動きの変化

ヨーロッパ宇宙機関の プロバ2衛星 は太陽を連続的に監視している。365日の太陽のこの集合写真に、それぞれの日を表す一つのイメージが選ばれた。このイメージは、太陽の熱い乱れた大気、約百万度のコロナを捕えるために極紫外線波長で取り組む、この衛星の SWAP カメラでとられた。2019年を通して、11年の活動サイクルの最小にある太陽は、その活動の低いレベルを示した。この年の最もエネルギーに満ちたフレアは、5月6日に、太陽の東の縁近く(左側)に観測された。それは、太陽面爆発を強度によって分類する、 C9.9 クラスのフレアに分類された。最も小さなものはA、続いてそれぞれエネルギー出力の10倍の増加を意味する、B、C、M、Xである。つまりXクラスの出力はCクラスの百倍である。プロバ2は、また、2019年に、様々な科学キャンペーンをも行なった。(以下略)

左のイメージは変形しています。正しい大判はイメージをクリック。静止画画で見るには こちら から。

Proba-2 (ESA)
2月2日(日)
韓国、日本海と黄海

国際宇宙ステーションが日本の広島近くの沖の高度260マイル(416キロメートル)を周っていたとき、韓国の都市および日本海と黄海の釣り舟の灯が描かれる。中央に向かった最も明るい都市の光は韓国の首都ソウルを示している。 (Jan. 8, 2020)

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Space station
2月1日(土)
朝鮮半島

コペルニクス・センチネル3号ミッションによって捕えられたこのイメージに、東アジアの朝鮮半島(または韓半島)を見ることができる。この半島は長さ900キロメートルを超え、東の日本海(または東海)と西の黄海の間に位置している。この半島は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と大韓民国(韓国)の2カ国に分けられる。北朝鮮は平壌を首都とし、九つの行政区に分けられている。イメージの左上(ここでは右上)に明るい灰色で見られる平壌は、 大同江 の岸と、朝鮮湾(Korea Bay)から約50キロメートル内陸の平原にある。韓国の首都は北西部にあるソウルであり、僅かに内陸の、北朝鮮との境界から南約50キロメートルにある。イメージが示すように、朝鮮半島は、農業に適する陸地は20%以下の、大部分が山や岩である。黄海の名は、沈泥で満たされた中国の川の水に由来している。それは、また、平均の深さが約50メートルの、世界の大陸棚で最も浅いエリアの一つである。韓国沖の海は漁業にとって世界で最良と考えられる。暖かくまた冷たい流れは多様な種を引きつけ、多くの島、入江、礁は優れた漁場を提供している。このイメージは2019年5月21日にとられた。センチネル3号は、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス環境監視計画の、二つの衛星から成るミッションである。それは、例えば、海洋生物や水質監視に使うことができる。

イメージは右に90度回転させています。大判はイメージをクリック。原版は こちら から。

Sentinel-3