このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
1月19日(火)
火星の夏の凍てついた光景‎

ヨーロッパ宇宙機関の ‎ExoMars ガス追跡軌道船に搭載された CaSSIS カメラは、火星の南の高緯度(74ºS / 246ºE)のシシフィ・トーラス(Sisyphi Tholus)近くで霜の残留堆積を捕らえた。このイメージは南半球の真夏の早朝に撮影された。これらの高緯度では二酸化炭素の氷と霜が発生する。霜は、土壌に埋め込まれた水の氷の存在を示す、特徴のある地形の、多角形の亀裂の中に見ることができる。全体に見られる黒い斑点は、暗い土壌が二酸化炭素の氷の亀裂を通して押し込まれ、夏の間に固体の氷から蒸気に直接変わることに起因している。‎
ExoMars はヨーロッパ宇宙機関とロシアのロスコスモスの共同計画である。‎

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今週のイメージ(ヨーロッパ宇宙機関)
1月18日(月)
土星の月タイタン

地球の月と同様、土星の最大の月タイタンは、同期する回転に閉じ込められている。カッシーニ宇宙船によって2012年5月に記録されたこの合成イメージは、そのガスの巨人からそれた面、反土星側を示している。密度の濃い大気を持つ太陽系唯一の月タイタンは、その表面に液体の雨及びその蒸発の、地球に似たサイクルの際立ったボディを持つ、知られている地球の他の唯一の太陽系の世界である。 土星のリングと雲のトップを超えた直径 5,000 キロメートルのこの月のカッシーニの視界に、大気の霞の高々度の層が明らかである。中央近くには、シャングリラ(桃源郷、楽園)と名付けられた暗い砂丘を満たした領域がある。カッシーニが届けたホイヘンス探査機が、宇宙船として地球から最遠の着陸の後、中央の左下に残されている。

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Astronomy Picture of the Day
1月17日(日)
雪に覆われた‎マドリード‎

2021年1月11日にコペルニクス・センチネル2ミッションでとられたスペインのマドリード。白黒で撮られたように見えるが実際には自然色。過去50年間で最大の降雪がこの地域を覆った。嵐フィロメナがスペインの一部を厚い雪で覆い、国の半分を警戒状態にした。最悪の被災地の一つであるマドリードは、空港が閉鎖し、列車はキャンセルされ、道路は封鎖された。この衛星画像は嵐が過ぎた後に撮影されたが、市の郊外にはまだ多くの雪が残っており、右上の空港の滑走路の一部はまだ雪で覆われている。イベリア半島の異常な寒さは今週後半まで続くと予想され、気温は -12°C に急落すると予測されている。 道路の障害物は処理されつつあり、食糧供給や Covid ワクチンなどの必需品は提供できるようになっている。ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル2は2機の衛星ミッションであり、各衛星は、13のスペクトル帯で地球の表面を画像化する高解像度カメラを搭載している。これらは赤道で5日間隔で全地球をカバーしている。

--- 大判はイメージをクリック。原画は こちら から。

Sentinel-2
1月16日(土)
スペインの冷たい覆い

このヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル3号衛星イメージが示すように、数日前、豪雪がスペインの地域に深刻な打撃を与えた。この衛星イメージは、この国がこの50年間で最もひどい降雪にあった、週末に降った雪の後まだ危機にあった中央ヨーロッパ時間1月12日 11:40 に撮られた。最悪の被災地の一つマドリードは、空港が閉鎖され、列車はキャンセルされ、道路は閉じられた。中央スペインの人々は激しい雪に続く深刻な寒さの中で奮闘している。少なくともこの20年間でスペインで最も寒い夜、マドリードの東の山脈では、気温が摂氏マイナス25度まで急落した。

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Sentinel-3
1月日()
「スペースX」ドラゴン貨物船が宇宙ステーションにドッキングしている

「スペースX」ドラゴン貨物船が、ハーモニーモジュールの宇宙に面した国際ドッキングアダプタにドッキングしているのがとられる。右側に、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「きぼう」研究室モジュールの実験ロジスティックスモジュール(「きぼう」の収納庫)が見える。

--- 大判はイメージをクリック。国際宇宙ステーションで初めての民間輸送船「スペースX」ドラゴン貨物船は、着水地点の天候不良から一日延期され、火曜日に、ハーモニーモジュールの宇宙に面した国際ドッキングアダプタから切離された。ドラゴンは国際宇宙ステーションの実験結果や機材などを持帰ることができる唯一の貨物船。水曜日の夜メキシコ湾に着水した。右は参考構成図(大判参照)

Space station
1月14日(木)
火星のストライプの砂丘

火星のこれらの砂丘は何故縞模様なのだろう? ここに示されたイメージは、最近、火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラで撮られたストライプの砂丘、火星の Kunowsky クレータを示している。多くの火星の砂丘は、明暗のエリアのパターンをつくる二酸化炭素(ドライアイス)の霜で不規則に覆われていることが知られている。二酸化炭素は溶けずに昇華し直接ガスに変わる。二酸化炭素はまた固体としてグリーンハウスの素材であり、したがって氷の下の熱を捕らえることができ、下から昇華することができ、間欠泉のような爆発を引き起こす。これらの爆発は火星の春の間に黒い解けたパターンをつくることがあり、そこでは暗い砂が露出する。しかしながら、示されたこのイメージは、気象がこれらのストライプを特に分かり難くする、冷えた火星の秋にとられた。一つの仮説は、それらが、昼夜のサイクルの一部として、より弱い爆発あるいは熱のストレスから形成される氷の亀裂によって起きるというものであるが調査は続いている。更に多くの火星の季節を通してこれらの砂丘やその他を見ることが、我々に、このミステリーを解くための、より多くの手掛かりを与えるかもしれない。

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Astronomy Picture of the Day
1月13日(水)
    ハッブル、木星とエウロパの鮮明な新しいイメージをとらえる

    2020年8月25日にNASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によってとられた木星のこの最新のイメージは、惑星が地球から6億5300万キロメートルであったときに捕らえられた。ハッブルの鋭い視界は、研究者達に、この怪物の惑星の擾乱する大気、注目に値する新しい嵐、色の変化する大赤斑の新らしい気象のレポートなどを与えている。ハッブルの新しいスナップショットのユニークでエキサイティングな詳細には、時速560キロで移動する明るく白い引き伸ばされた嵐が北の緯度の中央に表れている。この一つの噴煙は2020年8月18日に噴出し、その後別のものが現れた。ハッブルは、惑星の南半球で反時計回りに周る大赤斑が、白とベージュのリボンを形づくりながら、それより前の雲に突っ込んでいることを示している。大赤斑は、現在、特に赤い色に富んでいるが、その核と最も外縁部は更に深い赤に見えている。研究者達は、大赤斑が、今、差渡し 15.800 キロメートルほどの、地球をのみこむのに十分な大きさであると言っている。1930年に遡るった望遠鏡の観測に注目すると、このスーパー嵐は依然として縮んでいるが、その収縮率は減速しているように見える。その大きさの減少する理由は、完全なミステリーである。研究者達は他の形の変化に注目している。天文学者達によって赤斑ジュニアと名付けられた Oval BA が、このイメージの大赤斑の下に現れている。木星の氷の月エウロパがガスの巨人の左に見える。エウロパはその氷の殻の下に液体の海があると考えられている。2022年の打上げが予定されているミッション、ヨーロッパ宇宙機関の木星氷の月探査機は、木星とその大きな月、ガニメデ、カリスト、エウロパの三つを探査しようとしている。紫外線の視界と結合されたハッブルの近赤外画像装置は、この惑星の霞と粒子の高度と分布に対する洞察を提供する、ユニークな全色性の観察を提供している。これは絶えず変化する雲のパターンを示し、ハッブルの可視光線の写真を補っている。

Hubble Space Telescope
11月12日(火)
ハーシェルとプランクが見たペルセウス分子雲

このイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のハーシェル宇宙望遠鏡とプランク宇宙望遠鏡のデータの組合せによるペルセウス分子雲を示している。写真の明るい領域は、ハーシェルによって観測された三つの異なる波長(250、350、500ミクロン)の星間ダストの粒による放射を示し、「ドレープ(掛け布)パターン」で画像を横切る線はプランクデータに基づく磁場の向きを表している。この近くの分子雲複合体は、ペルセウス北とペルセウス南の二つの成分で構成されており、何れも大量の暗い星雲を含んでいる。北の成分は画像の左下に、南の成分は右上に向かって見えている。ペルセウス北には、広範囲に調査された暗い雲 B5 を含み、更に IC 348 散開星団を含んでいる。ペルセウス南はこのイメージで最も明るいエリア NGC 1333 星雲のホームであり、また、この複合体で最も活発な星生成領域の一つである。ペルセウス南には、また、Barnard Object B1、Lynds 暗黒星雲 L1448、L1455、L1451 を含んでいる。

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Year in images 2020
1月11日(月)
ニューヨーク/ニュージャージーメトロポリタン・エリアの夜間の写真

ニューヨーク市と、ニューヨーク/ニュージャージーメトロポリタンエリア周辺のこの夜間の写真は、ペンシルバニア上空421キロメートルを周っている国際宇宙ステーションからとられた。

大判はイメージをクリック。原版(5568x3712)は こちら から。

Space station
1月10日(日)
262マイル上空から東京が描かれる

上空262マイル(416キロメートル)を周回する国際宇宙ステーションから夜の東京が撮られた。

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Space station
1月9日(土)
262マイル上空から大阪が描かれる‎

上空262マイル(416キロメートル)を周回する夜間の通過の中で、国際宇宙ステーションから大阪湾と大阪が撮影された。

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Space station
1月8日(金)
コスミックラテ:宇宙の平均の色

もし全ての空がより正確に塗られたなら、その最終的に混合された色は何色になるだろう? この気まぐれな疑問は、近くの銀河達に星達が溢れているとの判断を試みたときにやって来た。その答えは、ここに示された、条件つきで認められたベージュの色合いである。この色はコンピュータでは #FFF8E7 で示される。これを決定づけるために、天文学者達は、 2dF 調査の 200,000 の銀河達、分析された銀河達の大きなサンプルの一つによって放出される光を計算上平均化した。結果として生じる宇宙のスペクトラムは、電磁スペクトルの全ての部分で“ある放射”を持っているが、合成色として一つが認められた。この色は、より赤い星がより一般的になりつつあることを示し、これまでの100億年の間に青を失ってきた。この色により良い名前をつけるコンテストでは、注目されるエントリーには、スカイボリー(skyvory)、ユニベージュ(univeige)などがあり、その勝者はコスミックラテ(cosmic latte)であった。

大判はイメージをクリック。 2dF 調査結果は こちら を参考に・・・。

Astronomy Picture of the Day
1月7日(木)
    ステーションの中で、ラディッシュの球根が描かれる

    宇宙での食糧生産の管理と、微重力状態での栄養と好みの評価について植物学者達が学ぶのに役立てるための、国際宇宙ステーションの先進的植物生息環境の中で育つラディッシュ植物の間に“球根”が撮られる。

    --- 大判はイメージをクリック。このラディッシュ(大根、蕪など)は恐らく 20日大根(はつかだいこん) と呼ばれる蕪(かぶ)の一種。その名の通り短期間で収穫できる。国際宇宙ステーションではこれまで多くの種類の植物の育成が試みられてきたが、これは宇宙での生活には貴重な存在になりそうだ。最近の国際宇宙ステーションの記事にも頻繁に現れる。ところで、植物は根の方向をどのようにして検知するのだろうか。無重力の世界では宇宙に向かっても正確に根付くことができる。重力の方向とは関係ないのだろう。右の写真は野口飛行士とラディッシュ。

Space station
1月6日(水)
火星のグリーン・クレーターの砂丘フィールド

2020年4月27日にとられた南緯 52.3 度東経 351.8 度に中心におくこのイメージは、火星の南半球のアルギレ四辺形(Argyre quadrangle)の大きなグリーン・クレータ(Green Crater)の中にあるクレータの一部を示している。このイメージでは、明るく白い氷で部分的に覆われた、赤い土で囲まれた右側のほぼ黒い砂丘フィールドを明らかにしている。また、部分的に氷で覆われた溝がイメージの中央のクレータ壁に見える。科学者達は、今、この季節の氷と溝の存在の関係を調査している。このイメージは、火星の南半球の春の昼夜平分時の直後にとられ、そのとき、右のクレータの最南端の部分は氷がほとんど完全に無く、中央の北の部分はまだ部分的に覆われていた。地球で赤道に面した斜面が多くの日光を受けるように、この南のクレータ壁は、太陽に対して長く露出されてきたので、このエリアの氷はより速く退いている。

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Year in images ESA
1月5日(火)
オリオン星雲の中心の混乱

ハッブル宇宙望遠鏡とスピッツァー宇宙望遠鏡によって見られたように、このオリオン星雲の合成画像において、水素、硫黄、炭化水素の気体の渦が幼児の星の集合を抱えている。二つの望遠鏡は、共に、 1,500 光年離れたこの星形成工場の宇宙の雲の中の炭素が豊富な分子を露出させている。ハッブルの紫外線と可視光の視界は、「トラペジウム」と総称される巨大な星からの強烈な紫外線によって加熱されイオン化された水素および硫黄ガスを明らかにし、一方、スピッツアの赤外線の視界は、雲の中の炭素の豊かな分子を露出させている。これらの望遠鏡は、共に、イメージを通して撒き散らされた様々な点として、オリオンにおけるこれらの星達を明らかにしている。

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Image of the Day
1月4日(月)
アポロ8号:地球の出

初めて乗組員を乗せた宇宙船が月を周航したときの、宇宙飛行士達、アンダーズ、フランク・ボーマン、ジム・ラベルとともに乗った、アポロ8号のビル・アンダーズによってとられたこの肖像的な写真は、月面を越えて覗いている地球を示している。

--- 今年、2024年の月への有人飛行に向けた本格的な準備が始まる。有人宇宙船オリオン、大型打上ロケット(SLS)、それに対応する打上台などはすでに開発され、今年これらを統合した打上テストが計画されている。
大判はイメージをクリック。原版は こちら(2300x2190:1.42 MB) から。

Image of the Day
12月31日(木)
燃えるような星の誕生のタペストリー

ハッブル宇宙望遠鏡の肖像的なイメージと科学の進歩が宇宙に対する我々の視界を定義し直した。30年間の科学的な発見を祝うこのイメージは、望遠鏡がその30年の生涯の間に観測した、多くの荒れ狂う星の託児所の中で最も写真写りの良い例の一つである。このポートレイトは、約 163,000 光年離れたミルキーウェイの衛星銀河、大マゼラン雲の広大な星生成領域の一部を形づくる、巨大な星雲 NGC 2014 とその隣りの NGC 2020 を示している。このイメージは、海中の世界に似ているので「宇宙の礁」と呼ばれている。

コロナウィルスの恐怖とニュースに明け暮れた2020年は、多くの人達にとって記憶に残る不運な年だっただろう。人類は間もなくコロナウィルスを征服するだろう。しかし、人類は、地球は、太陽系は、宇宙から見れば極めてちっぽけな存在。慢心すれば---恐竜のように---簡単に絶滅することもあるという警鐘かもしれない。
壮大な宇宙に思いをはせて今年を締めくくろう。幸せな新年を・・・。

Hubble Space Telescope
12月30日(水)
「KIBO宇宙放送局」事業共同実証の始動
「さあ、新しい宇宙の日の出〜THE SPACE SUNRISE LIVE 2021〜」

株式会社バスキュールと国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟に開設した宇宙と地上を双方向でつなぐスタジオ「KIBO宇宙放送局」のJ-SPARC事業共同実証活動に着手し、その一環で、2020年12月31日から2021年1月1日にかけて、第2回番組配信を実施いたします。
 今年8月、独自のISSと地上間の双方向ライブ番組配信システムを用いた「KIBO宇宙放送局」の初回技術実証に成功しており、今回の第2回番組配信は、「KIBO宇宙放送局」の定着・拡大に向けたJ-SPARC事業共同実証として実施いたします。2回目の番組のテーマは、「宇宙の初日の出〜THE SPACE SUNRISE LIVE 2021〜」です。新しい1年の幕開けを宇宙で迎える体験をみんなで共有することを通じて、宇宙への人々の関心・反応に関するデータを取得し、人々が宇宙に親しむ機会の創出及び定番化を目指し、本共同実証に取り組んでいきます。

--- 詳細は右のリンクから。

JAXA
12月29日(火)
ヴェローナ・ルペス:太陽系で最も高い既知の崖

太陽系で最も高い崖から飛び降りて生き残ることができるだろうか? 恐らく可能だろう。天王星の衛星ミランダのヴェローナ・ルペス(Verona Rupes)は、地球のグランドキャニオンの深さの10倍の、深さ20キロメートルと推定されている。ミランダの低い重力を考えると、スリルを求める冒険家が上から落ちるのに約12分かかるだろう。更に、この落下は、適切なエアバッグの保護を与えられ生き残ることができるかもしれない。このヴェローナ・ルペスの注目の画像は、1986年に通り過ぎたボイジャー2号ロボット宇宙船によって撮影された。巨大な崖がどのようにつくられたかは明らかでないが、大きな衝突や地殻変動の地表の動きに関連しているかも知れない。

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Astronomy Picture of the Day
12月28日(月)
アルテミスⅠ、積みあがる

NASAのアルテミスⅠミッションの対の宇宙打上システム(SLS)ロケットブースタの最初の10の部分が、2020年11月21日土曜日に、フロリダのNASAのケネディ宇宙センタの宇宙船組立ビル(VAB)の中で移動式発射台に積み上げられた。この部分は、ロケットの最初の上昇の間に、ステアリングの70%をコントロールするシステムを収容しているブースターの下部のブームである。数週の間に他のセグメントが一つずつ積み上げられ、前部アセンブリを覆うだろう。2021年に打上げられるアルテミスⅠは、月へのクルーを乗せたフライトに先行する統合されたシステムとして、オリオン宇宙船と宇宙打上システムロケットの無人のテストを行うだろう。アルテミス計画の下で、NASAは、2024年に最初に女性を、続いて男性を月に着陸させ、この10年末までに、持続可能な月探査を行うことを狙いとしている。

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Humans in Space
12月27日(日)
ウィーン、オーストリア

263マイル(421キロメートル)を周回しているとき、国際宇宙ステーションからオーストリアのウィーンがとられる。

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Space station
12月26日(土)
ビームの隣のナノラックス・ビショップ エアロック

ナノラックス・ビショップ エアロックが、トランキリティモジュールのポート側で、まだ Canadarm2 ロボットアームに取り付けられたまま描かれている。トランキリティの後方のビショップに隣接して、ビゲロウ拡張可能活動モジュールビーム(BEAM)がある。ビショップは、国際宇宙ステーションの民間および公共の研究のための能力を高め、また、より大きな衛星の放出や、ステーション内外の貨物の移送を可能にする。

大判はイメージをクリック。ナノラックス・ビショップ エアロック(NanoRacks Bishop airlock)は、先般の「スペースX」ドラゴン貨物船に積まれて届けられた新しいモジュール。先に打上げられ設置されたビゲロウ拡張可能活動モジュール、ビーム(BEAM)については こちら を参照。

Space station
12月25日(金)
M16:星の創造の柱

これらの暗い柱は破壊的に見えるかもしれないが、それらは星達をつくり出している。ハッブル宇宙望遠鏡によって1995年にとられたこの鷲星雲の内部の柱を捕えたイメージは、水素分子のガスとダストの柱から現れている蒸発するガスの滴(卵)を示している。これらの巨大な柱は長さで数光年、内部のガスは重力で星達を形成するほど密度が濃い。それぞれの柱の終端では、明るい若い星達の激しい放射が、密度の濃い星の卵の託児所を露出させて、低い濃度の素材を沸騰させている。散開星団 M16 に関連するこの鷲星雲は約 7000 光年離れて横たわっている。この創造の柱は、最近、新しい詳細を示す、ハッブル、NASAのスピッツア宇宙望遠鏡、ヨーロッパ宇宙機関のハーシェル宇宙観測衛星による赤外線光で撮られた。

大判はイメージをクリック。この「星の創造の柱」はハッブル宇宙望遠鏡の業績を示す代表的なイメージの一つです。原版は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
12月24日(木)
木星と土星の合

12月22日、木星と土星が極めて接近して見えた。これは、木星と土星がそれぞれの軌道を周る中で、たまたま“地球から見て”両者が接近して見える位置にあった(合:conjunction)ということであり、科学的見地からは左程意味のあることではない。しかし、このような接近が極めて稀にしか生じないことから話題を呼んだ。
ここでは、世界的なアマチュア天文学者達がとった写真の登録が終わるのを待って、今日、その記事を掲載することにした。但し、これらの記事は著作権が保護されているので安易には掲載できない。左のイメージは最接近の2日前の12月20日に、ごく一般的なカメラの望遠レンズで撮ったものである。明るい方が木星。この程度離れていた方がそれぞれが確実に認識できるかもしれない。

日本からの撮影も含めて、全世界からの投稿を Spaceweather.com gallery から見よう。但し、その中には木星と土星の接近以外の写真も入っている。

オリジナル
12月23日(水)
火星の南極近くのお祝いのシルエット

ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスによって発見されたお祝いのシルエットのこのペアによって、我々の惑星の隣人は、その休日気分(holiday spirit)に入っている。このマーズ・エクスプレスの高解像度ステレオカメラからのこのイメージに、中央右の大きなハートとともに、ハローを完備した天使の翼を見ることができる。これらの二つの形の暗い色は、構成する砂丘フィールドの組成に起因し、地球上にも見られる暗い岩を構成する鉱物に富んだ砂を含んでいる。このイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスの高解像度ステレオカメラ(HRSC)によって、2020年11月8日(軌道 21305)に集められたデータから成っている。地上解像度は約15m/ピクセルであり、東経約 148 度/南緯 78 度に中心を置いている。北は左である。

--- 大判はイメージをクリック。クリスマス休暇のためニュースが少なくなっています。この記事は12月17日にヨーロッパ宇宙機関によって発表されたものです。

Mars Express
12月22日(火)
2020年の皆既日食で最近発見された彗星

2020年12月14日、チリとアルゼンチンで皆既日食が見られ、その中で、最近発見された彗星が、太陽を越えて小さな斑点として飛んだ。この彗星は、NASAが出資するサングレイザー・プロジェクトによって、最初に発見された。この彗星は日食の前日の12月13日に発見された。 C /2020 X3(SOHO) と名付けられたこの彗星は「クロイツ」サングレイザー(下記)である。この彗星の家族は 1000 年以上前に小さな断片に分裂し、今日も太陽の周りを周回し続けている大きな親彗星から発している。クロイツサングレイジング彗星は、SOHOの画像で最も一般的に見られる。これまでに、SOHOの画像として 4,108 の彗星が発見されており、この彗星は 3,524 番目のクロイツサングレイザーとして発見された。その後、太陽に最も近い地点に到達する数時間前に、激しい日射によって崩壊した。

イメージのリンク先は動画です。クロイツ・サングレイザー(Kreutz sungrazer)については こちら を参照してください。

Comets
12月21日(月)
巨大な A-68A 氷山、大量の氷を失う

A-68A 氷山の主体は、前週に多くの氷を失って、今、長さ約135キロメートル、大きさ約 3700 平方キロになった。 A-68A は、今、世界最大の氷山としてのタイトルを失った。 A-68A 氷山が何処へ旅するかは依然としてはっきりしない。過去に多くの他の氷山が行ったように、それは流れによって運ばれ、南ジョージアの島のまわりでその旅を続けるかもしれない。

--- 大判はイメージをクリック。動画は こちら から。
2017年7月に南極大陸を離れた長さ約150キロメートル、幅48キロメートルもあった A-68A 氷山は、記録上最も大きな氷山の一つと言われ、大きさでほぼ同程度の南ジョージア島に向かい、島との衝突が心配されていた。 12月3日の記事12月13日の記事 を参照。

Observing the Earth
12月20日(日)
フランス、パリの「街の灯

国際宇宙ステーションが上空263マイル(421キロメートル)を周ったとき、中央を流れるセーヌ川とともに、フランス、パリの「街の灯」が描かれる。

コロナ禍でも明るいパリの灯。2020年11月25日の撮影。大判はイメージをクリック。

Space station
12月19日(土)
国際宇宙ステーションのロシアのセグメント

国際宇宙ステーションのロシアのセグメントが、外部の高精細カメラで描かれている。左端には、ズベズダサービスモジュールの宇宙に面するポートに取り付けられたポイスクミニ調査モジュールがある。ズベズダの後部のポートにはドッキングしたプログレス75補給船がある。

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Space station
12月18日(金)
衝突するアンテナ銀河

南の星座からす座の方向 6000 万光年にある衝突するアンテナ銀河達、これらの二つの大きな銀河は衝突している。このハッブル宇宙望遠鏡のスナップショットの中に驚くような詳細で捕えられている宇宙の残骸の列は、演じるのに数億年もかかっている。 NGC 4038 と NGC 4039 としてカタログ化されているこれらの銀河達の個々の星達はほとんど衝突することはないが、それらの分子性のガスとダストの大きな雲は、残骸の中央近くの星形成の凄まじい衝突を誘発している。これらの新しい星団達と星間の物質は重力による出来事の場面から遠くに投げ出されている。このハッブルのクローズアップのフレームは、衝突する銀河の推定された距離で、差渡し約 50,000 光年である。それらの示唆的な外観の広域な視界は数十万光年のアーク構造に広がり、この銀河のペアに、その一般的な名前「アンテナ銀河達」を与えている。

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Astronomy Picture of the Day
12月17日(木)
ジュノからの木星の眺望

何故カラフルな雲の帯が木星を囲んでいるのだろう? 木星の表面の大気の層は、巨大な惑星の周りを囲む明るいゾーンと暗いベルトに分けられる。それは、惑星全体に広がるゾーンに起因する、時速300キロメートルを超える激しい横風である。これらの強風が何故起きるかは調査の話題として残っている。噴出するガスによって補充されるゾーンの帯は、低くまた暗い大気のレベルからの光をブロックするアンモニアと水の比較的不透明な雲を含んでいると考えられる。一つの明るい色のゾーンが、2017年にロボット・ジュノ宇宙船でとられたここに示された眺望に大きな詳細で示されている。木星の大気は、金色や褐色に関わるとは考えられない大部分は無色透明の水素とヘリウムガスである。何の混合物がこれらの色をつくっているかは特に活発な研究の話題であるが、日光が変えた硫黄と炭素の少しの量を含むと仮定されている。ジュノのデータからは、木星の流れの理解のためにだけでなく全ての太陽系の水の歴史のためにも重要な発見である、木星の赤道近くの上のレベルの雲の分子の予想外に高い 0.25 パーセントを構成する水を含む、多くが発見された。

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Astronomy Picture of the Day
12月16日(水)
カプセル、小惑星りゅうぐうから帰る

空を横切る筋は小惑星から帰るカプセルである。それは、今月初めに、地球近傍小惑星 162173 リュウグウから、その表面の小さな岩石やダストなどを運んで戻ってきた。このキャニスターは、2018年にリュウグウを訪問し、2019年に表面のサンプルを収集し、地球を通り過ぎた母船「日本のはやぶさ2」によって放出された。リターンカプセルはパラシュートを展開し、オーストラリアの僻地に着陸した。同様なミッション、NASAの OSIRIS-REx は、最近、同様の小惑星ベンヌから岩石やダストを捕え、2023年にその表面のサンプルを地球に持帰る予定である。これらの小惑星からの化合物の分析は、太陽系における新しい人類の初期の洞察と、水と有機物が地球上にどのようにもたらされたかについての新しい手がかりを与えることを約束している。

--- イメージをクリックして Youtube からビデオをご覧ください。

Astronomy Picture of the Day
12月15日(火)
暗黒分子雲バーナード68

かつて空の穴と考えられていたものが、今では天文学者達に暗黒分子雲(dark molecular cloud)として知られている。ここでは、高濃度のダストや分子のガスが、背景の星から放出される可視光を実質的に全て吸収している。この不気味な暗い環境は、分子雲の内部を、宇宙で最も寒く最も孤立した場所の一つにするのに役立っている。これらの暗黒吸収星雲(dark absorption nebulae)の中で最も注目すべき一つは、ここに描かれたバーナード68として知られているへびつかい座の方向の雲である。中央に星が見えないことは、バーナード68が比較的近くにあり、測定では約500光年離れ、幅半光年であることを示している。バーナード68のような分子雲がどのように形成されているかは正確には分かっていないが、これらの雲自体が新しい星を形成する可能性が高い場所であることが知られている。実際に、恐らくバーナード68自体が崩壊し、新しい星のシステムを形成している可能性が高いことが発見された。それは、赤外線における雲を通して見ることができる。

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Astronomy Picture of the Day
12月14日(月)
アレシボ望遠鏡崩壊

これは一つの偉大な科学機器であった。プエルトリコの径305メートルのアレシボ望遠鏡は、1963年から50年以上にわたって、世界最大の一つのディッシュ電波望遠鏡として君臨してきた。それらの数多くの最初とマイルストーンの中で、アレシボからのデータは、水星のスピンを測定し、金星の表面をマッピングし、太陽系外の最初の惑星を発見し、重力の放射線の存在を検証し、地球外知能を探し、月からの反射を追跡することによって隠された軍事レーダーを発見するために使われている。廃止されるプロセスの中で、アレシボ望遠鏡は、今月初め、この合成ビデオに見られるように、壊滅的な構造崩壊に見舞われた。

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Astronomy Picture of the Day
12月13日(日)
    氷山、南ジョージアと衝突のコースへ

    巨大な氷山 A-68A が、今月、南ジョージア島を襲う可能性があり、付近の海域に大混乱を引き起こした。2017年の「誕生」以来、氷山は南極のラーセンC棚から数千キロメートル移動し、現在は南ジョージアから約120キロにある。現在の経路に残れば、氷山は沖合の浅瀬に着き、ペンギンやアザラシを含む野生動物を脅かす可能性がある。これまでの3年間、複数の衛星ミッションが、この氷山の旅を追跡するために使用されており、雲と暗闇を見抜く能力を持つコペルニクスセンチネル1号レーダーミッションは、冬の極地のマッピングに役立っている。

    --- 南ジョージア島は滋賀県ほどの大きさとのこと、南米の最南端と南極の間にある大きな島。居住者はいないようであるが野生動物への被害が心配される。大雑把に島の大きさに匹敵するこの氷山は、今月上旬、一旦コースがそれたように見えたが再び戻った模様。 12月3日の記事 参照。左のイメージは英語解説付きビデオにリンクしています。

Applications ESA
12月12日(土)
はやぶさ2 「行ってきます。地球」

2020年12月8日、「はやぶさ2」再出発直後の地球カラー画像(ONC-Tによる撮像)。

地球中心からの距離:8.8万km、    時刻:日本時間12/6(日)6:30am (地球最接近から約4時間後)
画面右上(ここでは右下)に南極、上端(ここでは右)に南米西岸が写っている。

クレジット:JAXA/産総研/東京大/高知大/立教大/名古屋大/千葉工大/明治大/会津大

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はやぶさ2
JAXA
12月11日(金)
「はやぶさ2」再突入カプセルの発見--- 大判はそれぞれのイメージをクリック。


クレジット:JAXA/産総研/東京大/高知大/立教大/名古屋大/千葉工大/明治大/会津大
はやぶさ2
JAXA
12月10日(木)
    SOHOの軌道上での先駆的な25年

    ヨーロッパ宇宙機関とNASAの太陽と太陽圏天文台(SOHO)が25回目の打上記念日を迎えている。25年にわたる科学的発見は、宇宙ミッションにとって大きなマイルストーンであった。しかし、この宇宙船は、2年間持続でき、地球の磁気圏の外側で運用されるようにのみ設計されていた。SOHOは1995年12月2日に打上げられ、我々の星、太陽の連続的な視界を楽しめる、地球より150万キロメートル太陽に近くに配置された。このミッションは三つの科学的な目的で打上げられた。第一は太陽の内部の動きと構造を調査することであった。第二は、コロナと呼ばれる太陽の外の大気が何故その表面より非常に熱いのかを調査することであった。第三は、太陽風の粒子が何処でどのように速められるのかを調査することであった。今、SOHOのデータに基づく約 6000 の研究論文がジャーナルに現れ、それらの多くが当初の目的である我々の理解の進展を示している。

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SOHO
12月9日(水)
新しいドラゴン貨物船、ステーションにドッキング

国際宇宙ステーションがインド洋の南の268マイルを移動している間に、SpaceX ドラゴン無人補給船は、東部標準時間12月7日午後1時40分(日本時間12月8日火曜日午前3時40分)に、初めて、軌道の実験室のハーモニーモジュールの宇宙に面した側に自動でドッキングした。このミッションで提供されている科学機器の一部には、地球上の患者の治療法を開発するために心臓病の理解を深めることを目的とした調査、小惑星でのバイオマイニングで微生物を使用する方法の調査、小微重力下での迅速で正確な血液検査分析のためのツールなどがある。宇宙ステーションで初めて、商業的に所有および運営されるエアロック、ビショップ・エアロック・ナノラックは、ドラゴン貨物船の非加圧トランクに積まれて到着する。ビショップは、キューブ衛星の配備や外部機器のサポートなど、軌道を回る実験室でさまざまな機能を提供する。ドラゴンは宇宙ステーションに取り付けられて約1か月間を過ごした後、貨物と調査結果を積んで地球に戻る予定である。

--- イメージは2020年12月7日の国際宇宙ステーションの構成。宇宙ステーションには、米国からの SpaceX のクルードラゴンとカーゴドラゴン、ノースロップグラマンのシグナス14補給船、ロシアのプログレス75と76補給船、ソユズ MS-17 クルー船の6隻が駐機している。このイメージはコンピュータ生成モデルです。

Space station BLOG
12月8日(火)
NASAの科学、新しいエアロックが、スペースXの補給船で、宇宙ステーションに向かう

最新の「スペースX」ドラゴン補給船が、 6,400 ポンド(2,400 キログラム)を超える科学調査、新しいエアロック、その他の貨物を積んでフロリダのNASAのケネディ宇宙センターから、日曜日午前11時17分(日本時間月曜日午前1時17分)に、国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられた。この宇宙船はケネディの発射台39Aから、ファルコン9ロケットで打ち上げられ、12月7日(月)1時30分(日本時間12月8日火曜日午後3時30分)ごろに宇宙ステーションに到着する予定である。「スペースX」として初めての自動のドッキングを行った後、約1ヶ月間ステーションに残留する予定である。到着の中継放送は午前11時30分(日本時間12月8日火曜日午後1時30分)に始まる。

--- 大判はイメージをクリック。国際宇宙ステーションとの並走・ドッキングの中継は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。このドッキングポートはNASAの提供であり、全ての民間の宇宙船のドッキングに使われ、今回が初めてになる予定です。なお、これまでの補給船は、ロシアの補給船を除き、国際宇宙ステーションに接近した船をステーションのロボットアームで捕らえて設置する、日本発の「こうのとり」捕獲方式が応用されてきました。

Space station
12月7日(月)
    小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルの現地本部への輸送完了について(06.12.2020 JAXA)

    日本時間2020年12月6日8時03分(JST)に小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルを搭載したヘリコプターが現地本部へ到着しました。小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルは、日本時間2020年12月6日2時28分(JST)頃に大気圏に再突入し、その後ヘリコプターでカプセル本体を捜索した結果、日本時間2020年12月6日4時47分(JST)に、ウーメラ実験場(立入禁止区域)内にて発見しました(左図)。---大判はイメージをクリック。

はやぶさ2
12月6日(日)
「はやぶさ2」カプセル大気圏に入る

この記事は「はやぶさ2」カプセル回収後再度入れ替えます。

イメージは、日本時間6日午前3時ごろ、「はやぶさ2」カプセルがウーメラ上空で地球の大気に再突入して火球となって飛ぶところ。午前3時20分ごろ着地点の特定ができたと報告があった。回収は夜が明けてからになる。時差は1時間。録画は 国内機関による中継とビデオから。

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オリジナル
12月5日(土)
    「はやぶさ2」帰還中継放送

    「はやぶさ2」は今日5日夜(6日早朝)オーストラリアの砂漠(ウーメラ)にサンプルを投下する予定です。4日夜の予報では、当日の現地の天候は良好とのことです。投下時刻、回収後の放送を含めて中継放送は 国内機関による中継とビデオから。
    なお、今回もNASAの航空機2機による追跡の協力があるようです。先の「はやぶさ」で話題になった「カプセル分離の時の光の筋」の写真は、カプセルの横と下からNASAの航空機2機によって追跡され撮られたものです。
    右のイメージは最近の JAXA 説明会から。

オリジナル
12月4日(金)
    植物生息環境02実験のために球根から切られたラディッシュの葉

    球根から切られたラディッシュの葉が、ハーモニーモジュールの作業エリアに取り付けられ、収穫の後の写真撮影のために広げられる。ラディッシュ植物は、国際宇宙ステーションで、宇宙のユニークな環境での植物の成長を最適化し植物の栄養と味覚を評価する、植物生息環境02実験のために4週間の間に成長した。

    --- 大判は明度を加えています。イメージをクリック。ラディッシュの生育実験については 11月26日の記事 を参照。

Space station
12月3日(木)
    巨大な氷山 A-68A の動き

    全ての目が南極海を横断する巨大な A-68A 氷山にある。このイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル1号とセンチネル3号ミッションからのデータを使った過去15日間にわたる A-68A の動きを示している。この氷山は南極大陸のラーセンC氷棚から数千キロメートルも旅し、今、サウスジョージアから210キロメートルにある。この氷山は、長さ約150キロメートル、幅48キロメートルであり、記録上最も大きな氷山の一つと言われている。

    2017年7月に南極大陸を離れた氷山 A-68A がサウスジョージア島に衝突するコースにあった(右図参照)。この一週間ほどの観測で急速に逸れる方向に向かっている(左図)が、万一接近すると沖合の浅瀬で座礁するかもしれず、島の野生生物や海底の生命に問題を引き起こす可能性がある。過去の例では、海岸線に沿って多くの死んだペンギンのひなとアザラシの子が発見されたことがある。それぞれの大判参照。

Sentinel-1,Sentinel-3
12月2日(水)
エッジオン銀河 NGC 5866

多くのディスク銀河達はここに描かれた NGC 5866 のように薄いが、我々の視点からはエッジ・オンでは見られない。エッジ・オンの状態にある一つの銀河が我々のミルキーウェイ銀河にある。レンズ状銀河に分類される NGC 5866 は、暗くまた赤く見える多数の複雑なダストレーンを持ち、また、ディスクの明るい星達の多くは、それに、下に横たわる青い色を与えている。若い星達のこの青いディスクが極めて薄い銀河平面のダストを通って広がっているのを見ることができ、一方、ディスクの中央のバルジが、恐らくそこに存在する古く赤い星達からの多くのオレンジに染められて現れている。我々のミルキーウェイ銀河とは質量の点で同様であるが、光が NGC 5866 を横断するのに、我々の銀河を横断するのにかかる光より約30パーセント少ない約 60,000 年かかる。

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Astronomy Picture of the Day
12月1日(火)
輝くスティーブとミルキーウェイ

これらの空で長い輝く筋をつくっているものは何だろう? スティーブス(STEVEs:Strong Thermal Emission Velocity Enhancements) として知られるこれらの明るい紫の光の空のリボンは、いつものオーロラに似ているかもしれないが、最近の調査は顕著な差を明らかにしている。正確に測定されたときのスティーヴの大きな長さと変わった色は、それが、以前には見えないと思われた熱い大気の超音波の川、オーロラの下のイオンの流れ(SAID:subauroral ion drift)に関連があるかもしれないことを示している。一部のスティーブスは、今、また、輝く窒素を多く含まない主オーロラの卵形の外に現れることがある一連の空の薄板(slat)、緑の杭の垣根の構造(green picket fence structure)を伴っていると考えられている。この示された広角の合成イメージは、2017年に、カナダ、マニトバの、チャイルズ湖の、暗い空の、我々のミルキーウェイ銀河の中央の帯の前で交差するスティーブを示している。

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Astronomy Picture of the Day