このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
5月23日(木)
    空を横断するパン・スターズ

    この視界に広がる天文の空はパン・スターズ(Pan-STARRS)天文台からの合成である。このイメージはマウイ島のハレアカラ頂上の 1.8 メートル望遠鏡で記録された。この空を横断する投影の中心には地球の北の天の極がある。下の銀河中心の明るいバルジとともに、我々のミルキーウェイ銀河の平面に沿った混雑した星のフィールドと宇宙のダストの雲がこの場面を横断して伸びている。4年を越えて編集されたこの画像データは、現在地球最大のデジタル空の調査、パン・スターズ(Panoramic Survey Telescope & Rapid Response System)からのデータの二回目の版を表している。2017年に、パン・スターズは、我々の太陽系への初めての訪問客、「オウムアムア(Oumuamua)」の星間の航海を確認するために使われた。
     --- 2017年10月19日にハワイのパンスターズ望遠鏡によって発見された 1I/2017 U1 オウムアムア(右上:推測図)は、当初太陽系内の彗星と考えられたが、その後の軌道によって有史以来初めての太陽系外オブジェクトと確認された。大判は共にイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月22日(水)
ステーションでの生物学と物理学、2024年の月ミッションを推進する

国際宇宙ステーションの6名の居住者達は、月曜日に、生物学と物理学に関する微重力状態の長期のインパクトを調査して、週の労働を開始した。NASAは、2024年に、男女を月に送る計画を立てており、ステーションでの生命科学は、宇宙飛行士達の月への健康を維持するのに役立つだろう。宇宙物理の調査は、また、将来の宇宙船と生息環境を設計する技術者達に重要な洞察を提供するだろう。
最近の調査では、日本の「きぼう」研究室では数ダースのマウスの免疫システムが連続的に観測されている。医者達は、宇宙では免疫反応が減退するという仮説を検査しており、先進的なワクチンと治療法を調べている。NASAの調査では、微重力状態での毒性が何故増加するかを理解する病原体調査を行っている。ヨーロッパのコロンブス研究室モジュールでは食用植物生育環境の調査をしている。

写真は、国際宇宙ステーションから見た、地球の縁、大気の輝き、オーロラと月の出。大判はイメージをクリック。

Space station BLOG
5月21日(火)
南極大陸の西4分の一の氷河の氷は、今、不安定である

25年間のヨーロッパ宇宙機関の衛星データを結合することによって、科学者達は、南極大陸西の氷河の氷の24%が影響を受けるほどに、今、温まった海の水が急速に氷を薄くしていることを発見した。地球物理調査レターで公開された研究論文は、1992~2017年の間の、ヨーロッパ宇宙機関の ERS-1、 ERS-2、エンビサット、 CryoSat 衛星ミッションのレーダー高度計によって記録された、南極の氷床の高さの8億超の測定を使った極地観測・モデリング(CPOM)の分析について述べている。この調査では、また、同じ期間の RACMO 地域の気象モデルによってつくられた降雪量のシミュレーションも使っている。これらの測定は、氷に影響を及ぼす長期の気象の変化によって生じる氷床の高さの変化を提供している。氷床は、海洋の溶解が氷河のアンバランスを引き起こす南極大陸西で生じた最も急速な変化によって、場所によって122メートルまで薄くなった。

イメージは動画です。クリックして大判でご覧ください。左図は年ごとの高度の変化、右図は海洋の高度への影響(ミリメートル)を示しています。

Space in Image (ESA)
5月20日(月)
我々が呼吸する空気

空気の汚染は、特に市街区域で生活する者にとって広域な環境健康問題である。それは我々の生態系に否定的な衝撃を与え、更に我々の健康に影響を及ぼす。世界保健機構(WHO)によれば、以前の予想の2倍以上の、年間約800万の早死が空気の汚染と関連している。健康への影響の最も強い証拠を持つ汚染物質の一つは二酸化窒素である。ヨーロッパにおいて、二酸化窒素放出の最大の要因は、産業活動、生活とともに、運輸部門である。2018年にヨーロッパ環境機関(EEA)によって発表されたヨーロッパの空気の品質報告によれば、欧州連合加盟国の19が、年間制限値を上回る二酸化窒素の濃度を記録した。

左欄にアニメーションビデオが直接表示されます。大型ビデオは右のリンクから。ダウンロードは こちら(mp4:5.14 MB)から。

Space in Videos (ESA)
5月19日(日)
ヤコブスハン氷河

グリーンランド西の ヤコブスハン氷河 が、2019年4月29日に、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2号ミッションによって見られた。近年、グリーンランドは、この氷河を通して多くの氷を失ってきた。この20年の氷河の流れを理解し監視するために、衛星データの様々なタイプが使われてきた。これは、この氷河が、2012年から2013年に最も高速で流れ、最も氷を失っていることを明らかにした。その氷河の本体は、所々で年間10メートル縮み、劇的に氷を失い融けてきた。しかしながら、ヨーロッパ宇宙機関の氷衛星(CryoSat)とコペルニクス・センチネル1号ミッションなどの衛星からの情報は、2013年~2017年の間に、氷河によって排出されるこの領域は高さが縮むのを止め、厚くなり始めたことを示している。全体的な影響では、ヤコブスハンは今、よりゆっくり流れ、厚くなり、海に向かって進んでいる。

 --- 大判はイメージをクリック。氷河の位置は文中のリンクから参照。

Space in Image (ESA)
5月18日(土)
「サハラ」の目

遠征59クルーは、モーリタニア北西部で、408キロメートルの高度から リシャット構造または「サハラ砂漠の目」 を撮った。円い地形は、地質学者達がドームになった背斜(anticline:地質学用語)に分類するだろう、元々は平らだった岩の層を露出させるように浸食してきた持ち上げられたドームに起因すると考えられている。

 --- 大判はイメージをクリック。この地形は一時隕石や小惑星の衝突によってできたとも考えられたが、現在は自然の地質の動きに起因すると考えられている。

Space station
5月17日(金)
1840~2019の磁北極

固定された場所にある地理上の北極と異なり、磁気の北極はぶらついている。このことは1831年に最初に測定された時から知られており、その後、カナダの北極からシベリアに向かってゆっくりと移動することが図化された。このことの実際的な結果の一つは、世界の磁気モデルが、極のそのときの場所によって周期的に更新されなければならないことである。このモデルは、船舶、グーグルマップ、スマートフォンなどで使われる多くのナビゲーション・システムにとって重要である。1990~2005年の間に、磁北は、年に0~15キロメートルから、現在の年間50~60キロメートルへの歴史的な速度に早まった。2017年10月後半には、北極の390キロメートル内を通過して、日付変更線を横切り、今、南へ向かっている。ヨーロッパ宇宙機関のスワーム(Swarm)ミッションは、磁北の経過を追うとともに、科学者達が、地球のコア、マントル、地殻、海、電離層、磁気圏などから生じる異なる磁場を解くために使われている。
左欄にアニメーションビデオが直接表示されます。 大型ビデオは右のリンクから直接、または こちら からダウンロード(mp4:6.17 MB)。

Space in Videos (ESA)
5月16日(木)
アポロ12号、サーベイヤー3号を訪問する

アポロ12号 は月に着陸した人間の二回目のミッションであった。この着陸地点は、3年前に月に着陸したロボット宇宙船、サーベイヤー3号の位置に近いことで取上げられた。月着陸船パイロット・アラン・ビーンによってとられたこの写真の中では、ミッション指揮官ピート・コンラッドがサーベイヤー宇宙船を確認している。月着陸船が遠くに見える。アポロ12号は多くの写真と月の岩を持って戻った。アポロ12号によって達成された里程標には、太陽風の測定を含む多くの実験装置を運んだアポロ月面実験パッケージの配置があった。

大判はイメージをクリック。有人宇宙船アポロ11号が初めて月に人間を送ってから今年で半世紀、アポロ12号の着陸は、アポロ11号の着陸から4か月後の1969年11月14日のことであった。アポロ11号の前には何回かの無人テスト飛行が行われ、サーベイヤー3号もその一つであった。今週月曜日、NASA長官ジム・ブリデンスタインは、NASAの従業員に対して、2024年までに宇宙飛行士達を月に着陸させる計画をビデオ・メッセージとして送った。

Astronomy Picture of the Day
5月15日(水)
NASA、2020年度会計予算改正で2024年月ミッションに焦点を当てる

  NASA長官ジム・ブリデンスタインは、月曜日に、2024年までに宇宙飛行士達を月に着陸させる計画を促進する 2020会計年度予算改正について、NASAの従業員にビデオ・メッセージを送った。

 --- イメージは Youtube(英語) にリンクしています。

Moon to Mars
5月14日(火)
メシェ2

この巨大な星団は、蟹星雲(M1)に続く、18世紀の天文学者チャールズ・メシエの有名なリストの二番目のエントリーである。メシェ2(M2)は、我々のミルキーウェイ銀河のハローを徘徊している、今知られている最大の球状星団の一つである。メシェは、当初、星達のない星雲と記述したが、この驚くようなハッブル・イメージはM2の中央の全40光年星達を解読している。15万に近い住民が直径約175光年の範囲内に集中している。星座みずがめ座の方向約 55,000 光年にあるこのミルキーウェイの古代の住人は、 NGC 7089 とも呼ばれ、130億年を経ている。

 --- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月13日(月)
子持ち銀河の仮想フライバイ

宇宙望遠鏡科学協会の天文学者達とアニメータ達が、ハッブル宇宙望遠鏡からのデータとイメージを使って、子持ち銀河(Whirlpool Galaxy:渦巻銀河) と呼ばれる渦巻銀河(M51)の仮想フライバイをつくった。地球から 2500 万光年、差渡し約5万光年のこの渦巻は、空の最も明るく最も絵のような銀河達の一つである。仮想フライバイの間に、若く青い星達によって支配された渦巻の腕、古く明るい色の星達、ダストの暗いレーン、明るい赤の 輝線星雲(emission nebula) が見える。この銀河の右に遠くの多くの銀河達が見える。この視覚化は、仮想カメラの速度が非常に光速に近いので、コマ落し描写と考えるべきである。

 --- 動画はイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
5月12日(日)
南のオーロラ、インド洋南で渦巻く

国際宇宙ステーションが地上265マイル(424キロメートル)を周るとき、南極光がオーストラリア南のインド洋上に渦巻いている。 上部手前に、薄暗く照らされた、ヨーロッパ宇宙機関のコロンブス研究室モジュールの一部が見える。

 --- 大判はイメージをクリック。

Space station
5月11日(土)
「つばめ」が見つめる春の東京(地球が見える 2019年)

2019年4月2日から5月10日にかけて、超低高度衛星技術試験機「つばめ(SLATS)」は、イオンエンジンを用いて高度271.5kmを維持しながら光学センサSHIROPを用いて連日16時半ごろに、東京都心部の観測をしています。従来の光学観測衛星の多くは午前10時半頃に撮像しますが、「つばめ」は16時半ごろに撮像しているため、ビルや木の影が長く延びており、影からその形状を推定することができます。人の影が延びていることから、人の存在を確認することが可能となり、公園内の集客状況を推定することができます。また、北東にある駐車場の画像からは、車やバスの駐車台数を確認できます。

高度300キロメートルより低い軌道は、地上に近くなるため、光学画像の高分解能化、観測センサ送信電力の低減、衛星の製造・打ち上げコストの低減などが期待されます。一方、多くの衛星が周回する高高度の軌道に比べ千倍もの大気の抵抗を受けるため大量の燃料が必要です。「つばめ」は効率の良いイオンエンジンを使った超低高度の実証実験機です。記事の詳細と大判イメージは右のリンクから。

JAXA
5月10日(木)
ジュノからの木星のマーブル

大部分の木星のイメージは惑星のほぼ半分が見える地球からあるいは十分遠い距離からとられる。しかしながら、このショットは、惑星の半分より少ない、比較的近くでとられたイメージから作られた。ここからは木星は依然として球形に見えるが、歪んだ光景は、今、それを更にマーブル(大理石)のように見せている。木星の雲のトップに見えるのは、ともに惑星を回る二つ、ホワイトオーバル(白い卵形)の雲を含む際立った黒い水平のベルトと白いゾーンの雲である。大赤斑が右上にぼんやりと現われている。このイメージは、我々の太陽系最大の惑星への17回目の接近したパスの間に、ロボット・ジュノ宇宙船によって2月にとられた。ジュノのデータは、既に、木星の磁場が驚くほど塊である、ある木星の雲のシステムは惑星の中約 3,000 キロメートルにまで及んでいるなどを含んでおり、新しい方向で木星を調査するジュノミッションは、今、2021年まで拡張された。

木星の雲の流れは、比較的明るい「帯、ゾーン (zones)」と暗い「縞、ベルト (belts)」に分けられ、それぞれが東と西に向かって交互に流れ、その間に複雑な大気の干渉を起こして渦や乱流などを発生させる。何故木星にこのような現象が現れるのかを含めて、木星については未だ不明な点が多い。大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月9日(木)
M15 のガイアの星達

依然としてミルキーウェイのハローを歩き回っている約170の球状星団の一つメシェ15(M15)は、我々の銀河の初期の形成130億年の名残である。直径約200光年、星座ペガサスの方向約 35,000 光年に横たわっている。しかし、この実際に見ているこの古代の球状星団の視界は写真ではない。これは、個々の星の位置、明るさ、色の正確な測定に基づいて造られた GIF アニメーション イメージである。使われた天文学的に豊かなこのデータのセットは、空をスキャンするガイア衛星によってつくられた。この GIF アニメの中できらめいている星達は M15 の特定された RR 型変光星(RR Lyrae stars)である。この M15 に豊かな「こと座 RR 型変光星」は、その明るさと典型的に一日より短い脈動期間が関連している、進化した脈動する変光星である。

 --- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月8日(水)
火星のメタン、不思議が深まる

火星のメタンのミステリーが更に深まった。ヨーロッパ宇宙機関とロスコスモス(参考:ロシアの宇宙開発機関)のエクソマーズ・ガス追跡軌道船からの新しい結果は、火星の大気のメタンが予想外に検出されなかった。NASAのキュリオシティ・ローバーによる2013年のメタンの検出に続いて、この結果は、軌道を周っているヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスによってもその翌日一見確認された。地球では生命がメタンの主な発出源であり、火星の地下で、ある種の生命 - 恐らく微生物 - がメタンをつくっているという興味深い推測に結びつくので、この問題は大変興味深い。メタンの非生物学的な源も可能性はある。描かれたイメージは、2003年に地球から検出された、火星の最初に主張されたメタンの噴煙の視覚化である。エクソマーズ軌道船によるメタンの新しい非検出は、火星がメタンを破壊するある予想外の方法を持っているか、または火星のある部分がある時期にのみメタンを放出することを意味するのかもしれない。このミステリーは今深まっており、我々の近隣の惑星の大気に関する人類の詳細な調査もまた深まるだろう。 --- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月7日(火)
国際宇宙ステーションの前端

五つのモジュールを示す国際宇宙ステーションの前端が描かれる。右から左へ、米国のディスティニ研究室モジュールの先端の一部、それに連結している米国のハーモニーモジュール。ハーモニーモジュールの左舷に取り付けられているのは日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「きぼう」研究室モジュールと左端に立っているのは「きぼう」の保管庫モジュール。ハーモニーモジュールの右舷はヨーロッパ宇宙機関(ESA)のコロンブス研究室モジュール。

 --- 大判はイメージをクリック。撮影諸元: Nikon D4、 f/7.1 56.0 mm 1/80 ISO 400 (参考:国際宇宙ステーションでは日本のカメラが多く使われている)

Space station flickr
5月2日(木)
何時か小惑星が衝突するかもしれない

ヨーロッパ宇宙機関は、科学者達、宇宙機関、市民の防衛組織などによってとられるだろう行動に焦点を当てた、国際的な小惑星の衝撃の演習を初めてソーシャルメディアを通してライブで放送するだろう。世界中の小惑星の専門家達が、2年ごとに差し迫った小惑星の衝突をシミュレーションするために集まる。ヨーロッパ宇宙機関は、4月29日から5月3日まで、仮定された衝突のシナリオの進展を、ソーシャルメディア ツィッター・チャンネル @esaoperations を通して初めてライブで放送するだろう。

上に記述された演習は進行中です。演習では次第に測定の精度が増し、“5月1日早朝の段階”で、大きさ140~260メートルの仮想の小惑星 #2019PDC が、地球への衝突によって、100~800メガトンのエネルギーを放つ可能性を仮定しています。進行状況は上記のツィッター・チャンネルからご覧ください。なお、左図は小惑星接近のアニメーションビデオ。対象は「はやぶさ1」が探査した「いとかわ」。「いとかわ」は地球と衝突する可能性のある小惑星の一つです。  

Space in Videos (ESA)
5月1日(水)
新しい元号の始まりをガイア衛星の壮大な宇宙のスキャンで始めよう。

ガイアの初めての小惑星の発見

ヨーロッパ宇宙機関のガイア衛星は、地球に近い天体にも敏感であり、我々の太陽系の小惑星を定期的に観測している。この視界は、太陽をイメージの中心に置いた、2018年に公表された、ガイアの2回目の発表に基づく 14,000 以上の軌道を示している。明るい赤とオレンジ色で示されたこのイメージに表されている大多数の小惑星はメインベルト小惑星であり、火星と木星の間の軌道にある。木星の軌道のまわりに発見されるトロヤ群の小惑星は暗い赤で示されている。イメージの中央に向かう黄色は、ガイアによって観測された数十もの地球近傍小惑星の軌道であり、これらは太陽の 1.3 AU 内に来る小惑星である。地球は約1億 5000 万キロメートルの1 AU で太陽を周っているので、これらの地球近傍小惑星は、地球の近くに入る可能性を持っている。
 --- 大判はイメージをクリック。これは記事の一部です。

Space in Image (ESA)
4月30日(火)
木星のイルカの雲

この雲は、NASAのロボット宇宙船ジュノが2016年中頃に木星に到達した以降16回目の近点16通過の間の昨年に見られた。それぞれの近点通過の間、ジュノは木星の雲のトップの僅かに異なる部分の近くを通る。このイルカの形(大判参照)は驚異的かもしれないが科学的には重要ではない。木星と地球の雲は絶えず動いており一時的には多くの親しい形を模倣することがある。この雲は、木星の南の温和なベルト(STB:Temperate Belt)に現れている。このイメージは色とコントラストを向上させるためにデジタル的に処理されている。ジュノの次の木星の近点20の接近は5月後半に起きるだろう。

 --- 大判はイメージをクリック。イルカは大判の中心に示してあります!

Astronomy Picture of the Day
4月29日(月)
銀河、ジェット、ブラックホール

明るい楕円銀河メシェ87(M87)は、地球のイベントホリゾンテレスコープによって、初めてブラックホールをイメージとして捕えられた、超巨大ブラックホールのホームである。約 5500 万光年のおとめ座銀河団の巨人 M87 は、スピッツア宇宙望遠鏡から提供されたこの赤外線のイメージに、青い色で描かれた大きな銀河である。 M87 はほとんど特徴がなく雲のように見えるが、このスピッツア・イメージは、銀河の中央領域からの相対的なジェットの吹き出しの詳細を記録している。差込みで右上に示されたジェットは数千光年にも及んでいる。右側に見られる明るいジェットは我々の視線に近づいている。反対に、特に見えない退くジェットによってつくられた衝撃が、素材の微かな弧を照らし出している。右下の差込みでは、歴史的なブラックホール・イメージが、巨大な銀河と相対的なジェットの中心の概要を示している。スピッツア・イメージで完全に未解読なことは、落ち込む素材によって囲まれたこの超巨大ブラックホールが活動銀河 M87 の中央からの相対的なジェットを駆動する、巨大なエネルギーの源である。

 --- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
4月28日(日)
バスラ近くの激しい氾濫

猛烈な氾濫がイラクのバスラ近くに見られる。3月遅くと4月始めに、いくつかの中東諸国に、異常に激しく持続的な雨が襲った。この時期、山脈は同時に雪融けが始まっていた。

 --- イメージは国際宇宙ステーションから。大判はイメージをクリック。右図は同じくバスラ近郊。

Space station
4月27日(土)
小惑星探査機「はやぶさ2」衝突装置運用の成功について(平成31年4月25日)

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成31(2019)年4月5日に小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載した衝突装置(SCI: Small Carry-on Impactor)を小惑星Ryugu(リュウグウ)に向けて分離し、作動させる運用を行いました。「はやぶさ2」に搭載している望遠の光学航法カメラ(ONC-T)の観測画像を確認した結果、衝突装置によりクレーターが生成されたと判断しましたのでお知らせします。現在、探査機の状態は正常です。
ツィッターの記事:形成された人工クレーターの正確な大きさや形は今後詳しく調べますが、幅20mほどの領域の地形が変化していることが分かります。これほど大きな変化が起こるとは想定していませんでしたので、プロジェクト内でもさっそく活発な議論が起こっています。惑星科学の新たな進展が期待できそうです。

詳細記事およびイメージは、左のイメージ(または右のリンク)をクリックして JAXA のページから。

はやぶさ2
4月26日(金)
宇宙の分子の最初のタイプ、ついに発見される (SOFIA)

何十年にも及ぶ検索の後、かって宇宙に形成された分子の最初のタイプが初めて宇宙で検出された。NASAの成層圏赤外線天文台(SOFIA)が地球のはるか上を飛び、その敏感な装置で宇宙を指したとき、科学者達は我々の自身の銀河にそのサインを発見した。宇宙がまだ非常に若かったとき、ごく僅かな種類の原子のみが存在した。科学者達は、ビッグバンの後約10万年で、初めて水素化(水酸化)ヘリウムと呼ばれる分子をつくるためにヘリウムと水素が最初に結合したと考えている。水素化ヘリウムは現代の宇宙のある部分に存在するに違いないが、これまで宇宙には全く検出されてこなかった。 SOFIA は、かつて太陽に似た星であったその残骸、惑星状星雲に現代の水素化ヘリウムを発見した。はくちょう座の 3,000 光年にあるこの惑星状星雲 NGC 7027 は、この謎の分子をつくる場を提供する状況を有している。この発見は、水素化ヘリウムが、実際に宇宙に存在し得る証明として用いられる。これは、我々の初期の宇宙の化学作用の理解の基礎の重要な部分を確認し、今日の何億年の間の複雑な化学がどのように進化したかの理解を進める。この結果はネイチャー発表される。
 --- 大判はイメージをクリック。

SOFIA
4月25日(木)
NASAのインサイト着陸船、火星の地震の可能性のある初めての音を捕える

NASAの火星インサイト着陸船は、これまでで初めて火星の地震の可能性がある測定を記録した。それは4月6日(火星日128日)に記録された。これは、風のような地表上の力に起因することとは対照的な、惑星内部から来たと思われる初めての振動の記録である。科学者達は、信号の正確な原因を判定するために、まだデータを調べている。

左のイメージをクリックして Youtube から音をお聞きください。インサイト着陸船は、昨年11月に火星に降下した、主として地震などの、火星内部の振動からその内部構造を調べる目的で送られた宇宙船です。この振動は宇宙船が火星に着いて以来初めて検出されました。

Insight
4月24日(水)
ハッブル、カラフルな南の蟹星雲で29回目の記念日を祝う

このハッブル・イメージは、南の星座ケンタウルスの地球から数千光年における重力のワルツの、二つの星達のコンパニオンの結果を示している。赤色巨星と白色矮星からなるこの二つの星達は、この視点から個別に見るにはあまりに接近し過ぎている。しかし、それらが互いを回る結果、逃げ出す熱い空気の気球のような、宇宙に広がるガスの二つの広大なシェルをつくる。これらの二つの星達は流れ出すガスを締めつける熱い素材の平らなディスクに埋められており、従って、これらの星達の上下にのみ逃げ出す。これは、明らかに、この星雲が、二つの異なって巣ごもる、砂時計の形の構造を持つエピソードによって起きる。ガスとダストのバブルはその端で最も明るく見え、カニの足の錯覚を与える。これらの豊かな色は、輝く水素、硫黄、窒素、酸素と一致している。このイメージは、ハッブルの、1990年4月24日の打上の、29回目の記念日を祝って撮られた。

 --- 大判はイメージをクリック。詳細は 「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」 から。

Hubble Space Telescope
4月23日(火)
67Pの立体写真

赤/青の眼鏡をかけて、チュリュモフ-ゲラシメンコ(彗星67P)の凹凸の二つの塊の核の次に浮こう。このステレオ立体写真は、2015年7月25日に184キロメートルの距離からとられた、ロゼッタ宇宙船の狭角オシリス・カメラからの二つのイメージを結合してつくられた。その太陽への最接近の近くで、多数のジェットが小さな太陽系の世界の活動的な表面から飛び散っている。大きな直径約4キロメートルの塊が、小さな直径 2.5 キロメートルの塊と狭い首で結ばれている。この彗星へのロゼッタのミッションは、この宇宙船が彗星の表面への制御された衝突を命じられた2016年9月に終わった。ロゼッタ画像データからの約 1,400 のステレオ立体写真の新しいカタログをこちら から見ることができる。

 --- 大判はイメージをクリック。チュリュモフ-ゲラシメンコは、ヨーロッパ宇宙機関のロゼッタ宇宙船によって調査された最も新しい典型的な“彗星”です。ロゼッタにはNASAがオシリス・カメラを提供していたことからこの発表に結びつきました。

Astronomy Picture of the Day
4月22日(月)
ファルコン・ヘビー打上クローズアップ

ファルコン大型ロケットの打上のこのクローズアップで、27台のマーリン・ロケットエンジンが点火している。それぞれ九つのマーリン・ロケットエンジンを持つ3台のファルコン9の第一段ロケット、ファルコン・ヘビーは、4月11日に、NASAのケネディ宇宙センタの打上台39Aを離れた。この二回目のファルコン・ヘビーロケットの打上はアラブサット6A通信衛星を宇宙へ運んだ。2018年2月の最初のファルコン・ヘビーの打上では スターマンとテスラ・ロードスター を運んだ。再利用可能なように設計されたブースターと中央のコアは、安全に惑星地球のケープ・カナベラル空軍基地着陸ゾーンに戻った。コア・ステージは、沖合の自律的な宇宙ポート、 ドローンシップ に着陸した。

 --- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
4月21日(日)
南極光を見よう!

国際宇宙ステーションが南インド洋上265マイル(424キロメートル)を周っていたとき、マダガスカルと南極大陸とのほぼ中央で、国際宇宙ステーションクルーは、南極光(Southern Lights)として知られる南のオーロラのこのイメージを撮った。

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Space station
4月20日(土)
宇宙の大きさ

宇宙の大きさってどの位? 身近なものに例えてみると!?

アニメーションはイメージをクリックして Youtube から。

国立天文台
4月19日(金)
M104:ソンブレロ銀河

この驚異的な渦巻銀河 M104 は、ダストレーンの広いリングを特徴とする、そのほぼエッジ・オンの外観で知られている。星達の広い中央のバルジに対してシルエットで見られる宇宙のダストの帯は、一般的な名前ソンブレロ銀河が示唆するような、この銀河に、広いつばの帽子のような外見を与えている。この有名な銀河の鋭い視界をつくるためにハッブル宇宙望遠鏡のデータが使われた。小さな地上ベースの望遠鏡で見たとき、 M104 の明るい中央のバルジの圧倒的な輝きはしばしば失われる。 NGC 4594 としても知られるソンブレロ銀河はスペクトラムを横断して見ることができ、中央に超巨大なブラックホールを有している。差渡し約5万光年、 2,800 万光年にある M104 は、おとめ座銀河団の南の端の最大の銀河達の一つである。

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Astronomy Picture of the Day
4月18日(木)
太陽系家族のポートレート

1990年のバレンタインデーに、太陽から40億マイル(64億キロメートル)を航海するボイジャー1号宇宙船は、この初めての太陽系家族のポートレイトをつくるために、最後にもう一度振り返った。この完璧なポートレイトは、黄道面の上32度の有利な視点からつくられた60のフレームの合成である。その中で、ボイジャーの広角カメラ・フレームは、左の内部太陽系を通り、遠い右側の、太陽系で最も外の惑星であるガスの巨人海王星に結ばれている。金星、地球、木星、土星、天王星、海王星の位置が示され、一方太陽はフレームの円の中央近くの明るい場所である。それぞれの惑星の差込みフレームはボイジャーの狭域カメラからである。ポートレイトの中に見えないのは、検出するには太陽に近過ぎる水星と、不幸にも、カメラの光学システムの散らばる日光によって隠された火星である。この時点で海王星より太陽に近く、小さなかすかな冥王星の位置はカバーされなかった。

 --- 大判はイメージをクリック。イメージは横幅を圧縮しています。原版は こちら からご覧ください。

Astronomy Picture of the Day
4月17日(水)
Arp 194:併合する銀河のグループ

これらの衝突する銀河達の間に、何故星がブリッジを形づくっているのだろう? 通常、銀河達がぶつかるとき、星の形成は銀河のディスクまたは潮力の尾に限られる。しかしながら、この Arp 194 においては、結ばれているブリッジの右に若い星達の明るい塊がある。ハッブルからの Arp 194 のイメージと相互作用のコンピュータシミュレーションを含むイメージとデータの分析では、左の銀河が右の銀河の下を1億年以内に通過したことを示している。その結果、今右の銀河に向かっているガスの流れを残した。天文学者達は、急速な衝突の後の乱気流の最近の薄まりによって、星達がこのブリッジを形づくったと仮定している。小さな銀河が大きな銀河に重なることを含めて、これらの銀河達は、約10億年ほどで一つの大きな銀河に合併するだろう。

 --- 大判はイメージをクリック。 原画 では右が上です。

Astronomy Picture of the Day
4月16日(火)
二つのブラックホールの併合シミュレーション

2015年の重力波の最初の直接的な検出に影響されたこのシミュレーションビデオは、スローモーションで動くが、実際に動いたなら約3分の一秒かかるだろう。宇宙のステージに置かれたブラックホールが、星達、ガス、ダストの前に置かれている。それらの極度の重力が接近して渦巻き、最後に一つに合体するように、アインシュタイン・リングの背後からの光をレンズ化している。実際には見ることができない重力の波が、ブラックホールが併合した後でさえ、アインシュタイン・リングの内外に等しくさざ波を立てて跳ね、目に見えるイメージをつくっている。この GW150914 と呼ばれる LIGO によって検出された重力波は13億光年にあり、太陽質量の36倍と31倍のブラックホールの合体と一致している。最終的には一つのブラックホールは太陽質量の63倍になり、残りの太陽質量の3倍が重力波エネルギーに変換された。 LIGO と VIRGO 重力波天文台が更にいくつかの検出を報告して以降、先週、イベントホリゾン望遠鏡が、ブラックホールの初めてのホリゾンスケールのイメージを報告した。

 --- シミュレーションビデオはイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
4月15日(月)
大規模な銀河 M87 のブラックホール活動

ヨーロッパ宇宙機関のXMMニュートン宇宙天文台によってX線で見られた大規模な銀河 M87 のコア。ローカルの宇宙で最も大規模な銀河達を構成する一つ、巨大な楕円銀河 M87 は、いくつかの兆の星達のホームである。我々のミルキーウェイ銀河が属するおとめ座銀河団の銀河達の中で最も近いそれは約 5200 万光年にある。その周辺から極めて激しく素材を付着している M87 のコアには、我々の太陽のように大規模な何億もの星達とともに超巨大ブラックホールが座っている。このブラックホールへの付着は、このイメージに見えるフィラメント状の構造を構成する、集団の中心からの冷たいガスの膨らんだ巨大なバブルとともに、光速の近くで取り囲む集団の周囲にエネルギーに満ちた粒子を打上げる強力なジェットをつくり出す。これらのブラックホールの活動は、また、イメージの中央に見られる円形のような衝撃波の形をつくる。この視界は、2017年7月16日の、XMMニュートンの EPIC カメラのX線データに基づいている。2019年4月10日、地球規模の八つの地上ベースの電波望遠鏡の国際協力、イベントホリゾンテレスコープ(EHT)が、この M87 のコアの超巨大ブラックホールとその影の、初めての直接的な視覚の証拠を示した。この EHT の観測もまた2017年に行なわれた。

 --- 大判はイメージをクリック。今回のイベントホリゾンテレスコープ(EHT)観測では、銀河の中心から打上げられるジェットの柱を見ることができませんでした。これは今後の大きな課題として残されています。

Space in Image (ESA)
4月14日(日)
ガラパゴスのプロバVの視界

国際的に保護された火山の群島ガラパゴスとその周辺海域のプロバVの視界。この島のチェーンは、チャールズ・ダーウィンが研究した自然淘汰による進化の彼の有名な理論に直接関与する、その多くの固有の種で知られている。1535年、パナマの四番目の司教、スペインのトマス・デ・ベルランガがペルーへ航海していたとき、偶然、初めてこれらの島を訪ねた。有名な地理学者、メルカトールとオルテリウスの地図の上で、この島は、ガラパゴスの島(Insulae de los Galopegos)、または、そこで発見されたゾウガメにちなんでカメの島(Islands of the Tortoises)と名付けられた。この疑似カラーの組成は、いくつかの火山の側面の植物を赤で焦点を当てている。
2013年5月7日に打上げられたプロバVは、2日ごとに全地球の陸地と植物の生育をマップする、小型化されたヨーロッパ宇宙機関の衛星である。

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Space in Images (ESA)
4月13日(土)
宇宙歩行者達、アン・マクレインとデイビッド・サン‐ジャック

国際宇宙ステーションの外で働くNASAの遠征59アン・マクレイン(赤いストライプ)とカナダ宇宙局のデイビッド・サン‐ジャックを見ることができる。6時間半の船外活動で、マクレインとサン‐ジャックは、カナダ製のロボットアーム(Canadarm2)に電力の予備のパスを提供するための、また、軌道の複合体の外でのより広い放送のためのケーブルを設置した。また、二人は、将来のバッテリ・アップグレード・オペレーションに備えて、初回の船外活動からのアダプタ・プレートを再配置した。

 --- 大判はイメージをクリック。このイメージは、国際宇宙ステーションの外部(中央構成部分)が如何に複雑な構成になっているかを見ていただくために取り上げました。地上ではこのような“むき出し”の構造は難しいと思われます。なお、アン・マクレイン(赤いストライプ)は、中央のサン‐ジャックの上に埋まって見えています。原版は こちら(5568×3712) から。

Space station
4月12日(金)
ブラックホールの初めてのイメージ

今年は一般相対性理論が歴史的な実験によって初めて実証されて以来100年目。イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)プロジェクトが、世界中の電波望遠鏡をつなぎ合わせて、銀河M87の中心の巨大ブラックホールシャドウを初めて捕らえた。このブラックホールは地球から5500万光年の距離にあり、その質量は太陽の65億倍にも及びます。リング状の明るい部分の大きさは約42マイクロ秒角であり、月面に置いた野球のボールを地球から見た時の大きさ。 EHT は、超長基線電波干渉計(Very Long Baseline Interferometry: VLBI)という仕組みを用いている。世界中に散らばる望遠鏡を同期させ、地球の自転を利用することで、地球サイズの望遠鏡を構成している(右図)。今回イベント・ホライズン・テレスコープが観測したのは、波長 1.3 ミリの電波。 VLBI によって、 EHT は解像度20マイクロ秒角という極めて高い解像度を実現した。これは、人間の視力300万に相当し、月面に置いたゴルフボールが見えるほどの能力。

記事は編集しています。詳細は右のリンクをクリックして国立天文台のページから。なお、この記者説明会の録画は こちら から見ることができます(1時間)。

国立天文台
4月11日(木)
星団ターザン5にズームイン

かつて球状星団がミルキーウェイを支配した。我々の銀河が最初に形づくられたとき、おそらく、何千もの球状星団が我々の銀河を歩き回っていた。今日200未満の残りがある。以来、それぞれ他との、またはミルキーウェイ銀河の中央での、度重なる宿命的な遭遇によって、多くの球状星団が破壊された。生き残っている遺物はいかなる地球の化石よりも古く、我々の銀河の他のどの構造よりも古く、宇宙そのものの生の年齢を限定している。我々のミルキーウェイ銀河には、仮にあるとしても、若い球状星団はごく僅かである。このビデオは、ハッブル宇宙望遠鏡でとられた集団の写真で終わる、地球から球状星団ターザン5(Terzan 5)に行くように編集されている。この星団は、我々のミルキーウェイ銀河の早期に形成された星達だけでなく、全く驚くべきことに、約70億年後に別の星の爆発で形成されたその他達を含むことが発見された。

 --- ビデオはイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
4月10日(水)
世界の熱い場所

1996年7月から2010年8月までの、 ERS-2 の追跡走査放射計(ATSR-2)とエンビサットの高度追跡走査放射計(AATSR)による、ヨーロッパ宇宙機関の熱い場所の広域な検出。これらの二つの放射計センサーは、地球の陸地の表面温度をとるために空で温度計のように働き熱の赤外線を測定する。絶対温度312度(摂氏 38.85 度)を上回る温度は火災のクラスである。

 --- 大判はイメージをクリック。詳細は 原版 で。

Space in Images (ESA)
4月9日(火)
X線によるミルキーウェイのコアからの巨大な「煙突の排気口」

我々の銀河の中心を見渡すことによって、ヨーロッパ宇宙機関のXMMニュートンは、二つの巨大な宇宙のバブルの中に素材を吹き出す、ミルキーウェイの超巨大ブラックホールの近くからの2本の巨大な「煙突」を発見した。銀河全体の直径の約半分の、約 50,000 光年の巨大な砂時計に似た形の、ミルキーウェイ銀河の平面の上下に伸びるこの巨大なバブルは、2010年にNASAのフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡によって発見された。それらは、いて座 A* として知られる中央のブラックホールに住む、我々のミルキーウェイの中央領域からの素材の巨大なげっぷのように考えることができる。今、XMMニュートンは、最終的にはブラックホールの直近とバブルを結びつける、いて座 A* から外へ流れ出す、熱い、X線を発する素材の二つのチャンネルを発見した。

 --- 解説図はイメージをクリックして大判から。

Space in Images (ESA)
4月8日(月)
銀河 NGC 3079 のX線のスーパーバブル

それぞれ数千光年にも広がるこれらの風変わりな二つのバブルは、最近、渦巻銀河 NGC 3079 の中央近くに発見された。イメージに紫で示されているスーパーバブルは、NASAの地球軌道を周っているチャンドラX線天文台が検出するX線を発するほど非常に熱い。このバブルは NGC 3079 の中央にまたがっているので、その主導的な仮説は、それらがガスを囲む中央の超巨大ブラックホールの相互作用によってつくられたというものである。言い換えれば、これらのスーパーバブルは、一次的には、銀河の中央近くの多くの若く熱い星達からのエネルギーに満ちた風によってつくられたのかもしれない。唯一の類似した既知の現象は、10年前にNASAのフェルミ衛星によってとられたイメージに発見された、我々のミルキーウェイ銀河の中央から発しているフェルミ・バブルを放出しているガンマ線である。この NGC 3079 スーパーバブルの特質の調査は、他の銀河達の高エネルギースーパーバブルの調査を含めて確実に続くだろう。

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Astronomy Picture of the Day
4月7日(日)
中央アジアの雪と砂

2018年12月、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士が、中央アジアの西天山の東とタクラマカン砂漠の雪の、この斜めの写真をとった。西天山(Tien Shan または Tian Shan)は世界で最も長い連続した山脈の一つであり、中国、カザフスタン、キルギスタンの 2,500 キロメートルに延びている。中央アジアの給水塔とも呼ばれる西天山山脈は、このエリアに重要な淡水を提供している。タクラマカン砂漠は三つの側面の山脈によって囲まれた低地の盆地であり、ほぼ一年を通してこの領域を乾燥させる。西天山はアジアの主な氷河の多くを有している。春と夏には、融けた氷と雪がこの地域の川を補い、浸食された堆積物を谷に運び、扇状地の堆積は周囲の山脈と直角をなす。タクラマカンは砂丘によって容易に動かされる堆積物で支配されている。この領域の風は大きなダストの嵐を生み出す。このイメージでは、雪が、西天山の頂と谷からタクラマカン砂漠のフロアにまで及んでいる。NASAのテラとアクア衛星の中間解像度画像分光放射計(MODIS)は、この領域での同日中の積雪の量の視界を提供する。ボステン(Bosten)湖を覆うダストの霞を通して雪の覆いが砂漠に見える。

 --- 大判はイメージをクリック。イメージは一部です。原版は こちら から。

Earth
4月6日(土)
アフリカからロシアまで(コマ落とし動画)

アフリカからイタリア、ロシアに至る、コマ落しビデオを作るためのこの一連の昼間の写真は、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士パオロ・ネスポリによってとられた。パオロ・ネスポリは、2017年に、イタリア宇宙機関の長期 VITA ミッションの一部として国際宇宙ステーションで働いた。

クリックすると左欄にビデオが直接表示されます。 大型ビデオは右のリンクから直接、またはこちら(mp4:5.53 MB)からダウンロード。

Space in Videos (ESA)
4月5日(金)
広域な重力の最高の視界

10年前、ヨーロッパ宇宙機関は最も革新的な衛星の一つを打上げた。 GOCE は、「ジオイド(geoid:表面を全部平均海面とみなした地球の等ポテンシャル面)」のこれまでになく最も精密なモデルを届け、自然の基本的な力:重力を測定して4年を過ごした。この並外れたミッションは、地下の奥深くから大気、更に外れの高さまでの、我々の重力フィールドに対する新しい洞察を与え、地球に関するいくつかの驚くべき発見をもたらした。この注目に値するミッションは、今日もなお新しい科学の解釈に続いている。地球表面の重力は、惑星の回転、山脈や海洋の溝の位置、地球の内部の素材の異なる密度のような要因によって多様に変化する。ジオイドは、潮力と流れがない場合に重力によってのみ現れる理想的な広域な海の表面になる。それは、全て気象の変化に影響する、海洋の循環、海のレベルの変化、氷の活力を測定するための重要な参照である。このイメージの色は理想的なジオイドからの高さにおける±100メートルの偏差を意味している。青は低い値を表し赤/黄は高い値を表す。

左欄にアニメーションビデオが直接表示されます。 この解説はいくつかの記事を編集しています。大型ビデオは右のリンクから直接、または こちら からダウンロード(mp4:5.92 MB)。

Space in Videos (ESA)
4月4日(木)
「はやぶさ2」「りゅうぐう」の表面に人工クレーターを生成

JAXA の小惑星探査機「はやぶさ2」は明日4月5日午前10時56分に衝突装置(SCI)を放出し「リュウグウ」に衝突させて人工クレーターを生成し、後日「はやぶさ2」が着地して「リュウグウ」内部から掘り出されたサンプルを収集する事前準備が行われます。
詳細は4月2日の記者説明会で細部に亘る説明が行われておりますのでそちらからご確認ください。なお、資料は説明の中で示されますので事前のチェックは不要です。

 ① 「はやぶさ2」 記者説明会ビデオ(Youtube)
 ② 「はやぶさ2」 記者説明会資料(pdf)

なお、4月5日の衝突装置運用の中継は 「はやぶさ2」衝突装置運用管制室ライブ配信(JAXA) または こちら(Youtube) からご覧ください(右図)。

オリジナル
4月3日(水)
ダストデビルの狂乱

この注目に値するイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ・ガス追跡軌道船に搭載されたカラー・ステレオ地表画像システム(CaSSIS)によって、火星のアウクァクー峡谷(Augakuh Vallis)の西、サバエア大陸(Terra Sabaea)領域でとられた。この不思議なパターンは隆起の上にあり、基本的に何百あるいは数千かも知れない小さな火星の竜巻の集中、ダストデビルの活動の結果であると考えられる。このイメージは、火星の平均的な色と比較して青い地形が明るい青い色で示されるカラー合成表現である。実際の色はこれらの筋は暗い赤に見える。ダストデビルは地表の素材を巻き上げ下の新鮮な素材を露出させる。これらの筋が何故隆起に集中するかはわかっていないが、一つの可能性として、二酸化炭素その他の大気の、丘の上に向かう流れなどの地形性の上昇に関係している。このイメージは2019年2月8日にとられ、北緯 26.36 度、東経 56.96 度に中心がある。北は上である。

大判はイメージをクリック。ダストデビルは火星の地表に現れる“小旋風またはつむじ風”。気温に関係して現れる。地表の砂や土などを巻き上げ、通常は赤黒い下の地面を露出させる。

Space in Images (ESA)
4月2日(火)
彗星のように尾を引く小惑星

ハッブルその他の最近の観測が、小惑星(6478)ゴールト(Gault)の段階的な崩壊を捕えた。ハッブルからのイメージは、ダストの破片の流れの、二つの細い矮小な小惑星からの“彗星のような尾”を示している。これらは日光の長い間の微妙な影響を受けてゆっくり回転し、その素材を放出して尾を引いている。瓦礫から成る全体で数キロメートルのゴールトにとって、僅かな日光が、ゴールト自身の非対称の形と相まって、1億年以上の間小惑星の回転速度を上げてきた。推定される回転レートは1万年ごとに1秒である。火星と木星の間には約80万の小惑星帯が知られており、1年におよそ一つの割合で切離されるのかもしれない。

大判はイメージをクリック。文章は編集し直したもの。詳細は 「ハッブル宇宙望遠鏡(4月1日)」 参照。通常 “彗星”は太陽に接近するにつれて水分などが融け左図と似たような尾を引くが、「いとかわ」や「りゅうぐう(右図:高度約40KM から見たもの)」など “小惑星”は尾を引くことはないと考えられてきた。

Hubble Space Telescope
4月1日(月)
Abell 370:銀河集団の重力レンズ

銀河達 Abell 370 の集団が撮られている間に、天文学者達は風変わりな弧に注目した。それまで良いイメージがなく、よく理解されていなかったこの弧は、以前に見えなかった種類の重力レンズの天体物理作品あることを示した。これらのレンズは銀河達の全ての集団の中央にある。今日我々は、集団で最も明るいこの弧が、実際には、まさに偶然、遠くに横たわるごく普通の銀河との歪められたイメージから成ることを知っている。 Abell 370 の重力は、背景の銀河達の光を、複数の経路に沿って観察者のところへ届く原因となった。ここ現れた黄色のイメージのほぼ全ては Abell 370 集団の銀河達である。注意深い目は多くの奇妙な弧と歪んだ小さな弧を拾い上げることができる。しかしながら、それらは、実際には、遠くの普通の銀河達の重力レンズ化されたイメージである。 Abell 370 とそのイメージの調査は、天文学者達に、銀河集団と宇宙の、通常と暗黒物質の分布に関するユニークな窓を与えている。

 --- 大判はイメージをクリック。原版は こちら から。今日は4月1日、重力レンズの視界は巨大な虚構であるが、その自然の真理は天文学に、更に広い科学全般に大きな影響を与えている。

Astronomy Picture of the Day