このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
1月17日(木)
ヨーロッパ宇宙機関2018(5)

昨年末ヨーロッパ宇宙機関が発表した「ヨーロッパ宇宙機関2018」の一部を連載しています。

その5:エクソマーズのコロレフクレータの端

ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ宇宙船のカラーステレオ地表画像システム(CaSSIS)が、2018年4月15日にとった火星のコロレフ(Korolev)クレータの端。

大判はイメージをクリック。2016年3月に打上げられ同年10月に火星軌道に入ったエクソマーズ軌道船は、主として火星の大気がどのようにして失われたかを調査する目的を持っています。この宇宙船からの情報はあまり報じられることがないので取上げました。

Space in Images (ESA)
1月16日(水)
ヨーロッパ宇宙機関2018(4)

昨年末ヨーロッパ宇宙機関が発表した「ヨーロッパ宇宙機関2018」の一部を連載しています。原典は右端のリンクから当該コーナーのトップにアクセスし、右端中段のガイドに従ってください。

その4:火星の南極の地下の水

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスによって集められたレーダデータが、火星の南極領域の下差渡し20キロメートルに及ぶ液体の水を示唆した。このスリルに溢れた発見は赤い惑星とその居住性に関する知識について大きく貢献するだろう。その15年の軌道の後も、マーズエクスプレスは特別な洞察を届け続けている。

大判はイメージをクリック。

Space in Images (ESA)
1月15日(火)
ヨーロッパ宇宙機関2018(3)

昨年末ヨーロッパ宇宙機関が発表した「ヨーロッパ宇宙機関2018」の一部を連載しています。原典は右端のリンクから当該コーナーのトップにアクセスし、右端中段のガイドに従ってください。

その3:火星を俯瞰する

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスミッションが撮った火星。火星の地平線を含む北から南を見る珍しいイメージ。

大判はイメージをクリック。中央に火星を代表する巨大なマリネリス峡谷が見える。この峡谷は地球のグランドキャニオンよりはるかに大きい。

Space in Images (ESA)
1月14日(月)
部分日食(2019年1月6日)

イメージは国立天文台(東京、三鷹)で観測された1月6日の日食の最大付近(午前10時5分)の太陽です。 --- 大判はイメージをクリック。

国立天文台からはまた1分ごとのコマ落とし画像による太陽フレア望遠鏡リアルタイム連続画像(観測波長Hα)が提供されています。こちら(Youtube)からご覧ください。

国立天文台
1月13日(日)
「SpaceX」-CRS-16 ドラゴン貨物船の切離し月曜日にセット

太平洋の異なる場所でのより穏やかな海の状態の有利さを得るために、「スペースX」と国際宇宙ステーションオフィスは、貨物船の着水と回収を決めるステーションからの「SpaceX」-CRS-16 ドラゴン貨物船の出発を、日曜日の朝早くから日曜日の午後遅くまで移すことに同意した。ドラゴンは、東部標準時日曜日の朝ハッチが閉じられ、日曜日午後3時(日本時間月曜日午前5時)ごろにハーモニーモジュールから分離されるだろう。地上の管制官達は、今、日曜日の午後6時30分(日本時間月曜日午前8時30分)にドラゴンを Canadarm2 ロボットアームから開放するだろう。解説のないNASAテレビの放送は午後6時15分(日本時間月曜日午前8時15分)に始まるだろう。ドラゴンの軌道脱出点火は午後11時19分(日本時間火曜日午前1時19分)ごろに、バハ・カリフォルニア西への着水は月曜日午前12時10分(日本時間火曜日午前2時10分)ごろに予定されている。  --- 大判はイメージをクリック。写真はハーモニーモジュールに取り付けられたスペースXドラゴン貨物船。

Space station BLOG
1月12日(土)
冷たいトルコ

雪がオーストリアとドイツに混乱を起こし続ける中で、1月9日からのこのコペルニクス・センチネル3イメージで示されたように、一時的な寒波の襲来がトルコにまで達した。1月6日日曜日にトルコに降り始めた雪は、遠隔地の村を切断し、オフィスと学校を閉鎖した。降雪は主に東と北の区域に影響を及ぼすが、アンカラを含む西の大きな都市も雪の厚いカバーを免れ得なかった。この気象は、また、特に赤の警報にあるドイツとオーストリアの、更に西に深刻な問題を引き起こしている。

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Space in Image (ESA)
1月11日(金)
ヨーロッパ宇宙機関2018(2)

昨年末ヨーロッパ宇宙機関が発表した「ヨーロッパ宇宙機関2018」の一部を連載しています。原典は右端のリンクから当該コーナーのトップにアクセスし、右端中段のガイドに従ってください。

その2:干潟星雲

NASA/ヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡が、その28回目の記念としてとった興味深いカラフルな干潟星雲(Lagoon Nebula)。この星雲は約 4000 光年にあり、幅約55光年、高さ約20光年。このイメージは興味深い幅約4光年の荒れ狂う星誕生領域を示している。

大判はイメージをクリック。

Space in Images (ESA)
1月10日(水)
ヨーロッパ宇宙機関2018(1)

しばらくの間、昨年末ヨーロッパ宇宙機関が発表した「ヨーロッパ宇宙機関2018(右のイメージ)」の一部を連載します。原典は右端のリンクから当該コーナーのトップにアクセスし、右端中段のガイドに従ってください。

その1:カラーによるガイアの空

ほぼ17億の星達の測定をベースにした、我々のミルキーウェイ銀河と近隣の銀河達のガイアの全天の視界。このマップは、2014年7月から2016年5月の間に、空のそれぞれ部分について、ヨーロッパ宇宙機関のガイア(Gaia)衛星によって観測された星のトータルの明るさと色を示している。明るい領域は特に明るい星達の密度の濃い集中を示している。
 --- 大判はイメージをクリック。このイメージはトップページの背景に使用しています。

Space in Images (ESA)
1月9日(水)
玉兎2号、遠い側のイメージ

1月3日、中国の嫦娥4号宇宙船が、月の遠い側への最初の着陸に成功した。着陸船のカメラでとられたこのイメージは、フォン・カルマン・クレータ内部の着陸地点からである。それは、着陸船のランプを下り、現地の日の出近くの地面を横断して2週間の月の日を始める、デスクサイズの六つの車輪の玉兎2号ローバーを示している。探査するフォン・カルマン・クレータ自体は直径186キロメートルである。それは、最も古くあまり理解されていない何者かを含む月の地勢の、古く深い南極のエイトケン・インパクト盆地の中に横たわっている。通常は月の隠されている半球からの情報を中継するために、中国は、2018年5月に、月の遠い側の軌道に中継衛星鵲橋(じゃくきょう)を打上げた。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
1月8日(火)
ドラゴン、今週ステーションを出発

スペースXドラゴン貨物船が国際宇宙ステーションのハーモニーモジュールに取り付けられて最後の週にある。一方、地上のロボット専門家達と軌道の研究室のクルーは、新年を多様な科学活動で働いている。ドラゴン貨物船は、12月8日に、軌道の研究室を補充するための科学機器と補充用品の 5,600 ポンド(2540 キログラム)を届け、その貨物ミッションをほぼ終了している。ドラゴンは、分析のために使われた科学機器とハードウェアを、1月10日に、太平洋で、地球に持帰るだろう。写真は大晦日にケベック上空約257マイル(411キロメートル)で国際宇宙ステーションに取り付けられたスペースXドラゴン貨物船。

大判はイメージをクリック。

Space station BLOG
1月7日(月)
ウルティマ・トゥーレの回転

ウルティマ・トゥーレは地球から宇宙船で調査された最も遠い世界である。ニューホライズンズ宇宙船は、1月1日に、毎時 51,000 キロメートルでカイパーベルトの世界に向かって急ぐときに、太陽から65億キロメートルの薄暗い光の中で、38分間隔でこれらの二つのフレームを捕えた。接触二重星、ウルティマ・トゥーレの二つのこぶは、共に15時間ほどごとに1回回転する。回転する GIF イメージとして示されたこのフレーム間の回転は、これまでに見られた最も初期の世界の、これまでにない苛立つような3Dの眺望をつくり出している。科学チームによって個別に名付けられたウルティマとテューレ、より大きなウルティマは差渡し約19キロメートル、小さなテューレは差渡し14キロメートルである。

大判動画はイメージをクリック。依然としてNASA本体からの発表はありません。

Astronomy Picture of the Day
1月6日(日)
(臨時掲載)部分日食(2019年1月)

1月6日月曜日に、東アジア、北太平洋で部分日食が予想されています。日本では全国で見られる可能性があります。東京では午前8時43分から11時36分まで、10時6分が最大で42%ほどが欠けると予想されます。日食は裸眼で直接見ないよう注意する必要があります。詳しくは右のリンクから国立天文台のページを、また、この日食に予想される世界の発生状況は Spaceweather.com(動画) から。

大判はイメージをクリックして国立天文台のページから。

国立天文台
1月5日(土)
(臨時掲載)中国、月の遠い側に着陸

中国は月の遠い側へのローバーの着陸に成功した。嫦娥(じょうが)4号月探査機は、太陽系最大、最深、最古の既知のクレータ、南極のエイトケンの窪みに、北京時間1月3日午前10時26分に着地した。地球からは月の一面だけを見ることができ遠い側は隠されている。アポロ飛行士達は月の遠い側を飛び、多くの宇宙船が、我々が見る側と異なる、凹凸の、激しくクレータされた光景を明らかにする月の背後を撮ってきた。これは、地面を貫くレーダーで遠い側のクレータを調べ、赤外線分光計で鉱物の組成を測定する初めての探査になるだろう。水があればローバーはそれを発見するかもしれない。その特殊な目的のために2018年5月21日に中国が打上げた鵲橋(じゃくきょう)衛星が着陸地点での初めての写真を中継した。右図は南極のエイトケンの窪地を内部から見たものである。この着陸は注目に値した。ミッション・コントロールは月の遠い側を直接見られなかったので、着陸船は多くの複雑な行動を独立して行なわなければならなかった。(1) 高度約2キロメートルで、岩やクレータなどの大きな障害を確認するために、搭載カメラは月面のオブジェクトの影を捕えた。(2) 100メートルのとき、探査機は小さな障害を確認するために浮遊し、地表の斜面を測定した。コンピュータは再計算し最も安全なサイトを選んだ。(3) 地表上の2メートルでエンジンを停止し、その後、銀色のローバーを持つ金色の着陸船が、4本の足で、ダストを巻き上げて荒涼とした灰色の地表に着陸した。この探査機は、地上のコントロールからの関与なしに、約12分間、全着陸プロセスを行なった。  --- 大判イメージは右のリンクをクリックして記事(英文)の中から。

Spaceweather.com
1月4日(月)
(臨時掲載)ウルティマとトゥーレ

1月1日、ニューホライズンズはウルティマ・トゥーレと名付けられたカイパーベルト・オブジェクトに遭遇した。太陽から約65億キロメートルのウルティマ・トゥーレは、これまでに地球からの宇宙船で探検された最も遠い世界である。これまでに公開された最も高い解像度のこの歴史的なイメージは、ニューホライズンズ最接近の僅か30分前に約 28,000 キロメートルでとられた視界である。恐らく太陽系の誕生の直後の穏やかな衝突の結果であるウルティマ・トゥーレは、二つの関連する球状の形が相互の重力によって接続して保たれたコンタクトバイナリ(contact binary:接続された二重星)であることを明らかにしている。科学チームによって別々に名付けられたウルティマとトゥーレのより大きなロブ、ウルティマは直径約19キロメートルであり、小さなトゥーレは差渡し14キロメートルである。

より大きな判はイメージをクリック。1月4日午前9時現在、NASA本体からの発表はありません。これは、恐らく、米国国家予算審議の遅れによる影響と思われます。なお、中国の月の裏側着陸の記事は明日掲載します。

Astronomy Picture of the Day
12月31日(月)
「最終極北の地」のニューホライズンズ

我々が2019年の始まりを賛美する1月1日に、ニューホライズンズ宇宙船は、最終的な極北の地のフライバイを決行するだろう。太陽から65億キロメートルのカイパー・ベルトの世界、この 2014 MU69 とカタログ化された「最終極北の地(Ultima Thule:ウルティマ・トゥーレ)」は、その名の通り既知の世界の果てを意味する。その2015年の冥王星へのフライバイの後、ニューホライズンズは、この「最終極北の地」の約 3500 キロメートル内に接近する、地球からの宇宙船のこの遠いフライバイの旅を目標とした。この小さな世界自体は約30キロメートルほどの大きさである。今年、地球ベースの望遠鏡による注意深いキャンペーンは、このアーティストのイラストレーションのように、このオブジェクトの、バイナリの、またはバイナリに近いシステムの形と判定した。ニューホライズンズは、遠い太陽の薄暗い光の中で、その未踏の表面のクローズアップイメージを撮るだろう。

大判はイメージをクリック。1月1日にカイパー・ベルトの 2014 MU69 への接近飛行を予定するニューホライズンズ宇宙船は、バイキング1号、2号に次いで最も遠い旅を記録する宇宙船になるでしょう。

Astronomy Picture of the Day
12月30日(日)
アルマ望遠鏡子ども向けサイト”アルマ キッズ”日本語版を公開(ALMA Kids)

アルマ望遠鏡のしくみや研究成果をより多くの方に楽しんでいただくために、アルマ望遠鏡プロジェクトでは子ども向けウェブサイト ALMA Kids を制作しています。そしてこのたび、英語版・スペイン語版・中国語版に続いて日本語版の制作を行い、公開しました。今後発表されるさまざまな観測成果のニュースも、子ども向けコンテンツとして随時掲載していく予定です。ぜひご利用ください。(国立天文台)

(例): わくせいはどうやってできる? アルマ望遠鏡が見た20個の赤ちゃん星
天文学者たちは、アルマ望遠鏡を使って生まれたばかりの星20個の写真をさつえいしました。これで、惑星(わくせい)が生まれてくるようすがとてもよくわかるようになりました。 ・・・・・以下略:丁寧な説明が続きます。

上の記事は一部です。他は右のリンクからご覧ください。「アルマキッズ」はこの「コーナー」や「アストロサイエンス」などで積極的に取り上げて行きます。「アストロサイエンス(12月30日)」」 参照。大判はイメージをクリック。

ALMA Kids:国立天文台
12月29日(土)
休日の小惑星、NASAのレーダーで撮られる

大きな小惑星 2003 SD220 による2018年12月の地球への接近は、天文学者達に、そのオブジェクトの表面と形の詳細なレーダー・イメージを得、また、その軌道の知識を向上させる顕著な機会を提供した。この小惑星は、12月22日土曜日に、地球から約290万キロメートルの距離を、安全に飛び過ぎるだろう。これは400年以上の間の小惑星の最接近であり、この小惑星が更に僅かに地球の近くを安全に接近するであろう2070年までの最接近となるだろう。このレーダー・イメージは、少なくとも 1.6 キロメートルの長さと、川を渡っているカバの露出した背に似た形の小惑星を明らかにしている。これらは、12月15~17日に、カリフォルニアのゴールドストーン深宇宙通信複合施設のNASAの70メートルアンテナ、ウエストバージニアの全米科学財団の100メートルのグリーンバンク望遠鏡、プエルトリコのアレシボ天文台の305メートルアンテナによる共同観測でとられた。

大判はイメージをクリック。

Asteroid
12月28日(金)
地震計を地上に置く(動画)

このイメージは、火星の地表への初めての装置を配備する、主要なミッション里程標を終えた、NASAのインサイト着陸船を示している。インサイトのロボットアームが白と黒で、終端に手のような把握機構が見える。この握りでは銅色の地震計を掴んでいる。色を調整されたこのイメージは、2018年12月19日の火星の夕暮れのころに、着陸船のロボットアームにあるインサイト装置配備カメラ(IDC:Instrument Deployment Camera)でとられた。

イメージをクリックするとアニメーションビデオが表示されます。ダウンロードに少し時間が掛かります。

Insight
12月27日(木)
インサイトの初めての自画像

これは、NASAインサイトの、火星での初めての全自画像である。それは着陸船の太陽電池板とデッキを表している。デッキのトップには、その科学装置、気象センサーの柱、UHFアンテナがある。この自画像は2018年12月6日の火星日10日目にとられた。この自画像は着陸船のロボットアームにあるインサイト装置配備カメラ(IDC:Instrument Deployment Camera)でとられた11のイメージからつくられた。

大判はイメージをクリック。火星日(sol)は、探査機の火星への着陸からの日数を示す。火星の一日は地球の一日より約20分長い。

Insight
12月26日(水)
地球の出1:歴史的なイメージ再編される

50年前の12月24日、最も有名なイメージの一つが月の軌道から撮られた。今「地球の出」として知られる肖像的なイメージは、アポロ8号クルーによってとられ、月の縁に昇る地球を示している。しかし、この有名な地球の出のイメージは、実際には、月の縁に昇る地球がとられた二回目のイメージであった。これは初めてのカラー写真であったが、当初は白黒写真であった最初の地球の出のイメージが、今、最初の三つのイメージの色と解像度で結合されて再編集された。このイメージは、アポロ8号宇宙飛行士ビル・アンダーズが「最新の技術と人間の独創性のおかげで、今、我々はそのすべてを見ることができる」と語った写真のクローズアップである。
歴史のメモ:月の縁の背後に沈む地球の異なる歴史的なモノクロ・イメージは、ロボット月周回衛星ルナ1号によって2年前にとられた。

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Astronomy Picture of the Day
12月25日(火)
地球の出、ビデオの再構築

おおよそ12秒のこのビデオで何事か風変わりなことが起きる。地球が昇り始める。50年前の12月24日、以前には人間によって見られたことがない月の縁での地球の上昇が起き、アポロ8号のクルーを驚かせ喜ばせた。クルーは、月を周るアポロ8号の軌道によって生じたこの驚くような眺望の静止画像を急いで撮った。このビデオは、最新のムービー・カメラで記録されたかのような、この出来事の現代での再現である。地球から見られる馴染みの月の出の概念的な逆のシーン、遠い馴染みのない月面に昇る地球の多彩な球が、馴染みのアイコンとして際立っている。この光景は、また、我々がそこに住み生活する「大きな青い大理石(big blue marble)」として、人類の結束について多く語られた。この2分間のビデオはコマ落しではなく、アポロ8号の窓を通して昇る地球の真の速度である。7ヵ月と3回のミッション後、アポロ11号の宇宙飛行士達が、地球の月を周っただけでなくそこに着陸した。

イメージはビデオ(Youtube)にリンクしています。

Astronomy Picture of the Day
12月24日(月)
ヨーロッパ宇宙機関、2018年イメージ(2)

ヨーロッパ宇宙機関のプランク宇宙船の宇宙マイクロ波背景放射イメージ。2018年7月に改めて発表された最終版。

大判はイメージをクリック。プランク衛星のマイクロ波背景放射の詳細な調査から、我々の宇宙はビッグバン後128億年と算出された。それ以前はNASAの衛星の調査から127億年とされていた。現在は128億年と見るのが一般的である。

Space in Images (ESA)
12月23日(日)
ヨーロッパ宇宙機関、2018年イメージ(1)

ヨーロッパ宇宙機関の野心的なミッション、ガイア(Gaia)による我々の銀河の探査イメージ。2016年に続く2回目の公開。ガイアは今、約17億の星達をとっている。

大判はイメージをクリック。このイメージはヨーロッパ宇宙機関が今年の代表的な成果として取り上げたものの一つです。以降、折を見ていくつかのイメージを紹介します。なお、ガイアは全天の星達をくまなく検索するミッションを持つ宇宙船、ガイアを紹介するビデオは こちら からダウンロード(mp4)。

Space in Images (ESA)
12月22日(土)
ステーションクルーが197日の宇宙ミッションの後に地球に戻る

2018年12月20日木曜日に、カザフスタンのジェズカズガンの町の近くで、遠征57クルーメンバー、NASAのセリーナ・オナン・チャンセラー、ヨーロッパ宇宙機関のアレキサンダー・ガースト、ロスコスモス(ロシアの宇宙開発機関)のセルゲイ・プロコフィエフが着陸した直後に、ロシアの調査・救助隊がソユーズ MS-09 宇宙船に到達する。オーナン・チャンセラー、ガースト、プロコフィエフは、国際宇宙ステーションで遠征56・57クルーのメンバーとして勤めた197日後に戻っている。

大判はイメージをクリック。ヨーロッパ宇宙機関が編集した遠征57のハイライトを見よう。こちら(Youtube) から。

Space station
12月21日(金)
アレキサンダー・ガースト、ドラゴンの接近を見る

12月20日に地球の戻った遠征57国際宇宙ステーション指揮官アレキサンダー・ガーストは、2018年12月8日に、軌道の研究室を追う「スペースX」のドラゴン貨物船を捕らえた。ガーストは接近するドラゴンの一連の写真をとって言った。「接近するスペースXドラゴン16のどの写真が最も驚異的かを決めるのは難しい」 ドラゴン貨物船は、高品質のレーザーで地球の森の観測する広域生態系動態調査(GEDI)、切離し前にノースロップ・グラマン・シグナス宇宙船に積み込まれる小型衛星展開機構(SlingShot)をはじめ、補給物資や実験装置などを積んでいる。ドラゴンは2019年1月にステーションを出発して、宇宙での調査結果、ハードウェア、クルー用品等の 4,000 ポンド(1,800 キログラム)超を地球に持ち帰る予定である。

大判はイメージをクリック。スペースXドラゴンは現在国際宇宙ステーションから物資を持ち帰ることができる唯一の宇宙船。他の貨物船は全て切離し後地球の大気で燃え尽きる。

Space station
12月20日(木)
フライトの115年

イカロスの神話から、中国の凧、8世紀の水素を満たした気球の開発、19世紀のグライダの早期の実験に至るまで、人間の歴史の大部分において、我々は空を飛ぶことを夢見てきた。その後、115年前の1903年12月17日に、オービルとウィルバー・ライトが、空気より重い航空機で飛ぶ、多くの人々が不可能であると考えていたことを成し遂げた。歴史的なライト兄弟の飛行以来、航空科学は人類が星達あるいは少なくとも月に至るのに役立ってきた。ライトの歴史的な冒険の66年後の1969年7月に、ニール・アームストロングとバズ・オルドリンがアポロ11号月着陸船から降りて、月の表面に踏み出した。このイメージは、ワシントン D.C. の航空宇宙博物館に展示されている、ライト兄弟の1903年の航空機である。

大判はイメージをクリック。

Aeronautics
12月19日(水)
ロシアの船外活動

キューポラの内側の遠征57クルーが、ソユーズ MS-09 宇宙船を調べるために船外活動を行う地球上約 250 マイル(400キロメートル)のロシアの宇宙歩行者オレグ・コノネンコ(赤のストライプ)とセルゲイ・プロコフィエフを撮った。船外活動の間、彼らは、ラスベット・モジュールにドッキングしているソユーズ・クルー船の船体の外部を調べた。このエリアは、宇宙ステーションの圧力減少の原因となった、8月に発見されたソユーズ居住モジュールの小さな穴の位置と一致している。この穴は検出から数時間のうちに内部から密閉剤で固定された。船外活動の間、コノネンコとプロコフィエフは、外殻へ穴を通して押し出された密閉剤のサンプルを集めた。その後、彼らはピアドッキング区画の内部に向かい、ハッチを閉じて7時間45分の船外活動を終えた。

大判はイメージをクリック。今年8月、宇宙ステーション船内の圧力の急激な低下が観測された。調査の結果接続されているソユーズ MS-09 宇宙船に小さな穴が発見され直ちに船内から埋められた。遠征57の帰還の前に、この穴の状態がロシアの宇宙飛行士達の船外活動によって外部から調査された。この穴は船体の製造過程に起因するものであり、宇宙ゴミの衝突などによるものではないことが確認された。遠征57クルーは明日日本時間12月20日に帰還する。帰路の安全を願うばかりである。

Space station
12月18日(火)
爆発する星達の重要な成分にガラスを発見

我々の全ては文字通り星のダストでできている。我々の惑星と我々の身体を構成している化学物質の多くは星達によって形づくられた。今、NASAのスピッツア赤外線望遠鏡の観測を使った新しい調査が、初めて、地球上で発見される最も普遍的な鉱物の一つ、二酸化ケイ素が、大規模な星が爆発するときに形づくられたことを報告している。我々の周りにはシリカ(silica:二酸化ケイ素、SiO2)を見るチャンスが多くある。地球上の多くの種類の岩の主要な構成要素シリカは、歩道、道路、建物のためのコンクリートをつくる産業用の砂や砂利の混合物として使われる。シリカの一つの形態クォーツ(石英)は、米国海岸に沿った浜辺に発見される砂の主要な構成要素である。シリカはファイバーグラスや窓ガラスなど、ガラスの重要な成分である。シリカによってもたらされるシリコンの多くが電子装置で使われている。

大判はイメージをクリック。

Supernova
12月17日(月)
NASAのジュノ・ミッション、木星科学の中間点に至る

米国西海岸標準時12月21日午前8時49分48秒(日本時間12月22日午前1時49分48秒)、NASAのジュノ宇宙船は木星の雲のトップの 5,053 キロメートルにあり、時速 207,287 キロメートルで突進するだろう。これはガスの巨人への16回目の科学パスであり、この太陽電力宇宙船の主ミッションのデータ収集の中間点になるだろう。ジュノは木星の53日の大きな楕円軌道にある。それぞれの軌道は惑星の雲の上面に接近して通過し、木星の北極から南極に及ぶ軌跡を飛んでいる。

大判はイメージをクリック。左のイメージは横方向に強く圧縮しています。

Juno
12月16日(日)
ラパルマからの彗星46P/ヴィルターネン

スペインのカナリア諸島のラ・パルマから2018年12月6日に撮られた彗星46P/ヴィルターネン(46P/Wirtanen)のイメージ。
この彗星の核はイメージ中心の最も明るい場所であり、緑の広がった雲はそのコマである。この緑の色は、彗星が太陽に接近したとき日光によってイオン化される、主にCN(シアン)とC2(2価炭素)分子に起因している。この彗星は、12月12日水曜日に、その軌道で太陽に最も近い点、近日点に着き、今週末、地球に最接近する。その時暗い場所からは肉眼で見えるかもしれない。5.5年周期の明るい彗星46Pは、1990年代にヨーロッパ宇宙機関のロゼッタ・ミッションのターゲットとして選ばれた。しかしながら打上は遅れ、ミッション・チームは新しいターゲットとして、2014~2016年に訪問した、彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコを選択した。

大判はイメージをクリック。彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ(67P/CG)については12月10日の記事 参照。

Space in Image (ESA)
12月15日(土)
NASAの新しく到着したオシリス-レックス宇宙船は既に小惑星に水を発見している

NASAのオシリス-レックス(OSIRIS-REx)ミッションからの最近の分析データは、その科学的なターゲット、小惑星ベンヌをつくり上げている粘土に閉じ込められた水を明らかにした。ミッションの接近フェーズの8月中旬から12月前半までの間に、地球の科学チームは、宇宙船の三つの装置をベンヌに向けて、この小惑星の科学観測を始めた。チームは、水酸基のグループが、小惑星を横断して広く水を含んだ粘土鉱物の中に存在すると考えている。一方、ベンヌ自体は、これまでに液体の水を有するには小さ過ぎるので、この発見は、液体の水が、非常に大きなベンヌの母体小惑星にいつか存在したことを示唆している。

大判はイメージをクリック。オシリス-レックスは最近小惑星ベンヌに着いたNASAの小惑星探査宇宙船です。12月3日の記事 参照。小惑星ベンヌは日本の「はやぶさ2」が調査している「りゅうぐう」と似た円錐形をしています。

OSIRIS-REx
12月14日(金)
NASAのボイジャー2号探査機、星間宇宙に入る

歴史上二番目の人工のオブジェクトが星間宇宙に着いた。NASAのボイジャー2号探査機は、今、太陽による粒子と磁場によって保護されているバブル、太陽圏を出た。ミッションの科学者達は、この先駆的な宇宙船に搭載された異なる機器からのデータを比較して、この探査機が11月5日に太陽圏の外の端を横切ったと確定した。この太陽圏界面(heliopause)と呼ばれる境界線は、希薄な熱い太陽風が、冷たい密度の濃い星間の媒体と出会うところである。その対のボイジャー1号は2012年にこの境界線を横切ったが、ボイジャー2号は星間宇宙への入口の性質に関するその種の初めての観測を提供する機器を運んでいる。ボイジャー2号は、今、地球から180億キロメートルより僅かに遠い点にある。ミッション・オペレータは、その旅が新しいフェーズに入ってもまだボイジャー2号と通信することができる。しかし、光速で動く通信でさえも、宇宙船から地球まで旅するのに約16時間半かかる。ボイジャー2号の太陽圏からの脱出の最も強い証拠は、その搭載されたプラズマ科学機器からもたらされた。ボイジャー1号のこの機器は、探査機が太陽圏界面を横切るずっと前の1980年にその働きを停止した。最近まで、ボイジャー2号を囲む宇宙は、主に我々の太陽から流れ出ているプラズマで満たされていた。太陽風と呼ばれるこの流出は、太陽圏(heliosphere)と呼ばれるバブルをつくる。この検出した機器は、太陽風の速度、密度、温度、圧力、フラックスを検出する、プラズマの電気的な流れを使っている。 --- 大判はイメージをクリック。

Voyager
12月13日(木)
鷲星雲の妖精

鷲星雲のダストの彫刻は蒸発している。強力な星明りがこれらの冷たい宇宙の山々を削るので、残された彫像のような柱は神話の獣に見えるかもしれない。ここには巨大な異国の妖精に見えるかもしれない鷲星雲のいくつかの驚くようなダストの柱の一つがある。しかしながら、この妖精は高さが10光年以上もあり、一般の火より非常に熱い放射線を吐き出している。この偉大な鷲星雲(M16)は、実際にはガスとダストのシェルを蒸発させている巨人であり、その内部は、現在星達の散開星団を形成している壮観な星の託児所で満たされた、発達しつつある空洞である。この約 7,000 光年の大きな柱は恐らく約10万年で蒸発するだろう。科学的に再設定された色のこの特集のイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡打上の15回目の記念の一部として2005年に公開された。

大判は縮小しイメージを回転しています。原図はこちらから。

Astronomy Picture of the Day
12月12日(水)
NASAのインサイト着陸船に吹く火星の風を聞こう

宇宙船の地震計と空気圧センサーは、2018年12月1日に火星のイリジアム・プラニシアに吹いた、時速 16-24 キロメートルの風からの振動を拾い上げた。この地震計の読み取りは人間の聴力の範囲ではあるがほぼ全てが低音であり、ラップトップスピーカやモバイル機器で聞くのは難しい。我々は、それらをモバイル機器で聞き取れるようにするために、原型のオーディオと2オクターブ上げたバージョンを提供している。再生はサブウーファ付きの音響システムまたはヘッドホンで聞こう。空気圧センサーからの読み取りは、それらを聞き取れるようにするために100倍に速度を上げている。

イメージをクリックするとインサイトの紹介があり後半に風の音が流れます。“ 時速 16-24 キロメートル ”というのはマラソン選手ほどの速度と考えると良いかも知れません。火星の風はそよ風程度なので音にするとかなり低音です。原型のオーディオは こちら(Youtube) から。注意して聞き取ってください。

Insight
12月11日(火)
ユベンタ・カズマの層になったマウンド

火星の層になった堆積のこの驚くような視界は、2018年10月2日に、ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ・ガス追跡軌道船のカラー・ステレオ地表画像システム(CaSSIS)によって捕えられた。25×7キロメートルのエリアを覆うこのイメージは、マリネリス峡谷の北、ユベンタ・カズマの層になったマウンドに焦点を当てている。マリネリス峡谷周辺の谷の地形は、ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレス、NASAの火星偵察軌道船(MRO)を含む、火星軌道船によって調査されてきた。 MRO の画像分光装置(CRISM)は、このイメージに示されているマウンドの麓に、遠い過去の水の存在を示す組成、硫酸塩を多量に検出した。この CaSSIS からの新しいイメージは、カメラで見たときに色の相関関係、および、以前の測定によって決定された組成のこれらの鉱物が、どのようにしてこのエリアに堆積したかを科学者達が更によく理解するための場を提供する、美しい堆積物の層を高解像度で明らかにしている。このパターンは、また、気象の記録としても用いることができる。

左のイメージは左右のサイズを変更しています。正しくはイメージをクリックして大判、または右のリンクから確認してください。

Space in Images (ESA)
12月10日(月)
2016年9月30日の彗星の光景

ヨーロッパ宇宙機関のロゼッタ宇宙船は、2年以上遠くから調査した、彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ(67P/CG)の地表への制御された衝突でミッションを終えるために、かってなくその目標に接近した。この二回目の彗星着陸は、2014年11月12日に着陸に成功した初めての探査機、ロゼッタの着陸船(フィラエ)の先駆的な努力に続いた。このイメージは、宇宙船が彗星とランデブーした僅か 1.5 ヵ月後の2014年9月22日にロゼッタが見た 67P/CG の一部を示している。その時、宇宙船は彗星の中心から 28.2 キロメートル(地表から約 26.2 キロメートル)にあった。スペインのアマチュア天文学者がロゼッタの OSIRIS 狭角カメラによって撮られたイメージを処理した。

大判はイメージをクリック。または右のリンクから直接ご覧ください。

Space in Images (ESA)
12月9日(日)
宇宙飛行士アン・マクレインの宇宙ステーションへの初めての航海

「この旅を言葉で表現することは容易でないが私は試みるだろう。私はここにいるために生まれた」と、彼女の初めての宇宙への航海、NASAの宇宙飛行士アン・マクレインは言った。現在人類唯一の軌道の研究室に配置され、国際宇宙ステーションのマクレインは6ヵ月間の滞在が予定されている。マクレイン、カナダのデイビッド・サン‐ジャック、ロシアのオレーグ・コノネンコは、日本時間12月3日午後8時31分にカザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから打上げられた。彼らは4回の軌道、6時間の旅の後、午前2時33分に、宇宙ステーションのポイスク・モジュールにドッキングした。

大判はイメージをクリック。右の写真はロシアの宇宙服を着た訓練中のマクレイン。「4回の軌道、6時間の旅」は現在国際宇宙ステーションへ向かう最短の旅。

Space station
12月8日(土)
概観の概観

宇宙飛行は身体だけでなく心にも影響を及ぼす。6ヵ月間宇宙からの地球を見ていると、我々の銀河系における地球の将来についての視点の変化を感じるだろう。地球がごく薄い保護層でその住民を保護しているのを見ると我々の母船は如何にももろく見える。この認識のシフトは、多くの宇宙飛行士達が宇宙飛行の間と後に報告する影響として知られている。これは、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士アレキサンダー・ガーストが、地球のシールド(我々の大気)がどれくらい薄いかを国際宇宙ステーションからとった、2018年11月のイメージである。
今週、約200カ国の代表が、気候変動枠組条約(COP24)の24回目の会議のためにポーランドのカトヴィツェ(Katowic)に集まった。

大判はイメージをクリック。記事はポイントのみ掲示。このイメージでは地球の大気の薄さはあまり感じられないかも知れない。国際宇宙ステーションの高度は約400キロメートル、そこは既に重力はほとんどなく空気のない世界。しかし、400キロメートルというのは東京~大阪間ほどの距離もない。地球儀を想定して東京~大阪間に相当する長さのピンを立てることを考えてみよう。地球の大気が如何に薄いか、国際宇宙ステーションが如何に地上の近くを這いまわっているのかを実態として感じることができる。

Space in Image (ESA)
12月7日(金)
NASA、宇宙ステーションに新しい調査とハードウェアを送る

スペースX社のドラゴン宇宙船が、東部標準時2018年12月5日午後1時16分に、フロリダのケープ・カナベラル空軍基地の宇宙打上複合施設40から、国際宇宙ステーションに向けて、ファルコン9ロケットで打上げられる。この宇宙船は、NASAの商用補給サービス契約の下で、その第16回目のミッションとして、調査機器、貨物、補充用品の 5,600 ポンド(2,540 キログラム)を運んでいる。

大判はイメージをクリック。この貨物船は日本時間8日土曜日午後8時ごろ(早まる事例多し)国際宇宙ステーションに近づいて、ステーションのロボットアームで捕らえられる予定です。中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

Commercial Resupply
12月6日(木)
ジュノからの木星の渦と色

木星の厚い大気は、木星の雲のトップの低温で色がない元素、大部分が水素とヘリウムである。少量のアンモニウム水硫化物(ammonium hydrosulfide)が一つの主な候補であるが、色を提供する元素の追跡は依然として調査の話題として残されている。この誇張された色のイメージと、多くの類似のイメージから明らかなことは、明るい雲が暗いものより一般的に高いことである。描かれた明るい雲が右下方向の赤い領域の周辺で渦巻き、一方、右上のいくらかの暗い領域を覆っているように現れている。このイメージは、今年早く14回目の木星を低く通過した、ロボット・ジュノ宇宙船によってとられた。ジュノは相変わらずそのループ楕円軌道を続けており、この巨大惑星の近くを53日おきに通過して、それぞれの時に僅かに異なるセクターを探査している。 --- 大判はイメージをクリック。このイメージは個人 Matt Brealey と Seán Doran によって画像処理され、ライセンスを保有されています。詳細は右のリンクから。

Astronomy Picture of the Day
12月5日(水)
星間小惑星オウムアムアの予想外の軌道

昨年、1I/2017 U1 オウムアムアは、我々の太陽系を通過する星間宇宙からの初めての知られた小惑星になった。1年以上前、この転がる星間の岩は地球の近くを通過した。この小惑星の将来の経路の予測は標準的な重力では容易であったが、オウムアムアの軌道は僅かに異なった。このアニメーションでは、オウムアムアは、期待される重力によるおよび観測された軌道で、我々の太陽の近くに接近し通り過ぎている。この予想外の差の主な仮説は、太陽で暖められた小惑星の、活動的になった内部のガスのジェットである。しかしながら更なる推測とコンピュータシミュレーションが進んでいる。オウムアムアが戻ることはないだろうが、近代の空の観察者達は、続く数年内に類似した星間小惑星の発見と追跡を期待している。

イメージをクリックして動画(Youtube)をご覧ください。

Astronomy Picture of the Day
12月4日(火)
    ハッブル、宇宙における最初の修理ミッションからの25年を祝う

    記事は物語風に書かれていて長文なので要点のみまとめます。
    1990年5月20日、ハッブル宇宙望遠鏡からのイメージが初めて届いたとき、その成果は地上の望遠鏡より多少良かったものの期待したものではなかった。NASAとそのパートナーの科学者達と技術者達は、その解決のために続く3年間を過ごした。25年前の今日12月3日、7名の宇宙飛行士達のグループが、修理し改良するためにスペースシャトルで望遠鏡に向かった。

    補足:今でこそ最先端の技術とされているハッブル宇宙望遠鏡も、最初に打上げられたときは期待された成果が出せず“失敗作”とされたものでした。今日の成果はその後の大規模な改造の結果得られたものです。右の図は改良前後のイメージの比較(M100)。 --- 大判はそれぞれのイメージをクリック。

Hubble Space Telescope
12月3日(月)
オシリス-レックス、小惑星にタグを付けるテストを終える

11月14日、NASAのオシリス-レックス宇宙船は、初めて、宇宙でロボット・サンプルをとるアームを伸ばした。 TAGSAM (Touch-and-Go Sample Acquisition Mechanism:タッチ・アンド・ゴー・サンプル取得機構)と呼ばれるこのアームは、2023年に小惑星ベンヌからサンプルを地球に持帰るミッションの、基本的なゴールを達成する鍵となる。この待望久しい延長は、 TAGSAM のヘッドが、ベンヌの表面から表土と呼ばれるダストと岩のサンプルを集める準備が整っていることを実証している。これは、遠隔通信データと宇宙船の SamCam カメラによって捕えられたイメージによって確かめられた。

大判動画はイメージをクリック。2016年9月に打上げられ12月3日に目的地ベンヌに着くオシリス-レックス(OSIRIS-REx:Origins, Spectral Interpretation, Resource Identification, Security-Regolith Explorer)は、日本の「はやぶさ」と同じ小惑星からのサンプルリターンを目指す宇宙船です。アニメーションビデオはこちら(Youtube)から。

OSIRIS-REx
12月2日(日)
二つのロシアのモジュールを前方に取り付けた国際宇宙ステーションのズベズダサービスモジュールが描かれる。

2台のロシアのモジュールを前方に取り付けた国際宇宙ステーションのズベズダサービスモジュールが描かれる。プログレス補給船とソユーズ・クルー船を含むロシアの宇宙船がドッキングしている。左上にはロシアの船外活動が行われるピアドッキング区画がある。左下には ロシアの科学実験が行われるポイスクミニ調査モジュール2がある。

大判はイメージをクリック。

Space station
12月1日(土)
宇宙探査の現状と将来

NASAサイエンス・ミッションは、我々の太陽系の中の地球、太陽、月、火星、その他の、更には我々の世界の外を調べる宇宙船を含む多くの目的地を周っている。これらの科学船団は、NASAの活動範囲と、我々のミッションが太陽系を通してどのように旅しているかを描いている。

大判はイメージをクリック。この記事は火星探査インサイトの着陸記事の中に掲載された一部(Credits: NASA/GSFC)です。NASAとESA(ヨーロッパ宇宙機関)の現在と将来の宇宙船が示されています。

InSight Mars Lander
11月30日(金)
インサイトの火星からの最初のイメージ

NASAのロボット宇宙船インサイトは、内部太陽系を横断する6ヵ月の旅の後、火星に劇的な着陸を行った。約7分間で時速 20,000 キロメートルからゼロまでブレーキをかける必要があり、インサイトは、熱遮蔽、パラシュート、最後にロケットを使って、摂氏最高 1500 度にまで熱せられ、8Gほど減速した。これはインサイトによって火星でとられた初めてのイメージであり、宇宙船が赤い惑星にソフトランディングし機能するのに十分な速度を落とした証拠である。その最終的な降下の間にインサイトのロケットがけり上げ、カメラのレンズキャップに付着されたダストを見ることができる。小さな岩がさび色の赤い土に見られ、イメージ上部の弧は火星の地平線である。ここ数週の間に、インサイトは、地震計を含めいくつかの科学機器を配備するだろう。これらの機器は、火星のみならず地球の形成にも関わる手掛かりを有すると考えられる領域、火星の内部を含む、先例のないデータを人類に与えることが予想される。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
11月29日(木)
インサイトは火星で光を捕えている

NASAのインサイト着陸船のロボットアームにある装置展開カメラ(IDC:Instrument Deployment Camera)が、2018年11月26日(日本時間11月27日)に火星の地表のこの写真をとった。同じ日に宇宙船は赤い惑星に着陸した。着陸の間に巻き起こされる微かな粒がカメラのレンズに付着するのを防ぐカメラの透明なダストカバーは、このイメージではまだ外されていない。このイメージは、現在火星を周っているNASAのオデッセイ宇宙船(2001年)によって、インサイトから地球まで中継された。

大判はイメージをクリック。火星探査着陸船 「インサイト」 を参照。

Insight Lander
11月28日(水)
火星の大気の温度

このマップは、火星の地表上 25.6 キロメートルの大気の温度を示している。このデータは、NASAのインサイト着陸船が火星の地表に着地する一週前の、2018年11月18日にとられた。この温度は、ミッション科学者達に、大気におけるダストの活動量を示している。このマップは、惑星の北極近くの温度が明確に下がっている緯度の視界を示している。最近のNASAの火星着陸船の着陸場所の概要が示されている。

大判はイメージをクリック。この記事は火星探査インサイトの着陸記事の中に掲載された一部(Credits: NASA)です。現在火星の地表で活躍しているローバー(探査車)等を見ていただくために取り上げました。ここでは大気温度が華氏で示されています。華氏 -64 度は摂氏約 -53 度に、華氏 -208 度は摂氏約 -98 度に相当します。なお、Spirit(探査車) と Phoenix (固定型着陸船:北極近くで水の氷を直接観測)は既に活動を停止しています。この図以前のNASAの着陸船には、バイキング1・2号(1976)、マーズパスファインダ(1997)があります。

InSight Mars Lander
11月27日(火)
フォボス、火星の運命づけられた月

この月は運命づけられている。ローマの戦争の神にちなんだ赤い惑星火星は、ギリシャの恐れとパニックから名付けられた二つの小さい月、フォボスとデイモスを持っている。これらの火星の月の起源は知られておらず、その主たる仮説は、それらが捕えられた小惑星であることを示している。より大きな月は差渡し25キロメートルのフォボスであり、1978年にロボット・バイキング1号ミッションによってとられたこの疑似色のイメージ合成に、クレータの多い小惑星のようなオブジェクトであることが見られる。フォボスに見られる風変わりな長い溝の最近の分析は、左上のクレータ、スティックニー・クレータをつくった巨大なインパクトから転げ落ちた巨礫からの結果かもしれないことを示している。フォボスは、我々の月の地球から 400,000 キロメートルと比較して約 5,800 キロメートルの、火星に非常に近くを周っており、重力の潮力がそれを引きずっている。フォボスの最終的な結果は、約 5000 万年で軌道で壊れ、続いて火星の地表に崩れ落ちるだろう。
実際に全てが予定通りに進むならば、11月26日にNASAのロボット・インサイト着陸船が火星に着陸して、その内部構造の調査を始めるだろう。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
11月26日(月)
カリフォルニアの火災

ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士アレキサンダー・ガーストは、カリフォルニアの上空を飛行するとき、無数の火災を見下ろすこのイメージを捕えた。彼は言った。「多数の被害を見るのは難しく、我々はここからそれについて何もすることもできない。」

イメージは 5340×3560 ピクセル、4.13 MB の原版にリンクしています。そこでは多数の散在する火災を見ることができます。

Space in Image (ESA)
11月25日(日)
火星探査宇宙船インサイトの着陸

明日26日夜(日本時間27日午前4時40分以降)、5月5日に米国西海岸のバンデンバーグ空軍基地から打上げられたNASAの火星探査着陸船インサイト(InSight:Interior Exploration using Seismic Investigations, Geodesy and Heat Transport)が火星に着陸します。インサイトは、地震、測地、熱移動を測定して火星の内部を調べ、地球型惑星を形成したプロセスを探ります。インサイトは、また、初めての試みとして小型衛星2機を帯同しています。中継放送は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。なお、この時点での地球と火星の距離から最も早い信号で8分7秒掛かりますのでイメージなどはかなり後になります。中継放送は “英語解説を主とした” 地上のコントロールセンタからです。
日本では早朝ですが、中継をご覧になる方の参考として、また、着陸の工程の概要をご覧いただくために、「火星探査着陸船インサイト」 に着陸工程予定表を掲載しました。また、いくつかのアニメーションがありますのでご覧ください。英文のページですが動画を拾ってみることができます。「着陸」 および 「地上でのオペレーション」 から。右上は着陸予想地点イリジアム平原のケルベラスフォッセ付近(ヨーロッパ宇宙機関)。 --- 大判はイメージをクリック。

オリジナル
11月24日(土)
「SS ジョンヤング(SS John Young)」貨物船、宇宙ステーションにドッキングする

国際宇宙ステーションは、最新のノースロップ・グラマン・シグナス貨物船に搭載された研究機器と補充用品の約 7,400 ポンド(3,300 キログラム)を受け取った。このシグナス貨物船は、2019年2月に切離されるまで、宇宙ステーションに取り付けられて約3ヵ月を過ごすだろう。ステーションから切り離された後、この無人の宇宙船は、地球の大気に入って燃焼する前に、いくつかのキューブ衛星を配備するだろう。

大判はイメージをクリック。詳細記事は「国際宇宙ステーションは今」 から。

Commercial Resupply
11月23日(金)
失われるパラダイス

北カリフォルニア、キャンプファイアの火災は、疑いなく州の最も破壊的なものの一つであった。このアニメーションは、異なるコペルニクス・センチネルからのデータを使った、エアロゾルと煙の広がりを示している。ここに示されたキャンプファイア(Camp Fire:カリフォルニア北部)と南のウルシー(Woolsey)のこの2週間を超える火災は、数千ヘクタールを燃やし、何千もの家を焼き、多くの生命を奪った。また、パラダイス(Paradise:セントラルバレーの麓の街)と周辺の800を超える居住者達を失い、死者の数は更に上るだろう。このアニメーションは、2018年11月8日~11日のコペルニクス・センチネル5Pミッションが得たデータを使い、キャンプファイアからのエアロゾルがどのように大気に広がったかを示している。このミッションは空気の品質に影響を及ぼすガスとエアロゾルの痕跡をマッピングすることに専念している。このアニメーションには11月11日のコペルニクス・センチネル3衛星の測定を含んでいる。

大判動画はイメージをクリック。

Space in Image (ESA)
11月22日(木)
国際宇宙ステーション、最初の打上げ後20年を折り返す

国際宇宙ステーションは、11月20日、最初のエレメント、ロシアのザーリャ・モジュールの打上以来20年を折り返した。3名の遠征57クルーは、この日、フェースブックライブで軌道の研究室の建設の始まりを祝い、ソーシャルメディアによる質問に答えた。

大判はそれぞれのイメージをクリック。左は2018年10月の最新の国際宇宙ステーション。右はスペースシャトルエンデバーから撮られた、1998年11月20日に最初に打上げられたロシアのザーリャ・モジュール。

ヨーロッパ宇宙機関の20周年記念ビデオを見よう(左図)。日本を含む地球を二周する旅。こちら(Youtube:14分57秒) から。

Space station BLOG
11月21日(水)
ウルシー火災が残した傷跡

キャンプファイア(Camp Fire:地名)と同じ日の2018年11月8日に始まった火災、北に始まったウルシー(Woolsey)の火災は、カリフォルニアのベンチュラ郡に巨大な赤褐色の傷跡を残した。居住者達は、この火災に続いて起こるかも知れない泥流に注意する必要があるだろう。この疑似カラー・イメージは、傷跡に焦点を当てて、2018年11月14日に、テラ衛星の中間解像度画像分光放射計で撮られた。

大判はイメージをクリック。これは詳細な解説の一部を切り出したものです。大判は約三分の一のイメージを拡大して見易いように処理を加えています。

Fire and Smoke
11月20日(火)
ワシントンD.C.の高潮の湾からアンタレスの打上を見る

2018年11月17日、搭載されたシグナス補給船とともに、ノースロップ・グラマンのアンタレス・ロケットが、ワシントン D.C. のトーマス・ジェファソン記念館の上に見られる。このロケットはバージニアのNASAのワロップフライト施設の打上台0Aから打上げられた。国際宇宙ステーションへのNASAのためのノースロップ・グラマンの10回目の貨物補給ミッションは、科学と調査機器、クルー補充用品、宇宙船のハードウェアの約 7,400 ポンド(3,356 キログラム)を軌道の研究室とそのクルーに届けるだろう。

大判はイメージをクリック。記事の詳細は「国際宇宙ステーションは今」 から。

Commercial Resupply
11月19日(月)
オシリス-レックスからの回転する小惑星ベンヌ

この直近の小惑星は地球を打つのだろうか? 最終的にはイエスであるが、恐らく非常に長い間は衝突することはなく、この小惑星は来世紀に月の軌道内を通過するだろう。NASAは、その性質と全ての地球近傍小惑星の軌道を理解するために、この差渡し500メートルの小惑星 101955 ベンヌ(Bennu)を調査するオシリス-レックス(OSIRIS-REx:Origins, Spectral Interpretation, Resource Identification, Security, Regolith Explorer)を送った。2016年に打上げられたオシリス-レックスは今ベンヌに接近し、最初にこの小惑星のラフな表面をマッピングする予定である。今月早くにとられたこのコマ落しのビデオは、ベンヌの 4.25 時間の回転を約7秒に圧縮している。ベンヌのダイヤモンド型の外見は、日本の宇宙船「はやぶさ2号」が訪問している小惑星「りゅうぐう」に似ている。ベンヌの正確な将来の軌道は、地球に接近する軌道と、Yarkovsky 効果のためにやや不確かである。 ORISIS-Rx は2020年に小惑星に接触し、土のサンプルを集め、詳細分析のために2023年に地球に持ち帰るだろう。

イメージをクリックして Youtube から、または右のリンクから直接、ビデオをご覧ください。なお、OSIRIS-RExは12月3日にベンヌに到着する予定です。「今後予想される出来事」 から。

Astronomy Picture of the Day
11月18日(日)
夜をマッピングする

国際宇宙ステーションの宇宙飛行士達にとって宇宙から地球のイメージを撮るのは好ましい時間である。彼らは、働いている間に地球を見るために、また彼ら自身の写真をとるために、自動的に写真を撮るようにカメラを設定することができる。ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士アレキサンダー・ガーストは、9月の夜、ヨーロッパのこの写真を撮った。過度の人工の光は光の汚染として知られ、それは多くの場合市街化された区域の問題となる。多くの流星雨が都市住民には気づかれずに過ぎ、平均的な都市居住者達は、極めて少ない星達と、総合的な明るさで星座を理解することになる。光の汚染の更に重大な考察はエネルギー効率である。世界が気象の変化とエネルギーのよりクリーンな源と取り組んでいる中で、使用されるエネルギーがどのように置かれるかは明らかな話題である。(以下略)

大判はイメージをクリック。

Space in Image (ESA)
11月17日(土)
遠征57打上

2018年10月11日木曜日、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから、遠征57を乗せたソユーズ MS-10 宇宙船が打上げられた。ソユーズ宇宙船が軌道に上る間に異常が発生し、射程に沿って降下し中止に終った。クルーは素早く回収され健康な状態であった。

11月17日土曜日早朝、ロシアのプログレス貨物船が、国際宇宙ステーションクルーの補給品、新しい調査機器などを搭載して打上げられる。ロシアのソユーズ宇宙船とプログレス貨物船は、最上段に搭載しているのがクルー船か貨物船かの違いであって基本的な構造は同じである。この宇宙船は国際宇宙ステーションミッションの最初から非常に安定して運用され、事故を起こして廃止となったスペースシャトルの後は、国際宇宙ステーションクルーを送迎する唯一の手段になった。これまでにプログレス貨物船として爆発を含むいくつかの事故があったが、クルーの送迎で事故が起きたのはこれが初めてであった。 --- 大判はイメージをクリック。

Space station flickr
11月16日(金)
打上台のノースロップ・グラマンのアンタレス・ロケット

照明灯の光を浴びて、シグナス宇宙船を載せたノースロップ・グラマンのアンタレス・ロケットが、2018年11月13日火曜日に、バージニアのNASAのワロップフライト施設の打上台0Aに見られる。これは、NASAとノースロップ・グラマンとの貨物補給ミッション契約の、国際宇宙ステーションへの10回目の打上である。シグナスは、約 7,500 ポンド(3400 キログラム)の、科学と調査、クルー補充用品、宇宙船ハードウェアを軌道の研究室とそのクルーに届けるだろう。

大判はイメージをクリック。シグナスは、現地の気象条件の不良のため、一日遅れて、日本時間今日11月16日金曜日夕刻打上げられる予定です。中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

Commercial Resupply
11月15日(木)
激しい6日間の火災、大きさで 125,000 エーカーに達する

この6日間の火災(Camp Fire)は、既にカリフォルニアの最も致命的な火災の不運なタイトルを達成した。この火災は、まだ行方不明の何人かの居住者達とともに、既に42人の死亡者に結びついている。それは、また、炎によって 7,000 以上の建物を破壊したカリフォルニア史上最も破壊的でもある。この火災は、2018年11月8日に始まり、一週未満で驚異的な 125,000 エーカーに広がった。この火炎の原因はまだ調査中である。この火災のために 52,000 以上の人が 1,300 以上のシェルターに避難した。カリフォルニアで進む極端な乾燥と激しい凹凸の地形が消防士達に挑戦を強いている。強風による乾燥が大規模で高速な火の成長に関与している。現在、強風は衰え火の成長は減速してきている。ワイオミング、ワシントン、オレゴン、ニューメキシコ、ネバダ、アリゾナ、ユタ、コロラド、サウスダコタ、ネブラスカからの米国中からの応援者達が作業に加わっている。

大判はイメージをクリック。記事は要点のみを拾い上げています。

Fire and Smoke
11月14日(水)
NGC 2440:新しい白色矮星のパール

一つの白色矮星が、そのシェルから解かれた後に真珠のように最も輝いている。比喩的にはこの太陽は軟体動物であり、その捨てられた外皮は全てで最も美しく輝いている! この NGC 2440 と名付けられた惑星状星雲のガスとダストのシェルの中には、知られている最も熱い白色矮星の一つを含んでいる。輝く星の真珠がイメージの中央近くに明るい点として見ることができる。示された NGC 2440 の部分は約1光年である。我々の太陽の中心は最終的には白色矮星になるだろうが更に50億年先だろう。この疑似カラーイメージは、1995年に、ハッブル宇宙望遠鏡によって捕えられた。 NGC 2440 は南の星座とも座の方向約 4,000 光年に横たわっている。
Astronomy Picture of the Day
11月13日(火)
小型回収カプセルの回収について(JAXA)

宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)より分離された小型回収カプセルが船舶により回収されたことを、11月11日(日)午前10時25分に確認しました。

<解説>: 「こうのとり」に搭載されたこの⼩型回収カプセル(HSRC)は、「こうのとり」がステーションを離れる前に実験試料を搭載した⼩型回収カプセルを 「こうのとり」に取り付け、切離し後本体が再突⼊軌道に入った後に地上からの指示でカプセルを分離させて再突⼊させる。パラシュート降下の後洋上で回収する。 カプセルは約84×66センチの円錐形、実験試料を除いた質量は約180キログラム。窒素ガスを噴射して姿勢を制御する機能を持つ。搭載可能な実験試料の質量は約20キロ。内部容量は約30リットル、但し、断熱容器と保冷剤が必要になる場合は5リットル程度。現在国際宇宙ステーションから試料等を持帰りできるのはスペースXのドラゴン貨物船のみ、年に数回程度。他の貨物船は全て切離し後大気に入って燃え尽きる。

大判はイメージをクリック。

HTV-7
11月12日(月)
太平洋でのオリオン・カプセル回収テスト

2018年11月1日、オリオン・カプセルのテスト・バージョンが日没の太平洋で回収された。この回収テスト7(URT-7:Underway Recovery Test-7)は一連の回収テストの一環である。米海軍とともに、探査地上回収システムのチームは、深宇宙探査ミッションに続く着水後のオリオン宇宙船を回収する手順とハードウェアの確認を行っている。オリオンは、宇宙旅行の間の深宇宙の速度からの、また、緊急中止からの、クルーを支える安全な再突入を提供するための能力を有するだろう。

大判はイメージをクリック。オリオンは近未来に宇宙飛行士達を火星等深宇宙にクルーを送るためにNASAが開発している宇宙船で5名前後の搭乗を目指しています。なお、国際宇宙ステーションへのクルーの送迎は、スペースX等民間のクルー船が予定されています。

Orion Spacecraft
11月11日(日)
日本の北から南までを見る

2018年3月30日の国際宇宙ステーションからのこの視界は、日本の、東京、名古屋、大阪、広島、福岡市に亘る、北から南までを見ている。

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NASA Johnson flickr
11月10日(土)
コロナホール

このイメージは、11月7日水曜日正午に、ヨーロッパ宇宙機関のプロバ2ミッションの SWAP 装置によって得られた、太陽のコロナの劇的に暗いエリアを示している。この暗いエリアは、宇宙に広がる高速な太陽風として帯電粒子を放出する太陽のコロナにおける開いた磁場のエリア、「コロナホール」である。それが地球に着くとき、この太陽風は、軌道の衛星の機能に影響を及ぼすことがある。ヨーロッパ宇宙機関の将来のラグランジュ・ミッションは、これらの穴を検出して太陽風の影響を予測する、我々の能力を大幅に向上させるだろう。

大判はイメージをクリック。地球(右)との対比にも注目。ラグランジュ・ミッションについては「アストロサイエンス(11月9日)」 参照。

Space in Image (ESA)
11月9日(金)
天王星の極の光

第15回ヨーロッパ宇宙気象週の初日に、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡からのこのイメージが、太陽系の外の領域、天王星のオーロラの驚異的な発生を示している。極の光(polar light)としても知られるオーロラは、地球ベースの天文学者達には比較的馴染みの宇宙気象であるが、太陽系の他の多くの惑星にも発見されている。地球での南北の光の視界は、赤、青、紫の驚くような色で空を塗った、明るい光の輝くシートと波紋を示している。これらの息をのむような光景は、僅か数百キロメートルまでの高度で、エネルギーに満ちた帯電粒子の流れが大部分は酸素と窒素の原子と分子と相互作用し、地球の大気の上層を叩いたときにつくられる。ハッブルは種々の機会に天王星でのオーロラを観測してきた。これらの観測はまた、科学者達に、天王星の磁極の位置を確かめ、惑星間ショックと呼ばれる太陽系を通して広がる二つを追う場を提供した。2017年に発表されたこのイメージは、ハッブルからの可視光線と紫外線の観測とNASAのボイジャー2号探査機からのデータ目録との結合によって、惑星の瑠璃色のディスクに対する僅かな白の片としてのオーロラを示している。1986年1月に天王星を、1989年8月に海王星をかすめて飛んだボイジャー2号は、太陽系で最も外部の惑星を訪ねた最初の宇宙船であった。NASAとヨーロッパ宇宙機関は、これらの二つの氷巨人惑星を目標とする共同ミッションの可能性を調査している。  --- 大判はイメージをクリック。この記事は大幅に要約しています。

Space in Images (ESA)
11月8日(木)
木星のオーロラ

木星のこの紫外線イメージは、1998年11月26日にハッブル宇宙望遠鏡画像分光計(STI)によってとられた。ダークブルーの背景の上の明るい放射はオーロラの光であり、地球の極地領域に見られるものと似ている。オーロラは、超高層大気の惑星の磁場に従う、高エネルギー電子から生じる光のカーテンである。そこでは大気の原子と分子が衝突し観測された光をつくり出す。

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Space in Images (ESA)
11月7日(水)
見逃された色を持つ太陽スペクトラム

太陽の光のある色が何故見逃されているかは未だ分かっていない。ここには、プリズムのような装置を通して太陽の光を通過するようにした、太陽の可視光線の全ての色がある。このスペクトラムはマクマス・ピアス(McMath-Pierce)太陽天文台(世界最大の太陽天文台、キットピーク国立天文台の一部)でつくられ、我々に白く見える太陽はほとんど全ての色の光を発するが、実際には黄緑色の光で最も明るく見えることを最初に示した。異なる種類のガスは異なる色の光を吸収するので、どんなガスが太陽を構成しているのかを決めることができる。例えば、ヘリウムは、1870年に最初に太陽スペクトルに発見され、後に地球でも発見された。今日、ほとんどのスペクトルの吸収線が特定されているが全てではない。

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Astronomy Picture of the Day
11月6日(火)
「はやぶさ2」、小惑星「りゅうぐう」から上る

宇宙船「はやぶさ2」は安全に小惑星「りゅうぐう」に着陸することができるだろうか? 6月に到着して以降、写真は、キロメートルサイズの「りゅうぐう」の表面が巨礫で覆われていることを示しており、このバスサイズの宇宙船は、着地するための十分な平らなエリアを発見する挑戦に挑んでいる。この特集されたビデオの中で、「りゅうぐう」のゴツゴツした正面に、着地リハーサルからの、地表から僅か20メートルのときの、日本のロボット「はやぶさ2」の影を見ることができる。それ以前に、小さなフリスビーサイズの着陸船が「はやぶさ2」から切り離され、ダイヤモンド形のこの小惑星の地表に接触し周回を始めた。「りゅうぐう」の調査は、小惑星の表面や内部についてのみならず、初期の太陽系において、どんな素材が生命の発展に利用できたかを人類に語るかもしれない。「はやぶさ2」の母船の着地は来年始めに予定されており、期待される地球への持帰りのための土のサンプルの収集が続いている。

ビデオはイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
11月5日(月)
宇宙からの初めての8Kの高解像度科学の場面を体験しよう

NASAとヨーロッパ宇宙機関が初めての8Kの高解像度ビデオを提供し、宇宙科学のファンは今動きの速い場面を更に高解像度(UHD)で体験できる。宇宙ステーションに高解像度(HD)カメラ、3Dカメラを送った同じエンジニア達は、今、以前より4倍高解像度の、4Kの場面を記録できる新しいカメラを届けた。このヘリウム8Kカメラは、従来の高解像度テレビ(HDTV)から、最高8K、特に 8192×4320 ピクセルまでの解像度で撮ることができる。比較として、平均的なHDテレビは最高 1920×1080 ピクセルの解像度で表示し、デジタル映画は一般的に2K~4Kの解像度で投影している。

<注>: このビデオは Youtube を通して見ることもできますが、この場合高解像度かどうかわかりませんので、高解像度ビデオはイメージをクリックして表示される記事の中からご覧ください。

Space station Research
11月4日(日)
宇宙ステーション追跡図

<図の見方>: 左の図をクリックすると、ヨーロッパ宇宙機関から提供されている、時々刻々の国際宇宙ステーションの飛行位置を見ることができます。上の図は宇宙ステーションが今まさに飛行しているところを示し、暗い重ね書きは、国際宇宙ステーションを光の点として見ることができるその時刻での夜の部分を示しています。下の図(左の図では省略)は宇宙ステーションが今何処を飛んでいるかを直接示すグーグルマップでの図を示しています。なおグーグルマップは読み込めないこともあります。上図右下の四角をクリックして全画面でご覧ください。戻るときはPCでは Esc (Escape) キーを押す、または右クリックして「前に戻る」を押してください。

なお、例示の図の大判はこちらから。この図ではグリニッチ標準時2018年11月2日22時32分17秒(日本時間11月3日午前7時32分秒)に、北海道の北、樺太上空に差し掛かっていることを示しています。

Live Space Station Tracking Map
11月3日(土)
打上台39Bへの道に沿って

2018年8月31日に、NASAのケネディ宇宙センターの打上台39Bへの道で、NASAのキャタピラー運搬車2(CT-2)が、ダストを減らすために散水しながら、移動式発射台(ML)とともにゆっくり進んでいる。高さ380フィートの移動式発射台は、NASAの宇宙打上システム(SLS:Space Launch System)とオリオン宇宙船を打上げるための、クルーアクセスアーム、電力、環境コントロール、気学、コミュニケーション、電気接続などを提供するいくつかの設備を備えている。探査地上システムは、月や火星へのミッション、探査ミッション1の SLS やオリオンを打上げるために必要な地上システムを準備している。

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Ground Systems
11月2日(金)
コペルニクス・センチネル5P、新しい汚染を明らかにする

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル5P衛星は、深刻な環境健康問題の空気の質について、毎日全地球の空気の汚染物質をマッピングしている。この新しいミッションは、7月以来、一酸化炭素、二酸化窒素、オゾン関するデータを、また今では、二酸化硫黄やホルムアルデヒドなどがリストに加わり、我々が呼吸する空気の監視を可能にするその他の汚染物質に関するデータをも提供している。空気の汚染は、開発されたまた開発途上の国でも同様に人々に影響を及ぼす。ヨーロッパだけでも、毎年、40万人の人々が、劣った空気の質のために早く死ぬと見積もられている。衛星データとコンピュータ・モデルは、汚染が世界中で全体としてどのように堆積しているかを示す唯一の真の方法である。直近の問題としても、これらのツールは、空気の質の予想と警告にとって不可欠である。長期間に亘っては、それらは、この大きな問題に取り組み戦略を開発する意思決定者に正確な情報を提供するために不可欠である。2017年10月に打上げられたコペルニクス・センチネル5P(Sentinel-5 Precursor)は、我々の大気を監視することに専念する初めてのコペルニクス衛星である。それは欧州連合の環境監視計画のために開発されている、コペルニクス・センチネル・ミッション艦隊の一員である。

大判はイメージをクリック。図はホルムアルデヒドの分布です。なお、イメージは縦横比を変換しています。

Space in Image (ESA)
11月1日(木)
NASA、ケプラー宇宙望遠鏡を退任させ、惑星ハンティングの灯を終わらせる

我々の空が、星達(恒星)より多い、何億もの隠れた惑星達で満たされていることを示すデータを集めた深宇宙での9年後に、NASAのケプラー宇宙望遠鏡は、更なる科学オペレーションのために必要とされる燃料が尽きた。NASAは、地球から離れた、その現在の安全な軌道の中で宇宙船を引退させることに決めた。ケプラーは、生命を約束しているかもしれない多くの我々の太陽系外の、 2,600 を超える惑星発見の遺産を残した。

大判はイメージをクリック。このイラストレーションは、NASAの太陽系外惑星ハンター、ケプラー宇宙望遠鏡を表している。 NASAは、2018年10月30日に、ケプラーの燃料が尽き、その安全な軌道の中で引退させると発表した。

Kepler and K2