このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
2月22日(土)
オーロラ空を満たす

国際宇宙ステーションからの2017年6月25日のスナップショットで、緑のオーロラが空を厚く塗っている。地球の上約400キロメートルの軌道を周っているステーションは、オーロラのディスプレイの上の領域にある。オーロラは、極端な高度に低い密度で発見される活発な分子や原子のサインの色を持っている。酸素原子からの放射がこの視界を支配している。この輝きは低い高度では緑であるが、稀な赤い帯が宇宙ステーションの地平線の上に伸びている。この軌道の光景はオーストラリアの南東を通過している間に捕らえられた。右の地平線上のおおいぬ座の星達と共に、地球の縁の近くの最も明るい星は、シリウス、おおいぬ座のアルファ星である。

大判はイメージをクリック。原版は こちら(4928×3280) から。

Astronomy Picture of the Day
2月21日(金)
タイタンの初めての広域な地質図

この土星最大の月タイタンの初めての広域地質図は、2004年から2017年まで土星を周ったNASAのカッシーニミッションからのレーダ、可視光、赤外線光のイメージに基づいている。黒い線は30度の緯度と経度を表している。この図は、緯度0度、経度180度に中心を置いている。マップスケールは 1:20,000,000 である。この図では、名前がつけられた表面の地形のいくつかにラベルが付されている。また、NASAのカッシーニ・ミッションの一部であるヨーロッパ宇宙機関のホイヘンス探査機の着陸地点(Huygens landing site)が見られる。このマップの伝説な色はタイタンに見られた地質学的なユニットの幅広いタイプを表している。例えば、平原(plains:広い比較的平らな領域)、迷路(labyrinth:しばしば流れのチャンネルを含む地殻構造上の崩壊した領域)、小高い地(hummocky:いくつかの山脈を含む丘)、砂丘(dunes:タイタンの大気の風でつくられる多くは線形の砂丘)、クレータ(craters;インパクトによってつくられる窪み)、湖(lakes:以前にまたは現在液体のメタンまたはエタンで満たされた領域)など。タイタンは、その表面に安定した液体メタンとエタンを持つ太陽系で地球以外に知られている唯一の惑星である。このマップは、カッシーニのレーダーデータと、画像科学サブシステムイメージを使って開発された。

大判はイメージをクリック。タイタンの地形には日本語を含む沢山の名前が付けられていますが、ここにはごく一部のみが記されています。

Cassini
2月20日(木)
モロッコのアンティアトラス山脈

おおよそ8千万年前、アフリカとユーラシアの地殻構造プレートの衝突の結果として形成されたモロッコのアンティアトラス山脈(Anti-Atlas Mountains)。この衝突はテチス海を破壊した。この海底を形づくった、石灰岩、砂岩、粘土岩、石膏の層は、アンティアトラス山脈をつくるために折られつぶされた。このイメージに見える南西モロッコの近赤外線と短い波長の赤外線帯は、異なる岩のタイプに焦点を当てるために結合され、この複合体の折りたたみの例を示している。このイメージは、2007年11月5日に、テラ衛星の ASTER 装置によって撮られた。テラは20年前の1999年12月に打上げられ、地球の調査の新しい時代を始めた。NASAの地球観測システムの旗艦であるテラは、6年間、 30,000 軌道を達成するためにつくられた。20年後のテラとその五つの搭載装置は、我々のホーム惑星についてデータを提供する、その発見のミッションを続けている。

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Terra Satellite
2月19日(水)
薄れゆくベテルギウスの変化する表面

オリオン座の有名な赤い超巨星ベテルギウスは、かろうじてではあるが、地上の望遠鏡がその表面を実際に読み解くことができるほど大きい。ヨーロッパ南天文台の大型望遠鏡(VLT)でとられたこの二つのイメージは、昨年の始めと終わりに、この星の表面がどのように現れたかを示している。前のイメージは極めて均一な明るさを持つベテルギウスを示し、一方、後のものはベテルギウスの下半分が上部より薄暗くなっている。今、2019年の最初の五か月間のアマチュア観測は、実際には僅かに明るくなったベテルギウスを示し、一方、最後の5ヵ月間に、この星は劇的に暗くなった。このような変わりやすさは、この有名な変光する超巨星のあり得る通常の振舞いではあるが、この最近の暗さは、ベテルギウスが超新星になるかも知れない期間に関する議論を再燃させた。その最後の超新星は、恐らく数千年の将来、驚くべき夜空の光景になるだろうが、ベテルギウスは約700光年離れているので、地球上の生命に危険をもたらすことはないだろう。

大判はイメージをクリック。ベテルギウスについては 2月6日 の記事も参考にしてください。

Astronomy Picture of the Day
2月18日(火)
キュリオシティ、ハットンの分析を進める

火星探査キュリオシティは「ハットン(Hutton)」ドリルサイトに留まっている。先週の穿孔に成功した後、ローバーは、穿孔サンプルの分析と、このサイトの更なる特徴描写に焦点を当てた。昨日の活動ではサンプルを分析器に投下し、今日の計画には、週末の穿孔サンプルの火星サンプル分析装置への配送に備えた充電、遠隔探査、火星サンプル分析装置の調整がある。明日アップリンクができないので、我々は、今日、3火星日の計画を行った。この計画では、火星日を通した充電開始と、夜通しの大気の観測がある。(以下略)

これは2月12日の火星探査ローバー(探査車)の記事です。キュリオシティには岩などの組成調査のための穿孔機や分析装置を積んでいます。写真は表面を払った跡(右下の三日月型の白い部分)と穿孔後の岩屑。火星は大気が薄く、太陽光の強い照射によって鉄分の酸化が進み、地表が赤味がかって見えるとされていますが、図に見るように、岩を少し削ると緑色を帯びた片が現れます。火星は強い風雨もなく変化に乏しいので、ごく薄い酸化物が地表を覆っているに過ぎないものと思われます。

Curiosity
2月17日(月)
NGC 602 とその彼方

約20万光年の距離の衛星銀河、小マゼラン雲の周辺近くに500万年の若い星の集団 NGC 602 が横たわっている。誕生のガスとダストによって囲まれた NGC 602 が、チャンドラによるX線とスピッツアによる赤外線を加えられて、この驚くようなハッブル・イメージに示されている。途方もない隆起と後退角の形が、 NGC 602 の大規模な若い星達からの、エネルギーに満ちた放射と衝撃波を強く示唆している。それは、ダストの素材を浸食し、集団の中央から離れて動く星形成の進行を起動させた。この写真は、小マゼラン雲の推定された距離で約200光年に及んでいるが、この鋭い多色の視界には、また、様々な背景の銀河達が見える。これらの背景の銀河達は、 NGC 602 の、更に数億光年またはそれ以上にある。

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Astronomy Picture of the Day
2月16日(日)
ジブラルタル海峡が大西洋と地中海をつないでいる

ジブラルタル海峡が大西洋を地中海とをつなぎ、ヨーロッパ大陸のスペインとアフリカ大陸のモロッコとを切り離している。国際宇宙ステーションがポルトガルのリスボン沖の大西洋上265マイル(424キロメートル)を周っていたときに、この写真がとられた。

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Expedition 62
2月15日(土)
夜光雲または夜輝く雲

地球大気の最も高い雲、夜光雲(noctilucent cloud)または夜輝く雲(night shining cloud)が、南太平洋上269マイル(430キロメートル)を周っている国際宇宙ステーションから描かれる。夜光雲は太陽が地平線の下にあって照らし出されるときのみ見える。

大判はイメージをクリック。夜光雲は国際宇宙ステーションからはしばしば見られていますが、これほど鮮やかに見えていることは少ないので取り上げてみました。

Expedition 62
2月14日(金)
    再訪される淡青色の点

    このボイジャー1号宇宙船の更新された肖像的な「淡青色の点」のイメージは、ボイジャーの視界を再訪するために最新の画像処理ソフトウェアと技術を使っている。ボイジャーの30回目の記念日の最も肖像的な視界の一つとして、NASAのジェット推進研究所は、「淡青色の点(Pale Blue Dot)」として知られるイメージの新しいバージョンを発表した。この更新されたイメージは最新の画像処理ソフトウェアと技術を使っている。この新しい視界は、原版のように、惑星地球を広大な宇宙の明るく青いピクセルとして示している。カメラの光の中にまき散らされた日光の放射がこの場面を横断して伸び、その一つが偶然劇的に地球と交わっている。この視界は、パワーを節約するためにボイジャー1号のカメラが意図的にパワーオフされる数分前の、1990年2月14日にとられた。この探査機は、その兄弟ボイジャー2号とともに、今後その生涯の間にどんな天体とも接近することはない。二つのボイジャー宇宙船の機器と他のシステムのシャットダウンは、それらの延命を可能にする段階的なプロセスであった。
    ボイジャー1・2号は既に太陽圏を脱出して星間宇宙に入っている最も長命な遠距離の宇宙船です。右上のイメージをクリックして表示されるページから緑のマークを操作して、ボイジャー1号が撮った太陽系の内側のイメージと航路をご覧ください。

Solar System and Beyond
2月13日(木)
金の領域と星達

この金(Goldilocks)の領域は、軌道を周る惑星の表面に存在する液体の水にとって熱過ぎずまた冷た過ぎない、星の周辺の生物生息可能域(ハビタブル・ゾーン)である。この興味深い情報画像には、太陽より冷たく微かなオレンジのK矮星と赤のM矮星と共に、太陽のような黄色のG星達の、それらのゾーンの相対的な大きさを含んでいる。トップのM星は小さな接近した金の領域を持っている。これらはまた1千億年ほどの長命と見られ、ミルキーウェイの星達の約73%を占め非常に豊富である。しかし、それらは非常に活動的な磁場を持ち、静かな太陽の400倍と推定されるX線を発していると見られ、生命に有害な非常に多くの放射線をつくり出しているかもしれない。下の太陽のようなG星は、大きな金の領域を持ち、有害な放射線が少なく比較的穏やかである。しかし、それらはミルキーウェイの星達の6%であり、非常に短命である。ハビタブル(生物居住可能)惑星を探すに当たって、K矮星達はちょうど適当なのかもしれない。それらは左程稀ではなく、太陽より長い400億年の寿命を持っている。比較的広い生物生息可能域を持つそれらは、適度な量の有害な放射線をつくり出している。これらの金の星達はミルキーウェイの星達の約13%を占めている。

見易い大きさに処理を加えたイメージは こちら から。なお、この記事の原記事(英語:::ハッブル)は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
2月12日(水)
金星の活火山の証拠

金星の火山はまだ活動しているだろうか? 金星には地球より多くの火山が知られているが、金星の火山が最後に何時噴火したかは直接はわかっていない。金星の非常に最近の火山活動を強める証拠が、最近まさに此処地球で発見された。研究室の結果は、密度の濃い金星の大気において、表面の溶岩のイメージが、僅か数ヵ月で、ヨーロッパ宇宙機関のヴィーナスエクスプレスイメージに見られなかった暗さ、赤外線で暗くなることを示した。ヴィーナスエクスプレスは2006年に金星の軌道に入り、2014年まで地球と接触していた。したがって、疑似カラーの赤で示されたこの赤外線の輝きは、 Idunn 山塊でヴィーナスエクスプレスによって記録され、この火山がごく最近噴火し、今日もなお活動的であることを示し、NASAのマゼランイメージでここに示されている。金星の火山の理解は、太陽系の他の場所とともに、地球の火山に関する洞察に結びつくかもしれない。

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Astronomy Picture of the Day
2月11日(火)
詐りまたは真?

この写真は、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によってとられた、 NGC 2770 と呼ばれる銀河のクローズアップの視界を示している。 NGC 2770 は、以前、ここには見えない、観測された四つの異なる超新星を有していたので興味深い。超新星は数少ない異なる方法で形づくられるが、常に死にかけた星を含んでいる。これらの星達は不安定になり、コントロールを失い、激しく爆発し、全銀河を明るくするほど短く輝き、ゆっくり消えて行く。この銀河 Sn 2015bh に観測された四つ超新星の一つは特に興味深い。その独特な超新星は、最初に疑問を呼ぶ独自性を持っていた。2015年に初めて発見されたとき、天文学者達は、 Sn 2015bh を、破裂(explode)する星でなく単に生命のその最終段階の大規模な星からの予測できない爆発(outburst)であると考え、偽りの超新星に分類した。有難いことに、天文学者達は最終的に真実を発見し、このオブジェクトは、太陽質量の8~50倍の星の死から生じた タイプII超新星 として、その正しい分類を与えられた。

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Week in images(ESA)
2月10日(月)
最高解像度記録の太陽の粒

太陽の表面は何故変わり続けるのか? 全米科学財団(NSF)は、米国ハワイにダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡を構築した。このイノウエ望遠鏡は、より高速な、以前より多色の、より高い解像度のイメージを捕えることを可能にする大きな鏡を持っている。ここに示されているのは、最近を公開された、10分超で撮られた最初のイメージを5秒のコマ落しビデオに結合したものである。このビデオは、太陽のほぼ地球の大きさのエリアを捕えたものであり、粒の大きさは約30キロメートルほどの形を解読している。粒の中央は噴出する熱い太陽プラズマのために明るく、粒の端は落ち込む冷やされたプラズマのために暗い。粒の端の一部の領域は深く熱い太陽の内部の奇妙な磁気の窓であり非常に明るい。多くの話題の中で太陽の磁場がどのように変化し、エネルギーを放出し、遠い地球に影響を及ぼし続けているかは、新しいイノウエ望遠鏡からのデータを使って、何年にもわたって調査されるだろう。

この記事の動画はイメージをクリックして Youtube から。なお、今日2月10日昼過ぎ、NASAが協力するヨーロッパ宇宙機関の太陽観測衛星が米国の打上施設から打上げられます。中継放送は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 、または ヨーロッパ宇宙機関ウェブテレビ(ESA Web TV:01:30 PM) から。

Astronomy Picture of the Day
2月9日(日)
ロングアイランド、ニューヨーク市、ニュージャージーの明るい都市の光

ロングアイランド、ニューヨーク市、ニュージャージー・エリアの明るい都市の光が、米国北東部の主要なメトロポリタン・エリアを囲む、サンド・フック・ベイ、ハドソン川、イーストリバー、ロングアイランド・サウンドなどとの対比を見せている。

大判はイメージをクリック。これは2020年1月1日にとられたものです。

Space station
2月8日(土)
クリスティーナ・コッホ、宇宙での328日のミッションを終える

ロシアのソユーズ指揮官アレクサンダー・スクボルソフ、ヨーロッパ宇宙機関のルカ・パルミターノ、および一回の宇宙飛行で女性による歴史上最長の記録をセットしたNASAの宇宙飛行士クリスティーナ・コッホは、東部標準時午前4時12分(日本時間木曜日午後6時12分)に、カザフスタンのジェズカズガンの南東の外れに着陸した。このトリオは、彼らのソユーズ MS-13 宇宙船で、国際宇宙ステーションを午前12時50分(日本時間午後2時50分)に出発した。パルミターノとスクボルソフにとって、この着陸は、宇宙での201日の滞在、 3,216 回の地球軌道周回、 8,520 万マイルの旅を終えた。宇宙へのコッホの初めての旅は、328日のミッション、地球を 5,248 周、大雑把に月への291回の往復に等しい1億 3900 万マイルの旅であった。彼女は、遠征59、60、61の間に、210を超える調査を行った。

ヨーロッパ宇宙機関のルカ・パルミターノを中心としたコマ落としビデオがヨーロッパ宇宙機関から提供されています。イメージをクリックしてご覧ください。

Space station BLOG
2月7日(金)
中性子星 J0030 の表面のホットスポットマップ

この都市サイズの星は以前には解読するには小さく遠すぎた。しかしながら、最近、急速な回転がどのようにこの星のX線の明るさを明暗させているかの注意深いモデリングによって、一つの中性子星の表面のホットスポットの位置と大きさの初めてのマップがつくられた。主導的なモデルに基づいて、残りの星の表面が疑似の青で満たされたパルサーJ0030+0451のホットスポットのマップが撮られた。 J0030 は一回ごと 0.0049 秒で回転しており、約千光年離れた位置にある。このマップは、国際宇宙ステーションに設置されたNASAの中性子星内部組成探査機(NICER)によってとられたデータから計算された。これらのホットスポットの計算された位置は驚異的であり十分理解されない。中性子星の重力レンズ効果は非常に強く、 J0300 は、その表面の半分以上を地球の方向に示している。 J0030 のようなパルサーの外見の調査は、中性子星の質量、半径の、また、ブラックホールの中に落ち込むことから、どのように星を保っているかの正確な推定の場を提供している。

 --- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
2月6日(木)
ベテルギウス想定される

ベテルギウスは何故弱まっているのだろう? 夜空で最も明るく最も認められた星達の一つベテルギウスは、僅か5ヵ月前に使われた半分ほどの明るさである。そのような変わりやすさは、恐らくこの有名な変光する超巨星の通常の振舞いであるが、最近の暗さは、ベテルギウスが超新星になる前にどの位の長さがあるのだろうという議論を再燃させた。その赤い色で知られるベテルギウスは、かろうじてではあるが、近代の望遠鏡で解像することができる僅かな星達の一つである。示されたアーティストのイラストレーションは、ベテルギウスがクローズアップでどのように見えるかを想像している。ベテルギウスは、しばしば印象的なフレアを投げる複雑な表面を持つと考えられている。それを太陽の位置に置かれたなら(推奨はされないが)、その表面は木星の軌道の近くまで広がり、一方、そのガスの噴煙は海王星を過ぎた泡になるだろう。ベテルギウスは約700光年離れているので、その最終的な超新星は、その明るさが満月のそれと対抗するかもしれないが、地球の生命を危険にさらすことはないだろう。アマチュアとプロ双方の天文学者達は、この新しい10年も確実に、ベテルギウスの監視を続けるだろう。

ベテルギュウスは変光星の一つですが今急速に明るさが落ちており、超新星爆発の可能性も排除できないと議論を呼んでいます。この記事は1月1日の掲載です。図はベテルギュウスの大きさを太陽系に見立てて想定したもの、ベテルギウス(Betelgeuse)の詳細は こちら を参照。

Astronomy Picture of the Day
2月5日(水)
アポロ14号、ホームへ向かう

1971年2月に月軌道を離れたとき、アポロ14号クルーは、彼らのコマンドモジュール、キティホーク(Kittyhawk)からのこの地球の出を見た。地球の陽に照らされた三日月が月の地平線上に昇り、手前のクレーターで満たされた地域が月の遠い側まで続いている。もちろん、クルーは、月を周っている間は地球の出と没を見ることができるが、ここでは、地球は、月面の着陸地点フラマウロ(Fra Mauro)の基地の空に固定されて吊るされている。アポロ14号ミッションによって持帰られた岩のサンプルは、ビッグバーサ(Big Bertha)と名付けられた20ポンドの岩を含み、後に、惑星地球からの隕石の可能性がある破片を含んでいると判定された。

大判はイメージをクリック。原版は こちら から。アポロ14号は日本時間1971年2月1日に打上げられ、2月5日に火星に着陸しました。その概要は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
2月4日(火)
Zeta Oph:逃亡する

この驚くような赤外線のポートレートの中で、宇宙の海をかき分けて進む船のように、走り去る星へびつかい座ゼータ星(Zeta Oph:Zeta Ophiuchi)が、星間の船首の波または衝撃波の弧を生み出している。この疑似カラーの視界に、フレームの中心近くを秒速24キロメートルで左へ進む、太陽より約20倍大規模な星、青みがかった Zeta Oph が横たわっている。それに先行して強い星の風が圧縮し、星間のダストの素材を熱して歪曲した衝撃波の前面を形づくっている。 Zeta Oph は恐らく以前にバイナリ星システムのメンバーであったが、そのコンパニオンの星は更に大規模であり、それ故に寿命は短かった。このコンパニオンが破滅的に質量を失う超新星として爆発したとき、 Zeta Oph はシステムから放り出された。約460光年離れた Zeta Oph は、太陽より 65,000 倍明るく、もしそれが覆うダストによって囲まれれば、空の明るい星の一つになるだろう。このイメージは、へびつかい座ゼータ星の推定された距離で、約 1.5 度または12光年に及んでいる。
先週、NASAは、我々の世界を調査する16年間の成功した年を終えたスピッツア宇宙望遠鏡をセーフモードに切り替えた。

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Astronomy Picture of the Day
2月3日(月)
2019年の我々の太陽の動きの変化

ヨーロッパ宇宙機関の プロバ2衛星 は太陽を連続的に監視している。365日の太陽のこの集合写真に、それぞれの日を表す一つのイメージが選ばれた。このイメージは、太陽の熱い乱れた大気、約百万度のコロナを捕えるために極紫外線波長で取り組む、この衛星の SWAP カメラでとられた。2019年を通して、11年の活動サイクルの最小にある太陽は、その活動の低いレベルを示した。この年の最もエネルギーに満ちたフレアは、5月6日に、太陽の東の縁近く(左側)に観測された。それは、太陽面爆発を強度によって分類する、 C9.9 クラスのフレアに分類された。最も小さなものはA、続いてそれぞれエネルギー出力の10倍の増加を意味する、B、C、M、Xである。つまりXクラスの出力はCクラスの百倍である。プロバ2は、また、2019年に、様々な科学キャンペーンをも行なった。(以下略)

左のイメージは変形しています。正しい大判はイメージをクリック。静止画画で見るには こちら から。

Proba-2 (ESA)
2月2日(日)
韓国、日本海と黄海

国際宇宙ステーションが日本の広島近くの沖の高度260マイル(416キロメートル)を周っていたとき、韓国の都市および日本海と黄海の釣り舟の灯が描かれる。中央に向かった最も明るい都市の光は韓国の首都ソウルを示している。 (Jan. 8, 2020)

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Space station
2月1日(土)
朝鮮半島

コペルニクス・センチネル3号ミッションによって捕えられたこのイメージに、東アジアの朝鮮半島(または韓半島)を見ることができる。この半島は長さ900キロメートルを超え、東の日本海(または東海)と西の黄海の間に位置している。この半島は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と大韓民国(韓国)の2カ国に分けられる。北朝鮮は平壌を首都とし、九つの行政区に分けられている。イメージの左上(ここでは右上)に明るい灰色で見られる平壌は、 大同江 の岸と、朝鮮湾(Korea Bay)から約50キロメートル内陸の平原にある。韓国の首都は北西部にあるソウルであり、僅かに内陸の、北朝鮮との境界から南約50キロメートルにある。イメージが示すように、朝鮮半島は、農業に適する陸地は20%以下の、大部分が山や岩である。黄海の名は、沈泥で満たされた中国の川の水に由来している。それは、また、平均の深さが約50メートルの、世界の大陸棚で最も浅いエリアの一つである。韓国沖の海は漁業にとって世界で最良と考えられる。暖かくまた冷たい流れは多様な種を引きつけ、多くの島、入江、礁は優れた漁場を提供している。このイメージは2019年5月21日にとられた。センチネル3号は、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス環境監視計画の、二つの衛星から成るミッションである。それは、例えば、海洋生物や水質監視に使うことができる。

イメージは右に90度回転させています。大判はイメージをクリック。原版は こちら から。

Sentinel-3
1月31日(金)
宇宙からの来訪者爆発する

1月21日、空に尾を引き明るい光を引きながら異物が地球に衝突した。この束の間のフラッシュは惑星金星より明るい流星火の玉(fireball)であった。このような明るい流星は小さな天体が大気を叩くときに生じ、全てあるいはほとんど全てが摩擦によって燃え尽き、あるときは突然爆発する。毎日、惑星間ダスト、流星体、小惑星など、約54トンの地球外の素材が地球に到達する。このような火の玉は毎年何百回も地球をたたくと推定されるが、全てがカメラに捕らえられまた明るく輝くわけではない。この火の玉の満月ほどの明るさから、専門家達は、その速度、組成、その他の特徴から、当初のオブジェクトが、数十センチメートルから1メートルの大きさに及んだかもしれないと推測している。この印象的なショットは、英国、コーンウォール北東の海岸のリゾート地で、国際時間23時24分に、カメラマン Chris Small によって捕えられた。ヨーロッパ宇宙機関の NEMO と呼ばれる新しい警告システムもまた、発生直後にこの出来事を拾い上げた。この NEMO システムは、リアルタイムに近い写真をとるために、世界中の火の玉を追い、またヨーロッパの地球防護オフィスの一員でもある。

大判はイメージをクリック。個人の撮影です。著作権に注意。

European Space Agency (Safety & Security)
1月30日(木)
スピッツア、トラピスト1を観測する

NASAが、その大天文台の一つ、スピッツア宇宙望遠鏡を称え、また別れを告げるとき、スピッツアの大きな業績の一つは、それを周る七つの地球サイズの惑星を持つ、超クールな矮星トラピスト1星の発見であった。スピッツア、地上ベースのトラピスト(TRAPPIST)望遠鏡、その他の地上ベースの天文台は、2017年2月に、この発見を共同で行った。このシステムはトラピスト望遠鏡に因んで命名された。この発見は、我々の太陽系外の星(恒星)の周りに発見された、生物生息可能域の惑星の最大数の新記録をつくった。これらの七つの惑星達の全てが適正な大気の条件の下で生命のカギになる液体の水を持っているかも知れない。しかし、生物生息可能域の三つには最も高いチャンスがある。

大判はイメージをクリック。この記事の詳細は 特集「一つの星に束の生息可能域惑星(2017年2月24日)」 から。

Spitzer
1月29日(水)
    タランチュラ星雲、スピッツアイメージの神秘の網を巡る

    タランチュラ星雲は、2003年の打上後、スピッツア赤外線天文台によって調査された最初のターゲットの一つであり、その後、この望遠鏡はしばしばそれを再訪してきた。スピッツアが2020年1月30日の引退をセットされている今、科学者達は、スピッツアのデータから、この星雲の新しい視界をつくり出した。この高解像度のイメージは、最も最近の2019年2月と9月の、複数のスピッツア観測からのデータを結合している。(以下略)

    右は可視光によるタランチュラ星雲。大判はそれぞれイメージをクリック。
    NASAは、大天文台計画(Great Observatories)として、ハッブル(主として可視光)、コンプトン(1991.4~2000.6:ガンマ線)、チャンドラ(X線)、スピッツァ(赤外線)の4天文台を開発・運営してきた。スピッツアは既に赤外線観測に必要な冷却剤を使い切っているが、その後も可能な範囲で観測を続けてきた。しかし、今回、1月末でその運用を停止することが発表された。

Spitzer
1月28日(火)
火星の丘、隆起と轍

火星のローバーでさえ、時々、その風景を愛でるために止まる。11月遅く、火星のキュリオシティローバーは、その印象的な環境を撮るために停車した。目の前の称えるべき一つは、このイメージが撮られた数日前にキュリオシティが調査した、変わった平坦な丘、中央のビュートである。キュリオシティが探査しているゲイルクレータの5キロメートルの中央峰、遠いシャープ山がその右側にある。硫酸塩で覆われたシャープ山が、このカラー化された、赤のフィルタで処理されたイメージに明るく見える。以前にキュリオシティによって探査されたヴェラ・ルービンの尾根の南の傾斜が、遠い左に、非常に暗い影で覆われている。この場面の外にはキュリオシティが進んだ時の車輪の跡が尾根とビュートの間にある。手前のイメージは、もちろん、複合体ロボット探査車キュリオシティ自体の、現在の火星に対する人類の目である。--- NASAは、今年後半に、火星に、他のローバーの、更に多くの目を持つだろう。このローバー自身の名前を決めるのに貴方も参加ことができるが、明日が投票の最後の日である。

大判はイメージをクリック。 こちら から選に残った九つの名前の中から好みの名前を投票することができます。簡単ですから試みてください。時差の分だけ間に合うかもしれません。

Astronomy Picture of the Day
1月27日(月)
宇宙飛行士達、宇宙線探知器の船外活動修理を終える

国際宇宙ステーションの遠征61アンドリュー・モーガンとヨーロッパ宇宙機関のルカ・パルミターノは、6時間16分の船外活動の間にアルファ磁気分光計(AMS)の冷却システムの漏洩チェックを終え、システムに圧力をかけバルブを開き、日本時間日曜日午前3時20分に AMS の四回目の船外活動を終えた。 AMS の探知器の一つのトラッカーは、来週の終わり前に再び科学データを集め始めるだろう。改良された冷却システムはこの宇宙ステーションの稼働期間を通して AMS を持続させることが期待される。この AMS はマサチューセッツ工科大学のノーベル賞受賞者、サミュエル・ティン主任研究員によって主導されている。 AMS チームには、ヨーロッパ、北アメリカ、アジアからの16カ国、56機関、約600人の物理学者達が含まれている。 AMS は、反物質、宇宙の質量の大部分を構成する目に見えない暗黒物質、宇宙の膨張を加速している一層神秘的な暗黒エネルギーの性質に関して、研究者達が基本的な疑問に答えるのに役立てるための高エネルギー宇宙線を捕えてきた。

大判はイメージをクリック。記事は国際宇宙ステーションブログからポイントのみ抽出。イメージは Face Book から。1月24日(金)の記事も参照。

Space station Blog
1月26日(日)
オーロラ、夜空の下で地球をおおう

国際宇宙ステーションが北アメリカ沖の大西洋上261マイル(417キロメートル)を周ったとき、夜空の下で地球を覆っている。

大判はイメージをクリック。

Space station
1月25日(土)
日本列島

コペルニクスセンチネル3ミッションは、西太平洋の約3千キロメートルに伸びる日本列島の上に我々を連れてきた。この群島は6千を超える島から成っているが、このイメージは、北海道、本州、四国、九州の、日本の四つの主な島に焦点を当てている。(中間略)本州はまた、この国の最大の山、富士山のホームである。富士山は1707年に噴火した時以来休眠している。(中間略)

センチネル3号は、ヨーロッパのコペルニクス環境監視計画のために必要とされるデータを届けるミッションである。それぞれの衛星の機器のパッケージは地球の表面の色の変化を監視する光学センサーを持ち、それは、例えば、海洋生物学や水質の監視に使うことができる。

イメージは右に90度回転させています。大判はイメージをクリック。原版は こちら から。なお、記事は大幅に省略しています。

Sentinel-3
1月24日(金)
アルファ磁気分光計2

宇宙を構成する、星、惑星、分子達は、宇宙の総質量の僅か約5パーセントである。残りは暗黒物質または暗黒エネルギーであるが、これまでに、誰もこの素材を知りまた調べることができなかった。その上、ビッグバン理論は、宇宙が通常物質と反物質でできていなければならないとしているが、科学者達は、これまで自然に存在する 反物質 を検出したことがなかった。 アルファ磁気分光計2(AMS-02) は、遠い星から来る非常に高エネルギーの放射線に加えて、火星に旅するクルーメンバーに危害を与えるかもしれない、これらの神秘的な物質の証拠を探している。

 --- 記事はオリジナル編集。
明日1月25日、国際宇宙ステーションでは男性宇宙飛行士2名によるアルファ磁気分光計保全の最終船外活動が行われます。中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。
左のイメージはスペースシャトルディスカバリで運ばれ移設された直後の AMS-02。右端にディスカバリが見える。大判イメージはステーションのトラス構造に搭載された AMS-02。

Space station Research
1月23日(木)
パーカー:太陽風の音

我々の太陽から吹き出す高速で動く粒子の風、また、宇宙はほとんど音に変換しないが、NASAの太陽に近接するパーカー太陽探査機からの粒子のインパクトと変化するフィールドのデータが音に変えられている。示されたビデオの音の軌跡は、最初に聞こえる気味悪い音の ラングミュア波(Langmuir Waves) 、次に聞こえるハリケーンの音のような口笛モードの波、最後に聞こえる記述が難しい小鳥の鳴き声のような分散的な甲高い音を含む、これらの反響のいくつかを物語っている。また印象的なものは、パーカーの太陽遮蔽側の視界を示すビデオのコマ落しの視覚の跡であり、そこには、画像装置にインパクトを与える強力な宇宙線の破裂が点在し、惑星地球、木星、水星、金星が連続して現れる。水星の近くの太陽風の特徴は地球の近くと驚くほど異なっており、その違いを理解するために多くの調査が進められている。

タイムラプスビデオはイメージをクリックして Youtube からご覧(お聞き)ください。比較的最近の パーカー太陽探査機 は、従来の太陽観測衛星と異なり、太陽を周回して近接観測をするための強力な熱遮蔽を持っています。

Astronomy Picture of the Day
1月22日(水)
ジェット推進研究所の宇宙船組立施設のハイベイ1

2019年11月12日にとられたジェット推進研究所の宇宙船組立施設のハイベイ1クリーンルームのフロアのこのイメージに、マーズ2020ローバーが(中央上)が見える。レンジャーとマリナー宇宙船の大部分、ボイジャー1号、ガリレオ及びカッシーニ軌道船、NASAの火星探査車の全てを含む、NASAの最も有名なロボット宇宙船の多くは、このハイベイ1で組み上げられテストされた。ここには、ここで建造された後に成功裏に打上げられたそれらと他の宇宙船の象徴(エンブレム)を示すイメージが施設の壁(Wall of Fame)に架けられている。

このクリーンルーム全体でマーズ2020ローバーが組み立てられています。イメージには飛行中の宇宙船の機体(Cruise stage)、降下ステージ(Descent stage)などと共に、2020ローバーが示されています。注釈付き原版から大きなイメージで ご覧ください。

連載してきた火星の記事はこれで終わります。

High Bay 1 clean room floor in JPL
1月21日(火)
ジェゼロクレータの鉱物

NASAのマーズ2020ミッションのランディングサイト、ジェゼロクレータ(Jezero Crater)のこのイメージで、火星のミネラルに焦点を当てるために色が加えられている。緑は炭酸塩と呼ばれる鉱物を表し、地球では化石化された生命を保存するのに適し、赤は炭酸塩を含む岩から滲み出している橄欖(かんらん)石の砂を表している。このイメージは、NASAの火星偵察軌道船とその火星コンパクト偵察画像分光計(CRISM)、および概況カメラ(CTX)によって撮られたデータからつくられた。

大判はイメージをクリック。
マーズ2020ミッションの目標 --- 打上秒読み期間:2020年7月17日~8月5日、 打上場所:ケープ・カナベラル空軍基地、 火星着陸予定:2021年2月18日、 着陸地点:ジェゼロ・クレータ(火星)、 ミッション目標期間:少くとも一火星年(約687地球日)

Mars Reconnaissance Orbiter
1月20日(月)
ジェゼロ・クレータの古代の湖畔

NASAのマーズ2020ミッションの着陸地点、ジェゼロクレータ(Jezero Crater)のこのイメージにおいて、明るい色はより高い高度を表している。卵形はローバーが火星に着陸するだろう着陸楕円を示している。このイメージに加えられた色はクレータの縁を明示するのに役立ち、数10億年以前に乾燥した湖の縁を見分けるのを容易にしている。化石化された微生物を保存しているかもしれないので、科学者達は、この湖水のラインを訪ねることを期待している。このイメージは、NASAの火星グローバルサーベイヤーとその火星軌道船レーザー高度計(MOLA)、NASAの火星偵察軌道船とその火星コンパクト偵察画像分光計(CRISM)および概況カメラ(CTX)、ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスとその高解像度ステレオカメラ(HRSC)で撮られたデータを使ってつくられた。

今日から数日、2020年に打上げられ2021年初めに火星に着く予定の、2020マーズローバーの記事を連載します。大判はイメージをクリック。

Mars Reconnaissance Orbiter
1月19日(日)
南イランの氾濫

激しい降雨がイランの南で洪水を誘発した。この豪雨は道を塞ぎ、橋や家を損傷し、何千人をも避難させた。ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2号ミッションでとられたこのイメージは、2020年1月13日の氾濫の広さを示している。氾濫のエリアは褐色で見られ、浸水した村が点の円によって示されている。豪雨に起因する堆積と泥がイランとパキスタンから湾に流れ出しているのが見られる。この洪水のズームインした視界は解像度10メートルである。洪水に応じてコペルニクス非常事態マッピングサービスが起動された。このサービスは、防災当局や非常事態に応える国際的人道コミュニティに役立てるために衛星観測を使っている。

大判はイメージをクリック。原版は こちら から。

センチネル2(ESA)
1月18日(土)
宇宙歩行者クリスティーナ・コッホが大西洋上265マイルで働く

NASAの宇宙飛行士クリスティーナ・コッホが、1月15日の船外活動で、アフリカ沖の大西洋上265マイル(424キロメートル)の宇宙の真空の中で働いている。彼女とNASAの宇宙飛行士ジェシカ・メイア(フレーム外)は、ステーションのポート6トラス構造のソーラーアレイから集められた電力を保存し分配する、新しいリチウムイオン電池を設置するために船外活動を行った。

大判はイメージをクリック。新しいリチウムイオン電池は先の日本の「こうのとり」で届けられたもの。この交換作業は1月20日に予定されている船外活動で完結する予定である。宇宙飛行士クリスティーナ・コッホは約1年間の宇宙での滞在(拡張ミッション)を終え、2月に地球に帰る予定である。

Space station
1月17日(金)
マーズ・エクスプレス、サバエア・テラとアラビア・テラを見る

ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスからのこのイメージは、赤い惑星の北の極冠から下の美しいスライスを示し、サバエア・テラとクレータの多い凸凹のある地帯に焦点を当てている。これは、2019年6月17日の、軌道 19550 回の間に集められたデータから成っている。イメージの中心の地上解像度は約1キロメートル/ピクセルであり、東経44度/北緯26度に中心を置いている。このイメージは、高解像度ステレオカメラの真下と、カラー・チャンネルからのデータを使ってつくられた。この真下のチャンネルは、まるで地表を真っ直ぐ下を見るかのように、火星の表面に対して直角に並んでいる。 北は上である。

マーズ・エクスプレスはヨーロッパ宇宙機関が送った現在唯一の火星軌道船。3D画像を撮る狙いがある。原版は こちら から。この記事はヨーロッパ宇宙機関の新年のイメージとして取り上げられたもの。

Year in images (ESA)
1月16日(木)
煙の上で(西オーストラリア)

この火災は、野生生物に損害を与え、また空気の質に重大な影響を及ぼした。1月12日、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士ルカ・パルミターノは、国際宇宙ステーションからこのイメージをとった。煙と汚染を追う衛星イメージからは、火災の破壊的な影響を否定できない。ニューサウスウェールズで始まりビクトリアに達した猛烈な森林火災は、9月から猛威を振るい、記録破りの熱で煽られている。気象危機の中で、2019年のオーストラリアは、干ばつと風を伴う記録上最も熱い年であり、火災は季節の予想を越えて猛威をふるった。風はニュージーランドにも煙に吹きつけ、南太平洋を横断し、チリとアルゼンチンにさえも到達した。驚異的な1千万ヘクタールの陸地が燃え、少なくとも24人が死に、約5億匹の動物が滅びたと報告された。コペルニクスセンチネル5などの地球観測衛星は、過去数ヶ月間、オーストラリアの南東沿岸の一酸化炭素の濃度の増加を追跡してきた。このイメージは、ダンダス自然保護区の近くの、西オーストラリアのフレーザー地区の上をステーションが飛んだときに撮られた。ルーカは言った。「我々は、実際に、このような恐ろしい規模の火災を見たことがない」と仲間のクルーと話した。

火星の記事を連載中ですが割り込みました。これまでシドニーなどオーストラリア南東部の火災を紹介してきましたがこれは西部の火災です。 オーストラリアに広く火災が起きている(個人のサイト) ことを示しています。

Science & Exploration (ESA)
1月15日(水)
HiRISE、キュリオシティがクレイユニットを横断する旅を見る

このアニメーションは、2019年5月31日と7月20日の間に、「クレイ(粘土)を含むユニット」と呼ばれるシャープ山の領域の 1,106 フィート(337メートル)を旅したときの、NASAのキュリオシティ・ローバーの位置を示している。これらの二つのイメージは、それぞれNASAの火星偵察軌道船(MRO:Mars Reconnaissance Orbiter)の HiRISE カメラでとられた。ローバーが灰色の小さな点(上の中央)として現れている最初のイメージは、「ウッドランド湾」と呼ばれる位置を示している。二番目は、「砂の傍の港(Sandside Harbour)」(下中央 --- 暗い砂の片の近く)を示している。よく見ると、二番目のイメージの右側に、弧を描くローバーの轍を見ることができる。 (October 16, 2019 )

イメージは動画、大判はイメージをクリック。NASAの火星調査軌道船(MRO:Mars Reconnaissance Orbiter)は2005年に火星に着いた軌道から火星を探査する宇宙船。既に役割を終えたマーズグローバルサーベイヤ、現在も活躍しているマーズオデッセイとともに、火星の広範囲な観測を行い、貴重なデータを返している。また、軌道船は、地上のローバーの地球との交信の中継基地としても機能している。

NASA Science
1月14日(火)
火星日 2642 - 2644:西のビュートで科学

キュリオシティは、依然として良い視点を提供する場所、層の変化が露出し興味深い浮いたブロックを見せる西のビュートの肩にいる。水曜日(火星日 2640 - 2641 の計画)に、我々は、このイメージに見られるようにダスト除去ツール(DRT)が新しい表面を掃き払った、「バハン・ヘイブン」と呼ばれる基盤の目標で科学調査を行うことができた。この3火星日の週末の計画は、ここで科学する我々の二回目の機会である。この調査には、谷の隆起の層を評価する新しい遠隔探査、および、明るいトーンの岩板の多スペクトル観測を含んでいる。また、環境テーマには、いくつかの大気の監視観測が計画された。キュリオシティは、その後、ビュートの東の傾斜を北東に45メートルドライブするだろう。火星日 2644 の朝には、キュリオシティは、新しい環境観測をとり、続いて火星サンプル分析装置のメタン観測を行うだろう。(January 11, 2020)

記事は大幅に要約。火星を移動して探査するローバー(探査車)は、キュリオシティ以前に、ソジャナー、スピリッツ、オポチュニティの3機送られてきた。それぞれがここに挙げるような具体的な成果をもたらしている。

Mars Rover Curiosity
1月13日(月)
火星の午後遅く

火星のキュリオシティローバーからのこの広域のパノラマの視界に、日没近くの長い影が伸びている。マーズローバーによって火星日 2616 日にとられたフレームからつくられた、キュリオシティのナビゲーションカメラ (navcam)でとられたこの光景は、北から南(左から右)に約200度をカバーしている。それは地球の日付で12月16日である。キュリオシティは、西のビュートの平坦地の上に留まっている。左に沿ってゲイルクレータの遠い北の縁が見える。中央近くに既にキュリオシティによって訪問された中央のビュートがある。右側に、将来の目的地、アイオリス山(シャープ山)の麓に向かって伸びるローバーの影がある。火星の午後遅くの色に近づけるために、モノクロの navcam フレームがカラー化された。

しばらく火星の写真を掲載します。原版は こちら から。火星日は探査機が火星に着いてからの火星での日数。すなわち、このイメージが撮られた時点で、キュリオシティローバーは、火星の日数で 2616 日(地球日換算で7年強)滞在していることを示している。キュリオシティローバーは小型バスサイズの“探査車”。

Astronomy Picture of the Day
1月12日(日)
バグダッド、イラク

国際宇宙ステーションがシリア北東260マイル(416キロメートル)を周っていたとき、イラクの首都バグダッドが撮られた。(Jan. 8, 2020)

大判はイメージをクリック。イランと米国(トランプ)の対立の狭間の中で隣国イラクも平穏ではありません。イランによるイラク国内の米軍基地への攻撃も起きています。

Space station
1月11日(土)
オーストラリア:炉の如く

オーストラリアの全域で、9月以来、記録破りの温度、干ばつ、風によって猛烈な森林火災が加速した。オーストラリアは常に火災が多いが、今シーズンは特に激しかった。驚異的な陸地の一千万ヘクタールが燃え、少なくとも24人が死に、ほぼ5億匹の動物が滅びたと報告された。ニューサウスウェールズは最もひどく襲われた。<中間略>
火災は陸地を壊滅させただけでなく、空気の質にも重大な影響を及ぼした。 このアニメーションは、9月から12月の間の、オーストラリアの南東海岸に沿った一酸化炭素の濃度の増加を示している。オーストラリア気象局によれば、2019年は記録上最も暖かい年であった。この火災はこの特定の気象現象と気象変化に起因すると考えられる。火災は今ビクトリアにも及んでおり、悲しいことに、危険はまだ終わっていない。 --- 以下略。

全文、イメージ、アニメーション等は、特集「オーストラリアの火災」をご覧ください。

European Space Agency (Applications)
1月10日(金)
カッシーニ宇宙船、土星のリング平面を横断する

1612年に土星の「付属物」であるリングが消えたとき、ガリレオにはその理由が理解できなかった。その世紀の遅くに、地球がリング平面を横切るとき土星の風変わりな特徴物、そのリング平面のエッジ・オンのリングは消えて見えるだろうことがよく理解されるようになった。これは、土星のリングが、その形態において、多くの場合かみそりの刃より薄く閉じ込められるからである。現代では、ロボット・カッシーニ宇宙船が、2004年から2017年の間のミッションで、土星のリング平面を横断してしばしば土星を周っている。2005年2月からの平面を横断するシリーズが、興味を持ったスペインのアマチュア、フェルナンド・ガルシア・ナバロによって、膨大なオンライン・カッシーニ未処理のイメージ目録から掘り出された。ここに描かれているデジタル的に摘み取られ、代表的な色でセットされているのが驚くような結果である。土星の薄いリング平面は青で、土星の超高層大気の帯と雲は金色で現れている。2005年にとられ送り返されたこのイメージに、高緯度の暗い影を通して、土星のリングの詳細を見ることができる。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
1月9日(木)
オーストラリアの森林火災からの煙

引続きオーストラリアの野火から。

国際宇宙ステーションがタスマン海の269マイル(430キロメートル)を周っていたとき、森林火災からの煙がオーストラリアの南東海岸を覆っている。(Jan. 8, 2020)

大判はイメージをクリック。

Space station
1月8日(水)
野火がシドニーを囲んでいる

国際宇宙ステーションがタスマン海の269マイル(430キロメートル)を周っているとき、野火がオーストラリアのシドニーを囲んでいるのが撮られる。

大判はイメージをクリック。これは1月5日に発表された記事です。シドニー(Sydney)は、オーストラリア南東タスマン海に面するニューサウスウェールズ州の州都、オーストラリアの首都はキャンベラであるが一般的にはシドニーの方が知られている。

Space station
1月1日(水)
マウス(NGC 4676):星達とガスの尾を持つ衝突する銀河達

ハッブル宇宙望遠鏡のカメラが、猫とネズミ、またはネズミとネズミの、ダンスする銀河達の壮観なペアを捕えた。かみのけ座の3億光年の NGC 4676 と名付けられたこの衝突する銀河達は、それぞれの銀河から発する星達とガスの長い尾のゆえに「マウス」とも呼ばれる。このイメージは、これらの銀河達に見られる最も詳細な、最も多くの星達を示している。左の銀河の明るく青い片は、重力の相互作用による活発な多くの集団と、若く熱い青い星達の連なりに分けられる。二つの銀河の間の素材の流れをも見ることができる。右上の長い真っ直ぐな潮力の尾の若い星達の塊りは、かすかな領域によって切り離されている。これらの薄暗い領域は、かってそれらの領域を占めた星達の塊りが、ガスとダストの重力崩壊によって形成されたことを示唆している。この塊りのいくつかは、我々のミルキーウェイ銀河のハローを周る矮小銀河達に相当する光量を持っている。コンピュータシミュレーションは、それらの遭遇の約1億6千万年後の渦巻銀河達を見ていることを示した。この長い直線の腕は実際には曲がっているが、エッジ・オンで見えているので真っ直ぐに見える。シミュレーションはまた、このペアが最終的に合併し、楕円銀河として知られる大きなほぼ球面の銀河になることを示した。潮力の尾の中の星達、ガス、星達の明るい塊りは、合併した銀河達に落ちるか、新しく形成される楕円銀河のハローを周るだろう。このマウスは、数10億年先に我々のミルキーウェイに起こるかもしれない最も近い大きな隣人アンドロメダ銀河(M31)との衝突の前兆となる。この写真は、2002年4月7日に、青、オレンジ、近赤外線フィルタで撮られた三つのセットのイメージから構成されている。  --- 大判はイメージをクリック。

Hubble Space Telescope