このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
8月18日(金)
地平線の霞

NASAのカッシーニ宇宙船の視線からのこの疑似カラーの視界は、土星の日の当たる地平線の先のリングを見ている。左の縁に惑星の端に沿って薄く分離された霞を見ることができる。この霞はこの場面の右側に向かって消えている。カッシーニは、2017年9月15日の土星への宿命的な突入の前のミッションの最終的な5本の軌道の間に、土星の超高層大気を通して飛ぶだろう。宇宙船が最後の軌道で飛ぶだろうこの領域は、ここに見られる霞のかなり上になるだろう。実際に、カッシーニが土星に向かって飛び込むその運命に出会うときでさえも、この霞の深みに達する前に宇宙船との接触が失われると予想される。この視界は、赤、緑、紫外線フィルタでとられたイメージを使った疑似カラー合成イメージである。このイメージは、2017年7月16日に、土星から約125万キロメートル離れたところで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラを使ってとられた。イメージスケールはピクセル当たり7キロメートルである。

Astronomy Picture of the Day
8月17日(木)
8月の月食

8月の満月が、この鋭いダイナミックレンジの組成で撮られた。オーストラリアのシドニーから8月8日の日の出前に捕えられ、南が上であり、部分月食の最大のフェーズ近くの地球の暗い影が左にある。食のシーズンの幕開けで、今回は、地球の影を通した満月の通過が東半球から見えた。次は8月21日の予想された皆既日食である。これらの皆既食の新月の影が、全米を通して狭い跡をつけるだろう。

皆既日食の中継放送は 「特集:2017、8、21 皆既日食中継」 から。

Astronomy Picture of the Day
8月16日(水)
「スペースX」 CRS-12 貨物ミッション打上

国際宇宙ステーションに向けてドラゴン補給船を運ぶ二段のファルコン9打上船が、フロリダのNASAのケネディ宇宙センタの打上複合施設39Aから打上られる。離陸は東部夏時間午後12時31分(日本時間8月15日火曜日午前1時31分)であった。国際宇宙ステーションへのこの12回目の商用補給サービス・ミッションで、ドラゴンは、 2,900 キログラム超の補充用品、技術調査のための新しい科学機器と器材を届けるだろう。

国際宇宙ステーションへの到着は今日16日夜の予定です。中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

Space station resupply
8月15日(火)
グリーンランドの野火(動画)

グリーンランドは通常氷と雪に覆われているが、7月末以降大きな野火の犠牲になってきた。この野火は、コペルニクス・センチネル2A衛星によって2017年8月8日に撮られた。この衛星は13の波長帯で働く高解像度多スペクトル感応カメラを運んでいる。このアニメーションは、異なる波長帯を併用し、自然色から炎に焦点を当てた燃焼するエリアを示している。グリーンランドはほとんど厚い氷床によって覆われているが、海岸に沿って露出した炭素の豊富なピート地帯がある。西の部分の火はピート地帯の火のように見える。センチネル2号ミッションは、それぞれ高解像度多スペクトル感応性カメラを運ぶ、センチネル2Aとセンチネル2Bの二つの同一の衛星の編隊をベースにしている。

Space in Images (ESA)
8月14日(月)
カッシーニからの土星のリングの密度の波

間もなくその13年の土星の軌道の周回を終えるカッシーニ宇宙船は、先例のない詳細で土星の巨大なリングシステムの壮観なイメージを送り返した。土星のリング構造のいくつかの物理的な原因は未だ必ずしもよく理解されていない。しかしながら、ここに示されている土星のリング構造の美しく幾何学的な理由は、確実に密度波である。僅かに異なる距離で土星を回っているリングの粒の軌道を動揺させている小さな月は、このような縛られた密度の波を引き起こす。また、また近くの月の重力に起因するリングの粒の垂直の波、曲がった波がイメージの右下に見える。カッシーニの最終軌道(参考:グランドフィナーレ軌道)は、太陽系の最も壮大なリングシステムの、一連の新しい科学的な測定とイメージを提供している。

カッシーニのグランドフィナーレ関連記事は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
8月13日(日)
酷暑の南ヨーロッパ

南ヨーロッパは、厳しい熱波、煽られる野火、水不足に捕らえられている。うだるように暑い熱をマップ化するために、コペルニクス・センチネル3A衛星からの情報が使われた。このマップは、2017年8月7日の、普段の出来事ではない摂氏40度を超える地表の温度を示している。ローマ、ナポリ、フローレンス、サルデーニャ、シシリーを含むイタリアの多くが高温に襲われた。多数の町と都市が健康への最大の熱波の警報を出し、イタリア人達はこれを熱波の「魔王(Lucifer)」と適切に呼んだ。最高温度は、スペイン、ポルトガル、バルカン諸国、ギリシャでも記録された。野火や水不足とともに、これらの熱はいくつかの観光名所の閉鎖、健康被害、いくらかの死さえもたらし、干ばつが収穫を脅かしている。このマップは、この衛星の、海と地表温度放射計からのデータを使っている。

それぞれのイメージは縦横比を変更しています。原版は こちら から。

Space in Image (ESA)
8月12日(土)
宇宙ステーションからの月の出

国際宇宙ステーションの低地球軌道の有利な視点から、NASAの宇宙飛行士ランディ・ブレスニクは、2017年8月3日に、彼のカメラを昇る月に向けてこの美しいイメージを捕えた。8月21日の皆既日食を楽しみにして、ブレスニクは書いた。「素晴らしい月の出! 宇宙から見たときのこのような詳細。次の満月は #Eclipse2017 を印す。我々は @Space_Station から見るだろう」

米国では、8月21日に、大陸の多くを横断する皆既日食(Total Eclipse)が予定されています。

Moon
8月11日(金)
ペルセウス座流星群が極大(2017年8月)

2017年のペルセウス座流星群は8月13日4時頃に極大を迎えます。これは日本で観察するのにぴったりの時刻で、日本でのいちばんの見ごろも、12日の夜半頃から13日の明け方頃となるでしょう。ただし、今年は明るい月がずっと出ているため見える流星の数は例年よりやや少なく、流星が最も多いときに空の暗い場所で観察して、見られる流星は1時間あたり35個程度となると予想されます。流星は特定の方角だけに出現するわけではありません。月がなるべく視界に入らないようにしながら、空の広い範囲を眺めてください。月明かりに負けない明るい流星を期待しましょう。
国立天文台では、ペルセウス座流星群を多くの方に楽しんでいただくために、「夏の夜、流れ星を数えよう 2017」キャンペーンをおこないます(右図にリンク)。

国立天文台
8月10日(木)
北北温帯小赤斑

7月11日、ジュノ宇宙船は、乱れたジュピター神の雲のトップの近くを再び通過した。その軌道の第7回の最接近通過は、この太陽系最大の惑星の大気の 3,500 キロメートル内にジュノを持ち込んだ。最接近の近くで、回転する JunoCam は、木星の特徴である渦の一つの、この衝撃的な、くっきりした視界を記録することができた。直径約 8,000 キロメートルの、この高気圧性の嵐のシステムは、1990年代に木星の北の温帯で見られた。それは、より古く有名なジュピター神の高気圧、大赤斑の大きさの約半分であるが、惑星地球より少し小さいだけである。赤い色で撮られたこの巨大な嵐のシステムは、北北温帯小赤斑(North North Temperate Zone Little Red Spot)として、愛情をこめて知られている。

Astronomy Picture of the Day
8月9日(水)
ニューホライズンズの冥王星通過(動画)

冥王星を飛び越えたとき何を見るだろう? ニューホライズンズ宇宙船は、2015年7月に、毎時約 80,000 キロメートルで、この遠い世界を通過した。最近、この壮観な通過の多くのイメージが、拡張され、垂直にスケールされて、2分間のコマ落しビデオにデジタル的に結合された。この旅は、水の氷で構成されているが凍った窒素で色付けされていると思われる山の、明るい夜明けに始まる。間もなく右側に、比較的暖かな内部から泡立ったと思われる奇妙な多角形に区切られた、ほとんどが固体の窒素の平らな海を見る。クレータと氷の山脈が下の一般的な光景である。このビデオは、キロメートル・サイズのギャップによって分けられた高さ500メートルの隆起を示す地の上で暗くなって終わる。このロボット、ニューホライズンズ宇宙船は、冥王星について多くを送り返したが、今、 2014 MU 69 カイパーベルト・オブジェクトに目標が定められ、2019年初日に通過するだろう。

動画はイメージをクリックして Youtube NASA から。

Astronomy Picture of the Day
8月8日(火)
フォボス:火星の月(動画)

地球軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡からのこのコマ落としで、怖い名前(注:恐れ)を持つ小さな月フォボスが赤い惑星の後ろから出てくる。22分間の13の個別の露出が火星の2016年の最接近の近くで惑星地球で捕えられた。しかし、火星の人は、フォボスの昇りを見るためには西に目を向けなければならない。この小さな月は太陽系の他のどの月よりもその親惑星に近く、火星の地表上約 6,000 キロメートルにある。それは7時間39分で一回の軌道を完成する。それは約24時間40分の火星の回転より高速である。従って、火星では、フォボスが1日に3回、西の地平線に昇るのを見ることができる。しかし、フォボスは悲しい運命にある。

この記事の詳細は「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」から。アニメーションビデオはこちらから。

Astronomy Picture of the Day
8月7日(月)
太陽黒点の2週間の命(動画)

2017年7月5日、NASAのソーラーダイナミクス天文台は、太陽の視界で回転する激しく複雑な磁場のエリア、一つの活動領域を監視した。衛星は、成長し太陽を横断して回転し、7月17日に視界から消えたこの領域を追い続けた。それらの複雑な磁場とともに、太陽黒点は、多くの場合興味深い太陽活動の源である。太陽正面を横断した13日の旅の間に、 AR12665 と呼ばれるこの活動領域は、いくつかの太陽面爆発、コロナ質量放出、太陽エネルギー粒子の出来事をつくり、NASAの太陽監視衛星のためにショーを行った。

動画はイメージをクリックして Youtube から。

SDO
8月6日(日)
1971年8月1日、アポロ15号二回目の月面歩行

このミニ・パノラマは、1971年8月1日の二回目のアポロ15号月面歩行終了後に、アポロ月面実験機器パッケージ(ALSEP)サイトからの、アポロ15号月着陸船パイロット・ジム・アーウィンによってとられた二つの写真を結合している。アポロ15号は月の地上への四回目のミッションであり、雨の海(Mare Imbrium)の南東端にある月のハドリー・リル(小川)とアペニン山脈を訪ね探検した最初のミッションであった。このイメージでは、手前に ALSEP 中央ステーション、 左側向こうに地震実験装置、中央近くの背景に月面磁力計が見える。ミッション指揮官デイビッド R. スコットが、右に傾いてコア・サンプルをとるために使うアポロ月面ドリルを置き、熱流実験装置をセットアップしている。太陽風分光計が右の手前にある。

Apollo 15
8月5日(土)
藻類の花開く

この2015年8月7日にとられたセンチネル2Aからの赤・青・緑の合成イメージは、10メートルの空間分解能を持っている。これは中央バルト海の藻類の花を示している。この藻類は、水の循環によって引き出される藻類の成長にとって最良の栄養分と照明条件を生み出す、バルト海で垂直と水平に水が動く場所に集中する。

Space in Images (ESA)
8月4日(金)
宇宙ステーション、スーパー台風 Noru の上を飛ぶ

NASAの宇宙飛行士ランディ・ブレスニクは、2017年8月1日(日本時間8月2日)に、通過する国際宇宙ステーションから、北西太平洋で、スーパー台風 Noru (和名:台風5号)を撮った。彼はソーシャルメディアで大規模な嵐のイメージを共有し書いた。「スーパー台風 Noru、この気象環境の驚ろくべき大きさ。400キロメートルからそのパワーを感じることができる」      --- 中略 ---
NASAの衛星は、日本の南西太平洋でゆっくり旅を続ける嵐を追跡している。

気象庁からの台風の動きは こちら から。

Hurrikane
8月3日(木)
月の影対太陽の反射(動画)

この5秒のコマ落しビデオは、太平洋上の静止軌道の日本のヒマワリ8号衛星から見た惑星地球の一日が表されている。太陽は最も直接下にある地球の半分を照らして右に昇り左に沈む。太陽の反射(Sun glint)のイメージが右から左に動く明るい部分として見られる。左下から右上へ移る暗い部分は更に異常である。それは月の影であり、月が直接地球と太陽の間を動くときにのみ現れる。昨年、これらのイメージがとられた日に、最も深く陰になった領域は皆既日食を経験した。8月、米国の全域を同じように暗い影が掃くだろう。

動画はイメージをクリックして Youtube NASA から。

Astronomy Picture of the Day
8月2日(水)
NASA、クルーのオリオン脱出を評価する

NASAのオリオン宇宙船で、宇宙飛行士達が月を越えた目的地から地球に戻りまた太平洋に着水するとき、安全に宇宙船から出て乾燥した大地に戻る必要がある。2017年7月10日~14日に、テキサスのガルヴェストン沖の海を使って、NASAと国防総省のチームが、様々なシナリオでオリオン脱出手順をテストした。クルー脱出テストの間に、米国沿岸警備隊、海軍、空軍からの支援とともに、オリオンと地上システム開発およびオペレーション計画からの合同チームが、補助を受けてまたクルー自身で、どのようにカプセルから出るかを評価した。宇宙飛行士達と技術テストチームは、オリオン打上と大気入りで使うために開発されたNASAのオレンジ色の先進的クルー脱出スーツの改良版、オリオン・クルー生存システム宇宙服を着用した。

月までは片道5日程度、往復で10日程度であればスペースシャトルの飛行とほぼ同じです。しかし、それより遠い火星では往復するだけで概ね500日かかります。多量に物資を積む必要があり、果たしてどのくらいの大きさの宇宙船が必要になるのでしょうか?

Orion Spacecraft
8月1日(火)
きぼう船内ドローン「Int-Ball」最新映像(動画)

地上からの遠隔操作により宇宙空間を移動して撮影するJAXA初の移動型カメラである「JEM自律移動型船内カメラ(Int-Ball(イントボール))」の最新映像を、これから「Int-Ballだより」として公開していきます。第1回目のInt-Ballだよりでは、Int-Ballが国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、自律的な位置制御に成功するまでの様子をお伝えします。 ----- JAXA。

動画はイメージをクリックして Youtube から。国際宇宙ステーションでは、宇宙飛行士達の負荷を軽減するため、いくつかの地上からの遠隔コントロールが進められています。その最も顕著なものはロボットアームの制御で、様々な作業が地上からの遠隔制御で行われます。今回の「イントボール」の大きな目的も、宇宙飛行士達の負荷を減らし、宇宙での作業を地上からの制御で遂行することにあります。

LAXA
7月31日(月)
7月14日、太陽面爆発とコロナ質量放出

2017年7月14日、中型の太陽面爆発(M2)とコロナ質量放出(CME)が太陽の同じ大きな活動領域から噴出した。このフレアは約2時間続いた。この活動領域に弧を描くコイルは、磁場が爆発によって混乱した後彼ら自身を再編成した、磁場のラインに沿って螺旋を描いている粒子である。これらのイメージは極紫外線光の波長でとられた。太陽面爆発は、エネルギー、光、高速粒子を宇宙へ送る太陽の巨大な爆発である。これらのフレアは、多くの場合コロナ質量放出(CMEs)として知られる太陽の磁気嵐と関係している。これらは最も一般的な太陽の出来事である。ソーラーダイナミクス天文台(SDO)は、NASAのゴダード宇宙飛行センターによって管理されている。

SDO
7月30日(日)
遠征52ソユーズ宇宙ステーションに向けて打上

ソユーズ MS-05 ロケットが、ロシア連邦宇宙局の遠征52フライト・エンジニア セルゲイ・リャザンスキー、NASAのフライト・エンジニア・ランディ・ブレスニク、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のフライト・エンジニア パオロ・ネスポリ(伊)とともに、2017年7月28日金曜日に、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから打上げられた。3名は、続く4ヵ月半の間、国際宇宙ステーションで生活し働いて過ごすだろう。

遠征52
7月29日(土)
ソユーズ MS-05 搬出(動画)

ソユーズ MS-05 宇宙船が、2017年7月26日に、列車で、 MIK 112 統合施設から、バイコヌール・コスモドロームの打上台1まで搬出される。ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士パオロ・ネスポリ(伊)、NASAの宇宙飛行士ランディ・ブレスニク、ロシアのセルゲイ・リャザンスキーは、グリニッチ標準時7月28日 15:41 (日本時間7月29日午前0時41分)に、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから、国際宇宙ステーションに向かって出発するようにセットされている。

イメージをクリックしてソユーズが打上台に運ばれる様子をご覧ください(mp4)。

Space in Video (ESA)
7月28日(金)
遠征52搬出

2017年7月26日水曜日に、ソユーズ MS-05 宇宙船が、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームで列車で搬出された後に打上台に見られる。ロシア連邦宇宙局の遠征52フライト・エンジニア セルゲイ・リャザンスキー、NASAのフライト・エンジニア ランディ・ブレスニク、ヨーロッパ宇宙機関のフライト・エンジニア パオロ・ネスポリ(伊)は、国際宇宙ステーションに向けて、バイコヌール・コスモドロームから、ソユーズ宇宙船で、7月28日に打上げられる予定である。

記事の詳細は 「国際宇宙ステーションは今」、中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

Space station BLOG
7月27日(木)
宇宙ステーションで起動される船内ボールドローン

日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって設計された JEM 船内ボール・カメラ(JEM Internal Ball Camera、非公式には「Int-Ball」) は、ソフトボールより少し大きく、自身によって浮かせ操作することができ、また遠隔制御、高解像度イメージとビデオをとることができる。ハロー・キティとは関係はない。この「Int-ボール」は6月初めに国際宇宙ステーションに届けられ、人間の宇宙飛行士達に対する時間要求を減少させる一方国際宇宙ステーションの装置と活動の監視を増加させる地上管制の場を提供するように設計されている。「Int-ボール」は小さな内部の扇を回転させることによって動き、その二つの黒い目の間にあるカメラで見ている。

Astronomy Picture of the Day
7月26日(水)
渦巻銀河 M63

りょうけん座の方向、およそ2400万光年の距離にあるM63(NGC 5055)は、美しい渦巻きを持つ大型の渦巻銀河です。均衡のとれた渦巻きが大輪の花を思わせることから「ひまわり銀河」という愛称でも呼ばれています。春の夜空の天頂付近に昇り、夜空の暗い場所では小口径の望遠鏡でも銀河の明るい中心部を眼視で捉えることができます。
すばる望遠鏡で見る詳細な銀河の姿
すばる望遠鏡の主焦点カメラSuprime-Cam(シュプリーム・カム)で撮影された画像では、短い腕がきつく渦巻き状に巻かれているようすや、その腕に散らばる赤い輝きの星雲が鮮明に写し出されています。この銀河円盤に多く分布する赤い星雲は、高温の星に照らされ電離した水素が輝いている場所(水素電離領域)で、星の形成が盛んに行われている場所でもあります。また、渦巻きのようすも銀河円盤の周辺ばかりでなく、明るい中心付近まで細かな構造を見て取ることができます。これもすばる望遠鏡の高い性能とマウナケア山頂の良好な観測条件とがなせるわざと言えるでしょう。

国立天文台
今週の一枚
7月25日(火)
アポロ11号(2):トランキリティベースの月着陸船

このトランキリティ・ベースの月着陸船の写真は、月面のリトル・ウェスト・クレータの縁から、ニール・アームストロングによって、アポロ11号ミッションで撮られた。アームストロングとカメラの影が手前に見られる。この写真をとったとき、アームストロングは月着陸船のステップに立っていた。暗い轍が左に伸び、TVカメラが右にある。これは、月において、宇宙飛行士による、月着陸船から最も遠い距離であった。

最も大きなイメージは こちら から。

Apollo 11
7月24日(月)
アポロ11号(1):ある太陽を捕える

明るい日光が輝き、長い影がこの月面のイメージを印している。それは、1969年7月20日に、初めての月の歩行で、アポロ11号宇宙飛行士ニール・アームストロングによってとられた。描かれているのは、ミッションの月着陸船イーグル、および、太陽風組成実験装置と呼ばれる一枚の長いホイルを広げる、宇宙服を着た月着陸船パイロット・バズ・オルドリンである。 太陽に向かって露出されたこのホイルは、太陽からの素材のサンプル、太陽風として流れる粒子を捕らえる。月の岩と月の土のサンプルとともに、この太陽風収集機は、分析のために地上の研究室に持帰られた。

全体像は右のイメージをクリック。折からアポロ11号が石を入れて持帰った、一見何の変哲もないような“袋”が、オークションで2億円の値がついたという報道があった。袋には僅かに月の砂がついているとのこと。

Astronomy Picture of the Day
7月23日(日)
惑星のオーロラ

国際宇宙ステーションから見たオーロラのかすかに光る輝きが見られる。地球上約400キロメートルの軌道を周っているステーションは、オーロラディスプレイ領域の上の領域にある。オーロラは、極端な高度に見られる低い密度における活発な分子と原子のサインの色を持っている。原子の酸素からの放射がこの視界を支配している。不気味な輝きは低い高度では緑であるが、より珍しい赤い帯が宇宙ステーションの地平線の上に伸びている。また、惑星の地表から見られるこのオーロラのディスプレイは、磁気嵐の間に始まった。2015年6月にコロナ質量放出が地球の磁気圏に影響を与えこの嵐が引き起こされた。

Astronomy Picture of the Day
7月22日(土)
ピラネスバーグ、南アフリカ

このセンチネル2号イメージを支配している環状構造は、10億年以上にわたる地質活動の結果であるピラネスバーグ(Pilanesberg)である。かって大規模な火山の複合体が高さ 7000 メートル以上に達し、何百万年もの浸食が今日の光景を形づくった。直径約25キロメートルの丘の同心のリングは周囲の平原より高い。ピラネスバーグの大きな部分は、禁猟区と、ライオン、象、ケープバッファロー、サイ、豹の「ビッグファイブ」のホームである。他の動物には、チータ、シマウマ、キリン、鳥などの360以上の種を含んでいる。円の構造の中にいくつかの水を見ることができ、最も大きなものは中央近くの Mankwe である。このエリアが保護区になる以前に、この湖をつくるために農民がダムを建設した。しかし、今日では、野生生物を見る観光客を引きつけている。ピラネスバーグの外には、ビル、道、フットボール・スタジアム(右上)などのインフラ構造が見られる。南アフリカは世界的なプラチナ生産国であり、いくつかの鉱山がこの公園を囲んでいる。このイメージは、コペルニクス・センチネル2B衛星によって、2017年5月18日にとられた。(詳細は大判イメージ参照)

Space in Images (ESA)
7月21日(金)
火星のイレソン・ヒル

その歴史は研究の話題になったが、火星のロボット・キュリオシティ・ローバーが近くを進んだ、その丘の形とツートーンの構造は、それを風変わりな丘の一つにしている。イレソン(Ireson)ヒルと呼ばれるこのマウンドは、高さ約5メートル、差渡し約16メートルに広がっている。この丘はシャープ山の傾斜のバグノルド砂丘フィールドにある。このイメージは2月2日にとられ最近公開された。地球から見て火星は間もなく太陽の背後に周るので、NASAは、8月1日前後まで、火星の軌道船と探査車に指令を送るのを止めるだろう。
「火星探査写真集(キュリオシティ)」 参照。

Astronomy Picture of the Day
7月20日(木)
湖と川は共に氷を持っている

2017年5月29日、NASAのテラ衛星の中間解像度画像分光放射計(MODIS)は、アムンゼン湾(Amundsen Gulf)、グレートベア湖、カナダの北西領域とヌナブット(Nunavut:カナダ北部の準州でイヌイット自治州)の北の多数の小さな湖をカバーするこの氷のイメージを捕えた。海氷は、一般的にアムンゼン湾では12月または1月にでき、6月または7月に壊れる。このエリアの湖と川の氷はざっと同じパターンで続いているが、浅い湖は秋の初期に凍結し、大きく深い湖は春早くに溶ける。氷の湖と川は北極の光景に顕著な足跡を残している。広くまき散らされているが、湖は北極の多くの地域の陸地の40~50パーセントをカバーし、季節的な湖と川の氷は、地球の地表面の全ての約2パーセントをカバーしている。湖と川は高緯度の全ての表面で最高の蒸発率を持っているので、季節的な氷の覆いを理解し監視することは、気象を正確に予測し、地域の気象プロセスを理解するために重要である。湖と川の氷は、また、北極に住んでいる人々にも影響を及ぼしている。季節的な氷の道は、多くのコミュニティにとって重要な輸送ルートとして用いられている。(以下略:イメージは右に90度回転しています)

Terra
7月19日(水)
夜の地球

この世界的な夜景において、人間のつくり出した明りが、ヨーロッパの沿岸、米国東、日本を含む、特に地球の開発されたまたは居住エリアを照らしている。多くの大都会は、廉価に商品を交換することができるように川や海の近くにある。特に暗いエリアには、南アメリカ、アフリカ、アジア、オーストラリアの中心部がある。この合成写真は、2012年4月と10月に、可視光赤外線画像放射計セット(VIIRS)を使って、地表上約824キロメートルの極軌道からスウオミ米国極周回パートナーシップ(Suomi-NPP)衛星によって、雲のない期間に集められたイメージからつくられた。
<参考>:2012年にこのイメージが最初に発表されたとき、本サイトでは、朝鮮半島の38度線を境にして明暗が大きく異なる、韓国と北朝鮮の落差を指摘しました(右図)。これはあるテレビでも引用されました。今はどうなっているのでしょうか?

Astronomy Picture of the Day
7月18日(火)
中間赤外線で見た土星リング

すばる望遠鏡の冷却中間赤外線分光撮像装置COMICS(Cooled Mid-Infrared Camera and Spectrometer)が撮影した土星の姿です。土星のリングの輝き方が、私たちが見慣れている可視光線での姿とはまったく異なります。2008年に撮影したこの中間赤外線画像では、可視光線では暗いはずの「カッシーニのすき間」と「Cリング」が明るく見えているのです。これは、「カッシーニのすき間」と「Cリング」が、リングの他の部分に比べて温かいためと考えられます。さらに、研究結果から中間赤外線でのリングの見え方には、季節変化があることもわかりました。土星リングの性質を知る上での重要な知見です。

国立天文台
今週の一枚
7月17日(月)
大赤斑のクローズアップ

太陽系の支配するガスの巨人の軌道を周るその53日の周回で、ジュノ宇宙船は、7月11日に、再度木星の乱れた雲のトップに接近した。この軌道での最接近の約11分で、宇宙船は、木星の大赤斑の直接上を通過した。予想された飛行の間に、宇宙船は 10,000 キロメートル未満の距離から、このクローズアップのイメージを捕えた。その後 JunoCam のデータは、市民科学者達によって処理された。非常に長命であるが縮んでいるのが発見されたこの太陽系の最大の嵐のシステムは、4月15日には幅 16,350 キロメートルであると測定された。それは惑星地球の直径の約 1.3 倍である。

左のイメージは右に90度回転しています。大赤斑(ダイセキハン:Great Red Spot)は木星最大の嵐のシステム。

Astronomy Picture of the Day
7月16日(日)
星の夜とオーロラ

NASAの遠征52ジャック・フィッシャーは、国際宇宙ステーションのキューポラモジュールで、2017年6月19日に、オーロラの輝く夜の光を撮った。ステーションのソーラーアレイの一部が見える。

Expedition 52