このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
8月15日(水)
二つの部分日食

ヨーロッパ宇宙機関のプロバ2衛星が、8月11日土曜日に、2回の部分日食に遭遇した。この部分日食は、主として北と東ヨーロッパ、北アメリカの北の一部、アジアの北と西の一部で見られた。ヨーロッパ宇宙機関の太陽観察衛星プロバ2は一日に地球を約 14.5 回周っており、土曜日に二回、月の影の通過を見た。二回の食がこのムービーの中に見られる。このイメージは、背景に見られる約100万度の太陽の熱い乱れた大気コロナを捕える極紫外線波長で働く、衛星の SWAP カメラでとられた。(以上要点のみ)

左欄にアニメーションビデオが直接表示されます。僅かに時間が掛かりますがお待ちください。大型ビデオは右のリンクから。またはこちらからダウンロード(mp4:2.20 MB)。

Space in Videos (ESA)
8月14日(火)
土星のエンケラドゥスの新鮮なタイガー・ストライプ

タイガー・ストライプと呼ばれる長い地形は、この月の南極に微かな氷の粒の雲をつくり土星の神秘的なEリングを生じさせて、月の内部から氷を宇宙に噴き出していることで知られている。この証拠は、2004年から2017年まで土星を周った、ロボット・カッシーニ宇宙船からもたらされた。ここに描かれたエンケラドゥスの高解像度イメージは宇宙船の接近したフライバイから示された。タイガー・ストライプと呼ばれるこの異常な地形が疑似カラーの青で見えている。ほぼ同じ大きさ、全く死んでいるように見える近隣の月ミマスに対して、何故エンケラドゥスが活動的であるかはミステリーとして残っている。放出された氷の粒の最近の分析は、エンケラドゥスの中に複雑な有機分子が存在するという証拠を与えた。これらの大きな炭素の豊かな分子は、エンケラドゥスの下の海が生命を含むかもしれないことを強めている。

エンケラドゥスは、太陽系の中で、生命体が存在する可能性が最も高い星とされています。NASAは、エンケラドゥスの探査を中心とする衛星の打上を検討しています。大判はイメージをクリック。原版(3237X3812 1.54 MB)は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
8月13日(月)
太陽観測衛星パーカー打上げられる

太陽観測衛星パーカー(Parker Solar Probe)は、一日延期の上、日本時間8月12日日曜日午後4時半過ぎに打上げられました。太陽は、その高温・強大な引力の故に接近することが難しく、これまで近くから直接観測されたことはありませんでした。この衛星は太陽に引き込まれないよう、長期間を掛けて近づく予定です。左のイメージはパーカーチームのツィッターサイトにリンクしています。打上を含む多数のビデオがありますので、そちらからご覧ください。

オリジナル
8月12日(日)
サンフランシスコベイエリア北のメンドシノ国有林の野火

国際宇宙ステーションが太平洋上403キロメートルを周っているとき、サンフランシスコベイエリアの北、カリフォルニア北のメンドシノ(Mendocino)国有林の野火が見られる。

この写真は8月3日に撮られ、11日に発表された中の一枚です。大判は最も激しく燃えている地点をピンポイントで示しています。それぞれのイメージは処理を加えています。原版は こちら(5568X3712 1.82 MB) から。

Space station
8月11日(土)
ペルセウス流星雨アニメーション(動画)

ペルセウス座流星群の流星体は、かつて彗星スウィフトタットルから放出された大部分は小さな石の砂であり、この彗星の軌道をたどってゆっくり散らばっている。このアニメーションは我々の太陽を周る全ての流星体の流れを表現している。地球がこの流れに近づくとき、ペルセウス流星雨が毎年起きる。アニメーションでは明るく強調されているが、彗星の破片は通常は暗くほとんど検知されない。ごく僅かなこの破片が地球の大気に入り、熱し、明るく崩壊するだろう。今週末は、新月が幽かであるだけでなく夜の大部分は空に不在なので、他の活動的な流星雨と同様ペルセウス座流星雨を見るためのより良い空を約束している。かすかなペルセウス座流星群より光らないが、新月が太陽を部分的に遮り、ある北の場所から部分日食が見られるだろう。

イメージは動画です。イメージまたは右のリンクをクリック。ペルセウス座流星群は年間の流星雨の中でも比較的見易い流星雨です。そのピークは12日、この日を中心に前後数日は時折見ることができます。流星体は通常ミリ単位の岩または氷の粒で、このアニメに見るように明確ではありません。ペルセウス座流星群については国立天文台の 「ペルセウス座流星群を観察・報告するキャンペーン」 を参照。

Astronomy Picture of the Day
8月10日(金)
国際宇宙ステーションのキューポラ

地球の視界を下にして、NASAの宇宙飛行士リッキー・アーノルドが七つの窓のキューポラ内部にいる。キューポラには、補給船の接近と出発に際して、宇宙飛行士達が宇宙船を捕えまた解放する Canadarm2 ロボットアームを操作する機構を有している。

大判はイメージをクリック。記事にある通り、前々回までの貨物船の切離しはキューポラ内部の宇宙飛行士によるロボットアーム操作で行われましたが、前回は地上からの制御、船上の飛行士達は監視する体制で行われました。9月10日に日本の補給船「こうのとり7号(HTV-7) H-2B」の打上げが予定されており、この捕捉はキューポラ内部の宇宙飛行士達によって行われます。
なお、今日8月10日国際宇宙ステーションからの小型衛星の放出が初めて中継放送(JAXA)されます。詳細は 「アストロサイエンス(8月10日)」 から

Space station flickr
8月9日(木)
銀河中心への旅

ジュール・ベルヌの古典サイエンスフィクション「地球の中心への旅」において、 Liedenbrock 教授と彼の仲間の探検は多くの奇妙で刺激的な驚きに遭遇する。天文学者達は、広大な宇宙のダストの雲、明るい星の集団、渦巻くガスのリング、超巨大ブラックホールさえも含む、我々のミルキーウェイ銀河の中央に存在する奇怪なオブジェクトのいくつかを既に知っている。銀河の中央の多くは、可視光線ではダストとガスによって我々の視界からは遮られているが、他の電磁放射の形を使って調べることができる。この特集されたビデオは、実際には、ディジタルスカイサーベイからの可視光イメージを使って始まる、ミルキーウェイの中央へ向かうデジタルズームである。ムービーが進むにつれて光はダストを貫く赤外線へのシフトを示し、最近の2013年に発見された、中央のブラックホールに向かって落ちるガスの雲に焦点を当てている。2018年5月、ミルキーウェイの中央のブラックホール近くを通過する星の観測が、アインシュタインの一般相対性理論から予想された、重力による星の光の赤方偏移を初めて明らかにした。

ムービーはイメージをクリックして Youtube から。または右のリンクから直接ご覧ください。

Astronomy Picture of the Day
8月8日(水)
宇宙ステーションから見たカリフォルニアの火災

全てのその壮大さと悲劇において、地球は国際宇宙ステーションで撮られるイメージの主題である。カーとファーガソンの火災のこのイメージは、ステーションから、2018年8月3日に、ヨーロッパ宇宙機関宇宙飛行士アレキサンダー・ガースト(@Astro_Alex)によってとられた。「燃えるカリフォルニア、これらの火災は宇宙からでさえ見るのが怖ろしい。私の友人よ無事であれ!」と、地球物理学者と火山学者ガーストは彼のツィッター・アカウントに書いた。

大判はイメージをクリック。この記事は一昨日掲載のヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士アレキサンダー・ガーストの撮影ですが、先の記事はヨーロッパ宇宙機関の発表、この記事はNASAの発表です。この写真では比較的狭い範囲のあちこちに多数火災が発生しています。毎年のように起きるカリフォルニアの野火の抑止と消火の難しさを実証するイメージとして取上げました。大判で確認してください。更に大きなサイズのイメージは こちら(5568×3712, 1.38 MB) から。

Fire and smoke
8月7日(火)
    日本のハヤブサ宇宙船からの粒

    顕微鏡の支援を得て見ることができる、この岩の鋭い粒は、日本のハヤブサ・ミッションによって持ち帰られ、今、ヨーロッパ宇宙機関の研究者達によってテストされている小惑星イトカワからの微小なサンプル、地球外のオブジェクトである。日本のハヤブサ宇宙船は、小惑星の表面からサンプルを回収して地球に持帰った世界初のミッションであった。多くの問題に悩まされた7年間、60億キロメートルの冒険の旅の後、ハヤブサは約 1,500 の貴重な小惑星の粒を地球に持帰った。極めて貴重な、これらのハヤブサの粒は、世界中の科学研究の注目の的になり、そのうちの三つが今此処、オランダのヨーロッパ宇宙機関の ESTEC 技術センターにある。研究者 Fabrice Cipriani が、小惑星の表面の環境の状態を理解するために、それらの静電気の調査を主導している。機関の小惑星の日のウェブ放送のためにつくられたこのテレビ取材を見よう。 --- 左欄にビデオが直接表示されます。大型ビデオは右のリンク、またはこちらから(mp4:82.55 MB)。 英語解説が中心ですが、ハヤブサの打上からサンプル持ち帰りまでを含み、持帰られたサンプルのその後の記事は珍しいので、あえて取り上げました。

Space in Videos (ESA)
8月6日(月)
カリフォルニア、燃える

カリフォルニアの野火のこのイメージは、国際宇宙ステーションからヨーロッパ宇宙機関宇宙飛行士アレキサンダー・ガーストによって捕えられ、2018年8月3日に彼のソーシャルメディア・チャンネルで共有された。アレキサンダーは言った。「燃えるカリフォルニア! これらの火災は宇宙からでさえ見るのが恐ろしい。宇宙から、この惑星の全ての消防士に、安全であれ!」

大判はイメージをクリック(やや無理気味に拡大しています)。茶色い煙が野火の現場です。煙は画面いっぱいに広がっています。大判で確認してください。

Space in Image (ESA)
8月5日(日)
    「スペースX」のファルコン9ロケット、ドラゴンを打上げ

    米国東部夏時間2018年6月29日金曜日午前5時42分に、ケープ・カナベラル空軍基地の宇宙打上複合施設40から、「スペースX」のドラゴン宇宙船がファルコン9ロケットに搭載されて離昇する。ドラゴンは、国際宇宙ステーションで何十もの科学的調査を行うだろう 2,600 キログラムを超える物資を運んでいる。

    大判はイメージをクリック。ドラゴンは2018年8月3日に切り離され(右図)、地球に持ち帰る貨物とともに太平洋への着水に向かいました。「スペースX」のドラゴンは、現在、貨物を地球に持帰ることができる唯一の国際宇宙ステーション補給船です。

Commercial Resupply
8月4日(土)
地球の縁、太平洋、宇宙ステーションの「きぼう」研究室

地球の縁、太平洋、国際宇宙ステーションの日本宇宙航空研究開発機構によって構築された「きぼう」研究室モジュールのイメージが撮られた。右側に、「きぼう」研究室の収納施設である加圧セクション(ELM-PS)実験機器ロジスティックス・モジュールの一部が見られる。 ELM-PS の隣には「きぼう」の長さ10メートルのロボットアーム(遠隔操作システム)があり、研究室モジュールのコア構成要素(加圧モジュール)に取り付けられている。「きぼう」は、2008年3月と5月の2回のスペースシャトル・ミッションで、また、2009年7月の3回目のシャトルミッションでステーションに打上げられた。

大判はイメージをクリック。

Space station research
8月3日(金)
カリフォルニアで猛威を振るう火災の衛星の視界

一ダース以上の野火が、生命と資産を脅かしてカリフォルニアで燃えている。7月13日、ヨセミテ国立公園の西のシエラ国有林でファーガソンの火災(右)が発生した。このエリアの森の多くは、2012年から2017年を通した干ばつと、火災を速める多くの枯れ木を残したキクイムシ被害に起因して、極端な被害を被った。周辺の多くの町は避難命令の下にあり、国立公園の多くの人気のあるエリアは7月25日に閉じられた。7月23日、他の火災が、北カリフォルニアの貯水池ウィスキータウン湖の北西に発生した。左のカー(Carr)火災と呼ばれるものは、7月25日を通して比較的小さかったが、続く日に多くの避難を促してレディング市に向かって急速に進んだ。NASAのテラ衛星の複合角画像分光放射計(MISR)装置は、カリフォルニアの上を7月27日と29日に通過し、7月27日にはカーの火災を、29日にファーガソンの火災を観測した。この MISR 装置は異なる角度で地球を見る9台のカメラを持っている。

大判はイメージをクリック。地名等を含むイメージは こちら から。

Image of the Day
8月2日(木)
ベルリン熱波と戦う

今年の熱波は、英国、スウェーデン、ギリシャなどの陸地と植物を焦がし、陸地全域の野火を伴ってヨーロッパの全域を掃いている。これらのコペルニクス・センチネル2号ミッションからの二つのイメージは、ベルリンの首都周辺の農業地域と陸地を明らかにしている。我々は、2017年7月の青々とした緑のパレットから、2018年7月のイメージに示された茶色へのはっきりした遷移によって、これらのエリアの顕著な変化を見ることができる。ドイツはまた、首都から30キロメートル未満に横たわるポツダムを含む猛烈な山火事の被害を受けた。二つのコペルニクス・センチネル2号衛星は、植物の変化を監視するために、高解像度複合スペクトル光学画像装置を運んでいる。

左欄にアニメーションビデオが直接表示されます。大型ビデオは右のリンクから。またはこちらからダウンロード(mp4:1.79 MB)。

Space in Videos (ESA)
8月1日(水)
月のうちに緑から褐色

今年の熱波が続く中で、コペルニクス・センチネル3号ミッションは、我々の植物の色が一ヵ月の間にどのように変わったかを更に明らかにしている。これらの二つのイメージは、アイルランドの一部、英国、オランダ、ベルギー、ドイツとフランスの一部の同じエリアをカバーしているが、それらの違いはあまり極端ではないかもしれない。2018年6月28日に最初にとられたイメージは主に緑であり、健康な植物を表している。しかしながら、2018年7月25日にとられた2番目のイメージは主に褐色であり、ヨーロッパが最近の週の間耐えていた長く熱い乾燥のために植物がどのように激しく変わったかを明らかにしている。これらの二つのイメージは、センチネル3号の海陸カラー装置によってとられた。

左欄にアニメーションビデオが直接表示されます。大型ビデオは右のリンクから。またはこちらからダウンロード(mp4:1.80 MB)。

Space in Videos (ESA)
7月31日(火)
嵐の火星、2018年の衝

7月中旬、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡は、2018年の火星が地球に最接近する僅か13日前にこの惑星を観測した。以前のイメージが惑星の詳細な表面の地形を示しているのに対して、この新しいイメージは、全惑星を覆い隠す巨大な砂嵐によって支配されている。各火星年に大きなダストの嵐が大陸サイズのエリアを覆う。数週間から数ヵ月続くこの広域なダストの嵐は、火星が太陽に最接近し熱の作用が最大になる南半球の春と夏の間に、風の大きな発生に導かれて起こる傾向がある。火星を周っている宇宙船が低い高度で嵐の動きを調査する一方、これらのハッブルの観測は、天文学者達に、高い大気の変化を調査する機会を与えている。これらの結合された観測は、これらの広域な嵐がどのように起こるかについての惑星科学者達の理解に役立つだろう。

大判はイメージをクリック。火星と地球は地球の暦年で2年ごとに接近します。またこの前後で、太陽-地球-火星が並ぶ、いわゆる「衝」が起こります。この時期はまた、火星の南半球が火星年で最も太陽の光を受けるときでもあります。今年は火星が比較的大きく見える年です。7月31日午後に、カリフォルニアのグリフィス天文台から火星観察の中継放送があります。 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

Space in Image (ESA)
7月30日(月)
ガリレオ衛星23~26、打上げられる

ヨーロッパの次の四つのガリレオ衛星は、グリニッチ標準時7月25日 11:25 (日本時間7月25日午後8時25分)に、仏領ギアナのヨーロッパの宇宙ポートから、アリアン5打上ロケットに搭載されて離昇した。

左欄にビデオが直接表示されます。大型ビデオは右のリンクから。またはこちらからダウンロード(mp4:34.04 MB)。

ガリレオ衛星は、24の運用衛星と6機の予備衛星から成る、ヨーロッパ宇宙機関の広域ナビゲーションシステム(いわゆる GPS に相当)です。アリアンは現状で世界最重量打上ロケット、極めて安定的な打上実績を誇っています。

Space in Videos (ESA)
7月29日(日)
一か月のうちに緑から焦茶色

今年の熱波が続く中、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル3号ミッションは、再度、一ヵ月の間に我々の植物の色がどのように変わったかを示している。これらの二つのイメージは、アイルランドの一部、英国、オランダ、ベルギー、ドイツの一部、フランスの一部の同じエリアをカバーしているが、それらの違いはあまり強くはないかもしれない。2018年6月28日にとられたものは主に緑であり健康な植物を表している。しかしながら、2018年7月25日にとられたものは、ヨーロッパが先週耐えた長く熱い乾燥期間に、どのように植物が変化したかを示して主に褐色である。これらの二つのイメージは、センチネル3号の海陸カラー装置によってとられた。

左欄に比較のイメージが直接表示されます。大型比較イメージは右のリンクから、またはこちらからダウンロード(mp4:3.48 MB)。

Space in Videos (ESA)
7月28日(土)
焦げるデンマーク

急上昇する温度と語るほどの雨がなく、ヨーロッパは熱波のグリップの中にある。英国、スウェーデン、ギリシャなどの国で野火が起き、現状の熱は陸地と植物を焦がしている。これらのコペルニクス・センチネル2号ミッションからの二つのイメージは、デンマークのジーランド(Zealand)のスレーイルセ(Slagelse)地方の農業地帯を示している。昨年7月からのイメージは青々とした緑のフィールドを示しているが、この7月からのイメージは熱と雨の不足が植物の健康を奪っている。今年の夏の気象はヨーロッパの多くの他の地域も同様になるだろうことを示唆している。二つのコペルニクス・センチネル2号衛星は、植物変化監視のために高解像度多スペクトル感応性可視光線画像装置を運んでおり、これらの二つのイメージでは植物の健康の違いが明らかである。このミッションでは、植物の健康の詳細な評価を提供する、葉のエリアの指数、葉緑素、葉の含水量の測定を提供している。コペルニクス・センチネル3号ミッションもまた北ドイツ、デンマーク、スウェーデンの広域を提供し、今年6月30日と7月19日の植物の全くの違いを示している。

左欄に比較のイメージが直接表示されます。大型比較イメージは右のリンクから、またはこちらからダウンロード(mp4:3.11 MB)。

Space in Videos (ESA)
7月27日(金)
グリーンランドの村を覆う氷山のタワー

2018年7月、 1100 万トンの氷山が、グリーンランド北西の小さな村 Innaarsuit の沖合に留まった。地上ベースの写真は小さな村にそびえるほどの印象的な高さを示している。2018年7月5日、ランドサット8号のオペレーショナル陸地画像装置(OLI)がこのエリアの自然色のイメージを得た。幅と長さにおいて大きな氷山はバフィン湾では一般的である。通常、それらの大部分は、それらを港の中に入れない道を移動する。しかし、これは Innaarsuit にとってトラブルの可能性のある氷山の高さと位置にある。(以上要点のみ)

大判はイメージをクリック。

Earth
7月26日(木)
迫る氷山

この衛星イメージは、2018年7月9日にセンチネル2Aによって捕えられた、グリーンランドの西海岸の村(Innaarsuit:図中心の赤丸:大判参照)に危険なほど近づいた巨大な氷山を示している。もし氷山が分解すれば、落下する氷から生じる波は村の一部を洗うかもしれない。169名の居住者達は大きな氷山が浮いているのを見ているが、約 1000 万トンの重さは記憶の中でも最大であることが報告された。氷山から産れた氷の塊によって、何人かの居住者達は、更に大きな分裂の恐怖の中で避難させられた。また地元の発電所は沿岸にあり、村の電力供給を波がシャットダウンする可能性もある。しかしながら、南からの強風が氷山を北へ押し始めたという最近のレポートがある。このイメージは、また、周辺のいくつかの他の大きな氷山を示している。コペルニクス・センチネル2号ミッションは二つの衛星の編隊である。それぞれは、13スペクトル帯の、革新的な広域高解像度マルチスペクトル画像装置を積んでいる。この高解像度と新しいスペクトルの能力の結合は、290キロメートルの幅と頻繁な訪問の併用によって、地球の先例のない視界と、このような急速な出来事の変化の監視を提供している。

大判はイメージをクリック。より接近したイメージを明日の記事で掲載します。

Space in Images (ESA)
7月25日(水)
ロゼッタの最終イメージ

このイメージの編集は、彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコでのミッションの最後にロゼッタの高解像度オシリス・カメラでとられた。ロゼッタは、地表に近づいたときに古代の穴をスキャンして、その最終的な休息所になるだろうことを示すイメージを送り返した。

左欄にアニメーションビデオが直接表示されます。 大型ビデオはこちら(mp4:24.28 MB)から。

<参考>: ロゼッタは2004年3月2日に打上げられたヨーロッパ宇宙機関の彗星探査機。2014年8月に彗星チュリュモフ・ゲラシメンコに到着。11月12日に地表に着陸機フィラエ (Philae) を投下した。フィラエは彗星の核に降下し史上初の「彗星に着陸した探査機」となった。しかし、彗星が極めて微重力のためフィラエは地表ではじかれ、3回目に着陸したところが岩陰となり、太陽電力が得られず短時間で活動を停止した。ロゼッタは多くの情報を送り返した後、2016年9月に彗星に衝突してミッションを終えた。

Space in Videos (ESA)
7月24日(火)
すばる望遠鏡、木星の新衛星発見に貢献

木星の周りを回る衛星が新たに12天体発見され、その観測にすばる望遠鏡が大きく貢献しました。12のうち1天体は、他と逆行して運動する「変わり者」です。今回の発見により、木星の衛星の数は79になりました。この探査では、米国のカーネギー研究所、ハワイ大学、北アリゾナ大学の研究者からなる研究チームが、太陽系外縁部に存在すると理論的に予測されている「プラネット・ナイン」を、すばる望遠鏡などを使って調べています。探査では、すばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (ハイパー・シュプリーム・カム, HSC) がその威力を発揮します。満月9個分に相当する広い視野が、どこにあるかわらかない天体を探すのにとても役に立つからです。

イメージは新しく発見された衛星の軌道。クリックすると位置追跡に使われた gif 画像が表示されます。以下記事の詳細は右のリンクをクリックして国立天文台のページから。

すばる望遠鏡
7月23日(月)
遠くの燃え立つジェットと関連するニュートリノ

地球の氷の南極深くの装置によって、人類は、宇宙の遠くからのニュートリノを発見したと思われる。もし確認されれば、これは、天文学的に遠くのニュートリノの初めての明確な検出を、また、燃え立つクエーサ(ブレーザー:blazars) から発せられる強力なジェットによってつくられた、エネルギーに満ちたニュートリノと宇宙線の関係の観測の夜明けを印すだろう。2017年9月に南極のアイスキューブ探知器がエネルギーに満ちたニュートリノを測定し、 人類の主な天文台の多くが光の対応物を特定しようと急いで活動した。噴出している対応物は、 AGILE, Fermi, HAWC, H.E.S.S., INTEGRAL, NuSTAR, Swift, および、ニュートリノとともにほぼ同時に到着したフレアからのガンマ線によってガンマ線ブレーザー TXS 0506+056 を発見した VERITAS を含む、高エネルギー天文台によって正しい方向に正確に指摘された。これらの一致は統計学的には強力であるが、天文学者達は、完全に確かである関連するブレーザーの光、他の類似したニュートリノを待つだろう。ここに描かれているのは、ブレーザーの中心のブラックホールから発する粒子のジェットのアーティストの描写である。

大判はイメージをクリック。これは先の 7月14日の特集 に関連する記事です。

Astronomy Picture of the Day
7月22日(日)
ホリゾンミッションコマ落し:アメリカからアフリカへ

4分弱で 14,000 キロメートル! 国際宇宙ステーションによる米国からアフリカまでのコマ落しの高速飛行のために、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士アレキサンダー・ガーストに加わろう。

左欄のイメージをクリックするとアニメーションビデオが直接表示されます。 大型ビデオはこちら(mp4:33.7 MB)から。
ヨーロッパ宇宙機関の国際宇宙ステーションミッションには、それぞれの宇宙飛行士の母国のミッションに呼称があります。現在派遣されているアレキサンダー・ガーストはドイツからであり、ドイツの国際宇宙ステーションミッションはホリゾン(Horizons)と名付けられています。

Space in Videos (ESA)
7月21日(土)
シグナス補給船と国際宇宙ステーションの構成要素

ノースロップ・グラマン(先のオービタルATK)のシグナス補給船とその超柔軟(UltraFlex)太陽電池(注:中央下やや左の多角形の円盤)が、背景の地球とともに、いくつかの国際宇宙ステーション構成要素のこの写真に顕著に現れている。左にはバスケットボール・コート・サイズのソーラーアレイがある。手前(注:中央上)にはキューポラとトランキリティモジュールの一部がある。右にはラスベット・モジュールにドッキングしたソユーズ MS-09 宇宙船がある。

大判はイメージをクリック。

Space station
7月20日(金)
惑星シックス

これは2010年1月2日の土星軌道からのカッシーニの視界である。惑星の夜の側のリングのこのイメージは、それらの形をよりはっきり見せて明るく示されている。昼の側では、リングは、日光によって直接、また、土星の雲のトップを照らす光の反射によって照らされている。この自然色の視界は、土星から約230万キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラによって、可視光線でとられたイメージの合成写真である。

大判はイメージをクリック。原版は こちら から。

Cassini
7月19日(木)
宇宙マイクロウェーブ背景放射のプランクの視界

ヨーロッパ宇宙機関のプランク・ミッションによって観測された宇宙マイクロウェーブ背景放射(CMB)の異方性。この CMB は、我々の宇宙で最も古い光のスナップショットであり、宇宙がまさに 380,000 年であったときの空のプリントである。それは、僅かに異なる密度の領域と一致する小さな温度の変動を示し、今日の星達や銀河達全ての将来の構造の種を表している。このイメージは、2018年7月に公開された、ミッションの最終的なデータ発表であるプランク遺産発表からのデータに基づいている。

補足: 我々の目が見ることができる光は長さ千分の一ミリメートル以下の小さな波長から成っている。プランクが検出した放射は、ミリメートルの数十分の一からミリメートルの数分の一までの、より長い波長であった。最も重要なことは、それは、宇宙の極めて初期に生じた。この放射は、包括的に、宇宙マイクロウェーブ背景(CMB:cosmic microwave background)放射として知られている。プランクのイメージは、空の全域でのその小さな違いを測定することによって、我々に宇宙の年齢、膨張、歴史、内容について語る能力を持っている。それは宇宙の青写真以外の何物でもない。

大判はイメージをクリック。 発表された記事はこちら(英文) から。CMBの日本語の説明は こちら から。

Planck’s view of the cosmic microwave background
7月18日(水)
太陽の活動的なプロミネンス

太陽の表面は時々活動の嵐になる。5月初めに、2時間を超えて、太陽表面のコマ落しビデオが撮られた。太陽表面は輪郭が大きな詳細で撮れるようにブロックされた。変化する磁場と固定的な重力の間で、太陽の縁に熱いプラズマが渦巻いているのが見られる。撮られたプロミネンスは、太陽表面にほぼ一つの地球の直径ほど昇っている。太陽がその11年の活動サイクルの最低に近づいているので、このようなエネルギーに満ちた出来事は普遍的になってはいない。

ビデオはイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
7月17日(火)
コペルニクス20年

2018年6月21日はヨーロッパのコペルニクス環境計画の立上げが署名されてから20年を印す。軌道では既に七つのセンチネル衛星が毎日何テラバイトものデータを届け、コペルニクスは世界の地球観測データで最も大手の提供者である。

以下、日本に関するセンチネル3Aのデータから: センチネル3Aは、5月12日に、この疑似カラー・イメージに日本の一部を捕えた。太平洋環状火山帯にある日本は地震の傾向があり、2011年の東北地震と以降の津波は広範囲にわたる損害を与え、 15,000 を超える住民が犠牲になった。このイメージには、この国の南の、主として北東に走る断層のシステム、中央地殻構造線の南西の位置を見ることができる。断層ラインそのものを見ることはできないが、これらの流域に、ライン、フィールド、建物に沿って形づくられた川を見ることができる。  --- 大判はイメージをクリック。原版は こちら から。主な川の流出部が鮮明に見える。

Copernicus (ESA)
7月16日(月)
    火星、地球に接近する

    夜空に火星を見よう!
    2018年には、火星は、7月27日から7月30日まで最も明るく、最接近は7月31日、地球から 5760 万キロメートルにあるだろう。火星は、真夜中に南の地平線上約35度、または地平線と頭上の間の距離のほぼ3分の一の最高点に達する。火星は夜の間ほとんど見えるだろう。火星と地球は太陽を周る軌道で次第に遠く離れるので、8月中旬までには火星はかすかになるだろう。次の火星の接近は2020年10月6日である。

    大判はそれぞれのイメージをクリック。なお 2018年夏は、赤く輝く火星に注目!(国立天文台) も参考にしてください。

Mars Insight
7月15日(日)
国際宇宙ステーションに綱でつながれたNASAの宇宙飛行士アンドリュー・フューステルが描かれる

仲間の宇宙飛行士、NASAのリッキー・アーノルド(フレーム外)との2018年6月14日の船外活動の間に、国際宇宙ステーションのクエストエアーロックの外の、綱でつながれた、NASAの宇宙飛行士アンドリュー・フューステルが描かれる。この6時間49分の船外活動の間に、二人は、「スペースX」クルー・ドラゴン、ボーイング・スターライナーを含む、商用クルー船が軌道の研究室に接近してドッキングするときに改善された視界を提供する、高解像度カメラをインストールした。

大判はイメージをクリック。フューステルは命綱と手すりをつかむ右手以外は完全に宇宙に浮いている。

Space station