このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
7月23日(月)
遠くの燃え立つジェットと関連するニュートリノ

地球の氷の南極深くの装置によって、人類は、宇宙の遠くからのニュートリノを発見したと思われる。もし確認されれば、これは、天文学的に遠くのニュートリノの初めての明確な検出を、また、燃え立つクエーサ(ブレーザー:blazars) から発せられる強力なジェットによってつくられた、エネルギーに満ちたニュートリノと宇宙線の関係の観測の夜明けを印すだろう。2017年9月に南極のアイスキューブ探知器がエネルギーに満ちたニュートリノを測定し、 人類の主な天文台の多くが光の対応物を特定しようと急いで活動した。噴出している対応物は、 AGILE, Fermi, HAWC, H.E.S.S., INTEGRAL, NuSTAR, Swift, および、ニュートリノとともにほぼ同時に到着したフレアからのガンマ線によってガンマ線ブレーザー TXS 0506+056 を発見した VERITAS を含む、高エネルギー天文台によって正しい方向に正確に指摘された。これらの一致は統計学的には強力であるが、天文学者達は、完全に確かである関連するブレーザーの光、他の類似したニュートリノを待つだろう。ここに描かれているのは、ブレーザーの中心のブラックホールから発する粒子のジェットのアーティストの描写である。

大判はイメージをクリック。これは先の 7月14日の特集 に関連する記事です。

Astronomy Picture of the Day
7月22日(日)
ホリゾンミッションコマ落し:アメリカからアフリカへ

4分弱で 14,000 キロメートル! 国際宇宙ステーションによる米国からアフリカまでのコマ落しの高速飛行のために、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士アレキサンダー・ガーストに加わろう。

左欄のイメージをクリックするとアニメーションビデオが直接表示されます。 大型ビデオはこちら(mp4:33.7 MB)から。
ヨーロッパ宇宙機関の国際宇宙ステーションミッションには、それぞれの宇宙飛行士の母国のミッションに呼称があります。現在派遣されているアレキサンダー・ガーストはドイツからであり、ドイツの国際宇宙ステーションミッションはホリゾン(Horizons)と名付けられています。

Space in Videos (ESA)
7月21日(土)
シグナス補給船と国際宇宙ステーションの構成要素

ノースロップ・グラマン(先のオービタルATK)のシグナス補給船とその超柔軟(UltraFlex)太陽電池(注:中央下やや左の多角形の円盤)が、背景の地球とともに、いくつかの国際宇宙ステーション構成要素のこの写真に顕著に現れている。左にはバスケットボール・コート・サイズのソーラーアレイがある。手前(注:中央上)にはキューポラとトランキリティモジュールの一部がある。右にはラスベット・モジュールにドッキングしたソユーズ MS-09 宇宙船がある。

大判はイメージをクリック。

Space station
7月20日(金)
惑星シックス

これは2010年1月2日の土星軌道からのカッシーニの視界である。惑星の夜の側のリングのこのイメージは、それらの形をよりはっきり見せて明るく示されている。昼の側では、リングは、日光によって直接、また、土星の雲のトップを照らす光の反射によって照らされている。この自然色の視界は、土星から約230万キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラによって、可視光線でとられたイメージの合成写真である。

大判はイメージをクリック。原版は こちら から。

Cassini
7月19日(木)
宇宙マイクロウェーブ背景放射のプランクの視界

ヨーロッパ宇宙機関のプランク・ミッションによって観測された宇宙マイクロウェーブ背景放射(CMB)の異方性。この CMB は、我々の宇宙で最も古い光のスナップショットであり、宇宙がまさに 380,000 年であったときの空のプリントである。それは、僅かに異なる密度の領域と一致する小さな温度の変動を示し、今日の星達や銀河達全ての将来の構造の種を表している。このイメージは、2018年7月に公開された、ミッションの最終的なデータ発表であるプランク遺産発表からのデータに基づいている。

補足: 我々の目が見ることができる光は長さ千分の一ミリメートル以下の小さな波長から成っている。プランクが検出した放射は、ミリメートルの数十分の一からミリメートルの数分の一までの、より長い波長であった。最も重要なことは、それは、宇宙の極めて初期に生じた。この放射は、包括的に、宇宙マイクロウェーブ背景(CMB:cosmic microwave background)放射として知られている。プランクのイメージは、空の全域でのその小さな違いを測定することによって、我々に宇宙の年齢、膨張、歴史、内容について語る能力を持っている。それは宇宙の青写真以外の何物でもない。

大判はイメージをクリック。 発表された記事はこちら(英文) から。CMBの日本語の説明は こちら から。

Planck’s view of the cosmic microwave background
7月18日(水)
太陽の活動的なプロミネンス

太陽の表面は時々活動の嵐になる。5月初めに、2時間を超えて、太陽表面のコマ落しビデオが撮られた。太陽表面は輪郭が大きな詳細で撮れるようにブロックされた。変化する磁場と固定的な重力の間で、太陽の縁に熱いプラズマが渦巻いているのが見られる。撮られたプロミネンスは、太陽表面にほぼ一つの地球の直径ほど昇っている。太陽がその11年の活動サイクルの最低に近づいているので、このようなエネルギーに満ちた出来事は普遍的になってはいない。

ビデオはイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
7月17日(火)
コペルニクス20年

2018年6月21日はヨーロッパのコペルニクス環境計画の立上げが署名されてから20年を印す。軌道では既に七つのセンチネル衛星が毎日何テラバイトものデータを届け、コペルニクスは世界の地球観測データで最も大手の提供者である。

以下、日本に関するセンチネル3Aのデータから: センチネル3Aは、5月12日に、この疑似カラー・イメージに日本の一部を捕えた。太平洋環状火山帯にある日本は地震の傾向があり、2011年の東北地震と以降の津波は広範囲にわたる損害を与え、 15,000 を超える住民が犠牲になった。このイメージには、この国の南の、主として北東に走る断層のシステム、中央地殻構造線の南西の位置を見ることができる。断層ラインそのものを見ることはできないが、これらの流域に、ライン、フィールド、建物に沿って形づくられた川を見ることができる。  --- 大判はイメージをクリック。原版は こちら から。主な川の流出部が鮮明に見える。

Copernicus (ESA)
7月16日(月)
    火星、地球に接近する

    夜空に火星を見よう!
    2018年には、火星は、7月27日から7月30日まで最も明るく、最接近は7月31日、地球から 5760 万キロメートルにあるだろう。火星は、真夜中に南の地平線上約35度、または地平線と頭上の間の距離のほぼ3分の一の最高点に達する。火星は夜の間ほとんど見えるだろう。火星と地球は太陽を周る軌道で次第に遠く離れるので、8月中旬までには火星はかすかになるだろう。次の火星の接近は2020年10月6日である。

    大判はそれぞれのイメージをクリック。なお 2018年夏は、赤く輝く火星に注目!(国立天文台) も参考にしてください。

Mars Insight
7月15日(日)
国際宇宙ステーションに綱でつながれたNASAの宇宙飛行士アンドリュー・フューステルが描かれる

仲間の宇宙飛行士、NASAのリッキー・アーノルド(フレーム外)との2018年6月14日の船外活動の間に、国際宇宙ステーションのクエストエアーロックの外の、綱でつながれた、NASAの宇宙飛行士アンドリュー・フューステルが描かれる。この6時間49分の船外活動の間に、二人は、「スペースX」クルー・ドラゴン、ボーイング・スターライナーを含む、商用クルー船が軌道の研究室に接近してドッキングするときに改善された視界を提供する、高解像度カメラをインストールした。

大判はイメージをクリック。フューステルは命綱と手すりをつかむ右手以外は完全に宇宙に浮いている。

Space station
7月14日(土)
特集: 遠い銀河の大規模ブラックホール周辺からのニュ-トリノ検出される

2017年9月22日、南極点のアムンゼン・スコット基地に置かれたニュートリノ観測実験「アイスキューブ」(IceCube)が宇宙から飛来する超高エネルギーニュートリノが捉えた。このシステムによってニュートリノの放射の源の方角が高精度で求められ、この結果は、すぐに世界中の天文台に伝えられた。その一つ、スバル望遠鏡がその方角に望遠鏡を向けたところ、可視光で明るくなった天体が捉えられ、さらにガンマ線でも明るく輝いていることがわかった。これは巨大ブラックホールを持ち非常に強いγ線を放つブレーザー天体 TXS 0506+056 と確認され、高エネルギーニュートリノ放射天体が初めてつきとめられた。この観測はスバル望遠鏡ばかりでなく、NASAのフェルミ望遠鏡などからも報告されている。
<注>: この記事はヘッドラインからスバル望遠鏡などのページで日本語で読むことができます。イメージをクリックするとNASAのフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡検出の TXS 0506+056 からのガンマ線検出を、円を拡大するように見ることができます。最初のシーケンスは通常時の放射を、二番目はニュートリノが検出された2017年フレアを示しています。フェルミの英語解説動画は こちら から。

オリジナル
7月13日(金)
    赤外線の鷲星雲の柱

    新生の星達が鷲星雲を形づくっている。密度の濃いガスとダストの柱に重力で結ばれて、これらの新しく形づくられた明るい星達の激しい放射が周囲の素材を沸き立たせる原因になっている。ハッブル宇宙望遠鏡の近赤外線でとられたこのイメージは、見る者に、可視光線では柱を不透明にする厚いダストを通して見る場を提供している。この巨大な構造は長さで何光年もあり、非公式に「創造の柱(Pillars of Creation)」と呼ばれている。散開星団 M16 に関連するこの鷲星雲は約 6,500 光年に横たわっている。この鷲星雲は、空の星雲の豊かな部分、分割された星座へび座の尾(Serpens Cauda 注:へび座は頭部と尾部に分けられる)の方向の、小さな望遠鏡にとっての容易なターゲットである。 --- 大判(原版)はイメージをクリック。なお、「創造の柱」はハッブルの業績として著名です。右にその合成写真を挙げておきます。

Astronomy Picture of the Day
7月12日(木)
星の大きさの比較

他の星達と比較して、我々の太陽はどれくらいの大きさなのだろう?  YouTube に示されたビデオに、惑星、星達、宇宙の相対的な大きさを見ることができる。 このビデオは地球の月で始まり、我々の太陽系の更に大きな月、および惑星へと進む。間もなく、ミルキーウェイ銀河の我々の近隣の明るい星達と太陽が比較される。最終的に、これらの星の大きさがミルキーウェイ銀河、観測できる宇宙を横断する銀河達と比較して示される。太陽とベテルギウス以外の大部分の星達の正確な大きさは直接観測では不明であり、それらの明るさ、温度、距離の測定によって推論されている。

アニメーションビデオ(Youtube)はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
7月11日(水)
高画質での壮大な爆発

太陽の大気(コロナ)に漂う太陽の素材の長いフィラメントが、東部夏時間2012年8月31日午後4時36分に宇宙の外へ噴出した。このコロナ質量放出(CME)は、秒速 1440 キロメートル以上で太陽から排出された。このムービーは、NASAのソーラーダイナミクス天文台(SDO)、NASAの太陽地球関連天文台(STEREO)、ヨーロッパ宇宙機関/NASA共同の太陽・太陽圏天文台(SOHO)によって捕えられた様々な視点からの放出を示している。

アニメーションはイメージまたは右のリンクをクリックして Youtube から。

Youtube
7月10日(火)
火星の南極の層になった堆積

ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ・ガス追跡軌道船は、2018年5月13日に、火星の南極の氷冠の一部のこの視界を捕えた。火星の極は、地球のグリーンランドや南極大陸の極冠に似た巨大な氷冠を持っている。これらの冠は一次的には水の氷から成り、様々な量のダストを含む層に堆積した。それらは火星の極の層の堆積(PLD:Polar Layered Deposits)と呼ばれる。層になった堆積を切る大きな規模の峡谷のおかげで、軌道を周っている宇宙船は層の内部構造を見ることができる。エクソマーズ軌道船のカラー・ステレオ地表画像システム(CaSSIS:Colour and Stereo Surface Imaging System)は、氷の層になった堆積のこの 7×38 キロメートルのセグメントを見た。ここでは CaSSIS が縁におけるクレータ内部の残骸堆積を撮っている。カメラのカラーフィルタを通して色の美しい変化と層の輝きを見ることができる。これは、イメージのトップに向かって、明るい氷と赤い砂の堆積に焦点を当てている。エクソマーズ計画はヨーロッパ宇宙機関とロシア連邦宇宙局の共同の努力である。
大判はイメージをクリック。原版は こちら から。

ExoMars
7月9日(月)
暖かく熱い銀河間の媒体の検出

この図は、フィラメント状に宇宙に広がる数十万度(warm)から何百万度(hot)にわたるガスの混合、暖かく熱い銀河間の媒体についてのアーティストの印象である。ヨーロッパ宇宙機関のXMMニュートン宇宙天文台(右下:X線天文台)を使う天文学者達は、20年間の観測の後、宇宙の通常物質全体のギャップを埋めるこの銀河間の熱い構成要素を検出した。この発見は、左上に示されている、活発に物質を平らげまたX線から電波まで明るく輝いている、中心に超巨大ブラックホールを持つ大規模な銀河の、遠いクエーサの観測で行われた。天文学者達は、2015年~2017年の間に合計18日間、かってそのような源に行なわれた最も長いX線観測、地球に着くのに40億光年以上かかるこのクエーサを観測した。データを調べたチームは、天文台と遠いクエーサの間の熱い銀河間ガスに、視線に沿った異なる二カ所に左下にスペクトラムで示された酸素のサインを発見した。銀河間のガスの二つの集中は、赤方偏移 z=0.43 (緑の矢)と、 z=0.35 (紫の矢)と一致する。青い矢で示されたスペクトラムの形は、我々のミルキーウェイ銀河における窒素のサインを意味している。  --- 大判はイメージをクリック。

Space in Images (ESA)
7月8日(日)
ドラゴン貨物船とデクスタ

星明りの空と地球の大気の輝きを背景にして、デクスタロボットハンドを取り付けた Canadarm2 ロボットアームが、スペースXドラゴンのトランクから貨物を取り出す準備が整っている。

大判はイメージをクリック。デクスタ(Dextre)ロボットハンド(図の右下)は Canadarm2 ロボットアームの先端に取り付けられて使われる細かな作業で使われる遠隔操作機器。共にカナダ製。スペースXドラゴンのトランクには、外部(宇宙)に露出可能な大型の機器などが搭載される。日本の貨物船「コウノトリ」の露出部を模したもの。

Space station Flickr
7月7日(土)
地方の火災が夜を照らす

スウオミ米国極周回パートナーシップ衛星(Suomi NPP)が夜を通してこのイメージを得た2018年7月1日に、カリフォルニア北部の火災からの光が夜空を照らした。ほぼ満月の豊かな光の中で、煙が、サンフランシスコ湾と太平洋の方向に、南西に流れるのが見える。この火災は、その前日に生じ Guinda 地方の数千エーカーを燃やしたが、熱い乾燥した強風が炎をあおったために、夜を通して4倍に広がった。この炎は、7月3日の午後までに約5%の 70,000 エーカー(30,000 ヘクタール)以上を焦がし、何百人もの人々に避難を強いた。この夜間のイメージは、スウオミの可視光・赤外線光画像放射計セット(VIIRS)でとられた。この VIIRS は、例えば都市の照明、オーロラ、野火などを観測するためのフィルター技術を使って、緑から近赤外線の波長までの範囲の光を検出している。

大判はイメージをクリック。イメージは煙を明示するために当該部分を切り出し強く加工しています。原イメージは こちら から

Suomi NPP
7月6日(金)
ベピ・コロンボ(BepiColombo)、水星に向けて打上げ

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)から構成されているこの共同ミッションは、水星搬送モジュールによって最も内側の惑星まで運ばれるだろうヨーロッパの水星軌道船と日本の水星磁気圏軌道船から成っている。このアニメーションは、7年後の水星到着までの、宇宙でのソーラーアレイとアンテナ展開を含むいくつかの重要な里程標に焦点を当てている。水星に接近するとき、この搬送モジュールは切り離され、二つの科学軌道船は共に惑星の軌道に捕えられるだろう。それらの高度は磁気圏軌道船の望ましい軌道に達するまで調整されるだろう。その後、この惑星軌道船は離れ、下の軌道へ下り、二つの宇宙船は水星とその環境の科学調査を始めるだろう。
左欄にアニメーションビデオが直接表示されます。大型ビデオは こちら(mp4) から。水星には、これまでNASAのマリナー10号(1974)とメッセンジャー(2008)が送られています。水星探査は、太陽に近いことからその強大な重力に対抗して惑星軌道に入る技術、過度な熱に対する技術を要するとされています。ベピ・コロンボの打上は今年後半、水星到着は2025年を目標とされています。

Space in Videos (ESA)
7月5日(木)
土星のイアペトゥス:塗られた月

この奇妙な世界の広大な一部は石炭のように暗く、一方他の部分は氷のように明るい。暗い素材の組成は分かっていないが、赤外線スペクトラムは、恐らく、ある炭素の形の黒を含むことを示している。イアペトゥスは、また、クルミのように見せる変わった赤道の隆起を持っている。この一見塗られたように見える月を理解するために、NASAは、2007年に、土星を周っているロボット・カッシーニ宇宙船に、 2,000 キロメートル内を通過するように指示した。約 75,000 キロメートルから撮られたカッシーニの軌道は、イアペトゥスの後ろの半球の先例のないイメージを提供した。南に見える巨大なインパクトクレータは幅450キロメートルに及び、同程度の大きさの古いクレータの上に重ねて現れている。この暗い素材の主導的な仮説は、比較的暖かいが汚れた氷が昇華したときの残渣であるというものである。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
7月4日(水)
ハッブルの銀河集団コルヌコピア

このイメージではフレームの左下に渦巻く力強い輝きによって支配されているように見えるが、ここで最も興味深いのはこの光景からは遠い背後にある銀河である。銀河は宇宙でランダムに分布してはいない。それらは群がり、重力によって集められ、グループと集団の形をつくっている。ミルキーウェイは10万の銀河 ラニアケア超銀河団(Laniakea Supercluster) の一部、おとめ座集団のローカルグループのメンバーである。このイメージに見られる銀河集団は SDSS J0333+0651 として知られている。このような集団は、天文学者達が遠い早期の宇宙を理解するのに役立つだろう。 SDSS J0333+0651 では、星形成の調査の一部として遠く離れた銀河達が撮られた。星形成領域は一般的にはあまり大きくなく最高でも数百光年、望遠鏡が遠くのそれらを解読するのは難しい。ハッブルの最も高感度・最高解像度のカメラを使ってさえ非常に遠い星形成領域を解読することはできない。天文学者達は、周囲の時空を曲げる巨大な重力の影響を持つ銀河集団を捜す宇宙のトリックを使った。この歪曲はレンズのように働き、遠く集団の後にある銀河達(および、それらの星形成領域)の光を拡大し、このイメージの細長い弧(注:左上)をつくり出した。  --- 大判はイメージをクリック。

Hubble
7月3日(火)
太陽のコロナの雨:太陽の上に雨が降るだろうか?

水でなく極めて熱いプラズマであるが雨が降ることがある。コロナ質量放出と中規模の太陽面爆発を起こした太陽での爆発の後、2012年7月中旬に一つの例が起きた。しかしながら、異常だったのは次に起きたことである。冷たく落ちるコロナの雨として知られる現象、近くの太陽のコロナのプラズマが撮られた。それらは電気的に電子、陽子、イオンを帯びており、シュールな3次元の滝のように見えるこの場面を提供して、既存の磁気ループに沿って太陽の表面の近くに優雅に流れた。結果として生じる驚くべきこの場面は、絶対温度約 50,000 K で輝やく物質に焦点を当てた紫外線光で示されている。このコマ落としビデオのそれぞれの秒は約6分、 従って、全てのコロナの雨のシーケンスは約10時間続く。最近の観測では、そのコロナの雨が30時間ほどの長さで、小さなループで起こり得ることを確認した。

アニメーションビデオはイメージをクリックして Youtube から。しばらく右上に現れる地球の大きさとの比較に注目。

Astronomy Picture of the Day
7月2日(月)
大規模な星形成領域の隠された秘密

星の託児所は赤外線で明るく輝く曇ったダストの場所である。この G305 星形成複合体も例外でない。それは、それらの中の幼児の星によって熱せられているいくつかの明るい複雑なガス雲を特徴としている。ヨーロッパ宇宙機関のハーシェル宇宙天文台によるこの壮観なイメージに、これらの星を形づくっているホット・スポットが、冷たい領域の赤褐色の色と対照をなす青い調子で際立っている。一方、この場面を通して点在するいくつかの星形成サイトがあり、最も印象的な一つが、イメージの右上の、暗い、ハート型のエリアを囲んでいる。暗い領域の中央に隠されて、大規模な星 WR48a と、その二つの近隣、星の集団ダンクス1と2(Danks 1 and 2)が横たわっている。それら自身が数百万年より古くない比較的若いオブジェクトであるが、全ての三つは、新しい星達の形成を起動させる際に重要な役割を演じている。(比較のために太陽は約46億年である)。この領域は、ミルキーウェイにおける、最も明るく最も豊富な星形成複合体の一つであり、形成と進化の異なる段階の、大規模な星達を観測し調査する理想的な場である。  --- 大判はイメージをクリック。

Herschel (ESA)
7月1日(日)

ニューヨーク市

国際宇宙ステーションからとったニューヨーク市。精度を見ていただくために原寸大に処理を加えて鮮明化したもの。左図の下部はセントラルパークの一部。右図は原版。大判はそれぞれのイメージをクリック。

Space station
6月30日(土)
クリミア半島の干潟

国際宇宙ステーションの遠征56クルーが、浅瀬とそれらの様々な化学組成のために異なる色で見える、アゾフ海と黒海の間のクリミア半島の干潟を撮った。

大判はイメージをクリック。

Space station BLOG
6月29日(金)
赤い惑星のヘイルクレータの露出した基盤

火星偵察軌道船(MRO)からのこのイメージは、活動的な溝、活動が繰り返される線(明暗の長いマーク)、広範囲な氷の排出の流れなど、興味深い地形のセットを持つ、差渡し100キロメートルを超える大きなインパクトクレータ、赤い惑星のヘイルクレータを示している。そこにはまた露出した多様な(カラフルな)基盤のユニットがある。

大判はイメージをクリック。

MRO
6月28日(木)
はやぶさ2、小惑星「りゅうぐう」に接近する

それは、クレータを持つ以外は、大きな宇宙のダイヤモンドのように見える。それは 162173 りゅうぐう(Dragon's Castle)であり、日本のロボット「はやぶさ2号」ミッションが今、この地球近傍小惑星に到着しつつある。野心的な「はやぶさ2号」は、 二つの衝撃体(impactor)、四つの小さな近接飛行体(hoverer)、三つの小さな跳躍体(hopper)、着陸し、調査し、「りゅうぐう」の表面を周るだろう MASCOT (Mobile Asteroid Surface Scout;移動小惑星表面偵察)を含む、分離可能な探査機の艦隊を運んでいる。さらに、「はやぶさ2号」自身は、表面のサンプルを集め、詳細分析のために2020年末近くにこれらのサンプルを地球に持帰る予定である。以前に小惑星「りゅうぐう」について知られていたことは、その軌道、それが幅約1キロメートルであること、異常な色を反射する暗い表面を持っていることであった。「りゅうぐう」の調査は、人類に「りゅうぐう」の表面と内部についてのみでなく、太陽系での生命の発展のためにどんな素材が初期に利用できたかを語るかもしれない。描かれた一連の接近イメージは、大きな巨礫とクレータの示唆的な地形を示している。  --- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
6月27日(水)
近くの小惑星が遠い銀河達を爆撃する(合成イメージ)

このハッブル宇宙望遠鏡の写真が無数の銀河達で取り散らかされているように、ある時は小惑星の尾が背景の天文現象を模倣している。驚くほど美しい銀河集団 Abell 370 は、相互の重力によって結びつけられた数百の銀河達の、驚くほど様々な取り合わせを含んでいる。この様々な銀河の形の豊かな混合は、約40億年離れた海の怪物クジラ座にある。S型の曲がった筋のように見える薄い、白い尾が銀河達の間にもつれている。これらは、平均して地球から僅か約2億 6000 万キロメートルの小惑星からの尾である。複数のハッブル露出に現れた尾が一つのイメージに結合された。このフィールドの22の小惑星のうち五つはユニークなオブジェクトである。これらの小惑星は以前には特定されなかったほどかすかである。ハッブルは地球を周っているので、小惑星は、遠い背景の星や銀河達に対して、弧を描くように見えるだろう。天文学者達は10~20時間の露出ごとにユニークな小惑星を発見してきた。これらの小惑星の尾は、集団の背後の遠い銀河達の歪められたイメージ、青色光の神秘的な弧と混同してはならない。
この調査はフロンティア・フィールド計画の一部であった。可視光・赤外線光でとられたこのイメージは、2017年11月6日に最初に発表された。この空のフィールドは黄道に近く、多くの小惑星が住む地帯である。毎年6月30日は地球規模の“小惑星の日”であり、小惑星に対する認識を高め、地球に衝突する可能性から保護するために開かれる。この日は、最近の歴史で最も有害な小惑星の出来事、1908年6月30日に起きた ツングースカ(Tunguska)の出来事 の記念日にあたる。 --- 大判はイメージをクリック。

Space in Images (ESA)
6月26日(火)
NGC 6744 のクローズアップ

美しい渦巻銀河 NGC 6744 は差渡し約 175,000 光年であり、我々のミルキーウェイより大きい。それは南の星座くじゃく座の約 3000 万光年に横たわり、その銀河のディスクは我々の視線の方向に傾いている。近くの島宇宙のこのハッブルのクローズアップは、可視光線と紫外線のイメージ・データを結合した詳細なポートレイトとして、 NGC 6744 の中央領域を横断する約 24,000 光年を示している。この巨大な銀河の黄色がかったコアは、古く冷たい星からの可視光線によって支配されている。 コアを越えて、内部の渦巻の腕に沿って散らばるピンクがかった星形成領域と若い星の集団がある。 この若い星の集団達は、青とマゼンタで示された紫外線の波長で明るい。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
6月25日(月)
ダストにまみれたキュリオシティ

火星の風は実際には宇宙船を吹き過ぎることはない。しかし、今、この赤い惑星で荒れ狂っているダストの嵐のように、その低い重力の下での火星の風は、惑星全体にわたる嵐によって微細なダストの粒を巻き上げることがある。キュリオシティ・ローバーからの火星日2082日目(2018年6月15日)の火星の地表からのこの自画像は、ゲイルクレータにおけるローバーの場所の、日光と可視性の減少の、ダストの嵐の影響を示している。(訳者補足:アームの先についた)火星ハンドレンズ画像装置で撮られたこのイメージでは、そのアームはイメージから除かれている。キュリオシティの最近の穿孔サイト、ダルースが、左側、ローバーの前の岩に見ることができる。東北東の背景に霞んでいるゲイルクレータの縁は約30キロメートルにある。キュリオシティは放射性同位元素の熱電発電機でパワーを供給されており、ゲイルクレータでのダストの増加に影響を受けることがない。一方、火星の向こう側のエンデバー・クレータの西の縁では、太陽電力に依存するオポチュニティ・ローバーが、日光の厳しい不足のために、その場所でそのオペレーションを中止した。  --- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
6月24日(日)
宇宙ゴミ除去実証小型衛星展開準備

NASAの遠征56リッキー・アーノルドが、国際宇宙ステーションで、宇宙ゴミ除去衛星展開のための準備をする。この衛星は、ステーションのナノラック配備装置から、2018年6月20日に配備された。これは「宇宙ゴミ」による危険を減らす試みを実証するだろう。

地球近傍の宇宙は衛星の破片などでゴミだらけ。宇宙ゴミの除去は宇宙開発にとって現実の大きな命題です。大判はイメージをクリック。

Space station research
6月23日(土)
オフィスにおける特別な日

「宇宙は、昨日、我々のオフィスであった。船外活動51(#EVA51)」。
先週金曜日の、軌道のプラットホームのカメラを更新した最近の船外活動の後、国際宇宙ステーション宇宙飛行士リッキー・アーノルドはつぶやいた。アーノルドとステーション指揮官アンドリュー・フューステルは、6時間49分続いたステーションでの今年6回目の船外活動を終えた。二人の宇宙飛行士達は、間もなくアメリカ国内から打上げられるだろう「スペースX」クルー・ドラゴンとボーイング・スターライナー商用クルー宇宙船が接近しドッキングするとき、最終段階で向上された視界を提供するだろう新しい高解像度カメラをインストールした。彼らは、また、ステーションの右舷トラスのカメラ・アセンブリを交換し、日本の「きぼう」モジュールの外側の外部環境画像実験装置のドアを閉鎖し、将来の宇宙歩行者達を援助する握り棒を再配置するための二つの新しい作業を終え、ステーションのトラスに収容されている予備の冷却ユニットに関連するいくつかの装備等を確保した。

大判はイメージをクリック。

Space station
6月22日(金)
我々の銀河の中央

これは我々の宇宙のホームのユニークな視界である。これは、ヨーロッパ宇宙機関のプランク衛星と、アタカマ・パスファインダー実験(APEX)装置が見た、ミルキーウェイ中央の平面を明らかにしている。このイメージは、南半球から見た、電磁スペクトルの赤外線と電波のミリメートル未満の波長による、銀河平面マッピング APEX 調査として2016年に公開された。 APEX は空の小さな一片を詳しく見るのに最適であり、プランク・データは空を最大のスケールで調査するのに理想的である。このイメージは我々の銀河の多数のオブジェクトを明らかにしている。この視点からのミルキーウェイの平面に沿って点在する明るいポケットは、ミリメートル未満の放射線のコンパクトな源であり、非常に冷たい、塊の、ダストの領域、星が個々にどのように形成されるかから、全体の宇宙がどのように構築されるかまで、無数の話題に光を投げるだろう。顕著な源には、右から左に、 NGC 6334 (右端の明るい片)、 NGC 6357 (その左)、銀河の核自体(イメージ中央、最も引き延ばされた最も明るい部分)、 M8 (平面から左下へ分岐している明るいレーン)、 M20 (M8の左上に見える)がある。ラベルをつけられた視界は こちら を参照。プランクは2009年5月14日に打上げられ、宇宙に関する豊かな情報を送り返し、2013年10月にそのミッションを終えた。この望遠鏡の主な狙いは、ビッグバンからの名残の放射線、宇宙マイクロウェーブ背景(CMB)を調査することであった。  --- ビデオ(Youtube)は こちら から。

Space in Images (ESA)
6月21日(木)
南極大陸、海面を引き上げる

1992年以降海面を 7.6 mm 上げた南極大陸における溶けた氷を明らかにするための主要な共同活動で、世界中の科学者達が衛星からの情報を使った。しかし、重要なことは、この上昇のほぼ半分がこの5年間に起きたことである。44の国際組織からの84の科学者達のグループが、南極大陸の氷床がどのように変化しているかの、今日までで最も完全な写真をつくり出した。2012年にネイチャーの発表で明らかにされた調査では、南極大陸は年間760億トンの氷を失っていた。これは年間 0.2 mm の割合で海面が上昇する原因になっていた。しかしながら、以来、南極大陸は3倍速く氷を失ってきた。2012年から2017年までに、南極大陸は、年間2190億トンの氷を失ない、年間 0.6 mm 海面を引き上げた。

アニメーションビデオ(mp4:13.14 MB)はイメージをクリック。または右のリンクから。

Space in Videos (ESA)
6月20日(水)
のみ込まれる火星

2001年、火星は、地球から記録されたこれまでで最大の惑星全体にわたるダストの嵐を経験した。これらの広がりを示す二つのハッブル宇宙望遠鏡の嵐の観測は、2001年6月後半と9月前半の、火星の地表の劇的なまた対照的な視界を提供している。左の小さな嵐の「種」に始まり、火星の右下の端のヘラス盆地と北の極冠の近くに見ることができる。2ヵ月以上後にとられた右側の類似した地表の視界は、完全に成長した覆いつつある広域な嵐の広がりを示している。この嵐は最終的には弱まったが、最近数日間の新しい大きなダストの嵐は、赤い惑星を捕らえている。

一昨日の記事の続き。大判はイメージをクリック。火星の嵐の特集は NASA、科学にとって完璧な嵐に遭遇する から。

Astronomy Picture of the Day
6月19日(火)
火星の暗さの陰影

NASAのオポチュニティ・ローバーの科学オペレーションは、火星のダストの嵐が去るのを待って一時的に中止された。このイメージのシリーズは、NASAのオポチュニティ・ローバーの視点から、太陽が消えて行く、暗くなる火星の空の、シミュレーションされた視界を示している。2018年6月の広域なダストの嵐でオポチュニティの現在の視界をシミュレーションした。左は、際立って明るい午後の中ごろの空から始まり、右側はダストによって覆われた太陽を示している。それぞれフレームは、タウ値または不透明度の 1, 3, 5, 7, 9, 11 と一致している。

昨日の記事の一部、オポチュニティの発表を取り上げたものです。大判はイメージをクリック。

Opportunity
6月18日(月)
特集: 火星の嵐、地上を覆い隠す

6月早くに発生した火星のダストの嵐は、今、この惑星全体に広がりつつある。このようなダストの嵐は毎年大なり小なり発生しているが、今回の嵐は殊の外強大なようだ。既に惑星の四分の一以上を覆い、軌道にある宇宙船との交信には影響はないが、地上のローバー(探査車)の一つ、オポチュニティとの交信は停止している。今のところ他のローバー、キュリオシティとの交信は保たれているが、調査への影響は出始めている。嵐が収まったとき、これらのローバーとの通信は回復できるのだろうか?

特集を設けました。 特集: NASA、科学にとって完璧な嵐に遭遇する から。

オリジナル
6月17日(日)
ケープタウンと南アフリカの突端

国際宇宙ステーションが、南大西洋上で、その軌道で最も低い部分を出たとき、南アフリカの先端と首都ケープタウン市が描かれる。

大判はイメージをクリック。

Space station
6月16日(土)
宇宙歩行者達、高品位カメラのインストール作業を終える

遠征56指揮官アンドリュー・フューステルとNASAのリッキー・アーノルドは、日本時間6月15日午前3時55分に、6時間49分続いた国際宇宙ステーションでの今年6回目の船外活動を終えた。二人の宇宙飛行士達は、間もなくアメリカ国内から打上げられる、「スペースX」クルー・ドラゴンとボーイング・スターライナー商用クルー宇宙船が接近しドッキングする最終フェーズで拡張された視界を提供するだろう新しい高解像度カメラをインストールした。写真は、宇宙飛行士リッキー・アーノルドが今年6回目の船外活動を始めるためにクエストエアーロックを出るところ。

大判はイメージをクリック。

Space station
6月15日(金)
NASAの遠征56セリーナ・オナン・チャンセラー

新しく加わったNASAの遠征56セリーナ・オナン・チャンセラー(Serena Auñón-Chancellor)が、ディスティニ研究室モジュールで、髄調査の用品とともに描かれる。彼女は、微重力状態で血液細胞の生産がどのように変化するかに関する医者達の理解を促進するために、赤血球細胞の機能を分析し測定するための呼吸のサンプルを集めていた。その結果は、長期のミッションでの宇宙飛行士達の健康を増進し、地球上の患者の機動性や老化の問題に役立つだろう。

大判はイメージをクリック。チャンセラーは、6月14日の船外活動で、ヨーロッパ宇宙機関のガーストとともに、船内から Canadarm2 ロボットアームを操作するだろう。

Space station
6月14日(木)
ミルキーウェイの中央に捕えられるブラックホールの賜物

天文学者達は、NASAのチャンドラX線天文台からのデータを使って、我々のミルキーウェイ銀河の中央近くにある何千ものブラックホールの証拠を発見した。このブラックホールの恩恵は星の質量のブラックホールから成り、一般的に我々の太陽の質量の5~30倍の間の重さである。これらの新しく確認されたブラックホールは、いて座 A* (Sgr A*)として知られる我々の銀河の中央の、宇宙のスケールでは比較的短い距離である超巨大ブラックホールから3光年以内に発見された。銀河達における星達のダイナミクスの理論的な調査は、おおよそ 20,000 ほどの星の質量のブラックホールの大きな住民がいて座 A* の周辺に集まり、永遠に漂っているかもしれないことを示した。チャンドラ・データを使ったこの最近の分析は、そのようなブラックホールの恩恵の最初の観察の証拠である。

大判はイメージをクリック。この記事は先に本欄に 特集として掲載した内容(5月21日) と同じです。チャンドラX線天文台からの詳細な発表は、特集: 「ブラックホールの豊穣、ミルキーウェイの中央で捕えられる」 から。

Chandra X-Ray Observatory
6月13日(水)
ニューカム・クレータを飛ぶ

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスによってとられたイメージに基づくこのムービーは、火星の南半球の幅102キロメートルのニューカム・クレータ(Neukum Crater)を示している。このクレータは、マーズエクスプレスの高解像度ステレオカメラの開発を主導したヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレス・ミッションの創設者の一人、ドイツの物理学者であり惑星科学者ゲルハルト・ニューカム(Gerhard Neukum)に因んで名付けられた。この複雑なインパクトクレータは、クレータ縁とフロアに様々な地形を示すように多様な地質の歴史を持っている。特に印象的なものは、恐らく、内部に吹き寄せられ、強い風によって形成された、火山の素材から成る暗い砂丘フィールドである。このクレータの浅い内部は、その歴史の中で堆積物によって埋められた。それは、また、その後抵抗力のある素材のいくつかの島を残して浸食された、より弱い素材のサインかもしれない二つの不規則な窪地を印している。時を経て、このクレータ縁は、クレータ壁に見える地滑りと落ち込んだ素材による様々な程度の崩壊を経てきた。その長い歴史に焦点を当てると、ニューカム・クレータが形づくられた時から多くの小さなクレータが縁に重ねられ内部にあばたをつくってきた。ニューカム・クレータは、少なくとも39億年は遡る、火星で最も古い既知の領域の一つノーチス・テラに位置している。  --- ムービー(27.01 MB: mp4)はイメージをクリック。

Space in Images (ESA)
6月12日(火)
フェルミ科学プレ-オフ

NASAのフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡は2008年6月11日に軌道に打上げられた。その機器は、我々が我々の目によって見るものより何千億倍の光、ガンマ線を検出する。最近の10年間のフェルミの高エネルギー探査の航海は、我々の惑星の上の極限環境から遠い宇宙を横断して、驚くべき発見の宝庫に結びついた。フェルミの10回目の記念日を祝って、16の科学的成果を意味するイメージが選ばれた。フェルミ投票の最終的な勝者は、フェルミからの初めての科学データの10回目の記念日、8月6日に発表されるだろう。

大判はイメージをクリック。16のイラストレーションの投票による選択です。投票は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
6月11日(月)
ハワイの溶岩流

2018年5月23日から6月7日までに撮られたヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2号のイメージが、ハワイのビッグ・アイランドの火山、キラウエアの溶岩流の変化を示している。この現代の火山の最も破壊的な爆発の一つでは、約600のホームが破壊されたと見積もられている。ハワイ郡市長によれば、キラウエアは、これまで、このような短時間にこれほど多くのホームを破壊したことはなかった。これはビッグ・アイランドの五つの火山の一つであり、世界で最も活動的な火山の一つである。センチネル2号ミッションは主に農業や林業の実践、陸地の変化のマップのための情報を提供しているが、火山の爆発のような災害のイメージは、損害の評価に役立てるのに用いられることがある。

イメージは2枚のイメージの比較です。左のイメージは5月23日の一部。イメージをクリックして動画 (3.67 MB) をご覧ください。

Space in Image (ESA)
6月10日(日)
ハッチオープンとドッキングハイライト

地球を34回周った遠征56/57クルーは、国際時間6月8日 13:01 (日本時間6月8日金曜日午後10時1分)に国際宇宙ステーションにドッキングした。圧力チェックの後、ソユーズ MS-09 クルーは宇宙ステーションに入った。このトリオは、国際時間6月6日 11:12 (日本時間6月6日午後8時12分)に、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから打上げられた。

ヨーロッパ宇宙機関のビデオ(mp4:12.04 MB)です。イメージをクリックしてご覧ください。今回の国際宇宙ステーション補充クルーとして、ヨーロッパ宇宙機関のアレキサンダー・ガースト(次期指揮官候補)が加わっています。

Space in Videos (ESA)
6月9日(土)
マヨン山、フィリピン

コペルニクス・センチネル1B衛星は、世界で最も活動的な火山の一つであるフィリピンのルソン島の マヨン(Mayon)山 を撮った。ルソン島は、フィリピン最大の島であり、この国の活火山の大部分のホームでもある。この火山活動は地殻構造上のプロセスに関係しており、そこでは、南シナ海のフロアが、島の西にあるマニラ海溝に沿ったマントルの中に引き込まれている。このイメージはこの大きな島の南端の一部を示しており、五つ以上の火山を撮っている。マヨン山は形が完全であるばかりでなく、世界で最も活動的な火山としても知られているが、他の四つの火山は実際には休火山か死火山である。マヨン山は古典的な円錐形を持ち、硬化した溶岩の多くの層によってつくられている。この火山はしばしば噴火し、最も近い爆発は今年1月に起きた。

センチネル衛星のイメージの解像度の高さをご覧いただくために取り上げたものです。原版は こちら(2.99 MB) からご覧ください。最高解像度のイメージは 246.61 MB あります。

Space in Images (ESA)
6月8日(金)
複雑な木星

木星へのNASAのジュノ・ミッションが予想より複雑な巨星を発見している。木星の磁場は南より北でより巻き込んでいる複雑なネットワークに埋められたいくつかの極を示し、我々の地球の単純な双極と非常に異なることが発見された。更に、ジュノの電波測定は、木星の大気が、数百キロメートルの深部でも、上層の雲のデッキの構造を示していることを示した。木星の新発見の複雑さはまた、このイメージが示すように南の雲でも明らかである。ここでは、赤道近くを支配する惑星を囲むゾーンとベルトが大陸サイズの複雑な嵐の渦に侵されている。ジュノは、それぞれ僅かに異なるセクターを探検しながら、巨大な惑星の近くを53日ごとに通過する楕円軌道を続けている。

大判はイメージをクリック。イメージは David Marriott によって処理を加えられたもの。

Astronomy Picture of the Day
6月7日(木)
自然色の土星のハイペリオン

かって土星を周回したカッシーニ宇宙船が、2005年と2010年にスポンジ状のこの月を通過したとき、先例のない詳細なこのイメージをとった。奇妙なクレータと風変わりなスポンジのような表面がばらまかれた注目に値する世界を示す、2005年のパスからの6つのイメージの合成が、ここに自然色で示されている。ほとんどのクレータの底には、いくつかのタイプの未知の暗く赤い素材が横たわっている。この素材は、他の土星の月イアペトゥスを覆っている一部に似ているように思われ、温かい日光をよく吸収してこの氷の月の中に沈んでいるのかもしれない。ハイペリオンは差渡し約250キロメートル、無秩序に回転し、内部に広大な穴のシステムを持っていると思われるほど低密度である。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
6月6日(水)
    ソユーズ・ロケットが打上台に到着する

    2018年6月4日月曜日に、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームで、列車で搬出されたソユーズ・ロケットが打上台に到着する。ロシア連邦宇宙局の遠征56ソユーズ指揮官セルゲイ・プロコフィエフ、NASAのフライト・エンジニア・セリーナ・オナン・チャンセラー、ヨーロッパ宇宙機関のアレキサンダー・ガーストは、バイコヌール時間6月6日水曜日午後5時12分(日本時間6月6日水曜日午後8時12分)に、ソユーズ MS-09 宇宙船で打上げられる予定である。

    大判はイメージをクリック。遠征56/ソユーズ MS-09 は、金井飛行士達遠征55と交替して国際宇宙ステーションに向かいます。右は打上台に立てられたソユーズ宇宙船。打上の中継放送は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

Space station
6月5日(火)
遠征55クルー、国際宇宙ステーションからホームに戻る

遠征55クルーメンバー、ロシア連邦宇宙局のアントン・シュカプレロフ、NASAのスコット・ティングル、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金井宣茂とともに、2018年6月3日日曜日に、カザフスタンのジェズカズガン近くに着陸するソユーズ MS-07 宇宙船が見られる。スカプロフ、ティングル、金井宣茂は、国際宇宙ステーションで遠征54・55クルーメンバーとして働いた168日の後に宇宙で戻っている。

大判はイメージをクリック。遠征55クルーの帰還の一連の写真は 「国際宇宙ステーションは今(6月5日)」 から。

Space station
6月4日(月)
ダストにまみれたセブン・シスターズ

これは本当に有名なプレアデス星団だろうか? その肖像的な青い星達で知られるプレアデスが、これらの星達より周囲のダストが光る赤外線でここに示されている。ここでは三つの赤外線の色が視覚の色(R=24、G=12、B=4.6 ミクロン)で図化されている。このベース・イメージは、軌道を周回するNASAの広域赤外線調査探査(WISE)宇宙船によってとられた。セブン・シスターズと名付けられ M45 としてカタログ化されたプレイアデス星団が、偶然、通過するダストの雲の中に位置している。見られるように、大規模なプレイアデス星達からの光と風が、フィラメントに層化されたダストの原因となる小さなダストの粒を追い払っている。このイメージはプレイアデスの距離で約20光年に及び、おうし座の約450光年に横たわっている。

<注>: 右のリンクからイメージにマウスを当てて(タッチして)ご覧ください。

Astronomy Picture of the Day
6月3日(日)
東から西を見たキューバ

東から西を見たこのキューバの視界は、西海岸のサンティアゴ・デ・クーバと東海岸のハバナ市に及んでいる。キューバの南海岸のカリブ海で、太陽の輝きが反射されている。

大判はイメージをクリック。

Space station
6月2日(土)
雲のないヨーロッパ(合成)

コペルニクス・センチネル3A衛星からの雲のないイメージのこの合成は、ヨーロッパ全大陸と更に多くに及んでいる。この視界は、北西のアイスランドから北東のスカンジナビアおよびロシアまで、また、ノルウェーとフィンランドの北端からアルジェリア、リビア、エジプトなどの遠い南まで伸びている。一方、衛星の海と陸地カラー装置がヨーロッパの多くの地域の夏の緑を描き、夏がもたらす乾燥が、特に南の、例えばスペイン、イタリア、トルコの地域に見ることができる。イメージの中心にベルリンがある。二つの同一の衛星の編成によるセンチネル3ミッションは、我々の海、陸地、氷を測定する機器のセットを運んでいる。この革新的なミッションは、陸地では、植物のインデックスを提供し、野火を監視し、川と湖の高さを計り、海では、温度、色、海の表面の高さ、海の氷の厚さを測定する。このイメージは2017年3月1日から7月30日までの間に捕えられた場面からつくられた。

大判はイメージをクリック。原版は こちら (10.23 MB) から。

Week In Images (ESA)
6月1日(金)
桜島と稲妻

2013年1月に日本の桜島が噴火するのが捕らえられた。このイメージでは火山の頂上付近の稲妻が捕えられている。火山の爆発は何故稲妻を伴うのだろう? 一般的な雷雨で稲妻が起きる理由は未だ完全には分っていないが、火山の稲妻の原因は更に不明確である。融けた岩が地表を突き破るときに非常に熱い輝くマグマのバブルがはじける。火山の稲妻はダストの電荷の誘導によって促進されるのだろうか? 稲妻は通常地球上の何処かで、典型的には毎秒40回以上起きている。

この記事は著作権が保護されています。ここでは記事の概要と例示のイメージのみを示しました。詳細(英語)は右のリンクから、大判イメージは左のイメージをクリックしてご覧ください。

Astronomy Picture of the Day