このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

コロナウィルスに伴って、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。しばらく、これまでに掲載できなかった記事、ウィルス感染に無関係な宇宙ステーションからの記事、アポロ等歴史的な記事を中心に掲載します。

掲載日とイメージ解            説出 典
5月27日(水)
カナダのロボットアーム、日本の貨物船を捕える

5日間の旅の後、 H-II 輸送船9号(HTV-9:こうのとり9号)は、ステーションのキューポラからその12トン宇宙船をつかむためにステーションの Canadarm2 ロボットアームを使う、NASAの遠征63指揮官クリス・キャッシディによって捕えられた。 HTV-9 は、ヒューストンのNASAのジョンソン宇宙センターのロボットアーム・オペレーションの操作によってステーションのハーモニーモジュールの地球に面するポートにインストールされ、2ヵ月間繋留されるだろう。

大判はイメージをクリック。上の記事はNASAのブログから。ドッキングのビデオは こちら(JAXA Youtube) から。「こうのとり9」の主な搭載品などは こちら から。
なお、これまでの HTV-1 から HTV-9 までのシリーズの運用は今回が最後となり、今後は新開発の HTV-X による輸送に切り替わります。新開発機の概要は こちら から。

Space station BLOG
5月26日(火)
日本の貨物船、ステーションクルーを補給するために打上

国際宇宙ステーションの遠征63クルーのための4トンの補充用品、水、予備部品と実験用ハードウェアを運び、 HTV-9 が、日本時間5月21日火曜日午前2時31分に、種子島宇宙センターから打上げられた。この貨物船は5月25日月曜日にステーションに到着するだろう。ランデブーと捕獲の生放送は日本時間月曜日午後7時45分に始まり、 HTV-9 の捕獲は日本時間月日曜日午後9時15分ごろの予定である。また、 HTV-9 の最終的なインストールの放送は日本時間午後10時30分に始まるだろう。 HTV-9 は下からステーションに接近し、軌道の最前線に向かってゆっくり進むだろう。ロシアのイヴァン・ワグネルの補助を受けるNASAの遠征63指揮官クリス・キャッシディは、ステーションのキューポラからステーションの Canadarm2 ロボットアームを操作して、12トンの宇宙船をつかむだろう。その貨物には、ステーションの電気システムの全ての交換を終えるために必要な六つの新しいリチウムイオン電池を含んでいる。バッテリと対応するアダプタ・プレートは、今年後半に予定されるステーションクルーによる一連の船外活動を通して、ステーションの右舷端のトラス・セグメント(S6)の二つのパワー・チャンネルの古くなったニッケル水素バッテリと交換されるだろう。これは、2017年1月に始まったステーションのパワー・システム全体のアップグレードの、新しいバッテリの最終的なセットである。
記事はNASAのブログから。イメージは打上前に青く照らし出された HTV-9 (JAXA)、打上のビデオは こちら(JAXA Youtube) から。

Space station BLOG
5月19日(火)
ハッブルからのネズミイルカ銀河

この二つの大きな銀河達の上の NGC 2936 は、数百万年前、恐らく回転し星達をつくっている通常の渦巻銀河であった。しかしその後、下の大きな楕円銀河 NGC 2937 に近づき過ぎた。その肖像的な形の故にネズミイルカ(Porpoise)銀河と呼ばれる NGC 2936 は、接近した重力の相互作用によって歪められている。上の銀河の右に若く青い星達がネズミイルカの鼻を形づくり、渦巻の中心が目として現れている。この銀河のペアは Arp 142 としても知られ、卵を保護しているペンギンのようにも見える。複雑な暗いダストレーンと明るい青い星の流れがこの銀河を右下に追っている。この Arp 142 を詳細に示すイメージは、昨年、ハッブル宇宙望遠鏡によってとられた。 Arp 142は、ミズヘビ(ヒドラ)座の方向、約3億光年に横たわっている。この二つの銀河達は、10億年ほどで、恐らく一つの大きな銀河に併合するだろう。

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Astronomy Picture of the Day
5月18日(月)
木星の月エウロパの水の噴煙の新しい証拠

木星の月エウロパは魅力的な世界である。この月の表面は赤い褐色の傷跡で満たされているように見える。これらの傷跡は水の氷の層に彫られ、厚さ数キロメートル以上、生物の可能性のある広大な地下の海を覆っていると考えられている。1990年代に撮られたNASAのガリレオ・ミッションの目録に見られるこの月の傷跡は、氷の表面の長い亀裂であり、木星がエウロパを引きその氷を破壊することによって起きると考えられる。月に見える色は表面の組成と氷の粒の大きさを表し、例えば、赤褐色は氷以外の物質の高い含有を、青白いエリアは比較的純粋な氷のエリアを示している。科学者達は氷のエウロパの厚い覆いの下を探査することを求め、ガリレオ・ミッションの時代からエウロパの噴煙の存在を推定してきた。もしそのような噴煙が実際に存在し、月の氷の殻を突き破っているなら、それらはその地下の海の内容にアクセスして、特徴を描写する考えられる方法を提供するだろう。これらの展望は、木星とその氷の月を調査するために2022年の打上げられ2029年に木星への到着が予定されている、ヨーロッパ宇宙機関の来るべきジュース・ミッションにとっての大きな興味である。このイメージのスケールは 1.6 キロメートル/ピクセルであり、月の北極は右である。

大判はイメージをクリック。ヨーロッパ宇宙機関の記事から。要点のみ抽出。

Europa
5月17日(日)
台風が南太平洋で描かれる

南太平洋上を周っていたとき、国際宇宙ステーションから台風が描かれる。

台風の季節の到来です。コロナウィルス対策として“3密”回避が叫ばれる中、避難所など、更に対策を難しくする台風の襲来は避けてほしいものです。左下はロボットアームの先端。撮影は5月13日、発表は5月16日。大判はイメージをクリック。

Space station
5月16日(土)
南ウクライナ

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2号ミッションによって捕えられたこの疑似カラーイメージに、南ウクライナが示されている。このイメージは、植物を明るい赤に見せる、近赤外線チャンネルを含む方法で処理された。この国の経済は、気象と耕地の故に、農業が大きな役割を演じている。2019年6月26日にとられたこのイメージでは、その光景を農地のパッチワークが支配している。ウクライナの主な産物は、秋播き小麦、春の大麦と穀物である。

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Sentinel-2
5月15日(金)
LDN 1471:吹きさらしの星の空洞

この変わった放物線状の構造の原因は何だろう? パラボラの頂点の明るい源のように見える LDN 1471 として知られるこの照らされた空洞は、新しく形成された星によってつくられた。この原始の星は、明るさを引き起こすペルセウスの分子雲の中で、周囲の素材と相互作用する星の流出を経験している。我々は空洞の一つの側面のみを見ており、他の面は暗いダストで隠されている。このパラボラ型は、時とともに星の風による空洞を広げることによって生じてきた。また、この原始星の両側に二つの更なる構造を見ることができ、これらは、周囲の素材の流出の相互作用に起因する ハービッグハローオブジェクト として知られている。しかしながら、この空洞の壁の条線の原因については不明のまま残されている。このイメージは、スピッツア宇宙望遠鏡によって検出された後に、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によってとられた。

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Astronomy Picture of the Day
5月14日(木)
    蟹星雲:時を通しての観測

    この2018年の蟹星雲の合成写真は、チャンドラX線天文台(青と白)、ハッブル宇宙望遠鏡(紫)とスピッツア宇宙望遠鏡(ピンク)のデータからつくられた。蟹星雲をつくるために爆発した星は西暦1054年に地球から最初に見られた。1999年の打上以降、チャンドラは、この星雲をしばしば観測し、そのX線観測は、天文学者達がこの壮観なオブジェクトを理解するのに役立ってきた。この蟹星雲は、チャンドラがその鋭いX線の視力で調査した最初のオブジェクトの一つであり、その後もこの望遠鏡の頻繁なターゲットであった。蟹星雲がそのように良く研究されるオブジェクトであるには多くの理由がある。それは星が爆発した強い歴史の証拠を持つ数少ないケースの一つである。この決定的な時間軸を持つことは、天文学者達が爆発とその余波の詳細を理解するのに役立つ。蟹座の場合、数カ国の観察者が、1054年に、牡牛座の方向に「新星」の外見を報告した。以来、何世紀にもわたって蟹座について学ばれた。今日、天文学者達は、この蟹星雲が、大きな星がその核燃料が尽き崩壊したときに形成される、パルサーと呼ばれる高速で回転する強く磁化された中性子星によってパワーを供給されていることを知っている。この蟹における高速回転と強い磁場は激しい電磁界を発生させ、パルサーの北極と南極から動く物質と反物質のジェットと、赤道の方向に流れ出す激しい風をつくり出す。 ---大判はイメージをクリック。右は可視光線の蟹星雲(ハッブル)。

Nebulae
5月13日(水)
地球からのメッセージ

このメッセージは、1974年に、地球から球状星団 M13 に向かって送られた。未だに世界最大の一台の電波望遠鏡の一つ、アレシボ天文台の献辞の間に、1と0のダイアグラムの表示が送られた。人類がいつも電波やテレビ信号を放送するものを突然宇宙に送る地球外通信のこの試みは、ほとんど儀式上のものだった。仮にこのメッセージが受信されたとしても、 M13 は、我々が答えを聞くには約5万年待たなければならない。このメッセージには、人類とその知識について、僅かな純然たる事実を与えている。右から左に、1から10までの数、水素と炭素を含む原子、ある興味深い分子 DNA、説明付の人間、我々の太陽系の基本、送っている望遠鏡の基本。
現在、我々自身のホーム・コンピュータを使うことができるものを含む、地球外の知性のいくつかの調査が進行中である。

左のイメージは変形しています。原型の縮小版はイメージをクリック。原版は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
5月12日(火)
暗黒物質の光の輝き

暗黒物質は目には見えないが、宇宙の質量の大部分を構成し、その下にある構造をつくっている。暗黒物質の重力は通常物質(ガスやダスト)を駆動し、星達や銀河達をつくりあげる。暗黒物質を見ることができないが、天文学者達は、暗黒物質を含む大規模な銀河の集団の重力が、その集団の後ろにある遠い銀河達の光をどのように曲げまた歪めるかを観測することによって、その影響を検出することができる。このイメージで見られるように、大きな銀河集団は、暗黒と通常物質を含んでいる。その全素材の巨大な重力は、集団の周りの宇宙を歪め、集団の後ろにあるオブジェクトからの光を歪め拡大する。この現象は重力レンズと呼ばれる。このスケッチは手前の集団の重力レンズに起因する遠い銀河からの光の通り道を示している。

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Hubble
5月11日(月)
ケプラー90惑星システム

他の星(恒星)は我々のような惑星システムを持っているだろうか? そのようなシステムの一つがケプラー90である。地球軌道から2009年から2018年まで運用されたケプラー衛星によるカタログでは、ケプラー90に我々の太陽系と同数の八つの惑星が発見された。ケプラー90と我々のシステムとの類似点は、我々の太陽に相当するGタイプの星、地球に相当する岩の惑星、木星と土星の大きさに相当する大きな惑星を含んでいることである。違いには、既知のケプラー90の惑星達の全てが、地球が太陽を周る軌道より相対的に近くの軌道にあることがある。しかしながら、長期にわたる観測は、更に遠く冷たい惑星を発見するかもしれない。ケプラー90は、りゅう座の方向約 2,500 光年に横たわり、中型の望遠鏡でマグニチュード14で見ることができる。系外惑星を発見するミッション、系外惑星通過探査衛星(TESS)は2018年に打上げられた。一方、系外惑星を発見する能力を持つミッションには、次の10年の打上が予定されているNASAの JWST と WFIRST がある。

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Astronomy Picture of the Day
5月10日(日)
サウジアラビアの紅海海岸の都市の光

サウジアラビアの紅海海岸の都市 JAZAN とその周辺の夜の光が国際宇宙ステーションから見られる。沖合には一つの島がある。

大判はイメージをクリック。サウジアラビアのマップは こちら から"

Space station
5月9日(土)
大気の輝きの薄い層が地平線を覆う

南大西洋上を周ったとき、国際宇宙ステーションからのこの夜間写真の中で、大気の輝きの薄い層が地球の地平線を覆っている。手前には、対のステーションの主ソーラーアレイ(左)と、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの「きぼう」研究室モジュールの露出施設(中央上)が見える。

大判はイメージをクリック。右上の円筒形が日本の「きぼう」モジュール。その先端(左)の露出施設には、ほぼ真空の宇宙にさらされた、様々な実験機器が搭載できる。

Space station
5月8日(金)
土星のエンケラドゥスの新しいタイガー・ストライプ

人類初めての地球外の生命はどのようにして知るだろう? 一つの可能性は土星の月エンケラドゥスの氷の表面の下に発見することである。そこに生命が存在するかもしれないと考える理由は、この月の氷の内部から宇宙に噴出している、氷として知られるタイガー・ストライプと呼ばれる長い地形にある。これらの表面の亀裂は、この月の南極に微細な氷の粒の雲を、また土星のミステリアスなEリングをつくっている。この証拠は、2004年から2017年まで土星を周ったロボット・カッシーニ宇宙船からもたらされた。ここに描かれたエンケラドゥスの高解像度イメージは接近したフライバイから示された。その風変わりな表面のタイガー・ストライプが疑似カラーの青で示されている。ほぼ同じ大きさの近隣の月ミマスが全く死んでいるように見えるのに対して、何故エンケラドゥスが活動的なのかはミステリーとして残っている。放出された氷の粒の最近の分析は、エンケラドゥスの中に複雑な有機分子が存在するという証拠を与えた。これらの大きな炭素に富んだ分子は、証明されてはいないが、エンケラドゥスの表面の下の海に生命を含んでいるかもしれないという推測を与えた。地下に生命を含むかもしれない他の太陽系の月には木星の月 エウロパ がある。

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Astronomy Picture of the Day
5月7日(木)
火星の「ドラゴン」の地形

火星のメラス・カズマの峡谷フロアの一部と南西部の壁岩が竜に似たパターンで曲がりくねっている。火星偵察軌道船(MRO)に積まれた HiRISE カメラは、2007年7月4日にこのイメージを捕えた。この領域のフロアは、暗い基盤に多くの明るいトーンのブロックから成る変わった堆積である。このイメージの高解像度が、この明るいブロックにおける厚さ数メートルの層を明らかにしている。ほとんどは直径約100~500メートルであり、丸く見え、他は角ばった端に引き伸ばされている。このブロックの形は、堆積した後の流れまたは地殻構造の混乱のような、柔らかな変形を示唆している。ブロックの間の暗い基盤に吹きさらしの風の波紋が散在している。南の壁岩に沿って小さな谷を見ることができ、これらは異なる反射率を持つ二つの地質ユニットの混合である。明るいトーンのユニットが、薄く、限定された場所に露出して見える。堆積または浸食による露出を示唆して、いくつかの明るいトーンの堆積が谷にのみ見られる。

大判はイメージをクリック。原版は こちら から。

Mars Reconnaissance Orbiter (MRO)
5月6日(水)
ある日の地球のエアロゾル

それは、まさに、地球のあるエアロゾルの日であった。2018年8月23日のこの地球の大気のエアロゾルの確認と分布が、この劇的な、惑星全体にわたるデジタル視覚化に示されている。リアルタイムにつくり出された、この GEOS FP (Goddard Earth Observing System Forward Processing)モデルは、それらが全惑星を周る小さな固体の粒と液体の滴のエアロゾルのタイプの存在を計算するための、地球観測衛星と地上ベースのデータの併用に依存している。この8月23日のモデルは、北アメリカとアフリカに大きく広がる、米国とカナダの火災からの煙のような燃焼プロセスからの黒い炭素粒子を赤で示している。韓国と日本近くの台風の前兆を示す渦巻と、ハワイ近くに迫るハリケーンの海の塩のエアロゾルを青で示している。紫で示されたダストがアフリカとアジアの砂漠で吹いている。夜の地球の衛星画像データに基づく光の集中から、都市と町の位置を見ることができる。

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Astronomy Picture of the Day
5月5日(火)
インド全域の二酸化窒素の濃度

これらのイメージは、コペルニクス・センチネル5P衛星からのデータを使った、2020年1月1日から3月24日まで(左側)と、2020年3月25日(ロックダウンの初日)から4月20日まで(右側)の、二酸化窒素の平均濃度を示している。それらは昨年と同じフレームで比較されている(注:上段が2019年、下段が2020年)。インドの主要都市全体に濃度の顕著な減少が見られる。ムンバイとデリーは、昨年と比較して、およそ40~50%の低下を見た。海の交通からの二酸化窒素の放射の尾が、インド洋の微かな線として、イメージの下部に見ることができる。我々の大気の二酸化窒素の濃度は毎日広く変化し、気象条件による変化は、より正確に評価するために、ある期間のデータの平均化を必要とする。

左のイメージは変形しています。リンク先は原版です。大気汚染の一つの要素二酸化窒素は人間の活動によって発生します。これらはコロナウィルスによる人間の活動の強い抑制を示すイメージです。上段は2019年、下段は2020年です。左上と右下を比較してみてください。中国を中心としたアジアは こちら(mp4) から。ヨーロッパ全域は こちら から。

Sentinel-5P
5月4日(月)
ベピ・コロンボ、青い馬頭星雲を通過

このイメージは、2020年4月10日の地球フライバイの間にブラジルから見た、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)/日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)のベピ・コロンボ宇宙船を示している。この動く宇宙船は、美しい深宇宙のオブジェクト、青い馬頭星雲として知られている反射星雲 IC 4592 を示す星達のフィールドに対して、左上から右下へフレームを横切る一連の4本の斜めの線として見えている。このフライバイは、4月10日 04:39:58 UTC (日本時間4月10日午後1時39分58秒)に、ブラジルのサンパウロから、 Sergio Silva によって捕えられた。このフライバイの観測は、星雲を撮る3時間の長時間露出の一部として、4回の15秒露出から成っている。

大判はイメージをクリック。これはヨーロッパ宇宙機関のフォトコンテストの入選作品です。

BepiColombo
5月3日(日)
宇宙の色

宇宙に色づけすることは楽しみではないだろうか? この有名な天文のイラストレーションを受け入れよう。誰でもこれに色付けすることができる。
このイラストレーションは過去百年間に多くの場所に現れたが実際のアーティストは分かっていない。さらにまたこの作品は認められた名前を持っていない。1888年に カミーユ・フラマリオン(Camille Flammarion:フランスの天文学者、作家) の本に現れたこのイラストレーションは、人類の現在のコンセプトが 大きな事実によってとって代られ易い ことを示すためにしばしば使われる。

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Astronomy Picture of the Day
5月2日(土)
街の光と星の空のオーロラ

国際宇宙ステーションが北アメリカの沖合の太平洋上263マイル(421キロメートル)を周ったとき、街の光と星の空の中のオーロラが軌道の日の出の中に消えて行く。

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Space station
5月1日(金)
マーズヘリコプター、NASAの次期火星ローバーミッションで飛行へ

このアーティストの描写で示された小型かつ自律制御の回転翼航空機は、(火星の薄い大気での)航空機の生存能力と可能性を実証するために、現在2020年7月に打上げる予定の、NASAのマーズ・パーサーバランス・ローバーとともに旅するだろう。他の惑星でフライトを試みる初めての航空機になる運命のNASAのマーズヘリコプターは、公式に新しい名前「創意(Ingenuity)」を受けた。アラバマ、ノースポートのハイスクールの Vaneeza Rupani が、NASAの「ローバーを名付ける」エッセイコンテストで、その名前と動機づけに達した。

大判はイメージをクリック。火星の地表では人間の目で見たときこのイメージより非常に暗く見えます。
パーサーバランスは忍耐の意(発音注意:パーサーバ/ランス)、ローバーは探査車です。ローバーの大きさは派遣するごとに大きくなっており、今回のローバーは小型バスほどの大きさがあります。火星の大気は地球での平均値の約 0.75 パーセント、地表での重力は地球の8分の3ほどなので、このような環境下で地球表面と同様に飛ぶことができるか、どの程度細かな飛行ができるかが今回の最も基礎的な課題です。

Mars Perseverance Rover
4月30日(木)
ハッブルからの赤外線の馬頭星雲

宇宙を通して漂っている間に、壮大な星間のダストの雲が、星の風と放射線によって認識できる形に彫られた。馬頭星雲という名にふさわしく、それは、広大かつ複雑なオリオン星雲(M42)に埋め込まれた。潜在的に価値があるが個人的に小さな望遠鏡で見るのは難しいオブジェクト、この素晴らしく詳細なイメージは、2013年に、ハッブルの打上の23回目の記念日を記念して、軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡によって赤外線光でとられた。およそ 1,500 光年にあるこの暗い分子の雲は、バーナード33としてカタログ化され、また、近くにある大きな星シグマオリオンによって背後から照らされて、ここに中心的に見られる。馬頭星雲は、ここ数百万年の間にその見た目の形をゆっくり遷移させ、最終的に高エネルギーの星明りによって破壊されるだろう。

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Astronomy Picture of the Day
4月29日(水)
エドウィン・ハッブル、宇宙を発見する

我々の宇宙はどれ位大きいのか? 100年前の1920年4月26日、天文学の 大論争(Great Debate) として知られる中で、二つの主導的な天文学者達によってまさしくこの疑問が論議された。多くの天文学者達は我々のミルキーウェイ銀河が宇宙の全てであると考えていたが、他の多くの人達が我々の銀河は多数の中の一つであると考えていた。この大論争ではそれぞれの議論が詳細化されたが合意には至らなかった。その答えは、ここにデジタル的に複製した原型のガラスの発見に示されたように、3年後に、アンドロメダ星雲の一つの場所に検出された変化の度合いによってもたらされた。エドウィン・ハッブルがイメージを比較したとき、彼はこの場所が変化していることに気付き、そのプレートに "VAR!" と記した。ハッブルが知っていたこの最高の説明は、この場所が非常に遠い変光星のイメージであることであった。即ち M31 は、実際に、恐らく我々のものと似た銀河、アンドロメダ銀河であった。ここに示されたイメージは美しくはないが、この変化する場所は、人類が初めて意識的に見つめた、驚くほど広大な宇宙のドアを開けた。

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Astronomy Picture of the Day
4月28日(火)
ハッブル、30周年

30年前の1990年4月24日、ハッブル宇宙望遠鏡は、スペースシャトル・ディスカバリで宇宙に運ばれた。一日後に低地球軌道に置かれ、この望遠鏡は、我々の文明に変化をもたらし、宇宙への新しい目を開いてきた。ハッブルは、科学者達の現代の天文学に革命を与えたのみならず、大衆にとっても探査と発見の不思議な旅をもたらした。このハッブルイメージは、若くエネルギーに満ちた巨大な星が、強力な風と激しい紫外線放射によってそれらの周囲をどのように照らしまた彫るかを示している。ここには、地球から 163,000 光年にある大マゼラン雲の広大な星形成領域の一部にある、巨大な赤い星雲(NGC 2014)と小さな青い隣人(NGC 2020)が示されている。このイメージは海中の世界に似ているので「宇宙礁(Cosmic Reef)」と呼ばれる。NGC 2014 の輝く中央には、それぞれが太陽より10~20倍大きい、明るく大きな星達のグループがある。これらの星達の紫外線放射が周囲の密度の濃いガスを熱している。この大きな星達は、低密度のガスを吹き出す帯電粒子の激しい風を誘発し、右に見られる珊瑚に似た泡の構造をつくっている。これらの星達の強力な星の風がガスとダストをこの星雲の密度の濃い左側に押し、星明りを浴びる一連の暗い隆起をつくっている。 NGC 2014 の青いエリアは酸素の輝きを見せ、紫外線光の爆風によって摂氏約 11,000 度まで熱せられている。冷たい赤いガスは水素と窒素の存在を示している。左下(NGC 2020)の一見孤立した青い星雲は、太陽より 200,000 倍明るい孤立した巨大な星によってつくられた。この青いガスは、外側の素材の包みの一部を失った一連の突発的な出来事を通して、その星によって排出された。

Hubble Space Telescope
4月27日(月)
    プログレス貨物船、ステーションに着く

    プログレス75貨物船は、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから、バイコヌール時間4月25日土曜日午前6時51分に打上げられた。この補給船は、予定通りに軌道に着き、そのソーラーアレイと誘導アンテナを展開した。自律制御のロシアのプログレス75貨物船は、モンゴルの境界の南、中国北西の260マイルで、東部夏時間午前1時12分に、ロシアのセグメント、複合体のズベズダサービスモジュールにドッキングした。プログレス75は、12月に出発するまで7ヵ月以上ステーションにドッキングしているだろう。
    人間は、約20年間、国際宇宙ステーション生活し働いてきた。世界的な試みとして19カ国からの239人が、このユニークな微重力研究室を訪問してきた。また、108ヵ国からの 2,800 を超える調査研究が行われた。

    左図は現在の国際宇宙ステーションのコンピュータモデル。大判はイメージをクリック。

Space station BLOG
4月26日(日)
大気の輝きとミルキーウェイの星達

背景にきらめくミルキーウェイの星達とともに、地球の縁に浮ぶ琥珀色は大気の輝きである。この写真は、カザフスタンの262マイル(419キロメートル)の高度で、国際宇宙ステーションからとられた。

大判はイメージをクリック。

Space station
4月25日(土)
コロナウィルス対策---家で楽しく学べる国立天文台コンテンツ(おうちで天文学)

自宅で楽しく学べる国立天文台のコンテンツを集めました。天文や宇宙、いま国立天文台が挑んでいる宇宙の謎について、この機会に多くの方に知っていただくとともに、少しでも自宅でも時間の過ごし方が有意義になれば嬉しいです。

動画を利用したさまざまな知識を得ることができます。左はその一例です。全体は右のリンクから。なお、JAXA でもプログラミング教材「ロケット編」と「はやぶさ2編」を公開しています。  こちら から。
コロナウィルス撲滅のためしばらくの我慢です。折角の機会です。「やさしい天文学」にふれてみましょう。

国立天文台
4月24日(金)
黒い大理石:光り輝く暗闇の地球

NASAとNOAA(米国海洋大気圏局)のスウオミ米国極周回パートナーシップ衛星が打上られた2011年以降、NASAのゴダード宇宙飛行センターの調査チームは、夜の光のデータを分析し、イメージをより明らかにするために新しいソフトウェアとアルゴリズムを開発してきた。これは、2017年に公開されたいくつかの広域なイメージの一つである。
50年前の1970年4月22日、世界中の人々は、最初の「地球の日」をマークした。

大判はイメージをクリック。これは4月22日の「地球の日(Earth Day)」の記事として掲載されたものです。なお、「黒い大理石」という呼び名は、1972年12月7日にアポロ17号月探査クルーによってとられた「青い大理石(右図)」に因んでいる。

Suomi NPP
4月23日(木)
NGC 1672:ハッブルからの棒渦巻銀河

多くの渦巻銀河はその中央にバー(棒)を持っている。我々のミルキーウェイ銀河でさえも控えめな中央のバーを持っている。ここに示された顕著な棒渦巻銀河 NGC 1672 は、軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡でとられた詳細なイメージに捕えられた。ここに見えるのは、暗いフィラメント状のダストレーン、水素ガスで輝く赤い輝線星雲、中央を横断する星達の長く明るいバー、恐らく超巨大ブラックホールを収容している明るい活動的な核である。光が NGC 1672 から我々に届くのに約 6,000 万光年かかり、それは差渡し約 75,000 光年に広がっている。かじき座の方向に見える NGC 1672 は、銀河の中央領域の星の構成に、渦巻くバーがどのように寄与しているかを見るために調査された。

大判はイメージをクリック。イメージは処理を加えています。原版は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
4月22日(水)
クロトとリナ

オレンジ点の列として現れている一連の明るい点は、小惑星 クロト(Klotho) とリナ(Lina)である。共に火星と木星の間の主小惑星帯を周り、また、 小さな遠い小惑星が、イメージを通して通過しているのが見られる。これらの小惑星は、 広域赤外線探査衛星(WISE) ミッションの小惑星検索 NEOWISE によって撮られた。 NEOWISE は WISE イメージから小惑星と彗星の測定を集め、太陽系オブジェクトの豊かな目録を提供している。

大判はイメージをクリック。広域赤外線探査衛星(WISE)は、赤外線観測するのに必要な冷却剤を使い切った2010年10月の時点で一旦ミッションを終えたが、その後、冷却材なしで可能な赤外線観測を行う NEOWISE (Near-Earth Objects WISE)として復活させ、2011年2月1日まで観測を行った。

Asteroids
4月21日(火)
赤外線による鷲星雲の創造の柱

人間の目は、オブジェクトによって放たれる放射線の視界の、ある部分(注:可視光線)だけを見ることができる。このハッブル宇宙望遠鏡イメージでは、研究者達は、ハッブルの最も肖像的であり人気があるイメージの一つ、鷲星雲の創造の柱を再訪した。ここでは、覆い隠すダストとガスを透過し、親しみのない視界を明らかにして、その柱を赤外線光で見ることができる。この天上の視界では、全フレームに明るい星達がまき散らされ、柱そのものの中に形成された幼児の星達が明らかになっている。気味の悪い柱の外形は更に繊細に見え、不気味な青い霞に対して輪郭を映し出している。

大判(原版)はイメージをクリック。可視光線による創造の柱(右図)はハッブルの成果の中でもっとも有名な一つ。

Nebulae
4月20日(月)
ヨーロッパの人々が家庭に留まる中で大気の汚染低く残る

更なる分析は、コロナウイルスの広がりを止めるためのロックダウンに一致するヨーロッパ全域の二酸化窒素の濃度の継続する低いレベルを示している。欧州連合のコペルニクス計画のセンチネル5Pからの新しいデータは、いくつかの都市の昨年同期と比較した、45~50%の低下を示している。王立オランダ気象学会(KNMI)からの科学者達は、コペルニクス・センチネル5P衛星からの過去数ヶ月間のデータを使ってヨーロッパの大気の汚染を監視してきた。これらの新しいイメージは、2019年3月から4月の濃度の平均値と比較した、2020年3月13日から4月13日までの二酸化窒素の濃度を示している。

図は原版の半分を切り出しています。イメージをクリックして、原版から、最近のヨーロッパの主たる都市の汚染状態をご覧ください。二酸化窒素の汚染は人間の活動を反映し、汚染の低減は活動の不活発さを示します。図は主要都市の汚染が半分程度に落ちていることを示しています。なお、3月22日、3月31日の記事も参考に。

Sentinel-5P
4月19日(日)
人気のないベニスのラグーン

コロナウイルスの広がりを抑制するためのイタリアの活動がベニスの有名な水路のボートの交通の減少に繋がり、コペルニクス・センチネル2号ミッションによって捕えられた。イタリア政府は、2020年3月9日に全国的なロックダウンを課し、水上バスを含むベニスのボートの動きは大幅に減じた。2020年4月13日に撮られた上のイメージは、2019年4月19日に撮られた下のイメージと比較した、ボートの交通の顕著な減少を示している。

ボートの船跡はイメージをクリックして大判からご確認ください。なお、大判は原版を拡大したものです。

Sentinel-2
4月18日(土)
死   海

国際宇宙ステーションが中東の263マイル(412キロメートル)を周ったとき、死海が描かれる。

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Space station
4月17日(金)
カッシーニからの土星の色

土星の色は何がつくっているのだろう? この土星の写真は、人間が巨大な輪のある世界近くを漂った時に見られるであろうものを僅かに誇張している。このイメージは、2004年から2017年まで土星を周ったロボット・カッシーニ宇宙船によって、2005年にとられた。ここでは、土星の堂々としたリングが、その赤外線の輝きから部分的に褐色に現れ、曲った線としてのみ現れている。このリングは、その暗い影によって、それらの複雑な構造を最も良く表している。それらは惑星の上部を横断してかたどっている。大気の雲のない部分の分子達が赤より青い光を散乱させ地球の空が青く見えるのと同じ理由で、土星の北半球が部分的に青く見える。しかしながら、土星の雲を深く見ると、土星の雲の自然の色が支配的になっている。土星の南が何故同じ青い色を示さないかは分かっていないが、一つの仮説は、そこでは雲が高いことである。また、土星の雲のある部分がなぜ金色なのかはわかっていない

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Astronomy Picture of the Day
4月16日(木)
ブラックホール、通過する星を破壊する

もし星が大規模なブラックホールに直接衝突したら、星は完全に落ち込み、そして全てが消える。しかし、恐らく、この星がある近さに接近するならば、ブラックホールの重力が星の外層を引き剥がし、あるいは星を破壊する。その後、星のガスの大部分はブラックホールには落ち込まない。これらの星の潮力の混乱の出来事は超新星と同じくらい明るくなり、それらの増加する量は自動化した空の調査によって発見されるだろう。このアーティストのイラストレーションでは、星が今大規模なブラックホールを通過し、ガスを放棄し軌道を続けている。ブラックホールを囲むガスとダストのディスクの内部の端は、この混乱の出来事によって熱され、その星が去った後にも長く輝くだろう。

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Astronomy Picture of the Day
4月15日(水)
電波からX線までの銀河の中心

いて座の方向約 26,000 光年のこの謎の領域は、我々が見ることができる全ての種類の光で輝いている。ここに示されたイメージでは、軌道を周っているNASAのチャンドラX線天文台によって捕えられた高エネルギーX線放射は緑と青で、一方、 SARAO の地上の MeerKAT 望遠鏡アレイによって捕えられた低エネルギー電波放出は赤で示されている。カラフルな中央領域の右には、我々の銀河の中央の超巨大ブラックホールである強い電波源いて座A(Sag A)が横たわっている。弧として知られる並行する電波フィラメントと同様 Sag A を囲む熱いガスがイメージの中央左に見える。多くの異常な一つの電波フィラメントがイメージのまわりに見える。中性子星と白色矮星として知られる多数の小さなブラックホールと密度の濃い星のコアとともに、多くの星達が Sag A の中と周辺を周っている。ミルキーウェイの中央の超巨大ブラックホールが、現在、イベントホリゾン望遠鏡によって撮られている。我々の銀河、ミルキーウェイの中央の領域は、何百万度ものガスの雲、中性子星、白色矮星の星達、いて座 A* と呼ばれる太陽質量の約400万倍の超巨大なブラックホールを含むエキゾチックなオブジェクトの集合を含んでいる。

大判はイメージをクリック。原版は こちら(10800 x 3403 6.21 MB) から。

Galaxies
4月14日(火)
ベピ・コロンボが解くだろう水星の神秘トップ5

水星は最近までの科学者達が全く面白くないと思っていた砂漠の世界である。しかしながら、NASAのマリナーとメッセンジャミッションは、目に見える太陽系で最も小さく最も内側のこの惑星に、多くがあることを明らかにした。その表面の温度が摂氏450度ほどであるにも関わらず、水星には水の氷があるように思われる。更に、この惑星はその大きさに比較して大きな内核を持ち、また、驚くべき化学組成を持っている。以下に、ヨーロッパと日本のベピコロンボミッションが解くだろう水星の神秘のトップ5がある。

① 水星は何処で形づくられたのか? ② 水星には本当に水があるのか? ③ 水星は死んでいるのか生きているのか? ④ 水星は何故それほど暗いのか? ➄ 水星が持つ磁場はどのようにもたらされるのか?

以上要点のみ。大判はイメージをクリック。

BepiColombo
4月13日(月)
ベピ・コロンボ、水星への途中で地球の最後のスナップをとる

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)/日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)のベピ・コロンボミッションは、最終的な目的地、水星に向かってその軌道を進め、中央ヨーロッパ夏時間4月10日6時25分(日本時間4月10日午後1時25分)に、地表から 12,700 キロメートル未満に近づいたとき、その最初のフライバイを終えた。最接近の直前に集められたイメージは、人類の最近の歴史で最も挑戦的な一つ、暗闇を通して輝く地球を描いている。今日のオペレーションは、搭載された太陽推進システムによる9回のフライバイの初回である。次の二回のフライバイは金星と、更に6回は水星そのものと行うだろう。--- 以上、要点のみ。

大判動画はイメージをクリック。

BepiColombo
4月12日(日)
小惑星かポテト?

APOD の人々からのハッピー・エイプリルフール!
この小惑星はアロコス(Arrokoth:先にウルティマトゥレと呼ばれた)またはポテトだろうか? おそらく、NASAのロボット・ニューホライズンズ宇宙船から全てのデータが地球に送られた後に、この小惑星アロコスの高解像度イメージがつくられた。いくつかの事実を考えてみよう。アロコスはこれまでに訪問された最遠の小惑星であり、また、我々の太陽系の初期の残骸である。小惑星アロコスはポテトのように見えるかもしれないが、約 200,000 倍大きく、食するには非常に硬い。

この記事は4月1日(エイプリルフール)に掲載されたものです。時差の関係で当日紹介することができないので、遅れて掲載しています。大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
4月11日(土)
ソユーズ MS-16 、国際宇宙ステーションに到着

ソユーズ MS-16 宇宙船は東部夏時間午前4時5分(日本時間木曜日午後5時5分)の打上の後安全に軌道に達し、四回の軌道、6時間のフライトを開始した。打上の時、ステーションはカザフスタン北東の約259マイル(414キロメートル)を飛んでいた。NASAの宇宙飛行士クリス・キャッシディ、ロシアのロシアの宇宙飛行士アニトリ・イヴァニシンとイヴァン・ワグネルを乗せたソユーズは、東部夏時間午前10時13分(日本時間木曜日午後11時13分)に大西洋上で国際宇宙ステーションにドッキングした。---以上、いくつかの記事を編集しています。

打上のビデオは こちら(Facebook) 、ドッキングのビデオは こちら(Facebook) から。

Space station BLOG etc.
4月10日(金)
アポロ13号(成功した失敗:A Successful Failure)が見た月

それは、予定外の損傷を受けた宇宙船で地球に戻ろうとしたときの、1970年のアポロ13号 クルーのジレンマであった。中央の月と共に、彼らの危険な旅は、NASAのミッションコントロールとの無線連絡を、月の遠い側の壮観な視界に代えた。今、ロボット月調査軌道船(MRO)によってとられた月の詳細なイメージから、これらの視界がデジタル的に再現された。このビデオは地球が暗い月の縁に消えることから始まり、8分後、太陽が月の反対側に昇り、月の異常かつ壮観なクレータの表面を照らした。無線連絡は、三日月形の地球が視界に入った、その数分後に再確立された。月の重力と多くの企業のアドバイスを得て、数日後、アポロ13号は太平洋上でそのパラシュートを開き安全に地球に戻った。

動画はイメージをクリック。1970年4月11日に打上げられたアポロ13号は、月面着陸を目指したアポロ11号からアポロ17号までの唯一の失敗例(成功した失敗:A Successful Failure)。月に向かう軌道の途中で機械船の酸素タンクが爆発し月面着陸は断念せざるを得なくなった。乗組員は一時的に着陸船に避難し、月を周回して無事地球に帰還した。

Astronomy Picture of the Day
4月9日(木)
ヨーロッパ宇宙機関、コロナウイルス危機の中で、ベピ・コロンボフライバイに向かう

ヨーロッパ宇宙機関のミッションコントロールセンターのコントローラ達は、ヨーロッパ-日本の水星探査機 ベピ・コロンボ(BepiColombo) の重力支援フライバイの準備をしている。この運行は、ヨーロッパがコロナウイルスの世界的流行に対応する規制の中で行なわれるだろう。2018年10月に打上げられたベピ・コロンボは、今、地球と同程度の距離で太陽を周っている。中央ヨーロッパ夏時間4月10日午前6時25分(日本時間4月10日午後1時25分)ごろ、宇宙船は、ヨーロッパのガリレオ測位衛星の高度の半分より近い、僅か 12,700 キロメートルの距離まで地球に接近するだろう。この操作では、ベピ・コロンボ宇宙船を減速し、太陽系の中心の方向へその軌道を曲げるだろう。その後、宇宙船は太陽系内部深くに向かうだろう。

ベピ・コロンボは欧州宇宙機関 (ESA) と日本の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の共同プロジェクトによる水星探査機。母船(運搬船)はヨーロッパ宇宙機関が運行し、水星に接近した時点で、別々の探査船、日本(Mio)とヨーロッパ宇宙機関(MPO)を分離する。イメージは3月上旬に宇宙船のカメラが撮った地球と月のアニメーション。大判はイメージをクリック。水星までのルートは こちら から。

BepiColombo
4月8日(水)
ステーション、貨物船出発と新しいクルーを迎える準備

新しいクルーが国際宇宙ステーションに向かう準備のために、今日(4月6日)、ロシアのロケットが打上台に搬出された。新しい遠征63トリオを乗せたロシアのソユーズ MS-16 クルー船は、木曜日午前4時5分(日本時間木曜日午後5時5分)に打上げられ、午前10時15分(日本時間午後11時15分)に、ズベズダサービスモジュールの後部のポートにドッキングするだろう。一方、国際宇宙ステーションの遠征62クルーは、火曜日に、科学機器とハードウェアで詰め込んだ米国の貨物船を切離すだろう。
<写真>: カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームで、ソユーズ MS-16 宇宙船とそのブースターが、その搬出後、最終準備のために、4月6日に打上台サイト31で垂直位置に立っている。

記事は編集しています。大判はイメージをクリック。中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

Space station BLOG
4月7日(火)
巨大な研究所

この明るいピンクの雲とそれを囲む星達のイメージは、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によって捕えられたこの星の創造(stellar creation)のこの場面は、有名なタランチュラ星雲の周辺近くにあり LHa 120-N150 と呼ばれる宇宙の領域を示している。ガスとダストのこの雲は、それを囲む多くの若く大規模な星達があるばかりでなく、大規模な星達の起源を調査するための完全な研究室である。タランチュラ星雲は、ローカルな宇宙の、知られた最大の星の託児所である。この星雲は、ミルキーウェイを周る近くの小型の不規則銀河、160,000 光年の大マゼラン雲にある。

大判はイメージをクリック。タランチュラ星雲は見かけが毒蜘蛛タランチュラに見えることからそのように呼ばれている。その詳細は こちら から。

Science & Exploration (ESA)
4月6日(月)
アポロ17号、月軌道からのステレオの視界

赤/青の立体眼鏡を取り出して、この驚異的な他の世界からのステレオの視界を見よう。この光景は、1972年12月11日に、月に着陸する前の軌道で、アポロ17号ミッション指揮官ユージン・サーナンによって記録された。このステレオ立体写真は、彼とハリソン・シュミット博士がアポロ17号の着陸地点であるトーラス・リトローの谷の上を飛んだ時の、月着陸船チャレンジャーから捕えられた二つの写真から編集された。南の中央山塊(South Massif)と呼ばれる山脈の広い日に照らされた面が、その左のトーラス・リトローの暗いフロアの上、フレーム中央近くに上っている。月の縁に向かった山脈の向こうに月の晴れの海(Mare Serenitatis)が横たわっている。ロン・エバンスによって操作されたコマンドモジュール、アメリカが、南の中央山塊に対して手前の軌道に見える。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
4月5日(日)
オーストラリアの川のデルタ

ヨーロッパ宇宙機関宇宙飛行士ルカ・パルミターノ(イタリア)は、彼の二回目の長期ミッションの間に、国際宇宙ステーションからオーストラリアのこのイメージを撮った。帰還後、彼はソーシャルメディアに投稿し、「生命をもたらす木のようなオーストラリアの川のデルタ」と言った。ルカは、六か月の国際宇宙ステーションでの滞在後、2020年2月5日に国際宇宙ステーションから戻った。

大判はイメージをクリック。川のデルタが鮮明に確認できるので取り上げてみました。この地方の名前や川の名前は報じられていません。イメージはデルタ地帯を明確にするために少し処理を加えています。ルカが宇宙に滞在していたころは、イタリアも未だ平穏でしたが!

Week in images (ESA)
4月4日(土)
レーニア山

国際宇宙ステーションがワシントン州の266マイル(426キロメートル)を周ったとき、レーニア山が撮られる。

大判はイメージをクリック。 レーニア山 はアメリカ西海岸の北部ワシントン州にあり、カスケード山脈の最高峰である成層火山。標高は富士山より高い 4,392 メートル。

Space station
4月3日(金)
M77:活動的な中央を持つ渦巻銀河

このフェースオン(正面向き)の銀河は、僅か 4700 万光年離れたくじら座に横たわっている。この素晴らしい島宇宙は、その推定された距離の下で差渡し約10万光年である。 NGC 1068 としても知られ、そのコンパクトで非常に明るいコアは、活動的な セイファート銀河 達の超巨大ブラックホールのミステリーを探査する天文学者達によってよく調べられている。 M77 とその活動的なコアは、X線、紫外線、可視光線、赤外線、電波の波長で明るく輝いている。この M77 のシャープなイメージはハッブル宇宙望遠鏡によって撮られ、水素によって放出される可視の赤い光によって支配されている。このイメージは、覆い隠すダストの雲と銀河の明るいコアの近くの赤味がかった星形成領域を追うように、渦巻の巻き付く腕の詳細を示している。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
4月2日(木)
Canadarm2 ロボットアームとデクスタ、ボルトロメオを引き出す

Canadarm2 ロボットアームと微調整可能なロボットハンド“デクスタ(Dextre)”が、地球から遠隔制御されて、スペースXドラゴン補給船の加圧トランクからボルトロメオ(Bartolomeo)を抽き出す。ボルトロメオは、宇宙ステーションの外で実行され制御される多数の外部科学機器を扱う、ヨーロッパ宇宙機関の科学システムである。

大判はイメージをクリック。

Space station
4月1日(水)
ジャン‐フランソワミレーによる星降る夜

1850年ごろの劇的な夜の光景のこの油絵は、フランスの画家ジャン‐フランソワ・ミレーの業績である。暗い大気の夜の空に、地平線の木とカートのシルエットに向かって、かすかに照らされた田園地方を通る道を示す光景の上に、流星として知られる流れ星達がある。ミレーはノルマンディーの農家で育ち、田園風景と農家の生活の絵で知られている。この星降る夜は、この画家が、19世紀のパリの光の汚染から約30キロメートル南東の Barbizon へ移った後に描かれた。ミレーは、この時に彼の兄弟に手紙を書いた。もし貴方がこの夜がどれくらい美しいかを知れば・・・、この静けさと雄大さは大変脅威であり、私は自身が実際に圧倒されていると感じていることを発見する。オランダ人のアーティスト・ファン・ゴッホはミレーの作品のファンであり、後に、また二つの劇的な星降る夜を描いた。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day