このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
6月21日(月)
天宮宇宙ステーション

天宮(Tiangong:Heavenly Palace)は、地表上340~450キロメートルの間の低地球軌道に置かれる宇宙ステーションである。完成したときの天宮宇宙ステーションは、国際宇宙ステーションの質量の約5分の一、ほぼ廃棄されたロシアのミールの大きさである。天宮は80~100トンの質量を持つと予想される。オペレーションは、中国の北京航空宇宙コマンド&コントロールセンターから行われるだろう。そのコアモジュール天河(Tianhe)は、2021年4月29日に打上げられた。このステーションの構築は、その前駆、天宮1号と天宮2号によって得られた経験、天宮計画の第三段階を印す。中国のリーダー達は、ステーションで行われる調査が、その存在期間を超えて、宇宙に関する研究者達の能力を向上させることを期待している。緊急救出作戦のために、神舟宇宙船を載せた長征2Fロケットが常に待機するだろう。

--- 大判はイメージをクリックしてウィキペディアのサイト(英語)から。各モジュールの詳細を見ることができますが、イメージの扱いについてはご注意ください。

wikipedia
(英語版)
6月20日(日)
宇宙からのガルヴェストン

1865年6月19日月曜日、テキサスで奴隷にされたアフリカ系アメリカ人は彼らの自由を知った。奴隷解放宣言がテキサス州ガルヴェストンで発表された解放のこの日はジューンティーンス(Juneteenth)として知られるようになった。2021年6月17日木曜日、ジョーバイデン大統領は、この日を連邦の休日にする法律に署名した。2013年に国際宇宙ステーションの遠征36クルーによってとられたこの夜間のイメージは、右下角のガルヴェストンとともに、テキサスのメトロポリタン・エリアの大部分を示している。

--- 大判はイメージをクリック。

NASA History
6月19日(土)
中国のクルー船、神舟12号打上げ

神舟12号は、当初、神舟11号に続く、実験的な天宮2号宇宙ステーションへの、二番目の訪問ミッションとして予定された。2016年、神舟12号は、2021年4月29日に打上げられた、現在一つのモジュール(天河)から成る天宮宇宙ステーションへの最初の神舟クルーミッションとして再計画された。このフライトは、2022年に建設が終るまでの4回のクルーミッションの初回をマークするだろう。この宇宙船は、2021年6月17日に、中国のゴビ砂漠で、長征2Fロケットによって打上げられた。このミッションは、中国の天舟貨物補給船の二回目フライト、天舟2号の成功した打上とドッキングに続いて、国際時間2021年6月17日 07:54 (日本時間6月17日午後4時54分)に天河コアモジュールとドッキングした。天河コアモジュールは四つのドッキングポートを持っているので、天舟2号はドッキングしたままでいることができる。クルーは、中国人宇宙飛行士が、天宮宇宙ステーションに入った最初の時間をマークして、国際時間 10:48 (日本時間午後7時48分)に天河コアモジュールに入った。軌道上でのクルーの約3ヵ月の滞在の間に2回の船外活動が予定されている。

wikipedia
(英語版)
6月18日(金)
新しいソーラーアレイを設置する船外活動第一回

NASAの宇宙飛行士シェーン・キンブローとヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士トーマス・ペスケは、7時間15分後の東部夏時間午後3時26分(日本時間6月17日午前4時26分)に船外活動を終えた。今年七回目の船外活動で、二人の宇宙飛行士達は、トラス構造(P6)の左側の終端にマウントされているブラケットに、新しい国際宇宙ステーションロールアウトソーラーアレイ(iROSA)をインストールした。キンブローとペスケは、フライトサポート装置の位置からアレイを取り外し、2Bパワーチャンネルのマストキャニスターに移した。新しいアレイが配備され軌道の研究室にパワーを供給し始める前に、宇宙歩行者達は、電気ケーブルを設置し、最終的な二つのボルトを締める必要がある。ペスケとキンブローは、インストール作業を続けるために、6月20日日曜日にも船外活動を行う予定である。NASAは、宇宙ステーションの八つの既存のパワーチャンネルのうちの六つを、新しいソーラーアレイで増強している。
国際宇宙ステーションは、2020年11月に、連続して人間が在住する20年の里程標を越えた。その時点で、108カ国と地域の研究者達からの約3千の調査研究を行う、19カ国からの244人が軌道の研究室を訪問した。
 --- 大判はイメージをクリック。この作業の詳細は 6月7日の記事 から。

Space station BLOG
6月17日(木)
火星の新しいローバー祝融

5月中旬、中国の天問1号ミッションは、赤い惑星に祝融(Zhurong)ローバーを届けた。中国語で火星は火の惑星を意味するので、この祝融ローバーの名前は、大雑把に、中国の神話で火の神を意味している。祝融は、地下に多くの氷を持つと報告されている、太陽系最大の知られたインパクト盆地、ユートピア・プラニシアの北のエリアに着陸した。多くの他の科学機器の中で、祝融は、100メートルの深さに埋められた氷さえ検出できる、地面を貫くレーダーを運んでいる。車サイズの祝融が、その着陸ベースの次に、ここに描かれている。このイメージは、運転するローバーによって配備された、遠隔カメラによって撮られた。祝融の予定された90日間のミッションには、ユートピアプラニシアでの、火星の地質、土、大気圏などを調査することを含んでいる。

--- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
6月16日(水)
太陽ミッション、金星の変わった磁場について新しい詳細を明らかにする

NASAとヨーロッパ宇宙機関の共同ミッションである太陽軌道船は、太陽とその極の初めてのイメージの、これまでで最も近いイメージを含む、太陽に関する草分け的な新しい発見を提供するだろう。しかし、このミッションは、我々の隣りの金星についてもある新しい発見をしている。先の12月の金星への最初のフライバイで集められた太陽軌道船データの新しい分析は、惑星によって生じたのではないこの惑星のユニークな磁気環境が、毎時何百万マイルに粒子を速めるのに十分な強さがあることを示している。科学者達は、2021年5月3日に Astronomy & Astrophysics のオンラインで発表されたこの発見が、宇宙の磁場の多様性調査の重要性を強調していると言っている。コアの中の融解した素材からの固有の磁場を持っている地球と異なって、金星は、帯電した原子で満たされた大気の領域、この惑星の電離層と太陽風の相互作用からその磁場をつくり出している。

大判はイメージをクリック。ジョンスホプキンス大学の記事から。

Venus
6月15日(火)
日本を囲む花

‎コペルニクスセンチネル2ミッション‎‎は、日本の沖合の太平洋に渦巻く藻類の花を見た。‎‎ズームインして 10メートルの解像度で詳細を見よう。‎これら藻類の花は、海面または海面付近を漂う植物プランクトンの急速な増殖である。過度の藻類や藻類の花の成長は肉眼でも見え、宇宙からも検出できる。‎‎藻類の花は海の生命の自然な部分であるが、人間の活動が花に影響しているとも言われる。藻類の花は、光、水温、過剰な栄養など、環境に有害になることもある。‎この2019年6月14日に撮影された写真では、北海道から約130キロメートル離れた海面に高濃度の藻類が見られる。この藻類の花は、長さ500キロ超、幅200キロ以上とされ、ここに描かれた領域は、北(左)から南に約100キロ、東(上)から西に約110キロの、ごく一部を示している。‎‎‎北海道の近くは、南からの暖かい黒潮と北からの冷たい親潮が集まる太平洋の一部にある。温度と密度の異なる二つの流れが衝突するとしばしば渦をつくる。表層の水の上に成長する植物プランクトンはこれらの渦の境界に沿って集中して水の動きを現す。‎‎植物プランクトンは食物連鎖において重要な役割を果たしているが、地球の植物と同等に二酸化炭素を吸収し世界の炭素循環にも影響を及ぼす。大気中の温室効果ガスの増加に伴って海洋が温暖化する中、植物プランクトンは一貫して体系的に監視する必要がある。--- 記事は要約しています。大判はイメージをクリック。

Sentinel-2
6月14日(月)
‎世界最大の氷山に出会う‎

‎南極大陸のウェッデル海に横たわる棚氷、巨大な氷山がロンネ氷棚(Ronne Ice Shelf)の西の面から生まれた。A-76 と呼ばれるこの氷山は、大きさ約 4320 平方キロと測定され、現在世界最大の氷山である。‎コペルニクス・センチネル1号ミッション‎‎によって撮影された最近の画像に発見されたこの氷山は、長さが約170キロ、幅25キロで、スペインのマジョルカ島よりも僅かに大きい。‎この氷山の途方もない大きさは、それを世界最大にし、同じくウェッデル海にある約 3880 平方キロの A-23A 氷山から一位を奪った。比較として、今年2月にブラント氷棚を壊した A-74 氷山は僅か 1270 平方キロであった。ロンネ氷棚を壊した氷山を示すアニメーションは、 こちら から見ることができる。

大判はイメージをクリック。

Sentinel-1 (ESA)
6月13日(日)
異なる光、ビッグシティ

ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士トーマス・ペスケは、彼の二回目の国際宇宙ステーションでの長期ミッションの間に、ギリシアの首都アテネのこのイメージを撮った。彼はソーシャルメディアで言った。「アテネは夜も日中のように駆け回っている。夜には異なるエリアが異なる色で照らされているが、アクロポリスはまた見ることができる。」

--- 大判はイメージをクリック。トーマス・ペスケはイタリアの宇宙飛行士。

Week in images
6月12日(土)
地中海とスエズ湾の月の輝き

トルコの上263マイル(420キロメートル)を周ったときの、国際宇宙ステーションからとられたこの夜間の写真は、地中海とスエズ湾における「月の輝き(Moon's glint)」に焦点を当てている。ナイルデルタと東部地中海沿岸に沿った都市の光が、また顕著に写真に現れている。

--- 大判はイメージをクリック。

Space station
6月11日(金)
ブラックホールの降着円盤、新しいシミュレーションで輝く

天文学者達は、宇宙で最も捉えどころのないブラックホールの、将来のより良い観測に役立てるために、コンピュータシミュレーションを開発し続けている。しかしながら、宇宙にはブラックホールが、恐らく多数存在するにもかかわらず、見るのは極めて難しい。科学者達は、2019年まで、ブラックホールの初めての電波イメージを捕えることができず、また、2015年の最初の検出以降、重力の波紋のサインを通して約4ダースのみのブラックホールの融合が検出されてきた。そのために、科学者達は、将来のミッションにおいて更に多くの融合を発見するのに役立つであろう重要な洞察を得るために、ブラックホールシミュレーションに目を向けている。これらのシミュレーションのあるものは、二つの怪物ブラックホールが互いに接近して周っている、超巨大ブラックホールバイナリシステムを追っている。スーパーコンピュータデータのこの視覚化は、ブラックホールの内部のアクリーションディスクのX線の輝きを示している。

大判はイメージをクリック。

Solar System and Beyond
6月10日(木)
NASAのジュノの、ガニメデフライバイの最初のイメージを見よう

この20年以上の間他の宇宙船が為しえなかったこの氷の球の劇的な一瞥を提供して、ジュノ宇宙船は、木星最大の月の近くを飛んだ。2021年6月7日の木星の巨大な月ガニメデのフライバイの、NASAジュノ宇宙船からの最初の二つのイメージが、地球で受信された。この木星軌道船の JunoCam 画像装置と、星関連ユニット(Stellar Reference Unit)の星カメラからのこれらの写真は、クレータ、鮮明な明暗の地形、恐らく地殻構造上の断層に結びつく長い構造的な地形を含む、注目に値する詳細な表面を示している。

--- 大判はイメージをクリック。先ずは一報です。

Juno
6月9日(水)
星達、ガス、磁気の銀河の中央

我々の銀河の中央近くはどうなっているのだろう? これらの領域を探査する、電波とX線での銀河平面の上下の、新しい詳細なパノラマが組み立てられた。軌道を周っているチャンドラ天文台によってとられたX線光が、オレンジ(熱い)、緑(より熱い)と紫(最も熱い)で示され、ミーアキャットアレイによって得られた灰色で示された、電波による非常に詳細なイメージに重ねられている。相互作用は非常に多く複雑である。拡大する超新星の残骸のような銀河の獣、新しく形づくられた星達からの熱い風、異常に強くまた衝突しつつある磁場、中央の超巨大ブラックホールの全てが、差渡し僅か 1,000 光年の宇宙で戦っている。継続的な観測と調査が、我々の銀河のみならず全ての銀河達の歴史と進化により多くの光を与えるだろう。

イメージまたは右のリンクをクリックして表示される大きなイメージにカーソルを当て、表示される注記に注目。

Astronomy Picture of the Day
6月8日(火)
NASAのジュノ、木星の月ガニメデの詳細な観察を得る

6月7日(月)午前10時35分(日本時間6月8日火曜日午前2時35分)、NASAのジュノ宇宙船は、木星最大の月ガニメデの表面から 1,038 キロメートル内を通過する。このフライバイで、ジュノは、ガリレオ宇宙船が2000年5月20日に接近して以来の、太陽系最大の自然の衛星に最も近づく。太陽光発電のこの宇宙船のフライバイは、印象的な画像と共に、この月の組成、電離層、磁気圏、氷の殻に関する洞察を生み出すだろう。ジュノのこの月の近くの放射線環境の測定も、また、木星システムへの将来のミッションに利益をもたらすだろう。ガニメデは水星よりも大きく、この天体を取り巻く荷電粒子のバブル状の領域、独自の磁気圏を持つ太陽系で唯一の月である。この木星の月ガニメデの合成と地質図は、NASAのボイジャー1号と2号宇宙船、NASAのガリレオ宇宙船からのイメージを使って編集された。

--- 大判はイメージをクリック。アニメーション動画は こちら から。ガニメデは、ガリレオが自身で発明した望遠鏡で観測した、木星の四つの大きな衛星の一つ。本サイトの「ガリレオ記念」 「ガリレオ衛星」 参照。

Jupiter
6月7日(月)
国際宇宙ステーションのソーラーアレイ

国際宇宙ステーションが地球を周回する中、4組のソーラーアレイが太陽のエネルギーを吸収し、軌道のプラットフォームの継続的な運用に電力を供給している。‎耐用年数15年で設計された国際宇宙ステーションのソーラーアレイは‎‎、2000年12月‎‎に最初のペアが配備されて以来継続的に動作しており、2006年9月、2007年6月‎‎、2009年3月‎‎にはアレイのペアが追加で提供された。現在、これらは予想通り機能しているが、劣化の兆しも見せ初めている。NASAは、新しいソーラーアレイによって、宇宙ステーションの八つの既存の電力チャネルのうちの六つを増強する。元の大きな八つのアレイと、より小さく、より効率的な新しいアレイの組み合わせによって、それぞれの拡張アレイの発電量は、元のアレイが最初にインストールされたときに生成された量にほぼ復元され、宇宙ステーションの調査と運用のための電力が20~30%増加する。‎これらの‎新しいソーラーアレイ、国際宇宙ステーションロールアウトソーラーアレイ(iROSA:ISS Roll-out Solar Arrays)は、現在の六つのアレイの前に配置される。

--- 大判はイメージをクリック。この新しいソーラーアレイ(iROSA)は6月5日に到着したドラゴン貨物船で届けられ、6月16日と20日に予定されている船外活動の間にインストールされる予定です。

Space station
6月6日(日)
夜のナポリ

ヨーロッパ宇宙機関宇宙飛行士トーマス・ペスケは、彼の二回目の長期ミッションの間に、イタリアのナポリ市のこのイメージを撮った。彼はソーシャルメディアに投稿した。「ナポリは、ピザ好き達のためにだけでなく、驚くべき場所である。夜、光のない大きな円いベスビオ火山が容易に見つけられる。」
トーマスは、2021年4月23日に、国際宇宙ステーションに打上げられた。

--- このイメージは国際宇宙ステーションから見た地上のイメージの精度を見ていただくために取り上げたものです。左図は原画の一部を切り出したもの。大判は原画サイズで処理を加えた一部です。港湾の施設やかなり細かな路地まで見えています。なお、ベスビオ火山一帯は黒一色なので避けています。大判はイメージをクリック。
原画はほぼ真っ暗ですが こちら から。

Week in images
6月5日(土)
ロシアの船外活動

遠征65、ロシアの宇宙飛行士ピョートル・ダブロフが、7時間19分の船外活動の間に、来るべき切離しに備えてピアドッキング区画を準備する。カザフスタンのバイコヌールコスモドロームから間もなく打上げられる「ナウカ(Nauka)」多目的研究室モジュールが、ズベズダサービスモジュールの地球に面するポートのピアに置換えられるだろう。

--- 大判はイメージをクリック。

Space station
6月4日(金)
ブランコとハッブルからの螺旋星雲

星はどのようにこの螺旋(Helix)星雲をつくったのだろう? 恐らくそれらは太陽のような星達がどのように寿命を終えるのかの手掛かりを持っているので Helix のような惑星状星雲の形は重要である。しかしながら、軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡の観測と、チリの4メートルのブランコ望遠鏡は、この Helix が単純な螺旋でないことを示した。むしろ、それは、弧、衝撃波、また良く理解されていない形のような、二つのほぼ垂直なディスクの集合である。それでも多くの著しく幾何学的なシンメトリーが残っている。一つの太陽のような星が、どのように美しく幾何学的な複雑さをつくったかは調査の話題である。この Helix 星雲は地球に最も近い惑星状星雲であり、みずがめ座の方向僅か約700光年にあり幅約3光年である。

--- 大判はイメージをクリック。これはハッブルの有名な成果の一つですが、この記事は2014年の発表です。

Astronomy Picture of the Day
6月3日(木)
オリオンの上の衛星

このオリオンの中の筋は何だろう? それらは地球軌道を周る多数の衛星からの日光の反射である。薄明かり空の全域に浮く、一連の連続した点として現れた「スペースX」のスターリンク衛星を含む増加する通信衛星は、多くの天文学者達の間で懸念を引き起こしている。スターリンクと類似した星座が日没後の空をダイナミックにし、衛星ベースの広域な通信を速め、現在サービスが不十分な農村地帯へのデジタルサービスの提供に役立っている。しかしながら、反面、これらの低地球軌道衛星は、日没直後や夜明け前のイメージを撮る特別な観測計画、ある深天文画像形成計画をより難しくしている。高い軌道で働くように計画された将来の衛星の配置は、夜間を通して計画される地上ベースの大きな望遠鏡の深宇宙調査にも影響を与えるかもしれない。このオリオンの中の筋はスターリンクのものではなく高地球静止軌道の衛星からである。この写真は、背景のオリオン星雲に焦点を当てるために撮られたいくつかのイメージと通過する衛星を示す、2019年12月にとられた3分露出の65以上のデジタル結合である。

--- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
6月2日(水)
ヨーロッパ宇宙機関のネットワークマップ

宇宙の監視はどのように行われているのだろう? これは2017年のヨーロッパ宇宙機関の追跡ステーションの位置を示しており、前後の変化があります。‎青は、ドイツのダルムシュタットにある、エストラックネットワークオペレーションセンター(NOC)が運営するコアステーション、欧州宇宙オペレーションセンター(ESOC)。オレンジは、ヨーロッパ宇宙機関に代わって商業団体によって商業的に調達・運営されている拡張エストラックステーション。‎緑は、定期的にヨーロッパ宇宙機関のミッションにサービスを提供している、外部機関が所有・運営するエストラックステーション。

 --- 大判はイメージをクリックしてヨーロッパ宇宙機関のページから。この記事は古いですが宇宙監視がどのように(広範囲に)行われているかを示すために取り上げてみました。日本にも協力監視所として臼田と益田の2カ所が挙げられています。主となる深宇宙(Deep Space)アンテナは、スペイン、オーストラリア、南米に設置されています(黄色の枠)。

Space in Images (ESA)
6月1日(火)
NASAのウェッブ、銀河達の併合するコアを探査するだろう

地球から見たとき NGC 7469 を構成する銀河達はほぼ正面向き(face-on)であり、ブラックホールが存在するかもしれないエリアを確認することが容易である。右上の銀河の中心には、若い星達のリングによって囲まれた、強力な付着する超巨大ブラックホールがある。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡からの高解像度赤外線のイメージは、これらの星達が、この銀河の腕の遠い外の星の構成と比較して、中央の超巨大ブラックホールの周りに異なって構成されているかどうかを判断することが求められている。ウェッブは、また、研究者達が、星の形成をドライブし和らげる、星間の媒体が何処でまたどのように影響を受けるかを特定するための、ガスの流出をたどるのに役立つだろう。

大判はイメージをクリック。ハッブル宇宙望遠鏡を上回る性能が期待されるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、今年後半の打上が予定されています。5月20日の記事参照。

Galaxies
5月31日(月)
惑星状星雲 Mz3 :蟻星雲

なぜ、この蟻は大きな球形でないのだろう? 惑星状星雲 Mz3 は、確かに丸い、我々の太陽に似た星によって投げ捨てられている。流れ出るガスは、何故はっきりした丸型でない蟻の形をした星雲をつくるのだろう? それらの手掛かりには、推し出されたガスの秒速 1,000 キロメートルの速度、また、ここに挙げられた星雲の中央の星の磁気があるかもしれない。一つの可能性のある答えは、 Mz3 が、明るい星の近くを周っている、二番目の、よりぼんやりした星形を隠していることである。競合する仮説には、中央の星自身の回転と磁気フィールドがガスをその方向に向けているというものがある。中央の星は我々の太陽と似ているように見えるので、天文学者達は、この巨大な宇宙の蟻が、将来の我々の太陽と地球の可能性に対する洞察の提供に役立つことを期待している。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月30日(日)
五大湖

‎約10万年前、カナダの大部分と米国の一部に大きな氷床が形成された。それが形成されたとき、巨大な氷河が陸地内に流入し、谷を切り開き、山々を平らにした。高温が氷床を溶かし始めたとき、融けた水が氷河によって残された穴を満たした。これらの穴の多くは今日もまだ水を含み、米国中央とカナダの全域に、何千もの湖を形づくった。このプロセスで最も大きな残骸が五大湖である。(以下略)

大判はイメージをクリック。

Week in images (ESA)
5月29日(土)
‎ゴールデンゲートブリッジとサンフランシスコ‎

‎ゴールデンゲートブリッジが、サンフランシスコとカリフォルニア北部のゴールデンゲート国立保養地を結んでいる。この写真が撮影されたとき、国際宇宙ステーションは、太平洋の上空264マイルを周回していた。‎

--- 大判はイメージをクリック。原版は非常に大きなイメージです。 こちら から。

Space station
5月28日(金)
星 AG Car の爆発する雲

ジュディ・シュミット(Judy Schmidt)によって処理されたこの‎‎2021ハッブルイメージ‎‎の中心には、約2万光年離れた南の星座カリーナの超巨大星 ‎‎AG Carinae ‎‎が横たわっている。 ‎‎この星の放出する力は太陽の100万倍を超え‎‎、 AG Carinae ‎‎は、天‎‎の川銀河‎‎の中で最も明るい星の一つとなっている。 AG Carinae とその隣人 Eta Carinae は、希少な 高光度青色変光星‎‎(LBV:Luminous Blue Variable:) のクラスの星に属‎‎している‎‎。 AG Car を囲む星雲は、そのような‎‎暴発‎‎の一つ以上の残骸として解釈される。この星雲は5‎‎光年‎‎と測定され、太陽質量‎‎の約10‎‎個のガスを含み、1万年前以上と推定されている。‎‎ハッブルの31回目の‎‎打上‎‎記念として撮影された‎‎このハッブルイメージ‎‎は、星‎‎雲全体を最初に捉え、その構造とダストの含有量に関する‎‎新しい視点‎‎を提供している。 ‎‎LBV‎‎ はいくつかの‎‎超巨大な星達‎‎の生涯の後半の‎‎短い段階‎‎を表しているが、‎‎彼らの休みのなさの説明は‎‎、‎‎巨大な星がどのように機能する‎‎かに関する人類の理解への‎‎挑戦‎‎を残している。‎

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月27日(木)
宇宙ステーションから見たロケットの打上げ

国際宇宙ステーションから見たコマ落しのビデオを詳しく見ると、地球軌道に昇っているロケットが現れるだろう。国際宇宙ステーションに補充用品を運ぶプログレス MS-10 (または 71P)モジュールを運ぶロシアのソユーズFGロケットが、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームから、2018年11月に打上げられた。約15分を凝縮した90秒のビデオのハイライトには、左下に地球上に見られる都市の光と雲、中央を横断して斜めに走る大気光の青と金色の帯、地球の背後に沈む右上の遠い星達を含んでいる。ロボット補給船がその推進装置を点火し、2018年に20回目の記念日を祝った宇宙の研究室、国際宇宙ステーションに接近し始め、下段ロケットが地球に落下しているのを見ることができる。地球軌道を周る国際宇宙ステーションで生活する宇宙飛行士達は、より実用的な任務、多数の科学機器、人間の知識を拡大し、低地球軌道での将来の商用化を可能にする。

ビデオはイメージをクリックして Youtube から。

Astronomy Picture of the Day
5月26日(水)
ミルキーウェイ銀河の中央、赤外線イメージ

ミルキーウェイの中央は、可視光線では覆い隠すダストとガスの雲で隠されている。しかし、スピッツア宇宙望遠鏡の赤外線カメラによるこの驚くような眺望においては、混雑した銀河中心領域のダストの多くを透過し星達を明らかにしている。多くの小さなスナップショットの合成、この詳しい疑似カラーイメージでは、青い色で古く冷たい星達を示している。赤と褐色の輝くダストの雲は、星の託児所の、若く熱い星達と関係している。ミルキーウェイの中心には、新しく生れた星達の可能性が最近発見された。この銀河の中心は、いて座方向、約 26,700 光年に横たわっている。その距離で、この写真は幅約900光年に及んでいる。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月25日(火)
アポロ17号:三日月の地球

この驚くような写真の宇宙の黒い背景に対して、我々の惑星が、曲がった陽に照らされた三日月を見せている。この馴染みの薄い視点からの地球が、遠い惑星の望遠鏡イメージのように、小さく、全ての地平線が完全に視界のフィールドの中にある。惑星地球の詳しい視界は、低地球軌道を周る国際宇宙ステーションクルーのみが楽しむことができる。雲、海、大陸の壮観な光景が、惑星の遠い輪郭の部分的な弧として、90分ごとに地球を周る彼らの下に絵巻物のように現れる。しかし、このデジタル的に復元されたイメージは、これまで24名の人間によってのみ達成された、月に旅し再び戻った、1968~1972年のアポロ宇宙飛行士達の視界を示している。この源の写真は、アポロ17号の帰還の途のクルーによって、1972年12月17日にとられた。これは、今のところ、人間の手によってとられた地球の最後の写真である。

大判はイメージをクリック。翻って、明日、5月26日、スーパームーンの皆既月食が予定されている。「アストロサイエンス(5月25日)」 参照。

Astronomy Picture of the Day
5月24日(月)
火星‎‎のユートピア

‎この1976年のイメージ、火星の広大なユートピア平原に、岩と巨礫がばらまかれている。バイキング2号着陸船のカラーと白黒の画像データからつくられたこの光景は、ほぼ人間の目で見た火星の北の平原の外見に近い。大きさとして、中央近くの際立った丸められた岩は約20センチメートルである。更にフレームの右側の暗い角ばった巨礫は、約 1.5 メートルである。更に、視界の中には着陸船のサンプラーアームによって掘られた2本の溝があり、土収集ヘッドを覆った投げ出された保護の覆いがある。5月14日、中国の祝融マーズローバーが成功裏に火星に着地し、ユートピア平原のその着陸地点の、最初のイメージを送り返した。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月23日(日)
‎オーストラリアの北の急峻な砂岩ドーム‎

オーストラリアの北の地域にあるオルガス(Olgas)とも呼ばれるカタ・ジュタ(Kata Tjuta)の急な砂岩ドームが、267マイル上空を周回する国際宇宙ステーションから描かれる。‎

--- 大判はイメージをクリック。

Space station
5月22日(土)
小さな塩水湖をもつリビアの火山のクレータ

三つの小さな塩水湖を持つリビアの孤立した火山のクレーターが、サハラ砂漠の上空263マイルを周回する国際宇宙ステーションから描かれる。‎

--- 大判はイメージをクリック。

Space station
月日()
‎スーツサット1:宇宙服が自由に浮かぶ‎

‎15年前、‎‎国際宇宙ステーション‎‎から宇宙服が浮かんだが、何の調査も行われなかった。誰もがそれが‎‎宇宙ステーション‎‎クルーによって行われたことを知っていた。 Suitsat-1 と呼ばれるこの不必要になったロシアのオーラン宇宙服は、かすかなラジオ送信機を付けて地球を周るために放出された。この‎‎スーツは‎‎、その無線信号‎‎が予想外に弱くなる前に、地球を2周した。‎‎ Suitat-1 は‎‎、数週間後に‎‎地球の大気中‎‎で燃え尽きるまで、90分ごとに軌道を回り続けた。‎‎この写真‎‎は、無人の宇宙服が‎‎、宇宙ステーション‎‎から‎‎離れて漂流した‎‎2006年に撮影された。‎

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月20日(木)
NASAのウェッブ、銀河の融合の核を探る

II Zw 096 として知られているこれらの併合している銀河達は、イメージの中央近くの赤い斑点でヒントが与えられている星の形成の壮観な爆発のサイトである。このダストに覆われたエリアは、赤外線の長い波長で更に明らかになる、星の形成の光り輝く爆発を隠している。このイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)からの、近赤外線、可視光線、遠紫外線の観測を結合している。NASAのスピッツア宇宙望遠鏡からの赤外線データを使っている研究者達は、このイメージの中心の小さな赤い領域の星の爆発的形成が、年間に約100の太陽質量の無謀なペースで星達をつくっていると見積もった。来るべき ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope、JWST) は、研究者達が、ダストを透過し、埋められた高速で発達する超巨大ブラックホールを調査する場を提供するだろう。
--- 大判はイメージをクリック。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は今年10月の打上が予定されており、最近その主鏡がメディアにも公開された。その主鏡は約 6.5 m、 HST(口径2.4m)の2.5倍で、面積は7倍以上にもなる。この点からも HST をしのぐ非常に高い観測性能が期待されている。地球周辺軌道を周る HST に対して、 JWST は、はるかに遠いラグランジェポイント2(L2)に置かれる。

Galaxies
5月19日(水)
初期宇宙の星達を見る

この2020年6月のハッブル宇宙望遠鏡からのイメージは、銀河の集団 MACS J0416 を示している。これは、これまでで最も深い重力レンズイメージを生み出した、ハッブルフロンティアフィールド計画によって調査された、六つの銀河集団の一つである。科学者達は、集団の中の暗黒物質の分布を調査するために、集団内部の光(青)を使った。

大判はイメージをクリック。

Galaxies
5月18日(火)
NGC 602 とその彼方

この雲は牡蠣のように、またこれらの星達は真珠のように見えるかもしれない。しかしその彼方を見よう。約20万光年の距離の衛星銀河小マゼラン雲の周辺の近くに、500万年の若い星団 NGC 602 が横たわっている。この驚くようなハッブルイメージの領域には、出生のガスとダストによって囲まれた NGC 602 が現れている。これらのファンタスティックな隆起とまとめられた背景の形は、 NGC 602 の大きな若い星達からのエネルギーに満ちた放射と衝撃波がダストの素材を浸食し、集団の中央から離れる星の形成の動きを起動させたことを強く示唆している。小マゼラン雲の推定された距離で、示されたこの写真は幅約200光年に及ぶが、この鋭い多色の視界には、背景の銀河達の苛立つような様々な取り合わせも見えている。背景の銀河達は NGC 602 から数億光年またはそれ以上彼方にある。

--- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月17日(月)
干潟星雲の南の崖

近くの星形成領域、干潟星雲(Lagoon Nebula)とも呼ばれる M8 のこのクローズアップを、波打つ明るい隆起とダストの雲が横断している。8メートルのジェミニ南望遠鏡からの、狭帯域可視光線と広帯域近赤外線データの、鋭い、疑似カラー合成の全視界は、ある時は南の崖(Southern Cliff)と呼ばれる星雲の領域を通して、約20光年に広がっている。この非常に詳細なイメージは、明るい輪郭の雲と ハービッグハローオブジェクト の先端に埋め込まれた多くの新しく生れた星達の結びつきを調べている。星形成領域に多いハービッグハローオブジェクトは、ガスとダストの周囲の雲を熱する形成のプロセスで、若い星達によって放出される強力なジェットとしてつくり出される。この宇宙のラグーンは、我々のミルキーウェイ銀河の中央、いて座の方向約 5,000 光年に見ることができる。

イメージの一部です。全体は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
5月16日(日)
‎中国の北京と天津の夜景‎

‎黄海に近いアジア大陸の上空264マイルを周回する国際宇宙ステーションから、中国の北京と天津の夜景が描かれている。‎

大判はイメージをクリック。

Space station
5月15日(土)
‎衛星、エトナ山の予測不可能な振舞いを監視‎

‎シシリーの東海岸にある エトナ山 は、世界で最も活動的な火山の一つである。その爆発が頂上で起き、そこには、それぞれ1945年と1928年につくられたウォラギネ(Voragine)とボッカ・ヌオバ(Bocca Nuova)、エトナ(3330m)で最も高いポイント北東クレータ、および、最近、その四つで最も活動的だった南東クレータがある。その南東クレータが、2021年2月に始まり、オレンジと赤で夜空を染め、一連の激しい溶岩の噴出をつくり出した。続く週には、この火山は 1.5 キロメートルほどの溶岩の噴出をつくり出した。これらの壮観な爆発は、ここ数十年間で最高の、南東クレータで観測されたものである。過去に同じ高さに達した溶岩の噴出は、2千メートル以上の溶岩泉を備えた、2015年12月に観測されたウォラギネクレータのみであった。

大判はイメージをクリック。

Sentinel-2 (ESA)
5月14日(金)
新しいNASAの視覚化、二重ブラックホールの光を曲げるダンスを調べる

太陽質量の何百万倍もの対の軌道を周るブラックホールが、新しいNASAの視覚化において、催眠のパドドゥを行なっている。このムービーは、ブラックホールが、降着円盤と呼ばれる互いを囲む熱いガスの渦から発散する光を、どのように歪め向け直すかを追っている。軌道平面の近くから見たとき、それぞれの降着円盤は、特徴的な二重のこぶの様を見せる。しかし、他の前を通り過ぎたとき、手前のブラックホールの重力は、そのパートナーの弧のシーケンスを急速に変化させる。これらの歪曲は、ブラックホールの近くで空間と時間のもつれ合いを導き、二つのディスクからの光のように働く。

アニメーション動画はイメージをクリックして Youtube から。

Black Holes
5月13日(木)
ブランコとハッブルからの螺旋星雲

星は、どのようにしてこの螺旋(Helix)星雲をつくったのだろう? この Helix のような惑星状星雲の形は、恐らく太陽のような星達がどのように寿命を終えるのかの手掛かりを持っているので重要である。しかしながら、軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡の観測と、チリの4メートルのブランコ望遠鏡は、この Helix が単純な螺旋でないことを示した。むしろ、それは、弧、衝撃波、また良く理解されていない形のような、二つのほぼ垂直なディスクの集合である。それでも多くの著しく幾何学的なシンメトリーが残っている。一つの太陽のような星が、どのように美しく幾何学的な複雑さをつくったかは調査の話題である。この Helix 星雲は地球に最も近い惑星状星雲であり、みずがめ座の方向僅か約700光年にあり幅約3光年である。

--- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月12日(水)
銀河のクローズアップ

‎このイメージは、ケンタウルス座の1億光年以上に横たわる、壮大な渦巻銀河 NGC 4603 のクローズアップポートレイトを示している。青く若い星達の明るい帯が、明るいコアから外へゆったりと曲がり、この銀河の腕をつくっている。渦巻の腕を通して縫っている複雑な赤褐色のフィラメントはダストレーンとして知られ、銀河から広がった星明りを覆い隠すダストの密度の濃い雲から成っている。この銀河はハッブルお馴染みの主題である。20世紀終盤の数年には、 NGC 4063 はケフェウス型変光星として知られる星達の独特なクラスのサインのために、熱心にまた綿密に観察された。これらの星達は、地球からどれほど遠いのかを天文学者達が正確に測る場を提供する、綿密に期間に縛られた明暗の光度を持っている。ケフェウス型変光星からの距離の測定は、宇宙で最も遠い距離を測定する鍵であり、宇宙が拡大していることを示すためにジョージ・ルメートルとエドウィン・ハッブルによって使われたファクターの一つであった。

大判はイメージをクリック。

Week in images (ESA)
5月11日(火)
ケンタウルスAの曲がった磁場

銀河が衝突するときそれらの磁場に何が起きるだろう? NASAは、成層圏赤外線天文台(SOFIA)のその飛行747で、磁場をたどる極性を持つダストの放射を観測するために、近隣の銀河ケンタウルスA(Cen A)に向けた。 Cen A の変わった形は、中央の超巨大ブラックホールに付着しているガスによってパワーを供給されたジェットを持つ、二つの銀河達の衝突から生じている。結果として示されたイメージでは、 SOFIA が得た磁気の流れのラインが、ヨーロッパ南天文台(可視光線の白)、 APEX (サブミリメートル、オレンジ)、チャンドラ (X線、青)、スピッツア(赤外線:赤)に重ねられている。これらの磁場は、銀河の外縁ではダストレーンと平行であると見られるが、中央近くでは歪んでいる。ブラックホールの近くの重力は、イオンを速め、磁場を拡大する。つまり、この衝突は銀河達の質量を結合するだけでなく、それらの磁場を増大させた。これらの結果は、合併がより一般的だったときの初期の宇宙で、磁場がどのように進化したかに対する新しい洞察を提供している。

大判で確認してください。イメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月10日(月)
周連星惑星の発見

1977年に初めて映画スターウォーズが公開されたとき、今では肖像的な二つの太陽(周連星惑星(circumbinary planet))を見せた。その時、天文学者達は、そのような太陽系が存在するかどうか本当にはわからなかった。実際に、最初の系外惑星は1990年代初期まで検出されなかった。最初の実際の周連星惑星は2005年に検出され、太陽のような星と褐色矮星から成る連星システムを周る木星サイズの惑星であった。系外惑星通過探査衛星(TESS)からのデータを調べている研究者達が、二つの星達を周っている世界、ここに示した2020年1月からのイメージのような初めての周連星惑星を発見した。画架座の 1,300 光年にある TOI 1338 b と呼ばれるこの惑星は、地球より 6.9 倍ほど大きく、海王星と土星の大きさの間にある。これらの星達は 食変光星または食連星(eclipsing binary) を為し、恒星のコンパニオン達が、我々の視界の平面を互いに周っているときに起きる。一つは我々の太陽より約10%大きく、他は冷たくかすかであり太陽質量の3分の一である。 TOI 1338 b の通過は不規則であり93日と95日の間にある。その親星達の軌道の動きに影響されて深さと間隔に差がある。 TESS は大きな方の親星を横断した通過を見たのみであり、小さな星の通過を検出するのは難しい。その軌道は少なくとも 1000 万年は安定であるが、我々から見た軌道の角度からは、この惑星の通過は2023年11月までであり、8年後に再開するだろう。 --- 大判はイメージをクリック。

Exoplanets
5月9日(日)
モルビアン、フランス

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル2号ミッションは、フランス西部,ブルターニュ半島南岸にあるブルターニュ地域 (レジオン) の県、モルビアン(Morbihan)を我々に示した。ブルターニュはフランス北西部の重要な文化的な領域である。10メートルフル解像度で、このイメージを見よう。

--- センチネル2号は高精細なイメージを撮ることで知られています。この記事はセンチネル2号の精細画像を見ていただくために取り上げたものです。大判は原寸大のイメージを切り出し、処理を加え鮮明化したものです。原版は こちら から。

Sentinel-2
5月8日(土)
クライストチャーチ、ニュージーランド

国際宇宙ステーションが南太平洋上271マイル(434キロメートル)を周ったとき、ペガサス湾の沿岸のニュージーランドのクライストチャーチが描かれる。

大判はイメージをクリック。
ニュージーランドの クライストチャーチ (半島の付け根の街:リンク先の地図参照)は、2011年の大地震で、多数の日本人が犠牲になったことでも思い出深い。ニュージーランドは治安が良いことで知られ、英語を学ぶ適地としても選ばれていた。留学先として人気が高く、また地震発生時はほとんどの大学が冬期休暇であったこともあって多数の日本人留学生がクライストチャーチにいた。このときの日本人犠牲者は28人に上った。

Space station
5月7日(金)
火星の星の夜

今日は珍しい写真を紹介しよう。2月18日に火星に着いたマーズパーサビアランスローバーはまだ調整中であり種々の機能確認が行われています。この写真もその一つ、地球歴で5月4日、現地太陽時間午前1時10分ごろに撮られた、スカイカメラ(SKYCAM)の火星の星の夜の試し撮りです。これまでのローバーではこのような写真は見られませんでした。発表には解説がありませんので以下全て筆者の推測です。地球と異なり人工の光がないので膨大な数の星が見えています。露光時間に起因するのでしょうか近くの星は少し動いているように見えます。大気は薄く強い風はないので遠い星で確認できる「ゆらぎ」は少ないようです。この一枚には流星の光の筋が見えます。重力が小さいので流星の頻度は少ないでしょうが、大気中の酸素は少ないので地表まで届く数は多くなり、その振舞いも地球と異なるでしょう。筆者には星座は確認できませんでした。読み取れれば地球上から見た形との違いが見られ楽しいでしょう。

左の写真は原版の一部、その他は 原版原版のコントラストを強めて見易くしたもの です。

Perseverance Sol 73: SkyCam Camera
5月6日(木)
「スペースX」クルードラゴン、地球の大気に入る

「スペースX」クルードラゴン・レジリエンスが、地球の大気に再び入っているのが国際宇宙ステーションからとられる。熱保護遮蔽を持つレジリエンスは、時速 17,000 マイル(27,200 キロメートル)超の大気との摩擦を経験し、 極度の熱がその後ろに流れて見えるプラズマの尾をつくっている。宇宙飛行士達マイケル・ホプキンス、ビクター・グローバー、シャノンウォーカー、野口聡一は、数分後に、フロリダのパナマシティ沖のメキシコ湾に、安全にパラシュート降下し、着水した。

--- 左図大判はイメージをクリック。右図は着水した瞬間(NASAテレビから)。

Space station BLOG
5月5日(水)
南アフリカ、ケープタウン

‎国際宇宙ステーションが269マイルを周回する中で、南アフリカのケープタウンが、南大西洋沿岸沖で、太陽に輝いている。‎

大判はイメージをクリック。

Space station
5月4日(火)
フレーム星雲の内部

フレーム星雲は、オリオンのベルトと最も東の端のベルトの星アルニタクの方向、僅か 1,400 光年離れて可視光線イメージで際立っている。このスピッツア宇宙望遠鏡からの赤外線イメージで、アルニタクは右の端の明るい星である。しかしながら、差渡し約15光年のこの赤外線の視界は、星雲の輝くガスと不明瞭なダストの雲の内部に誘導する。それは最近形成された多くの星達を明らかにし、埋め込まれた集団 NGC 2024 が中央近くに集まっている。実際に、データは、最も若い星達が、このフレーム星雲の集団の中央の近くに集められていることを示している。それは、星の形成が分子雲のコアの密度の濃い中央で始めると予測される、星の託児所の星の構成の最も単純なモデルに対して正反対である。この結果は、フレーム星雲の内部に、星の形成のより複雑なモデルを必要としている。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月3日(月)
NGC 1947 のスレッド

かじき座の境界の中の奥深く、遠い南の空に見られる NGC 1947 は約 4000 万光年にある。星明りに対してシルエットで見られる宇宙のダストのスレッド(撚り糸)の不明瞭なレーンが、この特異な銀河の明るい中央領域を横断している。渦巻銀河の腕をトレースしている星達、ガス、ダストの湾曲に似ず、ダストとガスの動きは NGC 1947 の星達の動きに従っていない。これらの複雑な結びつきのない動きは、この銀河の見ることができるダストとガスの糸を示唆している。それは、恐らく、この特異な銀河の進化の最後の30億年ほどの間に NGC 1947 によって付着されたドナーの銀河から来ている。フレームを通して撒き散らされた、手前のスパイクのあるミルキーウェイの星達と遠い背景の銀河達とともに、この鋭いハッブルイメージは、 NGC 1947 の中央付近の、約 25,000 光年に広がっている。

大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
5月2日(日)
ヒューストン・テキサス、ガルヴェストン湾と湾岸

テキサス州の上空261マイル(418キロメートル)を周ったとき、国際宇宙ステーションから、NASAのジョンソン宇宙センターのホーム、ヒューストン、テキサス、ガルヴェストン湾、その湾岸が描かれる。

大判はイメージをクリック。原版は こちら(5568x3712) から。

野口飛行士達、「スペースX」クルードラゴンの本格運用初号機の帰還は、着水付近の気象条件の不良から2回延期され、今日5月2日になった。ここテキサス州のジョンソン宇宙センターは国際宇宙ステーションの拠点。日本の宇宙飛行士を含む多くが居住し、無重力等宇宙飛行のための訓練施設がある。

Space station
5月1日(土)
宇宙飛行士野口聡一が睡眠ステーションの中でとられる

日本宇宙航空研究開発機構の遠征64野口聡一が、国際宇宙ステーションの睡眠ステーション(sleep station)の中でとられる。

--- 大判はイメージをクリック。お伝えしていますように、野口聡一飛行士達「スペースX」クルードラゴン1の4名は、今日、国際宇宙ステーションを出発し、深夜にフロリダ沖に着水する予定です。中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

Space station