このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
7月24日(月)
アポロ11号(1):ある太陽を捕える

明るい日光が輝き、長い影がこの月面のイメージを印している。それは、1969年7月20日に、初めての月の歩行で、アポロ11号宇宙飛行士ニール・アームストロングによってとられた。描かれているのは、ミッションの月着陸船イーグル、および、太陽風組成実験装置と呼ばれる一枚の長いホイルを広げる、宇宙服を着た月着陸船パイロット・バズ・オルドリンである。 太陽に向かって露出されたこのホイルは、太陽からの素材のサンプル、太陽風として流れる粒子を捕らえる。月の岩と月の土のサンプルとともに、この太陽風収集機は、分析のために地上の研究室に持帰られた。

全体像は右のイメージをクリック。折からアポロ11号が石を入れて持帰った、一見何の変哲もないような“袋”が、オークションで2億円の値がついたという報道があった。袋には僅かに月の砂がついているとのこと。

Astronomy Picture of the Day
7月23日(日)
惑星のオーロラ

国際宇宙ステーションから見たオーロラのかすかに光る輝きが見られる。地球上約400キロメートルの軌道を周っているステーションは、オーロラディスプレイ領域の上の領域にある。オーロラは、極端な高度に見られる低い密度における活発な分子と原子のサインの色を持っている。原子の酸素からの放射がこの視界を支配している。不気味な輝きは低い高度では緑であるが、より珍しい赤い帯が宇宙ステーションの地平線の上に伸びている。また、惑星の地表から見られるこのオーロラのディスプレイは、磁気嵐の間に始まった。2015年6月にコロナ質量放出が地球の磁気圏に影響を与えこの嵐が引き起こされた。

Astronomy Picture of the Day
7月22日(土)
ピラネスバーグ、南アフリカ

このセンチネル2号イメージを支配している環状構造は、10億年以上にわたる地質活動の結果であるピラネスバーグ(Pilanesberg)である。かって大規模な火山の複合体が高さ 7000 メートル以上に達し、何百万年もの浸食が今日の光景を形づくった。直径約25キロメートルの丘の同心のリングは周囲の平原より高い。ピラネスバーグの大きな部分は、禁猟区と、ライオン、象、ケープバッファロー、サイ、豹の「ビッグファイブ」のホームである。他の動物には、チータ、シマウマ、キリン、鳥などの360以上の種を含んでいる。円の構造の中にいくつかの水を見ることができ、最も大きなものは中央近くの Mankwe である。このエリアが保護区になる以前に、この湖をつくるために農民がダムを建設した。しかし、今日では、野生生物を見る観光客を引きつけている。ピラネスバーグの外には、ビル、道、フットボール・スタジアム(右上)などのインフラ構造が見られる。南アフリカは世界的なプラチナ生産国であり、いくつかの鉱山がこの公園を囲んでいる。このイメージは、コペルニクス・センチネル2B衛星によって、2017年5月18日にとられた。(詳細は大判イメージ参照)

Space in Images (ESA)
7月21日(金)
火星のイレソン・ヒル

その歴史は研究の話題になったが、火星のロボット・キュリオシティ・ローバーが近くを進んだ、その丘の形とツートーンの構造は、それを風変わりな丘の一つにしている。イレソン(Ireson)ヒルと呼ばれるこのマウンドは、高さ約5メートル、差渡し約16メートルに広がっている。この丘はシャープ山の傾斜のバグノルド砂丘フィールドにある。このイメージは2月2日にとられ最近公開された。地球から見て火星は間もなく太陽の背後に周るので、NASAは、8月1日前後まで、火星の軌道船と探査車に指令を送るのを止めるだろう。
「火星探査写真集(キュリオシティ)」 参照。

Astronomy Picture of the Day
7月20日(木)
湖と川は共に氷を持っている

2017年5月29日、NASAのテラ衛星の中間解像度画像分光放射計(MODIS)は、アムンゼン湾(Amundsen Gulf)、グレートベア湖、カナダの北西領域とヌナブット(Nunavut:カナダ北部の準州でイヌイット自治州)の北の多数の小さな湖をカバーするこの氷のイメージを捕えた。海氷は、一般的にアムンゼン湾では12月または1月にでき、6月または7月に壊れる。このエリアの湖と川の氷はざっと同じパターンで続いているが、浅い湖は秋の初期に凍結し、大きく深い湖は春早くに溶ける。氷の湖と川は北極の光景に顕著な足跡を残している。広くまき散らされているが、湖は北極の多くの地域の陸地の40~50パーセントをカバーし、季節的な湖と川の氷は、地球の地表面の全ての約2パーセントをカバーしている。湖と川は高緯度の全ての表面で最高の蒸発率を持っているので、季節的な氷の覆いを理解し監視することは、気象を正確に予測し、地域の気象プロセスを理解するために重要である。湖と川の氷は、また、北極に住んでいる人々にも影響を及ぼしている。季節的な氷の道は、多くのコミュニティにとって重要な輸送ルートとして用いられている。(以下略:イメージは右に90度回転しています)

Terra
7月19日(水)
夜の地球

この世界的な夜景において、人間のつくり出した明りが、ヨーロッパの沿岸、米国東、日本を含む、特に地球の開発されたまたは居住エリアを照らしている。多くの大都会は、廉価に商品を交換することができるように川や海の近くにある。特に暗いエリアには、南アメリカ、アフリカ、アジア、オーストラリアの中心部がある。この合成写真は、2012年4月と10月に、可視光赤外線画像放射計セット(VIIRS)を使って、地表上約824キロメートルの極軌道からスウオミ米国極周回パートナーシップ(Suomi-NPP)衛星によって、雲のない期間に集められたイメージからつくられた。
<参考>:2012年にこのイメージが最初に発表されたとき、本サイトでは、朝鮮半島の38度線を境にして明暗が大きく異なる、韓国と北朝鮮の落差を指摘しました(右図)。これはあるテレビでも引用されました。今はどうなっているのでしょうか?

Astronomy Picture of the Day
7月18日(火)
中間赤外線で見た土星リング

すばる望遠鏡の冷却中間赤外線分光撮像装置COMICS(Cooled Mid-Infrared Camera and Spectrometer)が撮影した土星の姿です。土星のリングの輝き方が、私たちが見慣れている可視光線での姿とはまったく異なります。2008年に撮影したこの中間赤外線画像では、可視光線では暗いはずの「カッシーニのすき間」と「Cリング」が明るく見えているのです。これは、「カッシーニのすき間」と「Cリング」が、リングの他の部分に比べて温かいためと考えられます。さらに、研究結果から中間赤外線でのリングの見え方には、季節変化があることもわかりました。土星リングの性質を知る上での重要な知見です。

国立天文台
今週の一枚
7月17日(月)
大赤斑のクローズアップ

太陽系の支配するガスの巨人の軌道を周るその53日の周回で、ジュノ宇宙船は、7月11日に、再度木星の乱れた雲のトップに接近した。この軌道での最接近の約11分で、宇宙船は、木星の大赤斑の直接上を通過した。予想された飛行の間に、宇宙船は 10,000 キロメートル未満の距離から、このクローズアップのイメージを捕えた。その後 JunoCam のデータは、市民科学者達によって処理された。非常に長命であるが縮んでいるのが発見されたこの太陽系の最大の嵐のシステムは、4月15日には幅 16,350 キロメートルであると測定された。それは惑星地球の直径の約 1.3 倍である。

左のイメージは右に90度回転しています。大赤斑(ダイセキハン:Great Red Spot)は木星最大の嵐のシステム。

Astronomy Picture of the Day
7月16日(日)
星の夜とオーロラ

NASAの遠征52ジャック・フィッシャーは、国際宇宙ステーションのキューポラモジュールで、2017年6月19日に、オーロラの輝く夜の光を撮った。ステーションのソーラーアレイの一部が見える。

Expedition 52
7月15日(土)
スポンジのようなハイペリオンの地表

NASAのカッシーニ画像科学者達は、2015年5月31日の接近飛行の間にとられた土星の月ハイペリオンのこの視界を処理した。この接近飛行は、この不規則な形の月へのミッションの最終のアプローチをマークしている。ハイペリオンの北は右上37度である。このイメージは、2015年5月31日に、ハイペリオンから約 60,000 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの 862 ナノメートルの近赤外線フィルタを使ってとられた。イメージスケールはピクセル当たり360メートルである。

Cassini
7月14日(金)
センチネル衛星、巨大な氷山の誕生を捕える

深い亀裂が氷を横断して切り、過去数ヵ月の間、南極大陸のラーセンC氷棚が不安定になっていた。コペルニクス・センチネル1ミッションによって目撃された記録上最大の氷山の一つを生み、南極半島の外形を永遠に変える、ルクセンブルクの大きさの2倍以上の氷の塊が、今、崩れた。最初の亀裂は数年前に現れたが、2016年1月までは比較的安定なように見えた。2017年1月のみで20キロメートル伸び、全長約175キロメートルに達した。数週間の静寂の後、5月末に亀裂は更に16キロメートル伸び、6月末に更に広がった。

右のイメージは2016年からの変化。大判はそれぞれのイメージをクリック。

Sentinel-1 (ESA)
7月13日(木)
カリーナ星雲のダストの山

それはカリーナ星雲の星達対ダストであり星達が勝利している。さらに正確には、大規模な新しくつくられた星達からのエネルギーに満ちた光と風が、形成されたダストの星の託児所を蒸発し散らしている。カリーナ星雲に位置し、非公式には「神秘的な山(Mystic Mountain)」として知られるこれらの柱の外見は、それが大部分は透明な水素ガスから成るにも関わらず暗いダストによって支配されている。このようなダストの柱は実際には空気より非常に薄く、比較的少量の不透明な星間ダストの山としてのみ現れる。約 7,500 光年ににあるこのイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡でとられ、約3光年に広がるカリーナの内部領域に焦点を当てている。数百万年内に、恐らくこれらの星達が完全に打ち勝ち、全てのダスト山は蒸発するだろう。

Astronomy Picture of the Day
7月12日(水)
ウエスターランド1の大規模な星達

星団ウエスターランド1(Westerlund 1)は、知られている最大のまた最も大規模な星達のホームである。それは星ウエスターランド1~26として呼ばれ、一つの赤超巨星は非常に大きく、もし我々の太陽系の中央に置いたならば、木星の軌道以上に達するだろう。加えて、その若い星団は、三つの他の赤色巨星達、六つの黄色の超巨星達、24のウォルフ・ライエ星達、調査され続けている更に変わった星達のホームである。ウエスターランド1は、 15,000 光年の、星団として比較的近くにあり、天文学者達が大規模な星達の発展を調査するための、良い研究室となっている。このウエスターランド1のイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡によって、南のさいだん座(Altar)の方向でとられた。ウエスターランド1は現在「スーパー」散開星団(super open cluster)に分類されているが 、次の10億年の間に低質量の球状星団に発展するかもしれない。

Astronomy Picture of the Day
7月11日(火)
センチネル3A、春の影響を見る(動画)

コペルニクス・センチネル3Aの海と陸地カラー機器は植物の葉緑素を見ることができる。このアニメーションは、2017年4月1日と5月27日の間に、光合成にとって不可欠な世界中の葉緑素がどのように変わったかを示している。このアニメーションでは、熱帯多雨林が高度な葉緑素を維持するのを見ることができ、北半球の春の緑化の進捗をはっきり示している。これは特に米国東部で明らかである。それはまた、通常3月と5月の間に起きる中国全域の、夏の収穫のための作物の植え付けの進捗を捕えている。ここでは成長の種々の段階が捕えられている。葉緑素の指標は1から 6.5 までの幅がある。

大判動画はイメージをクリック。

Space in Images (ESA)
7月10日(月)
オリオン星雲の高速の星達と危険な惑星

オリオンのベルトの下にはオリオン大星雲として知られる不鮮明なエリアがある。この星雲には、イメージの中央近くに、四つの明るい星達によってマークされた、トラペジューム(Trapezium:不等辺四辺形)として知られる明るい星の集団がある。このトラペジュームと周囲の領域の新生の星達は、我々の銀河の領域に見られる星形成の最も活動的な一つであるオリオン星雲を示している。オリオンでは、超新星爆発と星間の接近した相互作用が、宇宙を通して高速で動く危険な惑星と星達をつくり出した。これらの高速な星達のいくつかは、長年、ハッブル宇宙望遠鏡によって間隔を置いてとられたこの領域の、異なるイメージを比較することによって発見された。可視光線と近赤外線でとられたこのイメージの星達の多くは、青色の光の多くを散乱させるダストを通して見ているので、異常に赤く見える。

Astronomy Picture of the Day
7月9日(日)
ドラゴン、宇宙ステーションの科学を地球に持ち帰る

NASAの宇宙飛行士ジャック・フィッシャーは、東部夏時間2017年7月3日午前8時12分に太平洋の西バハ・カリフォルニアに着水する前の、地球の大気に入ったスペースXドラゴンカプセルを撮った。フィッシャーはコメントした、「星達の美しい広がり、再び大気に入るスペースX11の長いオレンジ! 着水の成功と大きなミッションの成功を祝す!」。国際宇宙ステーションで行われた様々な技術的・生物学的調査がドラゴンで戻された。(以下略)

ロボットアームの左下、明るい線が地球の大気の熱で燃えるドラゴン。

Space station
7月8日(土)
今週のNASAの歴史:1966年7月5日 Apollo AS-203 打上

1966年、 AS-203 ロケットがケネディ宇宙センタから打上げられた。この Apollo AS-203 ミッションは、船の2段目 S-IVB ステージのテストであり、また軌道条件の下での飛行情報を得るための、サターンⅤの機器ユニットの無人のテストであった。サターン IB の構成は、できるだけ詳細にサターンVにマッチするように設計されていた。NASAのマーシャルスペースフライトセンタが、月に宇宙飛行士達を運んだサターンIとサターン対ロケットの製造を設計し、開発し、管理した。

縦長大判は こちら から。

NASA History
7月7日(金)
天の川銀河紀行(動画)

七夕の夜、鵲(かささぎ)が橋をかけ織姫(おりひめ)と彦星が渡ると言い伝えられている天の川。この夜空を横切る淡い光の帯が無数の星の集まりであると明らかにしたのは、望遠鏡を宇宙へと初めて向けたガリレオ・ガリレイでした。天の川には星だけではなく、赤く光る「散光星雲」や、黒く広がる「暗黒星雲」といった天体も存在しています。この映像では、スーパーコンピュータ「アテルイ」が創り出した天の川銀河を巡ります。織姫と彦星も、鵲の橋を渡りながらこんな風景を見ているのかもしれません。天の川銀河を外から見てみると、中心部分には棒状に星が集まった構造があり、その両端から円盤全体に伸びる渦巻き腕が存在していると考えられています。このような構造を持つ銀河のことを「棒渦巻(ぼううずまき)銀河」と呼んでいます。 このシミュレーションでは、銀河進化の基本的な物理過程である星やガスの重力相互作用、星間ガスの運動や進化、星の形成とその周辺への影響を考慮した計算を行うことで、より現実の天の川銀河に近い姿を描き出しました。

動画イメージをクリックして Youtube から。左上のマークをクリックすると位置を変えられます。

国立天文台
今週の一枚
7月6日(木)
宇宙ステーションから7月4日を祝う

NASAの宇宙飛行士ジャック・フィッシャーとペギー・ホイットソンが、地上400キロメートルの国際宇宙ステーションから7月4日を祝った。フィッシャーは、ソーシャルメディアを通してこの写真を共有し書いた。 「我々はしばしば直立するのに問題点を持っているが、我々は、我々のアメリカの誇らしい4日を示すのに全く問題はない!」

7月4日は米国独立記念日です。この記事は米国時間7月5日に掲載されたものです。

遠征52
7月5日(水)
ラグーン星雲の中央

ラグーン(干潟)星雲の中央は壮観な星形成の嵐である。左下の少なくとも二つの長さ約半光年の漏斗形の雲は、極端な星の風と強烈なエネルギーに満ちた星明りによって作られた。激しい明るさの近くの星、ハーシェル36がこのエリアを照らしている。ダストの広大な壁が他の熱く若い星達を隠し赤くしている。これらの星達からのエネルギーがじょうごの原因かもしれない風をつくり、恐らく隣接する領域の大きな温度の違いを生み出して、冷たいダストとガスに注ぎ込んでいる。約5光年に及ぶこの写真は、1995年に軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡によってとられた。M8として知られるラグーン星雲は、いて座の方向約5000光年にある。

Astronomy Picture of the Day
7月4日(火)
木星の顔

JunoCam イメージは芸術でも科学でもない。それらは、時々、笑いをもたらすために処理される。市民科学者ジェイソン・メージャーによって処理されたこのイメージは、「Jovey McJupiterface」とタイトルされた。イメージを180度回転させて南から見ることによって、二つのホワイトオーバル(白い卵形)の嵐が眼球に変わり、木星の「顔」が明らかになる。オリジナルのイメージは、NASAのジュノ宇宙船の JunoCam によって、太平洋時間2017年5月19日(日本時間5月20日午前3時20分)に、 19,433 キロメートルの高度からとられた。 JunoCam の未処理のイメージは こちら から見て、また、処理することもできる。

Juno
7月3日(月)
LIGO、3回目の重力波を捕える!

2017年6月1日、 レーザー干渉計重力波天文台(LIGO:Laser Interferometer Gravitational-wave Observatory) は、3回目の重力波を検出したと発表しました。重力波は、アルバート・アインシュタインによる一般相対性理論の唯一確認されていない事象の一つとされてきました。LIGOは、一辺4キロメートルの“L”字型のパスをレーザが行き来する間の、重力波によるレーザへの影響、即ち縦横のズレを検出して、その存在を確認するものです。LIGOでは2015年9月と2015年12月に重力波を検出しており、今回の検出は2017年1月4日午前2時11分58秒に記録されました。以下、その要点です。
(1) 今回の重力波は30億光年離れとところで(即ち30億年以前に)起きた。 (2) 太陽質量19倍と32倍のブラックホールの合体に起因している。 (3) 新しくできたブラックホールは太陽質量の49倍であり、19+32=51との差つまり太陽二つ分の質量(地球の約660個分)が一瞬のうちにエネルギーとなって消滅した。 (4) 太陽の直径は140万キロメートル、新しいブラックホールは直径200キロメートル。太陽の49倍の質量が差渡し200キロメートルの中に詰め込まれている。 (5) この波はLIGOの時空を 1×10-18 メートル(陽子の 1/1000)伸縮させた。

オリジナル
7月2日(日)
「コーナーオフィス」からの宇宙飛行士の視界

NASAの宇宙飛行士ジャック・フィッシャーは、2017年6月3日にこの写真をとり、国際宇宙ステーションから投稿した。フィッシャーは、2017年4月20日から軌道の研究室で生活しまた働いてきた。彼は9月に地球に戻る予定である。彼は、2009年の宇宙飛行士クラスのメンバーであり、今、宇宙での初めてのミッションを行っている。その遠征52クルーは、各種フィールドで、生物学、地球科学、人間調査、自然科学と技術開発などの科学調査を行っている。

手前の円筒形が日本の「きぼう」モジュール、その先が国際宇宙ステーション唯一の日本の露出実験機器パレット。

Expedition 52
7月1日(土)
宇宙ステーションのロールアウトソーラーアレイ実験機の展開

2017年6月17~18日の週末を通して、地上の技術者達は、スペースXドラゴン補給船からロールアウトソーラーアレイ(ROSA)をとり出すために、国際宇宙ステーションのロボット Canadarm2 を遠隔で操作した。この実験機は、フレキシブルソーラーアレイの効果をテストするために、7日間 Canadarm2 に取り付けられたまま残されるだろう。

この柔軟型太陽電池パネル(図の左下)は畳んで運び宇宙で展開させる、運搬の効率化をテストするためにスペースXドラゴン補給船で運ばれたものである。7日間のテストの後ドラゴンに戻され、ドラゴンによって地球の大気に廃棄される予定であったが失敗し、結果として Canadarm2 から直接廃棄された。 「国際宇宙ステーションは今」 参照。

Space station
6月30日(金)
SOHO の夏至の太陽

2017年6月21日、地球の北半球の居住者達は一日の最長の昼光時間を楽しんだ。ESA/NASAのSOHO天文台は、1995年以来太陽を見つめ、その内部を調査し、その表面と嵐の大気とを監視してきた。このイメージの集合写真は、6月21日早朝の、異なる紫外線波長での太陽と一致する、SOHOの太陽の視界を示している。左から右に、それぞれのイメージで最も明るい素材は、摂氏6万~8万、100万、150万、200万度の温度と一致している。最も熱いエリアは明るく見え、比較的冷たいエリアは暗く見える。地球に戻って、太陽は今、空の低い経路をたどり始めている。

Space in Image (ESA)
6月29日(木)
太陽系からヒアデス星団まで

ミルキーウェイを通した我々の太陽系からのひとつの仮想のこの旅は、ヨーロッパ宇宙機関のガイア衛星の初めての発表からのデータに基づいている。この旅は八つの惑星に囲まれた太陽を振り返ることによってスタートする。我々は太陽から離れ、約150光年離れた太陽系に最も近い散開星団ヒアデス星団に向かって旅する。アニメーションの中に示されているこれらの星達の3Dの位置は、ティコ・ガイア(Tycho-Gaia)天文測定ソリューション(TGAS)から描かれ、ともにヨーロッパ宇宙機関のヒッパルコス・ミッションからのデータに基づく、ガイア観測の初年と、早期のヒッパルコス(Hipparcos)とティコ2(Tycho-2)カタログの情報を結合している。この新しいデータセットは、200万を超える星達の空、距離、固有の運動の位置を含んでいる。これは天文測定、ヒッパルコス・カタログの以前の参照の二倍正確であり、ほぼ20倍多くの星達を含んでいる。

Space in Videos (ESA)
6月28日(水)
200万の星達の動き

このビデオは、最初のガイア(Gaia)データの成果の一つ、ティコ・ガイア天文測定ソリューションからのデータを使って、今後500万年の、200万の星達の動きを追跡し、我々の銀河の変化を明らかにしている。これは、科学者達が我々の銀河の形成の歴史を調査するのを可能にする、ガイアの将来のデータで明らかにされるだろう星達の動きの予見を提供している。このビデオは2014~2015年にガイアによって測定された星達の位置から始まり、それらの位置がどのように進化するかを示している。ビデオのフレームは750年で分割され、全体的なシーケンスは500万年に亘っている。ビデオの始めの銀河平面の下、フレームの右端にオリオン座を見ることができる。この星座の馴染みの形は、進行に従って新しいパターンに発展する。フレームの左端に、共に生まれ共に動く星達のグループ、ペルセウス座アルファ(Per OB3)とプレイアデス星団の二つの星の集団が見られる。

Space in Videos (ESA)
6月27日(火)
オリオン座の将来

3日間、ヨーロッパ宇宙機関の創作ビデオをご覧いただきます。最初はオリオン座の今後です。

このビデオは、我々のオリオン座の視界が、次の45万年の間にどのように進化するかを明らかにしている。無数の漂う星の中で、その最も明るい星達によって定義されるオリオンの形は、時がたつにつれて、ゆっくり新しいパターンに再編成される。このビデオは、地上ベースの観測からの新しい情報とともに、ヨーロッパ宇宙機関のガイアとヒッパルコス衛星からのデータをベースにしている。

ビデオは左のイメージをクリックしてヨーロッパ宇宙機関のページから。スピードアップ版(youtube)は こちら から。

Space in Videos (ESA)
6月26日(月)
活動銀河 NGC 4388

NGC 4388はおとめ座の方向にある銀河で、我々の銀河系からおよそ5900万光年の距離にあるおとめ座銀河団に属しています。おとめ座からかみのけ座方向は我々の銀河系の極方向に近く、おびただしい数の銀河を観測できる天域として知られています。多くの銀河が弧を描いて鎖のように連なっていることで有名な「マルカリアンの鎖(Markarian’s Chain)」もこの天域にあります。NGC 4388はマルカリアンの鎖を成す一連の銀河の鎖から少しはずれた場所、M86、M84の南側にあります。明るさはおよそ11等級、その姿を眼視で確認するのは大口径の望遠鏡を使っても難しいでしょう。
NGC 4388は渦巻銀河の中でも、銀河中心核から膨大なエネルギーを放出している活動銀河に分類されます。このNGC 4388の中心核からは電離した水素ガス雲が放出されていて、1万光年もの広がりがあることが既に知られていましたが、すばる望遠鏡の主焦点カメラSuprime-Cam(シュプリーム・カム)による観測から、この電離した水素ガスの雲はさらに広がっていて11万光年にもおよぶことが明らかになりました。銀河の中心から左上方向に広がる紫色や赤色に見えているガス雲がすばる望遠鏡で新たに発見されたものです。

国立天文台
今週の一枚
6月25日(日)
宇宙からの視界-地球の国と海岸線(動画)

国際宇宙ステーションの宇宙飛行士達によって捕えられたこれらの高解像度コマ落しシーケンスは、世界中のある有名な海岸線と国の、美しくかつ鮮明な視界を我々に与えている。イングランド、フランス、イタリア、エジプト、アルジェリア、チュニジア、ギリシャ、また、クレタ島、台湾、韓国、日本、米国、メキシコ、エクアドル、ペルー、チリ、アルゼンチン、キューバなどの良い観察を得ている。我々はできるだけ多くの国を示そうとしたが、多くが必然的に除外された。

左図は日本の部分を切り出したものです。動画はイメージをクリックして Youtube から。

SpaceRip