このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介しています。掲載期間はおおむね一か月。土曜日・日曜日・祝日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

11月30日(水)
オリオン、アウトバウンドパワーフライバイのために月に近づく

アルテミスⅠミッションの6日目である11月21日月曜日に、オリオンのソーラーアレイの一つの先端のカメラによって撮られたこのイメージで、月の裏側の一部がオリオン宇宙船のすぐ向こうに大きく迫っている。イメージの中央付近に見える最も暗い部分は東の海である。

東の海(ひがしのうみ、ラテン語: Mare Orientale)
月の海の一つ。的のような三重の同心円状をしている。外側の直径は約900km。月の表側の西端(裏側の東端)に位置する。月面緯度は南緯19.4度、月面経度は西経92.8度。地球からの観測は角度的に困難である。この位置は縁の海の対蹠点に当たる。

 <注記>: イメージのリンク先は原画です。このミッションで、これまでに提供された月の最大の写真です。

 <出典>: Artemis1

11月29日(火)
NGC 6357:ロブスター星雲

ロブスター星雲は既知のいくつかの最も重い星を保持している。 NGC 6357 としてカタログ化されたロブスター星雲は、その中心近くに異常に明るく重い星の本拠地、散開星団ピスミス24(Pismis 24)を収容している。内部の星形成領域付近の全体的な赤い輝きは、イオン化された水素ガスの放射から生じている。ここに示されている周囲の星雲は、ガス、暗いダスト、まだ形成されている星、新しく生まれた星の複雑なつづれ織りを見せている。この複雑なパターンは、星間の風、放射圧、磁場と重力の間の複雑な相互作用に起因する。このイメージは、チリのセロ・トロロ汎天文台(Cerro Tololo Inter-American Observatory)の、4メートルブランコ望遠鏡の DOE の暗黒エネルギー・カメラでとられた。 NGC 6357 はさそり座の方向約 8,000 年にあり、約400光年に広がっている。

--- イメージのリンク先は壁紙サイズ版です。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

11月28日(月)
ハッブルからのバタフライ星雲

星は年をとるにつれて美しい模様を作ることがあり、ときには花や昆虫に似ている。 バタフライ星雲 NGC 6302 は、その注目すべき例である。 そのガス状の翼の幅は3光年以上をカバーし、推定表面温度は摂氏 200,000 度を超える。示された惑星状星雲 NGC 6302 の歳を経た中央の星は例外的に熱くなり、可視光と紫外線光では明るく輝くが、ダストの密度の濃い円環によって直接視界からは隠されている。この鋭いクローズアップはハッブル宇宙望遠鏡で記録され、この複雑な惑星状星雲の注目に値する詳細を示すために、酸素(青)、水素(緑)、窒素(赤)によって放射される独特の光に焦点を当てて、ここに処理されている。 NGC 6302 はさそり座の約 3,500 光年に横たわっている。惑星状星雲は我々の太陽のような星の外層大気から進化するが、通常は約2万年で衰退する。

--- イメージのリンク先は原画です。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

11月27日(日)
ナポリと周辺都市

ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティ(イタリア)によって国際宇宙ステーションから見られたナポリと周辺都市。

 <出典>: Week in images (ESA)

なお、ヨーロッパ宇宙機関の今週のイメージは、同時に複数の記事が掲載されます。リンク先から該当する記事を追ってください。

--- イメージのリンク先は原版の高精細画像(4096×2731 2.6 MB)です。

11月26日(土)
空飛ぶ円盤がユタ砂漠に不時着

宇宙からの空飛ぶ円盤が、レーダーで追われ、ヘリコプターで追跡された後にユタ砂漠に不時着した。2004年、宇宙の異人は含まれていなかった。ここに描かれている円盤は、それ自体は太陽を調査する、2001年にNASAによって打上げられた、人工のロボットジェネシス宇宙船の一部、ジェネシスサンプル持帰りカプセルであった。パラシュートが予定通りに開かなかったので、時速300キロメートル以上の予想外のハードランディングが起きた。このジェネシスミッションは太陽を周っていた。不時着にもかかわらず、多くのサンプルが分析するのに良い状態で残った。このため、ジェネシスに関連する発見には、太陽の組成、また、太陽系を横断してあるタイプの構成要素の量がどのように異なっているかに関する新しい詳細を含んでいた。これらの結果は、太陽と惑星が数10億年前に、どのように形成されたかの詳細について、興味深い手掛かりを提供した。

--- イメージのリンク先は原画です。

 <出典>: Astronomy Picture of the Day

11月25日(金)
星のフィールドの逆転した暗いボール

この奇妙な暗いボールに何か親しみを感じるとしたら、それは我々の太陽だからかもしれない。この2012年の注目のイメージでは、詳細な太陽の視界が、最初は赤い色の非常に特殊な色で捕えられ、続いて白黒で表され、更に続いて色が反転した。 一旦完了すると、その結果としてのイメージが星のフィールドに追加され、 その後、また色が反転した。 太陽のイメージに見えるのは、長い光のフィラメント、暗い活動領域、端の周辺に覗くプロミネンス、熱いガスの動くカーペットである。 特にその表面の磁場が最も巻き上げられる太陽の極大期の間は太陽の表面は忙しい場所である。活動的な太陽は大変写真写りが良いが、そのインパクトが地球の磁気圏に影響を与えてオーロラを発生させるとき、その放出されるプラズマもまた写真写りが良い。

--- イメージのリンク先は壁紙サイズ版です。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

11月24日(木)
L1527 の中の原始星

暗い雲 L1527 の中の原始星は僅か10万年であり、まだその成長を養うガスとダストの雲に埋め込まれている。 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡からのこの近赤外線では、赤外線の星雲の首の暗い帯は、若い星のオブジェクトを囲む厚いディスクである。ほぼエッジ・オンの、我々の太陽系より少し大きく見えるこのディスクは、最終的に原始星に材料を供給し、一方、ウェッブの直接の赤外線の視界からそれを隠している。原始星からの赤外線光によって照らされたこの砂時計型の星雲の空洞は、星形成のプロセスで、周囲の媒体を通して素材がはじかれたときに彫られてつくられた。原始星が質量を得ると、それは最終的に完全に成熟した星になり、崩壊し、そのコアで核融合に点火するだろう。我々の太陽と太陽系に似たこれらの幼少期の暗い雲の中の原始星 L1527 は、おうし座星形成領域の約460光年に横たわっている。このウェッブの近赤外線カメライメージは幅約 0.3 光年に及んでいる。

--- イメージのリンク先は原画です。

  <出典>: Astronomy Picture of the Day

11月23日(水)
全夜空をマッピングする

この合成は、広域赤外線探査衛星(WISE)によってとられた2012年の全空データ公開の一部、全空を覆うイメージから成っている。 WISE は、全空を観測することによって、幽かなオブジェクトを捜し、遠い銀河達に出合い、あるいは宇宙のオブジェクトのグループを調査することができるかもしれない。赤外線光は人間の目には見えないが、冷たい近くの星達、宇宙で最も明るい銀河達を含む多数のオブジェクトによって発散される。 WISE ミッションは搭載された冷却剤が尽きた後2011年に終わったが、その赤外線検出器の宇宙船と一部はまだ機能した。そのため、2013年に、NASAは、小惑星や他の地球近傍オブジェクト達(NEOs)を追うために再利用した。このミッションと宇宙船は新しい名前 NEOWISE と名付けられた。

大判はイメージをクリック。

<出典>: WISE

11月22日(火)
広域なメタン濃度

このアニメーションは、コペルニクス・センチネル5P衛星からのデータを使った、2020年の大気圏の、広域なメタン濃度を示している。メタンは2番目に強い温室効果ガスであり、大気圏の濃度は、現在、一年におよそ1%の割合で増加している。メタンは二酸化炭素より太陽からの熱を吸収し、大気圏の温暖化に顕著に関与している。その結果、メタンの放出の追跡と管理の要求はますます強くなっている。

COP27 は何とか終えたようですが課題は山積しています。この解説は要約版です。詳細は こちら(英語) から。イメージのリンク先は原画です。

<出典>: Week in images (ESA)
ヨーロッパ宇宙機関の今週のイメージ(Week in images)は、複数の記事が同時に掲載されます。リンク先から該当する記事を追ってください。

11月21日(月)
オリオンからの地球

宇宙打上システム(SLS)ロケットは、NASAの深宇宙の最初の統合テスト・探査システム、アルテミスⅠミッションのオリオン宇宙船を乗せて、東部標準時11月16日水曜日の午前1時47分に地球を出発した。ケネディ宇宙センタの歴史的な第39発射施設Bからの打ち上げからの1時間超の後、 オリオンの外部ビデオカメラの一つが、宇宙からの新しい視点でのこの視界をとらえた。手前には、ヨーロッパのサービス・モジュールの下部のオリオンの軌道操作システム・エンジンと補助エンジンがある。モジュールの伸ばされた長さ7メートルのソーラーアレイの翼の一つの彼方には、この宇宙船の美しいホームの世界が横たわっている。アルテミスⅠミッションは、月や火星への人間の探検を可能にする能力を試してほぼ4週間続くだろう。この無人のオリオン宇宙船は、11月21日に、月を越える 70,000 キロメートルの逆行する軌道で月面に接近するフライバイをすることが予定されている。

 <注記>: アルテミスⅠの詳細は こちら から。イメージのリンク先は壁紙サイズ版です。

 <出典>: Astronomy Picture of the Day

11月20日(日)
東京、名古屋、大阪の夜の灯

日本の都市、東京、名古屋、大阪の夜の灯が、日本海上空258マイルを周回する国際宇宙ステーションから撮られた。

--- 大判はイメージをクリック。原画が暗いので処理を加えています。原画は こちら から。

<出典>: Space station

11月19日(土)
若田飛行士が XROOTS 調査のためにトマトをチェックする

日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士・遠征68の若田光一が、 XROOTS 宇宙植物調査のために国際宇宙ステーションで育つトマトをチェックしている。このトマトは、補給が不可能な地球から遠く離れた長期宇宙飛行でクルーの食料を確保する、宇宙農業を実証するために土壌なしで栽培された。

--- 左のイメージは明度を加えています。リンク先は原画です。

<出典>: Space station

付:アルテミスⅠの打上を Youtube で見よう。 こちら から。

11月18日(金)
NASA Artemis I 搭載JAXA超小型探査機
OMOTENASHI及びEQUULEUSの状況について
(JAXA:2022年11月17日)

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の超小型探査機OMOTENASHI及びEQUULEUSを搭載した、米国航空宇宙局(NASA)のアルテミス計画初号機(Artemis I)は、2022年11月16日(水)1:47(米国東部標準時)(2022年11月16日(水)15:47(日本時間))にNASAケネディ宇宙センター(米国フロリダ州)から打ち上げられました。

  •  EQUULEUSは、11月16日(水)(日本時間)に分離され、同日22:50(日本時間)に、正常に動作していることを確認しました。

  •  OMOTENASHI は、11月16日(水)(日本時間)に分離されましたが、現状、探査機は太陽捕捉が完了せず、通信が安定しないため、姿勢の安定、電力の確保、通信の確立の為の運用を継続して行っております。
  •  対応状況については随時お知らせいたします。

 <注記>: イメージは例示です。原典にはありません。

 <出典>: JAXA

11月17日(木)
リフトオフ!アルテミスⅠメガロケットがオリオンを月に打ち上げる

世界で最も強力なロケット、NASAのスペースローンチシステム(SLS)の打上げに成功した後、NASAのオリオン宇宙船は、アルテミス計画の一環として月に向かっている。この無人のオリオンを運んで、SLSは東部標準時水曜日午前1時47分(日本時間水曜日午後3時47分)に、ケネディ宇宙センターの発射台39Bから飛行試験のために離陸した。この打上は、オリオンが月を越えて約64万キロメートルを旅し、25日半で地球に戻るミッションの最初の飛行区間である。アルテミスⅠとして知られるこのミッションは、NASAの月から火星への探査アプローチの重要な部分であり、これはアルテミスⅡミッションで、宇宙飛行士達を飛行させる前の、NASAにとって重要なテストである。
最初の軌道に到達した後、オリオンはソーラーアレイを展開し、エンジニアは宇宙船のシステムのチェックを開始した。飛行開始約1時間半で、ロケットの上段エンジンは約18分間の点火に成功し、オリオンを地球軌道から月に向かって送るのに必要な大きな推力を与えた。オリオンは上段から分離し、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が国際協力を通して提供する推進力、サービスモジュールを動力源として月へ向かう。
続く数時間にわたって、小さな科学調査と技術デモンストレーションのための一連の10個のキューブ衛星(CubeSats)が、上段と宇宙船を接続するリングから展開される。それぞれのキューブ衛星には独自のミッションがあり、太陽系に関する知識のギャップを埋め、あるいは月やそれ以降を探索するための将来のミッションの設計に役立つ技術を実証するだろう。

 <注記>: イメージのリンク先は壁紙サイズ版です。共に処理を加えています。キューブ衛星については11月14日の記事参照。

 <出典>: Artemis I

11月16日(水)
アポロ15号、地平線に地球をとらえる

月の地平線上の三日月形の地球のこの眺めは、アポロ15号の月面着陸ミッション中で撮影された。アポロ15号は、1971年7月26日に、ケネディ宇宙センターから、サターンⅤ型ロケットで打ち上げられた。船には、ミッション司令官:デビッド・R・スコット、月着陸船パイロット:ジェームズ・B・アーウィン、司令船パイロット:アルフレッド・M・ワーデンの3人の宇宙飛行士のクルーがいた。アポロ15号は、長い期間、広範囲に月を探査し、以前よりも多くの科学データを収集する機器を備えるように設計された、月の表面を横断する時速最高19キロメートルに達した 4,000 万ドルの月面をロービングするビークル(LRV)の導入も含まれていた。成功したアポロ15号の月面着陸ミッションは、アポロ計画のために計画された一連の三つの高度なミッションの最初であった。主な科学的目的は、月面を観測し、ハドリー・アペニン地域の事前に選択された領域で物質と地表面の特徴を調査しまたサンプリングし、地表面実験を機器をセットアップして活性化し、月周回軌道からの飛行中の実験と写真撮影を行うことだった。アポロ15号は、初めて月への打上をテレビ放映し、ワーデンによる深宇宙での歩行を記録した。サターンV型ロケットと LRV はマーシャル宇宙飛行センターで開発された。

 <注記>: イメージのリンク先は壁紙サイズ版です。
         今日11月16日午後3時過ぎ、NASAの月探査の皮切りになる無人の月周回宇宙船アルテミスⅠが打上げられます。

 <出典>: Apollo 15

11月15日(火)
アルテミスⅠと飛ぶキューブ・サット

延期されてきた無人月周回衛星アルテミスⅠが間もなく打上げられる。NASA開発のオリオンクルー船とヨーロッパ宇宙機関開発の設備モジュールで構成され、今後もこの構成で運用される。しかし、今回のアルテミスⅠでは、打上ロケットの能力の余裕を利用して、13機のキューブ衛星が相乗りで打上げられることになった。日本からは EQUULEUS と OMOTENASHI の2機が選ばれている。
EQUULEUS --- 主ミッションとして、太陽・地球・月の重力の相関関係を調査し、太陽-地球-月圏内での軌道操作技術の実証を目的としている。今後の月ゲートウェイなどが月軌道に滞在するときに、どのように低コストで安定的な軌道を確保するかの重要な調査を行う。
OMOTENASHI --- 月面へのセミハードな着陸の実証を目的とする。月まで航行するためのオービティングモジュール(OM)、月面接近時に減速を行うロケットモータ(RM)、着陸モジュールであるサーフェスプローブ(SP)の3モジュールで構成されている。成功すれば月に着陸した最も小さな衛星になる。

 <注記>: アルテミスⅠは明日午後打上予定です。中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

 <出典>: オリジナル

11月14日(月)
チーム、チェックアウトと打上準備

NASAは、ケネディ宇宙センターからのアルテミスⅠミッションの打ち上げを、東部標準時11月16日水曜日午前1時4分(日本時間水曜日午後3時4分)を目標としている。チームは木曜日の夜から打上施設39Bで徹底的な評価を実施し、SLS、オリオン、移動発射台、その他の打上台関連施設を綿密に検査し、南方70マイル以上に上陸したハリケーン・ニコルによる影響を確認した。

 <注記>: 大判イメージは省略。

 <出典>: Artemis 1

11月13日(日)
皆既月食

この低速度撮影の皆既月食の合成イメージに、惑星地球の多彩な本影を通した、旅の始まり、中間、終わりが捕えられている。11月8日に米国のキット・ピーク天文台からとられたこの食は、1時間25分の月食が、右に始まり、左に終わっている。地球のダストの大気によって撒き散らされ赤くなった日光が、月のディスクによって反射される劇的な暗い赤を生み出している。この食において加えられた赤は、今年早くの南太平洋の大きな火山の爆発の後の、散乱によって大気圏に残った灰に起因する可能性がある。
右と左に見られる地球の影はその端に沿ってより明るい。月の縁に沿ったそのかすかな青い外辺(フリンジ)は、地球の成層圏のオゾン層を通した日光による色である。

 <出典>: Astronomy Picture of the Day

 <注記>: イメージのリンク先は原版です。

11月12日(土)
国立天文台が撮影した2022年11月8日の皆既月食と天王星食

2022年11月8日、皆既月食が起こりました。今回は、月食中に天王星食も起こる非常に珍しい皆既月食となりました。この珍しい皆既月食を全国にお届けしようと、国立天文台天文情報センターは、東京都にある三鷹キャンパスで月食と天王星食の撮影とライブ配信を行いました。当夜の三鷹キャンパスはほぼ快晴で、無事に撮影とライブ配信をやり遂げることができました。この記事では撮影の成果を中心に、国立天文台の今回の取り組みをご紹介します。

天文情報センターでは、月食と天王星食の高品質な記録に成功しました。月食全体の撮影には口径12センチメートルの屈折望遠鏡を、天王星食をクローズアップした撮影には50センチ公開望遠鏡を使いました。--- 以下略

 <注記>: 当日放送したライブの記録、天王星の隠れる動き等の動画、食の経過など、沢山のイメージ、ビデオ等が掲載されています。次のリンクからアクセスしてご覧ください。

 <出典>: 国立天文台flickr

11月11日(金)
棒渦巻銀河 NGC 1300

この渦巻銀河の中央には棒(bar)がある。また、この棒の中心には小さな渦巻があり、その渦巻の中心には超巨大なブラックホールがある。これらは、全て、約 7000 万光年を離れてエリダノス座の方向に横たわる、銀河 NGC 1300 としてカタログ化された、大きな美しい、棒渦巻銀河で起きている。この華麗な島宇宙のハッブル宇宙望遠鏡の合成写真の視界は、完全な銀河として構成された、これまでで最も詳細なハッブル・イメージの一つである。 NGC 1300 は10万光年を超えて広がり、このハッブル・イメージは、銀河の優れた中央のバーと、堂々とした渦巻の腕の驚くような詳細を明らかにしている。巨大なバーがどのように形づくられ、どのように残ってか、それが星の構成にどのように影響したかは調査の話題として残っている。

 <注記>: イメージのリンク先は壁紙版です。

 <出典>: Astronomy Picture of the Day

11月10日(木)
超新星の大砲、パルサー J0002 を放出する

中性子星を大砲のボールのように撃ち出しているものは何だろう? それは超新星である。およそ1万年前、星雲の残骸 CTB 1 をつくった超新星が、巨大な星を破壊したのみならず、ミルキーウェイ銀河の内外に新しく形成された中性子星のコア(パルサー )をも吹き飛ばした。毎秒 8.7 回転するこのパルサーが、NASAの軌道を周っているフェルミ・ガンマ線天文台がとったデータを通して、ダウンロード可能なソフトウェア Einstein@Home 検索を使って発見された。秒速 1,000 キロメートル以上で動くこのパルサー PSR J0002+6216 (略してJ0002)は、既に超新星の残骸 CTB 1 を残して、我々の銀河を去るのに十分な高速でさえある。とられたこのパルサーの尾が超新星の残骸の左下に広がって見られる。ここに示されたイメージは、NASAの軌道を周っている IRAS 赤外線天文台からの目録と、 VLA(Very Large Array)と DRAO 電波天文台からの電波イメージの結合である。超新星が大砲として働くことがあることはよく知られており、パルサーが砲弾として作用できることも知られているが、知られていないのは超新星がどのようにそれを行うかである。

 <注記>: アルテミスⅠの打上が2日間延期されたので、記事は一旦通常の状態に戻します。イメージのリンク先は原画です。

なお、 Einstein@Home は、家庭のコンピュータのアイドル・タイムを利用して、 LIGO 重力波探知器、アレシボ電波望遠鏡、フェルミ・ガンマ線衛星からのデータを使って、回転している中性子星(パルサー)からの弱い天体物理信号を探す仕組み。

 <出典>: Astronomy Picture of the Day

11月9日(水)
日没後輝くアルテミスⅠ

オリオン宇宙船を搭載したNASAの宇宙打上システム(SLS)ロケットが、2022年11月6日日曜日に、フロリダのNASAのケネディ宇宙センターで打上げの準備が続けられている。SLSは打上台39Bでスポットライトで照らされている。SLSとオリオンは、宇宙船組立ビルからの約9時間の旅の後、11月4日金曜日に打上台に到着した。アルテミスⅠは、オリオン宇宙船、SLSロケット、地上支援システムの、深宇宙探査システムの最初の統合である。

 <注記>: アルテミスⅠは、月探査・火星探査などを目指すアルテミス計画の最初の無人月周回探査機。9月に打上予定であったが燃料の漏洩、ハリケーンの襲来などで、一時退避を強いられていた。アルテミスⅠは11月4日に再度打上台にセットされ14日に打上の予定である。中継放送時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。本コーナーはしばらく関連記事が多くなる。

なお、アルテミスⅠは、現在熱帯低気圧の襲来を監視中である。「アルテミスⅠ」 から。

 <出典>: Moon to Mars

11月8日(火)
地球の磁場の恐ろしい音

地球の生命には不可欠であるにもかかわらず、実際には磁場は見聞きすることはできない。しかし、デンマーク工科大学の科学者達は、ヨーロッパ宇宙機関の Swarm 衛星ミッションが測定した磁気信号を得、それらを音に変換した。地球の磁場は複雑の動的な泡であり、太陽から流れる強力な風によって運ばれる宇宙放射線や荷電粒子から我々を守っている。これらの粒子が上層大気の原子や分子(主に酸素と窒素)と衝突すると、衝突のエネルギーの一部が高緯度に見られるオーロラを引き出す。地球の磁場は、主に、足元約 3000 キロメートルの、外核を構成する過熱した渦巻く液体の鉄の海によってつくられる。2013年に打ち上げられた三つの Swarm 衛星は、地球の核のみならず、マントル、地殻、海洋、電離層、磁気圏からも発生する磁気信号を正確に測定することによって、磁場がどのように生まれるかを正確に理解するために使うことができる。

 <注記>: 音は左のイメージをクリックしてお聞きください。

 <出典>: Swarm

11月7日(月)
インサイト、最後の自画像

2018年11月26日のタッチダウン成功後、マーズインサイト着陸船は、赤い惑星の赤道のイリジアム平原の、その最初のイメージを送り返した。 地震、測地、熱伝導調査によって火星の内部を調査するミッションは、火星日 1,400 日以上運用されてきた。その中で、インサイト・ミッションは、 1,300 を超える火星の地震を検出し、火星を揺らす流星体インパクトからのデータを記録し、地震波が火星の内部をどのように移動するかを観測してきた。集められたデータの目録の分析は、何十年を通した発見をもたらすことが期待される。しかし、インサイトの最終的なオペレーショナルな火星日はあまり遠くない。その理由は、今年記録された、そのデッキと大きな幅2メートルの太陽電池板がダストで覆われた、この自画像に明らかである。火星の風で巻き起こされたダストがインサイトの太陽電池板を覆い、発電能力を大幅に減らし続けている。

 <注記>: 大判はイメージをクリック。右図は着陸時のインサイト(参考)。

 <出典>: Astronomy Picture of the Day

11月6日(日)
パプアニューギニアのカーテレット環礁

パプアニューギニアの一部であるカーテレット環礁(Carteret Atoll)が、南西太平洋の上空260マイルを周回する国際宇宙ステーションから撮られる。

 <注記>: 大判はイメージをクリック。紹介ビデオは こちら(Youtube) から。

 <出典>: Space station

11月5日(土)
ギザ、エジプト、大ピラミッド

エジプトの大ピラミッドのあるギザ(中央)とナイル川の一部(左下)が、地中海上空259マイルを周回する国際宇宙ステーションから撮られた。

 <注記>: 非常に大きな精緻なイメージです。やや暗いのが難ですが! 大判ではやや明るくしたイメージを挙げています。原版は こちら(5568×3712. 2.77 MB .jpg) から。右図はピラミッド周辺を切り出したもの。

 <出典>: Space station

11月4日(金)
太陽軌道船、かってない静かなコロナの眺め

ヨーロッパ宇宙機関主導の太陽軌道船(Solor orbiter)ミッションは、太陽との2回目の接近を経験し、これまで以上に優れた高解像度データを提供している。この最接近の瞬間は国際時間10月12日19時12分に起き、宇宙船は、太陽から地球までの距離の29%まで接近していた。この動画は、10月13日に、宇宙船の極端紫外線画像(EUI)装置が送り返した、これまでにどの機器も撮影したことのない、静かなコロナの最高解像度の視界である。この動画のピクセルは、太陽の表面105キロメートルにも及び、この距離から地球を見ると、地球全体が直径僅か120ピクセルになる。動画自体には2048の地球が含まれており、17の地球がこのイメージを横断して収まる。この動画と遭遇中に撮影された他の動画は、太陽の百万度の高温のコロナの、ダイナミックな性質を示している。プラズマとして知られる帯電ガスが太陽の磁場の変化によって導かれ、加速され、絶えず動いている。 太陽は現在、2025年の太陽の極大期として知られる活動レベルのピークに向かっている。したがって、静かなコロナの眺めは、今後数年間で稀になるだろう。

 <注記>: 動画はイメージをクリックして Youtube から。

 <出典>: Solar Orbiter (ESA)

11月3日(水)
コマ落としのミルキーウェイ

国際宇宙ステーションからとられたコマ落としのミルキーウェイが、宇宙ステーションのソーラーパネルを照らすほど明るい地球の落雷を捉えている。2015年9月2日、国際宇宙ステーションの Kjell Lindgren 宇宙飛行士は、ツイッターとインスタグラムに「大きな落雷が地球を照らしたり、ソーラーパネルを点灯したり」と投稿した。

 <注記>: 壁紙サイズの大判はイメージをクリック。

 <出典>: Space station

11月2日(火)
NASAオンラインでハロウィーンを祝う

作品例A(静止)作品例B(動きのあるもの)
太陽系やその彼方を通してコスチュームや神秘的な場所の発見を共有し、NASAエンジニアのようにカボチャを彫ろう。NASAのジェット推進研究所の技術者達からヒントを得よう。実際には彼らの職務は、他の惑星を調査するために何百万マイルも旅し、ある時は着陸させ、またある時は地表をドライブさせるロボットを設計し構築することである。ハロウィンの間、彼らは、その同じ創造的思考を宇宙探査によって刺激された星間のカボチャを設計することに自由時間を使った。NASA技術者達によってつくられたカボチャを見るためにリンクを探ろう!

 <注記>: 右のリンク先から多数の代表的作品を見ることができます。

 <出典>: NASA JPL

11月1日(月)
ルーシー、地球と月を見る

2022年10月13日、NASAのルーシー(Lucy)宇宙船は、140万キロメートル離れた地球と月をとらえた。このイメージは、宇宙船が3回の地球重力支援の最初歳て地球に接近したときに、機器調整の一部としてとられた。これらの地球フライバイでは、ルーシーが、木星と同じ距離で太陽を周回する小さな天体であるトロヤ群の小惑星を調査するのに必要な速度を提供する。ルーシーは、12年間の旅で記録的な数の小惑星を飛行し、それらの多様性を調査し、太陽系の形成をよりよく理解するための手がかりを探す。このイメージは、ルーシーの追跡カメラ(T2CAM)システムで撮影された。--- 以上、要点のみ。

 <注記>: ルーシー(Lucy)宇宙船は、トロヤ群の小惑星を調査する目的で2021年11月に打上げられました。このイメージは、その途上で撮られたものです。なお、イメージは暗いので見えるように補正しています。大判イメージを参照。なお、原版は こちら から。

 <出典>: Lucy


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