このページでは様々な時宜に即した「今日の宇宙(Space of the Day)」をご紹介します。デスクトップ用壁紙(1600 × 900)を兼ねています。イメージをクリックして大判を表示してお使いください。掲載期間はおおむね一か月、順次入れ替えます。記事の掲載方針は以下の通りです。
  1. 曜日に関わらずニュース性のある記事を優先的に扱っています。
  2. 美しい写真、珍しい記事を優先させています。
  3. 難解な記事はできるだけ避けています。
  4. 週の前半は学問的な記事を、以降比較的平易な記事を、土・日曜日は「肩の凝らない」記事を選んでいます。

<動画の扱い>:最近の記事には動画が使われることが多くなりました。本サイトでは表示が遅くなることを避け、これらを極力静止画で表示するよう変更しました。画面にクリックマークがあるとき、及びタイトルに“(動画)”表示があるときは、イメージをクリックして動画をご覧ください。

掲載日とイメージ解            説出 典
4月16日(金)
銀河、ジェット、有名なブラックホール

明るい楕円銀河メシェ87(M87)は、惑星地球のイベントホリゾン望遠鏡によって捕えられ、これまでで初めてブラックホールのイメージが撮られた超巨大ブラックホールのホームである。おとめ座銀河集団の巨人、約 5500 万光年にある M87 は、スピッツア宇宙望遠鏡からのこの赤外線のイメージで、青い色で描かれた大きな銀河である。 M87 はほとんど形がなく雲のように見えるが、このスピッツアイメージは、銀河の中央領域からの相対的なジェットの噴出の詳細を記録している。右上の差込みに示されているジェットそのものは数千光年にも伸びている。右側に見られるより明るいジェットは近づいており、我々の視線に近い。反対に、特に目に見えない素材のかすかな弧を照らす、退いているジェットによって衝撃波がつくられた。右下の差込みでは、歴史的なブラックホールイメージが、巨大な銀河の中心と相対的なジェットの概要を示している。スピッツアイメージでは完全には未解決の、この落ち込む素材によって囲まれた超巨大ブラックホールが、活動銀河 M87 の中央からの、相対的なジェットをドライブする巨大なエネルギーの源である。

--- 大判はイメージをクリック。国立天文台とNASAの記事は 「アストロサイエンス(4月16日)」 参照。

Astronomy Picture of the Day
4月15日(木)
邪悪な目銀河

悪魔の眼(Evil Eye)またはスリーピングビューティー(Sleeping Beauty)銀河としても知られるメシェ64 は、その銀河の中央領域の星間ガスのように、星達の全てが同じ方向に、しかし外の領域では反対方向に回転しており、その目に悪魔を持つように見えるかもしれない。地球軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡によって大きな詳細でここに捕えられた巨大なダストの雲が、星の形成と関連する水素の隠しおおせない赤い輝きで飾られた、 M64 の中央領域の左側を覆い隠している。 M64 は、人間とチンパンジの間の最後の共通の祖先が地球を歩き回った頃の光を我々が見ていることを意味する、約 1700 万光年に横たわっている。このダストの目と奇怪な回転は、恐らく二つの異なる銀河達の、10億年に及ぶ融合の結果である。

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Astronomy Picture of the Day
4月14日(水)
STS-1:初飛行

1981年4月12日に、スペースシャトルコロンビアが、その処女飛行で空に上ったとき、宇宙飛行の新しい時代が翼を得た。宇宙輸送システム1号(STS-1:Space Transportation System 1)は、NASAのケネディ宇宙センタから離昇した最初であった。このイメージでは、再使用可能な軌道船、燃料タンク、二つの固体ロケットブースタが、まさに今、打上塔を掃いている。スペースシャトルプログラムは、30年以上の間に、100を超えるミッションを飛ばし続けた。

--- スペースシャトル計画については様々な評価がある。2003年2月に起きたコロンビアの悲惨的な事故の結果、スペースシャトル計画は廃止され、参加国との公約であった国際宇宙ステーションの完成まで運行された後、2011年7月までで廃止となった。再利用可能の目標は画期的であったが、そのために莫大な費用を要し、結果的に大きな事故に結びついた。しかし、スペースシャトルが無ければ国際宇宙ステーションは構築できなかったこともまた事実である。原版は こちら から。

STS-1
4月13日(火)
インサイト、火星で二つの大きな地震を検出

ミッションの初期に2回の地震が検出された同じ場所、ケルベロスフォッセと呼ばれる領域からマグニチュード 3.3 と 3.1 の地震が起きた。これは、地震によってこの場所が活動的であるという考えを一層確かにしている。新しい地震はマグニチュード 3.3 と 3.1 、以前の地震はマグニチュード 3.6 と 3.5 であった。これまでに、インサイトは500を超える地震を記録してきたが、これらの4回は、それらの明瞭な信号の故に、この惑星の内部を精査するために最高の地震の記録である。この地震の調査は、インサイト科学チームが火星のマントルやコアを理解するために開発している一つの方法である。火星は地球のような地殻構造のプレートは持っていないが、揺れを起こす可能性のある、火山のように活動的な領域を持っている。この3月7日と3月18日の地震は、ケルベロスフォッセが地震活動の中心であるという考えに重みを加えている。

--- イメージをクリックして動画を Youtube から。

InSight Mars Lander
4月12日(月)
火星の凍った砂丘

‎火星の北の平原の高緯度の直径5キロメートルのクレータを、この霜の砂丘フィールドが占めている。ある砂丘は主なフィールドから切り離され、溝のような形に沿ってクレータの斜面を登っているように見える。この主な砂丘フィールドの表面は、一連の暗いトーンの多角形のパターンによって特徴づけられている。これらは、季節的な霜のプロセスの結果かもしれない。風下の方向を指す急な砂丘の斜面のいくつかは、溝の構成の始まりを暗示して狭い溝を有している。 このクレータフロアには多様な模様を含んでいる。氷の昇華に起因する、季節の雪解けを示す葉の形とストライプのパターンを含んでいる。砂丘フィールドの反対側のクレータ斜面の、広い下り斜面の素材の動きは、彫られたチャンネルや堆積物のエプロンなどの一部を除いて、表面的には溝に似ている。これらは、この惑星の全ての場所の溝の特徴である。

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Mars
4月11日(日)
インド洋上のオーロラ

国際宇宙ステーションがオーストラリアの南西、インド洋の271マイルを周っていたとき、オーロラが大気光と交わって流れるのが描かれる。

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Space station
4月10日(土)
ホルムズ海峡

アラブ首長国連邦とイランを分けるホルムズ海峡の、戦略的に重要な輸送ルートが描かれる。これは、また、ペルシャ湾とオマーン湾とを切り離している。

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Space station
4月9日(金)
環境と COVID-19 を調査する

今日(4月7日)は世界保健の日(World Health Day)である。NASAの地球科学オフィスは、 COVID-19 パンデミックの、環境上、経済的、社会的インパクトを調査するために、また、環境要因がウイルスの広がりに影響するのか否かを判断するために、我々の地球観測衛星、地表センサー、コンピュータベースのデータセットからの情報を使っている。世界中の科学者達は COVID-19 の流行の間ホームに閉じこもっているが、地球観測衛星は、パンデミックと環境の関係を明らかにするために周回を続け、イメージを送り返している。NASAは、先秋、 COVID-19 と環境を調べるために、八つの新しいプロジェクトに資金提供を開始した。このイメージは、カリフォルニア、ミルピタスの大きなモールに中心を置くエリアのフル・ロックダウン期間の、2020年5月22日に測定された ECOSTRESS 地表温度変化を示している。このようなイメージを使って、道路の車の減少、パーキングやハイウェイの数の変化、個々のビルの日光の吸収、赤外線の反射などを調べることができる。

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Earth
4月8日(木)
ソユーズ MS-18 ロケットが打上台で持ち上げられる

2021年4月6日火曜日に、ソユーズロケットが、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームの打上台31で、垂直に立てられる。遠征65、NASAの宇宙飛行士マーク・バンデ・ハイ、ロシアの宇宙飛行士達ピョートル・ダブロフとオレグ・ナビスキーは、4月9日に、彼らのソユーズ MS-18 宇宙船で、打上げられる予定である。

大判はイメージをクリック。打上げの中継放送時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

Space station
4月7日(水)
星の終焉の視界

‎ 11,000 年以上前に、超巨大な星の生命が尽きた。その星の核は、中性子の信じ難い密度の濃いボールを形づくって崩壊し、その外側は、天文学者達が超新星と呼ぶ、エネルギーの巨大な解放で吹き飛んだ。この超新星からの最初の光は、西暦1667年ごろに、星座カシオペアの方向から地球に届いたと思われるが記録に残ってはいない。この超新星の残骸は、1947年に、その強力な電波の放射で発見された。カシオペアAとしてリストされるそれは、空の全てで最も明るい電波源の一つである。最近、広域赤外線探査衛星(WISE)が、超新星から波立つ光のフラッシュの、赤外線エコーを検出した。このイメージの中央の明るいダストの雲は、ダストを熱している星間宇宙を動く爆風である。この爆風は速く、光速の約6%で旅している。このイメージを WISE がとったとき、この爆風は最初の爆発から約21光年の距離まで広がっていた。爆発からの光のフラッシュは光速で旅し、300光年以上を覆っていた。中央の残骸からのオレンジ色のエコーは、最初の爆発の数世紀後に超新星フラッシュによって熱せられた、星間のダストからである。このイメージの疑似カラーは、人間の目には見えない赤外線光の異なる波長を表している。 --- 大判はイメージをクリック。

Supernova
4月6日(火)
火星の南極の氷冠

エクソマーズガス追跡軌道船は、2018年5月13日に、火星の南極の氷冠の一部のこの視界を捕えた。火星の極は、グリーンランドや南極大陸のような、地球の極冠と似た巨大な氷冠を持っている。これらの極冠は、一次的には水の氷から成り、様々な量のダストを含む層が重なっている。これらは、火星の極地の層になった堆積(PLD)と呼ばれる。層化した堆積を切る大規模な谷のお陰で、宇宙船は、層になった内部構造を見ることができる。エクソマーズ軌道船のカラー・ステレオ地表画像システム(CaSSIS)は、はるか南の PLD の縁の近くの、南緯73度の遠い北に広がった、7×38キロメートルのこの氷の層になった堆積を見た。 CaSSIS は、この縁のクレータの中の残骸堆積を撮った。カラーの美しい変化と層の輝きが、カメラのカラーフィルタを通して見える。それは、イメージのトップに向かった、明るい氷と赤い砂の堆積を照らし出している。

大判はイメージをクリック。原版は非常に横長のイメージです。 こちら から。

Week in images (ESA)
4月5日(月)
キュリオシティ、火星日3048

パーサービアランスの前にキュリオシティがあった。実際に、キュリオシティローバーは、2012年4月5日に、火星で初めてのスカイクレーンタッチダウンを達成した。2021年3月2日、キュリオシティは、赤い惑星で運行する火星日 3,048 日であった。この日のこの360度のパノラマは、ローバーのデッキの上、キュリオシティのマストカメラからの、149のフレームの合成である。それは、火星の空を漂っている、氷の、薄い、高い雲の23のフレームを含んでいる。この雲の空のフレームは、その火星の日を通して記録され、このパノラマの眺望では、デジタル的に縫い合わせられている。中央近くには層になり縞になったメルコウ山(Mont Mercou)がある。ゲイルクレータのフロアの上5キロメートルの、シャープ山中央のピークが左の遠い背景にある。

大判はイメージをクリック。横長の非常に大きなイメージ(20000x5743 pic)です。原版は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
4月4日(日)
JAXA の宇宙飛行士野口聡一が野菜実験に取り組む

国際宇宙ステーションで、遠征64野口聡一(JAXA)が成長するパックチョイを示している。この植物は、将来のミッションで宇宙飛行士達を支える一つの方法として宇宙農業を調査する、野菜調査の一部として成長した。

--- 大判はイメージをクリック。以前には、レタス、ラディッシュなど多数の野菜が試されてきました。育成技術が著しく進歩しているようで、以前にない立派に生育したパクチョイが見られます。未だ、葉物野菜が多いようです。

Space station
4月3日(土)
「スペースX」クルー2ポートレイト

国際宇宙ステーションへの二回目の長期「スペースX」クルードラゴンミッションのクルー、NASAの「スペースX」クルーが、カリフォルニア、ホーソーンの「スペースX」訓練施設で描かれる。左から、ヨーロッパ宇宙機関のトーマス・ペスケ、NASAのパイロット ミーガンマッカーサ、NASAの指揮官シェーン・キンブロー、日本宇宙航空研究開発機構の星出彰彦。

--- 大判はイメージをクリック。「スペースX」クルー2(星出彰彦飛行士他3名)ミッションは4月22日の打上が、先行する「スペースX」クルー1(野口聡一飛行士他3名)ミッションの帰還は4月29日が予定されています。

Space station
4月2日(金)
火星のダストの嵐

ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスの高解像度ステレオカメラは、この年の4月に、北極の氷冠の近くで、フレームの右半分に見える、この印象的なダストの雲の上昇する前面を捕えた。それは、特に激しいダストの嵐のシーズンに向かう赤い惑星での、この数ヵ月に観測された、いくつかのローカルな小規模のダストの嵐の一つであった。5月の末には更に非常に大きな嵐が南西に現れ、数週間内の惑星を取り囲むダストの嵐に発達した。この出来事によって太陽からごく僅かな光しか表面に届かず、NASAの15年のオポチュニティローバーは、そのバッテリを充電することができず、また、ホームを呼ぶこともできない状態になったことを意味している。火星のダストの嵐は、その楕円軌道上、太陽に近くになる南の夏の季節に定期的に起こる。火星のダストの嵐はこのイメージのように視覚的であり、激しく、また珍しい全球的な出来事として非常に印象的ではあるが、地球のハリケーンとの比較では一般的に弱い。火星は地球の表面気圧の1/100未満の非常に低圧であり、火星の嵐は地球のハリケーンの典型的な風速の半分以下である。どのように広域な嵐が形づくられ、発展するかの理解は、将来の火星ミッションのために重要になるだろう。このカラーイメージは、地上解像度は約16m/ピクセル、北緯約78度西経 106 度付近に中心がある。  --- 大判はイメージをクリック。非常に横長のイメージです。原版は こちら から。

Week in images (ESA)
4月1日(木)
‎木星のオーロラと稲妻‎

木星の稲妻の多くは何故その極の近くで起こるのだろう? 地球と同様、木星はオーロラと稲妻を経験している。しかし、地球の稲妻の多くは赤道の近くで起こるが、地球と異なり、木星の稲妻は、通常、その極の近くで起きる。NASAのジュノ宇宙船は、今、その違いを理解するために木星を周り、多くのオーロラと稲妻を観測してきた。2018年5月24日にジュノの星参照ユニットカメラ(Stellar Reference Unit camera)でとられたこのイメージは、木星の北のオーロラのオーバル(卵形)と、いくつかの明るい点と筋を示している。 右の差込みイメージに示された一つの木星の稲妻の人目をひく出来事は、これまでで最も近いオーロラと稲妻のイメージの一つである。木星よりはるかに太陽に近い地球では、自身で、極よりも赤道で、乱気流、嵐、稲妻を起こす非常に強い大気の熱をつくる。対照的に木星では、その構成からの名残として、大気の熱は大部分がその内部から来る。

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Astronomy Picture of the Day
3月31日(水)
‎イオ火山観察者:熱と惑星進化への手がかりを追う‎

イオ火山観察者(IVO:Io volcano observer)と呼ばれる提案されたミッションが、常に何トンもの熱した溶岩と硫黄のガスを噴出させている、何百もの噴火する火山を持つ真の火山のワンダーランド、木星の月イオを訪ねるだろう。数十億年遡ると、このことは全ての若い岩石惑星の表面にもあったかもしれない。しかし、今日、我々の太陽系では、イオだけがこの種の活動を続けている。木星の重力の巨大な力の下で、また兄弟の月エウロパとガニメデの通過する軌道での引きによって、イオは、この月を引き伸ばしまた圧縮する激しい潮力にもまれている。科学者達は、普遍的に宇宙で重要な惑星プロセスであるこれらの潮力が、地球より20倍熱い、イオの内部に極端な熱を発生させていることを知っている。しかし、ある研究者は、それらが実際にどのように働くかについてはまだ非常に無知であると考えている。

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Solar System and Beyond
3月30日(火)
火星の水の消失は季節と嵐によって起きる

火星は、少量を大気に残して、かっての豊富な水の大部分を失った。ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスによれば、宇宙への水の脱出はダストの嵐と太陽への接近によって速められ、そのいくらかは地中に残っている。火星は今日は不毛であるが、かっては、恐らく水で覆われた世界であった。これらの証拠は、惑星の表面に彫られた、広大な、洪水がつくった流出チャンネル、谷間、デルタなどのイメージに見ることができる。この惑星の低い気圧のために、火星の水は、今、氷またはガスの形でのみ存在し得、地球のそれの1%以下である。火星はここ数10億年の間に以前の水の多くを宇宙に失い、今日もまだ、その大気の水を失い続けている。二つの新しい研究が、今、水がどのように振舞い、火星の大気を去ったかを明らかにしている。これらは、このプロセスが、太陽と惑星の距離、および、この惑星でしばしば見られる大規模なかつ広域なダストの嵐を含む、気象の変化に影響されていることを明らかにしている。

大判はイメージをクリック。この原版は こちら から。ただし、非常に大きなイメージです。本サイトの大判でご覧ください。火星が水を失った理由の探索は、地球の居住環境維持にとって極めて重要なテーマです。

Mars Express
3月29日(月)
NASAのヘリコプター、火星での初めての飛行の準備

NASAは、他の惑星での動力によって制御された飛行の初めての試み、インジェニュイティ(Ingenuity:忍耐)マーズヘリコプターの飛行を4月8日以降を目標としている。しかしながら、この 1.8 キログラムの回転翼航空機が最初のフライトを試みる前に、チームは一連の里程標を達成しなければならない。3月21日に着陸時の保護ケースが取り外されたが、インジェニュイティは、未だローバーの腹に取り付けられたままである。ローバーは、今、その離着陸場へ移動中である。展開の後、火星日30日に、その試験飛行キャンペーンを行うだろう。
火星の重力は地球の3分の一であり、その大気は地球表面の密度の1%である。火星の表面は、その昼間の間に地球の約半分の太陽エネルギーを受け、夜間の温度は摂氏マイナス90度に達することがあり、無防備な電気コンポーネントを凍結させ亀裂を与えることがある。ヘリコプターは、また、ローバーへの許容に合わせて小さくなければならない。更に火星環境で飛ぶためには軽量でなければならない。このシステムは、カリフォルニアのNASAのジェット推進研究所の真空チャンバとテスト研究室で重ねてテストされた。

--- 詳細は特集 「マーズ2020ローバー、パーサビアランス」 から。アニメーション動画は こちら から。

Perseverance Mars Rover
3月28日(日)
宇宙から見たスエズ運河の渋滞

エジプトのスエズ運河を止めた巨大なコンテナ船が、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル1号ミッションによって捕えられた。この巨大なコンテナ船は、中国からオランダへの旅で、3月23日にこの運河で座礁した。3月21日にとられた左のイメージは、2~3キロメートル置きに見える船によって、順調な運河の交通を示している。3月25日にとられた右のイメージでは、400メートルの船が運河をブロックしているのが見える。この運河はエジプトを通して地中海の港をインド洋に結んでいる。スエズ湾には待機する船がたまっているのを見ることができる。

--- 大判は原版を示していますのでそちらをご覧ください。なお、記事は要点のみ切り出しています。

Sentinel 1
3月27日(土)
シャノンウォーカーが宇宙の農業に取り組む

NASAの宇宙飛行士遠征64シャノンウォーカーが、国際宇宙ステーションで、グレープジュース発酵調査から集められたサンプルバッグを見せている。この宇宙農業調査は、長期の有人宇宙飛行ミッションを支援するために、最も小さなパッケージで最も高い栄養を産出する食物収穫における微生物コミュニティの有益な効果を調査している。

--- 大判はイメージをクリック。

Space station
3月26日(金)
    EHTプロジェクト、M87ブラックホール近傍の磁場の画像化に成功

    ブラックホールの画像を初めて撮影したイベント・ホライズン・テレスコープ (Event Horizon Telescope; EHT) プロジェクトが、楕円銀河 M87 の中心にある巨大ブラックホールのごく近傍で、電波の偏光を捉えることに成功しました。これは、ブラックホールの周りに整列した磁場が存在することを初めて直接的に示す成果です。この観測結果は、5500万光年離れた銀河の中心からどうしてパワフルなジェットを噴出できるのかを説明する鍵となります。
    M87中心核から噴出して5000光年以上にわたって伸びる明るいジェットは、銀河がもつ最も神秘的でエネルギーに溢れた特徴の1つです。周囲にあるほとんどの物質がブラックホールに落ちる一方で、一部の粒子はブラックホールの重力に捕まる寸前に逃れ、ジェットとして宇宙空間に吹き飛ばされます。天文学者は、ジェットの噴出現象をよく理解するために、様々な仮説に基づいてブラックホールの近くで物質がどのように振る舞うかを調べてきました。しかし、場合によっては銀河の大きさを超えるほどのジェットが太陽系と同じくらい小さい領域からどのように噴出するのか、どのように物質がブラックホールに落ちるのかという問題は、未だ正確には解明されていません。EHTが新たに公開したブラックホールのごく近傍の偏光画像を用いて、落ち込む物質と噴出する物質とが交錯するブラックホールのすぐ外側の領域を初めて調べることができました。--- 動画、大判イメージを含む詳細は右のリンク(国立天文台)から。日本語です。

EHT プロジェクト
3月25日(木)
土星の春

春は地球だけで起こるのではない。春は、また、我々の近隣の太陽系の惑星のいくつかでも起きる。明暗の合成で捕えられたこのイメージは、土星が太陽系の誕生以来見てきた無数の彼岸のうち、地球からの密使、忠実なロボット探検家、カッシーニによって、2009年に初めて目撃されたクローズアップである。地球から見る昼夜平分時の土星のリングの視界は、極めて薄く見える。しかし、土星軌道のカッシーニにとっては、そのような問題はなかった。カッシーニの広角カメラは、土星の昼夜平分時の1日半後の、太陽がこの惑星の赤道上にあったとき、リング平面の上20度から、土星、そのリング、そのいくつかの月を示した。カッシーニの広角カメラは、土星を示すこの合成のために、連続して75の露出をとった。

大判はイメージをクリック。土星に月(衛星)を確認するには原版 こちら(7227x3847) をご覧ください。

Saturn
3月24日(水)
ケンタウルスAの多波長の画像‎

‎ケンタウルスAのダストの多いコアが可視光で明らかであるが、そのジェットはX線と電波で最もよく見られる。研究者達は、来るべきジェームズ・‎‎ウェッブ‎‎宇宙望遠鏡からの赤外線観測で、ジェットが噴出する場所を示す証拠とともに、銀河の中央の超大質量のブラックホールの質量をより正確に特定しようと考えている。‎

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Week in images (ESA)
3月23日(火)
Canadarm2 ロボットアームから、外部パレットが放出される

国際宇宙ステーションが中央アメリカの西の太平洋上を周ったとき、古いニッケル水素バッテリを詰め込んだ外部パレットが、ロボットアーム Canadarm2 から切り離された。ヒューストンのミッションコントローラー達は、 Canadarm2 に、外部パレットを宇宙に放出するように命じた。パレットは、大気の中で無害に燃え尽きる前に、2~4年間地球を周るだろう。これらのバッテリは、ステーションシステムに電力を供給し続けるために先の船外活動の間に取り外され、新しいリチウムイオン電池と交換された。

--- 大判はイメージをクリック。構築後長い期間を経た国際宇宙ステーションの機器は劣化の兆しを見せ始めている。ステーションでは、バッテリーの外、太陽電池パネルの強化も予定されている。

Space station
3月22日(月)
北京の砂嵐

‎ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル3号ミッション‎‎によって2021年3月15日に得られたこのイメージは、数日間北京を覆ってきた砂嵐を示している。10年間で最悪の砂嵐と呼ばれたダストや砂の厚い層が、西から中国に向かって移動しているのが見える。‎

--- 大判はイメージをクリック。イメージは原画を右に90度回転させています。北は右。原画は こちら から。

Week in images:ESA
3月21日(日)
ドーハ、カタール

アラブ首長国連邦の上261マイル(418キロメートル)を周ったとき、国際宇宙ステーションからドーハ(カタール)が撮られた。

大判はイメージをクリック。

Space station
3月20日(土)
「きぼう」研究室モジュールのエアロック内で、JAXA の野口聡一が描かれる。

マイクロ衛星またはキューブ衛星(CubeSats)は、宇宙の外部環境に展開するために、エアロックの中で準備される。続いて、このエアロックは閉じられて減圧され、日本のロボットアームがこれらの機器をつかみ、「きぼう」の外のサイエンスプラットホームにインストールされる。キューブ衛星は、その後、日本のロボットアームの終端に握られた小型衛星配備装置から地球軌道に放出される。

--- 大判はイメージをクリック。野口飛行士を含む第一回民間宇宙船クルー(Commercial crew 1)は、4月に帰還し、星出飛行士達の第二回民間宇宙船クルー(Commercial crew 2)と交代する予定です。但し、帰還の日時は未定です。「今後予想される出来事」 から。

Space station
3月19日(金)
NASAのジュノ、木星の壮大な光のショーの一つの暗い起源を明らかにする

NASAのジュノ(Juno:木星探査衛星)ミッションの紫外線分光計からの新しい結果は、初めて、夜明けのオーロラの嵐の誕生を明らかにしている。木星の壮観なオーロラの早朝の輝きは独特である。これらの巨大な一時的な光のディスプレイは木星の両極で起こり、以前には、地上ベースと軌道を周る天文台(特にハッブル)によって観測されてきた。1994年にハッブルによって初めて発見された夜明け嵐は、短命ではあるが、激しい輝きと、早朝の領域で大気が暗闇から抜け出す辺りの二つの極を囲む光の長方形のカーテンから成っている。ジュノ以前には、木星の紫外線のオーロラの観測は、惑星の夜の側に起きる側面からの視界のみが提供されてきた。

--- 大判はイメージをクリック。アニメーション動画は こちら(Youtube) から。

Jupiter
3月18日(木)
アルシアモンスの雲の伸び

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスによってとられた、繰り返し起こる火星のアルシア・モンの引き伸ばされる雲のイメージ。これらのイメージは、2018年10月20日から11月1日の間に捕えられ、毎日の雲の動きを表している。雲は、アルシアモンスの西の斜面に日の出前に成長し始め、2時間半で西に拡がり、高度45 km では、時速 600 km 以上に非常に速く成長する。その後膨張を停止し、最初の位置から離れ、高高度の風によってさらに西に引っ張られ、朝遅く気温が上昇するにつれて蒸発する。この GIF 動画では、左の黒い領域は火星の夜の側であり、右側はマスクされ画像化されていない惑星の一部を覆っている。青い線は「ターミネータ」、つまり惑星の昼と夜の境界を示している。日の出前から雲が成長し始めるので、夜の側でも見ることがある。

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Week in images:ESA
3月17日(水)
宇宙打上システムロケットブースター二つの収容を終える

‎NASAのアルテミスIミッションの二つの宇宙打上システム(SLS)固体ロケットブースタの収容が完了した。労働者達は、ケネディ宇宙センタの宇宙船組立ビル(VAB)の中の移動式発射台で、10個のブースターセグメントとノーズアセンブリを置くために、数週間かけて5台の巨大なクレーンの一つを使ってきた。技術者達は2020年11月21日に最初のセグメントを置き、最終的なノーズアセンブリが2021年3月2日に置かれた。チームは、コアステージが到着する前に電気設備等のインストールを終え、ブースターのシステムをテストするだろう。コアステージの到着後、技術者達は二つのブースターの間にそれを積むだろう。この SLS は、アルテミスIの打上げ間に、880万ポンドまでの推力を生じさせる、世界で最も強力なロケットになるだろう。アルテミスIは、月への有人飛行に先行する統合化システムとして、オリオン宇宙船と宇宙打上システムロケットの無人テストになるだろう。NASAは、アルテミス計画の下で、最初に女性を、次の男性を月に着陸させ、持続可能な月の探査を行おうとしている。

大判はイメージをクリック。この記事は月探査(Artemis)計画の進捗状況をお知らせする目的で取上げています。

Humans in Space
3月16日(火)
‎ブラックホールからの反射‎

‎活動銀河 NGC 1068 の、2003年のX線(青と緑)と可視光線(赤)イメージのこの合成は、中央の超巨大ブラックホールの付近から高速で吹き出すガスを示している。銀河の内部の渦巻きの腕の激しい星形成領域が、光とX線の放出によって強調されている。ガス雲の引き伸ばされた形は、ブラックホールを取り囲む冷たいガスやダストの、トーラスまたはドーナツ型の雲の漏斗型効果によるものだと考えられている。このトーラスは約500万の太陽質量を有し、三色のX線イメージを伴った細長い白い場所として現れている。電波の観測は、このトーラスが、数光年のブラックホールの内部から、約300光年外へ広がっていることを示している。トーラスから観測されたX線は、ブラックホールの非常に近くに物質が渦巻くように形成された、熱いガスの、隠された円盤から来ているかもしれない、散乱しまた反射されたX線である。このトーラスは高速の風のガスの一つの供給源であるが、隠されたディスクも関与している可能性がある。銀河のさらに外のガスのX線の加熱作用は、風の外の部分の遅さに貢献している。

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Black Holes
3月15日(月)
‎赤外線による鷲星雲の柱‎

‎この鷲星雲(Eagle Nebula)には新生の星が形成されている。密度の濃いガスとダストの柱の中で重力で圧縮されているこれらの新しく形成された明るい星達の激しい放射が、周囲の素材が沸騰しつづける原因になっている。ハッブル宇宙望遠鏡によって近赤外線でとられたこのイメージは、観察者達に、可視光線では柱を不透明にする厚いダストの多くを通して見る場を提供している。この巨大な構造は長さで数光年であり、非公式に創造の柱(Pillars of Creation)と呼ばれている。散開星団 M16 と関連するこの鷲星雲は約 6,500 光年に横たわっている。この鷲星雲は、裂けた星座へびの尾の方向の、星雲の豊かな空の領域の、小さな望遠鏡にとっても容易な目標である。

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Astronomy Picture of the Day
3月14日(日)
韓国と日本の明るい光

‎明るい韓国と日本とともに、東シナ海の漁船の灯が、416キロメートル上空を周回する国際ステーションから描かれる。

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Space station
3月13日(土)
‎JAXA の宇宙飛行士野口総一‎

‎日本宇宙航空研究開発機構の宇宙飛行士野口聡一が、来るべきスペースXドラゴン貨物ミッションで国際宇宙ステーションに届けられる、新しい強力なソーラーアレイの準備のための、ソーラーアレイ改良キットをインストールする船外活動の間に描かれる。

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Space station
3月12日(金)
‎ハッブルからの渦巻銀河 M66‎

‎古い友人の新しい視界を得ることは良いものである。この近くの渦巻銀河 M66 の驚くようなハッブル宇宙望遠鏡イメージが将にそれである。小さな中央のバーを持つ渦巻銀河 M66 は、約 3,000 万光年にある三つの銀河達のグループ、しし座三つ子銀河(Leo Galaxy Triplet)のメンバーである。このしし座の三つ子は、比較的小さな望遠鏡にも人気がある目標である。 M66 とその銀河のコンパニオン M65 と NGC 3628 は、満月の角度の幅で分かれて現れる。この示された M66 のイメージは、星の構成と分子のガス雲の関係を調査するのに役立てるために、ハッブルによってとられた。鮮明に見えるのは、外側の渦巻の腕と、更に多くの星の構成が隠されているかもしれない暗いダストレーンに沿ってすべて撒かれた、明るい青い星達、ピンクのイオン化された水素の雲である。

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Astronomy Picture of the Day
3月11日(木)
宇宙ステーションで結晶の成長を観測

‎人体には 100,000 以上のタンパク質がある。全ての構造は異なっており、それぞれが我々の健康に関連する重要な情報を持っている。それぞれのタンパク質は独特であり、その機能に綿密に関連する複雑な構造を持っている。したがって、タンパク質の構造を明らかにすることは、その機能の理解に結びつく。しかしながら、地球上では重力が最適な成長に干渉するので、タンパク質の構造を分析することは難しい。以前の調査では、微重力状態が、病気を治療する薬の目標を確認するために分析することができる、高品質のタンパク質の結晶をつくり出すことを示した。このリアルタイム・タンパク質結晶成長2調査では、地球に詳細分析を持帰るだろう八つまでの高品質なタンパク質の結晶をつくり出すだろう。宇宙飛行士達は、これらの結晶を観測し、成長を記録し、その後最初の観測をベースにして変化させるだろう。このイメージでは、あるタンパク質の結晶が、地球の重力条件の下で育っているのが示されている。このたんぱく質は、この調査のための実験たんぱく質として使われるだろう。

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Humans in Space
3月10日(水)
テラ・サバエアとアラビアテラのマーズエクスプレスの視界

‎ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスからこのイメージは、赤い惑星の、北の極冠からの美しいスライス、テラ・サバエアとアラビアテラ領域のクレータされた凸凹の帯に焦点を当てている。これは、2019年6月17日の軌道 19550 の間に収集されたデータから成っている。イメージの中心の解像度は約1キロメートル/ピクセル、東経約44度、北緯26度に中心がある。このイメージは、高解像度ステレオカメラの、直下とカラーチャンネルからのデータを使ってつくられた。

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Mars Express
3月9日(火)
‎ステレオのエロス‎

赤/青の立体眼鏡を取り出して小惑星 433 Eros の隣に浮こう。太陽を 1.8 年で周るこの地球近傍小惑星は、ギリシアの愛の神にちなんで名付けられた。しかし、その形は、ハートよりも、こぶだらけのジャガイモに似ている。エロスは、波打つ地平線、クレータ、巨礫、谷の、小さな 40×14×14 キロメートルの世界である。その動揺させるスケールとロマンチックさに欠ける形がステレオの視界を与えるために処理され、ニア・シューメーカー宇宙船からのこのイメージの合成で強調されている。ニア・シューメーカーの3Dイメージは、劇的な明暗とともに、この小惑星の地形と構造の重要な測定と、太陽系におけるこの都市サイズの塊の起源の手掛かりを提供している。ここに見える最も小さな形は径約30メートルである。2000年2月14日に始まった小惑星を周った最初の宇宙船、歴史的なニア・シューメーカーは、エロスを周る軌道で1年を過ごした。20年前の2001年2月12日に、この宇宙船は、小惑星の表面に初めて着陸した。エロスの表面からのニア・シューメーカーの最後の通信は、2001年2月28日であった。 ‎

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Astronomy Picture of the Day
3月8日(月)
‎火星の峡谷の中

‎エクソマーズガス追跡軌道船ミッションに搭載されたカラー・ステレオ画像システムは、火星の広大なマリネリス峡谷システムの一部、メラス・カズマのこのイメージを送り返した。マリネリス峡谷は、火星の地表の 4,000 キロメートル超に伸び、場所によっては7キロメートルを超える深さである。ここに見られる部分は約5×6キロメートルである。これは赤外線カラーイメージであり、地表の地形と堆積物のスペクトルの多様性を強調し、浸食され露出したメラス・カズマのフロアのブロック状の堆積の詳細を示している。ブロックの間には風による波紋が多く見える。NASAの火星偵察軌道船の分光計は、ジャロサイト、アルミニウムを含む粘土など、明るいトーンのブロックと関連する様々な鉱物を明らかにした。黄褐色の波は、恐らく、この特徴的な色を引き出す酸化鉄を含んでいる。また、この領域には水の過去の存在を示す証拠がある。明るく白い層の素材は、水和硫酸カルシウム(恐らく石膏)の存在を意味している。このイメージは2020年10月19日に撮られた。エクソマーズは、ヨーロッパ宇宙機関とロシアのロスコスモスとの共同の計画である。

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Week in images
3月7日(日)
野口飛行士達、船外活動を終える

NASAのケイト・ルビンス(左)と日本の野口聡一は、6時間56分後の、日本時間土曜日午前3時33分に、ソーラーアレイ更新のために必要な修正キットの設置するための船外活動を終えた。2月28日の船外活動で始まったこの作業は一応の完了を見た。NASAは、「スペースX」の22回目の補給サービスで届けられる予定の新しいソーラーアレイによって、宇宙ステーションの八つの既存のパワーチャンネルの六つを増大させる。新しい技術のソーラーアレイは、現在の配置の六つの前に置かれ、最終的にステーションのパワーを160キロワットから最高215キロワットに増やす。 現在のソーラーアレイはよく機能しているが、耐用年数15年で設計されており、予期の通り劣化のサインを示し始めている。

--- 記事は要約しています。録画のため大判は小サイズです。イメージをクリック。

Space station BLOG
3月6日(土)
日本の街の灯

地球の地平線上の大気の輝きによって覆われた、日本の都市の光が、国際宇宙ステーションから描かれる。その時、フィリピン海の南260マイル(416キロメートル)を周っていた。

--- 右の東京の灯から、左の四国まで見えています。このイメージは粒子が粗いようです。フィリピン海の南416キロメートルというのはかなり遠くからとられているので、その所為かもしれません。大判はイメージをクリック。原版は こちら(5568x3712) から。

Space station
3月5日(金)
最も古い既知の地球の岩の候補、月で発見される

‎この物語はアポロ14号月ミッションで始まる。地球に持ち帰られ分析された、宇宙飛行士アランシェパードによってコーン・クレータで発見された大きな岩、月サンプル 14321 は、他の月の岩より非常に良く地球の岩に一致した破片を持つことが発見された。更に驚くべきことに、その岩の一部分は、最近、不確実性をも伴って、地球上に発見された全ての岩より古い、40億年遡る日付が設定された。主導的な仮説は、古代の彗星または小惑星のインパクトが地球から太陽系に岩を打上げ、そのあるものが月に戻って落ち月の土や他の岩を熱して混合し、冷えて再び破片になったというものである。このビデオは、著しく異なる化学作用で複数の部分を示す 14321 内部のX線スキャンを示している。月の岩は、月、地球、初期の太陽系のより完全な歴史を学ぶために調査され続けるだろう。2021年2月5日金曜日は、アポロ14号の月着陸の50回目の記念日であった。

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Astronomy Picture of the Day
3月4日(木)
‎球状星団 M53 の青いはぐれものの星達

もし我々の太陽がこの星の集団の一部であったなら、夜空は明るい星達の宝石箱のように輝くだろう。 M53 として知られ NGC 5024 としてカタログ化されているこの集団は、我々の銀河に生き残っている約250の球状星団の一つである。 M53 のこれらの星達の大部分は我々の太陽より古く赤いが、いくつかの謎の星達は青くまた若く見える。これらの若い星達は、 M53 の星達の全てがほぼ同じ時期に形成されたという仮説を否定するかもしれない。これらの変わった星達は青色の巨星群として知られ、 M53 では異常であり一般的である。多くの議論の後、青色の巨星は、今、バイナリの星のコンパニオンから落ちる新しい物質によって若返っている星達であると考えられている。ハッブル宇宙望遠鏡によるイメージなどの球状星団の分析によって、天文学者達は、球状星団の年齢と、それゆえに宇宙の年齢に関する限界の判定に役立てるために、青色巨星達のような豊富な星達を使っている。かみのけ座に方向に双眼鏡でも見える M53 は、 250,000 以上の星達を含む、我々の銀河の中央から最も遠い球状星団達の一つである。

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Astronomy Picture of the Day
3月3日(水)
コールサック(石炭袋)星雲

注: マーズ2020‎パーサービアランスの記事が続いていますので、混乱を避けるため他の火星に関連する記事は控えてきました。しかし多数の記事が残っていますので、折に触れて取り上げて行きます。

この驚くようなイメージは、真っ黒なコールサック(Coalsack:石炭の袋)星雲またはコールドウェル99(Caldwell 99)の端の小さな領域を捕えている。コールドウェル99は、背後のオブジェクトからの可視光線波長を完全に遮る、星間のダストの密度の濃い雲、暗黒星雲である。イメージの中心のオブジェクトは、非常に小さな原始惑星状星雲である。この原始惑星状星雲のフェーズは星の生涯の遅い段階にあり、そこでは水素ガスの殻が壊され、急速に熱している。この段階は、この原始惑星状星雲の中央の星が絶対温度約 30,000 度に届く前に、僅か数千年で終わる。この時点で、その中央の星は、惑星状星雲として知られることになる周囲のガスのシェルを輝かせる。

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Nebulae
3月2日(火)
‎インサイト、火星の冬のダストに挑戦‎

イリジアム・プラニシア(注:北緯3度の赤道付近の平原)に冬が来て、インサイト(InSight)チームは、太陽電池パネルに積もったダストのために、着陸船を安全に保ち科学活動を減らす作業を始めた。チームは2022年までデータを収集し続ける予定であるが、宇宙船のソーラーパネルのダスト(土埃)の堆積と火星の冬の太陽光の減少は、電力を節約し、機器の操作の一時的な制限を求めた。インサイトは長命に設計され、ソーラーパネルは各2メートルにも及び、‎多くの日光を受ける赤道の、かつ風が吹くイリジアムプラニティアに着陸地点を選んだ。太陽電池は、今、僅か27%のみを生産しているが、科学機器、ロボットアーム、通信、氷点下でも全てを動作状態に保つ様々なヒーターを必要とする。‎火星は、今、太陽からの遠日点に向かい、太陽光の減少は更に進んでいる。火星は2021年7月に再び太陽に近づき始め、その後、チームはフルの科学活動を再開するだろう。
--- 火星の地表には常に「そよ風」ほどの風が吹いている。この風は細かな土埃を太陽電池パネルに堆積させ電力の発生を妨げる。以前のローバー、スピリッツとオポチュニティはこれに再三悩まされた。現在活動中のキュリオシティローバーは自律発電機能を備えている。なお、火星に吹く嵐、ダストデビルが堆積したダストを吹き払うことがあり、オポチュニティは何度かその危機を乗り越えた。

InSight Mars Lander
3月1日(月)
火星のダストデビル動く

渦巻く風の柱、巨大なダストデビルが絶えず火星の表面を洗い流している。2019年2月27日に、ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズガス追跡軌道船の CaSSIS カメラで捕えられた、約45秒間隔の二つイメージでは、二つのダストデビルの動きが捕えられている。明るい「噴煙(plume)」が、火星の南半球にある70キロメートルのクレーターの内側を横断して移動し、その跡に暗い筋を残しているのが見られる。二つのダストの柱の影の動きを見ることもできる。イメージの左側のダストデビルは秒速約4メートルで走り、右側のダストデビルは秒速約8メートルで動いている。イメージの左側にある暗い部分は玄武岩の砂丘フィールドである。(以下略)

火星の地表では、時にダストデビル‎(dust devil)と呼ばれる旋風が起きる。それは地球と同様、地面が大気よりも熱くなるとその熱気が上昇気流を生み、涼しい空気が沈み、大気の垂直の循環が起きる。これらの旋風は地上の砂を巻き上げ筋を残す。火星のダストデビルは地球の旋風よりもはるかに大きく、高さ8キロメートル、幅数十~数百メートルに及ぶこともある。火星の一年は地球の暦の約2倍長なので、2019年2月27日は火星の暦では前年の今の季節を指している。

ExoMars
2月28日(日)
火星に関連する記事が溜まっていますのでしばらく掲載を続けます。

火星偵察軌道船(MRO)の高解像度画像実験(HiRISE)カメラ、火星へ降下するパーサービアランスを捕える

火星偵察軌道船(MRO)によって2月18日にとられたこのイメージに、パーサービアランスローバーを支えている降下ステージが、後を追うパラシュートとともに火星の大気を通して降下しているのを見ることができる。パーサービアランスミッションの目標である古代の川のデルタが、左からジェゼロクレータに入るのが見られる。このとき、カメラは、パーサービアランスから約700キロメートルにあり、秒速約3キロメートルで動いていた。二つの宇宙船のこの極端な距離と高速は、正確なタイミングでイメージを捉えるには挑戦的であった。

--- 大判はイメージをクリック。

MRO
2月27日(土)
金星フライバイ

2020年‎‎7月11日、NASAの‎‎パーカー太陽探査機‎‎に搭載された広視野画像装置は、約 12,400 キロメートルの距離の金星の夜の側の‎‎この光景‎‎を捉えた。この宇宙船は、内惑星の7回の重力支援フライバイの3回目を行っていた。この重力支援フライバイは、金星への接近飛行を利用して、探査機が、その軌道を、2025年後半に最終的に太陽の表面から600万キロメートル内に収まるようにするために設計されている。この驚くべきイメージは、横向きのカメラが雲の中を覗き込み、‎‎金星表面‎‎の最大の高地である、アフロディーテ・テラ(Aphrodite Terra)として知られる、中心付近の暗い形を示している。惑星の端の明るい縁は、恐らく、大気の上流域の分子と再結合する、励起された酸素原子によって放出されるナイトグローである。画像全体の明るい筋やシミは、恐らく、エネルギッシュな荷電粒子、および太陽光を反射するカメラの近くのダストに起因している。‎‎惑星地球の空の観察者は‎‎、オリオンのベルトと剣の、親しい星を右上に確認しているだろう。‎

--- イメージは原版を右に90度回転させています。大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
2月26日(金)
パーサービアランスローバーは何処にいる

‎‎‎このインタラクティブマップは、NASAのパーサービアランスローバーが2021年2月18日に着陸した、ジェゼロクレーターの中の着陸地点を示している。

--- 右のリンクから表示されるイメージを操作してみてください。
 
その他のパーサービアランスローバーの最新のイメージは 特集 「マーズ2020ローバー、パーサビアランス」 から。

Perseverance
2月25日(木)
火星での最初のフルカラー

これは、2021年2月18日に着陸した後、NASAのパーサビアランスローバーの下側にあるハザードカメラ(Hazcams)によって送り返された最初の高解像度のカラー画像である。‎

--- 大判はイメージをクリック。いくつかの新しいイメージが発表されています。詳細は 特集 「マーズ2020ローバー、パーサビアランス」 から。

Perseverance
2月24日(水)
NASAの火星パーサービアランスローバー、着陸の特等席を提供する:赤い惑星の最初の音の記録

NASAのマーズ2020パーサービアランスローバーからの新しいビデオは、2月18日の、赤い惑星への、軌道入り、降下、着陸の最後の数分の主な里程標を記録している。また、ローバーのマイクは、火星からの音の最初の記録を提供した。

--- パーサビアランスからの最初の公式レポートです。詳細は 特集 「マーズ2020ローバー、パーサビアランス(2月4日) 」 から。

Latest NASA News Releases
2月23日(火)
ジェゼロクレータとその周辺

NASAのマーズ2020パーサービアランスローバーの着陸地、ジェゼロクレータの周辺の概況。それは、高地、インパクト盆地、火山地域、古代の川のデルタにある。暗い青黒いエリアは、印象的な砂丘フィールドにしばしば堆積する、風によって広域に広がる古代の火山灰の層である。このイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスの、高解像度ステレオカメラの、直下を見た、赤、緑、青のチャンネルから合成された。

--- 大判はイメージをクリック。

Mars Express
2月22日(月)
パーサービアランス:どのように火星に着陸したか

ロケットで動く降下ステージに吊り下げられ、パーサービアランスは、火星の地表から僅か数メートルに吊られ、赤い惑星への2月18日のタッチダウンの直前に、ここに捕えられた。この息をのむような視界は、火星の大気のトップからの激しい7分間の旅に続いた。高解像度ビデオの一部分のこの写真は、最終的なスカイクレーン着陸作戦の間に、降下ステージ自身からとられた。車サイズのローバーの中のコンピュータに、このイメージのような信号を提供している電気的な臍の接続とともに、パーサービアランスを降ろしている長さ約7メートルの三つの張りつめた機械式ケーブルが見える。パーサービアランスの下の火星のダストの流れが、降下ロケットエンジンによって地表から蹴り上げられている。このケーブルは、計画されたように、タッチダウン後直ちに、降下ステージがその燃料を消費する前に安全な距離へ飛んで行くように、切り放された。

--- 大判はイメージをクリック。

Astronomy Picture of the Day
2月21日(日)
マーズパーサービアランス
(火星日ゼロ)

203日の惑星間の航海と7分間の恐怖の後、パーサービアランスは火星に着陸した。ジェゼロクレータへの成功した着陸の確証は、西海岸標準時2月18日午後12時55分(日本時間2月19日午前5時55分)に、カリフォルニア南のNASAのジェット推進研究所のミッション・コントロールから発表された。車サイズのマーズローバーの前部左のハザード回避カメラが、ミッションの火星日0日目のタッチダウンの直後に、この最初の低解像度イメージをとった。まだカメラには保護カバーがあるが、赤い惑星に送られた今最も野心的なローバー、パーサービアランスの影が火星の地表を横断して見えている。--- 右上は当日送られた三つの生イメージ(パーサービアランスのコーナーから)。大判はそれぞれをクリック。

Astronomy Picture of the Day
2月20日(土)
NASAの火星パーサービアランスローバー、安全に赤い惑星に着陸する

‎これは、NASAのパーサービアランスローバーが、2021年2月18日に火星にタッチダウンした後に最初に送り返されたイメージである。パーサービアランスのハザードカメラの一つからのこの視界は、部分的にダストによって覆われている。火星のパーサービアランスのミッションの鍵となる目的は宇宙生物学であり、古代の微生物の生命のサインの調査を含んでいる。このローバーは惑星の地質と過去の気象の特性を評価し、赤い惑星の人間の調査への道を開き、火星の岩と表土を集めて蓄える初めてのミッションになるだろう。現在、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とNASAによって考慮中の以降のミッションでは、これらの地表から集め蓄えられたサンプルを、深い分析のために地球に持帰る宇宙船を火星に送るだろう。南カリフォルニアのNASAのジェット推進研究所(JPL)は、NASAのためにマーズ2020パーサービアランスローバーを製造し、運行管理する。

--- 写真は火星から到着したイメージを監視する JPL の管制官達。大判はイメージをクリック。火星着陸の管制室ビデオ(2時間11分)は こちら(Youtube) から。

Mars Perseverance Rover
2月19日(金)
エンパイアステートビルディング‎、マーズ2020のために照らされる

2021年2月16日火曜日のニューヨーク市で、今週木曜日のNASAのパーサービアランスローバーの火星への着陸を記念するために、エンパイアステートビルディングが赤く照らされた。火星でのパーサービアランスミッションの鍵となる目的は、古代の微生物の生命の徴候の調査を含む宇宙生物学である。ローバーは、この惑星の地質と過去の気象の特性を評価し、赤い惑星への人間の探査の道を開き、火星の岩と表土を集め蓄える、初めてのミッションに挑戦するだろう。

--- 大判はイメージをクリック。

Mars Perseverance Rover
2月18日(木)
ジェゼロクレーターは火星の古代の湖だった

このイラストレーションは、マーズ2020パーサービアランス(忍耐)ローバーの着陸地点、火星の何億年も前には湖であったように思われるジェゼロクレータを示している。入江と放流口が湖の両側に見える。火星への忍耐ミッションの鍵となる目的は、古代の微生物生命のサインの調査を含む宇宙生物学である。このローバーは、この惑星の地質や過去の気象を調査し、赤い惑星の人間探査への道を開き、また、火星の岩や表土を集め蓄える初めてのミッションになるだろう。続くミッションでは、ヨーロッパ宇宙機関とNASAの協力によって、これらの蓄えられたサンプルを集め深い分析のために地球に持帰る宇宙船を火星に送ることを検討している。

大判はイメージをクリック。マーズ2020パーサービアランス(忍耐)ローバーは、明日、2021年2月19日早朝、火星に着陸する予定です。中継放送は 「ウェブNASAテレビ放送予定(マーズ2020パーサービアランス)」 から。

Mars Perseverance Rover
2月17日(水)
火星日 3025: ‎マストカメラ‎ (Mastcam)

これは2月9日に発表されたNASAのキュリオシティローバーの記事の要約です。イメージは火星日3025日にマストカメラによって撮影されました。キュリオシティのイメージは主として白黒・小型であり、紹介する機会が少ないのですが、パーサービアランスローバーに期待される火星を地上から見る光景の一つとして取り上げました。‎‎

この週末、キュリオシティは火星で新年の始まりを祝った。火星の一年は地球と同様, 火星が太陽の周りを一回周る時間を指すが、主な違いは、火星の一年は668火星日(sol:ソル)地球の日で約687日である。火星のカレンダーは1956年に発生した大規模なダストの発生からの火星の年を数えるので、キュリオシティは、ゲイルクレータで、火星年36回目の始まりを迎えた。キュリオシティは、今、粘土を含んだ岩「グレントリドン」から硫酸塩を含んだ層への遷移を記す石の多いユニットを通した旅を続けている。チームはまた、我々の計画の初めに、新しい軌道の隣人、アラブ首長国連邦宇宙機関の火星ミッション「ホープ探査機(Hope Probe)」の到着を祝った。

Mars Rover Curiosity
2月17日(水)
火星日 3025: ‎マストカメラ‎ (Mastcam)

これは2月9日に発表されたNASAのキュリオシティローバーの記事の要約です。イメージは火星日3025日にマストカメラによって撮影されました。キュリオシティのイメージは主として白黒・小型であり、紹介する機会が少ないのですが、パーサービアランスローバーに期待される火星を地上から見る光景の一つとして取り上げました。‎‎

この週末、キュリオシティは火星で新年の始まりを祝った。火星の一年は地球と同様, 火星が太陽の周りを一回周る時間を指すが、主な違いは、火星の一年は668火星日(sol:ソル)地球の日で約687日である。火星のカレンダーは1956年に発生した大規模なダストの発生からの火星の年を数えるので、キュリオシティは、ゲイルクレータで、火星年36回目の始まりを迎えた。キュリオシティは、今、粘土を含んだ岩「グレントリドン」から硫酸塩を含んだ層への遷移を記す石の多いユニットを通した旅を続けている。チームはまた、我々の計画の初めに、新しい軌道の隣人、アラブ首長国連邦宇宙機関の火星ミッション「ホープ探査機(Hope Probe)」の到着を祝った。

Mars Rover Curiosity
2月16日(火)
クレータの縁

マーズ2020パーサビアランスの着陸が近づいていますのでしばらく火星の記事を中心に掲載します。

‎この画像は、火星の巨大なヘラス衝撃盆地の北に数百キロに位置する小さなクレーターの南東の壁を示している。クレーター全体は直径約12キロである。このイメージは5X10キロメートルの領域を示している。‎ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ(‎ExoMars)ガス追跡軌道船に搭載されたカラーとステレオ画像システム(CaSSIS)は、2020年10月19日にこのイメージを撮った。‎ ‎CaSSIS のカラーフィルターで見ると、このイメージは例外的な色の多様性を示している。この多様性は、波長の異なる光を反射する様々な鉱物の存在に関連しており、明るい色調の堆積物は、恐らく水の存在の下で形成されたであろう古代の粘土に豊んだ鉱物を含む地域の、岩盤の露出を強調している。また、クレーターの床には波紋を形成する風に吹かれた砂の堆積物も見えている。独特な黄褐色は、酸化鉄鉱物が含まれていることを意味している。‎ ‎ExoMars プログラムはヨーロッパ宇宙機関とロシアのロスコスモスの共同の計画である。
--- 大判はイメージをクリック。

Week in images (ESA)
2月15日(月)
ハッピー・ニュー・イヤー・マーズ

新しい火星年が2021年2月7日に始まった。左のイメージは2月6日に、右のイメージは、新しい火星年から返された最初のイメージの一つ、2月7日にとられた。これらのイメージは、通常は軌道から惑星のスナップショットをとっている、ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスのビジュアル監視カメラによって捕えられた。これらは、自動的にツィッターで共有され、フリッカーに投稿された。
火星の一年は687地球日に等しいので、火星が太陽を周るには地球のほぼ二倍かかる。火星の新年は北の昼夜平分時(北の春、南の秋)に始まり、来たるべき年は火星年36と呼ばれる。

--- イメージは明度を上げています。大判はイメージをクリック。火星の暦については 2月11日の記事 参照。

Week in images
2月14日(日)
オランダの雪

コペルニクスセンチネル3号によって2月11日に捕えられたこのイメージは、この10年で初めての大きな吹雪に続く数日間の氷点下の気温によってほぼ雪に覆われた、オランダの残骸を示している。北ヨーロッパの多くを襲った嵐ダーシー(Darcy)が、2月6日土曜日の夕方、オランダを襲った。強風と激しい寒さによって、大部分の公共輸送機関が止まり、キャンセルされ、この国のほとんどが約10センチの雪の下になった。この降雪は、また、英国とドイツの地域にも混乱を引き起こした。降雪は1日で止まったが気温は氷点下で残った。
コペルニクスセンチネル3号は、ヨーロッパのコペルニクス環境監視計画の、放送とデータ配信を提供する二つの衛星のミッションである。オランダ、北フランス、ベルギー、ルクセンブルク、デンマーク、英国の一部とドイツの一部を示すこのイメージは、ミッションの海と陸地をカバーする機器によって捕えられた。

--- 大判(一部)はイメージをクリック。原版は こちら から。

Week in images
2月13日(土)
ケープカナベラル、フロリダ(NASAのケネディ宇宙センタのホーム)

国際宇宙ステーションが高度261マイル(418キロメートル)で周ったとき、NASAのケネディ宇宙センタのホーム、ケープカナベラルが撮られた。

大判はイメージをクリック。 こちら(5568x3712) から。

Space station
2月12日(金)
切り離される国際宇宙ステーションプログレス76号補給船

国際宇宙ステーションの外部高解像度カメラが、ピアドッキング区画から切離された(2月9日)直後の、プログレス76号補給船(左)のこのイメージを捕えた。手前には、ラスベットモジュールにドッキングしているソユーズ MS-17 クルー船(右)が見える。

--- ロシアのソユーズクルー船とプログレス貨物船は概括的な構造はほとんど同じである。前者は人間が乗るための、後者は貨物を運ぶための配慮がなされている。開発当初から大きな事故はほとんどなく、2003年2月のNASAのスペースシャトルコロンビアの事故に起因する2011年のスペースシャトル計画の廃止の後は、先般の「スペースX社」のドラゴンクルー船1号(野口飛行士搭乗)までの約10年間、国際宇宙ステーションとの唯一のクルーの往復のための手段として使われてきた。なお、これまではクルー船以外の宇宙船は、日本の「こうのとり」を含めて、任務終了後は全て国際宇宙ステーションで生じた不用品と共に地球の大気に再突入して燃え尽きる設計であったが、最近の「スペースX社」のドラゴン貨物船では、実験結果等必要品を積んで帰還することが可能になっている。大判はイメージをクリック。

Space station
2月11日(木)
火星の季節

‎‎‎以下はヨーロッパ宇宙機関の解説を要点のみ切り出して編集し直したものです。
火星も地球も太陽の周りを周回しているが、火星と地球の間にはいくつかの大きな違いがある。‎‎2021年2月7日、火星で36年目が始まる。この際‎‎、二つの惑星の1年の類似点と相違点の例を‎‎見てみよう。
火星の1年は地球の約2倍、地球日の687日。火星の一日も軸の周る時間で定義され sol(火星日)と呼ばれる。火星日は地球の時間で24時間39分。火星も軸が傾いているので地球と同様春夏秋冬の四つの季節がある。火星の新年は北の春分、南の秋分で始まる。火星の季節は地球の季節とは異なり、太陽を周る火星の軌道が地球より楕円であるため等しい長さではない。例えば北半球の春は最も長く191火星日、北半球の秋は142火星日で最も短い。南の春と夏の間火星は太陽に近くを早く通過する(swing by)。その結果光の増加が大気を熱し、乱気流が火星の土から微細な粒を持ち上げ、ある時は惑星全体に及ぶ激しいダストの嵐が生じる。冬は冷たく夏は暖かいが、惑星全体の温度は冷たく、年間平均は摂氏マイナス60度である。火星のカレンダは地球の1955年に始められた。この火星年、非常に大きなダストの嵐が生じ「1956年の大きなダストの嵐」と名付けられた。今年、2021年2月7日は火星の36年の始まりを印す。 --- 大判は原版です。

Happy New Year on Mars
2月10日(水)
葉のサンプルを集める(2月3日の記事)

去る数日、国際宇宙ステーションでは、ヨーロッパ宇宙機関のコロンブス研究室モジュールの野菜施設の植物を収穫し、味覚テストのために、新たに採取した、パクチョイ、ワサビ、ケール、赤タチチシャを試食した。
写真はNASAの宇宙飛行士シャノンウォーカーとマイケル・ホプキンスが、育っている植物から葉サンプルを集めている。

--- 大判はイメージをクリック。上の解説は複数の記事からの要約です。

Space station BLOG
(03 Feb)
2月9日(火)
ニューヨークに雪を降らせる‎

‎コペルニクスセンチネル2号ミッションは、2021年2月4日に、ニューヨーク市のこの視界を捕えた。夢のようなポストカードをつくっている間に、この最近の吹雪は、公共輸送機関や学校を混乱させ、「メジャー」に分類された。

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Sentinel-2
2月8日(月)
アポロ14号、ホームに向かう

50年前の日曜日(1971年2月7日)、アポロ14号のクルーは、月軌道を去って帰途についた。彼らは、指令船キティホークからこの地球の出を見た。月の地平線の地球の陽の当たる三日月とともに、手前のクレーターだらけの地形が月の遠い側に沿って見える。クルーは月を周っている間に地球が昇り沈むのを見るかもしれないが、月面からの地球は、もちろん、F・マウロ基地の着陸地点の向こうの空に動かずに吊られている。F・マウロから持ち帰られた岩のサンプルには、惑星地球からの隕石の可能性がある破片を含むと判定されたビッグバーサ(Big Bertha)と名付けられた20ポンドの岩を含んでいる。アポロ14号ミッションの間にキティホークに積まれたものには、後に月の木(Moon Tree)に育った400から500の種の缶がある。

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Astronomy Picture of the Day
2月7日(日)
アポロ14号:アンタレスからの視界

50年前の2月5日金曜日アポロ14号の月着陸船アンタレスが月に着陸した。滞在宇宙飛行士のエドミッチェルが月面の一連の写真を撮った終わりごろの窓の外を見るこの詳細な合成は、アポロ月面ジャーナル編集者エリックジョーンズによってまとめられた。この視界は、アポロ14号宇宙飛行士達が月での彼らの2回目かつ最終の歩行を終えた後の、着陸地点の北西のF・マウロ高地の全域を見ている。手前に目立っているのは、彼らの、ツールやサンプルを運ぶために使われる二輪の車のような装置、モジュラ器材運搬機である。中央上の地平線の近くには、カメ岩(Turtle rock)と呼ばれる幅 1.5 メートルの巨礫がある。カメの下の浅いクレータには、ミッチェルによって投げ槍のスタイルでそこに投げられた、採集機器の長く白いハンドルがある。ミッチェルの仲間の月面歩行者、最初の宇宙のアメリカ人アラン・シェパードは、また、二つのゴルフボールを打つために、間に合わせにシックスアイアンを使った。シェパードのゴルフボールの一つが、ミッチェルの投げ槍の下の白い点として見えている。

--- 大判はイメージをクリック。原版は こちら から。

Astronomy Picture of the Day
2月6日(土)
‎アポロ14号、1971年2月4日に月軌道に到着‎

アポロ14号は、 Fra・マウロ高地(Fra Mauro)の調査に備えて、1971年2月4日に月の軌道に到着した。アポロ14号には、指揮官、アラン・シェパード、月着陸船パイロット、エドガー・ミッチェル、コマンドモジュールパイロット、スチュアート・ローザが搭乗していた。技術者達は、その前年のアポロ13号の事故の再発を防ぐために宇宙船を改造した。サターンⅤロケットが地球周辺の待機軌道に飛行士達を届けた後、第3ステージは彼らを月へ送るために再点火した。月の Fra・マウロ高地への基本のミッション目的は、アポロ月面実験パッケージの展開、月面地質調査(地球に持帰るのための表面の素材の収集)、実験パッケージ以外の科学機器の展開に中心が置かれた。成功した9日間のミッションの後、クルーは2月9日に太平洋に着水した。このイメージでは、ケネディ宇宙センタの打上コントロールセンタの点火ルーム2の、アポロ14号の秒読みの進捗を監視する技術者達を示している。

大判はイメージをクリック。現在の規模から考えると驚異的な管制官達の数です!

NASA History
2月5日(金)
‎エキソマーズオービターの2万回目の画像

エクソマーズガス追跡軌道船に搭載されたカラーステレオ地表画像システム(CaSSIS)カメラが、火星での 20,000 イメージを捕えた! 2020年12月13日にとられたこのイメージは、タルシスとして知られる広大な火山の平原の際立ったしわの隆起システムの一部、ソリス・ドルサム(Solis Dorsum:ドルサムは背)を示している。しわの隆起は、惑星の地殻と上のマントルの荷重と屈曲のために、層になった玄武岩に形づくられる地殻構造上の地形である。これらの地殻構造上のストレスは、惑星の内部の冷却と以降の収縮に起因している。しわの隆起と特にそれらの分布と方向の調査は、複合体の詳細と火星のダイナミックな地質の歴史を明らかにすることができる。エクソマーズ計画は、ヨーロッパ宇宙機関とロシアの国営宇宙会社ロスコスモスとの共同の努力である。

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ExoMars
2月4日(木)
新しい地球を発見する

ケプラー22bは太陽のような星の生物生息可能域の中に発見された最初の惑星である。2011年のこのアーティストの概念では、NASAのケプラーミッションが、地球上の生命の必要条件、液体の水の存在し得る星の回りの領域を周っている最初の惑星を示している。この系外惑星は地球の大きさの 2.4 倍であり、これまでに我々の太陽のような星の生物生息可能域を周っていることが発見された最小である。その時点で、科学者達は、この惑星が主に、岩か、ガスか、液体の組成を持っているかは分らなかった。アーティストの解釈としてここに描かれたように、この世界がその大気に雲を持つことはあり得ることである。

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Exoplanets
月日()
‎NGC 5775 の垂直の磁界‎

渦巻銀河で磁場はどのくらい広がっているだろう。天文学者達は、何十年も、いくつかの渦巻銀河のみが磁場を持っていることを知っていた。しかしながら2011年に NRAO の超大型干渉電波望遠鏡群(VLA)が改良された後、これらのフィールドが、予想外に数千光年、ディスクから垂直に広がっているかもしれないことが発見された。近くの銀河達の連続するハロー(CHANG-ES)調査で観測された、このエッジ・オン渦巻銀河 NGC 5775 の示されたイメージは、渦巻で一般的かもしれない磁場のラインのスパイクをも明らかにしている。棒磁石の周りの鉄に似たこの電子からの放射線は、ほぼ光速でこれらの線の周りで渦巻く銀河の磁場のラインを追っている。このイメージのフィラメントは VLA データでのそれらの軌跡から造られた。ハッブル宇宙望遠鏡のデータから造られた可視光線イメージでは、ピンクのガスの領域に星達が生まれているところを示している。それは、これらの領域からの風が引き伸ばされた銀河の磁場の形成を助けているように見える。

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Astronomy Picture of the Day
2月2日(火)
遠くの小惑星

宇宙からの岩は毎日地球を叩いている。しかし、大きなもの、岩は、滅多に地球を叩かない。宇宙のダストの数キログラムは毎日地球に穴をあけている。大きなものは最初に明るい流星として現れる。野球のボールサイズの岩や氷のボールの筋が毎日我々の大気の中を走り、ほとんどは何にもせずに直ぐに蒸発する。直径100メートルの近くの岩の重要な脅威が存在し、大雑把に千年ごとに地球をたたく。この大きさのオブジェクトは大きな津波にもたらす可能性があり、海を叩き、遠くの海岸さえ壊滅的にする可能性がある。差渡し1キロメートルを超える大きな小惑星との衝突は更に稀であり、一般的には数百万年間隔で起きるが、実際に広域な結果をもたらすだろう。多くの小惑星が発見されていない。ここに青く長い筋によって示されたイメージはそのような小惑星であり、1998年に、ハッブル宇宙望遠鏡によって偶然に発見された。

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2月1日(月)
‎巨大な近くの渦巻銀河 NGC 2841‎

‎それは知られているより巨大な銀河の一つである。僅か 4600 万光年の遠い渦巻銀河 ‎‎NGC 2841‎‎ は‎‎、北の星座おおくま座に見ることができる.この素晴らしい島宇宙の鋭い視界は、驚くような黄色の核と銀河のディスクを示している。ダストレーン、小さな、ピンクの星形成領域、若く青い星団が、まだらな、きつく巻きつけられた渦巻の腕に埋められている。それに対して、多くの他の渦巻は、大きな星形成領域とともに、壮大な、広がった腕を示している。 NGC 2841 は直径 150,000 光年を超え、我々のミルキーウェイより大きい。ここに示された合成イメージは、軌道を周っている 2.4 メートルのハッブル宇宙望遠鏡と、地上ベースの 8.2 メートルのすばる望遠鏡からの露出を結合している。X線のイメージは、結果として生じる風と星の爆発が、 NGC 2841 の周りのハローに広がる熱いガスの噴煙をつくることを示唆している。

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Astronomy Picture of the Day