このページではNASAの各機関が発表する科学記事を中心に、欧州宇宙機構(ESA)、国内関連機関などの主要な科学記事を掲載しています。掲載の内容はそれぞれの記事に準拠していますが編集方式は本サイト独自です。日付は本サイトでの掲載月日を示します。原則として発表の翌日に掲載しています。掲載期間はおよそ一ヵ月です。

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<10月18日(金)>
  1. ハッブル、初めて確認された星間彗星を観測する (Hubble)

    それがどこから来たのか誰にもわからない。それがどれくらい星間宇宙の空虚な冷えた深い穴を通して漂っていたかは誰にもわからない。しかし、今年、彗星21/ボリソフ(2I/Borisov)と呼ばれるオブジェクトがその寒さからもたらされた。それは、クリミア・アマチュア天文学者によって、我々の太陽を通り過ぎるのが検出された。暗い未知からのこの特使は、彗星のダストの尾の成長を監視するためにあらゆる望遠鏡を向けた、世界中の天文学者達の注目を捕えた。

    イメージは解説動画にリンクしています。記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

 
<10月17日(木)>
  1. NASA、船外活動スケジュール変更を発表、初めての全女性の船外活動へ

    NASAの宇宙飛行士クリスティーナ・コッホとジェシカ・メイアは、10月17日木曜日または10月18日金曜日に、宇宙ステーションの外に挑戦するだろう。この中継放送は、NASAテレビとNASAのウェブサイトで、午前6時30分に始めるだろう。宇宙ステーション・マネージャは、故障したバッテリー充電/放電ユニット(BCDU)のために新しいバッテリーを設置する、以前に予定されていた今週と次週の3回の船外活動を延期した。この BCDU は、宇宙ステーションのトラスの新しいリチウムイオン電池の、10月11日の設置に続く起動に失敗した。新しいリチウムイオン電池の設置を続けるために以前に予定されていた三回の船外活動は予定を変更されるだろう。

    イメージは省略。

  2. アルマ望遠鏡がとらえた宇宙を漂う銀河の尾 (ALMA:国立天文台)

    天文学者たちのチームは、アルマ望遠鏡と欧州南天天文台のVLT望遠鏡を用いて、宇宙を漂うクラゲのような「銀河の尾」をとらえました。この尾は、じょうぎ座銀河団のESO137-001と呼ばれる渦巻銀河から外に向かって流れ出すガスの流れです。このような銀河の尾は、「ラム圧」と呼ばれる圧力によって銀河に含まれるガスがはぎ取られることで作られます。銀河団を構成する銀河の間は空っぽではなく、高温ガスで満たされています。銀河がこの抵抗の大きい環境を通過すると、銀河からガスがはぎ取られ、ESO 137-001の周りに見られるような美しく複雑な尾を作り出します。銀河は通常、銀河団の中心に向かって落下していきますが、このような銀河の尾があると、銀河が動いていく道筋がはっきりわかります。

    大判はイメージをクリック。詳細はヘッドラインをクリックして国立天文台の記事から。

 
<10月15日(火)>
  1. ハッブル、ミルキーウェイの銀河間ガスのアンバランスを発見 (Hubble)

    天文学者達は、我々のミルキーウェイに広がる流出するまた内部を流れるガスの調査を行った後、銀河の中を流れるガスの説明できない過剰を発見した。NASAのハッブル宇宙望遠鏡からの10年間のデータのガスの釣り合いが、流出するより多くの流入するガスがあることを示した。ミルキーウェイは、何億年もの間、超新星や激しい星の風を通して価値ある原材料が銀河のハローに投げ出され、銀河面に戻ったときに新しい世代の星達の形成に使われリサイクルされた。しかしながら、内部を流れるガスの過剰は驚ろきであった。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. ハッブル、渦巻のプロフィールを撮る (Hubble)

    NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡は、全ての形、大きさ、光度、宇宙の方向の銀河達を見ている。望遠鏡は、時折、ここに示されたような横から見た銀河を見る。このハッブルイメージに示された渦巻銀河は NGC 3717 と呼ばれ、ウミヘビ座の約 6000 万光年にある。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  3. マーズ・エクスプレスによって川の名残が見られる (Mars Express)

    火星は異国の世界のように見えるかもしれないが、この惑星で最も長い谷のネットワークの一つ、この古代の地表全体に約 700 キロメートルに伸びる干からびた川システムのように、その地形の多くが無気味な親しさで見られる。

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  4. 宇宙飛行士達と市民、光汚染に対してチームを組む

    国際宇宙ステーションの窓の外を見る宇宙飛行士にとって都市の照明は星達より明るい。光汚染に取り組む市民科学者達が、宇宙からとられた都市のイメージを確認することによって、彼らのスマートフォンで問題を図化するのに役立てるように促した。宇宙飛行士達の写真は、軌道から得られる夜の最高解像度のカラーイメージである。

    大判はイメージをクリック。写真は夜のイベリア半島。

  5. 新しい調査、月の氷堆積の年齢に光を投げる (Moon)

    月の南極全体に散らばるクレータの氷の堆積のこの発見は、何時どのようにそこに氷を得たかを誰も確信を持てなかった月面探査に関心を取り戻すことに役立った。新しい調査は、それらの大多数の堆積が何億年、また、あるものは新しいかもしれないことを示唆している。

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  6. NASAの宇宙船、宇宙の境界を探査するミッションのために打上げ (ICON)

    木曜日の夜の成功裏の打上げの後に、NASAの電離層接続探査(ICON)宇宙船は、通信の中断や衛星の軌道を混乱させる可能性のある宇宙の領域を調査するために、その種の初めてのミッションとして軌道上にある。ノースロップ・グラマン・スターゲイザー L-1011 は、 ICON を運んで、東部夏時間午後8時31分に、ノースロップ・グラマン・ペガサス XL ロケットで打上げられた。 9:30 ごろの最初の打上の機会は、コミュニケーション問題のためにケープカナベラルの地上のチームと航空機の間でスキップされた。

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  7. 風の色 (Juno)

    木星のこの視点において、NASAのジュノ宇宙船は「ジェット N4 と呼ばれる」巨大な惑星の北半球の領域で渦巻く雲を捕えている。木星は10時間で1回転し、この高速な回転は、惑星の面を横断して伸びる黒いベルトと明るいゾーンに雲を分け、強いジェット気流をつくる。1ダース以上の支配的な風が木星の上に流れ、赤道では毎時480キロメートル以上にも達する。宇宙船の JunoCam 画像装置からのデータを使って、市民科学者 Bjorn Jonsson がこのイメージをつくった。

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  8. 地球型惑星形成に関する新たな制約条件の解明  (国立天文台)

    近畿大学総合社会学部のソフィア・リカフィカ・パトリック准教授と国立天文台天文シミュレーションプロジェクトの伊藤孝士助教からなる研究グループは、太陽系の地球型惑星である水星・金星・地球・火星の軌道配置や質量分布を解明するため、これまで広く受け入られてきた原始惑星系円盤モデルから出発して惑星が形成されるまでの過程を、詳しい数値シミュレーションで検証しました。その結果、従来言われて来た円盤モデル(例えば「グランド・タック」モデルと呼ばれるものなど)から出発したのでは太陽系の地球型4惑星の形成を十分満足には再現できないことが分かりました。そしてこの結果より、地球型4惑星の形成に対する新たな制約条件(初期の円盤は現在の金星-地球軌道間の狭い領域において大きな面密度を持ち、その内外には低密度の領域を伴う、など)が与えられました。

    大判はイメージをクリック。詳細はヘッドラインから。

 
<10月11日(金)>
  1. 系外惑星と宇宙論の発見、ノーベル物理学賞を受賞

    ヨーロッパ宇宙機関は、2019年ノーベル物理学賞を受賞した、系外惑星を初めて発見したミシェル・マイヨールとディディエ・ケローと、最大のスケールでの宇宙調査で使われる宇宙論の理論的なフレームワークで称えられるジェームズ・ピーブルズを祝っている。この二つは、全宇宙の中での地球の役割とともに、宇宙がどのように形成され進化したかの理解の草分け的な貢献が認められた。

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  2. ミルキーウェイの中央を明らかにする (Spitzer)

    我々のミルキーウェイ銀河の中央は、ダストとガスの雲によって可視光線の望遠鏡の視界から隠されている。しかし、スピッツア宇宙望遠鏡の赤外線カメラはダストの多くを透過でき、この驚くような眺望において混雑した銀河の中心領域の星達を明らかにしている。来るべきジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は非常に改善された赤外線の視界を提供するだろう。我々の銀河の中央は混雑した場所である。我々の太陽の400万倍もの重さのブラックホールが、無謀な速度で激しく動く何百万もの星達に囲まれている。この極限環境は激しい紫外線光とX線の放射線で浸されている。

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  3. 小惑星探査機「はやぶさ2」のイオンエンジン技術を応用した「マイクロ波プラズマ除電処理システム」の開発について (JAXA)

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と春日電機株式会社は、共同で従来の真空除電技術と比べて100倍以上の速度で真空中の帯電した物体を除電することができる除電器の開発に世界で初めて成功しました。さらに、春日電機は、この共同研究の成果である技術を利用し、宇宙技術を活用したスピンオフ製品として「マイクロ波プラズマ除電処理システム」を開発しました。今後、JAXAは、将来の持続的な宇宙探査活動の実現を見据え、本成果を用いて静電気による真空下でのダスト制御の研究を進めていきます。春日電機は、国内外に高機能フィルム材の真空蒸着装置をはじめとした様々な高真空産業機器用の除電器として本システムの販売を行う予定です。

    イメージはありません。

  4. NASAの二つの公開

    以下は、NASAのアルテミス(月探査)計画の進捗をご覧いただくために、最新の、あるヘッドラインのみを取り上げたものです。詳細はリンク先(英語)からご覧ください。
    ① NASA、最終的なオリオン廃棄モーター・テストにメディアを招く
    ② NASA、月と火星のための宇宙服に着目するイベントにメディアを招く

 
<10月10日(木)>
  1. 海は、潮流を気象の危機に向わせることができるか?

    我々が多くの温室効果ガスを大気に注入する中で、世界は破滅的な結果をもたらす危機的な割合で温められている。広大な海は気象の変化の熱を奪うのに寄与するが、新しい調査は、海が、以前に考えられたより大気の二酸化炭素を吸収していることを示している。しかし、これらは低下の方向に向かうかもしれない。地球表面の 70% 以上を覆う海は、気象にまた生命に、極めて重要な役割を果たしている。最近の気候変動に関する政府間パネル (Intergovernmental Panel on Climate Change)の特別レポートは、我々が如何に海と氷に依存しているか、また、地球の健康にとってどれほど本質的かに焦点を当てている。

    この記事の概要は 「今日の宇宙(10月10日)」 から。大判はイメージをクリック。

  2. 太陽システムの端で、圧力高まる (Voyager)

    我々の太陽系の境界線の外側での圧力は高まっている。最近、プラズマ、磁場、イオンような粒子、宇宙線などの圧力が、科学者達によって初めて総合的に測定され、予想より大きいことが発見された。

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  3. 岩の系外惑星の表面の一瞥 (Solar System and Beyond)

    NASAの系外惑星通過探査衛星(TESS)ミッションによって2018年に発見された惑星 LHS 3844b は、地球から 48.6 光年にあり、地球の 1.3 倍の半径を持っている。それは、ミルキーウェイ銀河の星で最も一般的なまた長命のタイプの星として特に注目に値する、M型矮星と呼ばれる種類の小さな冷たい星を周っている。このM型矮星は、この銀河に、総数の高いパーセンテージで惑星を持っているかもしれない。

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  4. 2019年ノーベル物理学賞を宇宙物理学の3氏が受賞 (国立天文台)

    2019年10月8日、今年のノーベル物理学賞が宇宙物理学を専門とする3名の研究者に贈られると発表されました。宇宙の構造と歴史についての新たな理解を与えた功績により、宇宙論を専門とする米国・プリンストン大学のJames Peebles(ジェームス・ピーブルス)氏が選ばれました。また、太陽系外の恒星を周回する惑星を最初に発見した功績により、スイス・ジュネーブ大学のMichel Mayor(ミシェル・マイヨール)氏とジュネーブ大学/英国・ケンブリッジ大学のDidier Queloz(ディディエ・ケロー)氏が選ばれました。3氏による研究は、それまでの宇宙物理学の概念を変える大きな功績として評価されました。

    大判イメージは省略。

  5. 若い星の周りで見つかった”稀な”分子 -惑星形成過程に新たなヒント (ALMA:国立天文台)

    イギリス・リーズ大学のAlice Booth大学院生、Catherine Walsh フェロー、John Ilee研究員、オランダ・ライデン大学の野津翔太 日本学術振興会海外特別研究員、国立天文台の野村英子 教授らの研究グループは、アルマ望遠鏡を用いた観測を通じ、一酸化炭素の同位体分子種の中で最も量が少ない13C17Oという分子を、若い星を取り巻く塵とガスの円盤(原始惑星系円盤)で初めて発見しました。この観測結果に基づくと、この原始惑星系円盤は実際には従来考えられていたよりも2倍から6倍程度も重いことが明らかになりました。このことは、円盤内で進む惑星形成過程の謎にも新たなヒントを与えると考えられます。

    イメージはありません。

 
<10月9日(水)>
  1. NASAのキュリオシティ・ローバー、古代の火星のオアシスを発見 (Curiosity)

    もし35億年前に戻れるとしたら火星はどのように見えるだろう? この写真は、NASAのキュリオシティ・ローバーとともに働く科学者達の間で広まっている。ゲイルクレータのフロアに点在する、キュリオシティが探査している幅150キロメートルの古代の盆地の池を想像してみよう。その麓に向かう流れがクレータの壁を飾ったかもしれない。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「火星探査写真集」に掲載します。

  2. すばる望遠鏡が土星の衛星を新たに 20 天体発見 (すばる望遠鏡)

    米国・カーネギー研究所などの研究チームは、すばる望遠鏡を使った観測から、土星の外周部を回る衛星を新たに 20 天体発見したと発表しました。この発見により、これまでに見つかった土星の衛星の数は 82 となり、木星の衛星数 (79) を上回りました。この発見は、国際天文学連合の Minor Planet Electronic Circular で2019年10月7日付で発表されました。
    新たに発見された衛星の直径はいずれも約5キロメートルで、新衛星のうち 17 天体は土星の自転とは逆向きに周回しています。順行する衛星のうちの2天体は土星にやや近いところを回っており、土星の周りを一周するのに約2年かかります。より遠いところ周回する順行衛星1天体と逆行衛星 17 天体は、土星の周りを一周するのに約3年以上かかります。

    大判はイメージをクリック。詳細はヘッドラインから。

 
<10月6日(日)>
  1. 大型低温重力波望遠鏡 KAGRA が完成、重力波望遠鏡3者による研究協定を締結 (かぐら)

    岐阜県飛騨市神岡町に建設が進められてきた大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)がこのたび完成し、米国のLIGO(ライゴ)、欧州のVirgo(バーゴ)との研究協定を締結しました。これら主要な3者の重力波望遠鏡で同時観測することによって、重力波を発生させた天体をより正確に特定できるようになります。 KAGRAは、東京大学宇宙線研究所、高エネルギー加速器研究機構、自然科学研究機構 国立天文台を共同ホスト機関とした協力体制の下、富山大学をはじめとする国内外の研究機関・大学の研究者との共同で、2010年から進められてきたプロジェクトです。2019年4月、全ての機器の搬入、設置が完了し、現在、精密なレーザー干渉計として動作させるための調整や、検出感度を高めるための試験、調整を進めています。2019年内に重力波の観測運転を開始し、LIGO、Virgoとの共同観測を行う予定です。

    大判はイメージをクリック。

  2. 海洋監視衛星ミッション、成功した11年を終える (Jason-2/OSTM)

    海面高を測定するように設計された米国とヨーロッパのシリーズ3回目の衛星ミッション、ジェイソン2/海表面ミッション(OSTM)は、10月1日にそのサイエンスミッションを成功裏に終えた。NASAとミッションパートナーは、宇宙船のパワーシステムの悪化を検出した後、ミッションの終了を決めた。ジェイソン2/ OSTM は、広域な海面の長期の記録に貢献した。

    大判はイメージをクリック。イメージは2018年1月の最初の週の太平洋の海面高(低-青、高-赤)。

  3. ハッブル、空にメドゥーサを発見 (Hubble)

    このハッブルイメージに描かれている銀河は、特別に想起させる名前を持っている。ニュージェネラルカタログ(NGC)によってしばしば NGC 4194 の名で参照されるこのメドゥーサ(Medusa)の融合は、一つの実体でなく常に二つである。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

 
<10月5日(土)>
  1. 初期宇宙で見つかった宇宙網-銀河とブラックホールに恵みをもたらす宇宙の清流- (すばる望遠鏡)

    理化学研究所、国立天文台などの国際共同研究チームは、アルマ望遠鏡、すばる望遠鏡、欧州の VLT 望遠鏡などを駆使した観測によって、地球から 115 億光年離れた宇宙において、銀河と銀河をつなぐように淡く帯状に広がった「宇宙網」と呼ばれる水素ガスの大規模構造を初めて発見しました。宇宙網の観測は、銀河形成モデルを検証し、過去の宇宙における銀河と巨大ブラックホールの形成、進化を解明する上で欠かすことができませんが、宇宙網が放つ光は非常に弱く、これまで観測は困難を極めてきました。今回、研究チームは、みずがめ座の方向にある遠方銀河が群れ集まった領域である原始銀河団 SSA 22 に注目し、X 線からミリ波にわたる幅広い波長にわたる多様な観測によって、18 個の活発な星形成銀河や巨大ブラックホールが 400 万光年の範囲で宇宙網に沿って形成されていることを突き止めました。初期宇宙における銀河や巨大ブラックホールの成長の源となったガスの供給機構の解明に大きく貢献すると期待される、重要な成果です。

    詳細はヘッドラインをクリック。

  2. 国際宇宙探査協働グループ(ISECG)公開パネル(19/10/4)ライブ配信のお知らせ (JAXA)

    JAXAが2018年から議長機関を務める、国際宇宙探査協働グループ(ISECG)では、欧米・日本をはじめとする世界各国の19の宇宙機関がメンバーとなり、国際協働による宇宙探査の推進を目指しています。このたび、ISECGに関する会合の東京での開催の機会を捉え、公開セッションを開催する運びとなりました。同セッションでは、各国宇宙機関の宇宙探査を担う責任者らとともに、ISECGにおける最新のロードマップの検討状況や各国の計画等について、パネルディスカッション形式でご紹介します。特に、将来の火星有人探査に向けた国際宇宙探査の全体像と月面での持続的な取り組みの在り方に焦点を当て、議論を展開します。このイベントの様子をライブ配信します。

    詳細はヘッドラインからご覧ください。

 
<10月4日(金)>
  1. <エンケラドゥス、氷の粒の有機物質(イラストレーション)> (Cassini)

    このイラストレーションは、土星の月エンケラドゥスから発した氷の粒に、NASAのカッシーニ宇宙船によって新しく検出された有機化合物(アミノ酸の成分)が、どの程度検出されるかを示している。エンケラドゥスのコアの強力な熱水の噴出孔から、この月の大きな地下の海に素材を放出している。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「土星探査写真集」に掲載します。

  2. 超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)の運用終了について (つばめ)

    国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2017年12月23日に打ち上げた超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)の軌道保持運用を2019年9月30日(午前9時42分)に成功裏に終了し、2019年10月1日(午後7時13分)に停波作業を実施しましたのでお知らせいたします。 超低高度衛星のメリットは小さなセンサを用いて高分解能の衛星画像を取得できることですが、「超低高度」と呼ばれる軌道高度200~300kmでは通常の地球観測衛星が飛行する高度に比べて大気抵抗や衛星材料を劣化させる原子状酸素の密度が1000倍程度となります。このため、超低高度は、精密な姿勢・軌道制御や長期間の衛星運用が求められる地球観測衛星には不向きとされていました。「つばめ」は、推力は極めて小さいものの推進効率の高いイオンエンジンを用いて、271.1km~181.1kmの間で6段階の軌道高度にて軌道保持技術を実証し、高分解能の衛星画像を取得する実験にて、良好な画質の画像を取得できました。また、大気密度、原子状酸素の密度や大気に曝露した材料サンプルの劣化状況など、これまでにない長期間のデータを取得するとともに、JAXAが開発した材料が長期間の原子状酸素の曝露に耐えることも実証しました。

    イメージはありません。

 
<10月3日(木)>
  1. NASAのインサイト、火星で独特な音を聞く (Insight)

    この宇宙船の、内部構造地震実験装置(SEIS)と呼ばれる高感度な地震計は、微風ほどの微妙な振動を拾い上げることができる。現在まで100以上の出来事が検出され、その約21は地震であると強く考えられる。その他も同様に地震であるかもしれないが、科学チームは他の原因も除外していない。(以上要点のみ)

    大判はイメージをクリック。

  2. NASAのジュノ、木星の影を飛ぶ準備をする (Juno)

    昨晩、木星へのNASAのジュノ・ミッションは、ミッション標準としては極端に長い、 10.5 時間の推進作戦を実行した。この点火の結末は、この太陽電力の宇宙船を、2019年11月3日の惑星への次のフライバイの間の、木星によって投げられるミッション終了の影に保つだろう。

    イメージは動画です。暗いので、クリックして大判でご覧ください。

 
<10月2日(水)>
  1. スピッツア、バブルで満たされた星の領域を見る (Spitzer)

    NASAのスピッツア宇宙望遠鏡からのこの赤外線のイメージは、若い大規模な星達からの風と放射線によって膨らんだ、バブル一杯のガスとダストの雲を示している。それぞれのバブルは、ガスとダストの密度の濃い雲から形成される、何百から何千もの星達で満たされている。これらのバブルは、天文学者達が知る範囲および他の宇宙のバブルをベースに、差渡し10~30光年と推測される。しかしながら、地球からの距離が測定に挑戦的なので、個々のバブルの正確な大きさを判定することは難しい。

    図は GIF 動画。図中の黄色の円と卵形は30以上のバブルの位置を示している。大判はイメージをクリック。

  2. 新しいタイプの抗菌薬開発につながる化合物発見に「きぼう」で作られたタンパク質結晶が貢献 ~歯周病治療薬などの研究開発につながることに期待~ (JAXA)

    岩手医科大学薬学部の阪本泰光准教授、關谷瑞樹助教、昭和大学薬学部の田中信忠准教授、合田浩明教授、長岡技術科学大学の小笠原渉教授、長岡工業高等専門学校の鈴木義之特命助教、JAXAの山田貢主任研究開発員らのグループは、「きぼう」で行われているタンパク質結晶生成実験で得られた結果をもとに、歯周病菌の増殖を抑制する化合物を見出しました。この化合物は、糖類を餌にして増殖する微生物である大腸菌には作用せず、糖類を餌にしない微生物である歯周病菌に強く作用することから、歯周病菌などの「糖非発酵グラム陰性細菌」に特異的な、これまでにない抗菌薬の開発につながることが期待されます。

    イメージは省略。詳細は こちら から。

 
<9月29日(日)>
  1. ハッブル、進行中の銀河を追う (Hubble)

    NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡からのこのイメージは、銀河メシェ86を示している。天文学者C・メシエによって235年以上前に発見されたにもかかわらず、メシェ86の形態的な分類は不明なままである。天文学者達は、それが楕円であるかレンズ状であるかについて依然として議論している。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. すばる望遠鏡、130 億光年かなたの宇宙に銀河団を発見 (すばる望遠鏡)

    国立天文台の播金優一さんを中心とする国際研究チームは、すばる望遠鏡、ケック望遠鏡、およびジェミニ北望遠鏡を使った観測により、地球から 130 億光年かなたの宇宙に 12 個の銀河からなる「原始銀河団」を発見しました。これは現在知られている中で最も遠い原始銀河団です。宇宙年齢が8億年の時代 (現在の宇宙年齢の6% 以下の時代) の初期宇宙に、活発に星を作りながら成長する原始銀河団が存在したことを示す、重要な成果です。

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  3. 北極海の海氷面積が9月17日に年間最小値を記録~薄氷化が進行~ (JAXA)

    大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所(極地研)と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、水循環変動観測衛星「しずく」のデータを用いた北極海の海氷観測研究を連携して進めており、得られた海氷情報を極地研の北極域データアーカイブシステムADSを通じて準リアルタイムで公開しています。 北極海の海氷面積は毎年9月に最も小さくなります。「しずく」に搭載している高性能マイクロ波放射計(AMSR2)による観測データを分析した結果、今年は9月17日に極小値となる396万平方キロメートルを記録し、その後増加に転じました。この面積は今年の最小値と見られ、2012年に次ぐ衛星観測史上2番目の小ささとなりました。

    詳細はヘッドラインから。

 
<9月28日(土)>
  1. 中間サイズのブラックホールを発見

    我々の広大な世界で最も重いブラックホールが種から成長した。消費するガスとダストによって、あるいは、他の密度の濃いオブジェクトとの併合によって育てられ、これらの種は大きさと重量において成長し、我々のミルキーウェイのような銀河達の中央を形づくる。しかし、植物とは異なり、巨大なブラックホールの種もまたブラックホールだったであろう。これまでに誰もこれらの種を発見したことがなかった。一つの仮説は、超巨大ブラックホールが、これまで見られなかった小さなブラックホールから成長したというものである。この捉えどころのないグループ、「中間質量のブラックホール」は、太陽質量の100~10万倍である。この ESO 243-49 と呼ばれる銀河のイメージは、 HLX-1 と呼ばれる極めて明るいオブジェクトのホームである。このイメージを周る HLX-1 は、科学者が発見した中間質量のブラックホールの最も可能性のある例である。

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  2. 太陽は何故ブラックホールにならないか?

    太陽はブラックホールになるだろうか? それは小さ過ぎる! ブラックホールとして生命を終えるためには、太陽は、約20倍の大きさが必要である。この大きさ、または更に大きな星は、光さえ逃れられない強い重力の引きをもつオブジェクト、ブラックホールに崩れる前に、それらの生涯の終わりに超新星として爆発する。ある小さな星達はブラックホールになるには小さすぎるが、超新星になるには十分である。しかし太陽は、この運命のためには大きさが十分ではない。

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  3. NASAの TESS ミッション、星を細かく切るブラックホールを初めて見る (TESS)

    NASAの系外惑星通過探査衛星 TESS は、潮力の混乱出来事と呼ばれる大変動の環境で、ブラックホールが星を引きちぎるのを初めて見た。NASAのニールゲーヘルスウィフト(Neil Gehrels Swift)天文台と他の施設による続く観測は、これらの星を破壊する出来事の一つの初期の瞬間を最も詳細に観察した。

    アニメーション動画はイメージをクリック。

  4. 月の影 (Juno)

    NASAのジュノ宇宙船からのこの劇的なイメージで、木星の火山の活動的な月イオが、その影を惑星に投げかけている。地球の日食と同様に、暗い円が木星の雲のトップを横断している。この惑星は多くの月を持つので、このような出来事はしばしば起きる。この影は幅約 3,600 キロメートルで、イオとほぼ同じ大きさであるが、木星と比較して大きく見えている。

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<9月27日(金)>
  1. NASAの視覚化、ブラックホールの歪曲した世界を示す

    このブラックホールの新しい視覚化は、その重力がどのように我々の視界を歪めるかを説明している。ブラックホールの極端な重力は、不恰好な外見をつくり、ディスクの異なる領域によって放出される光をそらす。磁場が泡立つガスを通して曲がりねじれるとき、明るい節は、ディスクにおいて、絶えず形づくっては消える。ブラックホールに最も近いガスは光速近くで周回し、外の部分はよりゆっくり回転する。この違いはディスクに明暗のレーンをつくって明るい節を引き伸ばし分割する。

    大判はイメージをクリック。注釈文(英語)付きイメージは こちら から。

  2. 発見:衝突コースの三つのブラックホール (Chandra)

    天文学者達は、三つの銀河達の巨大な衝突の中に、三つの巨大なブラックホールを見つけた。この変わったシステムは三つのNASA宇宙望遠鏡を含むいくつかの天文台によって捕えられた。このシステムは SDSS J084905.51+111447.2 (SDSS J0849+1114)として知られ、地球から10億光年にある。この三つの珍しいブラックホールを発見するために、研究者達は、地上と宇宙の望遠鏡からのデータを結合する必要があった。

    大判はイメージをクリック。

 
<9月26日(木)>
  1. 地球がどのようにその涼しさを失っているかを理解するための新しい衛星 (FORUM)

    厳しい選択プロセスの後、ヨーロッパ宇宙機関は、気象のジグソーの、失われた重要な部分を満たす新しい衛星ミッションを選んだ。地球が宇宙に放出する放射線を測定することによって、 FORUM は、この惑星の放射線の収支と、それがどのようにコントロールされているかの洞察を提供するだろう。遠赤外放射線放出理解と監視(FORUM)ミッションは、ヨーロッパ宇宙機関の第9地球探査ミッションで競っている二つのコンセプトの一つであった。地球の表面温度は大気のトップの放射線のバランスによってドライブされているが、このバランスは、特に宇宙に逃げる大気で熱を捕らえる、温室効果ガスの放射によってかき乱されてきた。この出て行く長波のエネルギーの半分以上は電磁スペクトルの遠赤外部分であるが、これは、これまで、測定されてこなかった。

    アニメーション動画はイメージをクリック。

  2. 宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)の打上げ結果について (JAXA)

    宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)は、H-IIBロケット8号機(H-IIB・F8)により、種子島宇宙センターから2019年9月25日1時5分5秒(日本標準時)に打ち上げられました。「こうのとり」8号機は、通信及び姿勢を確認し、9月28日の国際宇宙ステーション(ISS)到着に向け、順調に飛行しています。

    イメージはありません。

 
<9月25日(水)>
  1. NASA、長期のアルテミス・ミッションのためのオリオン製造を約束 (Artemis)

    NASAは、2024年までに最初に女性を次に男性を月へ運ぶミッションを含む、12のアルテミスミッションを支援するための、オリオン宇宙船生産ラインの動きをセットしている。NASAは、ロッキード・マーティンと、オリオン生産&オペレーション契約(OPOC)を結んだ。ジョンソン宇宙センターで管理されるオリオン計画の宇宙船製造は、再利用と月面での持続可能な存在を築くことに焦点を合わせるだろう。

    大判はイメージをクリック。

 
<9月22日(日)>
  1. ハッブル、死に近くない隣人の詳細な観察を得る (Hubble)

    宇宙の最も愛される銀河達の多くは、著しく大きいか、近いか、明るいか、美しいか、或いは往々にして風変わりか、興味深い構造か、あるいはその歴史にある。しかしながら、このハッブル・イメージによって実証されるように、メシェ110は、宇宙の全ての種類を持っている。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. 「こうのとり8号」打上 (こうのとり)

    以下は三菱重工業の記事(ヘッドライン)から。
    三菱重工業株式会社は、宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)を搭載したH-IIBロケット8号機(H-IIB・F8)の打上げについて、カウントダウン作業中に確認された移動発射台開口部からの火災発生により、2019年9月11日の打上げを見合わせておりました。調査の結果、推進薬充填作業中にエンジンの排出口から滴下している酸素が、開口部の耐熱材に吹きかかり続けることで、発生した静電気が発火源となり延焼した可能性が高いことを確認しました。是正対策を実施し、機体・設備については健全性確認を完了いたしました。上記の調査結果・処置状況を踏まえ、H-IIB・F8の打上げ日を下記の通り決定しましたので、お知らせいたします。
        打上げ日: 2019年9月24日(火)、打上げ時刻: 午前1時30分頃(日本標準時)

    イメージはありません。なお、中継放送の詳細は未だ発表されていませんので決定次第掲載します。

 
<9月21日(土)>
  1. 火星のダニエルソン・クレータの層 (MRO)

    火星偵察軌道船でとられたこのイメージは、火星のアラビア・テラ領域の南西にある直径約67キロメートルのインパクトクレータ、ダニエルソン・クレータ内部の堆積岩と砂を示している。この岩は、緩んだ堆積物が、かって一つの層として、その後その場所に固められたクレータ内部に落ちついた、数百万または数10億年以前に形づくられた。堆積物の特性の周期的な変化が他より浸食に対して抵抗力を持った。 長い後に、これらのタフな層は、階段のステップのように外に突き出た。

    大判はイメージをクリック。

  2. JAXA山川理事長およびNASAブライデンスタイン長官共同記者会見(19/9/25)ライブ配信のお知らせ (JAXA)

      日時:  2019年9月25日(水)10:00~10:45
      言語:  日本語・英語(逐次通訳あり)
      内容:  1. JAXA理事長挨拶、2. NASA長官挨拶、3. 質疑応答、4. フォトセッション

    大判イメージはありません。

 
<9月20日(金)>
  1. NASAの次のマーズローバーに載せる名前の最終期限近づく (2020 Mars Rover)

    NASAのマーズ2020ローバーに名前を登録する最終段階にある。マーズ2020ローバーに添付されるチップに提出された名前を載せる、NASAの「火星にあなたの名前を送ろう」の最終期限は9月30日である。この 1,040 キログラムのローバーは、2020年7月早くに打上げられ、火星には2021年2月に着陸することが予定されている。

    大判はイメージをクリック。名前の登録方法は 「今日の宇宙(9月1日)」 をご覧ください。

  2. 火星、太陽の合

    このアニメーションは、火星の太陽との“合”(地球からみて火星が太陽の反対側にある期間)を例示している。この間、赤い惑星の周りの宇宙船に対して、太陽は無線通信を中断するだろう。

    大判動画はイメージをクリック。

  3. さそり座に10等級の新星が発見されました (国立天文台)

    2019年9月15日の夜、複数の日本人天体捜索者がさそり座に新星を発見しました。追跡観測の結果、この天体は白色矮星の表面が核爆発を起こした「古典新星」という種類のものであることが判明し、「さそり座V1707」という変光星名が付与されました。新星はいつどこで発生するかわからないため、天体捜索者による発見が現象の理解に大いに貢献しています。

    大判はイメージをクリック。発見者のお名前など詳細はヘッドラインから。

  4. 小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会(19/9/24)ライブ配信のお知らせ (はやぶさ2)

    小惑星探査機「はやぶさ2」は、引き続き小惑星Ryugu(リュウグウ)の観測活動を実施しています。今回の説明会では、ターゲットマーカー分離運用、MINERVA-II2分離運用について説明を行う予定です。また、大学コンソーシアムが開発して「はやぶさ2」に搭載しているMINERVA-II2については、東北大学より説明を行う予定です。この記者説明会の様子をライブ配信します。
        日時  2019年9月24日(火)11:00~12:00

    大判イメージは省略。

  5. 月周回有人拠点(Gateway)の開発に向けた多数者間調整会合(MCB)共同声明 (JAXA)

    2019年8月6日、国際宇宙ステーション(ISS)多数者間調整会合(Multilateral Coordination Board: MCB)が開催され、JAXAは文部科学省のもと、ISSに参加する宇宙機関として参加いたしました。ISS MCB会合は、ISS計画の上級国際調整会合であり、ISSの運用や利用等に関する重要な事項について定期的に議論するものです。

    イメージはありません。詳細はヘッドラインから。

 
<9月15日(日)>
  1. 星間 2.0

    天文学者達が太陽系外からの非常に珍しい来客かもしれないオブジェクトを見つけた。もし確認できれば、この変わった天体は、これまでに我々の近隣の通過を検出した、二回目の星間オブジェクトになるだろう。2017年に飛来した葉巻き型のオウムアムアのように、この明るいオブジェクトもまた彗星であり、非常に異なる形で空を切っている。この C/2019 Q4 (ボリソフ)と名付けられた新しいオブジェクトは、8月30日にアマチュア天文学者 Gennady Borisov によって初めて検出された。約一週間後、ヨーロッパ宇宙機関の近地球オブジェクト調整センターの Marco Micheli が、国際的な科学光学ネットワークからイメージを得た。彼は、カナダ-フランス-ハワイ望遠鏡で得たデータを使っていくつかの位置測定を行なった。このデータは、このオブジェクトの異常な軌道を確認し、新発見小惑星・彗星監視リアルタイム、NASAのスカウト・システムによって最初に報告された。

    イメージは動画です。クリックして大判でご覧ください。動き(中央付近)が非常に幽かなのでご注意を・・・。なお、この記事は昨日の「新しく発見された彗星は、星間の訪問客である可能性がある」のヨーロッパ宇宙機関版です。

  2. ハッブル、土星の最新のポートレイトを明らかにする (Hubble)

    NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3は、2019年6月20日に、この惑星が、今年の地球への最接近を行ったときの、約13億6千万キロメートルの土星を観測した。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  3. NASA、ユニークな月軌道キューブ衛星パスファインダーミッションに資金を提供する

    2019年9月13日、NASAは、NASAのアルテミス計画の一部として、ゲートウェイが目標とする同じ月軌道でキューブ衛星ミッションを開発し運用する、コロラド、ボールダーのアドバンスト・スペースに 1370 万ドルの契約を与えた。

    イメージは動画です。クリックして大判でご覧ください。

  4. 月周回有人拠点(Gateway)の開発に向けた多数者間調整会合(MCB)共同声明 (JAXA)

    2019年8月6日、国際宇宙ステーション(ISS)多数者間調整会合(Multilateral Coordination Board: MCB)が開催され、JAXAは文部科学省のもと、ISSに参加する宇宙機関として参加いたしました。ISS MCB会合は、ISS計画の上級国際調整会合であり、ISSの運用や利用等に関する重要な事項について定期的に議論するものです。
    今回の会合では、米国、カナダ、欧州、ロシア、日本の代表が、ISSの運用状況および新たな利用機会の増加が地球低軌道活動の発展に貢献していることを確認するとともに、月周回の有人拠点であるGatewayについて、各極の技術的検討状況を確認し、今後の協力の意思について共同声明としてとりまとめました。

    イメージはありません。

 
<9月14日(土)>
  1. 初めての AI による地球観測衛星、打上準備整う

    今から数ヵ月で、人工知能の搭載が地球観測データを地球に送り返す効率をどのように改善できるかを実証する、ヨーロッパ最初の衛星の打上に出会うだろう。Φ-衛星(PhiSat)と呼ばれるこの革命的な人工知能は、コペルニクス・アイデア競技、 FSSCat ミッションを構成する二つのキューブ衛星の一つである。2017年の競技の勝者であり、スペイン、カタルーニャのポリテクニカ大学によって提案されたこの FSSCat は、ヨーロッパの会社と学会のコンソーシアムによって開発された。シューズボックスサイズのこの二つキューブ衛星は、宇宙での人工知能の可能性を実証するために、最高水準の二重のマイクロウェーブとハイパースペクトル(hyperspectral)な光学器械を使ってデータを集めるだろう。

    大判はイメージをクリック。

  2. 土星とその月 (Hubble)

    ハッブルの年間のスナップショット、天文学者のリングの世界の監視に役立つ。
    土星は、地球に近い距離にあるときに、このリングの世界の毎年のスナップショットをとるために、天文学者達がハッブル宇宙望遠鏡を使って記録することができないほど美しい。

    アニメーションビデオはイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  3. 嵐の変化 (Juno)

    木星の肖像的な大赤斑は幅 16,000 キロメートルの嵐であり、恐らく350年以上続き、少なくとも 1800 年代から荒れ狂ってきた。NASAのジュノ宇宙船での観測は、木星の大気奥深くにつくられた、この嵐の形と一致する大赤斑の垂直の広さが 200 キロメートル以上あることを以前に示した。1979年にNASAのボイジャー宇宙船が木星を訪問して以来、この大赤斑は、地球の 1.8 倍の大きさから約 1.3 倍の大きさまで縮小した。NASAのジュノ宇宙船は、大赤斑が縮小する間に、どのようにダイナミックに変化するかの、詳細に関するユニークな情報を提供するために、この大赤斑を何回もイメージに撮ってきた。

    イメージは左に横転させています。左端が2017年の、右端が2019年のイメージ。大判はイメージをクリック。

  4. 二つの小惑星、地球の近くを安全に飛ぶ

    二つの比較的中型の小惑星が、9月13~14日に、夜を通して地球の傍を安全に通り過ぎるだろう。NASAはオブジェクトを追っているが、軌道計算は、これらのオブジェクトが地球に対する脅威をもたらすかもしれないという全ての可能性を除外した。これらの小惑星の二つは、地球と月の距離の約14倍ほどを通過する。大きさ 120 ~ 260 メートルの近地球小惑星 2010 C01 は、東部夏時間9月13日午後11時42分(日本時間9月14日午後0時42分)に、地球を安全に通過するだろう。大きさ 290 ~ 650 メートルの第二のオブジェクト 2000 QW7 は、東部夏時間9月14日午前7時54分(日本時間9月14日午後8時54分)に通過するだろう。

    大判はイメージをクリック。

  5. 新しく発見された彗星は、星間の訪問客である可能性がある

    新しく発見される彗星が、太陽系外に由来すると思われるので、今週、天文コミュニティを興奮させている。 C/2019 Q4 (ボリソフ)と名付けられたこのオブジェクトは、クリミア半島の Nauchnij マーゴ天文台によって、2019年8月30日に発見された。この C/2019 Q4 が星間の彗星であるとの公式確認は未だなされていないが、それが星間であるならば二番目になるだろう。その最初のオウムアムアは2017年10月に観測され確認された。この新しい彗星 C/2019 Q4 は太陽方向にはまだ向かっていないが、それは火星の軌道より遠くにあり、約3億キロメートルより近くには地球に接近しないだろう。

    イメージをクリックしてアニメーションビデオをご覧ください。

 
<9月13日(金)>
  1. ハッブル、遠い系外惑星に初めて水蒸気を発見する (Hubble)

    その大きさと表面重力が地球より非常に大きく、その放射線環境が敵対的かもしれない K2-18b と呼ばれる遠い惑星が、世界中の科学者達の関心を捕えた。研究者達は、我々の太陽系を越えた、「生物生息可能域」に住む惑星の大気に、初めて水蒸気のサインを検出した。岩の惑星の表面には液体の水が蓄えられている可能性がある。

    イラストレーションビデオはイメージをクリックして Youtube から。

  2. 予期せぬ周期的なフレアが、ブラックホールの付着に光を投げ掛けているのかもしれない (XMM-Newton)

    ヨーロッパ宇宙機関のX線宇宙望遠鏡XMMニュートンは、活動的なブラックホールのある謎の振舞いを説明するのに役立つかもしれない遠い銀河から来るX線放射の、かつて見たことがない周期的なフレアを検出した。最も強力なX線天文台、XMMニュートンは、約2億5千万年にある銀河 GSN 069 のコアの活動的なブラックホールから、ある神秘的なフラッシュを発見した。2018年12月24日、この源が、突然、約100倍その明るさが増すのが見られ、その後1時間ほどで正常レベルまで戻り、9時間後に再び明るくなった。科学者達は、このような周期的なフレアは、実際には、宇宙では全く一般的であると考えている。

    イメージは GIF 動画です。大判はイメージをクリック。なお、この記事はNASAのチャンドラX線天文台の記事としても発表されています。 こちら から。

  3. 海氷のチャートの自動化のために人工知能を使う

    海氷の状況と予想の信頼できるマップは、海の安全誘導と計画のために重要である。北極海の氷の継続的な退化と薄化は、詳細かつタイムリな氷の情報を生み出す、より効果的方法を求める。それは人工知能が求められるところである。

    イメージは GIF 動画です。大判はイメージをクリック。

 
<9月12日(木)>
  1. 「老けた銀河」の探査で 135 億年前の星形成の痕跡を発見 (すばる望遠鏡)

    東京大学、早稲田大学などの研究チームは、ろくぶんぎ座近くの「COSMOS」と呼ばれる天域において、スピッツァー宇宙望遠鏡による近赤外線の観測だけで見えて、すばる望遠鏡 (可視光線) やアルマ望遠鏡 (電波) では見えない銀河を3天体発見しました (図1)。さらにこれらの銀河は、ビッグバン後 10 億年の比較的初期の宇宙に存在したにもかかわらず、年老いた恒星からなる「老けた銀河」の特徴を持っていることがわかりました。この「老けた銀河」を形作る星たちは宇宙年齢がわずか3億年の時代に生まれたと推測され、間接的な方法ながらも、宇宙最初期の星形成の様子を初めて捉えた成果となります。

    大判はイメージをクリック。

  2. 双子原始星からのふぞろいな分子流から連星系形成の謎に迫る (国立天文台)

    星の多くは、連星として生まれるということが分かっています。しかし、どのようにして連星が生まれたかはまだよく分かっておらず、連星が作られるメカニズムはいくつも提唱されています。例えば「乱流分裂モデル」は、星の材料である分子雲が乱流によって複数の分子雲コア(星の卵)に分裂し、分子雲コアどうしが互いに回り合う中で星が生まれ、最終的に連星系ができる、というものです。また「円盤分裂モデル」では、原始星を取り巻くガス円盤(原始星円盤)が分裂してもう一つの星を生み出すことで、連星ができると考えます。これらが複合的に合わさって最終的な連星系ができるという考え方もあり、どのモデルが優勢なのかまだ決着が付いていません。連星形成のメカニズムに迫るためには、数多くの若い連星系を観測し、これらの特徴を統計的に考察する必要があります。このときに注目すべき特徴の一つは、原始星の周りにできる「円盤の向き」です。

    大判はイメージをクリック。

 
<9月11日(水)>
  1. ハッブル、大マゼラン雲に星の集団達の形成と進化を探査する (Hubble)

    星集団の異なる構造はダイナミックな加齢の異なるレベルに起因する。百万ものメンバーを含むこれらの星集団は、主に重力のピンボールを通して時とともに発展し、そこでは、更に大きな星達が低い質量の星達から分離される。重い星達は、次第に星集団の中央領域に向かって沈む傾向があり、一方、低質量の星達はシステムから逃げるであろう。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

 
<9月8日(日)>
  1. NASAテレビ、宇宙ステーションへの貨物船の打上と捕捉を放送

    国際宇宙ステーションに向かう、4トン超の補充用品、予備部品、実験ハードウェアを積んだ日本の貨物船が、日本時間9月11日午前6時33分に、日本の南の種子島宇宙センターから打上げられる予定である。打上と捕獲の中継はNASAのウェブサイトを通して放送されるだろう。日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の自律制御の H-II 輸送船8号(HTV-8)は、日本の H-IIB ロケットで、最初の HTV 貨物船打上の10回目の記念日に打上げられるだろう。中継放送は午後5時(日本時間午前6時)に始まるだろう。この宇宙船は9月14日土曜日にステーションに到着するだろう。この宇宙船のランデブーと捕獲の中継放送は、午前5時30分(日本時間9月14日午後6時30分)に始まるだろう。NASAのクルーメイト、アンドリュー・モーガンによってバックアップされたNASAの遠征60クリスティーナ・コッホが、下から接近する12トンの宇宙船を捕えるために、ステーションのキューポラから、ステーションの Canadarm2 ロボットアームを操作するだろう。続いて、フライトコントローラー達が、ハーモニーモジュールの地球に面するポートに HTV-8 をインストールするために、ロボットアームのオペレーションの操作を交替だろう。HTV-8 は約一か月滞留するだろう。

    大判はイメージをクリック。中継放送の詳細は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。また、この中継は JAXA からも放送されます。 「国内機関による中継とビデオ」 から。

  2. ハッブル、星達の群れを見る (Hubble)

    NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡からのこのイメージは、 UGC 685 と呼ばれる矮小銀河を示している。そのような銀河は小さく、ミルキーウェイのような銀河の中に多数の星達の小さい片を含んでいる。矮小銀河は、不明確な形、および何やら群れまたは星達の雲と似た様の、往々にしてかすんだ構造を示し、 UGC 685 はこの例外でない。 SAm 銀河に分類され、それは、一種のバーのない渦巻銀河であり、地球から約 1500 万光年にある。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  3. 速報・ブラックホールの直接撮像に対して基礎物理学ブレークスルー賞の授与が決定 (国立天文台)

    去る2019年4月10日にブラックホールの直接撮像を成し遂げたと発表したイベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)チームに、2020年の基礎物理学ブレークスルー賞(The Breakthrough Prize for Fundamental Physics)が贈られることが決定しました。総計347名の受賞者のうち、国立天文台に所属する研究者は、EHT Japan代表の本間希樹教授・水沢VLBI観測所長をはじめ11名となります。この賞は、2012年から授与されている、基礎物理学・生命科学・数学における重要な進展を表彰する国際賞のひとつです。これまでにも東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章卓越教授など複数の日本人が受賞しており、国立天文台でも2016年に重力波の直接検出に貢献した2人の研究者が特別賞を受賞しています。

    大判イメージは省略。

  4. 火星衛星探査に向けた国際的な惑星保護方針への貢献について (JAXA)

     国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、千葉工業大学、東京工業大学、東京大学、東京薬科大学は共同で、火星衛星の微生物汚染評価に関する科学的研究を実施しました。この研究成果は、国際宇宙空間研究委員会(COSPAR)の惑星保護パネルに受理され、2019年3月開催のCOSPAR理事会でJAXAの火星衛星探査計画(Martian Moons eXploration: MMX)に対する勧告として了承されました。これは、COSPARが保持する国際基準の惑星保護方針(Planetary Protection Policy)における日本の貢献です。

    イメージはありません。詳細はヘッドラインから。

 
<9月7日(土)>
  1. NASAの調査、火星がどれ位多くの大気を失ったかの新しい洞察を与える

    NASAが資金提供する科学者達による新しい観測による鍵となる追跡者として、赤い惑星の昼の表面温度によって火星で失う大気の量がどのように変化するかが見積りに使われた。この追跡者、酸素の同位元素の以前の測定は明らかに一致しなかった。この追跡者の正確な測定は、火星が失われる前にどの位多くの大気を持っていたかを見積もるために、また、火星がハビタブル(生物居住可能)であったかどうかを明らかにするために重要である。

    大判はイメージをクリック。この記事はある種に読み物であって結論を示してはいません。

  2. 2019年8月ブラジル・アマゾンの林野火災に関する衛星観測 (JAXA)

    南米ブラジルのアマゾン周辺における森林や農地において、2019年8月から大規模な林野火災が発生しており、その後も被害が拡大しています。 本稿ではこの林野火災に関するJAXAの地球観測衛星による観測結果の一例をご紹介します。 それぞれの衛星の特徴を生かし、「しきさい」(GCOM-C)では火災地点や煙の検知、「だいち2号」(ALOS-2)では森林面積の変化の監視、「いぶき」(GOSAT)では火災からの煙の検知を行うことができます。

    大判はイメージをクリック。広範囲な記事です。ヘッドラインから。

 
<9月6日(金)>
  1. M81 銀河の赤外線の視界 (Spitzer)

    北斗七星を含んだ北の星座おおくま座にある近くの銀河メシェ 81 は、双眼鏡または小さな望遠鏡でも容易に見える。 M81 は 1,200 万光年の位置にある。 M81 は、2003年8月のスピッツア宇宙望遠鏡の打上後、最初に公開されたデータセットの一つであった。この新しいイメージは、スピッツアの16回目の記念日に、延長した観測と改善された処理によって、この肖像的なオブジェクトを再訪している。

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  2. NASAの衛星、すぐに消えたミステリーを見る (NuSTAR)

    この花火銀河(NGC 6946)のイメージの明るい青と緑の爆発は、NASAの NuSTAR 宇宙天文台によって捕えられたX線の、極めて明るい源の位置を示している。宇宙で最もエネルギーに満ちたあるプロセスによってつくられたこれらのX線源は、背景のイメージの多くの可視光線の源と比較して稀である。アストロフィジカル・ジャーナルで発表された新しい調査が、銀河の中央近くの緑の源の驚くべき外見の、僅か数週間で消えたある可能性のある説明を提供している。この NuSTAR 観測のこの主な目的は、右上の明るい青緑色で現れている超新星の調査であった。銀河の下近くの緑の小さな塊は、最初の NuSTAR 観測では見えず、10日後の2回目の観測では明るく燃えていた。NASAのチャンドラX線天文台は、後に、超大光度X線源(ULX)として知られるその源が直ぐに消えたことを観測した。このオブジェクトは、その後、この銀河で確認された四番目の超大光度X線源として ULX-4 と名付けられた。それが超新星であるという可能性を除外し、このX線源に可視光線は検出されなかった。

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  3. ターゲットマーカ分離運用の延期について (はやぶさ2)

    9月5日に予定されていた「ターゲットマーカ分離運用」は、探査機がセーフホールド状態になりましたので延期となりました。なお、探査機の状態は正常です。
    はやぶさ2は、姿勢制御のための装置として、リアクションホイールを4個搭載しており、通常は3個のリアクションホイールを使って姿勢制御が行われています。8月29日に、昨年の10月以来使用していなかったバックアップのリアクションホイールの動作試験を実施したところ、リアクションホイールに異常値(トルク値の増加)を検出したため、探査機は自律的にセーフホールド状態に移行しました。この原因の詳細は現在調査中です。8月30日には復帰作業を行い、探査機は通常の状態に戻りました。ただし、セーフホールドによってホームポジションから離れてしまいましたので、現在、ホームポジションに戻す作業を行っています。ホームポジションには、今週末に戻る予定です。

    イメージは省略。

 
<9月5日(木)>
  1. ヨーロッパと米国、小惑星偏向のためにチームを組む

    米国、ヨーロッパ、世界中からの小惑星研究者達と宇宙船技術者達が、惑星防御の現実的な方法として、宇宙で小惑星をそらす野心的な二重の宇宙船ミッションの技術を証明するための最新の進捗を議論するために、来週ローマに集まるだろう。この合同のミッションは、小惑星インパクト偏向評価(AIDA)として知られている。その目的は、一つの宇宙船のインパクトを通して、地球と火星の間の、ディディモス(Didymos:ギリシャ語で二重の意)小惑星の小さな天体の軌道をそらすことである。続いて、第二の宇宙船が現場を調べ、この衝突の影響に関する最大の可能性のデータを集めるだろう。

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  2. 多波長観測で捉えられた木星の嵐 (すばる望遠鏡)

    東北大学、ジェット推進研究所などの研究チームは、すばる望遠鏡を用いて木星の赤外線観測を2017年1月に実施し、木星の大気を吹き荒れる嵐の3次元構造の解明に貢献しました。これは世界的なネットワークで行われた木星同時観測キャンペーンの一翼を担ったもので、アルマ望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡、ジェミニ北望遠鏡、ケック望遠鏡、超大型望遠鏡 VLT も観測キャンペーンに参加しました。特にアルマ望遠鏡を含めたこれらの総動員によって木星を捉えた初事例で、サブミリ波〜可視光線にまたがって違う高度の大気構造を観測することで、木星嵐の3次元構造を初めて捉えることができました。

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<9月4日(水)>
  1. 「こうのとり」8号機キャプチャ(把持)ライブ中継(19/9/14)のお知らせ (JAXA)

    9月14日(土)宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)が国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアームでキャプチャ(把持)される模様を中継します。番組には、星出彰彦宇宙飛行士が出演予定です。是非ご覧ください。
      番組放送時間  9月14日(土)19:10~20:30
      キャプチャ予定日時  9月14日(土)19時59分頃

    視聴はイメージをクリック。または「国内機関による中継とビデオ」 から。なお、この放送はNASAテレビでも放送されます。 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

 
<9月1日(日)>
  1. ハッブル、星の寿命の最終段階を見る (Hubble)

    NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡からのこのイメージは、地球から約 10,000 光年に横たわる惑星状星雲 NGC 5307 を示している。それは星座ケンタウルスに、主として南半球で見ることができる。惑星状星雲は太陽のような星の最後の時期である。惑星状星雲は、このように、太陽系の将来を我々に与えている。我々の太陽のような星はその寿命の終わりに赤色巨星に変わるだろう。星はそれらのコアで起こる核融合によって支えられており、それはエネルギーをつくり出す。この核融合のプロセスは絶えず星を引き裂こうとする。星の重力だけがこれが防いでいる。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. 「こうのとり」8号機/H-IIBロケット8号機打上げライブ中継 (こうのとり)

    9月11日(水)H-IIBロケット8号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)打上げの模様を中継します。
      放送時間     9月11日(水)6:07~7:13
      打上げ予定日時  9月11日(水) 6時33分頃
      打上げ場所    種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

    視聴はヘッドライン(JAXA)またはイメージ(Youtube)をクリック。または 「国内機関による中継とビデオ」 から。


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