このページではNASAの各機関が発表する科学記事を中心に、欧州宇宙機構(ESA)、国内関連機関などの主要な科学記事を掲載しています。掲載の内容はそれぞれの記事に準拠していますが編集方式は本サイト独自です。日付は本サイトでの掲載月日を示します。原則として発表の翌日に掲載しています。掲載期間はおよそ一ヵ月です。

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<9月26日(土)>
  1. NASAは宇宙に沢山の目を持っている (Chandra)

    人類は、世界中のまた宇宙の天文台の船団の望遠鏡を通して、全く異なる種類の光を検出することができる目を持っている。電波からガンマ線に至るまでの、天文学へのこの「複合波長」でのアプローチは、宇宙のオブジェクトの完全な理解を得るために重要である。このイメージは銀河集団 Abell 2744 である。銀河の集団は、共に重力によって保持されている宇宙最大のオブジェクトである。それらは、巨大な量の、何千万度もの極度に熱せられたガスを含み、X線で明るく輝き、何百万光年もの銀河間に観測することができる。このイメージは、チャンドラX線天文台(青い放射を放つ)からのX線、ハッブル宇宙望遠鏡(赤・緑・青)からの可視光線を結合している。様々なミッションと望遠鏡からの異なる種類の光のイメージの選択された調査が、宇宙をよりよく理解するために結合された。

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  2. NASAのオシリス・レックス、目標へのカウントダウンを始める (OSIRIS-REx)

    NASAのオシリス・レックス・ミッションの歴史的な瞬間が間近にある。宇宙船は、数秒間のタッチダウンと小惑星の岩とダストのサンプルの収集のために、数週間のうちに、小惑星ベンヌの巨礫が散乱した表面へ降下するだろう。このミッションは、10月20日に、そのタッチ・アンド・ゴー(TAG)サンプル収集の最初の試みを行なうだろう。

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  3. 衛星から台風通過時の海面水温低下を測る (しずく)

    2020年(令和2年)8月下旬から9月上旬にかけて、立て続けに日本に接近した3つの台風、台風8号「BAVI」、台風9号「MAYSAK」、大型の台風10号「HAISHEN」について、これらの台風が通過した際に海面水温がどう変化していったのか、JAXAの水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)搭載の高性能マイクロ波放射計2(AMSR2)による観測や、最新の海洋モデルの出力を中心にご紹介します。

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  4. 北極海の海氷面積が9月13日に年間最小値を記録~衛星観測史上2番目の小ささ~ (しずく)

    北極海の海氷面積は毎年9月に最も小さくなります。「しずく」に搭載している高性能マイクロ波放射計2(AMSR2)による観測データを分析した結果、北極海の海氷面積が9月13日に2020年の最小値(355万平方キロメートル、図1)を記録したことが明らかになりました。また、この年間最小値は、衛星観測史上*最小値に次ぐ2番目の小ささとなりました。

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<9月25日(金)>
  1. 2009年から2017年にわたるイベント・ホライズン・テレスコープの観測により、M87の巨大ブラックホールシャドウの揺れ動く姿が明らかになりました。 (国立天文台)

    イベント・ホライズン・テレスコープ・コラボレーションによって人類史上初めて撮影されたブラックホールが2019年に公開され、楕円銀河M87の中心に潜む巨大ブラックホールの姿が明らかになりました。 イベント・ホライズン・テレスコープ (以降EHT) の研究者たちは撮影された姿から得た知識を元に、未発表のものを含む2009年から2013年の間に取得されたM87試験観測データを解析しました。 その結果、ブラックホールを取り囲む非対称なリング構造が8年間にわたり定常的に存在する一方で、その向きが揺れ動く様子が示唆されました。 これらの成果はブラックホールの姿が時間と共にどのように変化していくかについて新たな知見を示すものです。本成果は米国のアストロフィジカル・ジャーナルに本日掲載されました。

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<9月24日(木)>
  1. データの音響化:ミルキーウェイの周辺からの音 (Chandra)

    我々のミルキーウェイ銀河の中央は、我々が訪ねるには遠過ぎるが、それでも調べることはできる。望遠鏡は、我々に、ミルキーウェイ銀河の中心が異なる種類の光でどのように見えるかを見る機会を与えている。この望遠鏡で宇宙で捕えられた本質的なデジタル・データ(1と0の形)をイメージに変換することによって、天文学者達は、特に我々に見えない視覚の表現をつくっている。音響化-Sonification-はデータから音に変換する処理であり、新しいプロジェクトは、ミルキーウェイの中心を、初めてリスナーにもたらした。その変換は、位置と源の明るさを表す音とともに、イメージの左側に始まり右側へ移る。

    チャンドラグループからの記事です。記事の内容は書ききれないので、とに角、音を聞いてください。イメージをクリックして Youtube から。

  2. 小惑星探査機「はやぶさ2」観測成果論文のNature Astronomy誌掲載について (はやぶさ2)

    小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星Ryugu(リュウグウ)の探査活動に基づく研究成果をまとめた論文が、イギリスのオンラインジャーナル 「Nature Astronomy」に2020年9月21日(日本時間9月22日)に掲載されましたので、お知らせします。論文の内容は次の通りです。

    リュウグウ表面に発見された明るい岩塊から明らかになったS型小惑星との衝突

    詳細はヘッドラインから。

 
<9月23日(水)>
  1. NASA、アルテミス計画を発表する

    一連の重要な契約およびハードウェアの里程標に続いて、NASAは、2024年に月面に最初に女性を、続いて男性を送る最近のフェーズ1を含む、アルテミス計画の最新情報をシェアした。NASAが4年以上その探査計画を速め、またこの10年末までに持続可能な探査を行う大胆なチャレンジを受入れて以来18カ月で、NASAは、1972年の先のアポロ月ミッション以来初めての、月に再び人間を送る勢いを得た。その公式の計画では、NASAは、重要な科学、技術、人間のミッションの確認、民間及び国際的協調、我々が探査においてリードを続け、宇宙飛行士達を月に着陸させる我々の野心的なゴールを達成させることを確実にする、今日までのアルテミスの進捗を捕えている。NASAの強力な新しいロケット宇宙打上システム(SLS)、オリオン宇宙船は、初めての集約された打ち上げも以前より間近である。

    大判はイメージをクリック。

  2. NASAの IRIS 、太陽コロナを熱する輝く光、ナノジェットを見る (IRIS)

    今日ネイチャー・アストロノミーで公開された論文で、研究者達は、コロナと呼ばれる太陽大気の磁気構造に対して垂直に進む明るく薄い光、初めてのナノジェットの鮮明なイメージを報告している。

    イメージをクリックして動画(Youtube)をご覧ください。

  3. 木星の月の影

    NASAのジュノ宇宙船からのこの劇的なイメージで、木星の火山の活動する月イオが、その影を惑星に投げかけている。地球上の日食と同様、木星の雲のトップに暗い円の完全な日食を見ることができる。木星は多くの月を持つので、このような出来事はしばしば木星に起きる。加えて、我々の太陽系の大部分の他の惑星とは異なり、木星の軸はその軌道に対して傾いていないので、太陽は木星の赤道からは遠く外れない(+/- 3 度)。このことは、木星の月が、その年を通して、規則正しくそれらの影を惑星に投げかけることを意味する。

    大判はイメージをクリック。

 
<9月20日(日)>
  1. 赤外線のエンケラドゥス (Cassini)

    NASAのカッシーニ宇宙船のデータからつくられたこの新しい合成イメージは、土星の月エンケラドゥスの、これまでで最も詳細な広域赤外線の視界である。また、このイメージを造るために使われたデータは、この月の北半球が、その内部からの氷で舗装し直された強い証拠を提供している。

    大判はイメージをクリック。久しぶりに掲載されたカッシーニのデータです。この記事の詳細は近日中に「土星探査写真集」に掲載します。

  2. ハッブル、ヘビと目をつなぐ (Hubble)

    この NGC 2835 の複数の渦巻の腕によってつくられたねじれたパターンは目の錯覚を引き起こす。これは、この壮大な銀河が、南の星座ヒドラ(ミズヘビ)座の頭の近くにあるので、ぴったりの表現である。ミルキーウェイの半分以上の幅を持つこの驚くような棒渦巻銀河が、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によってとられたこのイメージに、見事に示されている。このイメージに見ることはできないが、この NGC 2835 の中央には、我々の太陽の何百万倍もの質量を持つ超巨大ブラックホールがあることが知られている。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

 
<9月19日(土)>
  1. ハッブル、木星の嵐の鮮明な新しいポートレイトを捕える (Hubble)

    他の全ての惑星を結合したより大きな木星は真に我々の太陽系の王である。渦巻く雲、カラフルに並んだバンドの構造などが年々変化している。この豊かな色は、木星の主な水素/ヘリウムの大気の混合物を追うことによって生み出されている。ハリケーンの風の力がこれらの雲を推し、地球に見られるよりはるかに強力な上昇する流れが稲妻の電光で輝いている。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. NASA、「スペースX」による最初のクルー交代ミッションの概況説明とインタビューを開く

    NASAは、米国東部夏時間9月29日火曜日午前11時に遠隔中継で始まる記者会見で、国際宇宙ステーションに向かうトリオと共に、米国商用宇宙船の最初のクルーフライトに焦点を当てるだろう。この概況説明は、ジョンソン宇宙センターから、NASAテレビとNASAのウェブサイトで中継放送されるだろう。10月23日以降の打上げが予定されているNASAの「スペースX」クルー1フライト・ミッションは、NASAの宇宙飛行士達マイケル・ホプキンス、ビクター・グラヴァー、シャノン・ウォーカー、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一が予定されている。

    大判はイメージをクリック。この米国商用宇宙船の最初のクルー打上げは変更が多く、最近では9月下旬と報道されていました。今回の報道は具体的なので実現に向かうでしょう。

  3. 小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会(20/9/15) (はやぶさ2)

    小惑星探査機「はやぶさ2」は、小惑星リュウグウを出発し、現在、地球へ向けて順調に航行を続けています。今回は、地球帰還後のミッション(拡張ミッション)の検討結果などについて説明会を行います。

    既に終わった記者会見です。見落としたのかもしれませんが、事前に発表はなかったように思います。掲載方法がいつもと異なるので何らかの事情があったのかもしれません。リンク先から録画でご覧ください。また、 「国内機関による中継とビデオ」 にもリンクを掲載しています。

 
<9月18日(金)>
  1. Spalte 崩れる (Sentinel-2)

    2020年6月29日と7月24日の間でとられた四つのコペルニクスセンチネル2号イメージのこのシリーズは、合計約125平方キロメートルのエリアの小さな氷山の塊が崩れまた粉々になった、北極最大の氷棚の部分を示している。 79N と呼ばれるこの氷棚は、グリーンランド氷流の北東の浮遊の先端にあり、そこでは陸地から離れ海に流れ込んでいる。(中間略)棚の下の海もまた暖まった可能性があり、下からの溶融の危険性が増している。 79N は、北西グリーンランドで2010年と2012年に多くの氷を失ったピーターマン氷河に次いで北極最大の氷棚である。

    大判はイメージをクリック。

  2. NASAのミッション、白色矮星を抱える初めての「生残り」惑星を見る

    NASAの系外惑星通過探査衛星(TESS)と、引退したスピッツア宇宙望遠鏡を使っている天文学者達の国際的なチームは、地球より40%大きいだけの太陽のような星の密度の濃い残り、白色矮星の近くを周っている初めての可能性のある無傷の惑星を発見した。この WD 1856 b と呼ばれる木星サイズのオブジェクトは、 WD 1856+534 と呼ばれる白色矮星より約7倍大きい。それは、我々の太陽を周っている水星より60倍以上速い、34時間ごとにこの星の燃え殻の周りを回っている。

    イメージは英語解説付きビデオ(Youtube)にリンクしています。

 
<9月17日(木)>
  1. ソーラーサイクル25が始まる

    NASA と NOAA(米国海洋大気圏局)の共同スポンサーによる、ソーラーサイクル25予測パネルの専門家達の国際的なグループは、新しい太陽活動周期の始まりを印すソーラーミニマムが2019年12月に始まったと発表した。我々の太陽は大きく変化するので、この出来事の宣言は事実上数ヵ月後になる。科学者達は、太陽活動周期の進捗を追うために太陽黒点を使っている。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は 太陽活動第25周期の開始を告げる極小は2019年12月(国立天文台) 参照。

  2. 赤外線観測が明らかにした、終末期の重い連星系から流れ出る塵の雲 (国立天文台)

    終末期の重い星を含む連星系「WR 112(ウォルフ・ライエ 112)」から、渦を巻いて流れ出す塵(ちり)が作る雲とその動きが、詳細に捉えられました。すばる望遠鏡をはじめ世界最大級の望遠鏡を数多く用い、長年にわたって続けられた中間赤外線撮像観測によって得られた成果です。宇宙における塵の供給過程についての理解を深めるために重要な、新たな知見です。終末期の重い星を含む連星系は、大量の塵を生成し放出すると考えられています。しかしその放出の量やしくみについては、まだ分かっていないことが多く残されています。これまでの研究で、同様の天体でも公転周期が220日と短い連星系の周囲には、その公転運動を反映した風車(かざぐるま)のような際立った構造の塵が見られた例があります。一方で、これに比べて公転周期がはるかに長いWR 112の周囲では、塵の雲のみかけの構造がきわめて複雑であり、その解釈についての議論が続けられてきました。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<9月16日(水)>
  1. 金星にリン化水素分子を検出―生命の指標となる分子の研究に新たな一歩 (国立天文台)

    英国・カーディフ大学の研究者を中心とし、英・米および日本の研究者から成る研究チームは、アルマ望遠鏡とハワイのジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(JCMT)を用いた観測で、金星にリン化水素(PH3、ホスフィン)を検出しました。研究チームは、このリン化水素の成因について、金星の大気中での太陽光による化学反応、あるいは火山からの供給といった可能性を検討しましたが、いずれも観測された量のリン化水素を説明することはできませんでした。研究チームは、リン化水素が未知の化学反応によって作られた可能性が高いと考えています。一方で、地球上にはリン化水素を排出する微生物が存在することから、生命由来の可能性も捨てきれないとも考えています。リン化水素は、太陽系外惑星における生命存在の指標の一つと考えられている分子であることから、今回の発見はその妥当性を検証するために非常に重要な材料であり、また今後の金星大気の詳細な観測の重要性を示す結果ともなりました。

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<9月13日(日)>
  1. ハッブル、ポケット一杯の星達をしまい込む (Hubble)

    NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によってとられた球状星団 NGC 1805 のこのイメージに、多くのカラフルな星が密集して詰め込まれている。この何千もの星達を強く結んだグループは、我々のミルキーウェイの衛星銀河大マゼラン雲の端近くにある。これらの星達は、ハチの巣に群がるミツバチのように互いに接近している。これらの集団の一つの密度の濃い中央では、信じ難い彼らの周りに惑星システムをつくって、最も近い星達が我々の太陽より互いに 100 ~ 1,000 倍近くにある。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. H3ロケットの開発計画の見直しについて (JAXA)

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、現在H3ロケットの開発を進めておりますが、第一段エンジン用として新たに開発中のLE-9エンジンにおいて技術的課題が確認されました。この技術的課題への対応を確実に行うために、当初 2020 年度の打上げを目指していた試験機初号機の打上げを 2021 年度へ、 2021 年度の打上げを目指していた試験機2号機の打上げを 2022 年度へと計画を見直すことといたしました。

    イメージはありません。

 
<9月12日(土)>
  1. ハッブルの観測、暗黒物質理論で失われた含有物質を暗示する (Hubble)

    1933年にかみのけ座銀河集団を調査している間に、天文学者 Fritz Zwicky は問題を発見した。集団におけるこれらの星達の全質量の総計には、集団の重力のグリップから逃亡するメンバーの銀河達を保持するために必要な重量の僅か数パーセント以下を加えた。彼は、今では暗黒物質として知られる「失われた質量」が、集団を保つ接着剤であると予測した。

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  2. 火星衛星探査機(MMX)に8Kカメラを搭載。スーパーハイビジョンで火星を撮影 (JAXA)

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)および日本放送協会(NHK)は、宇宙での撮影が可能となるスーパーハイビジョンカメラ(4K・8Kカメラ)を共同開発し、JAXAの火星衛星探査機(MMX;Martian Moons eXploration)に搭載することを決定しました。史上初めて間近からの火星および火星衛星の8K撮影に挑むとともに、探査機の実際の飛行データと組み合わせることで、3億キロ彼方の火星やその衛星(火星圏)の探査の様子を超高精細映像で再現する試みです。JAXAは、火星衛星の起源や火星圏の進化の過程を明らかにすることを目的として、2024年度の打上げを目指し、現在、MMXの開発を進めています。MMXは、火星の衛星であるフォボス・ダイモスや火星の科学観測を行うとともに、フォボスに着陸してその表面から砂を採取し、地球に帰還することを目指す国際的に注目度の高いサンプルリターンミッションです。

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<9月11日(金)>
  1. NASAのオシリス・レックス、小惑星を観測 (OSIRIS-REx)

    オシリス・レックス科学チームは、9月9日の地球物理研究ジャーナルのスペシャルコレクションに論文を発表した。オシリス・レックス宇宙船は10月20日に最初のサンプル収集試みを行い、2023年9月24日に地球にサンプルを持帰る予定である。

    この記事は調査対象である小惑星ベンヌを動画で紹介するものです。動画はイメージをクリックして Youtube からご覧ください。上の記事は一部のみを切り出しています。

  2. 夜のカリフォルニアのクリークの火災 (Suomi NPP)

    この2020年9月7日の、米国海洋大気圏局/NASAのスウオミ米国極周回パートナーシップ(Suomi NPP)衛星のイメージは、火災からの煙を含むクリーク火災の夜のイメージを示している。NASAの衛星機器は、しばしば遠隔地域で燃えている野火を検出し、衛星通過から数時間のうちに、新しい火災の位置を直接世界中のランドマネージャに送っている。これらの機器は同時に火災からの煙の流れを追っている。

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  3. 宇宙マウス研究から健康長寿のヒントを発見 ―宇宙環境で加速する加齢変化を食い止める遺伝子― (JAXA)

    東北大学大学院医学系研究科の鈴木隆史講師(医化学分野)、山本雅之教授(医化学分野、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)機構長)および宇宙航空研究開発機構(JAXA)の芝大技術領域主幹らは、遺伝子ノックアウトマウス※1の宇宙滞在生存帰還実験に世界で初めて成功し、宇宙長期滞在によって加齢変化が加速すること、及び宇宙滞在によるマウス血液代謝物変化は、ToMMoの有するコホート血液データとの比較により、ヒトの加齢と有意な関連を示すことが明らかとなりました。また、宇宙ストレスによって転写因子※2 Nrf2が活性化し、宇宙環境ストレスによる加齢変化加速を食い止め健康を維持するために働くことがわかりました。

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<9月10日(木)>
  1. 氷床の融解、最悪の気象シナリオで進んでいる

    最近のレポートは、グリーンランドと南極大陸の氷床の消失の割合が急速に増し、気候変動に関する政府間パネルの最悪の海面上昇シナリオに適合していることを確認している。「ネイチャー気象変化」で発表されたこの調査は、英国とデンマークの科学者達によるチームの、衛星観測からの氷床の量のバランスと気象モデルからの反映に伴う衛星観測からの結果とを比較している。もしこれらの割合が続くと、氷床は、今世紀末までに、年間の沿岸の氾濫で新しく 1600 万人を加える、海面を更に17センチ上昇させると推測される。

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<9月7日(月)>
  1. マーズ・エクスプレスは、ネレイトゥム・マウンテンの視界を捕える (Mars Express)

    火星の南半球のネレイトゥム(Nereidum)マウンテン山塊の真のカラー・イメージが、2015年のヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレス軌道船の高解像度ステレオカメラ(HRSC)で捕えられた。この最近再加工されたイメージは、何億年もの間、大きなアルギュレ・インパクト盆地の北のエリアを形づくった、様々な地質学的プロセスの証拠を明らかにしている。この惑星が大量の水資源を持っていた火星の進化の初期の段階に、融雪と氷または雨からの流れの何れかによって、それらの斜面に谷の枝のような構造が彫られた。イメージのクレータの中に堆積を見ることができ、いくつかの同心の例は、恐らく、過去にこの領域を覆うために使われた氷の昇華によってつくられた。科学者達は、水の氷がまだ地下深くに存在するかもしれないと考えている。

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<9月6日(日)>
  1. ハッブル、傾いた銀河を目標にする (Hubble)

    NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によって撮られたこのイメージに、 NGC-2188 と呼ばれるかすかな銀河の青とオレンジの星達がきらめいている。一見したところ NGC 2188 は単に星達の細い帯から成るように見えるが、これは天文学者達によって棒渦巻銀河として分類されている。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. NASAの観測ロケット計画、 DUST-2 打上によって復帰する (DUST-2)

    NASAは、コロナウイルスの米国での流行以来初めての観測用ロケットの打上の準備をしている。この DUST-2 (Determining Unknown yet Significant Traits-2)ミッションは、星達、惑星達、太陽系の源の素材である宇宙のダストの小さな粒が、どのように形成され成長するかをシミュレーションするミニチュア研究室を宇宙に運ぶだろう。この打上秒読みは、ニューメキシコのホワイトサンズミサイル試射場で、2020年9月8日に開く。NASAと JAXA (日本宇宙航空研究開発機構)の協同である DUST-2 は、2019年10月に打上げられるダスト・ミッションのフォローアップである。

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  3. NASA、パーサーバランスマーズローバーの地球の双子を準備する (Perseverance)

    NASAのマーズローバー・パーサーバランスが赤い惑星に向かって進むとき、六つ車の対が地球上で準備が整っている。マーズ2020パーサーバランスローバーの実物大のエンジニアリング・バージョンが、今、NASAのジェット推進研究所の、そのホームガレージに移動した。このローバー・モデルは、ジェット推進研究所で、9月1日にその初めての運転試験を通過した。エンジニア達は、来週、赤い惑星の表面をシミュレーとした岩や他の障害物をまき散らした、赤い埃の火星ヤードに移す予定である。

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  4. 国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟とジオスペース探査衛星「あらせ」での観測により、「電子の豪雨」現象の原因を解明 (JAXA)

    国立極地研究所、早稲田大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、茨城工業高等専門学校、名古屋大学、京都大学、金沢大学、電気通信大学などの研究者で構成される研究グループは、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載された複数の観測装置と、ジオスペース探査衛星「あらせ」※1(図1左)との同時観測データから、ISSで観測される「電子の豪雨」現象の原因がプラズマ波動であることを明らかにしました。本成果は、ISSでの宇宙飛行士の船外活動のための宇宙天気予報、さらには、人工衛星の保護のための放射線帯の宇宙天気予報の精度向上にもつながると期待されます。

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<9月5日(土)>
  1. 月は錆び、研究者達はその理由を求めている (Chandrayaan-1)

    我々の月には空気が無いにも関わらず、調査は、通常酸素と水を必要とする錆びの形、赤鉄鉱の存在を示している。このことは科学者達を悩ませている。火星はその錆びで長く知られてきた。古くから水と酸素が結合したその表面の鉄は、赤い惑星にその色を与えている。しかし、科学者達は、最近、空気のない月が、同様に錆びを持っているという証拠を発見して驚いた。サイエンスアドバンス(Science Advances)の新しい研究論文は、2008年に月の表面を調査している間に水の氷を発見し様々な鉱物の地図を作ったインド宇宙研究機関のチャンドラヤーン1号軌道船からのデータを再検討した。ハワイ大学の Shuai Li は、NASAのジェット推進研究所で造られた、チャンドラヤーン1号の月鉱物マッパー装置(M3)からのデータの広範囲な水を調べた。水は鉱物の多様性を生み出すために岩と相互作用し、この M3 で発見された表面から反射するスペクトルは、月の極が他より非常に異なる組成を持っていることを明らかにした。

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  2. NASAのチャンドラ、宇宙の喜びの埋蔵物を開く (Chandra)

    人類は、世界中の望遠鏡や宇宙の天文台艦隊を通して、異なる種類の光の全てを検出できる 「目」を持っている。この編集は、宇宙の科学を理解するために結合された、異なるミッションや望遠鏡からのイメージの例を挙げている。これらのイメージのそれぞれは、他の望遠鏡と、NASAのチャンドラX線天文台からのデータを含んでいる。銀河、超新星の残骸、星、惑星状星雲など種々の種類のオブジェクトが示されているが、それらは、電磁スペクトルを横断して合成されたときのデータの可能性を表している。

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  3. 若い惑星の公転面は傾いていない?:惑星系の進化に新知見 (すばる望遠鏡)

    東京工業大学、自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター (ABC)、ハワイ大学の研究者らは、最近発見された二つの若い惑星系に対して、すばる望遠鏡の新赤外線分光器 IRD (アイ・アール・ディー) を用いた分光観測を行い、惑星の公転軸と恒星の自転軸がほぼ揃っていることを突き止めました。年齢2千万年程度の若い惑星系で公転面の情報が得られたことは世界で初めてであり、惑星系の進化の解明にとって非常に重要なデータです。

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  4. 三つ子星の周りで見つかった、互い違いの原始惑星系円盤 (ALMA:国立天文台)

    若い三連星「オリオン座GW星」の周囲に、3重の塵(ちり)のリングが存在していることが、アルマ望遠鏡を使った観測から分かりました。中心にある三連星の軌道面と3本のリングは、同じ平面上には無く、最も内側のリングが特に大きく傾いていることも明らかになりました。この三連星を取り巻く塵のリングの性質や成因を探ることで、連星系の周りでの惑星の形成を理解する手がかりが得られると期待されます。

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<9月2日(水)>
  1. NASAのデータを使った広域な調査、氷河の湖の劇的な成長を示す

    30年間のNASAの衛星データを使った研究者達は、氷河の湖の過去最大の調査で、気象変化のために氷河が溶けて衰退し、1990年以降、これらの湖の量が世界中で約50%増加したことを発見した。ネイチャー気象変化に発表されるこの調査結果は、しばしば不安定になるこれらの湖の下流のコミュニティの潜在的危険を評価し、氷河の融けた氷の水がどのように海に運ばれるかの理解を促進することによって、海面上昇予想の正確さを改善するのに役立つ。氷河はほぼ世界規模で衰退しており、この調査は、これらの水の多くがどのように湖に保存されてきたかのより明確な写真を科学者達に提供している。

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  2. SOFIA、銀河達を調査するフライトへ戻る (SOFIA)

    NASAの成層圏赤外線天文台 SOFIA は、銀河達の科学を調査するように設計されたフライトの新しいシリーズとともにオペレーションに戻った。 SOFIA のフライトは、 COVID-19 の世界的流行のために、3月19日に中止された。

    大判はイメージをクリック。 SOFIA は航空機を使って成層圏から銀河を調査するミッション。写真は SOFIA が調査した銀河の例。

  3. NASAの OGO-1 宇宙船、週末に戻る (OGO-1)

    8月25日火曜日夕方遅く、NASAの惑星防御調整オフィス(PDCO)によって資金を提供されているアリゾナ大学のカタリーナ空の調査(CSS)は、地球に衝突するように思われる軌道にある、非常に小さなオブジェクトを観測した。同様に PDCO によって資金を提供されているハワイ大学の小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)は、独立してこのオブジェクトを検出し、引き続いての観測で、 CSS よって行われたオブジェクトの軌道を確認した。NASAのジェット推進研究所の近地球オブジェクト(NEO)調査(CNEOS)センターで行われたさらに正確な軌道計算とヨーロッパ宇宙機関の NEO センターと比較して、このオブジェクトは、小惑星でなく、実際には古いNASAの科学宇宙船、軌道を周っている地球物理学天文台1号(OGO-1))であることが確認された。

    大判はイメージをクリック。この記事は近地球天体の検出の難しさの例として取上げました。

  4. 不死鳥は甦るか?―冷えた銀河団の中心で生まれた若いジェットを発見 (国立天文台)

    「ほうおう座銀河団」は約59億光年というやや遠い距離にあり、年老いて冷えてしまった銀河団だと考えられています。その中心に位置する巨大銀河に、誕生から数百万年という若いジェットが発見されました。銀河団の冷却と加熱についてのこれまでの理解を覆し、さらなる謎をもたらした新たな知見です。銀河の分布は一様ではなく、数十個から数千個が集まり銀河団を形成しています。銀河団は1千万度を超える高温のガスで満たされていますが、やがてこのガスが冷えて銀河団の中心にある巨大銀河に降り積もると、たくさんの星が作られると予想されています。しかし、私たちの近くにある銀河団の場合は、中心の銀河に存在する超大質量ブラックホールからジェットが噴き出し、そのジェットのエネルギーのために銀河団中心部のガスが冷えないと考えられてきました。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

  5. いて座方向でコマのように回転している有機分子(アセトニトリル)が多数見つかった!  (野辺山天文台)

    宇宙には、水素分子、水、一酸化炭素、アンモニアなどとともに、メタノールなどの有機分子も存在しています。宇宙にある分子は星間分子と呼ばれ、星ではなく、星を作る材料となる分子雲と呼ばれるガスの集まりで発見されます。これまでに、200種を超える星間分子が発見されており、そのほとんどが電波望遠鏡の観測によるものです。宇宙空間において、分子は分子同士の衝突などによって回転をしています。そして、その回転の様子が変わる際に電波を放出します。その電波を受信することによって分子の存在が確認できます。東京理科大学の荒木光典研究員/プロジェクト代表をはじめとする共同研究チームは、分子雲にある代表的な有機分子の一つであるアセトニトリル(CH3CN)に着目して、分子雲中での回転の様子を調査しました。この分子は細長く対称性がよい形状のため、コマのように長軸まわりに回転しやすいと考えられます。一般的な分子雲の密度の濃い部分では分子同士の衝突が比較的頻繁に起こるため、様々な方向の回転となりますが、密度の低い部分では衝突はあまり起こらず、コマのような回転の方が多くなると考えられます。ただし、密度の低い部分の観測は難しく、これまではその兆候が見られる天体はあったのですが、顕著な天体は見つかっていませんでした。

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<8月30日(日)>
  1. ハッブル、星の爆発の端を見る (Hubble)

    NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡からのこのイメージは、空の彼方に掛けられた優雅で明るいベールとして現れているが、実際には、およそ 2,400 光年にある、はくちょう座超新星の爆風の小さな部分を表している。この超新星の残骸の名は、北の星座シグナス(白鳥座)の位置が語源であり、満月の36倍大きなエリアをカバーしている。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. NASA、新しい宇宙環境ミッションの提案を選ぶ

    NASAは、太陽と、地球の周りで相互作用する絶えず変化する宇宙環境の知識を向上させるのに役立てるミッションのコンセプト調査のための五つの提案を選んだ。この情報は、宇宙における、宇宙飛行士達、 GPS などの衛星、通信を保護するのに役立つ鍵となる情報を提供するとともに、宇宙に関する理解を改善するだろう。これらの中クラスの探査の提案は、9ヵ月間のミッションコンセプト調査を行うために、それぞれ125万ドルを受けるだろう。この調査に続いて、NASAは、打上げのために進める二つ以下の提案を選ぶだろう。それぞれ潜在的ミッションは、別々の打上機会と時間枠を持っている。

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<8月29日(土)>
  1. 北極の熱波を監視する (Sentinel-3)

    過去数ヶ月間、北極は驚異的な高温、極度の野火、顕著な海氷の消失を経験してきた。一方、熱い夏の気象は、北極でも稀ではなく、この領域は、世界規模で自然や人類に衝撃を与える広域な平均で2~3倍温暖化している。宇宙からの観測は、この遠い領域で生じている変化を理解するユニークな機会を提供している。ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス気象変動サービスによれば、2020年7月は、1981~2010年の平均の上摂氏 0.5 度の、地球にとって3番目に暖かい7月であった。加えて、北半球は、記録が始まって以来の、2019年の記録を凌ぐ、その最も熱い7月を見た。北極は熱を逃して来なかった。6月20日に、北極圏に横たわるのロシアの町 Verkhoyansk は、驚異的な摂氏38度を記録した。極端な大気の温度はカナダ北部でも記録され、8月11日には、北緯 80 度にあるカナダの北極の一部で、これまでに遠い北で記録されたことのない摂氏 21.9 度を記録した。

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  2. ハッブル、アンドロメダ銀河周辺の巨大なハローをマップする (Hubble)

    我々のミルキーウェイに最も近い主要な銀河、このアンドロメダの渦巻は、北半球の秋の空の、小さな、あいまいな、軸状のオブジェクトとして見られることがある。かすか過ぎるために見ることができないものとして、アンドロメダ銀河から三つのおおくま座の幅に伸びているであろう希薄になったガスがある。

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<8月28日(金)>
  1. 宇宙の重量級同士のまれな出会い —合体の過程にある超大質量ブラックホールを発見— (すばる望遠鏡)

    すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラHyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、以下HSC)が捉えた3万個以上のクェーサーの中から400個以上の二重クェーサー候補が選び出され、これらを他の大望遠鏡を用いて追観測を行った結果、3つの二重クェーサーが特定されました。そのうちの2つは新たに判明したものです。二重クェーサーは、銀河が合体する過程でそれぞれの銀河中心にある超大質量ブラックホールが明るく輝いているもので、これを詳しく調べることで、銀河の合体や進化、超大質量ブラックホールの成長過程などの研究が進むことが期待されます。

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<8月27日(木)>
  1. NASAのミッション、 TIE Fighter 活動銀河を探査 (Fermi)

    以前に、学者達は、電波を使って遠い銀河をマップし、それが親しい形を持っていることを発見した。そのプロセスで、彼らは、 TXS 0128+554 と呼ばれるオブジェクトを発見し、先の世紀の二つの強力な活動の連続を経験した。およそ5年前、NASAのフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡は、 TXS 0128+554 (略 TXS 0128)が、光の最も高いエネルギーの形、ガンマ線のかすかな源であると報告した。その後、科学者達は、 VLBA とNASAのチャンドラX線天文台を使ってより詳細に観察した。

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  2. 星達は何処でつくられるのか? NASAのスピッツア、ホットスポットを見つける (Spitzer)

    宇宙で最も大規模な星達はガスとダストの宇宙の雲の中で生まれ、それらは天文学者達に生命の手掛かりを残す。 W51 として知られるこの星雲は、ミルキーウェイ銀河で最も活動的な星形成領域の一つである。1958年に電波望遠鏡で最初に確認されたそれは、NASAの最近引退したスピッツア宇宙望遠鏡からのこのイメージで、豊かな宇宙のつづれ織りをつくっている。わし座の方向、地球から約 17,000 光年にあり、この W51 は、幅約350光年(3200 兆キロメートル)である。その光は W51 と地球の間に横たわる星間のダストの雲によって妨げられ、可視光線の望遠鏡ではほとんど見えない。その全赤外線放射は太陽の 2000 万倍に相当し、スピッツアの赤外線で見たとき W51 は壮観な視界である。

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  3. NASA技術者達、インサイトの気象センサーをチェック (Insight)

    センサーのエレクトロニクスの問題が、宇宙船と火星の気象を共有するのを妨げている。NASAのインサイト火星着陸船の気象センサーが、2020年8月16日日曜日に、センサーの電子機器に影響を及ぼしている問題のためにデータを提供するのを停止した。カリフォルニアのNASAのジェット推進研究所の技術者達は問題の原因の理解に取り組んでいる。 APSS と呼ばれるこのセンサーは、風速と方向、大気の温度、圧力、磁場に関するデータを集めている。インサイトのメインコンピュータは、火星の一日を通して、 APSS の制御コンピュータに保存されるデータを集めている。 APSS はセーフモードにあり、月の終わりまでにリセットされそうにない。

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<8月24日(火)>
  1. 宇宙ステーション補給機「こうのとり」の軌跡を振り返る。 (JAXA)

    イメージをクリックしてビデオ(Youtube)をご覧ください。

 
<8月23日(日)>
  1. ハッブル、超新星のホスト銀河をとらえる (Hubble)

    NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡からこのイメージは、その極めて非対称で不規則な形の故に Meathook 銀河と名付けられた壮観な銀河 NGC 2442 を示している。この銀河は、2015年3月に発見された、白色矮星によってつくられた Sn 2015F として知られる超新星爆発のホストであった。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. ハッブル、有名な彗星ネオワイズのクローズアップを撮る (Hubble)

    NASAハッブル宇宙望遠鏡は、8月8日に、彗星ネオワイズ(NEOWISE)のイメージを撮った。ハッブルが、太陽に接近した後に、このような解像度で、この明るさの彗星を撮ったのはこれが初めてである。この彗星の写真は、ネオワイズが、2020年7月3日に、太陽から 4300 万キロメートルに最接近した後にとられた。このような接近では、他の彗星は、熱と重力のストレスのために多く壊れるが、ハッブルの視界は、明らかに、ネオワイズの固体の核が無傷のままでいたことを示している。

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<8月22日(土)>
  1. ケプラーの超新星の残骸:星の爆発からの破片400年後も遅くなっていない (Chandra)

    爆発する星のサイトから時速 3600 万キロメートルで噴出す素材を記録するために、天文学者達は、NASAのチャンドラX線天文台を使ってきた。これは地球上の音速より約 25,000 倍速い。ケプラーの超新星の残骸は、ミルキーウェイ銀河の約 20,000 光年にある爆発する星からの破片である。最新の調査では、X線で輝くケプラー超新星の残骸の15の破片の小さな「塊」の速度を追った。最も高速な塊は、これまでにX線で検出された超新星の残骸の破片の最高速度、毎時 3680 万キロメートルの速度を持つと記録された。これらの塊の平均速度は毎時約 1600 万キロメートルであり、この爆風は毎時約 2400 万キロメートルで拡大している。

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  2. 原始のままの宇宙の岩、生命の建築用ブロックの進化のNASAの科学者達の一瞥を提供する ()

    2012年の南極大陸への遠征の間、日本とベルギーの研究者達のチームは、雪の白に対する石炭のような黒い小さな岩を拾った。今、 Asuka 12236 として知られるそれは、ほぼゴルフボールの大きさであった。その適度の大きさにも関わらず、この宇宙からの岩は大きな発見であった。この Asuka 12236 は、これまでに発見された最も保存状態の良い隕石の一つである。今、NASAの科学者達は、地球で生命の素材がどのように繁栄したかの、一般的なミステリーを解くのに役立つかもしれない微細な手掛かりを含むことを示した。

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  3. 衛星データと計算による世界の降水予報−理研とJAXAのwebで5日後までのリアルタイム降水予報を公開− (JAXA)

    理化学研究所(理研)、千葉大学、東京大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)らの国際共同研究グループは、人工衛星による世界の降水観測データ(JAXAの全球衛星降水マップ(GSMaP))を生かした5日後までのリアルタイム降水予報を、理研の天気予報研究のウェブページおよびJAXAの降水情報ウェブページ「GSMaPxNEXRA 全球降水予報」で8月20日から公開します。
       理研の天気予報研究のウェブページ:  https://weather.riken.jp 
       JAXAの降水情報ウェブページ「GSMaPxNEXRA 全球降水予報」 https://sharaku.eorc.jaxa.jp/GSMaPxNEXRA/index_j.htm
    国際共同研究グループは、JAXA地球観測研究公募などで衛星降水データを用いた地球全体を領域とする降水予測研究を行ってきました。今回、降水予測の高度化を目指し、降水ナウキャストと数値天気予報という二つの異なる予測手法に基づいた全球降水予測システムを開発しました。さらに、この二つの予測データを統合する新たな手法を開発し、これらをリアルタイムに継続運用することで、5日後までの世界各地の降水予報を実現しました。この予報は、従来の天気予報では活用されてこなかった人工衛星による降水観測データを直接利用するもので、研究開発に着手した2013年4月以降得てきたさまざまな成果を統合した集大成となります。人工衛星による降水観測データを利用することで、地上に設置する雨量計やレーダーなどの降水観測が限られている地域を中心に、地球規模で増大している大雨や渇水などの予測情報としての活用が期待されます。今後、スーパーコンピュータ「富岳」を用いて降水予報の更なる高度化に取り組みます。

    詳細はヘッドラインから。

  4. 宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)の大気圏への再突入完了について (JAXA)

    宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)は、8月20日(木)午後3時40分(日本時間)に第3回軌道離脱マヌーバを実施し、大気圏に再突入しました。 HTV9は、所期の目的である国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を完遂しました。なお、再突入推定時刻及び着水推定時刻は下記のとおりです。
      再突入※推定時刻:2020年8月20日(木)午後4時7分頃(日本時間)
      着水推定時刻:2020年8月20日(木)午後4時19分頃~午後4時57分頃(日本時間)

    詳細はヘッドラインから。

 
<8月20日(木)>
  1. NASAの研究者達、地球の磁場のゆっくりした凹みを追う

    地球の磁場の小さいが進行する凹みは、衛星にとって大きな悩みを引き起こすことがある。地球の磁場は太陽からの帯電粒子を撃退し捕らえ、この惑星の周りの保護シールドのように働く。しかしながら、南アメリカと南大西洋の磁場の異常に弱い場所が、これらの粒子に、通常より表面に近い窪みを与えている。この領域の粒子の放射は、搭載コンピュータを攻撃し、衛星のデータ収集の邪魔をすることがある。

    イメージは英語解説付きビデオ(Youtube)にリンクしています。

  2. 奇妙なガンマ線の鼓動、科学者達を悩ませる (Fermi)

    宇宙のガスの雲が、ぐらつくブラックホールと同期して瞬いている。科学者達が宇宙のガス雲から来る神秘的なガンマ線の鼓動を検出した。 このわし座の目立たない雲は二つのオブジェクトとの関係を示し、近隣の摂動するブラックホールのリズムで打っている。

    イメージは省略。フェルミの観測の多数に記事が一挙に掲載されていますが、詳細は省略します。

  3. 市民科学者達、NASAのデータに何十もの新しい宇宙の隣人を発見する

    我々は、これまで、太陽の最も近いいくつかの隣人に出会うことがなかった。新しい調査で、天文学者達は、太陽の数ダース光年内の、褐色矮星として知られる95の天体の発見を報告した。それらは太陽系の外にあり、従って太陽からの熱は経験していないが、天文学者達が我々の宇宙の近隣と考える領域に居住している。この集合は、惑星と星達の大きさの間にあるこれらのオブジェクト達の、ある最も冷たい知られた例を表している。

    大判はイメージをクリック。

  4. 小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルの豪州への着陸許可について (JAXA)

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルの地球帰還に関し、2020年8月10日に着陸想定地を管轄する豪州政府から着陸許可が発行された旨の連絡を得ましたのでご報告いたします(発行日は2020年8月6日)。カプセルの再突入日は、2020年7月14日付プレスリリース「小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセル帰還に関する豪州宇宙庁(ASA)との共同声明の発表について」にてお知らせしましたとおり、2020年12月6日(日本・豪州時間)、着陸場所は豪州ウーメラ立入制限区域の予定です。本許可が得られたことで、カプセル回収の実施に向けて大きく前進しました。引き続き、「はやぶさ2」の地球帰還、カプセルの再突入へ向けて慎重な運用を続けるとともに、適時、運用状況についてお知らせいたします。

    行程など詳細はヘッドラインから。

 
<8月16日(日)>
  1. ヨーロッパ宇宙機関のカナリア諸島のカメラで捕えられたペルセウス座流星群の流星

    2020年8月12日早くに、ペルセウス座流星群流星が、カナリアの天文台 CILBO の LIC1 カメラで捕えられた。ヨーロッパ宇宙機関の流星調査グループのこのイメージは、22×28度の視界を提供している。これらの記録は、それぞれの流星の正確な軌道を判定し、太陽を周る軌道を正確に確認し、最終的にそれらの天体の起源の特定を提供する。

    大判はイメージをクリック。記事の詳細は 「今日の宇宙(8月16日)」 から。

  2. ハッブル、星の野火のリングを捕える (hubble)

    NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によってここに捕えられた NGC 1614 は、活動によって燃え上がった風変わりな形をした銀河である。銀河は地球から約2億光年の、南の星座エリダノス座に横たわっている。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  3. オーロラのミステリー、NASAの THEMIS ミッションによって錠を開かれる (THEMIS)

    輝く真珠のネックレスのように夜空の全域に東西に垂れる宇宙のオーロラの特別なタイプが、科学者達が、オーロラの科学とそれらの宇宙における強力なドライブを理解するのに役立っている。オーロラの数珠玉(ビーズ:beads)として知られるこれらの光は、サブストーム(substorms)と呼ばれる宇宙における電気的な嵐に起因し、しばしば大きなオーロラの出現の直前に現れる。以前には、科学者達は、オーロラのビーズが他のオーロラのディスプレイに関係があるか否かについて確信が持てなかった。しかし、NASAの THEMIS ミッションからの観測と結合された強力な新しいコンピュータ・モデルは、これらのビーズの外見に結びつく宇宙の出来事の初めての強い証拠を提供し、それらが我々の近い宇宙環境で演ずる重要な役割を実証した。

    イメージは英語解説付きビデオ(Youtube)にリンクしています。

  4. NASA、火星サンプル持帰りの最初の詳細検討委員会を設立

    NASAは、他の惑星からサンプル持帰りを地球上で研究するための、火星サンプル収集計画独立検討委員会(Mars Sample Return Program Independent Review Board)を設立した。

    大判はイメージをクリック。

  5. アルマ望遠鏡、予想外におとなしい赤ちゃん銀河を発見 (ALMA:国立天文台)

    アルマ望遠鏡を使った観測により、私たちが住む天の川銀河によく似た銀河が、宇宙のはるか彼方の場所に発見されました。この銀河から発せられた光が地球に届くまでに、約124億年かかる場所です。つまり、私たちは宇宙が14億歳だったころの銀河を観測しているということになります。宇宙初期のすべての銀河の内部ではガスが激しく乱れ動いていて不安定であると理論的に予想されていましたが、この銀河に含まれるガスは研究者たちも驚くほど秩序だった動きをしていました。この発見は、銀河の誕生に関わる常識を覆すものであり、私たちが住む宇宙の過去の姿に新たな視点を与えるものといえます。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月15日(土)>
  1. ハッブル、ベテルギウスの神秘的な暗黒化、外傷となる爆発に起因することを発見 (Hubble)

    2019年10月、この星は劇的に暗くなり、一層かすかになり続けた。この怪物の星は、2020年2月中旬までには、 その輝きの3分の二以上を失った。この突然の暗黒化の出来事は天文学者達を惑わせ、突然の変化のいくつかの理論の開発に走らせた。ハッブル宇宙望遠鏡での紫外線観測は、この予想外な暗黒化が、恐らく、宇宙に放出される莫大な量の極めて熱い素材に起因していることを示唆している。これらの素材は冷え、ベテルギウスの表面の約4分の一から来る光をブロックしたダストの雲を形づくった。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. NASAの衛星のベテルギウスの孤独な視界、より奇妙な振舞いを明らかにする (STEREO)

    2020年夏の数週間、NASAの太陽地球関連天文台(STEREO)は、過去数ヵ月間に極端に暗くなり、科学者達の興味をそそった星ベテルギウスの太陽系最高の視界を持った。この STEREO の測定は、ベテルギウスの最近の振舞いへの疑問を更に加え、予想外な暗黒化を明らかにした。

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<8月14日(金)>
  1. 火星調査軌道船(MRO)の視界を祝う (MRO)

    打上から15回目の記念日をマークして、赤い惑星で最も古い宇宙船の一つは、ダストデビル、雪崩、更に多くの一瞥を提供してきた。15年前地球を離れて以来、NASAの火星偵察軌道船(MRO)は、我々の赤い惑星への理解を再構築してきた。このベテランの宇宙船は、火星の薄い大気の温度を調査し、レーダーで地下をのぞき、惑星の表面の鉱物を検出している。しかし、これらが最も驚異的なイメージだろう。 MRO は3台のカメラを運んでいる。火星カラー画像装置(MARCI)は毎日広域な視界をとる魚眼レンズを持ち、コンテキストカメラ(CTX)は幅30キロメートルの白黒の地形を提供し、ここに挙げたイメージは、最も驚異的な視界を生み出す高解像度画像科学装置(HiRISE)によって提供されたイメージに焦点を当てている。

    大判はイメージをクリック。

  2. 二回目のリハーサルの成功、NASAのオシリス・レックスをサンプル収集の道に置く (OSIRIS-REx)

    昨日、オシリス・レックス宇宙船は、サンプリングシーケンスの最終的なランを行ない、上昇への点火の前に、サンプルサイト、ナイチンゲールの約40メートルの高度に達した。

    動画はイメージをクリックして Youtube から。

  3. キャンディカラーのフォボス (Mars Odyssey)

    2020年3月に、我々のマーズオデッセイ宇宙船は、火星の月フォボスの、これらの六つの視界を捕えた。軌道船の赤外線カメラ、熱放射画像システム(THEMIS)は、この月の物性と組成に対する洞察を提供する温度変化測定に使われている。2020年2月25日に、フォボスは、火星の影が完全に日光を遮断した、月食の間に観測された。

    大判はイメージをクリック。マーズオデッセイ宇宙船は火星軌道を周る最も古い宇宙船です。現在は主として火星の地上のローバーとの、地球からの中継基地として使われています。

 
<8月13日(木)>
  1. TESS、基本ミッションを終える (TESS)

    7月4日、NASAの系外惑星通過探査衛星(TESS)は、星の空の約75%のイメージを撮る2年間の初期ミッションの調査を終えた。この巨大な合成を捕えて、 TESS は、天文学者達が確認に入る約 2,100 の候補と共に、66の新しい系外惑星を発見した。 TESS は、その4台のカメラを使って約1ヵ月間、空のセクターと呼ばれる24×96度の帯を監視している。

    イメージは英語解説付きビデオ(Youtube)にリンクしています。

  2. このガスの巨人はピンクで美しい

    もし人間がこの巨大な惑星に旅したならば、我々は、ある世界が、暗い桜の花の色の、その形成の熱からまだ輝いているのを見るだろう。ハワイのすばる望遠鏡からの赤外線データを使って、天文学者達は、2013年に、 GJ 504 と名付けられた明るい星を周っているこのガスの巨人を発見した。木星の質量の数倍で大きさが類似した GJ 504b と呼ばれるこの新しい世界は、これまでに直接画像技術を使って太陽のような星の回りに検出された、最も低質量の惑星である。

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<8月12日(水)>
  1. 神秘解かれる:ケレスの明るいエリアは、下の塩分を含んだ水から来ている (Dawn)

    NASAのドーン(Dawn)宇宙船は、科学者達に、火星と木星の間の主小惑星帯に横たわる矮惑星ケレスの並外れたクローズアップの視界を与えた。この軌道船は、2018年10月にミッションが終るとき、神秘的なケレスの明るい領域の鮮明な詳細を明らかにするために、表面上35キロメートル未満まで降下した。科学者達は、この明るいエリアが、大部分はナトリウム、炭素、酸素の混合である炭酸ナトリウムから成る堆積であることを明らかにした。それらは、恐らく、高度な塩の地殻を反映する、表面までろ過され蒸発した、液体からもたらされている。しかし、その液体がどこから来たかということが決められなかった。ミッションの終了近くで集められたデータを分析することによって、ドーン科学者達は、液体が塩水または塩の多い水の深い貯蔵庫から来たと結論した。ケレスの重力を研究することによって、科学者達はこの矮惑星の内部構造について学び、塩水の貯蔵庫が、深さ約40キロメートル、幅何百キロメートルかであると判定することができた。ケレスは、外部太陽系システムのいくつかの氷の月のように、大きな惑星との重力の相互作用による内部の加熱作用からの利益を得られない。しかし、最も広い明るいエリアのホームである、ケレスの幅92キロメートルのオッカトルクレータに焦点を当てた新しい研究は、ケレスがこれらの他の氷の天体のような水の豊富な世界であることを確認している。

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  2. 人工知能を活用したすばる銀河動物園プロジェクト (すばる望遠鏡)

    国立天文台を中心とした研究チームは、すばる望遠鏡の超広視野カメラで得た 56 万個もの銀河画像に対して人工知能を用いた形態分類を行ない、特に渦巻銀河の形を 97.5 パーセントという非常に高い精度で自動分類することに成功しました。今後、研究チームは、市民天文学プロジェクトとも協力してより多様な形態分類を進めることを目指しています。

    アニメーションビデオはイメージをクリックして Youtube から。

  3. 宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)の国際宇宙ステーション分離及び再突入日時について (JAXA)

    宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)は、以下の日時で国際宇宙ステーション(ISS)からの分離及び大気圏への再突入を実施しますので、お知らせいたします。

       【ISSからの分離】   予定日:2020年8月19日(水)  予定時刻:午前2時35分頃(日本標準時)
       【大気圏への再突入】  予定日:2020年8月20日(木)   予定時刻:午後4時07分頃(日本標準時)

    イメージはありません。

 
<8月9日(土)>
  1. ハッブル、遠近を見る (Hubble)

    この NGC 4907 として知られている棒渦巻銀河は、北半球の誰にでも見ることができる2億 7000 万光年からの星の顔を示している。これは、その中央の明るい星達の棒にゆるく巻きついた美しい渦巻の腕を示す、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡からのフェースオン銀河の新しいイメージである。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. NASAの観測ロケット、太陽の大気のヘリウム構造を発見する

    ヘリウムは水素に次いで宇宙で2番目に量の多い元素である。しかし、科学者達は、測定困難な太陽の大気に、実際にどのくらいあるかの確信を持てていない。太陽の大気のヘリウムの量を知ることは、太陽風の起源と速度を理解する上で重要である。2009年、NASAは、引き伸ばされた太陽の大気のヘリウムを測定するために、観測用ロケット調査を開始した。ネイチャー・アストロノミーで最近出版されたその結果は、我々が我々の宇宙環境を理解するのに役立っている。

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  3. 星の卵の「国勢調査」―アルマ望遠鏡が追う星のヒナ誕生までの10万年 (ALMA:国立天文台)

    大阪府立大学、名古屋大学、国立天文台などの研究者から成る研究チームは、アルマ望遠鏡の一部を構成するアタカマ・コンパクト・アレイを用い、おうし座分子雲内にある「星の卵」のほぼ全てにあたる39天体を観測しました。このうちの7天体ではすでに「星のヒナ」が存在し、32天体ではまだ「星のヒナ」に成長する前の段階でした。前者および後者のうちの12天体からは電波が検出されましたが、後者の残り20天体からは検出されませんでした。詳しい解析の結果、ガスがある限界の密度を超えると、星の卵が急速に収縮して星の形成が始まることが明らかになりました。また、「星のヒナ」がまだ存在しないと考えられていた「星の卵」の中で、生まれたばかりの星に特有なガスの流出が観測されました。その広がりと流出速度から、ガスは数千年以内に放出されたと推定できます。10万年にもわたる「孵化」の過程で、まさに星が誕生した瞬間である「ファーストコア」を捉えたものと考えられます。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月8日(土)>
  1. ハッブル、他の星達の周辺の、居住可能惑星の酸素を特定するために地球を使う (Hubble)

    宇宙から地球を見つめた宇宙飛行士達は、我々の青い大理石の惑星の、壮大さと多様性に畏敬の念を抱いてきた。軌道上でハッブル宇宙望遠鏡を修理するのに貢献したマイク・マッシミーノは言った。「我々の地球は楽園(パラダイス)だと思う。我々がここにいられることは非常に運がよい。」

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. NASAの MAVEN、紫外線光で脈動する火星の夜の空を観測する (MAVEN)

    NASAの MAVEN (火星大気揮発性探査)チームは、火星の春と秋にのみ、大気が夜ごとに正確に3回脈打つことを発見して驚いた。新しいデータは、また、冬の極の上の予期せぬ渦巻を明らかにした。また、ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレス宇宙船は、この夜の輝きが冬の極地の領域で最も明るかったという結果を確認した。(中略)これらの輝きは、一酸化窒素をつくり紫外線の輝きにパワーを供給する化学反応を急ぐ、垂直の風が高密度の領域にガスを吹き降ろすところに起きる。

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  3. NASAの OSIRIS-REx 、小惑星ベンヌに接する一つのリハーサル近くにある (OSIRIS-REx)

    NASAの初めての小惑星サンプル収集宇宙船は、小惑星ベンヌの表面からサンプルをつかむための最終的な準備を行っている。来週、オシリス・レックス(OSIRIS-REx)ミッションは、この秋にベンヌにタッチダウンする前に、最後にもう一度サンプル収集活動を行うタッチダウンシーケンスの二回目のリハーサルを行うだろう。

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<8月7日(金)>
  1. エクソマーズ、火星のクレータの春を捕える (ExoMars)

    この春、ヨーロッパ宇宙機関とロシア共同のエクソマーズガス追跡軌道船によって捕えられた新しいイメージの組合せは、火星の春分に捕らえられた火星の地表の、一連の興味深い地形を示している。

    大判はイメージをクリック。この記事は複数の火星のクレータの春を示していますがある程度の記事のボリュームがあります。紹介の方法については別途検討します。

  2. NASA、宇宙のオブジェクトのニックネームを再調査

    惑星、銀河、星雲のような遠い宇宙のオブジェクトは、科学コミュニティで時々非公式なニックネームで参照される。科学コミュニティが、フィールドの全ての面で差別と不平等を確認し注目することに取り組んでいるとき、特定の宇宙のニックネームが無神経のみならずに有害でもあることが明らかになった。NASAは、宇宙のオブジェクトの、非公式な用語の用法がないか調べている。

    大判はイメージをクリック。写真は「エスキモー星雲」。「エスキモー」の語は、人種差別的な歴史上の植民地の語として広く見られており、北極領域の先住民に強いられている。

  3. 「浅い稲妻」と「ドロドロなボール」、NASAのジュノ科学者達にアンモニアを示す (Juno)

    NASAのジュノ・ミッションからの木星の新しい結果は、我々の太陽系最大のこの惑星が、「浅い稲妻」と呼ばれるもののホームであることを示唆している。放電の予想外の形、雲に始まる浅い稲妻はアンモニア水溶液を含み、一方、地球の稲妻は水の雲から始まる。

    イメージをクリックしてアニメーション(Youtube)を参照。

  4. 我々の太陽系の形を明らかにする

    NASAのミッションからのデータを使って、科学者達が我々の太陽系を囲んでいるバブルの形の新しい予測を開発した。我々の太陽系の全ての惑星は、太陽から発する太陽風によって宇宙に作られた磁気バブルに入っている。このバブルの外側は、我々の銀河の星のシステムの間の宇宙を満たしている星間の媒体である。科学者達が長年試してきた一つの疑問は、我々の太陽が我々の銀河の中央を周って宇宙を通して旅するときの、このバブルの形である。

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  5. アルマ望遠鏡、渦巻き模様の惑星誕生現場を撮影 (ALMA:国立天文台)

    アルマ望遠鏡が、若い星おおかみ座RU星を取り巻くガスと塵の円盤を観測し、その複雑な姿を描き出しました。中心部には塵でできた同心円状のリング構造がある一方、外側にはガスでできた渦巻き模様が広がっていました。惑星が誕生する現場は、想像以上に複雑でカオスな状態になっているのかもしれません。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月6日(木)>
  1. ロケット、アラスカの空高くに巻く波を見る

    アラスカの空高くのこのイメージの「サーファの波」は、超高層大気の見えない流れを照らし出している。それらは、2018年1月26日にアラスカから打上げられた気象観測用ロケットによって放たれた、トリメチルアルミニウムガスによって測定された。科学者達は、酸素にさらされたときに即座に火がついた、この人間に有害でないガスを撮った。このように巻く波は、ガスまたは液体の流れが、互いに異なる速度で擦れ合うときに起きる、 ケルヴィンヘルムホルツ不安定性 からの製品である。流れがお互いにこすれ合ったとき、それらはこのような特徴的なカールをつくり出す。

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  2. 二重星システムからの爆発 (Chandra)

    何十年にもわたって、天文学者達は、地球から約 25,000 光年にある二重星システム V745 Sco からの不規則な爆発を知っていた。この V745 Sco は、互いに重力によって結ばれた、赤巨星と白色矮星から成る二重星システムである。これらの二つの星のオブジェクトは、互いの周りを接近して回っているので、赤色巨星の外層は、白色矮星の激しい重力によって引き剥がされている。この素材は白色矮星の表面に徐々に落ちる。時がたつと、巨大な熱核爆発を誘発し、この二重星を新星と呼ばれる劇的に輝かせるのに十分な素材が、白色矮星の上に蓄積されるかもしれない。天文学者達は、 V745 Sco が、可視光線で、 約9日間で 1000 倍弱まるのを見た。2014年に、天文学者達は、チャンドラX線天文台を使って、ようやく、それらの現象を見る機会を得た。それらの重要な発見は、爆発によって放出される素材の大部分が我々の方向へ進んでいるようにに見え、また、観測を説明する爆発の三次元コンピュータモデルを開発したことである。

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<8月5日(水)>
  1. ブラックホール、その仕事に失敗する (Chandra)

    天文学者達は、巨大なブラックホールが銀河集団の寿命に関係しないとき、何が起きるかを発見した。NASAのチャンドラX線天文台と他の望遠鏡を使って、彼らは、受動的なブラックホールのふるまいが、遠い銀河達の集団に起きる星形成の、注目に値する奔流を説明するかもしれないことを示した。銀河の集団には、全ての銀河達の結合された質量を上回る、熱いX線を発するガスによって満たされた、何百または何千もの銀河達を含んでいる。集団の中央の銀河の超巨大ブラックホールによってパワーを供給された素材の放出は、通常、この熱いガスが、冷却から星達の膨大な数を形成するのを妨げる。しかし、もし、そのブラックホールが活動を止めたならば何が起きるのだろう? 地球から99億光年の位置にある銀河集団 SpARCS104922.6+564032.5 (SpARCS1049) が一つの答えを提供している。NASAのハッブル宇宙望遠鏡とスピッツア宇宙望遠鏡からの観測に基づいて、天文学者達は、以前に、 SpARCS1049 において、星達が、1年に約900の新しい太陽に相当する驚異的な割合で形成されてきたことを発見した。これは、ミルキーウェイがその星達を形成するより300倍以上高速である。(中略)
    この答えは SpARCS1049 の熱いガスの性質を明らかにする、新しいチャンドラデータによってもたらされるかもしれない。

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  2. NASAのルーシーミッション、重要なミッション里程標を通過する (Lucy)

    先週、NASAのルーシー・ミッションの、宇宙船の構成、テスト、打上オペレーションの、主要な里程標の完成を印した。 ルーシーは、木星と同様太陽から同じ距離で、木星に先行しまた追う太陽を周る小さな天体、トロイ小惑星を調査する初めての宇宙ミッションになるだろう。
    <参考>: 木星のトロヤ群

    イメージは動画 Youtube にリンクしています。

 
<8月3日(月)>
  1. 今の宇宙に残された、形成初期の銀河を発見 ―すばる望遠鏡と機械学習で銀河の酸素量の世界記録を更新― (すばる望遠鏡)

    元東京大学大学院の小島崇史博士と国立天文台/東京大学宇宙線研究所の大内正己教授が率いる国際研究チームは、すばる望遠鏡の大規模データと機械学習に基づく新手法を組み合わせることにより、現在の宇宙に残る、形成して間もない銀河を複数発見することに成功しました。なかでも、今回「HSC J1631+4426」と命名された銀河は、酸素含有率が太陽の 1.6 パーセントと極めて低く、銀河における酸素含有率の最低記録を更新する快挙となりました。酸素含有率がこれほど低いということは、この銀河にあるほとんどの星がごく最近作られたことを意味しています。銀河の形成過程を解き明かす上で鍵となる天体の存在を、機械学習に基づく新手法によって示した重要な成果です。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

  2. アルマ望遠鏡、超新星1987Aで作られた中性子星の兆候を発見 (ALMA:国立天文台)

    ふたつの国際研究チームが、アルマ望遠鏡を使った観測と理論研究をもとに、1987年に出現した超新星1987Aで中性子星が作られた可能性を見出しました。もしこれが正しければ、これまでに見つかった最も若い中性子星となります。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月2日(日)>
  1. ハッブル、星の素晴らしさを見る (Hubble)

    これまでで最良の視界、この星団 NGC 2203 は、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によって撮られた。この星達の集団には、そのまばゆい美貌を除いても、天文学者達が共に星達の寿命を考えるのに役立つ、多くの天文学的な楽しみを含んでいる。

    大判はイメージをクリック。この記事の詳細は近日中に「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」に掲載します。

  2. NASAの太陽データ、新しいモデルが大きな太陽面爆発を予測するのに役立つ (SDO)

    NASAのソーラーダイナミクス天文台(SDO)からのデータを使っている科学者達は、最近の太陽活動周期からの、太陽の最大フレアの、一連の九つのうちの七つの予測に成功した新しいモデルを開発した。更なる開発によって、このモデルは、ある日、太陽放射のこれらの激しい爆発の予測に使われるかもしれない。

    大判はイメージをクリック。


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