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<9月29日(木)>
  1. NASAのDARTミッション、史上初の惑星防衛試験で小惑星に命中 (DART)

    10ヶ月の宇宙飛行の後、NASAの二重小惑星リダイレクトテスト(DART)は、月曜日に、世界初の惑星防衛技術のデモンストレーションとして小惑星の標的に的中し、宇宙で小惑星を動かす最初の試みとなった。ジョンズ・ホプキンス応用物理学研究所(APL)のミッションコントロールは、東部夏時間午後7時14分(日本時間火曜日午前8時14分)にその成功を発表した。

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  2. 国際宇宙ステーション長期滞在クルー若田宇宙飛行士搭乗のクルードラゴン宇宙船(Crew-5)の打上げの延期について

    打上げを実施するSpaceX社および米国航空宇宙局(NASA)は、若田宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-5)の打上げについて、ハリケーンの接近に伴う天候上の懸念から、日本時間10月4日1時46分に予定していた打上げを以下のとおり延期することといたしました。

    1. 打上げ予定日時 : 2022年10月5日(水)01時23分(日本時間)
               2022年10月4日(火)12時23分(米国東部夏時間)
               ※時刻は24時間制表記
    予備日として、10月5日(水)(米国東部夏時間)を設定

    詳細はヘッドラインから。

 
<9月26日(月)>
  1. DARTの小型衛星コンパニオンがディモルフォス衝突前のカメラをテスト (DART)

    NASAのダブル小惑星リダイレクトテスト(DART)は、世界初の地球防衛テストとして、来週月曜日に歴史を作る予定であり、宇宙船自身の「ミニフォトグラファー」 LICIACube (イタリア製のキューブ衛星)は、この出来事を捉えるためにウォームアップした。

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  2. 「三鷹・星と宇宙の日」 (国立天文台)

    「三鷹・星と宇宙の日」は、自然科学研究機構 国立天文台、自然科学研究機構 アストロバイオロジーセンター、東京大学天文学教育研究センター、総合研究大学院大学天文科学専攻の特別公開イベントです。新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年と2021年はオンラインによる開催でしたが、今年は現地開催とオンラインイベント両方を実施するハイブリッドの形態で開催いたします。

    詳細はヘッドラインから。

 
<9月25日(日)>
  1. 小惑星探査機「はやぶさ2」初期分析 石の物質分析チーム: 研究成果の科学誌「Science」論文掲載について (JAXA)

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では小惑星リュウグウ試料分析を、6つのサブチームからなる「はやぶさ2初期分析チーム」および、2つの「Phase-2キュレーション機関」にて進めています。 この度「はやぶさ2初期分析チーム」のうち「石の物質分析チーム」の研究成果をまとめた論文が、アメリカの科学誌「Science」に2022年9月23日付(日本時間)で掲載されましたのでお知らせします。

     タイトル:炭素質小惑星リュウグウの形成と進化:リターンサンプルから得た証拠
     原 題 :Formation and evolution of carbonaceous asteroid Ryugu: Direct evidence from returned samples
     掲載誌 :Science

    イメージはありません。

 
<9月22日(木)>
  1. DART、木星とエウロパを使って自律的なナビゲーション・システムをテストする (DART)

    地球の夜空で最も明るい星の一つのイメージを捕えた後に、DARTのカメラは、最近、その視界を他の人目をひく光景、木星とその四つの最大の月にセットした。

    大判はイメージをクリック。

  2. ヨーロッパ宇宙機関、深宇宙ネットワークがDARTの小惑星の衝突を追う

    来週、NASAが意図的に550 kg のDART宇宙船を軌道を周回する小惑星に衝突させるのを、全ての目が見上げるだろう。ヨーロッパ宇宙機関の Estrack 地上局のネットワーク、ヨーロッパの「空への目」は、この特に人為的なインパクターに焦点を当て、世界初の小惑星偏向のテストで幅160メートルの移動ターゲットに近づくときに追跡する。

    大判は省略。この小惑星ディモルフォスはローマのコロシアムに匹敵する。

  3. 小さなクレータ、月面をさまよう極を加える

    月のクレータは何十億年もの歴史を保存している。科学者達は、はるか昔に小惑星との衝突によって作られた月面のこれらの穴の組成、大きさ、分布を研究することによって、初期の太陽系の状態について学んできた。しかし、これらの穴の特徴を直接研究する代わりに、ゴダード宇宙飛行センターに拠点を置くチームは、コンピュータシミュレーションを使って、クレーターが形成される前の42億 5000 万年前に戻し、月面から何千ものクレーターを「消去」した。その結果、月の北極と南極の位置がこの期間にわずかに移動していることが分かった。

    イメージをクリックして Youtube から。

 
<9月14日(水)>
  1. ソーラーオービター、磁気スイッチバックの謎を解く (Solar Orbiter)

    ヨーロッパ宇宙機関/NASAのソーラー・オービター探査機は、太陽との最接近通過からのデータに、磁気スイッチバックの起源に関する説得力のある手がかりを見つけ、その物理的形成のメカニズムが太陽風の加速にどのように影響しているかを指摘している。ソーラーオービタは、太陽風の磁場の突然のかつ大きなたわみである、ソーラースイッチバックと呼ばれる磁気現象と一致する、史上初のリモートセンシング観測を行った。この新しい観測では、この構造の完全な視界を提供し、それが、予測されたように、S字型を持っていることを確認している。さらに、ソーラーオービターのデータによって提供されるグローバルな視点では、これらの急速に変化する磁場が太陽の表面近くに起源を持つ可能性を示している。

    リンク先は動画(mp4>)。

  2. 恒星の爆発に時計を設定する (Chandra X-ray)

    天文学者達は、ミルキウェイ銀河や近くの銀河で爆発した多数の星からの破片を見てきたが、星の終焉のタイムラインを決定することには困難があった。NASAの望遠鏡を使って近隣の銀河の超新星の壮大な遺跡を調査することによって、天文学者達のチームは、時計を巻き戻すのに十分な手がかりを見つけた。 SNR 0519-69.0 (SNR 0519)と呼ばれる超新星の残骸は白色矮星の爆発による破片である。恒星から物質を引き抜くか、別の白色矮星と合体して臨界質量に達した後、恒星は熱核爆発を起こして破壊された。科学者達は、熱核爆発の研究から、数十億光年にわたる銀河の距離の測定まで、幅広い科学的研究にタイプIaと呼ばれるこのタイプの超新星が使用されている。

    大判はイメージをクリック。

 
<9月12日(月)>
  1. スーパーコンピュータが見つけた天の川銀河の変動史を知る鍵 (国立天文台)

    私たちが住む天の川銀河の構造は、さまざまな変動の末に形作られたと考えられています。それを確かめるための観測的特徴を、シミュレーション研究が明らかにしました。国立天文台の天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイII」を用いた、現実に近い銀河進化のシミュレーションの成果です。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<9月9日(金)>
  1. NASA、最初のアルテミス月面歩行宇宙服のためにアキシアム・スペースを選出する (Artemis)

    NASAは、50年以上前に続いてアメリカ人を月面着陸させるだろう、アルテミスⅢミッションのための月面歩行システムを達成するためにアキシアム・スペースを選んだ。この賞は、宇宙服契約の競争の下での初めての、次世代アルテミス宇宙服の開発と支援システムを開発し、アルテミスⅢの間にそれらの使用を実証するための作業のためである。その計画的な人間の月の宇宙飛行ミッションの一部として、NASAは、最初に女性と最初の有色人種を月に着陸させるだろう。二つの資格のある宇宙服ベンダーの提案を検討した後に、NASAは、2億 2850 万ドルをベースに、アキシアム・スペースを選んだ。以降のアルテミス・ミッションを支援する繰り返される宇宙服サービスは競争になるだろう。

    大判は省略。初めての月面着陸アルテミスⅢミッションは2025年の予定です。準備が着々と進んでいることをお知らせするために取上げました。アキシアム・スペース(Axiom Space)は、国際宇宙ステーションでも民間宇宙飛行士の派遣を受注しており、既に一回実現しています。

  2. ハビタブルゾーンにあるスーパーアースを発見 (国立天文台)

    太陽系から約 100 光年の距離にある低温の恒星 LP 890-9 (別名:TOI-4306、SPECULOOS-2) の周りに2つのスーパーアースが発見されました。外側のスーパーアース LP 890-9 c は、惑星表面に液体の水が存在しうる領域 (ハビタブルゾーン) 内を公転しています。今回の発見は、NASA のトランジット惑星探索衛星 TESS と、ベルギー・リエージュ大学の研究者らによる SPECULOOS プロジェクト、そして、東京大学とアストロバイオロジーセンターの研究者らによる多色同時撮像カメラ MuSCAT3 とすばる望遠鏡の IRD の観測が連携することによって成功しました。2022年現在、惑星が恒星の手前を通過する「トランジット」という現象を利用した系外惑星の探索が、トランジット惑星探索衛星 TESS によって行われています。TESS は、4台の超広視野カメラを用いて空の 24 度× 96 度の領域を 27.4 日ずつ観測し、トランジットの際に起きる恒星の周期的な減光を探しています。今回惑星が発見された、低温の恒星 (赤色矮星) LP 890-9 は、周期約 2.73 日の減光が TESS で発見され、トランジット惑星候補「TOI-4306.01」という名前で 2021年7月21日に世界に公開されました。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

  3. 太陽系外惑星命名キャンペーン2022 (国立天文台)

    国際天文学連合(IAU)は、国連が定める「持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD2022)」の参加機関の一員として、さまざまな企画を予定しています。その一つである「太陽系外惑星命名キャンペーン2022」の開始が、2022年8月8日にアナウンスされました。関心のある皆さんが、太陽系外惑星(以下、系外惑星)とその主星に対して、名称を提案するチャンスです。このキャンペーンを推進するのは、2012年に国立天文台内に設置され、IAUが国立天文台と協力して運営するIAU国際普及室(IAU OAO)です。今年で設立10周年となる同室の記念事業の一つでもあります。「太陽系外惑星命名キャンペーン」は2015年、2019年にも行われましたが、今回はこれまでとは異なったルールになっています。名称の提案ができるのは、複数名で構成されたチームです。チームは、天文学者、アマチュア天文家、天文愛好者、教員、学生や生徒といった、多様な構成員であることが望まれていますが、少人数で構成することも可能です。チームには、天文学を市民に普及するイベントを企画し実施すること、またそのレポートを作成することが求められています。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<9月8日(木)>
  1. コロナ質量放出が金星のフライバイの前にソーラーオービターに衝突  (Solar Orbiter)

    9月4日(日)の早朝、太陽軌道船(Solar Orbiter)は金星にフライバイし、宇宙船の軌道を変えて太陽に一層近づける重力支援を行った。太陽は、最接近の僅か2日前に、宇宙船とこの惑星に巨大な「コロナ質量放出」を投げた。幸いにも、ヨーロッパ宇宙機関とNASAの太陽天文台の、太陽からの激しい爆発に耐え測定するように設計された宇宙船に対する負の影響はなかった。しかし、金星にはそれほど軽くはない。コロナ質量放出は、この惑星のガスを剥がし、大気圏を浸食する。

    大判イメージは省略。2030年までの太陽軌道船の太陽を周る旅は こちら(.mp4) から見ることができます。

  2. 宇宙のタランチュラ、ウェッブに捕らえられる (Webb)

    大マゼラン雲から僅か 161,000 光年にあるタランチュラ星雲は、ミルキーウェイ銀河に最も近い銀河であり、ローカルグループで最大かつ最も明るい星形成領域である。若い星に加えて、ウェッブは遠くの背景の銀河、星雲のガスとダストの詳細な構造と組成を明らかにしている。

    大判はイメージをクリック。

 
<9月2日(金)>
  1. NASAのウェッブの初のフルカラーイメージ、データをサウンドに設定 (Webb)

    右のイメージを音に変換したものです。イメージをクリックして Youtube からお聞きください。

  2. ファントム銀河の中央 (James webb)

    NASA/ESA/CSA のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡からのこのイメージは、ファントム銀河としても知られる M74 の中心を示している。ウェッブの鋭い視力は、中心から外側に曲がりくねった壮大な螺旋状の腕の中の、ガスとダストの繊細なフィラメントを明らかにした。核領域のガスの欠乏は、銀河の中心にある核の星団の明瞭な視界を提供している。

    大判はイメージをクリック。

  3. 衛星銀河観測で見えてきた、天の川銀河の普遍性と特異性 (すばる望遠鏡)

    すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラを用いて、我々の住む天の川銀河と同程度の質量の銀河9つの周囲を撮像した結果、93 個もの衛星銀河の候補天体が発見されました。これらの衛星銀河の個数や配置を天の川銀河の衛星銀河と比較することにより、天の川銀河の普遍性と特異性があぶり出されてきました。将来的には、宇宙論モデルの検証にも影響を与える研究成果です。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

  4. NASAと AXIOM 、宇宙ステーションへの2回目の民間宇宙飛行士ミッションに署名

    NASAと Axiom スペースは、2023年第2四半期の、国際宇宙ステーションへの2回目の民間宇宙飛行士ミッションに署名した。

    イメージは省略。

 
<8月31日(水)>
  1. NASA、アルテミスⅠの最初の打上の試みを中止 (Artemis1)

    8月27日土曜日に始められた、NASAのケネディ宇宙センタの打上複合施設39Bからの打上のためのほぼ二日間の秒読みは、離陸の際の温度の範囲を適切にするための、ロケットのコアステージ下部の4台の RS-25 エンジンの一つの問題に遭遇した後に中止された。NASAは、ミッションの状況を議論するために、8月30日午後6時(日本時間31日午前7時)にメディアテレビ会議を開くだろう。

    大判イメージは省略。

  2. 19 万光年かなたの⼩マゼラン雲から星の産声をキャッチ! (ALMA:国立天文台)

    ヘリウムよりも重たい元素のことを天⽂学では「重元素」と呼びます。宇宙が誕⽣した頃は恒星の中で⻑時間かけて起こる元素合成が進んでいないため、軽い元素が⽀配的でした。このように現在の宇宙と⼤きく異なる環境では、どのように星が誕⽣するかは明確にはわかっていませんでした。本研究では太陽系よりも重元素量が少なく、約100億年前の宇宙の環境を残した場所から星の産声を初めて発⾒したことにより、宇宙の進化の歴史において星が誕⽣するメカニズムが共通していることを示す結果が得られました。九州⼤学⼤学院理学研究院の徳⽥⼀起学術研究員/特任助教(兼・国⽴天⽂台アルマプロジェクト特任助教)、⼤阪公⽴⼤学⼤学院理学研究科の⼤⻄利和教授をはじめとする国際共同研究チームはアルマ望遠鏡を使って、地球から19万光年離れた⼩マゼラン雲に存在するY246という原始星(幼年期の星)を観測しました。その結果、時速54000km以上の速さで運動する分⼦のガス流が存在していることを突き止めました。これは星の産声に対応する双極分⼦流という現象です。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月27日(土)>
  1. アルテミス1、月の打ち上げのライブを見よう(ヨーロッパ宇宙機関) (Artemis 1)

    半世紀ぶりの人類による月への打上げのカウントダウンが始まった。ヨーロッパ宇宙機関の欧州サービスモジュールは、オリオン宇宙船に電力を供給し、私たちの自然の衛星に送り返す。ヨーロッパ宇宙機関の放送は こちら から。NASAの放送は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

    ヨーロッパ宇宙機関の放送を見るにはイメージをクリック。

  2. NASA,ESA,JAXAによる三機関協力に関する共同宣言を発出 (JAXA)

    米国航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)Earth Observing Dashboardの設立を目指す三機関協力による取り組みを2020年5月より開始し、2021年3月以降はその取り組みの対象範囲を地球環境変化にまで拡大しました。取り組みを開始して3年目となる今年5月には「Earth Observing Dashboard」の全面リニューアルにまで至るなど、共同ダッシュボードの利用が増加していること、また継続的なユーザーからより多くの情報を求められていることを踏まえ、NASA、ESAおよびJAXAは、人間活動に伴い変化する環境を地球規模で把握する3機関共同の取り組みを2024年6月まで継続することとしました。

    イメージはありません。

 
<8月26日(金)>
  1. 興味深い新しい「スーパーアース」、更に詳細に調べることができる (TESS)

    モントリオール大学が率いる国際チームは、NASAのトランジット系外惑星探査衛星(TESS)からの観測を使った、約100光年離れた赤色矮星を周る「スーパーアース」の発見を発表した。さらなる調査は、この惑星が「水の世界」であるかもしれないという興味深い可能性に光を当てるかもしれない。海を持つ惑星は長い間想像されてきたが確認が難しく、TOI-1452 b も同様である。地球よりも約70%大きく、約5倍の質量を持つその密度は、非常に深い海を持つ可能性がある。しかし、さらなるフォローアップが必要である。この惑星は、また、大気がほとんどまたは全くない巨大な岩石惑星かもしれない。あるいは水素やヘリウムの大気を持つ岩石惑星かもしれない。

    イメージは仮想です。大判はヘッドラインから。

 
<8月21日(日)>
  1. 7年半で 1,000 本以上の科学論文で引用 −その数が物語るおうし座HL星に付随する原始惑星系円盤の画期的な成果 (ALMA:国立天文台)

    2014年にアルマ望遠鏡によって取得されたおうし座HL星まわりの円盤に関する画期的な科学成果は、過去7年半の間に1,000本以上の科学論文で引用され、惑星形成に関する私たちの理解を前進させる大きなブレークスルーをもたらしました。

    イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月20日(土)>
  1. NASAの望遠鏡、ブラックホールのための星の配送サービスを捉える (Chandra)

    天文学者達は、活動中の銀河のブラックホール配送システムを目撃したかもしれない。NASAのチャンドラX線天文台とハッブル宇宙望遠鏡からのデータを使った新しい調査が、他の小さな銀河によって、大きなブラックホール渦巻銀河 NGC 4424 にどのように届けられたかの概略を示した。 NGC 4424 はおとめ座銀河団の地球から約 5400 万光年にある。

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  2. ボイジャー1、大赤斑を見る (Voyager)

    1977年に打ち上げられた双子のボイジャー探査機は、NASAの最も長く運用されているミッションであり、星間空間を探査している唯一の宇宙船である。ボイジャー1号と2号は、45年経った今も、宇宙の最も遠い所の観測を提供し続けている。ボイジャー1号は、1979年1月と2月に木星をズームし、木星の大赤斑の周りの渦巻く雲のクローズアップを含む、木星の何百ものイメージを捕らえた。

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<8月19日(金)>
  1. NASA、アルテミスⅢ月ミッションの着陸候補領域を発表 (Artemis III)

    NASAは、2025年を目標とするアルテミスⅢミッションの一部、宇宙飛行士達が着陸する可能性のあるエリアとしてNASAが確認した、月の南極の近くの領域を発表するために、米国東部夏時間8月19日金曜日にメディア遠隔会議を開くだろう。この概況説明の音声は NASAのウェブサイト で生中継されるだろう。

    特集「アルテミス1」参照。

  2. JAXAと国連宇宙部との連携協力(KiboCUBE)に基づくモルドバ衛星の「きぼう」からの放出について (JAXA)

    2022年8月12日、JAXAと国連宇宙部の連携協力プログラム「KiboCUBE」の第4回で選定された、モルドバ工科大学(Technical University of Moldova の 超小型衛星(衛星名:TUMnanoSAT(トゥムナノサット))が「きぼう」日本実験棟から放出されました。 TUMnanoSAT は同国初の人工衛星で、「きぼう」からの放出後、TUM が運用を行います。今回の衛星開発・運用を通じた人材育成及び技術実証の成果が、同国の今後の更なる宇宙活動の発展へとつながることが期待されます。

    イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月18日(木)>
  1. 惑星系の起源と進化を解き明かす新たな「指紋」 ~アルマ望遠鏡がとらえた惑星誕⽣現場の物質組成の⼤きな変化~ (ALMA:国立天文台)

    総合研究大学院大学/国立天文台の大学院生吉田有宏氏、国立天文台の野村英子教授らの研究チームは、アルマ望遠鏡で取得されたデータをもとに、惑星誕生の現場で物質組成が大きく変化していることを明らかにしました。研究チームは、新たに開発した手法を用いて、うみへび座TW 星まわり原始惑星系円盤の一酸化炭素同位体⽐の測定に成功しました。その結果、一酸化炭素同位体⽐が場所によって大きく変化していることを発見しました。一酸化炭素同位体⽐は、物質のルーツを探る「指紋」としての活用が模索されています。この「指紋」を照合することによって太陽系や太陽系外惑星の物質がどこでどのように作られたのか、あるいは、運ばれてきたのか、そのルーツが解き明かされることが期待されます。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月17日(水)>
  1. 小惑星探査機「はやぶさ2」Phase-2キュレーション 研究成果のオンラインジャーナル「Nature Astronomy」論文掲載について (JAXA)

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では小惑星リュウグウ試料分析を、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)高知コア研究所、並びに岡山大学の2つの「Phase-2キュレーション機関」及び、6つのサブチームからなる「はやぶさ2初期分析チーム」にて進めています。
     この度「Phase-2キュレーション機関」のうちJAMSTEC高知コア研究所の研究成果をまとめた論文が、英国のオンラインジャーナル「Nature Astronomy」に2022年8月16日付(日本時間)で掲載されましたので、お知らせします。

    タイトル: 小惑星リュウグウ:太陽系外縁部からの来訪者-多機関連携分析が読み解いた小惑星の記録-
    原題: A pristine record of outer Solar System materials from asteroid Ryugu's returned sample
    掲載誌: Nature Astronomy

    記事の概要説明が添付されています。詳細はヘッドラインから。

 
<8月13日(土)>
  1. NASA、アルテミス1の搬出、科学に関する会見、技術搭載物を放送 (Artemis I)

    NASAは、8月14日の週に、三つのメディアテレビ会議を開催し、アルテミス1飛行試験の一環として飛ぶ科学技術ペイロードを検討する。NASAは、また、8月29日月曜日の打上げに先立つアルテミス1の発射台への移動を、ライブストリームで放送する予定である。

    大判はイメージをクリック。

 
<8月12日(金)>
  1. NASAのフェルミ、星の残骸が極端な宇宙粒子の源であることを確かなものにする (Fermi)

    天文学者達は長い間、我々の銀河システムで最もエネルギーの高い陽子の打上げ場を探し求めてきた。NASAのフェルミガンマ線宇宙望遠鏡からの12年間のデータを使用した研究が、今、一つの超新星残骸がまさにそのような場所であることを確認した。
    フェルミは、爆発した星の衝撃波が、粒子を光に匹敵する速度に押し上げることを示した。宇宙線と呼ばれるこれらの粒子は、主に陽子の形をとるが、原子核と電子を含むことができる。それらはすべて電荷を帯びているので、銀河の磁場を駆け抜けるにつれて、その経路は混乱する。どの方向から来たのかは分からなくなるが、これらの粒子が超新星の残骸の近くで星間ガスと衝突すると、ガンマ線の輝きを生み出す。

    イメージをクリックして Youtube から。

  2. 88の星座と国際天文学連合 (国立天文台)

    古来、夜空に輝く星を見て、穀物の収穫時期や雨期を知ったり、また星を頼りに大海原に船をこぎ出したりと、人間の営みは星と深く結びついていました。さらには、夜空の星のならびに想像を巡らせ、思い思いに星々を結んでは、さまざまな動物や器物に見立て名前をつけていました。これが後に「星座」と呼ばれるものになりました。現在の「星座」は、名称、略号、星座の境界が、国際天文学連合(IAU)によって決められていて(constellation)、その数は88あります。星どうしを結んでできる形、北斗七星や夏の大三角等のアステリズム(asterism)とは区別されます。「星座」の決め方には、20世紀初めまで世界共通のルールがなく、その数も名前も空での範囲も、時代や人によりまちまちだったのです。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月11日(木)>
  1. 2022年度 宇宙教育シンポジウムの開催について (JAXA)

    JAXA 宇宙教育センターでは、2022年10月15日(土)~16日(日)に、宇宙教育シンポジウムを開催いたします。日頃より宇宙教育活動を行っている方や宇宙教育に関心のある方など、多くの皆様にご参加いただきたいと考えております。このたびの宇宙教育シンポジウムは、タイトルを「Let's go宇宙教育」としました。みんなで宇宙・航空を素材とした次世代の宇宙教育を考えるシンポジウムを、1日目は対面で、2日 目はオンラインで開催いたします。宇宙教育にワクワクする気持ちを共有できる内容にできればと考えています。また、実践されている宇宙教育について発表していただくポスターセッションの場を設けますので、ふるってご応募ください。ご参加の皆様が、このシンポジウムを通して、宇宙教育への理解を深めることができればと思います。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

    イメージはありません。16日のシンポジウムはオンラインです。詳細はヘッドラインから。

 
<8月10日(水)>
  1. NASA、新しいキューブ衛星打上主導協力機会を発表

    NASAは、NASAのキューブ衛星打上イニシアティブ(CSLI)を通して、宇宙における科学調査と技術デモを行い、また、NASAの探査ゴールに貢献する教育機関を含む、キューブ衛星開発者のための機会の新しいラウンドを発表した。
    キューブ衛星は、ナノ衛星と呼ばれる調査宇宙船のクラスの一つである。これらの小衛星は、約10×10×11センチの標準的な寸法(ユニットまたは“U”)で造られる。これらのキューブ衛星は、 1u 、 2u 、 3u 、 6u または、これらの特殊な大きさを含む打上イニシアティブによって支援される。 CSLI は、いかなるキューブ衛星ミッションでも、追跡可能性、宇宙環境の警報、軌道の宇宙ゴミに対する危惧のために、大きさの 1U 未満の、展開または切り離される部品を選ばないだろう。
    来年中の20以上のミッションを打上げる予定とともに、NASAは、今日まで、宇宙に打上げられた148を含む、211のキューブ衛星ミッションを選んできた。選ばれたキューブ衛星は、42の州、コロンビア特別区、プエルトリコ、及び102の特別組織からの参加者達が代表している。

    近年は、迅速・簡易・格安な小型衛星による開発が進んでいます。新しい例では、付随的な調査のために、火星や月に向けても打上げられています。地球周辺での宇宙ゴミの危険は深刻です。この記事は、今後の更なる拡大が想定されるこれらの事態に着目して取り上げました。
    大判はイメージをクリック。

  2. NASAの月観測キューブ衛星、アルテミスのために打上を準備 (Artemis 1)

    NASAの水検索キューブ衛星が、今、月軌道でのヒッチハイクの準備が整っている。靴の箱より小さな月アイスキューブデータ(Lunar IceCube's data)が、月の科学に特大サイズの影響を及ぼすだろう。この衛星は宇宙打上システム(SLS)ロケットに積まれ、今年打上げられる、月への無人のアルテミスⅠミッションの一部として打上げられる準備が整っている。月を周回する、この月アイスキューブは、月の氷を調査するために分光計を使うだろう。以前のミッションでは、月の水の氷を明らかにした、しかし、この月アイスキューブは、月の氷の動きについてのNASAの知識を進めるだろう。月のアイスキューブは、また、月を囲む薄い大気圏も調査するだろう。(以上、要点のみ)

    イメージのリンク先は上の記事を紹介する Youtube 。アルテミスⅠ宇宙打上システム(SLS)ロケットには日本のキューブ衛星も積まれています。右の写真の小型衛星の一つは日本の提供です。

 
<8月9日(火)>
  1. JAXAと日立造船との共同研究 世界初、宇宙での全固体リチウムイオン電池の充放電機能を確認 (JAXA)

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構と日立造船株式会社は、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟に設置した全固体リチウムイオン電池の実証実験を実施し、世界で初めて宇宙で充放電できたことを確認しました。 JAXAと日立造船は、宇宙探査イノベーションハブの研究提案公募の枠組みの下、2016年から全固体リチウムイオン電池の共同開発を行ってきました。この全固体リチウムイオン電池は-40℃~120℃という広い温度範囲で使用可能であり、かつ、安全性が高く破裂発火のリスクが極めて小さいため、温度差の激しい、真空で放射線に晒される宇宙環境で利用する設備の小型・軽量化や低消費電力化に寄与することが可能です。そのため、従来宇宙で使用している有機電解液のリチウムイオン電池では難しかった省スペース化が求められる小型機器への適用や、船外実験装置などでの使用が可能になります。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月7日(日)>
  1. ヨーロッパ宇宙機関、アルテミス1の月面ミッションで飛行する最初の「宇宙飛行士」を指名 (Artemis I)

    特別に訓練された羊の宇宙飛行士、ショーン(Shaun)が、月へのアルテミス1ミッションの座席を割り当てられた。ショーンの任務は、ヨーロッパ宇宙機関の人間とロボット探査のディレクター、デイビッド・パーカー博士によって発表された。

    大判はイメージをクリック。アルテミス1探査機には、人間に代わって、各種の測定器が装着された、NASAとヨーロッパ宇宙機関のロボットが搭載されます。

 
<8月4日(木)>
  1. ウェッブ、車輪銀河の星の体操を捕える (Webb)

    かつてダストと神秘で覆われていた珍しいリング銀河、車輪銀河(Cartwheel Galaxy)が、 NASA/ESA/CSA のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の画像能力によって明らかにされた。大きな渦巻銀河と他の小さな銀河の衝突の結果としてつくられたこの銀河は、多くの渦巻の特徴を持つだけでなく、その構造を通しても経験豊かな巨大な変化も持っている。ウェッブの高精度の機器は、車輪銀河内部の個々の星と星形成領域を解き、その銀河中心のブラックホールの振舞いを明らかにした。これらの新しい詳細は、ゆっくりと変化する銀河の新しい理解を提供している。ウェッブの近赤外線カメラ(NIRCam)と中間赤外線装置装置(MIRI)の目を通して、近赤外線と中間赤外線の波長で車輪銀河との比較した。左のイメージは NIRCam と MIRI の結合を示し、右のイメージは MIRI のみの視界を示している。この二つの機器のデータの結合は、個々のイメージに単独で見るのは難しい詳細を明らかにしている。

    ヨーロッパ宇宙機関の記事です。ヘッドラインからイメージを表示させ、図の中間の線を移動させることによって両者の比較をご覧ください。


  2. ユタ州の大塩湖が消えつつある (センチネル2)

    ユタ州のグレートソルトレークは先月、米国南西部で大規模な干ばつが続き、記録された最低の水位まで低下した。宇宙からの衛星画像は、1985年から2022年にかけて水位がどのように低下したかを示しており、広大な湖底を露出させている。左側のイメージは米国のランドサット5衛星によって撮影されたもの、1985年5月から8月までの湖の平均面積を示している。右側の画像は、2022年7月4日に、コペルニクス・センチネル2号ミッションによって撮影されたもの。

    大判は略。ヘッドラインからイメージを表示させ、図の中間の線を移動させることによって両者の比較をご覧ください。

  3. ~宇宙は予想外になめらかだった?~ 120 億年前の銀河周辺のダークマターの存在を初検出 (すばる望遠鏡)

    名古屋大学と東京大学、国立天文台の研究者を含む研究チームは、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラを用いた大規模探査と宇宙マイクロ波背景放射のデータを組み合わせることにより、約 120 億年前の遠方宇宙における銀河周辺のダークマターの存在の検出に世界で初めて成功しました。その測定値を用いて、宇宙構造のでこぼこを測定したところ、標準宇宙論の予想よりも小さな値が得られました。この食い違いが本当だとすると、私たちがもつ宇宙像は転換を迫られることになり、さらなる観測的な検証が必要です。今後の大規模探査観測計画の先駆けとなる研究成果です。

    大判イメージを含む詳細はヘッドラインから。

 
<8月3日(水)>
  1. NASA、次のスペースX商用クルーステーションの打上にメディアを招く (ISS)

    NASAの商業クルー計画の一環として、科学調査ミッションのために宇宙飛行士達を国際宇宙ステーションに運ぶ5回目のスペースXドラゴン宇宙船とファルコン9ロケットの打上げのためのメディア認証が開かれている。このミッションの最も早い打上予定日は、フロリダ州のケネディ宇宙センターの39A打上施設から、9月29日木曜日の予定である。クルー5には、NASAのニコール・マン、ジョシュ・カッサダ宇宙飛行士に加え、 JAXA (日本宇宙航空研究開発機構)の若田浩一宇宙飛行士とロスコスモスの宇宙飛行士のアンナ・キキナ宇宙飛行士(ロシア:左)がミッションスペシャリストとして参加する。これは、若田にとっては5回目、マン、カッサダ、キキナにとっては初めての宇宙飛行である。

    大判はイメージをクリック。スペースXドラゴン宇宙船にロシアの宇宙飛行士が乗るのは初めてです。また、将来国際宇宙ステーションの指揮官を務める予定の若田飛行士以外は全て初飛行というのも初めてです。
    もともと2024年以降の計画が明確でなかった国際宇宙ステーションの運用が、NASAは宇宙船の計画とクルーの選定を民間に移すことに決めており、ロシアは2024年以降この計画から撤退することを明らかにし、今後の国際宇宙ステーションの運用は一層見通しが立たなくなりました。

  2. 低温の恒星を回る惑星を赤外線で発見―「超地球」が生命を宿す可能性は?― (すばる望遠鏡)

    すばる望遠鏡に搭載された赤外線分光器 IRD を用いた戦略枠観測 (IRD-SSP) による最初の太陽系外惑星 (以下、系外惑星) が発見されました。この惑星「ロス508b」は、地球の約4倍の質量のスーパーアースで、ハビタブルゾーン付近に位置しています。この惑星の表面では水が液体で存在する可能性があり、今後、低温度星まわりの生命居住可能性について検証するための重要な観測対象となります。

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<8月1日(月)>
  1. NASA長官、中国の宇宙ゴミについてステートメント

    NASA長官ビル・ネルソンは、土曜日に中国の長征5Bロケットからの破片に関してこの声明を発表した。中華人民共和国(PRC)は、 彼らの長征5Bロケットが地球に戻って落ちるときの軌道情報を共有しなかった。「全ての宇宙飛行を行う国は、最善の実践を続けるべきであり、特に、生命や資産を失うリスクを伴う、長征5Bのような重い打上船の、潜在的な破片のインパクトの危険に関する信頼できる予測の場を提供するための、事前の、この種の情報を共有するための努力を続けなければならない。これは、宇宙の信頼性のある使用と、地球上の人々の安全を確実にするために重要である。」

    イメージはありません。



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