<お断り> 本サイトは国外の情報提供を主目的としており、原文に沿って記載するよう心掛けています。ステーションクルーは英語では Expedition crew と表記され、これは遠征または長征隊員等距離の概念を表す言葉です。本サイトでは遠征〇〇クルーと訳しています。また、遠征隊のトップは Commander であり司令官または指揮官を意味します。本サイトでは指揮官と訳しています。 |
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本サイトでは国際ステーションに関して次にように紹介しています。
船 内 活 動
既に記載してある記事および通常の活動範囲内の内容の掲載は省くことがあります。 固有名詞・科学実験記事など専門的な内容の訳には誤りがあるかもしれません。 |
<11月24日>
宇宙での感謝祭
感謝祭の休日は、通常、家族や友人を集めて、前年に起こった全ての良かったことに対する共通の感謝の気持ちを祝う。人々は、パレード、サッカー、マラソン、宗教上の儀式への参加など、さまざまな方法でこの祝日を祝う。しかし、食べ物は依然として包括的なテーマである。長期の宇宙ミッションに出発する宇宙飛行士達にとって、家族や友人との別れは避けられず、クルーが互いに伝統を共有し、可能な限りの食べ物の伝統を楽しむ。パンデミックによって典型的な感謝祭の集まりが変わるかもしれないこの最も珍しい年に、宇宙飛行士達が宇宙に滞在している間、何年にもわたって休日をどのように祝ってきたかを振り返るのが適切であるように思われる。
<ひとこと>: 日本では「感謝祭」はあまり馴染みがありませんが、国際宇宙ステーションでは、毎年この季節にはお祝いと共に休日が与えられます。収穫と前年の祝福に感謝と犠牲を捧げる日として始まった感謝祭は、カナダでは10月の第2月曜日に、米国では11月の第4木曜日に祝われます。感謝祭は宗教的および文化的な伝統にルーツがありますが、世俗的な休日としても一般的に祝われており、国際宇宙ステーションでは、国を超越して毎年の休日としています。国際宇宙ステーションを中心としたNASAの宇宙でのお祝いの写真は こちら から。日本の飛行士達も参加しています。
<写真>: 2023感謝祭。古川飛行士達遠征73クルーが、地上に人々に感謝のメッセージを届ける。
Nov 22. 2023
<10月13日>
リークデータの確認のため、船外活動は延期
NASAのエンジニアリングチームとフライトコントロールチームは、ステーションのナウカ多目的ラボモジュール(MLM)のバックアップラジエータからの冷却水漏れに関連するデータとビデオの検討を続けている。当初10月12日(木)と10月20日(金)に予定されていた二つの米国セグメントの船外活動は、検討が終わるまで延期された。新しい日程は後日発表される。
--- 以上、要点のみ。
Oct 11. 2023
<10月11日>
国際宇宙ステーション運用最新情報
東部夏時間10月9日午後1時頃、NASAのジョンソン宇宙センタのフライトコントローラーは、国際宇宙ステーションの外部のカメラを使って、ロスコスモスのナウカ多目的実験モジュール(MLM)の二つのラジエーターの一つから発せられた片を観察した。飛行制御チームは宇宙ステーションのクルーにリークの可能性を通知し、NASAの宇宙飛行士 Jasmin Moghbeli がキューポラの窓からのこの片の存在を確認し、その後クルーは、予防措置として米国のセグメントの窓のシャッターを閉じるように求められた。
ステーションのクルーに危険はない。
ロスコスモスは、観察された漏れがモジュールの外側に取り付けられているナウカのバックアップラジエーターにあることを確認した。このラジエーターは、2010年のスペースシャトルミッション STS-132 で、ラスベットモジュールのために宇宙ステーションに届けられた。ナウカのプライマリラジエータは正常に動作しており、クルーや宇宙ステーションの運用に影響を与えることなくモジュールを完全に冷却している。
チームはリークの原因を引き続き調査し、利用可能になり次第追加の更新が行われる。
<写真>: イメージはありません。国際宇宙ステーションのエアーの漏れは時々発生します。フットボール競技場ほどもあるステーション全てにピンホールほどの穴もないように維持するのは大変なことだと思います。一部の機器(モジュール)は既に四半世紀を経ています。2030年までの延長が決まっていますので、あと7年間は老朽化が懸念される設備と向き合うことになります。
Oct 09. 2023
<9月7日>
2023年多国間調整委員会共同声明
国際宇宙ステーション多国間調整委員会は8月23日水曜日に会合を持ち、微小重力実験室の運用状況を再検討した。
理事会のメンバーは、国際宇宙ステーションの運用を2030年まで延長するという米国、日本、カナダ、欧州宇宙機関の加盟国によるコミットメント、および2028年までの運用延長に関するロシアのコミットメントを歓迎した。メンバーは、国際宇宙ステーションのパートナーシップが、このユニークな軌道上の実験室での微小重力研究を前進させ、宇宙ステーションの安全な運用を確保するために協力し続ける準備が整っていることを確認した。
会議中、理事会は、長期的な宇宙探査を支援する技術とエンジニアリングソリューションを開発およびテストするための環境を提供し、低軌道の商業化を促進するための試験場として機能する国際宇宙ステーションの役割を強調した。また、低軌道での運用について、利用目標や宇宙での技術協力を可能とするための相互運用性標準の重要性など、それぞれの計画や優先順位について議論が行われた。
<写真>: 2021年11月に、スペースXクルードラゴンによって撮られた国際宇宙ステーション。
Sept 05. 2023
<8月31日>
新しいクルー、宇宙での生活に適応努力
国際宇宙ステーションに搭乗した4名の新しいクルーは、軌道での保守業務に向かいつつ無重力での生活に適応している。他の7名の遠征69クルーは、9月にクルーの一部を送り出すまで、宇宙での調査と健康の活動を続けている。日曜日にステーションミッションを開始した4名の新しい宇宙飛行士達は、さまざまなステーションシステムと手順の習熟に向かっている。4名は、通信機器、コンピューター機器、緊急ハードウェアなどに慣れ、約半日を費やして、生命維持システムの操作方法、モジュール全体の操作方法、乗組員の宿舎の構成方法、ステーションのバスルームとも呼ばれる廃棄物および衛生コンパートメントの使用方法を学んだ。
--- 以下略。
<写真>: 8月29日火曜日に、ハリケーン・アイダリア(Idalia)が、メキシコ湾の上空を周回する国際宇宙ステーションから撮られた。
Aug 29. 2023
<8月30日>
日本の宇宙飛行士が滞在している間、ステーションでの主たる活動状況を掲載します。ステーション、5か国からの11人のクルーを受け入れる
日曜日にスペースXクルー7ミッションが到着した後、11人の宇宙飛行士達が国際宇宙ステーションで一緒に暮らしている。新しいクルーが微小重力での生活に慣れている間、別のクルーが今週末の出発の準備をしている。
米国、デンマーク、日本、ロシアを代表する軌道前哨基地の最新の4名のクルーは、日曜日にスペースXドラゴン宇宙船で到着した。新しく到着した4名の宇宙飛行士達は、ステーションの安全手順を学び、軌道上での生活に慣れている。
クルー7は、今、遠征69のフライトエンジニアであり、今後6か月間、地球の上空に住み働く。月曜日の午後、新クルーは、指揮官セルゲイプロコピエフ、アラブ首長国連邦のスルタン・アルネヤディに加わり、軌道ラボ全体の緊急ハードウェアの位置を確認した。
NASAの宇宙飛行士スティーブン・ボーエン、ウディ・ホーバーグとアルネヤディ、ロシアのアンドレイ・フェディアエフの4名は9月2日土曜日以降にドッキングを解除し、フロリダ沖に着水する予定である。
<写真>: 4名のクルーを乗せたスペースXドラゴン宇宙船が、2023年8月27日日曜日に、ドッキングのために宇宙ステーションに接近する。
Aug 30. 2023
<8月29日>
遠征69、ステーションクルー4名の新メンバーを歓迎
NASAのジャスミン・モグベリ宇宙飛行士、欧州宇宙機関のアンドレアス・モーエンセン宇宙飛行士、日本宇宙航空研究開発機構の古川聡宇宙飛行士、ロスコスモスのコンスタンチン・ボリソフ宇宙飛行士は国際宇宙ステーションに到着した。
ドラゴン宇宙船のハッチは、ステーションクルーが宇宙ステーションと加圧嵌合アダプターの間のハッチを開いた直後の、東部夏時間日曜日10時58分(日本時間月曜日午前0時58分)に開かれた。
クルー7は、NASAの宇宙飛行士スティーブン・ボーウェン、ウディ・ホーブルク、フランク・ルビオの遠征69クルー、アラブ首長国連邦の宇宙飛行士スルタン・アルネヤディ、ロシア(ロスコスモス)の宇宙飛行士のセルゲイ・プロコピエフ、ドミトリー・ペテリン、アンドレイ・フェディアエフに加わる。
<注>: 宇宙ステーションに搭乗しているクルー11名となるが、数日後に、ボーエン、ホーブルク、アルネヤディ、フェディアエフの4名は地球に帰還する。
<写真>: クルー7の構成。左からロスコスモスのコンスタンチン・ボリソフ、ヨーロッパ宇宙機関のアンドレアス・モーエンセン、NASAのジャスミン・モグベリ、日本の古川聡。
<お断り>: ここではNASAの記事を通して国際ステーション居住者全体の活動をレポートしています。古川飛行士個人の活動については 「古川飛行士特設サイト(JAXA)」 を参照。
Aug 27. 2023
<4月17日>
スペースXの無人ドラゴン貨物宇宙船は、東部夏時間4月15日土曜日の午後4時58分にフロリダ州タンパ沖で降下し、NASAの国際宇宙ステーションへの同社の4回目の契約貨物補給ミッションの帰還をマークした。宇宙船は約 4,300 ポンドの貴重な科学実験やその他の貨物を地球に運んだ。ドラゴンが科学成果には・・・
- 宇宙で収穫したトマト
- 高品質な結晶の成長 (日本)
シリコンゲルマニウム(SiGe)半導体の成長方法および製品としての結晶
- 動脈の老化の分析
- 火災の安全性
などがある。
<写真>: 宇宙に置ける火災の安全性をテストするために国際宇宙ステーションでの炎の成長と鎮火を調査する、固形燃料点火と消火(SoFIE)の、成長と消火の限界(GEL)実験の成果。このイメージは、約3秒間隔でとられた一連のスナップショットを示している。サンプルは、スペースX CRS-27 貨物ドラゴン宇宙船で、更なる分析のために地球に持帰られた。大判はイメージをクリック。
April 15. 2023
<3月13日>
着水の後、クルー5無事に地球に帰還
NASAのニコール・マンとジョシュ・カサダ宇宙飛行士、JAXA(日本宇宙航空研究開発機構)の若田浩一宇宙飛行士、ロスコスモスのアンナ・キキナ宇宙飛行士は、宇宙での157日の後に、フロリダ州のメキシコ湾のタンパ沖に、東部標準時午後9時2分(日本時間日曜日午前11時2分)に無事に着水した。
2隻の高速ボートを含むシャノン回収船のチームは、現在、ドラゴンを確保し、宇宙船が回収作業のために安全であることを確認している。高速ボートチームが作業を完了すると、回収船は宇宙飛行士を乗せたドラゴンをシャノンのメインデッキに吊り上げる。メインデッキに着くと、クルーは宇宙船から連れ出され、健康診断を受け、ヒューストン行きの飛行機に搭乗するためにヘリコプターでタンパに向かう。
<写真>: スペースXドラゴンエンデュランスが、東部標準時午後9時2分(日本時間日曜日午前11時2分)に、フロリダ州タンパ沖のメキシコ湾に着水し、クルー5を地球に帰す。
Mar 11. 2023
<3月11日>
4名のクルー、土曜日の出立を計画
遠征68の、アンナ・キキナ、ジョシュ・カサダ、ニコール・マン、若田光一の4名のクルーは、今週末の国際宇宙ステーションでの滞在の終わりに近づいている。彼らの交代クルーは軌道の前哨基地での最初の週を終えた。
4人のクルーを擁する SpaceX クルードラゴンは、東部標準時土曜日午前5時24分(日本時間土曜日午後7時24分)に宇宙ステーションを出発し、24時間以内に地球に戻ることを目標としている。NASAの宇宙飛行士ニコール・マンとジョシュ・カサダがそれぞれドラゴンを指揮し、操縦する。彼らは土曜日の午後9時19分(日本時間日曜日午前11時19分)にフロリダ沖で着水する予定である。
この4名は、2022年10月5日にスペースXクルー5ミッションとして軌道上のラボに向かって爆発し、10月6日にハーモニーモジュールの前方ポートにドッキングした。
<写真>: 遠征68フライトエンジニア(左から)アンナ・キキナ、ジョシュ・カサダ、ニコール・マン、若田光一が、今週末に地球に戻る準備をしている。
Mar 09. 2023
<2月25日>
無人の交換ソユーズ、宇宙ステーションに向けて打上げ
無人のソユーズ宇宙船が、東部標準時2月23日木曜日午後7時24分にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた後、国際宇宙ステーションに向かう軌道上にある。
2日間の旅の後、無人の宇宙船は、2月25日土曜日の午後8時1分にポイスクモジュールの宇宙に面したポートに自動でドッキングする。
この新しいソユーズは、2022年12月14日に冷却ラジエータに漏洩が見られたソユーズ MS-22 宇宙船に代わる。ソユーズ MS-23 は、昨年9月に、NASAの宇宙飛行士フランク・ルビオ、ロシアの宇宙飛行士、セルゲイ・プロコピエフ、ドミトリ・ペテリンを宇宙ステーションに運んだ。この3人のクルーは、今年後半に新しいソユーズ MS-23 で地球に戻る。
損傷したソユーズ MS-22 は、3月下旬にステーションからドッキングを解除され、飛行後の分析のためにカザフスタンに無人でパラシュート着陸する予定である。
<写真>: ソユーズ MS-23 宇宙船がカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から離陸する。
Feb 23. 2023
<2月13日>
2月11日、無人のプログレス83貨物宇宙船が、国際宇宙ステーションのズベズダサービスモジュールの後端に自動ドッキングした。ランデブーとドッキングの操作は問題なく行われた。
一方、モスクワ郊外のロシアミッションコントロールセンターのエンジニア達は、ステーションの宇宙に面したポイスクモジュールにドッキングしている、無人のプログレス82貨物船の冷却ループの減圧を記録した。2022年11月に宇宙ステーションに到着したプログレス82は、廃棄物と共に2月17日金曜日に切り離され、太平洋上で軌道から外される予定である。
プログレス82の冷却剤が失われた理由を調査中である。プログレス82とステーション間のハッチは開いており、ステーション内の温度と圧力はすべて正常である。冷却ループの漏れを知らされたクルーは危険にさらされてはおらず、通常の宇宙ステーションの運用を続けている。
NASAの専門家は、プログレス82の冷却剤漏洩のトラブルシューティングでロシアのスペシャリストを支援している。
<写真>: コンピュータ生成の国際宇宙ステーションの構成。
Feb 11. 2023
<2月4日>
ステーションの電力更新のための船外活動を終える
NASAのニコール・マンと日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士は、東部標準時午後2時26分(日本時間金曜日午前4時26分)に6時間41分の船外活動を終えた。マンと若田は、1月20日の船外活動で始まった、1A電源チャネルの取り付けプラットフォームの建設を完了するという今日の主要な目的を終えた。さらに、彼らは将来の船外活動タスクのためにP6トラスからポータブル・フットレストを移動し、ロールアウト・ソーラーアレイ(iROSA)の次のペアを設置するためのケーブルを展開した。
この工事は、ステーションの電力チャネルを新しい iROSA で補強する一連の船外活動の一部である。これまでに28の iROSA が設置されており、更に今年後半に二つのアレイがプラットフォームに取り付けられる予定である。
これは、宇宙ステーションの構築、更新、保守のための259回目の船外活動であり、2023年2回目の船外活動であり、二人の宇宙飛行士にとって2回目の船外活動であった。
<写真>: 若田光一(上)とニコール・マン(下)が、宇宙ステーションの電力システムを更新するために右舷トラス構造で働く。
Feb 02. 2023
<2月1日>
クルー、木曜日の船外活動の準備
遠征68クルーは、来る木曜日の国際宇宙ステーションの電力システムをアップグレードのための船外活動の準備をして、月曜日を開始した。彼らはまた、さまざまな宇宙現象を調査し、次の出発に先立って貨物を詰め込んだ。
NASAのニコール・マンと日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士は、木曜日の午前8時15分(日本時間木曜日午後10時15分)に開始される船外活動の手順を確認した。二人は、右舷トラス構造の、次のソーラーアレイ展開のために宇宙ステーションを準備する、関連ハードウェアの設置を完成させるために約7時間を費やす。これは彼らの2回目の船外活動であり、彼らは1月20日に始めた外部設置作業を終了する。
NASAのジョシュ・カサダとフランク・ルビオは、月曜日の午後、ヒューストンのミッションコントロールの地上の船外活動専門家との会議のためにマンと若田に加わった。カサダとルビオは、船外活動ユニット(EMU)または宇宙服着脱を支援し、軌道を回るラボ内から活動を監視する。--- 以下略。
<写真>: 2023年1月20日の最初の船外活動中に、ニコール・マン宇宙飛行士が撮られる。
Jan 30. 2023
<1月22日>
宇宙歩行者達、2023年最初の船外活動を締めくくる
NASAのニコール・マンと日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士は、7時間21分の後、東部標準時午後3時35分(日本時間1月21日土曜日午前5時35分)に船外活動を終えた。二人は、ステーションの1B電力チャネル用の国際宇宙ステーションロールアウトソーラーアレイ(iROSA)のセットが今年後半に設置されるプラットフォームの、以前の船外活動で残された作業と、1A電力チャネル用の iROSA のセット用の同様の取り付けのほとんどの作業を完了させた。時間の制約のために、プラットフォームの最後の支柱をボルトで固定する一部計画は将来の船外活動まで延期された。これによる国際宇宙ステーションの運用への影響はない。
このインストレーションは、国際宇宙ステーションの電力チャネルを新しい iROSA で補強するための一連の船外活動の一部である。これまでに四つの iROSA が設置されており、将来的にはこの船外活動中に設置されたプラットフォームにさらに二つ搭載される予定である。
これは、宇宙ステーションの組み立て、更新、保守をサポートする258回目の船外活動であり、2023年の最初の船外活動である。二人の宇宙飛行士達にとって初めての船外活動であった。
マンと若田は、NASAのアルテミス計画による月面ミッションを含む、将来の人間とロボットの探査ミッションのための科学的知識を進歩させ、新しい技術を実証するために微小重力研究所に住み、働く6か月の科学ミッションの最中にある。
<写真>: 宇宙歩行者若田光一(左)とニコール・マンが、ソーラーアレイの次の展開ために軌道の研究室を準備する。大判はイメージをクリック。
Jan 20. 2023
<1月15日>
予防措置としてソユーズの接続変更が計画される中で、船外活動の準備が続く
国際宇宙ステーションでは、遠征68クルーの週末の船外活動の準備が続けられている。また、金曜日には、宇宙での植物とロボット工学に取り組んだ。
NASAのニコール・マン宇宙飛行士と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士は、金曜日に、来たる船外活動に慣れるために働いた。このペアにNASAのフライトエンジニア、ジョシュ・カサダとフランク・ルビオが加わり、コンピュータ化された船外活動訓練と地上の専門家との会議を行った。2人の宇宙飛行士は、ステーションを出て、トラス構造にハードウェアを取り付けて、次の太陽電池板搬出のための準備をする予定である。--- 以下略。
<参考>: この船外活動は若田光一、ニコール・マン(女性)共に初めての経験です。国際宇宙ステーションに搭乗した日本人宇宙飛行士のほとんどは船外活動を経験していますが、4回目の長期滞在である若田飛行士にはその機会がありませんでした。
この船外活動は1月20日金曜日の午後9時ごろから概ね6時間半の予定で行われます。主たる作業内容は新型太陽電池アレイ設置に向けた架台取付です。二人はともに宇宙服を着用していますので見分けにくいと思いますが、赤いストライプの宇宙服を着ているのが若田飛行士です。中継放送は 「ウェブNASAテレビ」 で午後9時から、 JAXA Youtube では午後5時ごろから日本語解説付きで放送されます。なお、若田飛行士自身の JAXA のサイトは こちら からご覧ください。
<写真>: 宇宙飛行士の若田光一とニコール・マンがディスティニ実験モジュールの中に描かれる。
Jan 13. 2023
<12月25日>
クルー、船外活動と科学作戦の後にクリスマスの週末に入る
国際宇宙ステーションの宇宙居住者達、遠征68の7名のクルーは、船外活動の後の片付けや様々な調査活動を行い、地球を周るクリスマス休暇を祝いながら静かな週末を過ごすだろう。
NASAのフライトエンジニア、フランク・ルビオとジョシュ・カサダは、木曜日に、ポート4トラスセグメントにソーラーアレイを設置する作業で、7時間8分の船外活動を行った。
<写真>: 遠征68、左からフランク・ルビオ、ドミトリー・ペテリン、若田光一、ジョシュ・カサダ、ニコール・マン、セルゲイ・プロコピエフ、アンナ・キキナ
Dec 23. 2022
<12月18日>
NASAとロスコスモス(ロシアの宇宙機関)は、12月14日に発生した、ラスベットモジュールにドッキングしているソユーズ MS-22 宇宙船からの外部漏洩の評価を続けている。ロスコスモスは、漏洩の原因をソユーズの外部冷却ループと特定した。評価と調査の一環として、ロスコスモスのフライトコントローラーは、東部標準時12月16日金曜日午前3時8分(日本時間12月16日金曜日午後5時8分)に、ソユーズ MS-22 推進装置のテストに成功した。テストされたシステムは仮のものであり、追加のソユーズシステムのロスコスモスの評価が続けられている。ラスベットモジュールにドッキングしているソユーズ宇宙船内の温度と湿度は、許容範囲内にある。
<写真>: 昨日と同じです。
Dec 17. 2022
<12月17日>
NASA、国際宇宙ステーションの運用に関する最新情報を提供
12月14日水曜日、国際宇宙ステーションのラスベットモジュールにドッキングしているロシアのソユーズ MS-22 宇宙船からのリークが検出された。ソユーズの外部ラジエーター冷却ループが漏れた源の疑念がある。モスクワのミッションコントロールチームは、ソユーズ宇宙船の状況とデータを評価するために、2人の宇宙飛行士による水曜日の夜の計画された船外活動を延期した。クルーに危険はなく、全員が一日中通常の操作を行った。
モスクワのミッションコントロールはソユーズ宇宙船の温度を注意深く監視しており、許容範囲内にとどまっている。NASAは、外部リークの場所の調査を支援するために、引き続き外部画像と検査計画を調整している。ステーションのロボットアームを使用したソユーズの外観の追加検査の計画が進められている。
リークは、冷却ループ内の複数の圧力センサーからのデータが低い読み取り値を示した12月14日午後7時45分(日本時間12月15日午前9時45分)ごろに最初に検出された。当時、宇宙飛行士のセルゲイ・プロコピエフとドミトリ・ペテリンは船外活動の準備をしていたが、彼らは宇宙ステーションを出ず、漏れた冷却剤にさらされることはなかった。
ソユーズ MS-22 は、9月21日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、NASAの宇宙飛行士フランク・ルビオとロシアの宇宙飛行士セルゲイ・プロコピエフとドミトリ・ペテリンを宇宙に運んだ。
12月21日に予定されていたロシアの船外活動は無期限に延期された。
<写真>: ソユーズ MS-22 クルー船がラスベットモジュールにドッキングしている。背景には、ナウカ多目的実験モジュールのプリチャル・ドッキング・モジュールが見える。
Dec 17. 2022
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