<お断り> 本サイトは国外の情報提供を主目的としており、原文に沿って記載するよう心掛けています。ステーションクルーは英語では Expedition crew と表記され、これは遠征または長征隊員等距離の概念を表す言葉です。本サイトでは遠征〇〇クルーと訳しています。また、遠征隊のトップは Commander であり司令官または指揮官を意味します。本サイトでは指揮官と訳しています。 |
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本サイトでは国際ステーションに関して次にように紹介しています。
船 内 活 動
既に記載してある記事および通常の活動範囲内の内容の掲載は省くことがあります。 固有名詞・科学実験記事など専門的な内容の訳には誤りがあるかもしれません。 |
<1月22日>
宇宙歩行者達、2023年最初の船外活動を締めくくる
NASAのニコール・マンと日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士は、7時間21分の後、東部標準時午後3時35分(日本時間1月21日土曜日午前5時35分)に船外活動を終えた。二人は、ステーションの1B電力チャネル用の国際宇宙ステーションロールアウトソーラーアレイ(iROSA)のセットが今年後半に設置されるプラットフォームの、以前の船外活動で残された作業と、1A電力チャネル用の iROSA のセット用の同様の取り付けのほとんどの作業を完了させた。時間の制約のために、プラットフォームの最後の支柱をボルトで固定する一部計画は将来の船外活動まで延期された。これによる国際宇宙ステーションの運用への影響はない。
このインストレーションは、国際宇宙ステーションの電力チャネルを新しい iROSA で補強するための一連の船外活動の一部である。これまでに四つの iROSA が設置されており、将来的にはこの船外活動中に設置されたプラットフォームにさらに二つ搭載される予定である。
これは、宇宙ステーションの組み立て、更新、保守をサポートする258回目の船外活動であり、2023年の最初の船外活動である。二人の宇宙飛行士達にとって初めての船外活動であった。
マンと若田は、NASAのアルテミス計画による月面ミッションを含む、将来の人間とロボットの探査ミッションのための科学的知識を進歩させ、新しい技術を実証するために微小重力研究所に住み、働く6か月の科学ミッションの最中にある。
<写真>: 宇宙歩行者若田光一(左)とニコール・マンが、ソーラーアレイの次の展開ために軌道の研究室を準備する。大判はイメージをクリック。
Jan 20. 2023
<1月15日>
予防措置としてソユーズの接続変更が計画される中で、船外活動の準備が続く
国際宇宙ステーションでは、遠征68クルーの週末の船外活動の準備が続けられている。また、金曜日には、宇宙での植物とロボット工学に取り組んだ。
NASAのニコール・マン宇宙飛行士と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士は、金曜日に、来たる船外活動に慣れるために働いた。このペアにNASAのフライトエンジニア、ジョシュ・カサダとフランク・ルビオが加わり、コンピュータ化された船外活動訓練と地上の専門家との会議を行った。2人の宇宙飛行士は、ステーションを出て、トラス構造にハードウェアを取り付けて、次の太陽電池板搬出のための準備をする予定である。--- 以下略。
<参考>: この船外活動は若田光一、ニコール・マン(女性)共に初めての経験です。国際宇宙ステーションに搭乗した日本人宇宙飛行士のほとんどは船外活動を経験していますが、4回目の長期滞在である若田飛行士にはその機会がありませんでした。
この船外活動は1月20日金曜日の午後9時ごろから概ね6時間半の予定で行われます。主たる作業内容は新型太陽電池アレイ設置に向けた架台取付です。二人はともに宇宙服を着用していますので見分けにくいと思いますが、赤いストライプの宇宙服を着ているのが若田飛行士です。中継放送は 「ウェブNASAテレビ」 で午後9時から、 JAXA Youtube では午後5時ごろから日本語解説付きで放送されます。なお、若田飛行士自身の JAXA のサイトは こちら からご覧ください。
<写真>: 宇宙飛行士の若田光一とニコール・マンがディスティニ実験モジュールの中に描かれる。
Jan 13. 2023
<12月25日>
クルー、船外活動と科学作戦の後にクリスマスの週末に入る
国際宇宙ステーションの宇宙居住者達、遠征68の7名のクルーは、船外活動の後の片付けや様々な調査活動を行い、地球を周るクリスマス休暇を祝いながら静かな週末を過ごすだろう。
NASAのフライトエンジニア、フランク・ルビオとジョシュ・カサダは、木曜日に、ポート4トラスセグメントにソーラーアレイを設置する作業で、7時間8分の船外活動を行った。
<写真>: 遠征68、左からフランク・ルビオ、ドミトリー・ペテリン、若田光一、ジョシュ・カサダ、ニコール・マン、セルゲイ・プロコピエフ、アンナ・キキナ
Dec 23. 2022
<12月18日>
NASAとロスコスモス(ロシアの宇宙機関)は、12月14日に発生した、ラスベットモジュールにドッキングしているソユーズ MS-22 宇宙船からの外部漏洩の評価を続けている。ロスコスモスは、漏洩の原因をソユーズの外部冷却ループと特定した。評価と調査の一環として、ロスコスモスのフライトコントローラーは、東部標準時12月16日金曜日午前3時8分(日本時間12月16日金曜日午後5時8分)に、ソユーズ MS-22 推進装置のテストに成功した。テストされたシステムは仮のものであり、追加のソユーズシステムのロスコスモスの評価が続けられている。ラスベットモジュールにドッキングしているソユーズ宇宙船内の温度と湿度は、許容範囲内にある。
<写真>: 昨日と同じです。
Dec 17. 2022
<12月17日>
NASA、国際宇宙ステーションの運用に関する最新情報を提供
12月14日水曜日、国際宇宙ステーションのラスベットモジュールにドッキングしているロシアのソユーズ MS-22 宇宙船からのリークが検出された。ソユーズの外部ラジエーター冷却ループが漏れた源の疑念がある。モスクワのミッションコントロールチームは、ソユーズ宇宙船の状況とデータを評価するために、2人の宇宙飛行士による水曜日の夜の計画された船外活動を延期した。クルーに危険はなく、全員が一日中通常の操作を行った。
モスクワのミッションコントロールはソユーズ宇宙船の温度を注意深く監視しており、許容範囲内にとどまっている。NASAは、外部リークの場所の調査を支援するために、引き続き外部画像と検査計画を調整している。ステーションのロボットアームを使用したソユーズの外観の追加検査の計画が進められている。
リークは、冷却ループ内の複数の圧力センサーからのデータが低い読み取り値を示した12月14日午後7時45分(日本時間12月15日午前9時45分)ごろに最初に検出された。当時、宇宙飛行士のセルゲイ・プロコピエフとドミトリ・ペテリンは船外活動の準備をしていたが、彼らは宇宙ステーションを出ず、漏れた冷却剤にさらされることはなかった。
ソユーズ MS-22 は、9月21日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、NASAの宇宙飛行士フランク・ルビオとロシアの宇宙飛行士セルゲイ・プロコピエフとドミトリ・ペテリンを宇宙に運んだ。
12月21日に予定されていたロシアの船外活動は無期限に延期された。
<写真>: ソユーズ MS-22 クルー船がラスベットモジュールにドッキングしている。背景には、ナウカ多目的実験モジュールのプリチャル・ドッキング・モジュールが見える。
Dec 17. 2022
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