<お断り> 本サイトは国外の情報提供を主目的としており、原文に沿って記載するよう心掛けています。宇宙ステーションクルーは英語では Expedition crew と表記され、これは遠征または長征隊員等距離の概念を表す言葉です。本サイトでは遠征〇〇クルーと訳しています。また、遠征隊のトップは Commander であり司令官または指揮官を意味します。本サイトでは指揮官と訳しています。

遠征64クルー(2020.10.22 から)
(名前の表音(読み)は正しくないかも知れません)

左から  
ケイト・ルビンスKate RubinsNASA
セルゲイ・リジコフSergey Ryzhikovロシア
セルゲイ・スバーチコフSergey Kud-Sverchkovロシア

本サイトでは国際宇宙ステーションに関して次にように紹介しています。

これまでの経緯は「国際宇宙ステーション構築の歴史」
ステーションの飛行士達の活動は「国際宇宙ステーションは今」
国際宇宙ステーションの構成要素は 「国際宇宙ステーションの構成(イメージ)」に
なお、国際宇宙ステーションの構築は一応の終息を見ていますので、建設関連コーナーは削除しました。

金井飛行士の帰還後宇宙ステーションでの日本人飛行士の活動はしばらく中断します。次期日本人飛行士は、初めての商用クルー船による、2020年9月後半の野口飛行士の予定です。このコーナでは、当面、保守・科学実験など通常の活動のみの記載は省略します。

船  内  活  動
既に記載してある記事および通常の活動範囲内の内容の掲載は省くことがあります。
固有名詞・科学実験記事など専門的な内容の訳には誤りがあるかもしれません。

 

<10月23日>



<10月21日>



<10月16日>



<10月1日>

    クルー、小さな漏洩個所を孤立させるテストで修理を続ける

    月曜日の夜遅く、遠征63クルーは、更に大きくなるように思える国際宇宙ステーションの小さな漏洩修理を続けるために、フライトコントローラー達によって呼び起こされた。夜を通してテストされたモジュールの地上での分析は、ズベズダサービスモジュールの主作業エリアに漏洩個所を孤立させた。漏洩の源を正確に特定するための新しい作業が進められている。この数週間調査された漏洩は、現在の漏洩率を僅かに超えるのみでクルーに対してまたクルーのスケジュールに対して差し迫った脅威はもたらさない。NASAの宇宙飛行士とステーション指揮官クリス・キャッシディ、ロシアの宇宙飛行士達アニトリ・イヴァニシン、イヴァン・ワグネルは、種々の場所のロシアのモジュールのデータを集めるために、ロシアのセグメントへ移るように命じられた。夜を通して確認されたこの漏洩の大きさは、その後、ステーションの一時的な温度変化に関わっていた。以前の漏洩チェックでは、ステーションの米国のセグメント、ヨーロッパ、日本のモジュールでも行われた。クルーは、ズベズダの後方と前方のセクションの間、また、ズベズダのピアドッキング区画とポイスク・モジュールへの通路のハッチを一つづつ閉じた。夜を通して、米国とロシアの専門家によって、漏洩の源を孤立させるための圧力測定が行われた。
    夜通しのチェックを終え、クルーは、米国とロシアのセグメントの間のハッチを開け定期的な活動を再開した。クルーは、ノースロップ・グラマンのシグナス貨物船の今週末の到着と、ステーションの居住者達の次のトリオの来るべき打上に対する準備をしている。次期クルーは10月14日の打上が予定されている。

    <注>: ズベズダ(Zvezda)は比較的早期に打上げられたロシアが提供する居住棟。食事や休息などで使われる。なお、イメージは前回の記事と同じものを使っています。飛行の進行方向は右、日本のモジュール「きぼう」は右端の上部(進行方向から見て右側)。

    Sept 29. 2020



<9月29日>

    キャビンの空気の漏洩率の標準を僅かに上回る源を特定するための作業の一部として、遠征63クルーは、週末をステーションのロシアのセグメント内で再度過ごすだろう。週末、全ての宇宙ステーションのハッチが閉じられ、ミッション・コントローラ達は、再度、各モジュールの空気圧を監視する。このテストはクルーの安全に影響を与えない。指揮官クリス・キャッシディと彼のクルーメイト、イヴァン・ワグネルとアニトリ・イヴァニシンは、金曜日の夜から月曜日の朝まで、ズベズダサービスモジュールに留まるだろう。

    <注>: この漏洩箇所摘出作業は2回目です。今回は米国とロシアのセクションを分離して、クルーはロシアのセグメント、ズベズダサービスモジュールに退避します。前回は地球との往復に使われる、狭隘なソユーズへの退避が求められましたので、今回はクルーの負担は多少軽減されたかもしれません。

    Sept 26. 2020



<8月20日>

    日本の貨物船、ステーションでのミッションを終える

    国際宇宙ステーションに最初の H-Ⅱ が打上られた11年後に、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の HTV-9 は、東部夏時間今日午後1時36分(日本時間8月19日午前2時36分)に軌道の研究室を出発した。
    今日早く、NASAのジョンソン宇宙センターのミッションコントロールセンターのフライトコントローラー達は、ステーションのハーモニーモジュールから貨物船を切離すために宇宙ステーションの Canadarm2 ロボットアームを使い、解放位置に宇宙船を移動させた。遠征63指揮官クリス・キャッシディは、午後1時35分に、3ヵ月の滞在を終えた宇宙船をステーションから切離すために Canadarm2 ロボットアームを使った。これは、40トンを超える補充用品を宇宙ステーションクルーに届けた JAXA の九つの「こうのとり」第一世代の、最終的なステーション出発であった。 JAXA は HTV 貨物船の新しい船団(HTV-X)を開発しており、その最初の打上を2022年を目標としている。
    この HTV-9 は5月20日に日本の種子島宇宙センターから打上げられ、5月25日に、ステーションの電力システムを改良するために使われた新しいリチウムイオン電池を含む約4トンの補給品や実験装置を軌道の複合体に届けた。この新技術のバッテリは一連の船外活動を通してステーションのトラス構造の遠端にインストールされた。筑波の JAXA のフライトコントローラー達によって制御された HTV-9 は、ステーションから離れて置かれ、8月20日に太平洋上で地球の大気に再突入して燃え尽きるように指示されるだろう。宇宙ステーションでは、この20年間、宇宙飛行士達が連続的に生活し働いてきた。広域な試みとして19カ国の240人がこのユニークな微重力研究室を訪ね、108カ国からの 3,000 を超える調査を行ってきた。

    <写真>: ステーションでの3ヵ月間の貨物ミッションを終え、日本の HTV-9 補給船が Canadarm2 ロボットアームから解放される。

    切離しの録画は 「国内機関による中継とビデオ」 から。今年は国際宇宙ステーションに初めて乗員が送られて20年目に当たります。その主要な経緯は こちら から。

    Aug 18. 2020



<8月4日>

    クルードラゴンの二人の宇宙飛行士達着水

    二人のNASAの宇宙飛行士ロバート・ベンケンとダグラス・ハーレイは、「スペースX」クルードラゴン「エンデバー」で、フロリダ沖のメキシコ湾に、東部夏時間午後2時48分(日本時間8月3日月曜日午前3時48分)に着水した。有人宇宙飛行の新しい時代を始める試験飛行を終え、初めて商業目的で建造されまた運用されたアメリカのクルー船が国際宇宙ステーションから帰った。2隻の高速ボートを含む回収船のチームが、今、クルードラゴンを確保する途上にある。メインデッキに回収されたクルーは宇宙船から引き出され、診察を受けた後、ヒューストンに向かうヘリコプターに乗り込むだろう。ステーションの62日の間に、ベンケンとハーレイは、軌道の研究室の調査を支援するために100時間以上貢献し、また、ベンケンと国際宇宙ステーション指揮官キャシディーは、ステーションの電力網に新しいバッテリを取り付け、他のステーションのハードウェアを改良するために4回の船外活動を行った。
    これは「スペースX」の最終試験飛行であり、ファルコン9ロケット、クルードラゴン宇宙船と地上システム、軌道上では、ドッキング、着水、回収のオペレーションの性能についてデータを提供した。「スペースX」は、約6週間かかると予想される、NASAの証明の後の最初のミッションのためにハードウェアを準備している。--- 以上要点のみ。

    <写真>: NASAの宇宙飛行士ボブ・ベンケンとダグ・ハーレイを乗せた「スペースX」クルードラゴン宇宙船の着水直前に、メキシコ湾で、「スペースX」の高速ボートが向かって急ぐ。

    Aug 02. 2020



<7月25日>

    補給船、二回の周回後ステーションにドッキングする

    無人のロシアのプログレス76号宇宙船は、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームから午前10時26分(バイコヌール時間午後7時26分)に打上げられた後、3時間と少しの東部夏時間午後1時45分に、国際宇宙ステーションのステーションのロシアのセグメントのピアドッキング区画に到着した。ドッキングの時、宇宙船は、同じ場所の約400キロメートルを飛んでいた。この貨物船は、遠征63クルーメンバーに、約3トンの食物、燃料、補充用品を届けている。プログレス76号は4ヵ月以上の間ステーションとドッキングし、軌道脱出のために12月に地球の大気に向かって出発するだろう。

    <写真>: ロシアのプログレス76号貨物ロケットが、時間通りにカザフスタンから打上げられる。

    July 23. 2020



<7月23日>

    ベンケンとキャシディー、それぞれ10回の船外活動を達成する

    NASAの宇宙飛行士ロバート・ベンケンとクリス・キャッシディは、東部夏時間午後12時41分に、5時間29分の船外活動を終えた。二人のNASAの宇宙飛行士達は、国際宇宙ステーションシステムを改良するいくつかの作業を終えた。彼らは、ステーションの冷却に使われるアンモニアのリークを検出するためにカナダ宇宙局のデクスタロボットが使うことができる、二つのロボット外部リークロケータ(RELL)ユニットを含む、保護記憶装置をインストールすることによって作業を開始した。(以下の作業の詳細は省略)
    これは、それぞれの宇宙飛行士達の10回目の船外活動であり、その回数の記録は他の船外活動とタイになった。宇宙ステーションクルー達は、今、軌道の研究室の構築と保守をサポートする231回目の船外活動を行い、合計60日3分を船外で過ごした。

    <写真>: NASA宇宙歩行者達ボブ・ベンケン(左)とクリス・キャッシディが、ナノラック・エアロックの将来の設置のために、トランキリティモジュールの外側をセットする。

    July 21. 2020



<7月19日>

    NASA、クルードラゴン着水日付を発表する

    NASA長官ジム・ブリデンスタインは、今日、詳細とともに、この歴史的なミッション、デモ2(DM-2)クルーメンバー、ベンケンとハーレイの帰還する目標着水日として、8月2日を発表した。

    デモ2は、民間クルー運搬船として初めて有人で運行された、スペースX社の「クルードラゴン」による“テスト飛行”。クルードラゴンは日本時間5月31日夜に国際宇宙ステーションとのドッキングに成功したが、その後、ボブ・ベンケンが、国際宇宙ステーション遠征63指揮官クリス・キャッシディと共に船外活動を行い、復路の時期は明示されてこなかった。今回のクルードラゴンのミッション「デモ2」は、無事着水できて初めて完成となる。

    <写真>: 左からNASAの宇宙飛行士達、ボブ・ベンケンとダグ・ハーレイが、5月31日に「スペースX」クルードラゴン宇宙船で到着した直後に、軌道を周っている研究室内で描かれる。

    July 17. 2020



<7月18日>

    NASAの宇宙飛行士達、今日の船外活動を終える

    NASAの宇宙飛行士クリス・キャッシディとロバート・ベンケンは、6時間後の東部夏時間午後1時10分(日本時間7月17日午前2時10分)に船外活動を終えた。二人のNASAの宇宙飛行士達は、複合体の右舷トラスのバッテリを交換するための全作業を終了させた。新しいバッテリはより効果的なパワー能力を提供しオペレーションを向上させる。宇宙歩行者達は、右舷6の二つのパワー・チャンネルの二番目の、六つの古いニッケル水素バッテリを取り外し、三つの新しいリチウムイオン電池をインストールし、新しいバッテリの電力回路を構成する三つの関連するアダプタプレートをインストールした。ミッション・コントロールは、全ての三つの新しいバッテリが稼働していると報告している。
    この作業は、国際宇宙ステーションの電力システムを改良する、 3.5 年間の活動のほとんどを終了させた。この完成によって、48の古くなったニッケル水素バッテリが、24の新しいリチウムイオン電池とアダプタ・プレートに置き替わるだろう。
    2019年4月に、ポートトラスの新しくインストールされたリチウムイオン電池の一つがヒューズをとばしたので、二つのニッケル水素バテリーが再インストールされた。新しい交換リチウムイオン電池が、19回目の商用補給サービスミッションでスペースXドラゴンに載せて2020年1月に宇宙ステーションに到着し、今年後半の船外活動でインストールされるまでステーションのトラスに収められている。
    ベンケンとキャシディーは、7月21日火曜日に、更に一回の船外活動を行う予定である。彼らは、ステーションのソーラーアレイの地上処理に使われる二つの機器を取り外し、今年後半に「スペースX」貨物専用機で到着する予定のナノラックによって提供される商用エアロックの設置のために、トランキリティモジュールの準備を始めるだろう。このエアロックは、宇宙における商用と政府出資の実験に使われるだろう。
    これはそれぞれの宇宙飛行士にとって9回目の船外活動であった。ベンケンは、今、合計55時間41分を、キャシディーは合計49時間22分を船外活動で過ごした。宇宙ステーションクルーは軌道の研究室の構築と保守の230回の船外活動を行い、合計60日6時間34分を船外で過ごした。

    <写真>: NASAの宇宙飛行士が、バッテリを交換しケーブルを配線する船外活動の間に、宇宙ステーションのトラス構造に繋がれているのが描かれる。

    July 16. 2020



<7月3日>

    キャシディーとベンケン、バッテリ船外活動を終える

    NASAの宇宙飛行士クリス・キャッシディとロバート・ベンケンは、東部夏時間午後12時14分(日本時間木曜日午前1時14分)に船外活動を終えた。6時間1分の船外活動の間に、二人のNASAの宇宙飛行士達は、ステーションのソーラーアレイの一つのペアの、一つのチャンネルのパワーを供給するバッテリを改良するための作業の半分を終えた。彼らは、成功裏に、一つの新しい強力なリチウムイオン電池を動かしまた接続し、新しいバッテリの回路を完成させるためにそのアダプタを配置し、将来の処分のために古いニッケル水素バッテリを外部プラットホームに再配置した。彼らは、また、右舷端のトラスのパワー能力改善を完成させるために置き替えるだろうニッケル水素バッテリのボルトを緩め、パワー改善船外活動の最初の、2017年1月に始まったステーションのバッテリ交換作業を完了した。
    ベンケンとキャシディーは最終的な二回の船外活動を今月後半に完成させるだろう。キャシディーとベンケンは、また、新しい外部無線通信システムのインストールに備えて電力とイーサネットケーブルを配線するだろう。
    これは二人の宇宙飛行士にとって8回目の船外活動であった。また、これは軌道の研究室での229回目の船外活動であり、宇宙歩行者達は、今、ステーションの外で合計60日と34分を過ごした。

    <写真>: バッテリを交換しケーブルを敷設する船外活動の間に、NASAの宇宙飛行士ボブ・ベンケンが、宇宙ステーションのトラス構造に綱でつながれているのが描かれる。

    July 01. 2020



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