カッシーニ

カッシーニは9月15日に土星大気へ突入してそのミッションを終えました。このページではその後に発表された記事をまとめています。なお、ミッションの最終期には、“土星と最も内側のリングとの間を調査”するファイナル・ステージ(グランド・フィナーレ)を行いましたので、この調査に関する記事は「グランド・フィナーレ」として別ページにまとめています。

ミッション終了後に発表された記事を整理し連載しています。記事の前後、これまで掲載した記事との重複もありますのでご了承ください。



<タイタンの湖>  9月19日

土星の巨大な月タイタンとNASAのカッシーニ・ミッションとの最終的な遠い遭遇の間に、この宇宙船は、この謎の月の北極の、液体のメタンとエタンで満たされた湖と海の光景の、この視界を捕えた。中央下の広さ500キロメートルのライジーア・メア(Ligeia Mare)とともに、差渡し390キロメートルのプンガ・メア(Punga Mare)が合成の中央上に見られ、広大なクラーケン・メア(Kraken Mare)が合成の左 1,200 キロメートルに伸びている。タイタンの多数の小さな湖が海のまわりに見ることができ、合成の右側周辺に点在している。
これらの湖がどのように形づくられたかは、タイタンに関する進行中のミステリーの一つである。タイタンの他のミステリーは気象であった。タイタンは、その密度の濃い大気による、蒸発、雲の構成、降雨、地表での川の流れ、湖や海の集合など、地球の水の循環に非常によく似たメタン・サイクルを持っている。
タイタンの南の夏の間に、カッシーニは南極の雲の活動を観測した(こちらを参照)。しかしながら、北の春と夏の間にとられた典型的な観測では、この視界はごく僅かな小さな雲のみを明らかにしている。それらは、ライジーア・メアのいくつかを含む、合成の中央下の明るい地形として現れている。
この合成のイメージは、 938 ナノメートルに中心を置く、近赤外線の波長に敏感なスペクトルのフィルタを使って、 ISS 狭角カメラでとられた。これらはカッシーニのタイタンとの最後の遭遇の間の2017年9月11日にとられた。その4日後に、カッシーニは土星の大気に飛び込んだ。
この視界は、タイタンから約 140,000 キロメートルで撮られた。イメージスケールはピクセル当たり約800メートルである。このイメージは、北緯 67.19 度、西経 212.67 度に中心を置いている。この正射図法の視界(orthographic view)は、望遠鏡を通して見る、遠くの観察者によって見られる視界に最もよく似ている。

Sept 13, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<差し向かい>  8月29日

2009年11月26日にカッシーニによって観測された土星の月テチスがタイタンの後に消えている。テチスは差渡し約 1,070 キロメートルである。タイタンは幅約 5,100 キロメートルであり、惑星水星より大きく、このイメージではテチスよりカッシーニに近い。タイタンはその外でも惑星に似ている。それは、厚い大気によって包まれ、遠くの氷のテチスと重なってはっきり見ることができる。カッシーニは、約100万キロメートルから、タイタンのこの自然色イメージを捕えた。

Aug 20, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<半透明の弧>  8月21日

土星のリングは、恐らく、我々の太陽系のいかなる世界でも最も認められた形である。カッシーニは、以前の全ての宇宙船より綿密に調査して、10年以上を過ごした。リングのほとんどは、大きさで砂の粒から山ほどまでの、水の氷の粒でできている。このリングシステムは、惑星から最高 282,000 キロメートルにまで広がっているが、リングの大部分は厚さ約10メートルのカミソリのような薄さである。右の角度からの、南から北まで見るこの自然色の視界として、リングを通してストレートに見ることができる。カッシーニは、2007年4月25日に、土星から約 725,000 キロメートルで、この合成イメージをとった。

Aug 13, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<グループ・ポートレイト>  8月8日

カッシーニは、2011年7月29日に、その狭角カメラの一つのフレームに、土星の月の五つを捕えた。これは、2011年9月に公開された視界 のフルカラー版である。この視点からは、遠い左から、ヤヌス(差渡し179キロメートル)、イメージの中央近くの薄いFリングの向こうを周るパンドラ(81キロメートル)、中央上の明るく反射しているエンケラドゥス(504キロメートル)、イメージの右の端に二分されている二番目に大きなレア( 1,528 キロメートル)、レアの左に小さな月ミマス(差渡し396キロメートル)が見られる。この視界は、リング平面の上から、リングの北の陽の当たる側を見ている。ここではレアがカッシーニに最も近い。リングはレアとミマスの向こう側にある。エンケラドゥスはリングの向こう側にある。この視界は、レアから約110万キロメートル、エンケラドゥスから180万キロメートルでとられた。

July 30, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<赤外線の眼でタイタンを見る>  7月25日

土星の月タイタンのこれらの六つの赤外線イメージは、この氷の月の表面の、これまでにつくられた最もくっきりした最も継ぎ目のない広域な視界を表している。この視界は、NASAのカッシーニ宇宙船のカシーニ可視光・赤外線マッピング分光計(VIMS)装置による13年間のデータを使ってつくられた。このイメージは、カッシーニのミッションの中で、広い多様な照明と視界の条件の下でとられた VIMS の複数の異なる観測からのデータを滑らかに結合した結果である。タイタンに関する以前のカシーニの VIMS のマップは、画像解像度と照明について、表面の異なるエリアの間に明らかな継ぎ目を持っていた。今、イメージに継ぎ目がなくなり、この新しいイメージの集まりは最高の表現になった。
この月を可視光線領域で観測することは、タイタンの表面を覆っている霞のために難しい。これは、一次的に、タイタンの超高層大気のエアロゾルと呼ばれる小さな粒子が可視光線を強く散乱させるからである。しかし、タイタンの表面は、いくつかの赤外線の窓で直接撮られることがある。これは、霞を分離してタイタンの表面の明瞭なイメージを得る VIMS 装置の優れているところである。それらの VIMS イメージの合成は、フライバイごとに異なる観測の方位と大気の条件によって常に挑戦的であった。これは 以前に議論された作業 の最新版である。全てのカラーイメージは、赤、緑、青の三つのカラー・チャンネルから成っている。
カッシーニの他の機器では見られなかったタイタンの地形を非常に高い解像度で明らかにした VIMS 装置は、将来の赤外線装置への新しい道を開いた。

以上の文章は強く要約しています。

July 18, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<惑星シックス>  7月24日

これは2010年1月2日の土星軌道からのカッシーニの視界である。惑星の夜の側のリングのこのイメージは、それらの形をよりはっきり見せて明るく示されている。昼の側では、リングは、直接日光によって、また、土星の雲のトップで反射された光によって照らされている。この自然色の視界は、土星から約230万キロメートルの距離から、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線でとられたイメージの合成写真である。

July 17, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<巨大なオデュッセウス>  6月12日

土星の氷の月テチスの最も視覚上印象的な地形はオデュッセウス・クレータである。巨大なインパクトが、その急峻な崖のリングと中央にそびえる山脈を持つ、差渡し約450キロメートルのクレータをつくった。オデュッセウスは、差渡し 1,071 キロメートルのテチスの、軌道進行方向の半球にある。このイメージでテチス北は上である。この視界は、2015年8月17日に、テチスから約 44,500 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線でとられたいくつかのイメージの合成である。

June 04, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<世界は全てそれ自身のもの>  5月31日

2012年5月6日、カッシーニのカメラは、土星の前を漂う最大の月タイタンの印象的な視界を捕えた。水星より大きいタイタンは差渡し 5,150 キロメートルである。同じ観測からのこのクローズアップの中で、この興味深い世界のユニークな地形のいくつかが、よりくっきりと視界に入ってくる。タイタンを囲む切り離された霞の層が背景の土星とそのリングに対してはっきりと見える。その霞は極の近くでよりその構造が複雑になっている。カメラは、ホイヘンス探査機の着陸地点が中央左下8時付近にある、シャングリラとして知られる砂丘を満たした領域の方向を見ている。この視界は、タイタンから約 770,000 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラで得られた四つのイメージの合成である。

May 21, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<影のためのステージ>  5月24日

NASAのカッシーニ宇宙船からの2007年12月6日のこの視界に、土星の表面を通して2種類の劇的な影が見える。惑星のリングが北半球の雲のトップに暗い帯を投げている。中央左の明るい球、土星の月テチスからの細長い影を極の近くに見ることができる。他の氷の月、ディオネ(正面右)とエンケラドゥス(右後ろ)が同様に姿を現している。土星の南半球の明るい嵐を右下に見ることができる。この自然色の視界は、赤、緑、青のフィルタを使ってとられたイメージの合成である。このイメージは、土星から約170万キロメートルで、カッシーニ宇宙船の広角カメラで得られた。

May 14, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<リング平面からのポストカード>  5月11日

2006年3月13日に、カッシーニの狭角カメラは、ほぼエッジオンで見られる土星とそのリングのこの観察を捕えた。このフレームには、また、ミマス(上)、小さなヤヌス(リングの上)、テチス(下)を撮っている。三つ全ての月達とそのリングは、大雑把に同じ平面で土星を周っている。ミマスの夜の側は「土星照」によって穏やかに照らされ、惑星の雲のトップからの光が反射している。この自然色視界をつくるために、土星から約270万キロメートルでとられた、赤、緑、青のフィルタでとられたイメージが結合された。

May 07, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<重力の虹>  5月10日

NASAのカッシーニ宇宙船によって2009年8月22日にとられた土星のリングが、この視点からは微妙な色を示している。リングを構成する粒は、大きさにおいて砂粒より小さなものから山ほどの大きさのものまでの幅があり、大部分は水の氷でできている。リングに色を与える素材の正確な性質は、科学者達の間の激しい議論の種として残っている。 この自然色視界をつくるために、赤、緑、青のスペクトルのフィルタを使ってとられたイメージが結合された。カッシーニの狭角カメラは、リングの中央から約205万キロメートルの距離でこのイメージをとった。

April 23, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<リングの端のディオネ>  4月12日

ここではほぼエッジオンに見られるこの惑星のリングの前を土星の月ディオネが漂っている。それらリングの幅は比較的薄く、大部分の場所で約10メートルである。ディオネは差渡し約 1,123 キロメートルである。この自然色の視界は、2015年8月17日に、カッシーニの広角カメラで、ディオネから約 106,500 キロメートルでとられた。

April 09, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<エンケラドゥス輝く>  4月6日

土星の月エンケラドゥスの輝く球に背景を提供して、土星のリングがこの惑星の雲のトップに影を投げている。 この小さな世界の明るく白い表面は、エンケラドゥスの南極の氷の粒のそびえ立つ噴煙から始まる素材の雪から生じている。このイメージは差渡し504キロメートルのエンケラドゥスの軌道進行方向の側を見ている。北は上である。このイメージは、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線で、2007年6月28日にとられた。この視界はエンケラドゥスから約 281,000 キロメートル離れたところでとられた。イメージスケールはピクセル当たり約2キロメートルである。

April 02, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<狭いバンド>  4月5日

その2009年8月の昼夜平分時に近づいたとき惑星としてとられたこのイメージのこの赤道での惑星の上に投げられる土星のリングの影が薄い帯として現れている。リング平面に対して低い太陽の角度の昼夜平分時の新奇な照明の形状は、リングを顕著に暗くし、平面以外の構造を変則的に明るく見えさせ、リング全体の影を投げる。このような光景は、約15地球年に一度だけ起きる土星の昼夜平分時の前後、数ヵ月間のみ見られる。昼夜平分時の前後に、カッシーニのカメラは、土星の月達のいくつかの 予測された影 だけでなく、リング自体の新しく明らかにされた 垂直構造の影 も見つけた。北半球の高くを飾るリングの広い影の以前の視界は こちら から。透明なDリングを通して、惑星の南半球がイメージの右下に見られる。これらのリングは、可視性を拡張するために、惑星と比較して 9.5 倍明るくされた。この視界は、北の方向、リング平面の上約30度から、リングの陽に照らされていない側を見ている。この自然色の視界をつくるために、赤、緑、青のフィルタを使ってとられたイメージが結合された。このイメージは、カッシーニ宇宙船の広角カメラで、2009年7月18日に、土星から約210万キロメートルでとられた。イメージスケールはピクセル当たり122キロメートルである。

Mar 27, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<夜のエッジ>  3月28日

NASAのカッシーニ宇宙船によって2006年11月5日に捕えられた視界で、土星の影が、リングを横断している。イメージの下半分では、リングをつくる無数の氷の粒が昼の光を浴びている。上半分ではそれらは土星の影を通して動いている。 反射されたリングの輝きによってぼんやりと照らされたイメージの右側では、惑星の夜の側がギャップを通して暗いリングに見ることができる。この視界は、土星から約150万キロメートルで、カッシーニの狭角カメラでとられた四つの可視光線イメージの合成である。

Mar 19, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<ドラマティックなディオーネ>  3月20日

カッシーニは、2012年7月23日に、土星の月ディオネのこの印象的な視界を捕えた。ディオネは差渡し約 1,123 キロメートルである。その密度は、この月の約3分の一が密度の濃いコア(恐らくケイ酸塩岩)から成り、その素材の残りが水の氷であることを示唆している。ディオネの平均温度は摂氏 -186 度であり、氷は非常に硬く岩のようである。このイメージは、カッシーニの狭角カメラの分極フィルタと緑のフィルタによって、ディオネから約 418,000 キロメートルからとられた。

Mar 12, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<窓のまぶしい光>  3月14日

NASAのカッシーニは、このイメージに、カメラのレンズの照りつける太陽の霞を通して土星とそのリングを見ている。もし土星に旅して、太陽がある角度にあるときに宇宙船の窓の外を直視するならば、これと非常に類似した視界を見るかもしれない。これらは、この場面を自然色で示すために、赤、緑、青のスペクトルのフィルタを用いてとられたイメージが結合された。これらのイメージは、2013年6月23日に、土星から約 790,500 キロメートルで、カッシーニの広角カメラでとられた。

Mar 05, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<土星のBリングのピーク>  3月9日

これらのけば立ったピークは、土星のメインリングに見られる最も高い部分であり、通常は僅か10メートルほどである惑星のメインリングの垂直の厚さからかなり偏っており、リングの平面より 2.5 キロメートルほど高くそびえている。このイメージで長い影を投げるように、それらは、Bリングの端から急に立ち上がっている。しかし、これらの山脈は固体からは遠く、それらは、小さな月達の重力とリングで誘発される波に似た構成に応じて、リングの粒の蓄積を絶えず変化させている。BとAリングの間のカッシーニの間隙の部分がイメージのトップに現れ、より内部にリングレットを示している。これは、Bリングの外端の一つの際立った領域であり、そこではキロメートルあるいはそれ以上の小さな月が発見される。これらの天体達は、それらを通り越して流れるリングの素材に顕著に影響を及ぼす可能性がある。このようなイメージは土星の昼夜平分時ごろ可能であり、 これは約15地球年ごとの土星の半年ごとに起きる。リング平面に対して低い太陽の角度の昼夜平分時に伴うこの照明の位置関係は、リングを横断して長い影を投げるリング平面から突出した構造を引き起こす。
このイメージは、国際的なカッシーニ宇宙船の狭角カメラによって、太陽が直接リング平面にエッジ・オンになったときの、この惑星の8月11日の昼夜平分時の2周前の2009年7月26日にとられた。この視界は、土星から 336,000 キロメートルで、太陽-土星-宇宙船が132度の角度で、南に向かって、リング平面の下の約32度からリングの日の当たる側を見ている。 イメージスケールはピクセル当たり2キロメートル。このイメージは、Bリングの外の端に沿った長さ 1200 キロメートルの部分の弧を捕えている。

Feb 19, 2018

この記事はヨーロッパ宇宙機関の「今日の宇宙(Space in Images)」に掲載されたものです。大判はイメージをクリックしてESAのサイトから。



<ファイナル・フロンティア>  3月2日

土星のこの視界は、リングから反射される日光によって照らされている惑星の夜の側を見ている。カッシーニのカメラで捕えられた最後のイメージのいくつかのこの合成は、宇宙船が何時間か後に惑星の大気入る場所を示している。大気入りの場所には卵形で印をつけてある。その時このエリアは惑星の夜の側であるが、次第に昼光に回転し、カッシーニは、土星での注目に値する13年間の探検を終えて、土星の超高層大気に最終的なダイビングを行った。赤、緑、青のスペクトルフィルタを用いてとられたこのイメージは、この場面を自然色に近く示すように結合された。このイメージは、2017年9月14日に、土星から約 634,000 キロメートルで、カッシーニの広角カメラでとられた。

Feb 19, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<氷と光の歌>  2月16日

2009年11月1日にNASAのカッシーニ宇宙船によって捕えられたこの視界に、土星の月エンケラドスがリングの前に漂いまた小さい月パンドラがある。全体の光景は、二つのリングをつくる氷の粒と、差渡し約505キロメートルのエンケラドスの南極から発散しているジェットのために印象的な照明を提供し、太陽によって背景から照らされている。イメージがとられたとき、差渡し84キロメートルのパンドラは、カッシーニとエンケラドゥスからリングの反対側にあった。この視界は同様に差渡し81キロメートルのパンドラの夜の側を見ており、土星から反射する薄暗い金色の明りで照らされている。この自然色のイメージは、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線で、エンケラドゥスから約 240,800 キロメートル、パンドラから 566,800 キロメートル離れたところでとられた。

Feb 12, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<三日月を対比する>  2月15日

NASAのカッシーニ宇宙船によって見られたこの視点からは、土星の氷の月レアがタイタンの前を通過している。二つの大きな月のいくらかの違いが明らかである。レアが激しくクレータされ大気のない世界である一方、タイタンの窒素の豊かな大気は地球のものより厚い。この自然色イメージは、カッシーニの狭角カメラの可視光線で、2009年11月19日に、レアから約 1,148,000 キロメートルでとられた。

Feb 05, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<薄明かりの霞>  1月22日

この視点では、霞の個々の層が、土星の最大の月タイタンの超高層大気に識別することができる。タイタンの大気はメタンと窒素から始まり、複雑な分子に発展し、最終的に月を囲むスモッグをつくる豊かで複雑な化学を形づくる。この自然色のイメージは、2005年3月31日に、タイタンから約 33,083 キロメートルの距離で、カッシーニ宇宙船の広角カメラの可視光線でとられた。この視界は月の夜の側の北極領域を見ている。タイタンの日の当たる三日月の一部が右側に見えている。

Jan 15, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<氷のヴェール>  1月10日

無数の氷の粒でできている土星のリングが、NASAのカッシーニ宇宙船からのこの視点から半透明のベールをつくっている。差渡し約28キロメートルの土星の小さい月パンが、Aリングの中のエンケギャップを周っている。その向こうに土星自身の弧を見ることができ、その雲のトップは、リングによって投げられる暗い影によって縞をつけられている。このイメージは、2016年2月12日に、パンから約120万キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線でとられた。

Jan 08, 2018

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<全てが輝く> 12月28日

土星の月エンケラドゥスが、明るく日光で輝くリングの前に漂っている。エンケラドゥスはその氷の外殻の下に液体の水の広域な海を隠している。月の南極(ここでは下)に見えるのは、破砕を通して絶えずその海から噴出する水の氷の粒の噴煙と他の素材である。エンケラドゥスの右側の明るいしみは遠い星である。このイメージは、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線で、2011年11月6日に、エンケラドゥスから約 145,000 キロメートルでとられた。

Dec 25, 2017

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。



<アルファとオメガ> 12月5日

これらの二つのイメージは、カッシーニが土星に着くためにどれくらい旅したかを描いている。左は、内部太陽系からの長い航海の間に捕えられた、カッシーニがリングの惑星をとった最も初期のイメージの一つである。右は、宇宙船が次の日に大気に入るサイトを示すカッシーニの土星での最後のイメージの一つである。2001年にとられた左のイメージは、重力支援フライバイのために宇宙船が木星への接近飛行を行った約6ヵ月後に、宇宙船の高解像度(狭角)カメラを使った土星の最高の視界であり、地球軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡を使って見たものと同等である。土星に近い右側のミッションの終わりの低解像度(広角)カメラの視界は惑星の小さな部分を捕えている。左のイメージは、2001年7月13日に、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの 727 ナノメートルの赤外線の波長で、リング平面の下20度から土星に向かってとられた。右側の視界は、2017年9月14日に、赤道の北6度で、広角カメラを使って可視光線でとられた。左の視界は土星から約5億 1000 万キロメートルで、右の視界は約 579,000 キロメートルでとられた。イメージスケールは左の視界でピクセル当たり 3,100 キロメートル、右の視界は35キロメートルである。

Nov 27, 2017

大判はイメージをクリックしてNASAのサイトから。




TOP