月探査アルテミス計画

このコーナーでは、今後長期にわたる月およびその彼方の探査、アルテミス(Artemis)計画の、基本計画と関連する動き、および最初の重要な試み、「アルテミスⅠ(8月29日打上予定)」を掲載しています。それぞれ次のリンクからご覧ください。

アルテミス計画では、次の三つが大きく再開発された。

  1. NASAのオリオン宇宙船(左図右側の円錐形)とヨーロッパ宇宙機関のサービスモジュール(同:左側の円筒形)。
    クルーの居住性・安全性が強化されたほか、オリオンクルーカプセルの真下にサービスモジュールが付加され、4名の宇宙飛行士達に、推力、電力、熱制御、水と空気を提供する。太陽電池アレイは19メートル、2世帯に電力を供給するのに十分な電力を供給する。
  2. 宇宙打上システム(SLS)ロケット
    推力が増強され大型化、打上時に万一故障があったときの打上中断システム(スペースシャトルコロンビアの事故を教訓としたもの)が付加された。
  3. 地上設備
    ロケットの大型化に伴う改良のほか、打上中断等安全性が強化された。