ここでは、NASA、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)、国内関連機関などが発表した、週間(前週金曜日~今週木曜日)の主要な科学記事を掲載しています。国内記事を除きリンク先は英文です。人名・地名・機器の名前などの固有名詞の“日本語読み”には誤りがあるかもしれません。

<1月30日(金)>
  1. ヨーロッパの次世代気象衛星、最初のイメージを送り返す  (MTG-S)

    メテオサット第3世代サウンダー(MTG-S)からのイメージが、地球表面から約36,000 km上空の静止軌道から見た地球の全円盤画像を示している。これらのイメージは、2025年11月15日に衛星の赤外線サウンダー機器によって撮影された。

    下の「温度」のイメージでは、赤外線サウンダーが長波赤外線チャネルを使用して、地球の表面温度と雲の頂上の温度を測定した。濃い赤は主に暖かい陸地の表面での高温を示し、青は雲の上部の気温が低いことを示している。

    予想された通り、このイメージで最も暖かい(濃い赤色)地域はアフリカや南アメリカ大陸にある。イメージの上部中央には、西アフリカの海岸線が濃い赤ではっきりと見え、セネガルの首都ダカールがあるカーボベルデ半島がこのイメージの中で最も暖かい地域の一つとして見えている。右下には、ナミビアと南アフリカの西海岸も赤色で、冷たい雲の渦の下に青色で描かれ、ブラジル北東海岸は左側に濃い赤色で示されている。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. NASAの望遠鏡、初期宇宙に驚くほど成熟した星団を発見  (Chandra)

    新たな発見が、宇宙で最大級の構造の一つである銀河団が、ビッグバンからわずか10億年後に集まり始めたという宇宙的な瞬間を捉えている。これは、これまで考えられていたよりも10億年から20億年も早い。この結果は、NASAのチャンドラX線天文台とジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を用いて得られ、宇宙最大の構造物がいつどのように形成されたのかを再考するきっかけとなるだろう。この発見は、水曜日にネイチャー誌に発表された論文で説明されている。

    この天体は「JWST先進深部銀河外調査(JADES)」にあることからJADES-ID1と呼ばれ、太陽の約20兆倍の質量を持っている。天文学者達は、JADES-ID1が現在初期の激しい形成段階にあり、いずれは銀河団に変貌するために「原始銀河団」と分類している。しかし、JADES-ID1は、天文学者達が予想していたよりもはるかに遠い距離、つまり宇宙のはるかに古い時代に相当する場所で発見されており、なぜこれほど急速に形成されたのかという新たな謎が残っている。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  3. チャンドラとウェッブ、きらめく光をとらえる  (Chandra)

    2025年12月22日に撮影されたNASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によるピスミス24のイメージに、チャンドラのデータによる、赤、緑、青のきらめく光が追加されている。ピスミス24は、さそり座の地球から約5,500光年にある近隣のロブスター星雲の核にある若い星団である。活気ある恒星の育児所があり、巨大な星の誕生地の一つである。ピスミス24は巨大な星に関する稀有な洞察を提供している。この地域は、若い星の特性や進化を探るのに最適な場所の一つである。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  4. NASAのTESS、科学観測に復帰  (TESS)

    NASAの系外惑星探査衛星TESSが1月15日にセーフモードに入り、1月18日に通常の科学運用に復帰した。

    運用チームは、TESSが目標に向けて旋回したものの、太陽パネルが太陽に向けて回転しなかったことから問題が生じたと判断した。太陽電池アレイの太陽から外れた角度によってTESSのバッテリーの放電が遅くなった。衛星は低電力状態を検知した後、セーフモードに入った。

    セーフモードの時点で、TESSは彗星3I/ATLASの1週間の観測を行っており、1月18日に観測を再開した。TESSのデータは、ミクルスキ宇宙望遠鏡のアーカイブを通じて公開されている。

    <ひとこと>: イメージはありません。

  5. TESS、彗星3I/ATLASを再観測  (TESS)

    NASAのTESSが、1月15日から22日までの特別観測中に、星間彗星3I/ATLASを観測した。科学者達はこのデータを用いて彗星の活動と自転を研究している。

    1月15日と18日から19日までのTESSデータを用いて、尾のある明るい動く点として示した一連のイメージが、短い動画にまとめられた。

    彗星の明るさは見かけの等級で約11.5で、人間の肉眼で見るものの約100倍暗い。

    <ひとこと>: イメージのリンク先は動画 .mp4 です。

  6. 系外惑星370個を発見したAIモデル、今TESSデータを掘り下げる  (TESS)

    科学者達は、いわゆる系外惑星を6,000以上発見している。これらの惑星の半数以上は、NASAの退役したケプラー探査ミッションや現在のTESS(トランジット系外惑星探査衛星)ミッションのデータのおかげで発見された。しかし、これらのミッションからの膨大なデータの中には、まだ発見されていない多くの惑星が存在している。二つのミッションのデータはNASAのアーカイブで公開されており、世界中の多くのチームがそのデータを活用して様々な技術を用いて新しい惑星を発見している。

    2021年、エイムズ研究センターのチームが、人工知能(AI)を用いてケプラーのデータから370個の新しい系外惑星を検証するオープンソースソフトウェア「ExoMiner」を開発した。現在、チームはケプラーとTESSの両方のデータで訓練された新しいモデル「ExoMiner++」を開発した。この新しいアルゴリズムは、TESSの初回の実行で7,000個の系外惑星候補を特定した。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  7. NASA、地球の水の源として、月の隕石のレゴリスを発見

    NASAによるアポロ月面土壌に関する新たな研究が、月の隕石の衝突の記録と水の供給タイミングを明らかにした。これらの発見は、隕石が地球の歴史の後期にどれほどの水を供給できたかの上限を示している。

    これまでの研究では、隕石が太陽系の初期に地球を襲い、地球の水の重要な供給源であった可能性が示されている。火曜日に米国科学アカデミー紀要に発表された論文で、NASAジョンソン宇宙センターと月惑星研究所(LPI)の研究者達は、月面を覆う砂塵の破片を解析する新しい方法であるレゴリスを使った。彼らは、緩やかな仮定のもとでさえ、約40億年前からの隕石の運搬は、地球の水のごく一部しか供給できなかったことを学んだ。

    月は、地球と月のシステムが、数十億年にわたって経験してきた衝突の歴史を記した古代のアーカイブとして機能している。地球の動的な地殻や気象がそうした記録を消し去る一方で、月のサンプルはそれらを保存している。しかし、これらの記録は決して無条件ではなく、伝統的なレゴリスの研究方法では、金属などの元素の分析に依存してきた。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  8. 発見警報:氷のように冷たい地球?

    地球に非常に似ている可能性のある候補惑星HD 137010 bには、一つ大きな違いがある。それは、火星よりも寒い、永遠に凍りついた可能性があることである。

    科学者達は、2018年に退役したNASAのケプラー宇宙望遠鏡で収集されたデータを引き続き掘り下げており、驚きの発見を続けている。新しい論文では、地球よりやや大きい岩石惑星が、約146光年離れた太陽のような恒星の周りを公転している可能性がある。

    この惑星の公転周期は、さらなる確認が待つ「候補」として記載されており、地球と同じ約1年程度になる見込みである。惑星HD 137010 bは、その恒星の「ハビタブルゾーン」の外縁、すなわち適切な大気下で惑星表面に液体の水が形成される軌道距離のすぐ内側に位置する可能性もある。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  9. NASAの追悼の日2026

    2026年1月22日木曜日にバージニア州アーリントンのアーリントン国立墓地で行われたNASA追悼の日の一環として行われたリース献花式の際に、スペースシャトル・チャレンジャー記念碑が見られる。宇宙探査の探求で命を落とした男女を追悼してリースが献上された。

    毎年1月、NASAは探査と発見の発展のために命を落としたNASAファミリーのメンバーを称えるために立ち止まる。その中にはアポロ1号やスペースシャトルのチャレンジャー号およびコロンビア号の乗組員も含まれる。我々は、彼らの人生、勇気、人類宇宙飛行への貢献を称える。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<1月23日(金)>
  1. NASAの月面ミッションのアルテミスIIロケットが発射台に到着

    東部標準時間1月17日土曜日午後6時42分、NASAのアルテミスII SLS(宇宙打上システム)ロケットとオリオン宇宙船が、フロリダ州ケネディ宇宙センターの機体組立ビル(VAB)から約12時間の移動を経て、発射台39Bに到着した。

    数時間前、NASAのクローラー・トランスポータ2号は、統合SLSとオリオンを上に積み重ねて、4マイルの旅を始めた。最大速度わずか0.82マイルで移動し、クローラーは、そびえ立つ月ロケットと宇宙船をゆっくりと確実に発射台へと運んだ。

    VABのハイベイドアを出ると、ロケットは計画された一時停止を行い、チームがクルーアクセスアーム(打ち上げ日に宇宙飛行士やクローズアウトクルーがオリオンにアクセスするためのブリッジ)を再配置できるようにした。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<1月16日(金)>
  1. NASA最新の惑星観測衛星打上げ

    NASAの小型衛星パンドラを搭載したスペースXのファルコン9ロケットが、1月11日(日)午前5時44分(PST)に、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地のスペースローンチコンプレックス4イーストから打上げられた。

    パンドラに加え、このロケットには、NASAが支援する2基のキューブサット、SPARCS(スター・プラネット・アクティビティ・リサーチ・キューブサット)とブラックキャット(ブラックホール開口望遠鏡)を含む数十基の衛星を搭載している。NASAの小型衛星パンドラは低軌道への打上げ準備を進めており、系外惑星の大気とその恒星を調査する予定である。

    パンドラは、NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、ケプラー、TESS(トランジティング系外惑星調査衛星)などのミッションでこれまで発見された少なくとも20の系外惑星とそのホスト星を調査する。パンドラの観測が、惑星の大気に、霞、雲、水が含まれているのか、あるいはそれらの物質の信号が星から来ているのかを判定する。

    パンドラが収集したデータは、ウェッブからの測定値や今後のミッションの解釈に役立つ。

    NASAが支援するキューブサット2基がパンドラやその他の商業ペイロードとともに打ち上げられる。1つ目はアリゾナ州立大学テンピ校が主導するNASAのSPARCS(スター・プラネット活動研究キューブサット)、2つ目はペンシルベニア州立大学ユニバーシティパークで製造・運用されるブラックキャット(ブラックホール符号付き開口望遠鏡)で、NASAの天体物理学研究解析プログラムの資金提供を受けている。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. IMAPミッション、目的地に到達

    NASAのIMAP(星間マッピング加速探査機)は、1月10日に地球から太陽に向かって約100万マイル離れたラグランジュ点1(L1)に到達した。

    ミッションの運用チームは1月9日朝、L1で軌道に入るための軌道操作を開始するよう宇宙船に指令を送った。1月10日早朝、チームは宇宙船が最終軌道L1に無事進入したことを確認し、ミッション期間中はL1軌道に留まる予定である。

    IMAPは、L1から、太陽系全体を包み込む太陽風によって作られる保護バブルであるヘリオスフィアの境界そのものを探査・マッピングし、ヘリオスフィアがその先の銀河近傍とどのように相互作用するかを調査する。

    現代の天体地図製作者として、IMAPは、惑星間空間の多様な粒子を探求・図表化し、太陽からの荷電粒子のエネルギー化と太陽風と星間空間の境界における相互作用という、太陽物理学における最も重要な二つの課題を調査する。加えて、IMAPの太陽風や高エネルギー粒子のリアルタイム観測は、宇宙船や人間にとって悪影響を軽減するための重要なデータを提供する。

    <ひとこと>: イメージのリンク先は動画 .mp4 です。

  3. キャラザース・ジオコロナ天文台、目標軌道に到達

    NASAのキャラザーズ・ジオコロナ天文台(Carruthers Geocorona Observatory)は目標軌道に到達し、地球の外層大気であるジオコロナからの紫外線の輝きの初の繰り返し観測を捉える位置に着いた。

    この成果は、1月8日に行われた3回目で最後の軌道機動、2分間の点火によって確認された。この宇宙船は現在、地球から約100万マイル離れた重力バランスの位置であるL1ラグランジュ点の周りを回る予定のハロー軌道に入った。この宇宙船は、2025年9月24日に、ケネディ宇宙センタから打上げられた。

    キャラザースは広視野画像装置と狭視野画像装置の2台のカメラを使って、地球の最も外層の大気層から放たれる紫外線の光である地球のジオコロナを、これまでに撮影した中で最も詳細な画像を捉える。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  4. 軌道上での四半世紀:地球とその先の生命を形作る科学

    人類は、25年以上にわたって、国際宇宙ステーションで継続的に生活し、調査を行い、地球上の生命を変革し、探査の未来を形作っている。食料の栽培やDNAの配列決定から、病気の研究、火星ミッションのシミュレーションに至るまで、軌道上の実験室でのあらゆる実験は、人類が地球を超えて繁栄し、世界中の人々に利益をもたらす科学技術を進歩させる方法の理解を深めている。

    宇宙ステーションは、地球上では得られない実験室を科学者達に提供する。微小重力下では、細胞は三次元で成長し、タンパク質はより高品質な結晶を形成し、生物学的システムは重力によって隠された詳細を明らかにする。これらの疾患は、病気の研究や治療法の開発に新たな方法をもたらす。

    宇宙飛行士や研究者達は、軌道上の実験室を使ってがん細胞の成長を観察し、薬物送達方法を検証し、パーキンソン病やアルツハイマー病などの疾患に関連するタンパク質構造を調査してきた。その一例がAngiex Cancer Therapyの研究で、腫瘍に栄養を供給する血管を標的とする薬剤を試験した。微小重力下では、内皮細胞がより長く生き残り、人間の体内に近い振る舞いをすることで、研究者達は、治療の仕組みや安全性について、人間による試験の前により明確に理解できる。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  5. トンボリフトに飛行を与える

    NASAのドラゴンフライミッションは、土星の衛星タイタンを探査するために自動車サイズのロータークラフトを送り込み、前例のない科学的発見の旅に出る。この初のプロジェクトの、国内でも最先端の宇宙シミュレーションおよび試験研究所のいくつかで、野心的な探査ビジョンを実現するための作業が進んでいる。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  6. 極小の銀河にも衝突の痕跡?矮小銀河の外側に広がる星のしるし

    すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラで、天の川銀河の衛星銀河の周辺に広がる暗い星々を探した結果、これまで知られていなかった新しい構造が発見されました。この構造は、銀河同士の衝突や合体の痕跡と似通った特徴を持ちます。非常に小さな矮小銀河でも銀河衝突が起きていた可能性を示す重要な手がかりです。

    天の川銀河の周囲には、古くから重力にとらえられて回り続ける小さな衛星銀河が数多く存在します。こうした矮小銀河は宇宙初期に生まれた「銀河の化石」ともいえる存在で、その構造を調べることで銀河がどのように成長してきたのかを知ることができます。従来、矮小銀河のような小規模な銀河は、ガスの流入や内部での星形成といった比較的単純な過程で形成されると考えられ、銀河同士の衝突や合体はほとんど起きないとみなされてきました。しかし近年、欧州宇宙機関のガイア衛星の観測により、一部の矮小銀河で本来の広がり(潮汐半径)を超えて星が分布している例が見つかり注目を集めています。一方、ガイアでは比較的明るい赤色巨星しか捉えられず、外側に広がる暗い星の分布を詳しく調べることは困難でした。そのため、外側の構造が天の川銀河の潮汐力によって後から引き伸ばされたものなのか、過去の銀河合体によって形成された、矮小銀河固有の構造なのかは、判断できていませんでした。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<1月9日(金)>
  1. チャンドラ、新年をシャンパンクラスターと共に迎える

    チャンドラX線天文台と光学望遠鏡から撮られたこの新しいイメージに見られる銀河団は、新年を祝う「シャンパン集団」である。

    この銀河団は2020年12月31日に発見された。この日付と、銀河の泡のような外観、そしてチャンドラ観測で見られた超高温ガス(紫色で表記)が相まって、天文学者達は、この銀河団に「シャンパン集団(Champagne Cluster)」というニックネームを付けた。公式にはRM J130558.9+263048.4である。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. 数十年かけて制作されたチャンドラによる超新星の残骸の映像

    この新しい映像は、チャンドラX線天文台から、25年以上にわたって収集されたデータを用いて、ケプラーの超新星の残骸の進化が示されている。

    ケプラーの超新星の残骸は、ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーにちなんで名付けられ、1604年に夜空で初めて目撃された。今日、天文学者達は、白色矮星が伴星から物質を引き出したり、別の白色矮星と合体したりして臨界質量を超えたときに爆発したことを知っている。この種の超新星はタイプIaと呼ばれ、科学者達は宇宙の膨張を測定するために利用している。

    超新星の残骸は、恒星の爆発後に残る破片の帯であり、爆風によって物質が数百万度にも加熱されたためにX線光で強く輝くことが多い。その残骸は地球から約17,000光年離れた銀河システムにあり、チャンドラは、破片の詳細な画像と時間とともに、変化する様子を撮影することができた。この最新のビデオには、2000年、2004年、2006年、2014年、2025年のX線データが含まれている。

    <ひとこと>: イメージのリンク先は動画 .mp4 です。

  3. 銀河の抱擁

    NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の中赤外線データ(白、灰色、赤)とチャンドラX線天文台のX線データ(青)が、2025年12月1日に公開された衝突する渦巻銀河の写真に集まっている。この2つは数百万年前に互いにすれ違った。数十億年後、一つの銀河に融合するだろう。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  4. IXPE、初めて白色矮星を測定

    科学者達は、初めて、NASAのIXPE(イメージングX線偏光探査機)を使って白色矮星を調査した。IXPE独自のX線偏光能力を使った天文学者達は、中間極EXハイドレイ(intermediate polar EX Hydrae)と呼ばれる星を観測し、エネルギー連星システムの幾何学的構造を解明した。

    2024年、IXPEは、地球から約200光年離れたヒドラ座の白色矮星システムEXハイドラーに約1週間を費やした。その結果に関する論文がAstrophysical Journalに掲載された。ケンブリッジのマサチューセッツ工科大学を拠点とする天体物理学の研究科学者達が主導し、アイオワ大学、イーストテネシー州立大学、リエージュ大学、エンブリーリドル航空大学の共著者も参加した。

    この白色矮星は、星が核で融合する水素燃料が尽きた後に発生するが、核崩壊による超新星として爆発するほどの質量は存在しない。残るものは非常に密度が高く、地球とほぼ同じ直径で、質量は太陽と同等である。

    EXハイドラーは主系列星を持つ連星系にあり、そこからガスが絶えず白色矮星に降り注いでいる。白色矮星がどのようにこの物質を蓄積し、どこに到達するかは、白色矮星の磁場の強さに依存する。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  5. 115億光年かなたに"巨大渦巻銀河"を発見(ALMA:国立天文台)

    名古屋大学の研究者らは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡による観測から、115億年前の初期宇宙に存在した「モンスター銀河」が、高速で回転する巨大な渦巻銀河であることを突き止めた。この銀河は、水素ガスのネットワーク「宇宙網」から大量のガスを取り込み、星を生み出す原材料と回転の勢いを得ていると考えられます。

    宇宙の初期には、天の川銀河の数百倍から数千倍という爆発的なペースで星を生み出す銀河、通称「モンスター銀河」が存在していました。こうした銀河では猛烈な星形成活動によって大量の塵(ダスト)が生じ、星の光を遮ってしまいます。そのため、銀河の構造や、なぜ活発な星形成が起きているのかは、これまで十分に理解されていませんでした。

    名古屋大学大学院理学研究科の梅畑豪紀特任助教(高等研究院 YLC教員)を筆頭に、国立天文台ALMAプロジェクトの研究者も参加する国際共同研究チームは、約115億年前の宇宙で銀河が集まった原始銀河団にあるモンスター銀河「ADF22.A1」を、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)とアルマ望遠鏡を用いて高解像度で観測しました。

    JWSTは、塵による減光の影響が比較的少ない近中間赤外線で星からの放射をとらえることができます。アルマ望遠鏡は、紫外線を吸収して暖められた塵が放つミリ波・サブミリ波を検出することで、塵に隠された星形成活動を明らかにします。さらに冷たい分子や原子ガスの分布や運動状態を調べることもできます。今回の観測により、星と星間物質(ガス、塵)の両方の面からこれまで隠されていたモンスター銀河の姿を明らかにしました。

    <ひとこと>: 詳細は国立天文台のサイト(表題のリンク)から。

<12月26日(金)>
  1. NASA、太陽との合に先立って MAVEN 宇宙船の問題について調査する

    NASAは、12月6日に最後に連絡があったMAVEN探査機との再連絡を続けている。NASAのディープスペースネットワーク(DSN)と連携し、MAVENチームは宇宙船回復のための指令を送信し、ネットワーク上の宇宙船の信号を監視している。

    MAVENチームはまた、12月6日の無線科学キャンペーンから回収された追跡データの断片の解析も続けている。この情報は、可能な出来事のタイムラインを作成し、問題の根本原因を特定するために使われている。その取り組みの一環として、NASAのキュリオシティチームは12月16日と20日に、ローバーのマストカム機器を使ってMAVENの基準軌道を撮影しようとしたが、MAVENは検出されなかった。さらなる分析は継続されるが、この計画中の監視は、今後の太陽の合の影響を受けるだろう。

    火星の太陽の合は、火星と地球が太陽の反対側にある期間で12月29日月曜日に始まる。NASAは1月16日金曜日まで火星ミッションと接触しない。太陽の合が終わったら、NASAは、MAVENとの通信再開に向けた取り組みを再開する予定である。

    <ひとこと>: 大判イメージは省略。

  2. アルテミスIVミッション搭載機器の選定について(JAXA)

    2025年12月4日、アメリカ航空宇宙局(NASA)より、アルテミス計画における2回目の有人月面着陸ミッション(アルテミスⅣ)において、宇宙飛行士が月南極域で展開を行う月面科学のための搭載機器を2つ選定したと発表され、その内の一つとして、NASAジェット推進研究所(以下JPL)のリードのもと、JAXA/宇宙科学研究所(ISAS)、東京大学、フランス国立宇宙研究センター(以下CNES)、パリ地球物理研究所(以下IPGP)を含むチームが提案した地震観測・地下探査装置である月南極域地震観測・探査ステーション(South Pole Seismic Station:SPSS)が選定されました。

    JPLのリードのもと、CNES及びIPGPが地震計を開発・提供し、日本は、月着陸機付近の浅部地下構造を精密探査するための小型震源装置(Portable Active Seismic Source:PASS)を提供します。SPSSの搭載決定に向けて、JAXAは東京大学と連携し、PASSの開発を進めます。

    <ひとこと>: 大判は省略。

  3. H3ロケット8号機の打上げ失敗及び対策本部の設置(JAXA)

    2025年(令和7年)12月22日
    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2025年12月22日10時51分30秒(日本標準時、24時間表記)に、種子島宇宙センターからH3ロケット8号機による準天頂衛星システム「みちびき5号機」の打上げを行いましたが、第2段エンジン第2回燃焼が正常に立ち上がらず早期に停止したことから、予定した軌道に「みちびき5号機」を投入することができず、打上げに失敗しました。

     搭載された「みちびき5号機」に関係する皆さま、地元をはじめご支援いただいている皆さま、国民の皆さまのご期待に応えられず、深くお詫び申し上げます。

     現在、山川理事長を長とする対策本部を設置し、原因究明を実施しております。
     状況等につきましては、随時お知らせいたします。

    <ひとこと>: 関連イメージは省きました。

    <付記>: 最近では、技術の進歩により、打上げの失敗は、あまり例のない出来事になっています。打上の失敗は、単に打上関連費用の喪失のみでなく、搭載した機器(この場合はみちびき5号機)を失うという重大なロスを招きます。一般的には、搭載する機器は試行開発(一品生産)であることがほとんどなので、その損失も大変大きなものがあり、発注側への意識にも大きな影響を与えます。
    ライドシェア打上など、打上費用の低コスト化の進む中での今回の失敗は、今後の打上ビジネスへの影響が非常に大きいと考え、この記事はあえて取り上げました。

<12月19日(金)>
  1. NASAの研究、土星の衛星タイタンが全球的な海を持っていない可能性があることを示唆する。

    2008年のNASAのカッシーニミッションからの重要な発見は、土星の最大の月であるタイタンの地下に広大な水の海が存在する可能性があるというものだった。しかし、ミッションデータの再分析は、より複雑な図を示唆している。タイタンの内部は、氷で構成されている可能性が高く、岩石の核の近くで形成されるスラッシュの層や小さな温水のポケットがある。

    NASAのジェット推進研究所の研究者達が主導し、水曜日に「ネイチャー」誌に発表されたこの新しい研究は、タイタンや太陽系全体の他の氷の月に対する科学者達の理解に影響を及ぼす可能性がある。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。イメージのリンク先は動画 です。

  2. NASAとパートナー、重要な水追跡プログラムを拡大

    蒸発散(Evapotranspiration)とは、地面からの植物を通じての大気への水の移動や、地面からの直接の蒸発を指す。OpenETプログラムは、水資源管理、灌漑計画、干ばつ監視、そして火災リスク評価において重要なツールとして機能する。

    全48州が、タイムリーで高解像度の水のデータの恩恵を受けることができる。オープンETプログラムは、NASA、アメリカ地質調査所、カリフォルニア州立大学、環境防衛基金、砂漠研究所、グーグルアースエンジン、ハビタットセブンのコンソーシアムパートナーによって主導される公私協力のプログラムで、蒸発散に関する情報を提供する。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  3. NASA IXPEの最長観測がブラックホールのジェットの謎を解明

    NASAのIXPE(イメージングX線ポラリメトリ探査機)を使用している国際的な天文学者達のチームが、X線天文学の初期から未解決であった問題に答える超大質量ブラックホールのジェットにおけるX線の起源を特定した。彼らの研究結果は、アメリカ天文学会によって、11月11日に発表された『アストロフィジカルジャーナルレターズ』に掲載された論文で説明されている。

    IXPEミッションは、1月から3月の60日間にわたって600時間以上、X線で観測可能な最も明るい銀河団ペルセウス座銀河団(Perseus Cluster)を観測した。これは、IXPEによる単一ターゲットの最も長い観測であるだけでなく、IXPEが銀河団を観測するのは初めてのことでもある。

    具体的に、科学者達のチームは、ペルセウス星団の中心に位置する巨大な活動銀河3C 84の偏光特性を調査した。この活動銀河は、その近接性と明るさから、よく知られたX線源であり、X線天文学者にとっては一般的なターゲットである。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  4. 星のジェット

    NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、2025年9月10日に公開されたこのイメージに、成長する巨大な恒星から噴き出す燃え盛るガスのバーナーを捉えた。恒星の質量が増大する際に放出される重力エネルギーによって動力を得た恒星のジェットは、原始星の形成履歴を暗号化している。このイメージは、原始恒星ジェットが親星の質量に応じてスケールに及ぶ証拠を示している。プラズマを駆動する恒星エンジンの質量が大きいほど、生成されるジェットは大きくなる。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  5. チャンドラ、小さな銀河がブラックホールの傾向に逆らう可能性があると発見

    NASAのチャンドラX線天文台を利用した最近の研究によれば、ほとんどの小さな銀河は中心に超大質量ブラックホールを持っていない可能性がある。これは、NASAが宇宙の仕組みを探求する世界をリードしている中で、ほぼすべての銀河の核に巨大なブラックホールが存在するという一般的な考えとは対照的である。

    天文学者達のチームは、チャンドラミッションの20年以上にわたって収集された1,600以上の銀河のデータを使った。彼らは、ミルキウェイ銀河の10倍以上の質量から、数パーセント未満の恒星質量を持つ矮小銀河まで、さまざまな質量を持つ銀河を調べた。これらの結果を記述した論文はThe Astrophysical Journalに掲載されており、https://arxiv.org/abs/2510.05252 から閲覧できる。

    このチームは、準銀河のうち超大質量ブラックホールを含む可能性が高いのは約30%に過ぎないと報告している。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<12月12日(金)>
  1. XRISM、Cas Aに塩素、カリウムを検出

    カシオペアAの超新星の残骸が、2024年1月8日のこのイメージで、X線、可視光、赤外線で輝いている。このイメージは、NASAのチャンドラX線天文台、ハッブル、ウェッブ、スピッツァー宇宙望遠鏡のデータが結合されている。XRISM(X線イメージング・分光ミッション)衛星による調査によって、残骸から、塩素とカリウムを初めて検出した。この結果に関する論文は2025年12月4日にNature Astronomy誌に掲載された。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. NASAのチーム、MAVEN宇宙船の信号喪失に取組む

    NASAのMAVEN(火星大気・揮発性進化)宇宙船は、12月6日に、火星の周回軌道上で、地上局との信号が途絶えた。MAVENのテレメトリーは、赤い惑星の背後を周回する前はすべてのサブシステムが正常に動作していることを示していた。宇宙船が火星の背後から現れた後、NASAのディープスペースネットワークは信号を観測しなかった。

    宇宙船と運用チームはこの異常を調査し、状況に対処する準備を進めている。

    MAVEN宇宙船は2013年11月に打ち上げられ、2014年9月に火星軌道に入った。ミッションの目的は、火星の上層大気、電離層、太陽や太陽風との相互作用を探査し、火星大気が宇宙に失われる状況を探ることである。大気損失を理解することで、科学者達は火星の大気や気候、液体の水、惑星の居住可能性の歴史を知ることができる。また、火星表面のローバーへの通信中継局としても機能している。昨年、MAVENは火星で軌道上10周年を迎えた。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。イメージはありません。

  3. アルマ望遠鏡がとらえた小マゼラン雲のふんわり分子雲
    ~星が生まれる環境は宇宙の歴史の中で変わってきたか~
    <ALMA:国立天文台>

    現在の宇宙では、太陽のような恒星は細長いフィラメント構造の分子雲から生まれてくることが知られています。しかし、大昔の宇宙で星が生まれてきた環境は、まだよく分かっていません。約100億年前の宇宙の環境に似ているとされる小マゼラン銀河をアルマ望遠鏡で観測したところ、約6割の分子雲がフィラメント状になっているのに対し、残り4割は“ふんわり”と広がった形であることが分かりました。宇宙の歴史の中で星形成の環境がどのように変わってきたかを解明する手がかりとなる発見です。

    <ひとこと>: 大判を含む詳細は上記リンクから。

  4. 革新的衛星技術実証4号機(小型実証衛星4号機)の打上げ[再設定(その3)]

    2025年(令和7年)12月8日
    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

    革新的衛星技術実証4号機の8つの実証テーマを搭載した小型実証衛星4号機(RAISE-4)は、2025年12月9日12時00分(日本時間、24時間表記)にニュージーランドのマヒア半島にあるRocket Lab社の第1発射施設(Launch Complex 1)から同社のロケットElectronにより打ち上げられる予定でしたが、Rocket Lab社より、追加の確認作業の時間を確保するため、下記のとおり新たな打上げ日時を設定した旨の連絡がありました。

                   記
    1.打上げ予定日時 : 2025年12月12日(金) 12時00分 (日本時間、24時間表記)
    2.打上げ手段 : Electron(Rocket Lab社)
    3.打上げ場所 : ニュージーランド・マヒア半島 第1発射施設

    <ひとこと>: イメージはありません。

<12月5日(金)>
  1. SOHO、30周年を祝う

    1995年12月2日、NASAとヨーロッパ宇宙機関の太陽・ヘリオスフェリック観測所(SOHO)が宇宙へ打上げられた。これは2年間のミッションとして予定されていた。

    SOHOは、地球から150万km離れた太陽の方向に位置する前哨基地から、途切れることのない眺望を受けている。この衛星は、約3回にわたる11年の太陽周期にわたって太陽の活動をほぼ連続的に記録してきた。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. NASAのPUNCH、SOHO宇宙船によって発見された彗星を追う

    8月から10月にかけて、NASAのPUNCH(Polarimeter to Unify the Corona and Heliosphere:コロナとヘリオスフィアのための分光計)ミッションは、彗星2025 R2(SWAN)を追跡した。これは、30年前の火曜日に打上げられた、NASAとESA(ヨーロッパ宇宙機関)の共同ミッションであるSOHO(太陽・太陽圏観測衛星)によって発見された、数千の彗星の一つである。

    <ひとこと>: イメージのリンク先は動画 .mp4 です。

  3. NASA、火星の砂漠と空の準備のためにデスバレーでドローンをテスト

    NASAの技術者が火星探査のコンセプトを検証したいとき、テスト、調整、その繰り返しのために、地球上で火星のような条件を作り出す方法を見つけなければならない。

    NASAのジェット推進研究所のチームは、今年初めに、3機の研究用ドローンを、カリフォルニアのデスバレー国立公園とモハーヴェ砂漠に持ち込んだ。彼らはナビゲーションソフトウェアを洗練するために、荒涼とした特徴のない砂漠の砂丘を必要としていた。「拡張ロバスト航空自律」と呼ばれるこの研究は、昨年同機関の火星探査プログラムから資金提供された25のプロジェクトのうちの一つであり、未来技術の限界を拡げている。火星の同様の砂丘は、NASAのインジェニュイティ火星ヘリコプターの最後の飛行、特に72回目で最後の火星飛行の際にナビゲーションアルゴリズムを混乱させた。

    <ひとこと>: 大判はありません。

  4. ESAのHydroGNSSミッション、水の"偵察"を開始

    ヨーロッパ宇宙機関(ESA)初のスカウトミッションであるHydroGNSSが、11月28日に打ち上げられ、水の利用可能性と気候変動が地球の水循環に与える影響に関する世界的な理解を深める上で重要な一歩となった。

    2基の双子HydroGNSS衛星は、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地からのトランスポーター15ライドシェア飛行の一環として、19時44分(CET)にSpaceXのFalcon 9ロケットで軌道に運ばれた。

    打上げから90分も経たないうちに、2つの衛星はロケットから分離した。その後、22時45分(中央ヨーロッパ標準時)に、英国のサリー・サテライト・テクノロジー社(SSTL)が信号を受信したことを確認し、両衛星が地球の軌道上で安全に進出していることを示した。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<11月28日(金)>
  1. NASAのTESS宇宙船、プレアデス星団の3倍の大きさに

    天文学者達は、NASAのTESS(トランジティング系外惑星調査衛星)やその他の観測所のデータを利用し、北の空にある星群プレアデス星団に関する理解を革命的に変えた。

    複数の近くの星群のメンバーの、自転、化学、ミルキウェイ銀河の周りの軌道を調べることによって、科学者達は、1,900光年にわたって弧を描く、3,000以上の恒星の連続体を特定した。この大プレアデス団複合体は、プレアデス団に関連する星の数を3倍に増やし、将来的に同様の分散星団を発見するための新たなアプローチを開く。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. NASA、アルテミスII月ミッションに向けて進む

    2026年が近づくにつれて、NASAは、アルテミス計画での初の有人ミッション、遅くとも来年4月までの、アルテミスIIの打上げと飛行に向けて進めている。

    NASAのオリオン宇宙船は、打上および中止システムの脱出塔を備え、現在ケネディ宇宙センターの同機関のビークルアセンブリビル(VAB)でSLS(スペースローンチシステム)ロケットと統合されている。オリオン積み込み後、チームは、SLSとオリオン間の重要な通信システムのテストを完了し、ロケット、オリオン、地上システム間のインターフェースが正常に機能していることを確認した。これには通信や航法を支援する近距離宇宙ネットワークおよび深宇宙ネットワークとのエンドツーエンド試験も含まれる。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。アルテミスIIの打上は、一度は2024年の打上を、その後は今年中の打上をアナウンスしていました。今回の延期には、先般の、米国の予算不成立に伴う影響が含まれているのかも知れません。

  3. NASA、新しい3カ国を迎え、アルテミス協定5周年を祝う。

    10月はNASAと創設者たちがアルテミス協定に署名してから5周年。ハンガリー、マレーシア、フィリピンが宇宙の平和的探査に専念する拡大する連合に加わることを認め、現在、関与している国の数は59か国となっている。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<11月21日(金)>
  1. 暗黒物質をマッピングする

    2025年6月30日に公開されたこのイメージでは、NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とNASAのチャンドラX線天文台からのデータを組み合わせてダークマターを可視化している。研究者達は、ウェッブの観測を利用して、ここに示されている銀河団の質量と、もはや個々の銀河に縛られていない星から発せられる集合の光を注意深く測定した。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. NASAの望遠鏡、渦巻銀河を観測

    NGC 1068は比較的近い渦巻銀河であり、2025年7月23日に公開されたこのイメージに登場する。銀河の中心にはミルキウェイ銀河の2倍の質量を持つブラックホールがある。NASAのチャンドラX線天文台のデータによると、NGC 1068のブラックホールから時速100万マイルの風が吹き、銀河の中心をX線で照らしている。

    イメージには、チャンドラ(青)からのX線、米国国立科学財団のカール・G・ヤンスキー超大型アレイ(ピンク)、NASAのハッブル宇宙望遠鏡およびジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の光学データ(黄色、灰色、金色)が含まれている。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  3. 初期宇宙で見つかった「超高温の星工場」 ~高温の星間塵が示す初期銀河の急速な成長~(ALMA:国立天文台)

    アルマ望遠鏡による観測で遠方銀河の温度を測定した研究者たちは、極端に活発な星形成が起きていることに気づきました。その銀河は天の川銀河の180倍もの勢いで恒星を生み出し、加熱された高温の星間塵が明るく輝いています。宇宙が非常に若かった時代に銀河がどのようにして急速に成長してきたのか、長らく天文学者を悩ませてきた問題に答えをもたらす発見かもしれません。

    <ひとこと>: イメージはありません。

  4. 人類の宇宙での25周年を祝う

    2025年、NASAとその国際的なパートナーは、国際宇宙ステーションでの人類の継続的な滞在の25周年を祝う。2000年11月2日以降、26か国から290人以上がこの軌道上の研究所で生活・作業を行い、地球の科学技術を進歩させ、アルテミス月探査や将来の火星探査への道を切り開く数千の実験を実施してきた。

    <ひとこと>: 大判は省略。

<10月31日(金)>
  1. 近地球追跡ネットワークサービスの本格運用開始(JAXA)

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、スカパーJSAT株式会社(スカパーJSAT)との「近地球追跡ネットワークサービス民間調達に関する基本協定」に基づき準備を進めてきたJAXA近地球追跡ネットワークサービス(以下、「JAXA NEN*1」という)の本格運用を2025年9月から開始したことをお知らせします。

    JAXA NENは、JAXAが保有する地上局と、スカパーJSATが保有する国内地上局およびスカパーJSATの業務提携先であるKSAT*2所有の海外局を統合して運用される、近地球周回衛星用の追跡ネットワークシステムです。

    JAXAミッションに限らず宇宙分野に関係している研究開発を行っている民間企業、大学、研究機関などへの追跡ネットワークシステム利用拡大を図り、国内の追跡ネットワークサービスの産業化促進を目指しています。

    <ひとこと>: イメージはありません。

  2. 軌道利用の安全に係るレポート(JAXA)

    持続可能な宇宙開発のためには軌道上環境の維持は不可欠です。JAXA安全・信頼性推進部では、入手可能な最新情報に基づき軌道上環境の現状や、破砕事象の発生状況、国内外のスペースデブリ対策の動向等の情報を、グラフ等を使用して分かりやすくお伝えするレポートを発行しています。

    SOSはSpace Operations Safetyの略称です。

    軌道利用の安全に係るレポート_2025年10月 Volume3 (4.00 MB)
    コンテンツ
    1.目的
    2.軌道上物体の分布
    3.軌道利用の安全に係るトピックス
    4.国内外のスペースデブリ対策に関する動向
    5.学会・ワークショップ情報
    6.参考文書およびデータベース
    軌道利用の安全に係るレポート_2024年10月 Volume2 (1.49 MB)
    軌道利用の安全に係るレポート_2023年10月 Volume1 (1.28 MB)

    <ひとこと>: 詳細はリンク先から。

<10月24日(金)>
  1. H3ロケット7号機による新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の 打上げ延期(JAXA)

    2025年(令和7年)10月19日
    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターからH3ロケット7号機による新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の打上げを2025年10月21日に予定しておりましたが、打上げ当日の天候の悪化が予想されるため、打上げを延期することといたしました。
     また、少なくとも10月23日までは天候の回復が見込めないため、新たな打上げ日については見通しが得られ次第改めてお知らせいたします。

    <ひとこと>: イメージはありません。

  2. H3ロケット7号機による 新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の打上げ[再設定]

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット7号機による新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の打上げについて天候判断の結果、打上げ日を下記のとおり決定いたしました。

                 記

    打上げ日 : 2025年10月26日(日)
    打上げ時刻 : 9時00分頃(日本標準時、24時間表記)
    打上げ予備期間 : 2025年10月27日(月)~2025年11月30日(日)
    打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

    最新の国際宇宙ステーションの軌道により決定する。

    予備期間中の打上げ日及び時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定する。

    なお、10月26日の天候について注視が必要な状況であり、打上げ可否については明日以降も引き続き確認いたします。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。イメージはありません。

<10月17日(金)>
  1. Swarm、地球の磁場の弱点が拡大していることを明らかに

    科学者達は、ヨーロッパ宇宙機関のSwarm衛星編隊からの11年間の磁場測定を使用して、南大西洋異常(South Atlantic Anomaly)として知られる南大西洋上の地球の磁場の弱い領域が、2014年以降、ヨーロッパ大陸のほぼ半分の面積に拡大していることを発見した。

    地球の磁場は地球上の生命にとって不可欠である。それは、宇宙の放射線や、太陽からの荷電粒子から我々を守る複雑でダイナミックな力である。

    それは主に、我々の足元約3000kmの外核を構成する、溶融し渦巻く液体の鉄の世界的な海によって生成される。自転車のダイナモの回転する導体のように働き、電流を生成し、それが絶えず変化する電磁場を生成するが、実際には、電磁場を生成するそのプロセスははるかに複雑である。

    ヨーロッパ宇宙機関の地球観測未来EO計画(Earth Observation FutureEO programme)の下で開発された地球探査機ミッション、Swarmは、地球の核、マントル、地殻、海洋、電離層と磁気圏から発生する磁気信号を正確に測定する、3つの同一の衛星の編隊で構成されている。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<10月10日(金)>
  1. H3ロケット8号機による「みちびき5号機」の打上げ

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
    三菱重工業株式会社

    H3ロケット8号機による準天頂衛星システム「みちびき5号機」の打上げについて、下記のとおり実施いたします。

    打上げ予定日 : 2025年12月7日(日)
    打上げ予定時間帯 : 11時30分~12時30分(日本標準時、24時間表記)
    打上げ予備期間 : 2025年12月8日(月)~2026年1月31日(土)
    打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

    予備期間中の打上げ時間帯については、打上げ日毎に設定する。

    <ひとこと>: イメージはありません。

<10月3日(金)>
  1. 発見警報:「幼児」惑星が星の周りのリングで初めて撮られる!

    研究者達は、若い星を取り囲む円盤のリング状の隙間に埋め込まれたWISPIT 2bと呼ばれる若い原始惑星を発見した。理論家達は、惑星がこれらの隙間に存在する可能性が高く、おそらくそれらをつくる可能性さえあると考えてきたが、実際に観測されたのはこれが初めてである。

    <イメージの説明>: WISPIT 2 システムのこのイメージは、チリのマゼラン望遠鏡とアリゾナ州の大型双眼望遠鏡によって撮影された。原始惑星 WISPIT 2b は、星(恒星)システムの星を囲む、明るい白いダストのリングの右側にある小さな紫色の点である。WISPIT 2b の外側に暗い白いリングが見える。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。



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