猫の足星雲
(Cat’s Paw Nebula)

猫の足星雲(NIRCam画像)
Cat's Paw Nebula (NIRCam Image)

NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の3年目の生産性の高い科学を祝うために、天文学者達は、望遠鏡を使って、巨大な局所的な星形成領域である猫の足星雲(NGC 6334)の表面を見た。この領域は、NASAのハッブル宇宙望遠鏡と引退したスピッツァー宇宙望遠鏡による以前の研究の対象となっており、乱流分子雲が星に移行するために必要な複数のステップを理解しようとしている科学者達にとっては非常に興味深いものである。

その近赤外線機能と鮮明な解像度によって、望遠鏡は、ガス、ダスト、若い星で構成される構造の一部を明らかにした。

ウェッブの視点は、まだ開発中の混沌とした光景を明らかにしている:巨大な若い星が近くのガスやダストを削り取り、その明るい星の光が青で表された明るい星雲のような輝きを生み出している。これは、この地域の大きな物語のほんの一章に過ぎまない。破壊的な若い星は寿命が比較的短く、光度が高いために、最終的には局所的な星形成のプロセスを消し去る。

猫の足星雲は、さそり座の約4,000光年にある。

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July 10, 2025



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