フレーム星雲の中の低質量天体(近赤外線カメラ)
Low Mass Objects within the Flame Nebula (NIRCam Image)

NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によるこの近赤外線イメージは、右の挿入図に見られる3つの低質量天体を強調している。これらの天体は原始星よりもはるかに冷たいために、それらを検出するにはウェッブの機器の感度が必要である。これらの天体は、フレイム星雲内の褐色矮星の最低質量限界調査の一環として調査された。

ウェッブのイメージは、1.15ミクロンと1.4ミクロンの波長の光を青、1.82ミクロン(F182M)を緑、3.6ミクロン(F360M)をオレンジ、4.3ミクロン(F430M)を赤で表している。

フレーム星雲:ハッブルとウェッブの観測

このフレーム星雲のイメージのコラージュは、左側がNASAのハッブル宇宙望遠鏡からの近赤外線の光の視界を示しており、右側の2つのインセットは、NASAのジェームズウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した近赤外線の視界を示している。ハッブル宇宙望遠鏡のイメージに写っている暗く濃いガスやダスト、また周囲の白い雲の多くは、ウェッブ宇宙望遠鏡のイメージでは取り除かれており、若い星や褐色矮星などの赤外線を生成する物体が突き刺さった、より半透明の雲が見えてくる。天文学者達は、ウェッブ宇宙望遠鏡を使って、この星形成領域内の最も質量の小さい天体を調査した。

左のハッブル宇宙望遠鏡のイメージは、波長1.05ミクロンの光を青、1.3ミクロンを緑、1.39ミクロンの光を赤で表している。右の2枚のウェッブイメージは、波長1.15ミクロンと1.4ミクロンを青、1.82ミクロンを緑、3.6ミクロンをオレンジ、4.3ミクロンを赤で表している。

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March 10, 2025    


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