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NASA/ESA/CSAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使用している天文学者達は、僅か5000光年離れたミルキウェイ銀河に、炭素に富んだダストを生成する原因となっている2つの星を特定した。ウォルフライエ140(Wolf-Rayet 140)の大質量の星が細長い軌道で互いに揺れ動くと、風が衝突して炭素に富んだダストが生成される。8年ごとに数ヶ月間、星は新しいダストの殻を形成し、それが外側に広がり、最終的には銀河システムの他の場所で形成される星の一部になる可能性がある。 天文学者達は、生命に不可欠な炭素のような元素が、どのようにして宇宙全体に広く分布するようになったのかを、長い間追跡しようとしてきた。今回、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、ミルキウェイ銀河で現在進行中の炭素に富んだダストの発生源の1つであるウルフ・ライエ 140 の、狭く細長い軌道をたどる2つの大質量の星のシステムについて、より詳細に調査した。 このウェッブのイメージの中央の白い点の中のそれらが互いに揺れると、それぞれの星からの風がともにぶつかり合い、物質が圧縮され、炭素に富んだダストが形成される。ウェッブ宇宙望遠鏡の最新の観測では、17個のダストシェルが中間赤外光で輝き、一定の間隔で周囲の空間に広がっていることが示されている。--- 以下略。 Jan 13, 2025 |