NASAのウェッブ、主小惑星帯でこれまでに発見された最小の小惑星を明らかにする
NASA’s Webb Reveals Smallest Asteroids Yet Found in Main Asteroid Belt

NASAの強力なジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(右)は、研究対象と秘密を明らかにするリストに小惑星を含んでいる。

ケンブリッジのマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者達が率いるチームは、ウェッブの遠方の星の観測を再利用して、天文学者達がこれまでに検出した小さな小惑星の集団を明らかにした。

これらの138個の新しい小惑星は、バスの大きさからスタジアムの大きさまで多様であり、地上の望遠鏡では観測できなかったメインベルトの範囲にある。さまざまなサイズの小惑星がメインベルトの範囲内にいくつあるかを知ることで、時間の経過とともに衝突によって小惑星がどのように変化したかについて何かを知ることができる。その過程は、太陽系の歴史を通じて、それらの一部がどのようにしてメインベルトを脱出したか、さらには隕石がどのようにして地球にたどり着いたかにも関係している。

「この大きさの小惑星はメインベルトの大きな小惑星同士の衝突から形成された可能性が高く、地球と太陽の近くに向かって漂流する可能性がある。」と研究者は言う」。

小惑星は、可視光線よりも、ウェッブが検出するように調整された波長である赤外線でより明るく輝き、これまで気づかれなかった主要な小惑星帯の人口を明らかにするのに役立つ。NASAは、近日公開予定のミッションである地球近傍天体(NEO)探査でも、その赤外線の輝きを利用する予定である。この最新探査機は、地球に危険を及ぼす可能性のある地球近傍の小惑星や彗星を探すために特別に設計された初めての宇宙望遠鏡である。

この研究を発表した論文「Detections of decameter main-belt asteroids with JWST」は、12月9日に、ネイチャー誌に掲載された。

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Dec 20, 2024    


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