JADES-GS-z14-0
(JADES-GS-z14-0)

JADES-GS-z14-0 折込み(近赤外線カメラ)
JADES-GS-z14-0 Pullout (NIRCam)

NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡からのこの赤外線画像は、JWST の高度な深部銀河系外探査(JADES)計画のために NIRCam (近赤外線カメラ)によって撮影された。 NIRCam のデータは、分光観測でさらに調査すべき銀河を決定するために使用された。そのような銀河の一つで折込みに示されている JADES-GS-z14-0 は、赤方偏移 14.32(+0.08/-0.20) であると判断され、最も遠い既知の銀河の現在の記録保持者になった。これは、ビッグバンから3億年も経っていない時期に相当する。

背景の画像では、青は 0.9、 1.15、 1.5ミクロン、緑は 2.0、 2.77ミクロン、赤は 3.56、 4.1、 4.44ミクロンの光を表している。折込み画像は、0.9 ミクロンと1.15 ミクロンの光を青、1.5 と 2.0ミクロンの光を緑、2.77ミクロンを赤で示している。


 

銀河 JADES-GS-z14-0 スペクトラム(近赤外線分光計)
Galaxy JADES-GS-z14-0 Spectrum (NIRSpec)

科学者達は、NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の NIRSpec(近赤外分光器)を使って、遠方銀河 JADES-GS-z14-0 のスペクトルを取得し、赤方偏移を正確に測定し、その年齢を決定した。赤方偏移は、 ライマン・アルファ・ブレーク(高赤方偏移銀河) として知られる臨界波長の位置から決定できる。この銀河の歴史は、ビッグバンから3億年も経っていない。

<参考>: 
➀  ライマン・アルファ輝線天体

➁ ライマン・アルファ・ブレーク(高赤方偏移銀河)

大判はそれぞれのイメージをクリック。

May 30, 2024    



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