三つの近隣の銀河達にズームインする(近赤外線カメライメージ)
Zooming in on three neighbouring galaxies (NIRCam image)

このイメージは、初期宇宙の明るい銀河である銀河 EGSY8p7 であり、励起された水素原子 ライマン・アルファ放射(Lyman-α emission) からの発光が見られる。この銀河は、ウェッブが CEERS 調査で研究した、若い銀河の分野で特定された。下の二つのパネルでは、ウェッブの高感度が、この遠い銀河と、それ以前の観測では一つの大きな銀河しか見つからなかった二つのコンパニオン銀河を拾い上げている。

相互作用銀河団の発見は、ビッグバン後に形成された中性ガスに包まれた EGSY8p7 からの水素の放出が、なぜ目に見えるのかという謎に光を当てるものである。天文学者達は、これらの相互作用する銀河の中の激しい星形成活動が水素放出を活性化し、周囲からガスの帯を取り除き、予期せぬ水素放出を逃がしたと結論付けた。

このグラフは、 CEERS 調査の一環としてウェッブの NIRCam 装置によって捉えられた、複数のイメージから組み立てられている。 EGSY8p7 のクローズアップイメージは、7種類の近赤外フィルターで撮影した NIRCam データを用いて、新たに処理したものである。

[イメージの説明:三つのイメージを含むグラフ。一番上のイメージは「CEERS survey」と銘打たれており、星や銀河の正方形のイメージが、空の位置に合わせてつなぎ合わされている。一つの正方形が強調表示され、左下の切り欠きが拡大され、「Webb/ NIRCam」とラベル付けされている。小さなスポットが右に拡大表示され、「EGSY8p7」というラベルが付けられ、「0.5 arcsec」のスケールマーカーが付いている。ここでは、その場所が三つの隣接する銀河であり、明るくはっきりとしたコアを持つ色のついた塊として現れていることがわかる。

ヨーロッパ宇宙機関の記事です。大判はイメージをクリック。

Jan 18, 2024    



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