褐色矮星 W1935
(Brown Dwarf W1935)

褐色矮星 W1935 (アーティスト・コンセプト)
Brown Dwarf W1935 (Artist Concept)

地球から47光年離れた褐色矮星 W1935 をイメージしたアーティストコンセプト。NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使った天文学者達が W1935 から来るメタンからの赤外線放射を発見した。褐色矮星は冷たく主星を欠いているので、これは予想外の発見である。したがって、上層大気を加熱し、メタンを輝かせる明確なエネルギー源はない。研究チームは、メタンガスの放出は、この赤で示したオーロラを生成するプロセスによるものかもしれないと推測している。

 

褐色矮星達 W1935 と W2220 の大気のメタン(近赤外線分光計)
Atmospheric Methane of Brown Dwarfs W1935 and W2220 (NIRSpec)

天文学者達は、NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使って、12個の冷たい褐色矮星を調査した。そのうちの二つ( W1935 と W2220 )は、組成、明るさ、温度において互いに双子に近いように見えた。しかし W1935 は、 W2220 で観測された予想される吸収特性とは対照的に、メタンからの放射を示した。研究チームは、メタンガスの放出はオーロラを生成するプロセスによるものかもしれないと推測している。

 

大判はそれぞれのイメージをクリック。

Jan 09, 2024    



  戻る