火星探査軌道船メイブン(MAVEN:The Mars Atmosphere and Volatile EvolutioN)
@ 北極上380キロメートルで軌道に入るためにスローダウン点火
MAVEN 打上 MAVEN 火星を周回する(イラスト)
火星大気・揮発進展(MAVEN:The Mars Atmosphere and Volatile EvolutioN)ミッションは、NASA本部によって資金を提供された、NASAの火星偵察プログラムの一部である。2013年11月に打上げられられたこのミッションは、太陽と太陽風による赤い惑星の超高層大気、電離層への干渉を調査するだろう。科学者達は、火星の大気と気象、液体の水、惑星の居住性の歴史に対する洞察を与える火星の大気から宇宙への揮発性物質の消失が時とともに進んだ、その役割を判断するために MAVEN データを使うだろう。
・ MAVEN は、ゴダード宇宙飛行センターによって管理される初めての火星ミッションである。
・ MAVEN ミッション・データ概要(pdf)のダウンロードは こちら から。
・ MAVEN の機器のセットは次の8台のセンサーから成るだろう。
9月21日日曜日(日本時間9月22日月曜日)に火星大気・揮発進展(MAVEN)宇宙船が火星に到着するための全ての準備は良好に進んでいる。全ての宇宙船システムは通常通り動いている。我々は、最終的な軌道訂正作戦(TCM-4)を9月12日に予定してきた。しかしながら、飛行経路を修正する必要がなかったので、この作戦行動はキャンセルされた。 MAVEN は正しい軌道上にある。ここ数日で火星軌道入り(MOI:Mars Orbit Insertion)シーケンスが宇宙船で始まるだろう。地球から指示する必要のあるものを除いて、大部分の指令は自動的に行なわれるだろう。しかしながら、その最初のパスのために必要であるならば、宇宙船の飛行経路を変え火星での高度を上げるために、二回の地上からの指令の機会がある。これらの高度上昇の決定は、軌道入りのほぼ24時間前および6時間前に、誘導チームと誘導顧問団による密接な調整で行なわれるだろう。今は、宇宙船が良好に飛んでいるので、我々は新しい作戦行動を必要とするとは考えていない。
2014年9月21日(日本時間9月22日)、今日のメイブンの火星への到着のための全てがセットされている。全ての宇宙船システムは通常通り動作している。メイブンは更なる軌道修正を必要とすることなく良好な状態にある。今日、メイブンは、火星軌道を捕えるように宇宙船を減速し、その経路に向け約33分間点火するだろう。全ての点火シーケンスの間、我々はメイブンを直接監視しているが、観測されたデータが地球上に戻るのは、地球と火星の間の距離のために12分後になるだろう。右のイメージは、赤い惑星にアプローチするときの、NASAの火星大気・揮発進展(MAVEN)ミッションの軌道のアーティスト・コンセプトを示している。大判はイメージをクリック。
A 33分間メインエンジン点火(搭載燃料の半分以上を消費)
B 35時間で軌道を捕える
C (軌道に入る前の MAVEN の軌道)