木星探査軌道船ジュノ



<NASAのジュノ、木星の大赤斑の深さを調査する> 12月18日

2017年7月に初めて木星の大赤斑の上を通過したNASAのジュノ宇宙船によって集められたデータは、このアイコニックな地形が雲の下を貫いていることを示した。ミッションからの他の意外な事実には、木星が以前に知られていなかった二つの放射帯を持っていることを示した。この調査結果は、月曜日に、年次アメリカ地球物理学連合会議で発表された。
「木星の大赤斑についての最も基本的な疑問の一つはどのくらい深いかである」とジュノの主任研究員 Scott Bolton は言った。「ジュノのデータは、この太陽系で最も有名な嵐が地球の幅のほぼ 1.5 倍であり、この惑星の大気の中約 300 キロメートルを貫くルーツを持っていることを示している。」
この深さの意外な事実は、ジュノのマイクロウェーブ放射計(MWR)によってとられた。木星の大赤斑は木星の南半球の巨大な卵形の深紅色の雲であり、地球上のどの嵐よりも大きな風速で反時計回りに卵形で周っている。2017年4月3日現在、幅 16,000 キロメートルと測定された大赤斑は、地球の約 1.3 倍である。
「ジュノは、大赤斑のルーツが地球の海より50~100倍深く、そのベースがトップより暖かいことを発見した。」と、ジュノ共同調査者 Andy Ingersoll は言った。「風は温度の違いに関係しており、ベースの暖かさは我々が大気のトップに見る猛烈な風を説明している。」
大赤斑の将来は未だ議論に上っている。この嵐は1830年から観察されており、恐らく350年以上は存在している。19世紀には大赤斑は地球の二倍以上あった。しかし、地球ベースの望遠鏡と宇宙船で測定では、現代では大赤斑は大きさが減少しているように見える。1979年にNASAのボイジャー1号と2号が土星とその彼方へ行く途中で木星に接近したとき、大赤斑は地球の直径の2倍あった。今日、地球ベースの望遠鏡での測定は、ジュノが飛んだこの卵形が、ボイジャーの時よりも、幅で3分の一、高さで8分の一に縮小したことを示している。ジュノは、また、ガスの巨人の大気の上、赤道近くに新しい放射帯を検出した。この地帯には、ほぼ光速で動くエネルギーに満ちた水素、酸素、硫黄イオンを含んでいる。
「あなたが木星により親しくなるほど、より怪しくなる。我々は放射線が恐らく我々を驚かせることを知っていたが、 我々は、この惑星の近くに新しい放射帯を持っていることを発見するとは思わなかった」とジュノの放射線調査者 Heidi Becker は言った。この新しい帯は、木星エネルギー粒子探知器(JEDI)調査によって確認された。この粒子は、木星の月イオとエウロパの周りにつくられた、エネルギーに満ちた中性の原子(電荷のない動きの速いイオン)に由来すると考えられる。これらの中性の原子は、それらの電子が相互作用によって木星の超高層大気ではぎ取られてイオンになる。ジュノは、また、光速近くで動く電子によって支配された領域、木星の相対的な電子放射帯の内部の端に高エネルギーの重いイオンのサインを発見した。(以下略)

Dec 12, 2017   


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<木星のオーロラ、強力なミステリーを提供> 9月12日

NASAのジュノ・ミッションの科学者達は、研究者達が期待した方法以外に、巨大な惑星の強力なオーロラに貢献する木星の極領域の渦巻く大量のエネルギーを観測した。ジョンズホプキンス大学応用物理研究所の Barry Mauk によって導かれたチームの、木星軌道を周っているジュノ宇宙船の紫外線分光計とエネルギー粒子探知装置によって集められたデータの調査は、 400,000 電子ボルトまでのエネルギーで、ジュピター神の大気に向かって電子を推進する、木星の磁場に並んだ、強力な電位の可能性のサインが観測された。これは地球で観測される最大のオーロラの可能性より10~30倍高く、そこでは、ディスクリートオーロラとして知られる、アラスカ、カナダ、北ヨーロッパその他多くの南北の極地の領域のような場所に見られる、眩しい、捩じれた、くねった南北の光、数千ボルトが最も強烈なオーロラをつくり出すために典型的に必要とされる。

Sept 06, 2017   


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<NASAのジュノ宇宙船、木星の大赤斑を見つめる> 7月17日

記事は大幅に省略しています。

木星の大赤斑のイメージが、大規模な深紅の卵形を縫うように進む、暗い雲のもつれを明らかにしている。NASAのジュノ・ミッションの JunoCam 画像装置は、この太陽系最大の惑星の最も特徴的な写真を7月10日のフライバイの間に撮った。大赤斑のこのイメージは、火曜日に宇宙船のメモリからダウンリンクされ、水曜日の朝ミッションの JunoCam ウェブサイトに掲載された。ジュノ・チームによって企画された通り、市民科学者達が JunoCam サイトからフライバイの未処理イメージをとり出し、より高いレベルの詳細を提供した。2017年4月3日に幅 16,350 キロメートルと測定された木星の大赤斑は地球の約 1.3 倍の大きさである。この嵐は1830年以降監視され、おそらく350年以上の間存在してきた。近代では大赤斑は縮小しているように見える。フライバイの間、ジュノの科学機器と宇宙船の JunoCam の全てが運行され、今、集められたデータは地球に送られている。木星のジュノの次の接近は9月1日になるだろう。ジュノは、西海岸夏時間7月10日午後6時55分(日本時間7月11日午前10時55分)に、軌道が木星の中央に最も近くなる点(perijove)に着いた。この時、宇宙船は惑星の雲のトップの上の約 3,500 キロメートルにあった。11分33秒の後に、ジュノは 39,771 キロメートルにあり、大赤斑の丸い深紅の雲のトップの上を直接通過した。宇宙船はこの雲の上約 9,000 キロメートルを通過した。NASAのジュノ・ミッションからの早い段階での科学成果は、興味深い複雑な内部の構造、エネルギーに満ちた極地のオーロラ、巨大な極地のサイクロンとともに我々の太陽系で最も大きな惑星を荒れ狂う世界を描いている。

July 12, 2017   


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<多色の木星の雲> 6月26日

NASAのジュノ宇宙船は、7回目の惑星への接近通貨の後、 JunoCam は、2017年5月19日に、雲のトップの上の約 46,900 キロメートルから、このイメージをとった。宇宙船は惑星の南極領域を視野に入れて南緯 65.9 度にあった。このイメージは、木星の嵐の驚くべき多様性を示す大気の色の違いを拡げるように処理された。その成果は、鮮やかなカラー、明快さとコントラストのシュールな世界である。「真珠のひも」として知られるホワイトオーバル(白い卵形)の嵐の四つがイメージのトップの近くに見える。興味深いことに、一つのオレンジ色の嵐がベルトとゾーンの境界線に見え、一方、他の嵐はよりクリーム色である。

June 16, 2017   


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<全く新しい木星:NASAのジュノ・ミッションからの最初の科学成果> 6月23日

NASAのジュノ・ミッションからの木星の早い段階での科学成果が、地球サイズの極地のサイクロンとともに、以前に考えられたより惑星の表面近くに発生したことを示唆するのかもしれない巨大な、かたまりの磁場など、複雑な、巨大な、荒れ狂う世界として、我々の太陽系で最も大きな惑星を描いている。
ジュノは2011年8月5日に打上げられ、2016年7月4日に木星の軌道に入った。木星の渦巻く雲のトップの約 4,200 キロメートル内を飛んだ8月27日の最初のデータ収集パスからの調査結果が、地球物理調査レター(Geophysical Research Letters)の44の研究論文とともに、二つの研究論文として「サイエンス」誌で出版された。
疑問を呈する調査結果の中にはジュノの画像装置(JunoCam)によって提供されたものがある。このイメージは、木星の両極ともに、高密度に集まった、地球サイズの渦巻く嵐で覆われていることを示している。他の思いもかけないことには、アンモニアの雲のトップからその大気の中奥深くまで木星の大気からの熱マイクロウェーブ放射を調べるジュノのマイクロウェーブ放射計(MWR)からの結果がある。 MWR データは、木星のベルトとゾーンが神秘的なことを示している。赤道の近くのベルトが全て下に向かって貫通し、一方、他の緯度のベルトとゾーンは他の構造に進化している。

----- 以上は記事の前半の要約です。以下は特に科学的に深い内容です。誤訳を避けるために省略します。なお、イメージは木星の南極です。6月20日のイメージと同じです。

May 26, 2017   


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<木星の南の熱帯の詳しい視界> 6月22日

NASAのジュノ宇宙船によって見られた木星の南の熱帯に点在する明るい雲のさらに近い視界。

May 26, 2017   


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<木星の明るい雲のクローズアップ> 6月21日

NASAのジュノ宇宙船によって見られた木星の南熱帯に点在する明るい雲のクローズアップ。

May 26, 2017   


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<木星の南極> 6月20日

このイメージはNASAのジュノ宇宙船によって 52,000 キロメートルの高度から見られた木星の南極を示している。卵形の地形は直径 1,000 キロメートル以下の台風である。昼光、拡張された色、立体画法の投影で全エリアを示すために、3回の別々の軌道で JunoCam 装置でとられた複数のイメージが結合された。

May 26, 2017   


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<木星の雲の詳細な観察> 6月19日

NASAのジュノ宇宙船で得られた木星の雲の一層近い視界。

May 26, 2017   


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<木星の雲のクローズアップ> 6月16日

NASAのジュノ宇宙船によって得られた木星の雲の拡張されたカラーイメージのクローズアップ。

May 26, 2017   


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<木星の雲景> 6月15日

NASAのジュノ宇宙船による緯度 37.8 度の雲の波が、この3次元のジュピター神の雲景を支配している。 JunoCam は、8,900キロメートルの高度から、国際時間2017年5月19日 5:50 に、この拡張されたカラー写真を得た。差渡し6キロメートルほどの小さな詳細がこのイメージで確認できる。小さな明るい高い雲は差渡し約25キロメートルであり、いくつかのエリアには強風の細い帯と寒冷前線と関連する嵐「スコールライン」があるように見える。木星では、このような高い雲は、ほぼ間違いなく水やアンモニアの氷から成っている。

May 26, 2017   


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<木星のリング内側からの視界> 6月14日

2016年8月27日の初めて科学フライバイ(Perijove1)でNASAのジュノ宇宙船が木星の放射帯と惑星の間の狭いギャップ中を飛んだとき、星照合ユニット(SRU-1:Stellar Reference Unit)スターカメラは、内部から外を見てとった木星のリングの初めてのイメージを集めた。イメージ中央の明るい帯は木星のリングシステムのメインリングである。リングイメージをとっている間に SRU は星座オリオンを見ていた。メインリングのこの明るい星はベテルギウスであり、オリオンのベルトが右下に見える。

May 26, 2017   


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<ジュノ宇宙船の木星への接近のシーケンス> 6月13日

図中のナンバーは参考として筆者が付したものです。

この拡張されたカラー・イメージのシーケンスは、NASAのジュノ宇宙船が木星に接近したときに、どれくらい急速に変化するかを示している。このイメージは JunoCam によってとられた。ジュノ宇宙船は、53日おきに木星に接近し、その雲の上を通過する。宇宙船は2時間で、木星の北極から最接近(perijove)を通して旅をし、その後戻る途中に南極上を通過する。このシーケンスでは14の拡張された色のイメージを示している。左の最初のイメージは、ほぼ北極を中央にした木星全半分が照らされた世界を示している。宇宙船が木星に近づいたときに地平線が入り、見える緯度の視界の範囲は減少する。このシーケンスの3・4番目のイメージは、北の中緯度の雲の波形の帯が視界に入るときの、我々の視界から回転して去る北極領域を示している。シーケンスの5番目のイメージでは、荒れ狂う雲の帯がイメージの中心に置かれている。7および8番目のイメージは、木星の赤道の近くの木星に最も近い点に宇宙船があった直前にとられた。これらの二つの写真がちょうど4分間隔でとられたが視界は急速に変化している。宇宙船が南半球を横切ったとき、9、10、11番目のイメージで明るい南の熱帯が支配している。12と13番目のイメージに、木星の「真珠の列」と名付けられた地形のホワイトオーバル(白い卵形)が見える。14番目のイメージで、ジュノは木星の南極を見ている。

May 26, 2017   


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<ジュノミッション、現在の軌道を続ける> 2月20日

記事が長いのでポイントのみ要約します。

木星へのNASAのジュノ・ミッションは、ミッションの残りを現在の53日間の軌道に残るだろう。元々のジュノフライト計画は、宇宙船は53日周期で二回木星を周り、続いてミッションの残りを14日に下げる予定であった。しかしながら、10月に推進システムが加圧されたとき、宇宙船のメインエンジンの配管の一部である二つのヘリウム逆止め弁が予想通りには稼働しなかった。
ジュノは巨大な惑星に到着して以来、4回木星を成功裏に周回し、2月2日に最近の軌道を完成した。木星の次の接近したフライバイは3月27日になるだろう。この軌道期間は、最接近は同じ高度であり、それぞれのフライバイでジュノによって集められる科学の品質には影響を及ぼさないだろう。この軌道の間、ジュノは約 4,100 キロメートルほどの木星の雲のトップの上を飛ぶ。ジュノは、これらの接近通過の間に、不明瞭な雲の下で深く探り、惑星の起源、構造、大気、磁気圏などについて学ぶために木星のオーロラを調査するだろう。

Feb 18, 2017   


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<ジュノ、木星の「真珠」を捕える> 1月12日

NASAのジュノ宇宙船の JunoCam 画像装置によってとられたこのイメージは、ガスの巨人の南半球の白い卵形(white oval)として現れる大規模な反時計回りの嵐、木星の「真珠の紐」の八つの中の7番目に焦点を当てている。1986年以降、これらの白い卵形は、全部で六つから九つまで変化してきた。現在は八つの白い卵形がある。このイメージは、ジュノ宇宙船が木星への3回目の接近したフライバイを行なったときの、西海岸標準時2016年12月11日午前9時27分(日本時間12月12日午前2時27分)にとられた。イメージがとられた時、宇宙船は惑星から約 24,600 キロメートルにあった。 JunoCam は、木星の極と雲のトップの注目に値する写真を捕えるように設計されたカラーの可視光線カメラである。それは、宇宙船の他の機器のための背景を提供するジュノの目として広い視界を提供するだろう。 JunoCam は市民参加の目的ために特に宇宙船に含められた。そのイメージは科学チームにとって役立つであろうがミッションの科学機器の一つとは考えられていない。

Dec 14, 2016   


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<NASAジュノ・ミッション、最新の木星フライバイを完了する> 1月11日

NASAのジュノ・ミッションは、ミッションのその最新の科学軌道で、2016年12月11日日曜日に、木星の接近したフライバイを完了した。七つの装置と宇宙船の JunoCam は、フライバイの間、今では地球に戻されたデータを集めるために操作された。ジュノは現在53日の軌道にあり、木星のその次の接近したフライバイは2017年2月2日に起きるだろう。

Dec 09, 2016   


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<ジュノの初めての木星のスライス> 1月10日

この合成イメージは、この惑星のカッシーニ画像科学サブシステム・イメージのトップの層と比較したとき(下記注参照)の、ジュノのマイクロウェーブ放射計(MWR)装置の目を通して見た木星の雲の構成を描いている。 MWR は、その最大のアンテナで、木星の大気の中200キロメートルを見ることができる。この表面に見えるベルトとバンドは、また、それぞれの下の層の変形された形で見えている。

<注>: 土星探査宇宙船カッシーニは、目的地に向かう途上で木星に接近し、その外層の鮮明な写真を撮りました。この写真の最も外の層はそのときのイメージです。

Oct 20, 2016   

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<ジュノミッション、セーフモードを出て整然とした行動を行なう> 1月9日

ミッション・ステータス・レポート
木星へのNASAのジュノ宇宙船は、セーフモードを出て、木星の次の接近したフライバイに備えて、その推進装置エンジンのマイナーな点火を成功裏に完了した。西海岸夏時間10月24日月曜日午前10時5分(日本時間10月24日午後11時5分)の地上で受け取られたセーフモード脱出の確認によって、ミッションコントローラーはジュノにセーフモードを出るように命じた。チームはまだ再起動の原因を調査しており、二つのメインエンジン逆止め弁を調査している。ジュノは予想通りにセーフモードを出て健康であり、全ての指令に反応している。チームは12月のフライバイの準備するために11月の初めに装置を準備することを予想している。

Oct 20, 2016   


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<ジュノ宇宙船、最新の木星フライバイでセーフモードへ>  1月8日

NASAのジュノ宇宙船は、西海岸夏時間2016年10月18日火曜日午後10時47分(日本時間10月19日午後2時47分)ごろにセーフモードに入った。早期の徴候は、宇宙船の搭載コンピュータのソフトウェアパフォーマンスモニターが再起動を誘導したことである。宇宙船はセーフモードに移行した間予期された通りに働き成功裏に再開して健康である。高い割合でデータは回復され、宇宙船はフライトソフトウェア診断を行っている。全ての機器はオフにされ、今日の木星への接近したフライバイ(perijove 2)の予定された科学データの収集は起こらなかった。
セーフモードに入った時、宇宙船は木星への最接近から13時間以上にあった。
宇宙船は、その搭載コンピュータの状態が予想通りでないと認めたとき、セーフモードに入るように設計されている。このケースでのセーフモードは、装置と、いくつかの重要でない宇宙船の構成要素をオフにした。また、宇宙船は、ソーラーアレイが電力を受けていることを確実とするために太陽に向けられていることを確認した。

Oct 20, 2016   


イメージは省略しました。



<一般市民利用のための JunoCam の未処理イメージ>  1月7日

木星とその渦巻く大気の日の当たる部分のこのイメージは、ジュノの JunoCam 装置からのデータを使った市民科学者(Alex Mai)によってつくられた。 JunoCam の未処理イメージは、イメージ製品を熟視し調べる一般市民のために www.missionjuno.swri.edu/junocam から利用することができる。

Oct 20, 2016   


大判イメージは省略。



<太陽系システムで出会う何れとも似ていない木星の北極> 1月6日

NASAのジュノ宇宙船は、木星への宇宙船の最初のフライバイの間にとられた木星の北極の初めてのイメージを送り返した。このイメージは、我々の太陽系のガスの巨人惑星の、以前には見られなかった嵐のシステムと気象の活動を示している。ジュノは、8月27日に、36回の接近の最初の、木星の渦巻く雲の上 4,200 キロメートルの接近通過を成功裏に実行した。木星の北極の上から南極の下までの、6時間の通過の間に集められた6メガバイトのデータのダウンロードには1日半かかった。この最初のデータ収集の分析は進行中であり、既にいくつかのユニークな発見が見られている。緯度のバンドまたはゾーンおよびベルトのサインはこのイメージでは認識できない。我々は雲が影を持っているというサインを見ている。これは、恐らく、これらの雲が他より高いことを示している。木星の南北極のこれらの初めての写真で最も顕著な調査結果の一つは JunoCam 画像装置が見なかった、土星が北極に「六角形」を持っているのに対して木星にはそれに似た徴候がないことである。
我々の太陽系で最も大きなこの惑星は真にユニークである。フライバイの間に、写真を撮る JunoCam とともに、ジュノの全八つの科学機器が活性化されデータを集めた。イタリア宇宙機関によって提供された木星赤外線オーロラマッパー(JIRAM)は、その北南極領域で、赤外線波長による木星の注目に値するイメージをとった。木星の最初の科学的な接近の間にジュノによって集められたユニークなデータセットの中には、惑星から発散している気味悪い音を録音したミッションの電波/プラズマ波実験装置(Waves)がある。木星からのこれらの電波の放射は1950年代から知られていたが、これまでこのような近い点から分析されたことがなかった。
ジュノ宇宙船は2011年8月5日にフロリダのケープカナベラルから打上げられ、2016年7月4日に木星に到着した。ジュノは、NASAの新しいフロンティアプログラムの一部であり、NASAのマーシャル宇宙フライトセンタで管理されている。

Sept 02, 2016   


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