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<図の解説>: 右側の赤い破線の円内の低表面輝度の銀河CDG-2は、暗黒物質によって占有され、星の散乱はまばらにしかない。左にはハッブル宇宙望遠鏡からの全画像がある。
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宇宙の広大な織物の中で、ほとんどの銀河は宇宙の時間と空間を超えて明るく輝いている。しかし、ほとんど見えない稀な銀河のこのクラスでは暗黒物質が支配的であり、かすかな星がまばらに散乱する低表面の、この明るさの銀河である。
その一つ、CDG-2と呼ばれる捉えどころのないこの天体は、これまでに発見された中で最も強い暗黒物質優勢の銀河の一つかも知れない。(ダークマターは光をも反射、放出、吸収しない、目に見えない物質の一種である。)この発見を詳述した科学論文は『The Astrophysical Journal Letters』に掲載された。
これほど微かな銀河を検出するのは非常に難しい。カナダ・トロント大学のチームは、高度な統計技術を用いて、これまでに確認された低表面輝度銀河10個と、通常の銀河を周回するコンパクトな球状星団の密なグループを探索することで、さらに2つの暗黒銀河候補を特定した。これらの星団は、かすかに隠れた恒星集団の存在を示す合図となる。
暗黒銀河の候補の一つを確認するために、天文学者達は、ハッブル宇宙望遠鏡、ESA(欧州宇宙機関)のユークリッド宇宙観測所、また、ハワイの地上設置型スバル望遠鏡の3つの天文台を利用した。ハッブルの高解像度画像により、3億光年離れたペルセウス銀河団に4つの球状星団が密集して集まっていることが明らかになった。ハッブル、ユークリッド、スバルのデータを使った追跡研究では、星団の周囲にかすかで散漫な輝きが見え、これは銀河の存在を示す強い証拠となった。
予備分析によると、CDG-2は、球状星団が可視成分の16%を占めている、約600万個の太陽に似た星の光度を持つことが示唆されている。驚くべきことに、その質量の99%は、ダークマターのように見える可視物質とダークマターの両方を含んでいる。星形成を可能にする通常物質の多くの、主に水素ガスは、ペルセウス星団内の他の銀河との重力相互作用によって剥ぎ取られた可能性が高い。
球状星団は非常に高い恒星密度を持ち、重力によって強く結びついている。これによって、銀河団は、重力による潮汐の乱れに対してより強く、こうした幽玄な銀河の信頼できるトレーサーとなる。
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Feb 18, 2026
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