<図の解説>: 

ハッブル宇宙望遠鏡の観測、「欠落した」球状星団に輝く時間を与える
Hubble Observations Give “Missing” Globular Cluster Time to Shine

このNASAのハッブル宇宙望遠鏡のイメージでは、これまで未踏の球状星団が、色とりどりの星で輝いている。ESO591-12またはパロマー8と呼ばれるこのような球状星団は、重力によって緊密に結合した数万から数百万の星の球形の集まりである。球状星団は一般に、銀河の歴史の初期に、ガスやダストが豊かな領域に形成される。これらの星は、崩壊するガスの雲から形成されるために、通常は同じ年齢で浮遊する。このESO 591-12のイメージには、赤と青の星が散らばっている。色はそれらの温度を示している。赤い星は冷たく、青い星は暑い。

ハッブル宇宙望遠鏡は、ミルキウェイ銀河の球状星団全体の個々の星を分解することを目的とした調査の一環として、ESO 591-12の、このイメージを作るために使われたデータをとった。地球上の望遠鏡はコンパクトな星団内の個々の星を区別することができないために、ハッブル宇宙望遠鏡は、球状星団の研究に革命をもたらした。この研究は、ハッブル宇宙望遠鏡の行方不明の球状星団調査の一部であり、ハッブル宇宙望遠鏡がまだ観測していない34の確定したミルキウェイ銀河の球状星団を対象としている。

このプログラムは、ミルキウェイ銀河のすべての球状星団の年代と距離の完全な観測を提供し、銀河のバルジまたはハローのまだ未踏の星団の基本的な特性を調査することを目的としている。この観測は、球状星団が形成された銀河系の初期段階に関する重要な情報を提供する。

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July 15, 2025    


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