次に調べたのが今本サイトで使っている「パーサビアランス」という読み方。文字列から見れば少々奇異ではあるが、そのような読みもあるのだろうと推察して当面の措置として使ってみた。しかし、その後のいくつかの著名な辞書の発音記号の調査では、一つとして同じものはなく、微妙に異なっている。ある辞書では、日本語読みとして、米:パァサヴィランス、英:パースィヴィアランスと特別に注釈が記載され、アクセントの位置にも異なりがあるとしている。今、NHKでは「パーシビアランス」と呼んでいる。どちらかと言えば英語読みに近いのだが、このローバーが米国由来のことを考えればこれにも疑問が残る。言葉というには国によって、地域によって、あるいは人によって発音が異なることがある。言語学に疎い編者にとってはどのように書くのが最良なのかわからない。 'Perseverance' という呼称は公募で採用された「愛称」に過ぎない。正式には「2020マーズローバー」。したがって正式名称で記載する方法もあるかも知れないが、かえって分かり難いだろう。さらにはっきりするまで、当面このまま続けることにしよう。
Sept 09. 2021 |