カッシーニ

このページでは2004年7月に土星軌道に入ったNASAの土星探査衛星カッシーニ・ホイヘンス軌道船による土星からのイメージをご紹介しています。



<土星のFリングの固体のオブジェクト> 2月28日

NASAのカッシーニ宇宙船が、毎週、土星のFリングの外側に接近して飛び込む、リングをこする軌道を続ける中で、いくつかの小さな持続的なオブジェクトを追っている。これらのイメージは、宇宙船が赤道の軌道から徐々に高く傾く軌道に移った2016年春に検出したそのような二つのオブジェクトを示している。これらのオブジェクトを研究しているイメージチームメンバーは、それらに非公式な呼称 F16QA (右)と F16QB (左)を与えた。研究者達は、このようなオブジェクトが、S/2004 S 6 と呼ばれるオブジェクト によって 2006年と2007年につくられたもの に似た壮観な衝突の構造をつくり出して、時折、Fリングの明るいコアを通して衝突することを観測した。これらのオブジェクトは、大部分が小さなリングの粒の緩やかなかたまりであるかもしれないが、科学者達は、それらの発見以来、それらがリングとの何回かの衝突を生き残ってきたことを認める、それぞれのオブジェクトの中に小さな、固体の天体が潜んでいると推測している。それらの周りのダストの微かな従者は、恐らく、これらのイメージが得られる前にそれぞれが受けたごく最近の衝突の結果である。研究者達は、土星の月プロメテウス( こちらこちら によって引き起こされる混乱の結果として、これらのオブジェクトが元々はFリングのコアに緩やかな塊りとしてできたと考えている。もしそれらがプロメテウスとの以降の遭遇を生き残るならば、たとえそれらが低速でリングと衝突するとしても、彼らの軌道は発展し、最終的に壮観な形をつくるコアを横断する塊りに結びつくだろう。
このイメージは、カッシーニ宇宙船の狭角カメラを使って、2017年2月5日に、Fリングから、左のイメージは 982,000 キロメートルの距離から、右のイメージは 894,000 キロメートルの距離から得られた。イメージスケールはピクセル当たり約6キロメートルである。

Feb 24, 2017

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<クレウーサの放射> 2月27日

カッシーニの後ろの、遠くからの太陽で直接見たとき、ディオネのような月における大きな明るいクレータは本当に目立っている。これらの大きなクレータの中に、それらの存在と創成の暴力に注目を呼ぶ、月を横断する明るい放射のパターンのいくつかが残っている。差渡し 1,123 キロメートルのディオネの、ここに見られる放射クレータは クレウーサ(Creusa) と名付けられている。この放射はクレータをつくったインパクトによって吹き飛ばされた明るい素材である。科学者達は、地形の重なりを調べることによって、これらの放射のような噴出物のパターンを、月の表面の地質上の出来事の順序を判断するのに使うことができる。この視界はディオネの土星に面する側を見ている。ディオネの北は右上31度である。このイメージは、ディオネから約 560,000 キロメートルで、2016年11月26日に、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの 727 ナノメートルに中心を置く近赤外線フィルタを使ってとられた。イメージスケールはピクセル当たり3キロメートルである。

Feb 20, 2017

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<ダフニスの世界> 2月21日

土星のリングに組み込まれた月の一つダフニスが、この視点から、キーラーギャップの中の軌道を周り、波を巻き起こしているのが見られる。この合成は、以前に公開されたイメージ に見られたよりもギャップの端での多くの波を示すために、いくつかのイメージを結合している。ダフニスは差渡し8キロメートルの小さな月であるが、その重力は、キーラーギャップの端を構成するAリングの小さな粒を崩壊させるのに十分なほど強力である。この月がキーラーギャップの中を動くとき、波のような形が水平と垂直の平面の二つにつくられる。これらの垂直の構造については こちらこちら を参照。
このようなイメージは、月の通過の航跡に従ったリングの粒自体の間の相互作用と、月とリングの間の複雑な相互作用のクローズアップの視界を科学者達に提供している。ここでは三つの波頭がダフニスを追っている。それぞれの頂上で、中のリングの粒が互いに衝突するので波の形は変化する。ダフニスの直近の周辺の詳細な検査は、また、ほとんどダフニスによってAリングから直接引き裂かれたように見えるリングの素材の微かな薄いストランド(撚り糸)を明らかにしている。この合成のイメージは、ダフニスから約 28,000 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線でとられた。イメージスケールはピクセル当たり168キロメートルである。

Feb 14, 2017

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<素晴らしいF> 2月20日

クローズアップで見たとき、土星のFリングは複数のダストのふさに分解する。このカッシーニの視界は、右側に三つの明るいストランド(撚り糸)と、右に非常に微かな四番目のストランドを示している。中央のストランドはFリングのコアである。他のストランドはまったく独立しておらず、実際には、土星の回りに巻きつく素材の長い渦巻の断片である。この渦巻の素材は、恐らく、小さな月との相互作用の間に、Fリングのコアからはじき出された。渦巻について更に知るためには こちら を見よう。この視界は、リング平面の上約38度から、リングの陽に照らされていない側を見ている。このイメージは、2016年12月18日に、土星から約 197,000 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線でとられた。イメージスケールはピクセル当たり 1.2 キロメートルである。

Feb 13, 2017

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<生命保持の可能性> 2月10日

外から見たエンケラドゥスは、冷たく、氷で囲まれ、荒れ果てた、その兄弟の月のように見える。しかし、その近づき難い外部の下には、生命のために必要とされる状況が存在するかもしれない。カッシーニミッションのコースの上で、差渡し504キロメートルのエンケラドゥスの観測は、宇宙に氷の粒をもたらす水のジェットばかりでなく、それはまた、その氷の地殻の下に広域な海を、同様に熱水活動を持っているかもしれない。科学者達は液体の水が生命のための重要な成分であると考えており、我々の太陽系のどこかで生命を捜す将来のミッションへの含意は明らかだろう。この視界はエンケラドゥスの土星に面する半球を見ている。エンケラドゥスの北は右上6度である。このイメージは、エンケラドゥスから約 130,000 キロメートルで、2016年11月27日に、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの緑でとられた。イメージスケールはピクセル当たり782メートルである。

Feb 07, 2017

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<月の波と月の目覚め> 2月9日

このカッシーニ・イメージは、土星から約 134,500 キロメートルに横たわる、土星のAリング(左)の密度の高い波を示している。高密度の波は惑星から特定の距離の粒の累積である。この形は、研究者達が非公式に「ストロー(straw)」として参照する、塊の摂動(perturbation:引力によって他の天体に影響を与えること)で満たされている。この波そのものは、土星の同じ軌道を共有する月ヤヌスとエピメテウスの重力によって引き起こされている。他の場面でもリングの月パンの最近のパスからの「波」によって支配される。
このイメージには二つのバージョンがある。これはイメージに存在する全ての最初の詳細を保持し軽く処理されたバージョンである。 図1 は処理を加え、見易いがやや詳細に欠けるバージョンである。
このイメージは、リングから約 56,000 キロメートルで、2016年12月18日に、カッシーニ宇宙船の広角カメラの可視光線でとられた。リングの陽に照らされていない側を見ている。イメージスケールはピクセル当たり340メートルである。

Jan 30, 2017

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<土星のAリングのプロペラ・ベルト> 2月8日

NASAのカッシーニミッションからのこのイメージは、土星のAリング領域を示している。これは、リングのこの部分が以前には見られなかった二倍詳細なレベルである。この視界には、惑星近くの宇宙線と帯電した粒子の放射線による多くの小さな明るい傷を含んでいる。この視界は、研究者達に、目に見えない埋め込まれた小さな月の重さによって作り出される、リングに形づくられた撹乱、明るく狭いプロペラ、プロペラベルトを開くことで知られているAリングの区画を示している。この視点からはいくつかの小さなプロペラが見える。これらは、科学者達がそれらの軌道を通常追っている大きな明るいプロペラより10倍小さい(これらは有名な飛行士にちなんだ愛称を与えられている)。プロペラに関する新しい背景については こちらこちら を参照。左の際立った形は、月プロメテウスとリングの重力の相互作用によって引き起こされる密度の波(12:11の共振)である。これらの密度の波は、惑星からある距離でリングに広がる(銀河達の渦巻の腕に似た)渦巻形の撹乱である(密度波に関する更に多くは こちら を参照)。
このイメージには三つのバージョンがある。このイメージは、このイメージに存在する全ての最初の詳細を保持する、最小で軽く処理されたバージョンである。二つ目のバージョンはイメージに小さなプロペラの多くの位置を示すために円を持っている(図1)。三つ目のバージョンは、宇宙線と帯電した粒子の放射線により明るい傷を取り除くために処理された、美しいがやや詳細に欠けたものである(図2)。
このイメージは、2016年12月18日に、カッシーニ宇宙船の広角カメラの、可視光線でとられた。この視界は、リングから約 54,000 キロメートル離れたところから、リングの陽に照らされていない側を見ている。イメージスケールはピクセル当たり330メートルである。

Jan 30, 2017

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<これまでより微細な土星のBリング> 2月7日

このイメージは土星のBリングの外の領域を示している。NASAのカッシーニ宇宙船は、以前に観測されたのと二倍詳細なレベルでこのエリアを見た。この視点からは覆いをとるさらに微細な詳細があることが明らかである。研究者達は、まだ、この視点に見られる豊かな構造を何が生み出しているかを判定していないが、彼らは、このような詳細なイメージがミステリーを解くのに役立つことを期待している。最も微細な詳細を保存するために、このイメージは、惑星近くの宇宙線と帯電粒子の放射によってつくられる、多くの小さな明るい傷を取り除く処理は行われなかった。このイメージは、2016年12月18日に、カッシーニ宇宙船の広角カメラの可視光線でとられた。この視界は、リングから約 51,000 キロメートルで、リングの陽に照らされていない側を見ている。イメージスケールはピクセル当たり360キロメートルである。

Jan 30, 2017

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<Bリングの端のストロー> 2月6日

このイメージは土星の外側のBリング領域を示している。NASAのカッシーニ宇宙船は、以前に観測されたことがない2倍の詳細なレベルでこのエリアを見た。左の視界はBリングの外の端であり、氷の月ミマスとの「2対1の共振」、リングにおける最も強力な重力の共振によってかき乱されている。これは、土星からの、この特定の距離のリングの粒は、ミマスの一回の軌道ごとに二回惑星が周ることを意味している。これは、この場所で粒を動揺させる通常の引く力に由来する。多くの構造が左端近くの地帯に見える。これは、恐らく、見るにはあまりにも小さな埋め込まれたオブジェクトの重力のある結合に起因するのか、または、反響自体の働きによって起された一次的な塊である。科学者達はこの種の構造を非公式に「ストロー(straw)」と称している。
このイメージはかなり長い露出を使ってとられた。後のカッシーニの軌道では、これらの塊りが見えるものより更に良いアイデアを研究者達に与える同じ領域の短い露出をもたらすだろう。このイメージは最小の強化によって僅かに処理されたバージョンである。このバージョンはイメージに存在する全ての最初の詳細を保持している。このバージョンは、宇宙線と惑星の近くの帯電した粒の放射線に起因する、小さな明るい傷を取り除くために処理されている。未処理のバージョンは こちら から。
このイメージは、リングの陽に照らされていない側に向かって、リングから約 52,000 キロメートルで、2016年12月18日に、カッシーニ宇宙船の広角カメラの可視光線でとられた。イメージスケールはピクセル当たり約360メートルである。

Jan 30, 2017

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<内気なディオネ> 2月4日

ディオネの照らされた半球は、カッシーニのカメラからは逸れている。それでも、このイメージでは、この月の暗い地表は土星照によってぼんやりと照らされている。イメージが撮るためには直接の日光が最高の照明を提供するが、土星から反射される光は同様に働くことがある。このイメージにおける差渡し 1,123 キロメートルのディオネは土星の昼の側より上にあり、この月の夜の側は惑星のディスクから反射する日光によってかすかに照らされている。この視界はディオネの土星に面する側を見ている。ディオネの北は右上8度である。このイメージは、ディオネから約 504,000 キロメートルで、2016年10月23日に、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線でとられた。イメージスケールはピクセル当たり3キロメートルである。

Jan 30, 2017

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<テチスが見ている> 1月30日

NASAのカッシーニ宇宙船からのこの視点では、土星の大きな氷の月の一つ、テチスが、何やら宇宙を覗き込む眼球に似て見える。この類似は、巨大なクレータ、オデュッセウスと中央峰の複合体に起因している。全ての太陽系の月のように、差渡し 1,062 キロメートルのテチスも多くのインパクトで苦しんだ。特に月が活動的な地質のプロセスを持っていないときには、これらのインパクトは、月の表面の外見の最も重要な形成者である。この例では、大きなインパクトは、オデュッセウスとして知られているクレータをつくっただけでなく、そのインパクトのリバウンドが、スケリア(Scheria) 山塊と名付けられた多くの山のピークがクレータの中央にできる原因になった。この視界はテチスの軌道進行方向の側を見ている。 テチスの北は左上1度である。このイメージは、2016年11月10日に、テチスから約 367,000 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの緑の光でとられた。イメージスケールはピクセル当たり2キロメートルである。

Jan 23, 2017

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<ダフニスのクローズアップ> 1月24日

2017年1月16日に、NASAのカッシーニ宇宙船が土星のリングの外の端を通過したときに波作成者月ダフニスがとられ、この視界に現れている。これは、これまでに得られたこの小さな月への最も接近した視界である。差渡し8キロメートルのダフニスは、幅42キロメートルのキーラーギャップの中を周っている。短縮遠近法で描かれたために、カッシーニの視野角は、ギャップが実際よりも狭く見える原因になっている。この小さな月の重力は、横方向と垂直方向に、ギャップの端の波をもち上げている。カッシーニは、2009年の土星の昼夜平分時に、垂直方向の構造を観測することができた(こちら を参照)。土星の他の小さな対のリングの月、アトラスとパノラマと同様、ダフニスはその赤道のまわりに狭い隆起を、また、その表面に、恐らくリングからの微細な粒の堆積である、明らかに滑らかな素材のマントルを持っているように見える。この解像度ではいくつかのクレータが明らかである。更なる隆起が赤道の帯と平行に走る遠い北に見ることができる。
また、リングの細かな詳細がこのイメージに示されている。特に粒の模様がいくつかの広いレーンに見られ、そこでは、粒が互いに絡み合った構造をほのめかしている。キーラーギャップの特に鋭い端と比較すると、左のギャップの端の波のピークは柔められた外見を持っている。これは、恐らく、以前の軌道の端へのダフニスの最後の接近に続いてギャップの中に広げられた、微細なリングの粒の動きに起因している。リングの素材のかすかな狭い蔓が、その左のダフニスの後ろに続いている。これは、ダフニスが素材の塊をリングから引きだした瞬間からの結果かもしれない。
このイメージは、ダフニスから約 28,000 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線の緑でとられた。イメージスケールはピクセル当たり168メートルである。

Jan 18, 2017

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<土星の肩越しに覗く> 1月23日

地球ベースの望遠鏡は、このような視界を決して捕えられないだろう。地球に拠点を置く視界は、土星の赤道面の約25度内から、土星の日照の側のみを示すことができる。軌道上のカッシーニのような宇宙船のみが、我々のホーム惑星からは不可能な、このような衝撃的な光景を捕えることができる。この視界は、リング平面の上約25度から、リングの日の当たる側を見ている。このイメージは、土星から130万キロメートルで、2016年10月28日に、カッシーニ宇宙船の広角カメラの紫でとられた。イメージスケールはピクセル当たり80キロメートルである。

Jan 16, 2017

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<ミマスの山> 1月16日

ミマスのハーシェル・クレータを横断して投げられた影が、クレータのそびえ立つ壁と中央峰の大きさを示している。この氷の月の発見者天文学者ウィリアム・ハーシェルに因んで名づけられたこのクレータは、396キロメートルのミマス自体の直径の約3分の一の幅139キロメートルに広がっている。多くの場合、大きなインパクトクレータは中央にピークを持っている(参考:テチスの大きなクレータ オデュッセウス 参照)。ハーシェルのピークはほぼ地球のエベレスト山に相当する高さである。この視界はミマスの反土星側の半球を見ている。ミマスの北は左上21度である。このイメージは、2016年10月22日に、ミマスから約 185,000 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの 338 ナノメートルに中心を置く紫外線フィルターを使ってとられた。イメージスケールはピクセル当たり1キロメートルである。

Jan 09, 2017

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<雲が戻る> 1月10日

炭化水素の湖の上に浮く薄い雲が最終的にタイタンの北の緯度に戻り始めた。このような雲は、ほぼ2010年から2014年までの数年間に、差渡し 5,150 キロメートルのタイタンの北の領域から見えなくなった。今、それらは予想よりはるかに少ない数ではあるが戻ってきた。雲はすばやく現れ消えることがあるので、カッシーニ科学者達は、雲の活動を観測するために規則的にこの大きな月を監視している。彼らは、土星の季節によって、これらの雲の覆いがどのように変わるかの予測と比較することに関心を持っている。研究者達はタイタンの晴天は期待していない。雲の消失と復帰の詳細については こちら から。雲の動きのムービーは こちら から。
この視界はタイタンの土星に面する側を見ている。タイタンの北は左上3度である。このイメージは、タイタンから約 878,000 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの 938ナノメートルの近赤外線フィルタを使って、2016年10月29日にとられた。イメージスケールはピクセル当たり5キロメートルである。

Jan 02, 2017

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<光を浴びる> 12月30日

日光が本当に土星の北極に来た。この2016年後半の視点からは北の地域全体が日光を浴びているが、その光の弱さは太陽系の土星の遠い位置にあるのかもしれない。ここでは「六角形」のジェット気流が完全に照らされている。このイメージでは、この惑星は、「六角形」の領域内部のような雲の上面が低い領域でより暗く見える。土星の北半球が夏至に近づくとき、土星の大気のミッション専門家達は、これと他の気象パターンを調査するカッシーニの好ましい視界の位置への季節の進みを得ている。この視界はリング平面の上約51度からリングの日の当たる側を見ている。このイメージは、土星から約120万キロメートルで、2016年9月9日に、カッシーニ宇宙船の広角カメラの 728 ナノメートルの近赤外線フィルタを使ってとられた。イメージスケールはピクセル当たり74キロメートルである。

Dec 26, 2016

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<パンドラのクローズアップ> 12月29日

NASAのカッシーニ宇宙船からのこのイメージは、土星の月パンドラのこれまでにない最高解像度の視界の一つである。差渡し84キロメートルのパンドラは狭いFリングの外で土星を周っている。宇宙船は、土星のメインリングの外の端を通過する間の、2016年12月18日にこのイメージを捕えた。(このフライバイ以前のカッシーニの最接近の視界は こちら(カラー) を参照。)このイメージは、パンドラから約 40,500 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの緑でとられた。イメージスケールはピクセル当たり240メートルである。

Dec 21, 2016

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<タイタンの雲のミステリー> 12月28日

かなり接近した時間に撮られたNASAのカッシーニ宇宙船からの二つの視界のこの比較は特別なミステリーを示している。土星の月タイタンの雲はいくつかのイメージには見られるが、なぜ他にはないのだろう? カッシーニの画像カメラからの近赤外線イメージである上の図では、土星の月タイタンの空は相対的に雲がないように見える。しかし、より長い赤外線波長の下の視界では、カッシーニは、大きな明るい雲のフィールドを見ている。これらの視界は異なる波長でとられているが、研究者達は、これらのイメージに少なくとも雲のヒントが示されることを期待し、この違いの裏に何があるのかを理解しようとしている。タイタンでは北の夏が近づいており、大気のモデルは北の高緯度で雲がより一般的になり、2004年にタイタンの南の夏遅くに南の高緯度で観測されたことと似たようになるだろうと予測された。カッシーニの ISS (画像科学サブシステム)と VIMS (可視光・赤外線光マッピング分光計)チームは、季節の変化としての気象パターンの変化を記録するためにタイタンを観測しており、タイタンの湖と海が集中している北極領域での雲の発生に特別な関心を持っている。2016年6月7日と7月25日のカッシーニのタイタンへの「T120」と「T121」接近通過は、それぞれ二回の接近通過の間に24時間以上、北の高緯度の視界を提供した。興味深いことに ISS と VIMS 観測は互いに著しく異なっているように見える。上のモノクロイメージである ISS 観測は地表の形が容易に定義可能であり、ごく僅かな孤立した雲のみが検出された。対照的に下のカラーイメージ VIMS では、二回の接近通過の間の広範囲にわたる雲を示唆している。この観測は同じ時間に行われたので、照明の形の違いまたは雲自体の変化は違いの理由になりそうにない。 VIMS は全ての観測期間を通して持続的な大気の形を示しており、 ISS は一貫していくつかの局所的な雲による地表の形を検出している。矛盾を引き起こすかもしれない答えは、より長い赤外線波長で見るのが容易なタイタンの霞んだ大気にあるように思える。 VIMS は、タイタンの表面と低い大気(0.94 ミクロン)をとるために ISS によって使われた近赤外線の波長より短いもの(5ミクロン以下)に敏感である。(以下一部略)
これらの二つのイメージは、2016年6月7日(VIMS)と8日(ISS)の T120 フライバイの一部として、タイタンまでの距離が、 VIMS イメージで約 45,000 キロメートル、 ISS で約 640,000 キロメートルで撮られた。この VIMS イメージは雲の可視性を強調するように処理されている。この疑似カラーの視界では、雲はほぼ白く、大気の霞はピンクで、表面のエリアはグリーンに現れている。

Dec 21, 2016

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<衝突のコース> 12月27日

NASAのカッシーニ宇宙船によってとられたこのイメージでは、土星の月ミマスがリングを通して突進しているように見るかもしれない。しかし実際にはミマスはリングから 45,000 キロメートル離れている。しかしながら、氷の月と土星のリング間には強い結びつきがある。重力がそれらを結びつけ、それら両方が動く道を定めている。差渡し396キロメートルのミマスの引力は、いくつかのカッシーニイメージに見られる土星のリングに波を引き起こしている。ミマスの重力は、また、カッシーニの間隙(ここでは描かれていない)をつくるのを促し、AとBリングを切り離している。この視界はミマスの反土星側の半球を見ている。ミマスの北は右上15度である。このイメージは、2016年10月23日に、ミマスから約 183,000 キロメートルで、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの緑の光でとられた。イメージスケールはピクセル当たり1キロメートルである。

Dec 19, 2016

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<波作成者を見る> 12月26日

土星の月ダフニスは何処に行こうとも波を上げる。実際に、このような波は、科学者達がリングギャップで発見されていない月を捜す一つ方法でもある。しかし、それらは、同様に、研究者達に多くの他のことを物語る。差渡し8キロメートルのダフニスがキーラーギャップの端で上げる波は、この月の質量や軌道のふるまいのあるものさえも推測するのに使うことができる。この月がリング平面の内外に、その軌道に沿って近づきまたリングの端から遠くに動くので、それがつくる波は時とともに変化する。カッシーニは、この相互作用の理解に役立てるために、土星システムの延長された調査の間に、これらの変化を観測してきた。ダフニスの上下運動の影響については こちら を参照。この視界は、リング平面の上約35度から、リングの日の当たる側を見ている。このイメージは、2016年10月10日に、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線でとられた。ダフニスは、その可視性を増やすために、このイメージでは二倍に明るくされている。この視界はダフニスから約130万キロメートルでとられた。イメージスケールはピクセル当たり8キロメートルである。

Dec 12, 2016

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<土星の6角形のコラージュ> 12月14日

NASAのカッシーニ宇宙船からのイメージのこのコラージュは、四つの異なるスペクトルフィルタで見た土星の北半球とリングを示している。それぞれのフィルタは光の異なる波長に敏感であり、異なる高度における雲と霞を明らかにしている。使われたフィルタは、左上から時計回りに、紫( 420 ナノメートル)、赤( 648 ナノメートル)、近赤外線( 728 ナノメートル)、赤外線( 939 ナノメートル)の光である。このイメージは、土星から約 640,000 キロメートル離れたところから、2016年12月2日に、カッシーニ宇宙船の広角カメラでとられた。イメージスケールはピクセル当たり153キロメートルである。これらのイメージは、最後から2番目のミッションフェーズの間の、土星のメインリングの外の端への最初の接近した通過の約2日前にとられた。
このイメージは二倍に拡大されている。宇宙船によって送られたこれらのイメージのオリジナル版は、256ピクセル✖256ピクセルの大きさを持っている。カッシーニのイメージは、宇宙船におけるデータ記憶制限のために、また、できるだけ多くのイメージをとることができるように、時々小さなサイズに圧縮されるように計画されている。

Dec 06, 2016

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<土星の乱れた北> 12月13日

NASAのカッシーニ宇宙船からのこの視界は、最後から2番目のミッション・フェーズの間の、土星のメインリングの外の端を初めて通過する半日前にとられた。この視界は、この惑星の北極周辺の巨大な「六角形」のジェット気流の一部を示している。「六角形」のそれぞれ側は地球と同程度である。極の中央に循環する嵐が横たわっている(こちら を参照)。このイメージは、土星から約 390,000 キロメートル離れたところから、2016年12月3日に、カッシーニ宇宙船の広角カメラでとられた。イメージスケールはピクセル当たり23キロメートルである。

Dec 06, 2016

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<ハイペリオンの混乱> 12月12日

月ハイペリオンは土星を周っているときに転げまわる。ハイペリオンの回転軸は、この月が将来どのように回転するか予測することが基本的に不可能なことを意味する混乱した方向を持っている。これまで、科学者達は、このような混乱した回転を持ついくつかの天体を知っている。このイメージは、ハイペリオンから約 326,000 キロメートル離れたところから、2016年8月22日に、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの緑の光でとられた。イメージスケールはピクセル当たり2キロメートルである。

Dec 05, 2016

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<小さなミマス、巨大なリング> 11月30日

土星の氷の月ミマスが惑星の巨大なリングで小さく見える。左下近くのミマスが比較的に小さく見えるので、リングがはるかに大きく見えるかもしれないが、実際はそうではない。科学者達は、リングはミマスの大きさのほんの数倍でしかない、あるいはミマスの質量のかけらでしかないと考えている。宇宙船がリングの近くを飛ぶときに宇宙船からの信号を追うことによってこのミッションを終息させるときに、カッシーニは、土星のリングの質量がミマスの質量の数百分の一の中にあることを判定することが期待されている。広大なエリアに広げられた小さな氷の粒で構成されているリングは、一般的には家の高さほどもないほどに極めて薄い。このように、それらの巨大な規模にもかかわらず、リングは驚くほど少量の素材を含んでいる。ミマスは幅396キロメートルである。この視界は、リング平面の上約6度から、リングの日の当たる側を見ている。このイメージは、土星から約 907,000 キロメートルで、2016年7月21日に、カッシーニ宇宙船の広角カメラの赤の光でとられた。イメージスケールはピクセル当たり54キロメートルである。

Nov 28, 2016

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<かすかなFリングとプロメテウス> 11月25日

NASAのカッシーニ宇宙船からのこの視点に、土星の月プロメテウスの表面の形が見られる。プロメテウスの大部分のカッシーニのイメージは、個々のクレータを解読するには遠過ぎ、このような視界は珍しい。中央上に始まる斜めの線、土星の狭いFリングは、いくつかのカッシーニの視界では明るく太く見えるが此処ではそのようではない。このイメージでは太陽はほぼカッシーニの背後にあるので、Fリングに射している大部分の光はカメラからは散らされて見え、それを暗くしている。このような光の拡散は、Fリングのような小さな粒から成るリングに特有である。この視界は、リング平面の下約14度から、リングの陽に照らされていない側を見ている。このイメージは、プロメテウスから約 364,000 キロメートル離れて、2016年9月24日に、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線でとられた。イメージスケールはピクセル当たり2キロメートルである。

Nov 21, 2016

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