軌道船 (赤はヨーロッパ宇宙機関) 探査車(ローバー) ヘリコプター 固定型着陸船
オデッセイ エクスプレス リコネッサンス メイブン エクソマーズ キュリオシティ パーサビアランス インジェニュイティ インサイト(終了)

  2023年3月

このページの対象としている探査機、その名称などは、上のイメージを含む表からご覧ください。火星探査に関するこれまでの経緯は トップページ の案内から、また、 'Perseverance' の読みについては こちら をご覧ください。
なおこのページは、特別な記事がある場合を除いて、土曜日・日曜日・祝日の掲載は休みます。

   3月31日(金):   極地の崖の春 (リコネッサンス)

このイメージは、北極の層状堆積物の非常に急峻な外側の断崖を示している。毎年、日光がこれらの斜面を暖める春には、多くの斜面の活動がある。このイメージでは、斜面を下って伸びる多くの暗い縞を見ることができるが、過去数年間に一般的であった大きな雪崩の兆候はまだ見えない。イメージは幅1キロメートル未満、地表から319キロメートルにある。

大判はイメージをクリック。

Jun 18. 2021


   3月30日(木):   祝融ローバーがユートピア・プラニシアを探索 (リコネッサンス)

中国神話の火の神にちなんで名付けられた中国の祝融(Zhurong)ローバーは、2021年5月にユートピア・プラニシアに着陸した。
ユートピア・プラニシアは、火星の北半球に位置する低地の火山地域である。ユートピアの広大で平らで滑らかな平原は、インパクト・クレータ、火山のドーム、風による素材で作られた明るい色調の尾根、トラフがある。祝融号は、中国が地球以外の惑星に、初めて着陸させた探査車であり、中国国家航天局が火星に向けて打ち上げた天問1号の一部である。その宇宙船は2020年7月23日に地球から打ち上げられ、2021年2月10日に火星の軌道に投入された。探査車を運ぶ着陸船は、2021年5月14日に火星に成功裏に軟着陸した。

この記事は2021年9月に発表されたものです。 左図は祝融の着陸後100日目に発表されたビデオ(イメージをクリックしてご覧ください)。

Sept 14. 2021


   3月29日(水):   パーサビアランスとインジェニュイティの軌跡 (パーサビアランスとインジェニュイティ)

このアニメーションは、NASAのパーサビアランス・マーズローバーとそのインジェニュイティ・マーズヘリコプターが、ジェゼロ・クレータのデルタを、古代の川の堆積物に向かって登る進捗状況を示している。ヘリコプタのルートは緑で、ローバーの進行はオレンジで表示されている。黒のラベルは、ローバーとヘリコプターが各ポイントでの火星日を示している。火星日(sol)は、このローバーが火星に着陸した2021年2月18日からの日数である。ヘリコプターの場合は、黒いラベルは、どのフライトが表されているかも示し、ここに描かれているのは、インジェニュイティの第42回(F42)から第46回(F46)までの飛行である。

大判はイメージをクリック。大判はダウンロードファイルから。

Feb . 2023


   3月28日(火):   浮き雲を見る (パーサビアランス)

NASAパーサビアランスミッションとキュリオシティローバーミッションの科学者達は、火星における雲の形成プロセスをも研究している。パーサビアランスの火星でのミッションの大きな目的は、古代の微生物の兆候の探索を含む宇宙生物学である。ローバーは、惑星の地質と過去の気候を特徴づけ、赤い惑星の人間探査への道を開き、火星の岩とレゴリス(壊れた岩とダスト)を収集してキャッシュする最初のミッションになる。

その後のNASAのミッションでは、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)と協力して、火星に宇宙船を送り、地表から封印されたサンプルを集め、詳細な分析のために地球に持帰る。

大判はイメージをクリック。

Mar 22. 2023


   3月27日(月):   ジェゼロの旅 (マーズエクスプレス)

この飛行ビデオでは、NASAのパーサビアランスローバーの魅力的な着陸地点を探索し、ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスとNASAのマーズリコネッサンス軌道船からのジェゼロ・クレータとその周辺の新しい景色を特集している。

パーサビアランスは2021年2月にジェゼロクレータに着陸した。ジェゼロクレータとその周辺に見つかった多様な、岩、素材、地形、鉱物などは、火星の複雑な地質学的歴史の物語である。幅約45キロメートルのこのクレータは、最大1億年前の岩石を含むテラ・サバエア(Terra Sabaea:サバエア大地)の古代地域と、小惑星の衝突によって形成された若いイシディス・プラニシア(Isidis Planitia)盆地との境界にある。

ジェゼロは、ニリ・フォッセ(Nili Fossae)として知られる興味深い断層システムと、約30億年前に溶岩が流れたシルティス・メジャー(Syrtis Major)という名の火山活動の著名な地域の隣にある。

ジェゼロの壁は、かつて流れる水の川であった三つの谷によって破られている。このクレータはいわゆる「オープン・ベイスン湖(open basin lake:表面に水を運ぶシステムを持つ湖)」であり、かつてはこのクレータに水が出入りし、火星での生命を探すのに特に有望な盆地である。

イメージをクリックしてビデオ(Youtube)をご覧ください。この記事の解説は非常に長文なので、冒頭の一部のみを掲載しました。

Mar 21. 2023


   3月24日(金):   イオス・カズマ(Eos Chasma)のカラフルな地すべり (リコネッサンス)

このイメージは、リコネッサンスのプライマリサイエンスフェーズの最初の月である2006年11月にリクエストされたが、マリネリス峡谷システムには多くの競合するターゲットがあるために得るまでに15年近くかかった。
大規模な地滑りによって、峡谷の壁の層からさまざまな岩がフロアに運ばれ混ぜ合わされた。低解像度の赤外線データでは、以前にこの場所で火成鉱物オルト輝石(igneous mineral orthopyroxene)の異常な濃度を明らかにしていた。 HiRISE (高解像度画像実験装置)に見える色の範囲は、他の多くの鉱物もここに存在することを指している。

大判はイメージをクリック。

Sept 24. 2021


   3月23日(木):   この明るい色調の層はいつ形成された? (リコネッサンス)

カンドールカズマ北西のこのイメージでは、明るい色の層状の堆積物が壁に隣接している。堆積物が壁の上にある例では、それらは既に割れ目が形成された後に堆積したことが分かる。ただし、壁の内側から露頭している場合は、カズマの形成より以前の古い堆積物である。

大判はイメージをクリック。

Sept 09. 2021


   3月22日(水):   エンジニア達、NASAの最も古い火星軌道船の燃料を監視する (オデッセイ)

ほぼ22年前に、NASAが2001年マーズオデッセイ軌道船を赤い惑星に打ち上げて以来、この宇宙船は火星の周りを 94,000 回以上周ってきた。これはほぼ2億21万キロメートルに相当し、宇宙船の燃料供給を非常に注意深く管理する必要がある距離である。オデッセイには燃料計がないことを考えるとこの偉業はさらに印象的である。エンジニア達は、その代わりに数学に頼らざるを得なかった。

彼らの研究はオデッセイが科学的遺産を築くのに役立ち、宇宙船は、火星の表面全体の鉱物をマッピングし、科学者達がこの惑星の歴史を一層よく理解することを可能にした。オデッセイは、将来の宇宙飛行士達が使用できる氷の堆積物を発見した。同様に、宇宙飛行士達に害を及ぼす可能性のある放射線も研究されている。更に、今後のミッションのための着陸地点の可能性もまた偵察している。更にまた、オデッセイは、NASAのローバーとランダーからのデータを地球に中継する小さな軌道船編隊の一つであり、既に現在までに約150ギガバイトを数えている。

しかし、昨年、オデッセイは、ガスが尽きているかのように見え、計算は、予想されたより、そのヒドラジン燃料が非常に低いことを示した。

<左の図はオデッセイが撮った写真の一つ> 暗い砂丘のファンとリボンが、写真の一番上の方向から吹く風に反応して、バンジクレータ(Bunge Crater)のフロアを横断して忍び寄っている。フレームの幅は約14キロメートル。

オデッセイは2001年に約 225.3 キログラムのヒドラジン推進剤とともに打上げられた。燃料計がないために、エンジニア達は、様々な方法を使って宇宙船が消費したヒドラジンの量を、時間の経過とともに推測してきた。オデッセイの燃料を測定する一つの方法は、宇宙船の二つの推進剤タンクに熱を加え、それらが特定の温度に達するのにかかる時間を観察することである。ティーポットと同様に、ほとんど空の燃料タンクは満杯のものより速く熱くなる。

大判はイメージをクリック。

Feb 15. 2023


   3月20日(月):   赤い惑星に向けて軌道に戻る (エクソマーズ)

ヨーロッパ宇宙機関のロザリンド・フランクリンローバーミッションの打上が保留されてから1年を経過したが、ヨーロッパの ExoMars チームの作業は継続している。この15分間の特別プログラムでは、ロシアのウクライナ侵攻、今後の計画、新たな課題、最新の深部掘削試験、厳格な惑星保護対策により、2022年にミッションがキャンセルされてからの最新情報を提供している。ロザリンド・フランクリンローバーは、独自の掘削機能と、開発中の他のどのミッションにも匹敵しない搭載科学研究所を備え、地上のテストローバーは、イタリアの地面を、これまでに火星で試みたよりも約25倍の深さ 1.7 メートルを掘削し、ヨーロッパの科学チームの監視下での分析のためにサンプルを収集した。

ヨーロッパ宇宙機関は、国際および産業パートナーとともに、着陸機を含む新しいヨーロッパの要素と火星への旅の目標を2028年に置き、ミッションを再形成している。新しく形成されたロザリンド・フランクリン・ミッションは、 ExoMars の当初の目的の一つである洗練されたロボットで火星の表面にアクセスする独立したヨーロッパの能力を再現する。

イメージのリンク先は解説動画(Youtube)です。

<参考>: エクソマーズ(ExoMars)ミッションは、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とロシア(ROSCOSMOS)の火星探査の共同ミッションとして計画されました。しかし、ロシアのウクライナ侵攻に伴って、ほどなくロシアが一方的に共同を破棄しました。以後、この計画は保留となってきましたが、記事によれば、このミッションはヨーロッパ宇宙機関独自の計画として進められています。但し、実現目標時期は大幅に延期されました。

Mar 14. 2023


   3月17日(金):   若いクレータの長持ちする氷 (リコネッサンス)

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された HiRISE とコンテキストカメラは、ここ数年間に形成された多くの新しいインパクトクレータを撮るために協力してきた。中緯度および高緯度では、これらのクレータはしばしば氷を掘り出し、初めは明るく、昇華するにつれて消えてゆく。此処の小さなクレーターは2010年に最初に見られ、氷の一部は10年以上経った今でも明るい。理論では、その間に何ミリメートルもの氷が失われたであろうことを示唆している。依然として氷が見えるのは、ダストや破片があまり混ざらずに、非常にきれいでなければならない。

大判はイメージをクリック。

Jun 16. 2021


   3月16日(木):   イオス・カズマのカラフルな地すべり (リコネッサンス)

このイメージは、マーズリコネッサンス軌道船の初期サイエンスフェーズの最初の月である2006年11月にリクエストされた。マリネリス峡谷システムには多くの競合するターゲットがあるために取得するのに15年近くかかった。しかし、それは待つだけの価値があった!

大規模な地滑りによって、峡谷の壁の層からさまざまな岩がフロアに運ばれ、その過程でごちゃ混ぜになった。低解像度の赤外線データは、以前にもこの場所で火成鉱物であるオルト輝石(igneous mineral orthopyroxene)の異常な濃度を明らかにしていた。 HiRISE に見える色の範囲では、他の多くの鉱物がここに存在することを示している。

大判はイメージをクリック。

Dec 24. 2021


   3月15日(水):   古代の川 (リコネッサンス)

数十億年前、火星の谷のこの場面を横切って川が流れた。地球と同様、これらの河床は固められた岩で満たされた可能性がある。火星が寒く乾燥した場所になり、川が消え、岩の床が残った。

この HiRISE イメージには、その表面を横断して曲がりくねった暗い隆起が見える。この暗い尾根は古い川床である。それらは、これらの柔らかい周囲が侵食されたために、今ではその周囲より隆起している。科学者達は、これらの隆起を「逆さになったチャンネル」と呼び、それらの多くが火星のこの領域に見える。

大判はイメージをクリック。

Dec 14. 2021


   3月14日(火):   羽の形をした虹色の雲をみる (キュリオシティ)

NASAのキュリオシティローバーは、2023年1月27日(火星日 3,724 日)の日没直後に、この羽の形をした虹色の雲をとらえた。虹色の雲の色を研究することは、雲の中の粒子のサイズと、それらが時間とともにどのように成長するかについて科学者達に何かを教えてくれる。

これらの雲は、2021年に開始された夜光雲または「夜輝く」雲を研究するためのフォローアップイメージングキャンペーンの一環として捕えられた。ほとんどの火星の雲は地上60キロメートル以下でホバリングし、水の氷で構成されているが、これらの雲は標高が高く非常に冷たく見える。これは、これらの雲が二酸化炭素またはドライアイスでできていることを示唆している。

このシーンは、ローバーのマストカメラ(Mastcam)によってとられた28の個別のイメージで構成されている。イメージはハイライトを強調するように処理されている。

大判はイメージをクリック。

Mar 06. 2023


   3月13日(月):   初めて火星の「太陽光線」を見る (キュリオシティ)

NASAのキュリオシティは、2023年2月2日(火星日 3,730 日)の日没時に、雲の間から輝くこれらの「太陽光線」を捕えた。 クレプスキュラー光線(薄明光線) としても知られる太陽光線が、火星で、これほどはっきりと見られたのは初めてだった。クレプスキュラーは、これらの光線が日没または日の出の近くに現れるので、「夕暮れ」を意味するラテン語から取られている。

これらの雲は、2021年に開始された夜光雲または「夜輝く」雲を研究するためのフォローアップイメージングキャンペーンの一環としてとられた。ほとんどの火星の雲は地上60キロ以下で浮遊し、水の氷で構成されているが、これらの雲は標高が高く、非常に冷たく見える。これは、これらの雲が二酸化炭素またはドライアイスで構成されていることを示唆している。

これはローバーのマストカメラによってとられた28のイメージで構成されている。このイメージはハイライトを強調するように処理されている。

大判はイメージをクリック。

Mar 06. 2023


   3月10日(金):   北極の急な断崖を見る (リコネッサンス)

この非常に急な(60度超)断崖は、冬の暗い期間の後に最初に照らされる北の春の初めの、毎年の大量の浪費活動を示している。この観察は、照明が悪いにもかかわらず、北の冬の終わりに撮影する試みであった。

太陽入射角は 91.3 度、太陽は地平線のすぐ下にあり、この画像が得されたときに直接照明がなかったことを意味している。しかし、大気は光を散乱させて拡散した照明を作り出し、地表面は冬の霜の堆積から非常に明るいために、表面の有用な画像が得られた。

イメージは急な斜面を下る比較的暗い縞を示しており、大量な浪費活動はすでに始まっている。この時期の正午近くには直接照明があり、何らかの活動を開始するのに十分かもしれない。

このマップはピクセルあたり50センチメートルのスケールで投影されており、北は上である。

大判はイメージをクリック。

Mar 03. 2023


   3月9日(木):   ボルダーパターン (リコネッサンス)

南の高緯度のクレータフロアのこのイメージは、直径1〜10メートルの多数の岩を明らかにしている。岩はランダムまたは均一に分布しているのではなく、多くは線形または円形のパターンで並んでいる。これらのパターンのいくつかは火星の高緯度でよく見られるポリゴン(多角形)に似ており、地氷の季節的な膨張と収縮によって形成される。これらのプロセスは何年間にもわたって岩を動かし、ポリゴンの縁に集中する可能性がある。その場合、以前のポリゴンはこの場所では見えなくなるが岩のパターンは保持される。
このマップはピクセルあたり50センチメートルのスケールで投影されており、北は上である。

イメージは一部を切り出しています。原版はイメージをクリック。

Mar 03. 2023


   3月8日(水):   氷河(氷)または溶岩流? (リコネッサンス)

ここの地質学的な設定と緯度は、これが氷が豊かな氷河の流れであることを示唆しているが、その表面は火星の多くの溶岩流のようにプレートに分割されている。良く見るために一つのイメージがターゲットにされた。

HiRISE のメートルスケールの解像度では、岩やクレータに加えて、氷河または溶岩の仮説と一致すると思われる、いくつかの風による地形である凹凸の表面が見られる。

このマップはピクセルあたり50センチメートルのスケールで投影されており、北は上である。

大判はイメージをクリック。

Mar 03. 2023


   3月7日(火):   円形の砂丘 (リコネッサンス)

火星では、さまざまな形や大きさの砂丘が一般的である。この例では砂丘はほぼ完全に円形だがこれは珍しい。それらは僅かに非対称であり、南端に急峻な滑り面(steep slip)がある。これは、砂が一般的に南に移動することを示しているが、風は変化している可能性がある。 これは、冬の終わりに霜がどのように消えるかを監視するための一連のイメージの一部である。この観察では霜はないようである。以前のイメージ(左下)では、表面が霜で覆われていた。
このマップはピクセルあたり25センチメートルのスケールで投影されており、北は上である。

大判はイメージをクリック。

Mar 03. 2023


   3月6日(月):   パーサビアランスのナビゲーションカメラ、インジェニュイティを捕える (パーサビアランス)

NASAのパーサヴィアランス火星探査車に搭載されたナビゲーションカメラの一つが、2023年2月26日(火星日719日)に、イメージの左上にインジェニュイティマーズヘリコプタを捕えた。インジェニュイティは、火星での46回目の飛行の終わりの前火星日に「飛行場シータ」に着陸した。このイメージが撮影された時点で、ヘリコプターはローバーから約150メートル離れていた。

右図の位置ですがほとんど確認できません。

Mar 01. 2023


   3月3日(金):   ユートピア・プラニシア (リコネッサンス)

ユートピア・プラニシア地域には多くの独特な風景がある。このイメージので凹凸の穴の地面は、溶岩または泥のいずれかが地下深くから表面に噴出することによって形成された可能性がある。地球では、泥火山は生命のオアシスを提供している。これらの地形が泥の噴出によって形成された場合には、これらの地形が火星の遠い過去の生命維持のオアシスの可能性の手がかりを保持している可能性がある。

ユートピア・プラニシア(Utopia Planitia)
火星の北半球中緯度に広がる平原。北緯50度、東経120度付近を中心とする盆地状の地形で、隕石の衝突によってできたと考えられる。米国のバイキング2号、中国の天問1号の着陸機およびローバーが軟着陸した。
---  (デジタル大辞泉) から。

大判はイメージをクリック。

Oct 13. 2021


   3月2日(木):   崩壊した地形の物語 (リコネッサンス)

ガンジス・カズマ(Ganges Chasma: カズマ は谷の一種、深く側面が切り立った細長い窪み構造を指す)の北にはオルソン・ウェルズ・クレータ(Orson Welles Crater)があり、その床には混沌とした地形と呼ばれる壊れたブロックが含まれ、主要な流出チャネルであるシャルバタナ谷(Shalbatana Vallis)の源となっている。

オルソン・ウェルズとガンジス・カズマの間には、かつて帯水層を保持していた地下の空洞の上に素材が沈下して崩壊した地域がある。このイメージは、細長い崩壊のピットを示している。地下水が地表に噴出したために、このピットはかつて水で満たされていたという証拠がある。詳細に見ると、侵食によって露出した細かい堆積層が見られる。

イメージは幅5キロメートル未満である。

大判はイメージをクリック。

Dec 14. 2021


   3月1日(水):   メリディアニプラナムの砂丘 (リコネッサンス)

しばらく火星の特徴的な地形を取り上げます。

HiRISE は火星全体の砂丘フィールドを監視し、それらがどのように変化しているかを追跡している。移動する砂は、また、砂丘間の岩盤からダストを取り除き、岩盤の構造と色の良好な視界を提供する。ここでは、層間の微妙な色の違いと、破片の密なネットワークが見られる。対照的に、砂丘は一様に暗く、強化された色で比較的青です(実際には灰色ですが、岩盤よりも赤が少ないために、ここでは青く見える。イメージは幅1キロメートル未満である。

大判はイメージをクリック。

May 18, 2022



  TOP      PREV