軌道船 (赤はヨーロッパ宇宙機関) 探査車(ローバー) ヘリコプター 固定型着陸船
オデッセイ エクスプレス リコネッサンス メイブン エクソマーズ キュリオシティ パーサビアランス インジェニュイティ インサイト

  2022年11月

このページの対象としている探査機、その名称などは、上のイメージを含む表からご覧ください。火星探査に関するこれまでの経緯は トップページ の案内から、また、 'Perseverance' の読みについては こちら をご覧ください。
なおこのページは、特別な記事がある場合を除いて、土曜日・日曜日・祝日の掲載は休みます。

  11月30日(水):   火星の北極のダストの雲 (エクスプレス)

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスからのこのイメージの右側に、火星の嵐の中のまだらのダストの雲が見える。この嵐の進化が2019年5月29日に監視カメラによって追跡された。この嵐は、活発な春の季節に火星の北極で形成された。暗い嵐とは対照的な、水の氷と二酸化炭素の氷の明るい氷冠が左側に見える。春の熱によって二酸化炭素の氷の層が昇華し、その下には水の氷が残る。嵐は小さなダストのセルで構成されており、イメージに見える粒状の形をつくる。嵐の中のダストのセルの位置を追うことによって、風速は、時速最大140キロメートルであると測定された。

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Nov 15. 2022


  11月29日(火):   火星の嵐の中のまだらなダストの雲 (エクスプレス)

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスのビジュアルモニタリングカメラ(VMC)の視点から火星の表面に見えるダストの雲。これらの雲は、2019年5月29日に、火星の北極をかき乱す大きなダストの嵐の一部を形成した。小さな雲のセルのパターンは、地球上で同様の雲の形を作り出す対流の一種である独立気泡対流(closed-cell convection)によって引き起こされる。粒状のセルの水平のサイズは20~40キロメートルである。 VMC によるこの嵐のイメージによって、セルの高さを測定することができた。 セルによって投影される影の大きさの測定は、太陽の位置の知識と組み合わされて、セルが赤い惑星の表面から6〜11キロメートル上にあることを明らかにした。

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Nov 15. 2022


  11月28日(月):   火星の北極付近で渦巻く嵐 (エクスプレス)

マーズエクスプレスの高解像度ステレオカメラ(HRSC)画像装置によって撮られたこのイメージには螺旋状の砂嵐が見える。このミッションは、2019年の春に、赤い惑星の北極で一連の嵐を追跡した。春に氷で覆われた極が後退すると、しばしば激しい局地的なダストの嵐が発生する。この嵐は数日間にわたって周期的に成長して消えた。2019年5月26日に撮影されたこのイメージは、主腕の長さが約 2000 キロメートルの螺旋状の形を示している。嵐の中には、独立気泡対流(closed-cell convection)と呼ばれるプロセスによって形成されたダストセルの粒状のパターンが見られる。

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Nov 15. 2022


  11月25日(金):   ダストの嵐、火星で渦巻く (エクスプレス)

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスが撮影したこのイメージは、火星の北極の氷冠に沿って移動するダストの嵐を示している。ビジュアルモニタリングカメラは、火星の春の2019年5月29日にこの嵐を追跡した。それは数日間にわたって消散し、異なる構造で再び現れた。氷冠の鮮やかな色の反射領域がイメージの中央に見ることができる。イメージの右側には、時速約70キロで移動する茶色の渦巻く嵐がある。極冠は水の氷で構成されており、冬にはその上に二酸化炭素の氷の層が堆積する。水の氷は季節を通して持続するが、春には二酸化炭素の氷の最上層が昇華し、ガスとして大気に再入する。

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Nov 15. 2022


  11月24日(木):   アマゾニス・プラニシアのインパクトクレータのコンテキストカメラの視界 (リコネッサンス)

火星のこの隕石インパクトクレータは、NASAのマーズリコネッサンスオービタ(MRO)に搭載された白黒コンテキストカメラを使って発見された。コンテキストカメラは、2021年12月24日に、アマゾニスプラニシアと呼ばれる地域で発生した影響を示すこのイメージを撮った。同じく MRO に搭載されたマーズカラー画像カメラからのデータと、NASAのインサイト着陸船からの地震データによって、科学者達はこの特定のクレーターがいつ形成されたかを判定することができた。クレータ縁をよく見ると、水の氷の存在を示唆する白い斑点が検出された(これは後に MRO の高解像度イメージング科学実験(HiRISE)カメラによっても確認された)。衝撃によって投げ出された破片は、23マイル(37キロメートル)離れたところまで到達しているのを見ることがでる。表面に見られる擾乱は、流星体が地面にぶつかったときに北東に向かって移動し、その方向に最も長い破片の筋を投げたことを示唆している。

以下
左図は注釈付きバージョンのイメージを示しており、右図は火星のこの場所の前後の比較を示している。

これは、11月1日の記事で紹介した、マーズインサイト着陸船の観測を契機に発見された、「火星の地表への隕石などによるインパクトで掘られた周辺に、水の氷が露出している可能性」から、軌道船 MRO の観察を見直した記事の続きです。大判はイメージをクリック。

Oct 27. 2022


  11月22日(火):   火星の岩のサンプルを地球に持帰る (パーサビアランス)

NASAと欧州宇宙機関は、これまでに宇宙で試みられた中で最も野心的なキャンペーンの一つである、火星の素材の初めてのサンプルを、詳細な研究のために安全に地球に持ち帰る計画を立てている。NASAの火星パーサビランスによって現在収集されている科学的に管理されたサンプルの多様なセットは、科学者達が赤い惑星で古代に生命が生じたかどうかの疑問に答えるのに役立つ可能性がある。将来の研究のために火星のサンプルを地球に持帰ることは、複数の宇宙船のいくつかの段階を経て、またある意味では同期した方法で行われる。この短いアニメーションでは、火星への着陸からサンプルチューブの固定、地表からの打上げ、地球への運搬の重要な瞬間を特集している。このアニメーションは、NASAのジェット推進研究所、欧州宇宙機関、ゴダード宇宙飛行センター、マーシャル宇宙飛行センターによって提供されている。

ビデオはヘッドラインのリンク先からご覧ください。

Nov 17. 2022


  11月21日(月):   パーサビアランス、興味深い火星の岩盤を調査する (パーサビアランス)

NASAのパーサビアランスローバーは、ジェゼロクレータの古代の川のデルタの麓近くの、科学チームが「ヨリ・パス(Yori Pass)」と呼ぶ地域の探査を開始した。彼らは、7月にローバーが収集したサンプルに似た岩を見つけた後の数か月間、この地域を探索することに熱心だった。この地形は、沈降して石を形成する前の、水によって他の場所から運ばれた細かい粒で構成される砂岩であり、科学者達にとっては非常に魅力的である。パーサビアランスのサンプルは、2021年9月にローバーが最初のコアロックをとったときに始まった、NASAと欧州宇宙機関の火星サンプル持帰りキャンペーンの最初のステップの中心である。

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Nov 17. 2022


  11月18日(金):   エチュス・カオスのスリップとスライド (リコネッサンス)

エチュス・カオス (Echus Chaos)は、この画像の右側のルナエ高原 (Lunae Planum)と、このイメージの左側のエチュス沼(Echus Palus)の間に位置する低い丘の領域である。この混乱した地形は、ルナエ平原を構成する岩がゆっくりと坂を滑り落ちてエチュスパルスに滑り込んだときに形成されたのかも知れない。これらの岩が下り坂を滑ると大きな破片に砕け散り、今日見られる丘を形成した。この地滑りの原因はよくわかっていないが、エチュス沼を大量の水が流れ、ルナエ平原の端がバラバラになったことが原因かも知れない。近くの断層に沿った動きや隕石の衝突による地面の揺れも、ルナエ平原の端を不安定にし、崩壊させるのに役立った可能性もある。
このマップはピクセルあたり50センチメートルのスケールで投影されており、北は上である。

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Oct 27. 2022


  11月17日(木):   波型の地面のクレータ (リコネッサンス)

昇華は火星の中緯度の水の氷に影響を与える重要なプロセスである。これは、波形の窪地と拡張されたクレータの二つの異なる地形をつくる役割を果たすのかもしれない。波形の窪地は、極に面した比較的急な斜面を持つオーバル(卵型)または不規則な穴であり、また、広がったクレータはインパクトクレータのように見える。上部の斜面は昇華のときに大きくなり、一方、ダストと破片は下部に保持された。これらの二つは通常は一緒には起こらないが、ここでは、我々は、波形の窪地の僅かに広がったクレータのように見ている。それは、波型に見えるように時がたつにつれてを発展したのかもしれない。残念なことに、この変化のプロセスは、 HiRISE イメージにその前後を示すにはあまりにゆっくりである。
このマップはピクセルあたり25センチメートルのスケールで投影されており、北は上である。

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Oct 27. 2022


  11月16日(水):   NASAのマーズヘリコプター:現在、未来、そして提案

このイメージは、NASAの太陽電池方式のマーズヘリコプターの、三つの異なるモデルを示している。右上は、現在ジェゼロクレータで運用されているインジェニュイティ・マーズヘリコプターである。手前に描かれているのは、火星サンプルリターンキャンペーンの一環として火星に飛ぶ予定の、二つのサンプル回収ヘリコプターの一つである。NASAは、サンプルチューブをサンプルリターンランダに運ぶ際のパーサビアランスローバーのバックアップとして、サンプル回収ヘリコプターを開発している。イメージの中央には火星科学ヘリコプターのコンセプトがある。インジェニュイティの後継として提案された六つのローターの火星科学ヘリコプターは、将来の火星ミッションで空中偵察として働き、科学機器を含む2〜5キログラムの負荷を運び、ローバーが到達できない地形を調査するために使われる可能性がある。

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Nov 14. 2022


  11月15日(火):   キュリオシティのカナイマでの36回目のドリル・ホール (キュリオシティ)

NASAのキュリオシティローバーは、シャープ山の「カナイマ(Canaima)」と呼ばれる岩で、36回目の成功したドリル・ホールのこのイメージを撮るために、そのマスト・カメラ(Mastcam)を使った。この岩の砕かれたサンプルは、2022年10月3日 3,612 火星日に穿孔された。差し込みの穴の拡大イメージは、2022年10月16日(火星日 3,624 日)に、キュリオシティのロボットアームの先端の、火星ハンドレンズ画像カメラ(MAHLI)でとられた。

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Oct 19. 2022


  11月14日(月):   ナビゲーションカメラの視界、パライテピュイ峠 (キュリオシティ)

NASAのキュリオシティは、ナビゲーションカメラ(Navcams)を使って、2022年8月11日(火星日 3,560 日)に、「パライテピュイパス(Paraitepuy Pass)」のこのパノラマをとらえた。遠くの丘とともにこの峠が場面の左側に見える。中央にある丘は「ボリバー(Bolívar)」。「ディープデイル(Deepdale)」がシーンの左端にある。パノラマの右側の背景にこのクレータのフロアが見える。

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Oct 19. 2022


  11月11日(金):   メイブン、大きな太陽嵐によって引き起こされた火星の光のショーを観測 (メイブン)

NASAのメイブンミッションは、火星を周回する8年間で初めて、8月27日に始まった太陽の嵐の結果、二つの異なるタイプの紫外線オーロラを同時に目撃した。メイブン(MAVEN:the Mars Atmosphere and Volatile Evolution mission:火星大気圏と揮発性進展ミッション)は、火星での太陽の活動と薄い火星の大気の反応を同時に観測できる唯一の宇宙船である。NASAのリアルタイム分析とシミュレーションによって、メイブンチームは、発達中の太陽風がいつ赤い惑星に到達するのかを正しく予測することもできた。地球とは異なって、火星には太陽風がもたらす可能性のある有害な放射線から保護する全球規模の磁場がないので、赤い惑星の現在のミッションと将来の人間の探検家を保護するために、正確な宇宙天気予報は重要である。

大判イメージは省略。

Nov 09. 2022


  11月10日(木):   パーサビアランスの火星の岩石の14回目のサンプルの CacheCam のイメージ (パーサビアランス)

パーサビアランスのサンプリングおよびキャッシングシステムカメラ(CacheCam)は、ローバーの14回目の岩のコアサンプルの、このコマ落としのイメージを撮った。火星日595,599,601,604(2022年10月22日、26日、28日、31日)の火星での4日間にわたって撮影されたチューブからダストを除去した結果を記録している。小さなダストの粒がサンプル管の縁の周りを移動しているのが見える。このイメージは10月5日に得られた。サンプル収集チューブのシリアル番号「184」がベアリングレースの2時の位置に表示されている(注:薄くて見難い)。標準的な研究室の試験管の大きさと形状とほぼ同じで、これらのチューブは火星の岩石やレゴリスの代表的なサンプルを収めるように設計されている。

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nov 03. 2022


  11月9日(水):   マーズエクスプレス、フォボスの地下を覗く (エクスプレス)

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレス宇宙船に搭載された MARSIS 装置は、本来火星の内部構造を調査するために設計された。その結果、宇宙船と惑星の表面の間の典型的な距離(250キロメートル超)で使用するように設計された。しかし、最近、はるかに近い距離で使用できるように、月フォボスの神秘的な起源に光を当てるのに役立つかもしれない主要なソフトウェアアップグレードを受け取った。
右上のイメージは、2022年9月23日のフォボスのフライバイの中で、 MARSIS が得た「レーダーグラム」を示している。レーダーグラムは、 MARSIS によって放出された無線信号が跳ね返って機器に戻るときに生成される「エコー」を明らかにする。連続した明るい線は月面からのエコーを示している。より低い反射は、月の表面の地形によって引き起こされる「乱れ」またはより興味深いことに、地下の構造的特徴の可能性の兆候のいずれかである。左右のイメージはフォボスの表面を横切る観測の経路を示している。

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Oct 28. 2022


  11月8日(火):   火星のクレータと亀裂 (エクスプレス)

テラ・シレナム(Terra Sirenum)領域のクレータと亀裂のこの複雑な領域は、火星の多様な歴史を強調している。このイメージは、2022年4月5日に、ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスの高解像度ステレオカメラ(HRSC)によって撮られた。イメージの左側(南)は、幅約70キロメートルの大きなインパクトクレータによって支配されている。火星の風の痕跡がクレータの内部に検出でき、クレータの下部・東には、ヤーダン(yardang)として知られる風の浸食が見える。クレータ内部の対照的な暗い色の砂は、風によって平らな基部に運ばれたのかも知れない。大きなクレータの中には、幅約20キロメートルの小さなクレータがあり、この透視図で驚くほど詳細に見ることができる。このクレータの構造と輪郭、および背景の小さな輪郭は、インパクトが起きたときに、この表面を水または氷が覆っていた可能性を示唆している。 --- 以上、解説は一部。

大判はイメージをクリック。ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスは、立体画像を撮ることを特長としている。

Oct 26. 2022


  11月7日(月):   アマゾニス・プラニシアのインパクトクレータの視界 (MRO)

火星のこの隕石インパクトクレーターは、NASAのマーズリコネッサンスオービタ(MRO)の白黒コンテキスト・カメラを使って、2021年12月24日に、アマゾニス・プラニシアで発見された。マーズカラーカメラからのデータと、インサイト着陸船からの地震データによって、科学者達はこのクレータが何時形成されたかを決定することができた。クレータの縁を詳細に見ると、水の氷の存在を示唆する白い斑点が検出された(後に高解像度画像科学実験(HiRISE)カメラによって確認された)。インパクトで投げ出された破片は、37キロメートル離れたところまで到達しているのを見ることができる。表面に見られる擾乱は、流星体が地面にぶつかったときに北東に向かって移動し、その方向に最も長い破片の筋を投げたことを示唆している。

イメージは暗いので処理を加えています。

Oct 27. 2022


  11月4日(金):   NASA、宇宙船に「別れ」を告げる準備をする (インサイト)

NASAのマーズ・インサイト着陸船が沈黙し、赤い惑星の内部の秘密を明らかにする歴史的な使命を終える日が近づいている。ソーラーパネルの風によるダストが厚くなるにつれて、宇宙船の発電量は減少し続け、チームは残っている電力で可能な限り長く継続する措置を講じてきた。終焉は今後数週間で来ると予想される。他の火星ミッションと比較して小さなグループ、25人から30人の緊密なチームは、インサイト(InSight:Interior Exploration using Seismic Investigations, Geodesy and Heat Transport、地震探査、測地、熱移動の内部探査)の可能な限りの継続を試みているが、彼らはまた、ミッションを終わらせるための準備を初めている。

連載を一時中断してこの記事を取上げました。大判はイメージをクリック。

Nov 01. 2022


  11月2日(水):   HiRISE、水の氷に囲まれた火星のインパクト・クレータを見る (MRO)

これは昨日の記事を補足する意味で重ねて発表されたものです。火星では極地方にほぼ確実な水の氷の塊が発見されていますが、赤道近くには見つかっていませんでした。インサイト着陸船の観測を契機に発見されたこの赤道近くの水の発見は、記事にあるような火星探検の手段としてばかりでなく、かっての、また現在の生命の可能性を高める極めて大きな発見です。以下数日間、これを機に見直されたいくつかの発見を整理します。

NASAのマーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度イメージング科学実験(HiRISE)カメラで見た、火星のこの巨大な隕石衝突クレータの縁の周りに、岩の大きさの水の氷のブロックが見られる。このクレータは、2021年12月24日に、アマゾニス平原と呼ばれる火星の地域に流星体が衝突したときに形成された。
NASAの科学者達は、より暖かく、より安全に着陸できる、火星の赤道の近くに氷の堆積を発見したことに関心を持っている。この氷は、宇宙飛行士達のための飲料水として、農業のため、更にロケットの推進燃料歳て、重要な資源となる。

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このアニメーションは、火星の隕石のインパクト・クレータを描いており、岩のサイズの氷の塊に囲まれている。
このインパクトのアニメーションは こちら(.m4v) から。

Oct 27. 2022


  11月1日(火):   火星の驚くべき隕石の影響を検出 (インサイト)

NASAのインサイト着陸船は、昨年12月24日に、マグニチュード4の火星の地震を記録したが、科学者達は、その地震の原因を後になって初めて知った。これは、NASAが宇宙の探査を開始して以来、火星で見た最大の隕石の衝突の一つであると推定されている。加えて、この隕石は、火星の赤道近くに埋もれていた、岩の大きさの氷の塊を発掘した。これは、宇宙飛行士達を赤い惑星に送る、NASAの将来の計画に影響を与える発見である。
科学者達は、NASAの火星偵察軌道船(MRO)からの前後の違いを示すイメージに新しい大きく開いたクレータを見たとき、この地震が流星体インパクトから生じていると確信した。大きなインパクトがどのように火星の地上に衝撃を与えるかを知る珍しい機会を与えるこの出来事は、10月27日木曜日のジャーナル「サイエンス」の二つの論文に詳述されている。
この隕石は5〜12メートルに及ぶと推定されており、地球の大気圏では燃え尽きるほど小ささであるが、火星の薄い大気では燃え尽きなかった。アマゾニス平原と呼ばれる地域でのこの衝突は、幅約150メートル、深さ21メートルのクレータをつくった。この衝突の噴出物の一部は37キロメートル離れたところまで飛んだ。--- 以下略。

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Oct 27. 2022



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