宇宙の拡大鏡、独立した宇宙膨張の測定を与える
Cosmic Magnifying Glasses Yield Independent Measure of Universe's Expansion

新しいハッブル測定、宇宙の膨張率の矛盾を強める

人々は興奮を表すためにフレーズ 「ホーリーカウ(Holy Cow:スゲェ!)」 を使う。このフレーズを伴うプレー、国際協力からの研究者達は、宇宙の膨張率の彼らのハッブル宇宙望遠鏡の測定に関する興奮を表すために、彼らのプロジェクトの名前に一つの頭字語「Holy Cow」を開発した。

宇宙がどれくらい速く拡大しているかの正確な価値を知ることは、宇宙の年齢、大きさ、運命を判断するために重要である。このミステリーを解くことは、近年、天体物理学で最も大きなチャレンジの一つであった。(訳者注:この業績を発表した学者達のグループはノーベル物理学賞を与えられている)

H0LiCOW チームのメンバーは、いかなる以前の方法からも完全に独立した宇宙の膨張、ハッブル定数と呼ばれる値を測定するためにハッブルとある技術を使った。

この最新の値は、重力レンズ方式を使ったこれまでで最も正確な測定を表示している。そこでは、手前の銀河の重力が、背景の目標からの光を増幅し歪め、巨人なレンズのように働いている。この最新の調査では、様々なタイプの星達を「距離標識の目印(milepost markers)」として使うことによって銀河達までの正確な距離を測定する、従来の「宇宙の距離のはしご(cosmic distance ladder)」技術には頼らなかった。研究者達は、代わりに、宇宙の膨張割合を計算するために、重力レンズのエキゾチックな物理学を使った。

この研究者達の結果は、ローカル宇宙の測定から計算される膨張割合、また、銀河達と星達の存在する以前の初期の宇宙における背景放射から予測される割合の間の問題の矛盾を一層強めている。この新しい調査は、科学者達が発見していることを説明するためには新しい理論が必要になるかもしれない、というアイデアのための証拠を加えている。

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付記:  この研究には国立天文台ハワイ観測所特任研究員 (元すばる望遠鏡フェロー) が参加しており、以下のような詳細な記事を日本語で読むことができます。

天文学の研究者で構成される国際研究チーム H0LiCOW (ホーリー・カウ) は、ハッブル宇宙望遠鏡とともにすばる望遠鏡など多くの地上望遠鏡を用いて重力レンズ効果の影響を受けたクェーサーからの光を観測し、宇宙の膨張率の値であるハッブル定数を従来の方法と独立に調べました。この研究チームには、国立天文台ハワイ観測所特任研究員 (元すばる望遠鏡フェロー) の Rusu Cristian Eduard (ルス・クリスティアン・エドゥアルド) さんも参加しており、本研究にあたっては中心的な役割を果たしました。以下、 すばる望遠鏡 から。

Jan 08, 2020    


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