NASAのハッブル、赤い惑星を周っている火星の月を見る(動画)
NASA’s Hubble Sees Martian Moon Orbiting the Red Planet

NASAのハッブル宇宙望遠鏡の鋭い目は、軌道の旅の間、火星の回りに小さい月フォボスを捕えた。月がとても小さいので、それはハッブル写真の中で星のように見える。

22分のコースの上で、ハッブルは別々の13の露出を得、天文学者達に小さい月の軌道を示すコマ落しのビデオを作成するための場を提供した。ハッブルの観測は火星を撮ることを意図していたが、この月の光る外見はボーナスであった。

26キロメートル、22キロメートル、18キロメートルのフットボール形のオブジェクトであるフォボスは、太陽系で最も小さな月の一つである。それは小さく、ワシントンD.C.の環状道路に楽に収まるだろう。

この小さな月は7時間39分で軌道を完成し、火星の回転より速い。それは火星の西に上がり、約24時間40分の火星の1日のうちに3回赤い惑星の周りをまわる。それは、親惑星より短い時間で惑星を回る、太陽系唯一の自然の衛星である。

アポロ11号の有人月面着陸のほぼ2週後の1969年7月20日に、NASAのマリナー7号が、赤い惑星をフライバイし、フォボスの最初の生のクローズアップのスナップショットをとった。1976年7月20日に、NASAのバイキング1号着陸船が火星の地表に着陸した。1年後に、そのペアレント船、バイキング1号軌道船がフォボスの最初の詳細な写真をとり、ほとんど粉砕された月のインパクトからの大きく開いたクレータを明らかにした。

フォボス(Phobos)は、1877年8月17日に、ワシントンD.C.の米国ナバル天文台の Asaph Hall によって発見された。彼は、6日後に、更に小さな外の月を発見し、デイモス(Deimos)という名前をつけた。 Hall は計画的に火星の月を捜していた。これらの二つの月は、ローマ神話ではマーズ(Mars)として知られる、ギリシア神話の戦争の神アレス(Ares)の息子の名をとって名づけられた。フォボス(パニックまたは恐れ)、デイモス(恐怖または激しい不安)は、戦争で彼らの父に同行した。

火星軌道を周っている宇宙船からのクローズアップの写真は、フォボスが、火星の引力によって明らかにひきちぎられていることを明らかにしている。この月は、恐らくその親惑星の潮力の相互作用に起因する、長く浅い溝で傷ついている。フォボスは百年ごとに約2メートル火星の近くに引き寄せられている。科学者達は、 3,000 万~ 5,000 万年以内にバラバラにひきちぎられて赤い惑星に衝突し、火星の周りのリングとして散らばると予測している。

火星の地表上 5,900 キロメートルを周るフォボスは、太陽系の他のどの月よりもその親惑星に近い。火星の観察者達は、その近さにもかかわらず、地球から見たときの満月の3分の一ほどの大きさでフォボスを見るだろう。逆に、フォボスの上に立つ人は、空の4分の一を覆う火星が、地平線を支配しているのを見るだろう。

火星の地表からはフォボスが太陽を食すのを見ることができる。しかしながら、それはとても小さく、我々のホストの星(注:太陽)を完全には覆わない。太陽を横断するフォボスのトランジットはいくつかの火星の宇宙船によって撮られてきた。

フォボスとデイモスの起源については未だ議論されている。科学者達は二つの月が小惑星と同じ素材でできていると結論付けた。この組成とそれらの不規則な形は、一部の天体物理学者達に、火星の月が小惑星帯から来たと推測させた。

しかしながら他の科学者達は、それらの安定した、ほぼ円形の軌道から、月が小惑星として運ばれたことを疑っている。そのような軌道は、不規則に動く傾向がある捕えられたオブジェクトには稀である。大気がフォボスとデイモスを減速し、現在の軌道に落ち着かせているかもしれないが、火星の大気は軌道を周らせるには薄過ぎる。また、これらの月は小惑星帯のメンバーのようには密度が高くない。

フォボスは薄い地殻で保たれた大量の粗石から成るのかもしれない。それは、火星を囲んでいるダストと岩が重力によって引かれたときにできたのかもしれない。または、更に激しい誕生を経験したのかもしれない。そこでは、火星に激突した大きな天体が空に向かって一部分を投げつけ、それらの一部分が重力によってまとめられたのかもしれない。

ハッブルは、火星が地球から 8,000 万キロメートルにあった2016年5月12日に、赤い惑星を周っているこれらのフォボスのイメージを撮った。これは、この惑星が、過去11年の軌道より地球の近くを通過する数日前であった。

イメージのリンク先は動画(Youtube)です。

July 20, 2017    


戻る