メッセンジャー

ここでは水星探査衛星メッセンジャー(MESSENGER:MErcury Surface, Space ENvironment, GEochemistry and Ranging)の、2011年3月24日の水星軌道周回開始後のデータを紹介しています。

<お断り>: 水星の地名は、画家、小説家、音楽家などの世界中の文化人の名前からとられています。たとえば日本人では、葛飾北斎、丸山応挙、夏目漱石など多数の名前が使われています。人名なので外国人の場合にはどのように読むのか分からないことが多くあります。確認できる限りカナ文字で表記していますが、不能な場合は原文そのままで記載しますのでご了解ください。



<ビクトリアのV> 6月15日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
このイメージは、メッセンジャの最初の年に軌道でとられた、水星二重画像システムの広域合成写真ベースマップの一部である。北が右のこの場面は、核が冷え、僅かに縮んだときに形成された、長い崖または斜面、ビクトリア・ルーペス(Victoria Rupes)と呼ばれる地質を示している。水星の断崖(rupes)は発見した船に因んで名付けられ、ビクトリア・ルーペスは、フェルディナンド・マゼランの艦隊の、 1519 ~ 1522 年の地球を一周する業績をつくったビクトリアのために名付けられている。

February 10, 2012

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<ゲーテ盆地> 6月14日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
この場面の二つの大きなクレータは、水星の北の平原の直径383キロメートル盆地、ゲーテ盆地である。これらのクレータの部分は永久の影のエリアとホストレーダーの明るい素材である。

March 29, 2012

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<ドビッシー(赤)、ドビッシー(緑)、ドビッシー(青)> 6月13日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
水星の縁のこのカラーイメージは、直径80キロメートルのクレータドビッシーを捕らえている。このクレータとその放射は、クレータが比較的若く、掘り出された素材が宇宙の風化によって大して暗くならなかったので、周囲の素材より明るく見える。

March 21, 2012

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<ドガ・クレータ> 6月12日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
ドガ・クレータが壮観な詳細でここに示されている。この高解像度合成写真は、五つの別々のイメージから成り立っている。このクレータのフロアには、溶融したシートが冷却し収縮したときの亀裂を含んでいる。中央峰と壁の素材の下りの動きが、新しい、明るい素材を露出させた。

April 07, 2012

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<高入射角キャンペーン> 6月11日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
水星の地表の高入射角(high-incidence-angle)イメージの獲得は、メッセンジャの拡張ミッションの大きなマッピング活動である。この高入射角キャンペーンは、一般的に中角度の下で得られた、メッセンジャの一次ミッションの地表形態ベースマップを補完する。太陽が地平線に近いときにつくられる高入射角は、地質の小さな地形を強調する長い影をつくる。高入射角ベースマップは、平均解像度 200 メートル/ピクセルで得られている。

April 11, 2012

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<高解像度三色イメージの獲得> 6月10日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
水星の地表の高解像度の三色イメージの獲得は、メッセンジャの拡張ミッションの大きなマッピング活動である。 この三色キャンペーンは、可能な限りの最高解像度のカラーフィルタのサブセットで、水星の地表の画像化によってメッセンジャの一次ミッションの間にとられた、平均解像度1キロメートル/ピクセルの、8色ベースマップを補完する。三つの狭帯域カラーフィルタは、 430 nm、 750 nm、 1000 nm に中心を置き、イメージ解像度は、北半球で、一般的に、 100 から 400 メートル/ピクセルである。

April 13, 2012

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<ストラビンスキーの南の壁> 6月9日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
このイメージの中央を横切って走っている構造は、直径190キロメートルのクレータ、ストラビンスキーの南の壁である。この場面には多数の小さなクレータがまかれている。イメージの西端近くの、特に小さな一つのクレータは、壁を流れ落ちる、ある暗い素材を持っているように見える。この小さなクレータは、直径約170メートルであり、二つのフットボール場の長さより僅かに短い。

April 02, 2012

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<ワンツーパンチ> 6月8日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
このイメージは、水星の地表の非常に類似した場所にインパクトでできた、二つのクレータを示している。このイメージ最大のクレータは、イタリアの詩人ジョズエ・カルドゥッチ(Giosue Carducci:1835-1907)を称えて、カルドゥッチ(Carducci)と名付けられた。カルドゥッチの中心近くに位置する小さなクレータは直径約20キロメートルである。カルドゥッチの中央峰の一部、および、カルドゥッチのような大きなインパクトクレータを破壊した小さなクレータを形成したインパクトは、もし小さなクレータが以前に存在したならば、小さなクレータの全ての証拠を消したであろうことから、我々は、小さなクレータが、カルドゥッチより若いと推論することができる。このような単純な重ね合せの関係は、水星の過去における相対的な年齢と出来事のタイミングを判定するために、水星の地表全体に適用されている。

April 01, 2012

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<反射率マッピングにようこそ!> 6月7日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
メッセンジャの拡張ミッションの新しいイメージングキャンペーンは、水星の地表の広域な反射率マップの取得である。「反射率(Albedo:アルベド)」は、散乱する、また MDIS システムのような観測器で測定できる、表面の光の記述に使われる言葉である。言い換えれば、アルベドは素材固有の反射率である。

March 29, 2012

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<よい貴婦人> 6月6日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
狭角カメラからのこのイメージは、クレータ・ダン(Donne:貴婦人)のよい景色を提供している。ジョン・ダン(John Donne)は、特に彼のソネットとエレジーで知られた英国の詩人であった。ダン・クレータは、インパクトの浸食と、よく発達した壁のテラスによって、いくぶん丸くなった、マウンドのような中央峰を示している。このクレータは、壁とフロアを切る葉の形をした斜面によって変形された。

August 02, 2011

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<キュービストキューブ(立体派の立方体)> 6月5日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
このイメージの中央近くにはコンマ形の穴を持つクレータがある。このクレータは、キュービスト(Cubist:立体派)スタイルの草分けであった有名な画家、ピカソにちなんで名付けられている。このイメージは、カラーイメージデータの3次元的性質を例示するように処理された。水星二重画像システム(MDIS)カメラは、八つの異なるカラーフィルタによって水星の地表のイメージを捕えた。地面の同じ地形がそれぞれのイメージで同じピクセル位置にあるように全てのイメージを並べることによって、「多スペクトルイメージキューブ(multispectral image cube)」と呼ばれるデータ製品がつくられる。この立方体は、第3の軸がスペクトル(色または波長)の次元を持つ、空間情報の二つの次元を持っている。イメージの右上端に沿ったレインボーカラースケールは、低い値が黒と紫、高い値が赤のような、八つのフィルタのそれぞれの反射率の値を表している。この反射率は最も短い波長(433nm)から最も長い(996nm)ものに増えている。

September 16, 2011

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<赤を置く> 6月4日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
今日のイメージは、カロリスインパクト盆地の南の縁のカラーの視界を示している。際立った赤い点は、火山の噴気孔と考えられる不規則な窪みと関係している。赤い堆積は、恐らく、爆発的な噴出の間に穴から放出された火砕性の素材でつくられたのだろう。

July 03, 2011

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<ラインを歩く> 6月3日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
この視界は、その縁がクレータチェーンの右下端の南東にある、直径150キロメートルの無名のクレータをつくった、インパクトによって投げ出された類似した大きさのブロックによってつくられた、第二クレータの注目すべきラインを示している。チェーンにおける個々の第二クレータは、それぞれ幅約4~6キロメートルである。これらの第二クレータの大きさの一様性と、第一クレータの中心のほぼ放射のラインの並びは、インパクトプロセスに関係する複雑な物理をほのめかしている。

January 20, 2012

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<水星の相(エイプリルフール)> 6月2日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
この発見されたイメージは、水星が小さな自然の衛星または月を持っているという初めての証拠を提供している。昨日、水星二重画像システム(MDIS)の広角カメラ(WAC)によってとられたイメージの、小さな明るい点として見える月は、直径約70メートルであり、平均距離 14,300 キロメートルで水星の軌道を周っている。ローマの神マーキュリーによって運ばれたスタッフにちなんで、この月を「神々の使者の杖(Caduceus)」と呼ぶという提案は、メッセンジャチームによって国際天文学連合に提出された。

March 31, 2012

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<ブルー・マンデー> 6月1日

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/
Carnegie Institution of Washington
水星の地表のこの視界の上の部分には、比較的カラーで「青」として記述される特性、より長い波長に向かっては強く増加しない反射率を持つ素材の帯を含んでいる。この青の素材は、また、水星の平均的な地表より全体的に低い反射率を持っている。南西に向かう地形は赤みがかった色を持っている。水星の地質の大きな疑問は、これらの色と一致する、特有の岩のタイプの独自性である。この場面の中に、クレータ・アマラル(Amaral)、ネルダ(Neruda)、シェール-ギル(Sher-Gil)が見える。

July 05, 2011

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