来週、流星爆発の可能性
METEOR OUTBURST POSSIBLE NEXT WEEK
(Spaceweathercom news の記事から)

1995年後半、 73P/シュワスマン・ワハマン第3彗星(Schwassmann-Wachmann 3) が爆発した。来週、その破片のいくつかが地球を打つかもしれない。

右図: NASAは、その最初の崩壊の数年後にまだ崩れている彗星 73P のイメージを撮った。

複数の予報官が、2022年5月31日に、地球が彗星 73P からの一つまたはそれ以上の破片の流れにぶつかるとき、流星雨が突発するであろうことに同意している。このディスプレイは、毎時 1000 以上の激しい流星の嵐かもしれないし、全く何事もない弱さかもしれない。どれくらいの破片が接近する流れにあるのか誰も分からないので、流星の率を推定するのは難しい。

何事かが起きるとき、北アメリカの人々は、それを見る良い位置にいるだろう。流星雨がピークに達するとき、ほとんど全大陸が月のない暗闇にあるだろう。最大の活動は、東部夏時間5月31日火曜日の朝午前1時0分(国際時間5月31日火曜日5時:日本時間午後2時)ごろが予想される。

この流星雨の光点(流星が流れ出す点)は、バハ・カリフォルニアのほぼ真上だろう(左図:流星雨の光点の高度概要)。バハ・カリフォルニアが天頂からの観測に恵まれている。

これは、地球が彗星 73P からの破片のサンプルを得る最初ではない。1930年に、この彗星の発見の直後に、ドイツの天文学者達によって少なくとも数えるほどの流星が観測された。その流星は、マグニチュード4近くの星タウ・ヘラクレスから出現した。以来、この流星雨は「タウ・ヘラクリッド流星雨」と呼ばれた。NASAのカメラは、マイナーなタウ・ヘラクリッドの活動を、2011年と2017年にも検出した。過去のパフォーマンスに基づけば、タウ・ヘラクリッドは良いショーを生み出さないようにも見える。ほぼ1世紀の間、この流星雨は不発だった。今年は彗星の破滅的な崩壊からの新鮮な材料がある。

大判はそれぞれのイメージをクリック。

May 24, 2022


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