オーストラリア:炉のごとく

この記事は、2019年から2010年始めにかけてオーストラリアで発生している広域火災について、ヨーロッパ宇宙機関の地球観測衛星の編隊が得た記録を編集したものです。訳文は一部割愛する等編集されています。

 

2019年9月以来、オーストラリアの全域で、記録破りの温度、干ばつ、風によって猛烈な森林火災が加速してきた。オーストラリアは常に火災が多いが、今シーズンは特に激しかった。驚異的な陸地の一千万ヘクタールが燃え、少なくとも24人が死に、約5億匹の動物が滅びたと報告されている。

ニューサウスウェールズは最もひどく襲われた。右のコペルニクス・センチネル3イメージは、1月3日の多数の火災から流れ出る煙を示している。このイメージは、火災ホットスポットを記録することができる、海陸地表温度放射計装置によって捕えられた。

このアニメーションは10月から1月の間に火災の数がどのように増加したかを示している。測定はコペルニクス・センチネル3A衛星によって夜にのみとられ、空間的分解能が1キロメートルに限られているので、アニメーションの火災の数は実際にはもっと多い。

火災を撮るためにコペルニクス・センチネル2号ミッションも使われた。センチネル2号衛星は、各々、13スペクトルの高解像度多スペクトル感応画像装置を運んでいる。 12月31日に捕えられたこのイメージに、煙、炎、火の傷跡を明瞭に見ることができる。 火災は陸地を壊滅させただけでなく、空気の質にも重大な影響を及ぼした。 コペルニクス・センチネル5先駆ミッションは、空気の汚染を監視することに専念するミッションである。

このアニメーションは、9月から12月の間の、オーストラリアの南東海岸に沿った一酸化炭素の濃度の増加を示している。オーストラリア気象局によれば、2019年は記録上最も暖かい年であった。この火災はこの特定の気象現象と気象変化に起因すると考えられる。火災は今ビクトリアにも及んでおり、悲しいことに、危険はまだ終わっていない。



ホーム